JP2002211490A - 電磁制御舵取機 - Google Patents

電磁制御舵取機

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JP2002211490A
JP2002211490A JP2001011196A JP2001011196A JP2002211490A JP 2002211490 A JP2002211490 A JP 2002211490A JP 2001011196 A JP2001011196 A JP 2001011196A JP 2001011196 A JP2001011196 A JP 2001011196A JP 2002211490 A JP2002211490 A JP 2002211490A
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JP
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steering
rudder
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rudder shaft
electromagnetically controlled
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Tomohito Tokitsu
智史 時津
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電動機などの回転機器や油圧機器
を必要とせずに舵軸を電磁力により回転駆動できるよう
にして、振動や騒音の発生を防止し、また油漏れの防止
も図れるようにした電磁制御舵取機を提供することを課
題とする。 【解決手段】 舵軸5に装着された舵柄7の先端部にお
ける磁性部材7n,7sを、舵取制御系を介し電磁コイ
ル8a〜8c,8d〜8fで順次吸引駆動することによ
り所要の舵角θが設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶(特に中・小
型船舶)などの航走体の操舵を行うための舵取機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の舵取機の例としては図4に示すよ
うなものがあり、電動機1により駆動される油圧ポンプ
2が設けられて、同油圧ポンプ2から吐出される作動油
がラム(巨大な油圧シリンダ)3に供給され、同ラム3
に連結された舵柄(チラー)4を水平方向に作動させる
ことにより、図示しない舵板に直結された舵軸5を回動
うさせ、舵板を所望の角度まで回動させることで船舶の
操舵が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように構成され
た従来の舵取機では、油圧ポンプ2を作動させるための
電動機1などの回転機器を使用するため、振動や騒音が
発生するという問題点がある。また、ラム3のシール部
に設けたOリングの劣化に伴い、このシール部からの油
漏れが発生するという問題点もある。
【0004】そこで本発明は、電動機などの回転機器や
油圧機器を必要とせずに舵軸を電磁力により回転駆動で
きるようにして、振動や騒音の発生を防止し、また油漏
れの防止も図れるようにした電磁制御舵取機を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明の電磁制御舵取機は、航走体に回転可能に装
着された舵軸と、同舵軸に装着された舵板とを備えると
ともに、上記舵軸を回動させる駆動機構を備え、同駆動
機構が、上記舵軸に装着された舵柄と、同舵柄の先端部
に設けられた磁性部材と、同磁性部材を電磁力により吸
引駆動して上記舵軸を回動させるべく同磁性部材に対向
しうるように円弧状の配列ラインに沿って上記航走体側
に配列された複数の電磁コイルと、これらの電磁コイル
のための直流電源とを備えて構成され、上記複数の電磁
コイルの励磁および消磁を順次行って上記舵板に所要の
舵角を設定するための舵取制御系が設けられたことを特
徴としている。
【0006】また、本発明の電磁制御舵取機は、上記磁
性部材が上記舵柄と一体の永久磁石として構成されたこ
とを特徴としている。
【0007】さらに、本発明の電磁制御舵取機は、上記
磁性部材が電磁石として構成されたことを特徴としてい
る。
【0008】上述の本発明の電磁制御舵取機では、操舵
時には円弧状の配列ラインに沿い航走体側に配列された
複数の電磁コイルを順次励磁および消磁してゆくのに伴
い、舵柄先端部の磁性部材が磁力により吸引されるよう
にして、舵軸および舵板の回動を生じさせることがで
き、このようにして上記複数の電磁コイルの励磁および
消磁が舵取制御系で順次制御されることにより所要の舵
角の設定が行われる。なお、上記配列ラインに沿う各電
磁コイルの内部にコアを挿入して、電磁石を構成するよ
うにしてもよい。
【0009】また、上記磁性部材として上記舵柄と一体
の永久磁石が設けられると、構造が大幅に簡素化される
ようになり、特に舵柄全体が一個の永久磁石として構成
される場合は最も簡素な構造となる。
【0010】さらに、上記舵柄における磁性部材が電磁
石として構成される場合も、上記円弧状の配列ラインに
沿う電磁コイルの励磁および消磁を舵取制御系で制御す
ることにより、同様に舵取り作用を行うことができる。
【0011】そして、上述のいずれの場合も、電動機の
ごとき回転機器や油圧機器が不要となるので、騒音の発
生を防止し、油漏れの防止も図れるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の一実施
形態としての電磁制御舵取機について説明すると、図1
はその概略構成を模式的に示す平面図、図2は図1のX
−X線に沿う断面図、図3はその制御系統を概略的に示
すブロック図である。
【0013】図1,2に示すように、船舶のごとき航走
体に軸受9を介し回転可能に装着された舵軸5に、舵板
6が固着されて、図3に示す操舵輪10の操作に伴い、図
1,2に示す舵軸5を回動させ、所要の舵角θを得るた
めの駆動機構が設けられている。
【0014】本実施形態では、上記駆動機構が、舵軸5
の上端部に直交するように固着された舵柄(チラー)7
と、同舵柄7の各先端部に設けられた磁性部材7n、7
