JP2002210666A - 研削ホイール - Google Patents

研削ホイール

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JP2002210666A
JP2002210666A JP2001006202A JP2001006202A JP2002210666A JP 2002210666 A JP2002210666 A JP 2002210666A JP 2001006202 A JP2001006202 A JP 2001006202A JP 2001006202 A JP2001006202 A JP 2001006202A JP 2002210666 A JP2002210666 A JP 2002210666A
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wheel
grinding wheel
umbrella
shaped
inner edge
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JP2001006202A
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Hisashi Okino
寿史 沖野
Hidekazu Ota
秀和 大田
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Shibuya Co Ltd
Original Assignee
Shibuya Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 比較的長寿命であって交換頻度が少なく、粉
塵発生も少なく、作業環境の保全に優れ、かつ凹凸のあ
る被研削面上を回転状態で軸移動(略軸と直角方向)す
る際引掛る事が無く、スムーズに作業の出来る研削ホイ
ールを提供する。 【解決手段】 カップ型ホイール3断面の砥粒層5付近
内縁部および/もしくは砥粒層内縁部に傘状テーパ5B
を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は研削ホイールに関し、よ
り詳しくはワークのバリ取り、面取り、表面仕上げ、錆
落し等の作業性に優れると共に長寿命であり、従来のプ
ラスチック素材で硬質砥粒を固めた所謂レジン研削円板
よりも粉塵発生が少なく、作業環境の保全性に優れた研
削ホイールに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、前述のレジン研削円板(図
11参照)の方が、作用面が柔軟でしなやかであるた
め、例えば金属鋳物等のワークの突起部を研削除去して
仕上げる工程で、ポータブルモータ駆動により、しばし
ば多用されているが、この場合には粉塵の発生がひど
く、作業環境を著しく損なうので作業者の健康上の問題
があった。しかもレジン研削円板の寿命は極めて短く、
1作業員1日当り5枚も交換しなければならない場合さ
え珍しくなかった。
【0003】そこでワークの研削仕上げ現場では、金属
製ホイール外周部にダイアモンドやCBNを担持した硬
質砥粒層を固着した研削ホイールが用いられるようにな
って来た。
【0004】この研削ホイールは従来のレジン研削円板
に比して高価ではあるものの、粉塵の発生が少なく、長
寿命であるため、急速な普及を見た。
【0005】しかし、従来のカップ型研削ホイールで
は、図10のように研削ホイールを矢印MOVE方向に
後退させた場合に、砥粒層8Aがワーク10の突起部1
1に引掛る事があり、スムーズな作業が出来ないという
問題点があった。そこで本発明者等は種々の実験研究の
結果図8(本発明実施例)のように、環状砥粒層の内縁
部に傘状テーパを与えると、砥粒層8Bの内縁部がワー
ク10の突起部11に引掛かる事がなくなり、スムーズ
な作業が可能となる事を見出し、本発明を完成した。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は比較的長寿命であるため
交換頻度が少なく、粉塵の発生も少なく、作業環境の保
全に優れ、かつ凹凸のある被研削面上を回転状態で軸移
動する際、引掛る事が無く、スムーズに作業の出来る研
削ホイールを提供するにある。
【0007】
【発明の構成】本発明により、カップ型ホイール外周部
付近に連続もしくは不連続環状砥粒層が固着されている
研削ホイールにおいて、少なくとも回転軸を含むカップ
型ホイール断面の砥粒層付近内縁部および/もしくは砥
粒層内縁部に傘状テーパが施されている事を特徴とする
研削ホイール(請求項1)、カップ型ホイール外周部に
ホイール回転軸方向に略平行な断面段差状切欠部を備
え、砥粒層が該切欠部に密着して固着されている請求項
1に記載の研削ホイール(請求項2)および砥粒層内縁
部の傘状テーパ断面が直線状、コンケーブ状、コンベッ
クス状ないし多角形状をなしている請求項1ないし2に
記載の研削ホイール(請求項3)が提供される。
【0008】以下に実施例を用いて本発明を詳細に説明
する。
【0009】
【実施例】図1は本発明実施例の研削ホイールを下側か
ら見た斜視図、図2は本発明実施例の研削ホイールを上
側から見た斜視図である。図3、図4、図5は他の実施
例の直径に沿った断面図、図6、図7は他の実施例の要
部拡大図、図8は図4に示した実施例の作用を示す要部
拡大図、図9は従来例の要部拡大図、図10従来例の作
用図、図11は従来のレジン研削円板の作用図である。
【0010】1は研削ホイール、2は回転軸固着孔、3
はカップ型ホイール、3Bはホイールの段差状切欠部、
4はホイールの外周部、4Bはホイールの傘状テーパ、
5は(不連続)環状砥粒層、5Bは砥粒層の傘状テー
パ、6は間隙(不連続部)、7は従来のレジン研削円
板、8Aは従来型砥粒層、8Bと8Cは本発明実施例の
要部である傘状テーパ付砥粒層、θは傘状テーパ角、9
は肉盛部、10は被研削物、11は突起である。
