JP2002210608A - 耐熱金属用ドリル - Google Patents

耐熱金属用ドリル

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JP2002210608A JP2001009002A JP2001009002A JP2002210608A JP 2002210608 A JP2002210608 A JP 2002210608A JP 2001009002 A JP2001009002 A JP 2001009002A JP 2001009002 A JP2001009002 A JP 2001009002A JP 2002210608 A JP2002210608 A JP 2002210608A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チタン合金等の耐熱金属に穴明け加工を行う
耐熱金属用ドリルにおいて、切削速度を速めた場合に
も、切削された切屑がシンニングの部分において膨れる
のを抑制し、切屑がシンニングの部分から切屑排出溝を
通して適切に排出されて、長期に渡って安定した穴明け
加工が行えるようにする。 【解決手段】 ドリル本体11に複数の切屑排出溝12が設
けられると共に、ドリル本体の先端側に向かってテーパ
ー状に収縮した先端部に、半径方向の切刃13が複数設け
られ、各切刃からドリル本体の回転中心に向けてシンニ
ング14が施された耐熱金属用ドリルにおいて、ドリル本
体の軸線に対するシンニングの部分の傾斜角αを45〜65
°、切刃のすくい面15に対するシンニングの部分の角度
βを70〜90°、切刃からドリル本体の回転中心を超えた
シンニングの部分の長さaを0.4 〜0.8mm の範囲にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チタンやチタン
合金等の耐熱金属に対して穴明け加工を行うのに使用す
る耐熱金属用ドリルに係り、特に、ドリル本体に複数の
切屑排出溝が設けられると共に、ドリル本体の先端側に
向かってテーパー状に収縮した先端部に、半径方向の切
刃が複数設けられ、各切刃からドリル本体の回転中心に
向けてシンニングが施された耐熱金属用ドリルを用いて
高速で穴明け加工を行う場合において、シンニングの部
分や切屑排出溝に切屑が詰まるのを抑制し、チタンやチ
タン合金等の耐熱金属に対して長期にわたって安定した
穴明け加工が行えるようにした点に特徴を有するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、チタンやチタン合金等の耐熱
合金に対して穴明け加工を行うにあたっては、一般に、
図1(A)〜(C)に示すように、ドリル本体11に複
数の切屑排出溝12が設けられると共に、ドリル本体1
1の先端側に向かってテーパー状に収縮した先端部に、
半径方向の切刃13が複数設けられ、各切刃13からド
リル本体11の回転中心に向けてシンニング14が施さ
れた耐熱金属用ドリルが使用されていた。
【0003】ここで、従来の耐熱金属用ドリルにおいて
は、上記の切刃13によって切削された切屑がシンニン
グ14の部分から切屑排出溝12を通してうまく排出さ
れるようにするため、このシンニング14の部分を大き
くしており、一般には、ドリル本体10の軸線に対する
上記のシンニング14の部分の傾斜角αを30°〜40
°の範囲にすると共に、切刃13のすくい面15に対す
るシンニング14の部分の角度βを120°〜130°
の範囲にし、また切刃13からドリル本体11の回転中
心を越えたシンニング14の分の長さaが0.9mm〜
1.2mmの範囲になるようにしていた。
【0004】しかし、このようにシンニング14の部分
を大きくした場合、切削速度を速めてチタンやチタン合
金等の耐熱金属に対して高速で穴明け加工を行うように
した場合、各切刃13により切削された切屑がシンニン
グ14の部分において膨れて蛇腹状になり、この切屑が
シンニング14の部分や切屑排出溝12に詰まって切削
抵抗が増大し、これにより切刃13等に破損が生じ、長
期に渡って安定した穴明け加工が行えなくなるという問
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、チタンや
