JP2002211518A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2002211518A
JP2002211518A JP2001007408A JP2001007408A JP2002211518A JP 2002211518 A JP2002211518 A JP 2002211518A JP 2001007408 A JP2001007408 A JP 2001007408A JP 2001007408 A JP2001007408 A JP 2001007408A JP 2002211518 A JP2002211518 A JP 2002211518A
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Japan
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heating chamber
heat
opening
shrinkable film
housing
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JP2001007408A
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English (en)
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Toru Nakabayashi
通 中林
Shozo Igarashi
正三 五十嵐
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ISHII DENKOSHA KK
IZUMI SHOJI KK
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ISHII DENKOSHA KK
IZUMI SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きさや形状の異なる被包装体を熱収縮性フ
ィルムで密着できるようにする。 【解決手段】 被包装体Aを載置する受部2に加熱室1
の筐体3を回動自在に枢着する。筐体3は下面に開口部
4を有する箱型に形成され、筐体3と受部2は被包装体
Aより大きく形成され、大きさの異なる被包装体Aでも
加熱室1の筐体3で覆うことが可能である。これによ
り、密閉された筐体3内に被包装体Aが収容され、筐体
3の内面に設けた面状ヒータ12によって加熱室1内を加
熱して被包装体Aを包む熱収縮フィルム25を熱収縮させ
て被包装体Aを確実に包装することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装装置に係り、
特に被包装体が装填された熱収縮性フィルムを加熱して
被包装体に密着させる包装装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、例えば商品をフ
ィルム状の包装体により包装して販売することが行われ
ている。この種の包装体としては一般に熱収縮フィルム
(シュリンクフィルム)が用いられており、この熱収縮
フィルムを加熱して商品を密封包装するように構成して
いる。
【0003】このような熱収縮フィルムを用いる包装装
置として、例えば、実開平5−61008号公報には、
商品を搬送するコンベアなどの搬送装置と、この搬送装
置の搬送過程において商品に装着した熱収縮フィルムを
収縮させる加熱室を備えた熱収縮包装体の成形装置が提
案されている。この装置における加熱室は搬送装置の搬
送路中に設けたトンネル状のフレーム体と、このフレー
ム体の内面に設けた加熱手段とで構成され、袋状の熱収
縮フィルム内に商品を装填させた状態で加熱室の内部を
通過することによって商品を包む熱収縮性フィルムを収
縮させて熱収縮フィルムを商品に密着させるようにして
いる。
【0004】このような包装装置は、商品の製造ライン
などに組み込まれ、熱収縮性フィルムを装着した商品を
コンベアに連続的に供給し、コンベア上に供給した商品
を加熱室に順次搬送するものであって、包装対象である
商品の形状は同一であり、熱収縮性フィルムを収縮させ
る加熱室も商品の大きさや形状に合わせて形成されてい
る。このため、大きさあるいは形状が異なる被包装体を
熱収縮性フィルムで効率的に包装するのには不向きであ
る。すなわち、従来の熱収縮包装体の成形装置では加熱