sと、同磁性部材7n,7sを電磁力により吸引駆動し
て舵軸5を回動させるように、各磁性部材7n,7sに
対向可能の円弧状の配列ラインに沿って航走体側に配列
固定された電磁コイル群8としての複数の電磁コイル8
a,8b,8c,8n,8a′,8b′,8c′,8
d,8e,8f,8s,8d′,8e′,8f′と、こ
れらの電磁コイルに給電するための直流電源12(図3参
照)とを備えて構成されている。
【0015】そして、図3に示すように、操舵輪10の操
作に応じ上述の複数の電磁コイルの励磁および消磁を順
次行って所要の舵角を設定するための舵取制御系が設け
られている。
【0016】なお、本実施形態では磁性部材7nがN極
となり磁性部材7sがS極となるように舵柄7が全体と
して永久磁石になっているが、各磁性部材7n,7sは
単なる磁性部材であってもよいし、あるいは電磁石とし
て構成されてもよい。
【0017】また、本実施形態における電磁コイル8
n,8sは、舵柄の両端部の磁性部材7s,7nを吸引
して舵角をゼロに維持できるように設けられている。
【0018】上述の本実施形態の電磁制御舵取機では、
操舵時には円弧状の配列ラインに沿い航走体側に配列さ
れた電磁コイル群8としての複数の電磁コイル8a〜8
c,8d〜8fまたは8a′〜8c′,8d′〜8f′
を順次励磁および消磁してゆくのに伴い、舵柄7の先端
部の磁性部材7s,7nが磁力により吸引されるように
して、舵軸5および舵板6の回動を生じさせることがで
き、このようにして上記複数の電磁コイルの励磁および
消磁が舵取制御系11で順次制御されることにより所要の
舵角の設定が行われる。なお、上記配列ラインに沿う各
電磁コイルの内部にコアを挿入して、電磁石を構成する
ようにしてもよい。
【0019】また、磁性部材7n,7sとして舵柄7と
一体の永久磁石が設けられると、構造が大幅に簡素化さ
れるようになり、特に本実施形態のように舵柄7全体が
一個の永久磁石として構成される場合は最も簡素な構造
となる。
【0020】さらに、舵柄7における磁性部材7n,7
sが電磁石として構成される場合も、上記円弧状の配列
ラインに沿う電磁コイルの励磁および消磁を舵取制御系
で制御することにより、同様に舵取り作用を行うことが
できる。
【0021】そして、上述のいずれの場合も、電動機の
ごとき回転機器や油圧機器が不要となるので、騒音の発
生を防止し、油漏れの防止も図れるようになる。
【0022】なお、図1において、電磁コイル8aおよ
び電磁コイル8dに、図3に示す舵取制御系11を介し直
流電源12からの電流により励磁すると、永久磁石として
の舵柄7の両端部7s,7nと各電磁コイル8a,8d
との間に[数1]式で表される引張力が発生し、この引
張力により舵柄7が回動して、これに直結された舵軸5
および舵板6が回動する。
【数1】T=2fcosθ・l ここで、T:引張力 f:磁力 l :円弧長
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電磁制御
舵取機によれば次のような効果が得られる。 (1) 操舵時には円弧状の配列ラインに沿い航走体側に配
列された複数の電磁コイルを順次励磁および消磁してゆ
くのに伴い、舵柄先端部の磁性部材が磁力により吸引さ
れるようにして、舵軸および舵板の回動を生じさせるこ
とができ、このようにして上記複数の電磁コイルの励磁
および消磁が舵取制御系で順次制御されることにより所
要の舵角の設定が行われる。 (2) 上記磁性部材として上記舵柄と一体の永久磁石が設
けられると、構造が大幅に簡素化されるようになり、特
に舵柄全体が一個の永久磁石として構成される場合は最
も簡素な構造となる。 (3) 上記舵柄における磁性部材が電磁石として構成され
る場合も、上記円弧状の配列ラインに沿う電磁コイルの
励磁および消磁を舵取制御系で制御することにより、同
様に舵取り作用を行うことができる。 (4) 上述のいずれの場合も、電動機のごとき回転機器や
油圧機器が不要となるので、騒音の発生を防止し、油漏
れの防止も図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての電磁制御舵取機の
概略構成を模式的に示す平面図である。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】図1,2の電磁制御舵取機における制御系統を
概略的に示すブロック図である。
【図4】従来の舵取機の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 電動機 2 油圧ポンプ 3 ラム 4 舵柄(チラー) 5 舵軸 6 舵板 7 舵柄(チラー) 7n,7s 磁性部材 8 電磁コイル群 8a〜8f,8a′〜8f′,8n,8s 電磁コイル 9 軸受 10 操舵輪 11 舵取制御系 12 直流電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航走体に回転可能に装着された舵軸と、
    同舵軸に装着された舵板とを備えるとともに、上記舵軸
    を回動させる駆動機構を備え、同駆動機構が、上記舵軸
    に装着された舵柄と、同舵柄の先端部に設けられた磁性
    部材と、同磁性部材を電磁力により吸引駆動して上記舵
    軸を回動させるべく同磁性部材に対向しうるように円弧
    状の配列ラインに沿って上記航走体側に配列された複数
    の電磁コイルと、これらの電磁コイルのための直流電源
    とを備えて構成され、上記複数の電磁コイルの励磁およ
    び消磁を順次行って上記舵板に所要の舵角を設定するた
    めの舵取制御系が設けられたことを特徴とする、電磁制
    御舵取機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電磁制御舵取機におい
    て、上記磁性部材が上記舵柄と一体の永久磁石として構
    成されたことを特徴とする、電磁制御舵取機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電磁制御舵取機におい
    て、上記磁性部材が電磁石として構成されたことを特徴
    とする、電磁制御舵取機。
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