チタン合金等の耐熱金属に対して穴明け加工を行うのに
使用する耐熱金属用ドリルにおける上記のような問題を
解決することを課題とするものである。
【0006】すなわち、この発明における耐熱金属用ド
リルにおいては、その切削速度を速め、チタンやチタン
合金等の耐熱金属に対して高速で穴明け加工を行う場合
においても、各切刃によって切削された切屑がシンニン
グの部分において膨れるのを抑制し、切削された切屑の
体積を小さくして、切屑がシンニングの部分から切屑排
出溝を通して適切に排出されるようにし、チタンやチタ
ン合金等の耐熱金属に対して高速で長期に渡って安定し
た穴明け加工が行えるようにすることを課題とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明における耐熱金
属用ドリルにおいては、上記のような課題を解決するた
め、ドリル本体11に複数の切屑排出溝12が設けられ
ると共に、ドリル本体11の先端側に向かってテーパー
状に収縮した先端部に、半径方向の切刃13が複数設け
られ、上記の切刃13からドリル本体11の回転中心に
向けてシンニング14が施された耐熱金属用ドリルにお
いて、ドリル本体11の軸線に対する上記のシンニング
14の部分の傾斜角αが45°〜65°の範囲、上記の
切刃13のすくい面15に対するシンニング14の部分
の角度βが70°〜90°の範囲、切刃13からドリル
本体11の回転中心を超えたシンニング14の部分の長
さaが0.4mm〜0.8mmの範囲になるようにした
のである。
【0008】ここで、この発明における耐熱金属用ドリ
ルにおいて、切刃13からドリル本体11の回転中心に
向けてシンニング14を施すにあたり、ドリル本体11
の軸線に対する上記のシンニング14の部分の傾斜角α
が45°〜65°の範囲になるようにしたのは、この傾
斜角αが45°より小さいと、シンニング14の部分の
容積が大きくなり、切刃13によって切削された切屑が
このシンニング14の部分において膨れて蛇腹状態にな
り、高速で穴明け加工を行った際に切屑が詰まりやすく
なる一方、この傾斜角αが65°を超えると、シンニン
グ14の部分の容積が小さくなりすぎて、切屑の排出性
が悪くなるためである。
【0009】また、上記の切刃13に対するシンニング
14の部分の角度βを70°〜90°の範囲にしたの
は、この角度βが70°より小さいと、シンニング14
の部分の容積が小さくなりすぎて、切屑の排出性が悪く
なる一方、この角度βが90°を超えると、シンニング
14の部分の容積が大きくなり、切刃13によって切削
された切屑がこのシンニング14の部分において膨れて
蛇腹状態になり、高速で穴明け加工を行った際に切屑が
詰まりやすくなるためである。
【0010】また、切刃13からドリル本体11の回転
中心を超えたシンニング14の部分の長さaが0.4m
m〜0.8mmの範囲になるようにしたのは、この長さ
aが0.4mmより小さいと、シンニング14の部分の
容積が小さくなりすぎて、切屑の排出性が悪くなる一
方、この長さaが0.8mmを超えると、シンニング1
4の部分の容積が大きくなり、切刃13によって切削さ
れた切屑がこのシンニング14の部分において膨れて蛇
腹状態になり、高速で穴明け加工を行った際に切屑が詰
まりやすくなるためである。
【0011】そして、この発明における上記のような耐
熱金属用ドリルを使用すると、チタンやチタン合金等の
耐熱金属に対して高速で穴明け加工を行うようにした場
合であっても、各切刃13によって切削された切屑がシ
ンニング14の部分において膨れるということがなく、
切削された切屑の体積が小さくなって、シンニング14
の部分から切屑排出溝12を通して適切に排出されるよ
うになり、耐熱金属に対して高速での穴明け加工が長期
に渡って安定して行えるようになる。
【0012】また、この発明における耐熱金属用ドリル
において、切削油等が切刃13の部分に適切に導かれる
ようにするため、上記のシンニング14の部分と連続す
るように第2シンニング16を施すことも可能である。
【0013】ここで、このようにシンニング14の部分
と連続するように第2シンニング16を施すにあたり、
上記の切刃13のすくい面15に対する第2シンニング