室の大きさや加熱室の温度あるいは加熱室を通過する際
の商品の速度なども商品に応じて最適な環境となるよう
に設定されているため、例えば、縦長な形状を有する商
品と平板状の商品とでは、商品と加熱室内の加熱手段と
の相対的な距離も異なることから、その商品毎に加熱室
の温度や搬送速度を調整する必要があり、極めて効率が
悪いばかりでなく、前述したように、加熱室の大きさが
商品の大きさに合わせて設定されていることから、それ
より大きい被包装体は加熱室を通過できない虞れもあ
る。また、加熱室に商品を通過させることから、加熱室
は商品の進行方向に開口部を有するトンネル状に形成せ
ざるを得ない。このため、開口部から加熱室内の熱が逃
げてしまうため、熱効率が悪く、常に加熱室を高温状態
で保つためのランニングコストも向上する。さらに、コ
ンベアで搬送した商品を加熱室に通過させて包装する構
造の熱収縮包装体の成形装置では、コンベアを含めた装
置自体が大型化してしまうという問題があった。
【0005】本発明は、このような課題を解決して大き
さや形状の異なる被包装体に熱収縮性フィルムを確実に
密着させて優れた汎用性を有するとともに、熱効率の向
上を図り、かつ、装置自体を小型化することができる包
装装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の包装装
置は、被包装体に被せた熱収縮性フィルムを加熱手段に
より収縮させる包装装置において、内面側に前記加熱手
段を有して前記被包装体を覆う箱型の加熱室を設け、こ
の加熱室の一部に前記被包装体が挿通可能な開口部を形
成し、この開口部を開閉する開閉部材を設け、前記熱収
縮性フィルムの加熱時に前記加熱室の開口部を前記開閉
部材で塞いで加熱室を密閉したものである。
【0007】請求項1の記構成により、加熱室の開口部
から加熱室内に被包装体が装填された熱収縮性フィルム
を収容し、加熱室の開口部を開閉部材によって塞ぐ。こ
うして、密閉した加熱室内に熱収縮性フィルムで包装さ
れた被包装体が収容されるが、被包装体を覆う加熱室
は、被包装体より大きく形成され、縦長な形状でも平板
的な形状を有する被包装体でも収容することが可能であ
る。これにより、開閉部材で加熱室の開口部を塞いで形
成される密閉空間に被包装体を配置し、加熱室の内面に
設けた加熱手段によって加熱室内を効率的に加熱するこ
とができるとともに、熱が外部に洩れることなく、被包
装体を包む熱収縮フィルムを効率的に熱収縮させること
ができる。
【0008】請求項2の包装装置は、請求項1記載の包
装装置において、前記加熱室の下面を開放して前記開口
部を形成するとともに、前記開閉部材が前記被包装体を
載置する受部で構成されているものである。
【0009】請求項2の構成により、受部上に被包装体
が装填された熱収縮性フィルムを載置し、加熱室で被包
装体を覆うことによって、加熱室の開口部が受部によっ
て塞がれる。これにより、密閉した加熱室内に熱収縮性
フィルムで包装された被包装体が収容され、加熱室の内
面に設けた加熱手段によって加熱室内を効率的に加熱す
ることができるとともに、熱が外部に洩れることなく、
被包装体を包む熱収縮フィルムを効率的に熱収縮させる
ことができる。
【0010】請求項3の包装装置は、請求項2記載の包
装装置において、前記受部に前記加熱室を開閉回動自在
に枢着し、この加熱室の回動により、前記加熱室の開口
部を開閉したものである。
【0011】請求項3の構成により、受部上に被包装体
が装填された熱収縮性フィルムを載置し、加熱室を回動
させて被包装体を覆うことによって、加熱室の開口部が
受部によって塞がれる。これにより、密閉した加熱室内
に熱収縮性フィルムで包装された被包装体が収容され、
加熱室の内面に設けた加熱手段によって加熱室内を効率
的に加熱することができるとともに、熱が外部に洩れる
ことなく、被包装体を包む熱収縮フィルムを効率的に熱
収縮させることができる。
【0012】請求項4の包装装置は、請求項2記載の包
装装置において、前記受部と前記加熱室のいずれか一方
を昇降自在とし、その受部又は前記加熱室を昇降させる
昇降駆動装置により、前記加熱室の開口部を開閉したも
のである。
【0013】請求項4の構成により、受部上に被包装体
が装填された熱収縮性フィルムを載置し、加熱室又は受
部を昇降させて被包装体を覆うことによって、加熱室の
開口部が受部によって塞がれる。これにより、密閉した
加熱室内に熱収縮性フィルムで包装された被包装体が収
容され、加熱室の内面に設けた加熱手段によって加熱室
