JP3707625B2 - 熱収縮包装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、熱収縮フィルムによる包装材に被包装体を収めてヒートシールしたのち、熱風により包装材を加熱収縮して被包装体を密着包装する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術としては、熱風による加熱雰囲気中に包装材に収納した包装物を送込んで連続的に収縮包装を行う方法と、収縮室に包装物を入れてから熱風による加熱雰囲気を作ってから収縮包装を行う方法とがある。前者は多量の商品を連続して包装処理するのに適し、また後者は店内などで販売した商品の包装をバッチ操作により処理するのに適する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特公昭58−1015号公報に記載の装置は、バッチ操作による商品の熱収縮包装に適合する構造を備えたものであるが、この装置ではハウジング内の収縮室を上蓋により被覆し、その上蓋を開放して包装材をヒートシールしたのちの包装物を収縮室に入れ、上蓋を閉じてから収縮室に熱風を吹き込んで加熱雰囲気を作るようにしている。また熱風の吹き込みは収縮室の下部から行っており、このためファンにより収縮室を攪拌して温度の均一化を図っている。
【0004】
このような従来装置では、収縮室の温度が包装材の熱収縮に必要な温度に上昇するまで時間を要し、また熱風は収縮室下部の一個所から上向きに吹き出されるので、収縮室の温度が熱収縮温度に達する前に、ネット上に載せた包装物の下面が加熱されて、上面よりも先に熱収縮をはじめる。このため上下面に収縮むらが生じ易く、上面に比較して下面が加熱気味となり、均一な密着包装を行うことが難しい課題を有する。
【0005】
また収縮包装が完了した物品の取出しは、その都度上蓋を開いて行うので、物品の取出ごとに熱気が逃げ出して収縮室内の温度が常温に戻り、次の作業のため再び収縮室内に熱風を供給しなければならない不便さと、エネルギーロスによる不経済さとを有する。
【0006】
この発明は上記従来の課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、バッチ操作により被包装体を収めた包装材を加熱収縮するものであっても、熱風を部分的に連続して吹き付けて行くことによって、従来よりも少ない熱量で包装材を均等に加熱収縮することができ、また短時間にて包装作業を行い得る新たな熱収縮包装装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの発明は、内部を上部が開口した収縮室に形成した函状本体と、その函状本体の一端部に連設した包装部と、収縮室内を上下に区画するネット等による包装物の支持部材及び収縮室に沿って函状本体の後側部に横架したガイドバーと、そのガイドバーに支持枠を回動自在に枢支して、上記収縮室の開口縁の包装部側と前側部との二辺に沿って設けたL状形のヒートシーラーと、送風機を内装したケースに基端部を連設した上部吹出アームと連通管を基端部に上向きに屈曲形成した下部吹出アームとを、ケース側と連通管側とに突設した軸承部を介して互いにコ状形に接続して内部を連通し、それら吹出アーム内にヒータを設けた熱風装置とからなり、
その熱風装置の上部吹出アームと下部吹出アームの上記軸承部をガイドバーに摺動自在に挿通して、上下吹出アームを収縮室内に横方向に移動自在に設けるとともに、上部吹出アームの先端を上記ヒートシーラーの前側部の支持枠に移動自在に係合して、該上部吹出アームを上記ケース及びヒートシーラーと共にガイドバーを支点に上下動自在に設けてなる、というものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図中1は函状本体で一端部に包装部2が連設してある。この函状本体1の内部は上部と包装部2と反対側の側端とが開口した収縮室3に形成され、その内部は側端から収縮室3の両壁部に固着した受部材4,4に挿入しネットによる支持部材5により上下に区画され、また支持部材5は受部材4,4への挿入位置を上下に変えることにより、包装物の厚さに応じて高さ位置を変えることができる。
【0011】
6は上記収縮室3に沿って函状本体1の後側上部に横架したガイドバーで、ヒートシーラー7(図7参照)の支持枠8と熱風装置9とを保持している。上記ヒートシーラー7はガイドバー6に支持枠8の端部を回動自在に枢支して、収縮室3の開口縁の包装部側と前側部との二辺に沿って設けたパット10の上に重合位置するL状形のものからなり、内部にインパルスヒータを有する。
【0012】
上記熱風装置9は、シロッコ型の送風機11を内装したケース12に基端部を連設した中空の上部吹出アーム13と、連通管14を基端部に上向きに屈曲形成した中空の下部吹出アーム15とを、ケース下面の内側と連通管14の上端外側とに突設した軸承部16を介して互いにコ状形に接続して内部を連通した構造からなる。また上部吹出しアーム13は下面の長手方向に吹出口17を、下部吹出アーム14は上面の長手方向に吹出口18をそれぞれ有し、それら吹出口17,18の内側にヒータ19,20が配設してある。
【0013】
また上部吹出アーム13の先端面には把手21が取り付けてあり、先端下側には上記支持枠8の前側面に設けた横溝と係合するガイド片22が屈曲して延設してある。下部吹出アーム15の先端には収縮室3の底板上を転動する支持車23が取り付けてある。
【0014】
このような熱風装置9は、上記ガイドバー6に軸承部15を摺動自在に側方から挿通しするとともに、上部吹出アーム13の先端のガイド片22を支持枠8の前面の横溝に移動自在に係合して函状本体1に装着してある。これにより下部吹出アーム15が収縮室3の支持部材5の下側に、吹出口18を上向きにして位置する。