【0011】図1〜8において、カップ型ホイール1は
浅い略中空円錐型のホイールであって頂部中心に回転軸
固着孔2が穿設されており、その外周部4には不連続環
状砥粒層5がろう付け等の固着手段で固着されている。
これは連続環状であっても良いが、連続環状とすると一
般に歪が生じ易く形状の良いものは作り難いので、セグ
メント状の砥粒層をホイール外周部に環状に固着(ろう
付け)する。この場合隙間6,6…が生じるが、作用上
の問題は特に発生しない。隙間6,6…の一部は固着材
である前記銀ロウなどで充たされる事が多い。
【0012】本発明で重要なのは不連続環状砥粒層8A
の内縁部に傘状テーパ5Bを与えて傘状テーパ付き砥粒
層8Bないし8Cとする事にある。セグメント状の砥粒
層5を加工して傘状テーパ付き砥粒層8Bないし8Bと
するのは、通常カップ型ホイール3にセグメント状砥粒
層5を環状にロウ付けする前に行う。硬質の砥粒層は加
工性が悪いのでセグメント状態で予め用意したカーボン
製の型を用いて傘状テーパ付き砥粒層に成形するのが普
通である。
【0013】傘状テーパ角θは回転軸に対して30°〜
80°程度が望ましい。θが30°よりも小さいと被研
削物10の突起11に引掛り易くなるからであり、また
θが80°を超えると砥粒層の厚みを薄くせざるを得
ず、また製造上も作り難くなるからである。
【0014】なお、図3のように砥粒層8Bはカップ型
ホイール3の外周部4に平面で固着してもよいが、図4
〜図7のようにカップ型ホイール3の外周付近断面L字
型の切欠部3Bを設けて砥粒層をラジアル方向および軸
方向に強固に支持可能とし、かつ比較的広い面積で固着
するようにする事も出来る。但しこの手段自体は公知で
あり、図9の例はこれを従来例に応用した例である。
【0015】なお、砥粒層の外縁形状は図3、図4に示
すような矩形断面でもよいが、用途によっては図5の8
Cの如く尖がつた台形断面とする事も出来る。
【0016】図6の実施例では、砥粒層の内縁に傘状テ
ーパを付与する事の困難性を避けるため、従来型砥粒層
8Aを用いつつ、その内縁部を銀ロウ等によるロウ付け
やアーク溶接などによってホイール3と砥粒層8Aの両
者に親和性のある金属で肉盛りして傘状テーパを有する
肉盛部9として目的を達する事が出来る場合を示してい
る。
【0017】図7の実施例ではホイール外周部自体を塑
性加工もしくは切削加工によって成形し、ホイール自体
の外周部に傘状テーパ4Bと切欠部3B,3Bを与えた
ものである。なお、傘状テーパ断面は直線状傾斜線に限
らず、コンケーブ状ないしコンベックス状もしくは部分
多角形状であってもよい。
【0018】
【発明の効果】図10の従来例と図8の本発明実施例の
作用効果の比較は、従来技術と課題の欄にも書いている
が、回転する研削ホイール3の外周部付近で、矢印MO
VEの方向に移動する時、図10のように傘状テーパの
ない従来例では砥粒層のタンゼンシャル方向断面が矩形
であるため、しばしば被研削物10の突起11に引掛
り、スムーズに研削出来ないが、実施例である図8では
砥粒層内縁部には傘状テーパが付けられているので引掛
かる事が無くスムーズに研削する事が出来る。
【0019】更に図11に示す従来のレジン研削円板に
比して粉塵の発生も少なく従って高寿命である。
【0020】従って、本発明を実施する事により前記目
的のすべてが達成される。
【0021】すなわち比較的長寿命であるため交換頻度
が少なく、粉塵の発生も少なく、作業環境の保全に優
れ、かつ凹凸のある破研削面上を回転状態で軸移動する
際、引掛る事が無く、スムーズに作業の出来る研削ホイ
ールが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の研削ホイールを下側から見た斜
視図。
【図2】本発明実施例の研削ホイールを上側から見た斜
視図。
【図3】他の実施例の直径に沿った断面図。
【図4】他の実施例の直径に沿った断面図。
【図5】他の実施例の直径に沿った断面図。
【図6】他の実施例の要部拡大図。
【図7】他の実施例の要部拡大図。
【図8】図4に示した実施例の作用を示す要部拡大図。
【図9】従来例の要部拡大図。
【図10】図9に示した従来例の作用図。
【図11】図11は従来のレジン研削円板の作用図。
【符号の説明】
1 研削ホイール 2 回転軸固着孔 3 カップ型ホイール 3B ホイールの段差状切欠部 4 ホイールの外周部 4B ホイールの傘状テーパ 5 (不連続)環状砥粒層 5B 砥粒層傘状テーパ 6 間隙(不連続部) 7 従来のレジン研削円板 8A 従来型砥粒層 8B 本発明実施例の要部である傘状テーパ付砥
粒層 8C 本発明実施例の要部である傘状テーパ付砥
粒層 θ 傘状テーパ角 9 肉盛部 10 被研削物 11 突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カップ型ホイール外周部付近に連続もしく
    は不連続環状砥粒層が固着されている研削ホイールにお
    いて、少なくとも回転軸を含むカップ型ホイール断面の
    砥粒層付近内縁部および/もしくは砥粒層内縁部に傘状
    テーパが施されている事を特徴とする研削ホイール。
  2. 【請求項2】カップ型ホイール外周部にホイール回転軸
    方向に略平行な断面段差状切欠部を備え、砥粒層が該切
    欠部に密着して固着されている請求項1に記載の研削ホ
    イール。
  3. 【請求項3】砥粒層内縁部の傘状テーパ断面が直線状、
    コンケーブ状、コンベックス状ないし多角形状をなして
    いる請求項1ないし2に記載の研削ホイール。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100901171B1 (ko) 2007-12-28 2009-06-04 한국타이어 주식회사 분진 포집기능을 갖춘 타이어 버핑장치

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