内を効率的に加熱することができるとともに、熱が外部
に洩れることなく、被包装体を包む熱収縮フィルムを効
率的に熱収縮させることができる。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明の第1実施例について
図1〜図3を参照して説明する。同図において1は箱型
の加熱室、2は被包装体Aを載置する受部である。加熱
室1は、前面板3Aと、左右側板3B、背面板3C及び
天板3Dを有して下面に開口部4を形成したほぼ箱型の
筐体3を備えている。また、受部2は、前記筐体3の外
形と同じ大きさの平板状の載置部5を備え、この載置部
5に前記被包装体Aを載置している。また、前記左右側
板3Bの後端部側には前記背面板1Cの下端部に連続す
るように傾斜した切欠部6が形成され、一方、載置部5
の両側後部には前記切欠部6と対応する三角形状の左右
側板5Aと背面板5Bが形成され、この筐体3と載置部
5の各背面板3C,5Bをヒンジ部材7により連結して
いる。これにより、加熱室1の筐体3が受部2に回動自
在に連結され、加熱室1を受部2上に被せた際、筐体3
の開口部4が載置部5で密閉される。また、前記受部2
には、前記左右側板5Aの内面側に沿うように左右一対
の取付板8が固定され、この取付板8と前記筐体3の左
右側板3Bとを左右一対のバンパ10で連結している。ま
た、前記背面板5Bの内面には照明具11が取り付けられ
ている。一方、前記筐体3の内面には加熱手段として面
状ヒータ12が固定され、さらに、筐体3の天板3Dには
ファン15を駆動するモータ16が固定されている。なお、
このファン15に仕切り板17で区画された空間部18に固定
され、この空間部18に対応する前面板3Aには多数の通
気孔19が形成されている。なお、図中20は筐体3の前面
板3Aに固定した操作用のハンドル、21は受部2の前面
に固定したコントロールパネル、22は載置部5の上面に
固定した被包装体Aの受皿である。
【0015】次に本実施例の作用について説明する。
【0016】まず、被包装体Aを袋状の熱収縮フィルム
25内に装填する。そして、筐体3に設けたハンドル20を
持って筐体3を上方側に回動させることにより、図3に
示すように、受部2の上方が開放される。この時の操作
は手動により行うが、筐体3と受部2との間にダンパ10
が連結されているため、軽い力で筐体3を持上げること
ができとともに、その筐体3を持上げた際、筐体3がダ
ンパ10によって支持され、筐体3を支えた状態で保持す
る必要はない。こうして、筐体3を上方回動して受部2
の上方を開放した状態で受部2の載置部5に設けた受皿
21に熱収縮フィルム25で包装した被包装体Aを載置す
る。この後、筐体3を下方側に回動し、筐体3と載置部
5とを突き合わせることによって、筐体3の開口部4が
載置部5によって塞がれ、加熱室1が密閉される。この
状態でコントロールパネル20を操作して面状ヒータ12及
びファン15を作動させることによって、面状ヒータ12で
加熱した加熱室1内の空気をファン15の回転により攪拌
する。これにより、加熱した空気が加熱室1の上部に滞
留することなく、加熱室1内の温度を均一化することが
できる。また、被包装体Aは、受部2と筐体3とで形成
される密閉空間に配置され、筐体3内の熱が外部に洩れ
出さないため、筐体3内を効率的に加熱することができ
る。これにより、熱収縮フィルム25が熱収縮して被包装
体Aに密着し、被包装体Aは熱収縮フィルム25に包装さ
れた状態となる。こうして被包装体Aを熱収縮フィルム
25によって包装した後、面状ヒータ12及びファン15を停
止して筐体3を上方回動させて被包装体Aを取出す。な
お、前記面状ヒータ12及びファン15の制御は、例えば、
筐体3の開閉を検知するセンサなどの検知手段を設け、
この検知手段の検知信号により、面状ヒータ12及びファ
ン15のオン・オフを制御するように構成してもよいし、
コントロールパネル20の操作によって行うように構成し
てもよい。
【0017】以上のように、本実施例では、下面を開口
した加熱室1の筐体3を回動させて受部2上に置いた被
包装体Aを覆い、その筐体3の内面に設けた面状ヒータ
12で加熱室1内を加熱することによって被包装体Aを包
む熱収縮フィルム25を熱収縮させて被包装体Aに密着さ
せることから、大きさや形状が異なる被包装体Aに熱収
縮フィルム2を確実に密着させることができる。すなわ
ち、本実施例では被包装体Aを載置する受部2及び加熱
室1の筐体3が比較的大きく形成され、各種の大きさの