また上部吹出アーム13は収縮室3の上部開口より上方に吹出口17を下向きにして位置するとともに、ガイドバー6を支点として支持枠8を介してヒートシーラー7と一緒に上下する。
【0015】
24は上記包装部2の上に所要のスペースを空けて設けた台板で、外端が先方に低く傾斜した上向きのセパレータ25に折曲形成されている。この台板24の下側のローラ26には、図7に示すように、開口縁を手前にして二つ折りにした熱収縮フィルムによる包装材27が巻き取られており、その包装材27はセパレータ25を挟むように台板24の上下面に分けてローラ26から引き出されている。
【0016】
図6〜図8は、上記装置による熱収縮包装工程を順に説明するものである。
先ず図6に示すように、熱風装置9の上部吹出アーム13とヒートシーラー7とを回動により上方に移動して斜めに置く。また熱風装置9の位置を包装部2の方に片寄せて置く。しかるのち台板24の上において被包装体28をセパレータ25により開けられた二つ折りの包装材27の内に側方から収める。この包装材27の先端開口は、最初の場合を除いて前回の熱収縮包装時にヒートシールされているので、収納後に包装材27を被包装体28と一緒に、図6に示すように、上記収縮室3の支持部材5の上まで移動して引き出す。
【0017】
次に位置決めの後、上部吹出アーム13と共にヒートシーラー7を元の位置に降ろし、包装材27を上記パット10とにより挟んむ。このとき通電が生じて被包装体28の周りの包装材27がL状形にヒートシールされ、これにより開口縁と余長部の溶着切断が行われて、包装材27は被包装体28を収めた袋体を形成する。
【0018】
ヒートシールの完了に引き続いて熱風装置9に通電が行われ、上下部の吹出アーム内のヒータ19,20が加熱し、送風機11が回転作動して空気の吹き出しが開始される。空気はヒータ19,20を通過する間に加熱されて直ちに熱風となり、吹出口17,18から支持部材5に載せた包装物の上下両面に吹き出す。これにより包装材27は加熱収縮するようになる。
【0019】
包装材27の加熱収縮が目視できる状態となったら、上部吹出アーム13を手動により開口側端の方向(図に対して左方向)に横移動すると、下部吹出アーム15も同時に横移動し、その移動につれて上下の包装材27が順に加熱収縮して被包装体28に密着してゆく、この一方から他方への横移動は収縮状態を看ながら行うことができるので、収縮むらや過剰収縮による破袋などの防止となる。また上下部の吹出アーム13,15の横移動により包装物の上下両面に熱風を一方から他方に吹き付けて包装材を加熱収縮させる場合には、従来のように収縮室内が全体を加熱収縮するのに充分な加熱雰囲気になるまで待つ必要がなく、包装材27のヒートシールから熱収縮までの包装作業を連続して行い得る。
【0020】
上記包装材27の加熱収縮は開放された収縮室3の内部で行われるため、上下部の吹出アーム13,15から吹出した熱風は、支持部材5上の包装物に当たったのち、収縮室3から函状本体1の外に逃出してエネルギーロスとなるが、1回の加熱収縮に要する吹出量は、収縮室内を加熱雰囲気に維持する場合に比べて少ないので、1回ごとに収縮室内の熱気の全量が外部に逃出してしまう従来よりもエネルギーロスが少なく済み、消費電力の節減ともなることからランニングコストが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る熱収縮包装装置の平面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図1のB−B線断面図である。
【図4】 熱風装置の側面図である。
【図5】 上部吹出アーム及びヒートシーラーを上げた状態の斜視図である。
【図6】 包装材間へ被包装体を収める状態を示す説明図である。
【図7】 包装材と被包装体を収縮室へ移送した状態を示す説明図である。
【図8】 熱風装置を横移動して熱収縮を行った状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 函状本体
2 包装部
3 収縮室
5 ネットの支持部材
6 ガイドバー
7 支持枠
8 ヒートシーラー
9 熱風装置
10 パット
11 送風機
12 ケース
13 上部吹出アーム
15 下部吹出アーム
16 軸承部
19 ヒータ
20 ヒータ
24 台板
27 包装材
28 被包装体

Claims (1)

  1. 内部を上部が開口した収縮室に形成した函状本体と、その函状本体の一端部に連設した包装部と、収縮室内を上下に区画するネット等による包装物の支持部材及び収縮室に沿って函状本体の後側部に横架したガイドバーと、そのガイドバーに支持枠を回動自在に枢支して、上記収縮室の開口縁の包装部側と前側部との二辺に沿って設けたL状形のヒートシーラーと、送風機を内装したケースに基端部を連設した上部吹出アームと連通管を基端部に上向きに屈曲形成した下部吹出アームとを、ケース側と連通管側とに突設した軸承部を介して互いにコ状形に接続して内部を連通し、それら吹出アーム内にヒータを設けた熱風装置とからなり、
    その熱風装置の上部吹出アームと下部吹出アームの上記軸承部をガイドバーに摺動自在に挿通して、上下吹出アームを収縮室内に横方向に移動自在に設けるとともに、上部吹出アームの先端を上記ヒートシーラーの前側部の支持枠に移動自在に係合して、該上部吹出アームを上記ケース及びヒートシーラーと共にガイドバーを支点に上下動自在に設けてなることを特徴とする熱収縮包装装置。
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