被包装体Aでも受部2上に載置することができる。ま
た、例えば、縦長な形状の商品や扁平状の商品でも加熱
室1の筐体3で覆うことができる。また、受部2に加熱
室1の筐体3が接した状態においては、加熱室1の開口
部4が閉塞され、受部2と筐体3で囲まれた密閉空間に
被包装体Aが配置されることから、加熱室1の内面に取
り付た面状ヒータ12によって加熱室1内の温度をほぼ一
定な温度に維持することが可能であり、加熱室1の温度
管理も容易である。これにより、大きさや形状の異なる
被包装体Aでも確実に熱収縮フィルム25を密着させて被
包装体Aを密閉包装することができる。しかも、受部2
と筐体3で囲まれた密閉空間で熱収縮フィルム25を熱収
縮させることから、筐体3内の熱が外部に洩れ出さない
ため、極めて効率的に筐体3内を加熱することができ、
大巾にランニングコストを削減することができる。ま
た、装置全体としては単に受部2と筐体3とを回動自在
に連結した構造であるから、コンベアを用いる従来装置
に比べ包装装置1をコンパクト化することができ、省ス
ペース化が可能である。これとともに、被包装体Aの受
部2は、左右両側及び前面側がほぼ開放しており、受部
2に被包装体Aを載せる際、受部2の左右両側からも前
面側から被包装体Aを供給することができ、作業性も向
上する。すなわち、コンベアを用いる従来装置では一方
向側からしか被包装体Aを供給できないが、本実施例で
は、左右両側及び前面側の三方向から被包装体Aを供給
でき、作業者の作業位置などの自由度も高まるととも
に、装置のレイアウトなども比較的自由に設定すること
ができる。さらに、加熱室1の天板にはファン15が取り
付けら、このファン15の回転によって面状ヒータ12で加
熱された加熱室1内の空気が攪拌され、加熱室1内の温
度をムラなく均一化することができる。すなわち、面状
ヒータ12で加熱された空気は、上昇して加熱室1の天板
部分に滞留するが、加熱室1の天板にファン15を取り付
けることによって、天板部分に滞留する高温の空気を効
果的に攪拌することができ、加熱室1内の温度を均一か
つ効率的にコントロールすることができる。このよう
に、加熱された空気を加熱室1の天井に取り付けたファ
ン15によって攪拌して加熱室1内の温度を均一化するこ
とによって、効率的に熱収縮フィルム25を収縮させて被
包装体Aを密閉包装させることができる。
【0018】図4〜図6は、本発明の第2実施例を示し
ており、前記第1実施例を同一機能を有する部分には、
同一符号を付し、重複する部分の説明を省略し、異なる
部分についてのみ説明する。
【0019】本実施例では、前記第1実施例と同様、筐
体3は下面に開口部4を有する箱型の筐体3と、被包装
体Aを載置する受部2とを備えているが、筐体3が受部
2に対して昇降自在に組み付けられている。すなわち、
本実施例では、受部2が4本の脚部30を備えた基台フレ
ーム31上に固定され、この基台フレーム31の背面側に筐
体3を昇降自在に案内するための案内枠32が基台フレー
ム31と一体的に固定されている。
【0020】案内枠32には昇降手段たる昇降用モータ33
と、前記筐体3を昇降案内する左右一対のガイド杆34と
が固定され、前記加熱室1の背面側には前記ガイド杆34
を貫通させる上下一対のガイド受部35と、前記モータ33
で駆動されるねじ杆36と螺着する係合受部38が固定され
ている。
【0021】以上のように構成される本実施例では、前
記モータ33によって前記ねじ杆36をモータ33で正逆回転
させることによって、前記ガイド杆34に沿って筐体3が
昇降し、筐体3が受部2に接することによって筐体3の
開口部4が受部2の載置部5によって塞がれ、筐体3が
密閉される。これにより、前記第1実施例と同様、被包
装体Aが受部2と筐体3とで形成される密閉空間に配置
され、筐体3内の熱が外部に洩れ出さないため、面状ヒ
ータ12によって筐体3内を効率的に加熱することができ
る。このようにして、筐体3内を効率的に加熱すること
によって熱収縮フィルム25を熱収縮させて熱収縮フィル
ム25で被包装体Aを密閉包装することができる。この
後、モータ33を逆転させて加熱室1を上昇させて熱収縮
フィルム25で密閉包装された被包装体Aを取出す。
【0022】このように、本実施例においては、下面を
開口した加熱室1の筐体3を昇降させて受部2上に置い
た被包装体Aを加熱室1の筐体3で覆い、その筐体3の
内面に設けた面状ヒータ12で加熱室1内を加熱すること
によって被包装体Aを包む熱収縮フィルム25を熱収縮さ
せて被包装体Aに密着させることから、前記第1実施例
と同様、大きさや形状が異なる被包装体Aに熱収縮フィ
ルム2を確実に密着させることができ、また、縦長な形
状の商品や扁平状の商品でも加熱室1の筐体3で覆うこ
とができるため、汎用性に優れる。さらに、受部2と筐
体3で囲まれた密閉空間で熱収縮フィルム25を熱収縮さ
せることから、筐体3内の熱が外部に洩れ出さないた
め、極めて効率的に筐体3内を加熱することができると
ともに、装置全体としては筐体3の昇降ストロークを考
慮した高さを確保するだけでよいから、コンベアを用い
る従来装置に比べ包装装置1をコンパクト化することが
でき、省スペース化が可能である。これとともに、被包
装体Aの受部2は、昇降駆動手段20を取り付けた背面側
を除いて受台10の左右両側及び前面側が開放しており、
受台10に被包装体Aを載せる際、受台10の左右両側から
も前面側から被包装体Aを供給することができ、また、
受部2の左右両側及び前面側の三方向から被包装体Aを
供給でき、作業者の作業位置などの自由度も高まるとと
もに、包装装置1のレイアウトなども比較的自由に設定
することができる。
【0023】図7は本発明の第三実施例を示し、前記各
実施例と同一機能を有する部分には、同一符号を付し、
重複する部分の説明を省略し、異なる部分についてのみ
説明する。
【0024】前記第2実施例では、加熱室1を昇降させ
て受部2と加熱室1の筐体3とで形成される密閉空間に
被包装体Aを配置した例を示したが、本実施例では、加
熱室1を固定的に取り付け、受部2を昇降させて加熱室
1の筐体3に当接させるように構成している。
【0025】すなわち、本実施例では、基台フレーム31
上に受部45を載置し、この受部45を基台フレーム31の案
内枠32に固定した左右一対のガイド杆46によって昇降自
在に案内している。一方、前記受部45上に設けた加熱室
1と前記案内枠32とは固定腕47によって一体化されてい
る。そして、基台フレーム31の裏面側に前記受部45の昇
降手段となるモータ33が固定され、このモータ33によっ
て駆動されるねじ杆36が受部45に螺合している。
【0026】したがって、本実施例においては、袋状の
熱収縮フィルム25内に装填した被包装体Aを受部45上に
載置し、その受部45をモータ33によって駆動されるねじ
杆36の回転によって上昇させることによって、加熱室1
の筐体3の開口部4が受部45によって塞がれ、加熱室1
が密閉される。これにより、前記各実施例と同様、筐体
3内の熱が外部に洩れ出さないため、筐体3内を効率的
に加熱することができる。しかも、本実施例では、被包
装体Aを載置する受部45を昇降させるように構成してい
るため、加熱室1を昇降させる前記第1実施例より装置
の構造を簡略化することができる。すなわち、加熱室1
は、加熱手段として面状ヒータ12や加熱室1内に空気を
攪拌するファン15や、これを駆動するモータ16を備え、
また、形状的にも被包装体Aに被せるように加熱室1を
大きく形成しているため、重量的にも重く、これを昇降
させるモータ16は、能力的に高いものが要求されるが、
本実施例では、単に被包装体Aを載置する受部45を昇降
させることから、モータ16の能力の低くても充分、受部
45を昇降させることが可能であり、また、受部45を案内
するための構造も簡易化することが可能となる。したが
って、装置の製造コストを抑制することができる。
【0027】以上、本発明の各実施例について詳述した
が、本発明は、前記各実施例に限定されるものではな
く、本実施例の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能で
ある。例えば、前記第2、第3実施例では、昇降駆動手
段としてはモータを用いた例を示したがこれに限らずシ
リンダなどで構成してもよい。また、加熱室の案内構造
なども前記実施例に限定されるものではなく、適宜選定
すればよいものである。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明の包装装置によれば、被
包装体に被せた熱収縮性フィルムを加熱手段により収縮
させる包装装置において、内面側に前記加熱手段を有し
てs前記被包装体を覆う箱型の加熱室を設け、この加熱
室の一部に前記被包装体が挿通可能な開口部を形成し、
この開口部を開閉する開閉部材を設け、前記熱収縮性フ
ィルムの加熱時に前記加熱室の開口部を前記開閉部材で
塞いで加熱室を密閉したものであるから、被包装体の大
きさや形状に拘わらず確実に被包装体を密閉包装するこ
とができ、汎用性に優れた包装装置を提供することがで
きる。請求項2の包装装置は、請求項1記載の包装装置
において、前記加熱室の下面を開放して前記開口部を形
成するとともに、前記開閉部材が前記被包装体を載置す
る受部で構成されているものであるから、被包装体を載
置する受部によって加熱室の開口部を開閉することがで
き、加熱室の開口部を塞ぐことによって、熱が外部に洩
れることなく、被包装体を包む熱収縮フィルムを効率的
に熱収縮させることができる。
【0029】請求項3の包装装置によれば、請求項2記
載の包装装置において、前記受部に前記加熱室を開閉回
動自在に枢着し、この加熱室の回動により、前記加熱室
の開口部を開閉したものであるから、加熱室を回動させ
るだけで加熱室の開口部を塞いで加熱室内を簡単に密閉
することができる。
【0030】請求項4の包装装置によれば、請求項2記
載の包装装置において、前記受部と前記加熱室のいずれ
か一方を昇降自在とし、その受部又は前記加熱室を昇降
させる昇降駆動装置により、前記加熱室の開口部を開閉
したものであるから、昇降駆動装置によって加熱室又は
受部を昇降させるだけで加熱室の開口部を塞いで加熱室
内を簡単に密閉することができる。また、加熱室又は受
部を昇降駆動装置で駆動することにより、開口部の開閉
操作を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す包装装置の斜視図で
ある。
【図2】同上包装装置の断面図であり、開口部を閉じた
状態を示している。
【図3】同上包装装置の断面図であり、開口部を開いた
状態を示している。
【図4】本発明の第2実施例を示す包装装置の斜視図で
ある。
【図5】同上包装装置の側面図である。
【図6】同上包装装置の背面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す包装装置の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 加熱室 2,45 受部(開閉部材) 3 筐体 4 開口部 12 面状ヒータ(加熱手段) 25 熱収縮フィルム 33 モータ(昇降駆動手段) A 被包装体
フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 正三 新潟県新潟市卸新町3丁目1番地11 株式 会社石井電光社内 Fターム(参考) 3E067 BC03A CA01 FA01 FB01 FC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装体に被せた熱収縮性フィルムを加
    熱手段により収縮させる包装装置において、内面側に前
    記加熱手段を有して前記被包装体を覆う箱型の加熱室を
    設け、この加熱室の一部に前記被包装体が挿通可能な開
    口部を形成し、この開口部を開閉する開閉部材を設け、
    前記熱収縮性フィルムの加熱時に前記加熱室の開口部を
    前記開閉部材で塞いで加熱室を密閉したことを特徴とす
    る包装装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱室の下面を開放して前記開口部
    を形成するとともに、前記開閉部材が前記被包装体を載
    置する受部で構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の包装装置。
  3. 【請求項3】 前記受部に前記加熱室を開閉回動自在に
    枢着し、この加熱室の回動により、前記加熱室の開口部
    を開閉したことを特徴とする請求項2記載の包装装置。
  4. 【請求項4】 前記受部と前記加熱室のいずれか一方を
    昇降自在とし、その受部又は前記加熱室を昇降させる昇
    降駆動装置により、前記加熱室の開口部を開閉したこと
    を特徴とする請求項2記載の包装装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011518734A (ja) * 2008-04-30 2011-06-30 サチミ、ベローナ、ソチエタ、ペル、アチオニ 容器にラベルを付着する装置および方法
CN114802961A (zh) * 2022-05-22 2022-07-29 河南中烟工业有限责任公司 智能型条包烟透明纸热封整形装置和热封整形方法

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