16の部分の角度β2が90°〜130°の範囲になる
ようにすると共に、先のシンニング14の部分と第2シ
ンニング16の部分との段差bが0.8mm〜2.0m
mの範囲になるようにすると、各切刃13によって切削
された切屑が第2シンニング16の部分において膨れて
詰まるということがなく、この第2シンニング16の部
分を通して、切削油等が切刃13の部分に適切に導かれ
るようになり、より安定した穴明け加工が行えるように
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
耐熱金属用ドリルを添付図面に基づいて具体的に説明す
る。
【0015】(実施形態1)実施形態1における耐熱金
属用ドリルにおいては、図2(A)〜(C)に示すよう
に、ドリル本体11の軸線方向に沿って2つの直線状に
なった切屑排出溝12を設けると共に、ドリル本体11
の先端側に向かってテーパー状に収縮した先端部に、半
径方向に伸びた2つの切刃13を設け、各切刃13から
ドリル本体11の回転中心に向けてシンニング14を施
すようにしている。
【0016】ここで、この実施形態1における耐熱金属
用ドリルにおいて、各切刃13からドリル本体11の回
転中心に向けてシンニング14を施すにあたっては、上
記の図に示すように、ドリル本体10の軸線に対する上
記のシンニング14の部分の傾斜角αを45°〜65°
の範囲にすると共に、切刃13のすくい面15に対する
シンニング14の部分の角度βを70°〜90°の範囲
にし、また切刃13からドリル本体11の回転中心を越
えて設けられたシンニング14の部分の長さaを0.4
mm〜0.9mmの範囲になるようにしている。
【0017】(実施形態2)実施形態2における耐熱金
属用ドリルにおいては、図3(A)〜(C)に示すよう
に、ドリル本体11の軸線方向に沿って2つの直線状に
なった切屑排出溝12を設けると共に、ドリル本体11
の先端側に向かってテーパー状に収縮した先端部に、半
径方向に伸びた2つの切刃13を設け、各切刃13から
ドリル本体11の回転中心に向けてシンニング14を施
し、さらに各シンニング14の部分と連続するように第
2シンニング16を施すようにしている。
【0018】ここで、この実施形態2における耐熱金属
用ドリルにおいても、各切刃13からドリル本体11の
回転中心に向けてシンニング14を施すにあたっては、
上記の実施形態1の場合と同様に、ドリル本体10の軸
線に対する上記のシンニング14の部分の傾斜角αを4
5°〜65°の範囲にすると共に、切刃13のすくい面
15に対するシンニング14の部分の角度βを70°〜
90°の範囲にし、また切刃13からドリル本体11の
回転中心を越えて設けられたシンニング14の部分の長
さaを0.4mm〜0.9mmの範囲になるようにして
いる。
【0019】さらに、この実施形態2における耐熱金属
用ドリルにおいては、各シンニング14の部分と連続す
るように第2シンニング16を施すにあたり、上記の切
刃13のすくい面15に対する第2シンニング16の部
分の角度β2を90°〜130°の範囲にすると共に、
先のシンニング14の部分と第2シンニング16の部分
との段差bが0.8mm〜2.0mmの範囲になるよう
にしている。
【0020】なお、上記の実施形態1,2における耐熱
金属用ドリルにおいては、ドリル本体11に切屑排出溝
12を設けるにあたり、ドリル本体11の軸線方向に沿
って各切屑排出溝12を直線状に設けるようにしたが、
各切屑排出溝12をドリル本体11の軸線に対して所要
角度捩れた形状にすることも可能であり、このようにド
リル本体11の軸線に対して捩れた切屑排出溝12を設
けた場合には、切屑の排出性がより向上されるようにな
る。
【0021】次に、この発明の条件を満たす実施例の耐
熱金属用ドリルと、この発明の条件を満たさない比較例
の耐熱金属用ドリルとを用いて、それぞれ耐熱金属であ
るチタン合金TAP6400(Ti−6Al−4V)か
らなる被削材に対して穴明け加工を行い、この発明の実
施例に係る耐熱金属用ドリルを用いた場合には、高速で
穴明け加工を行う場合においても、長期に渡って安定し
た穴明け加工が行えることを明らかにする。
【0022】ここで、実施例の耐熱金属用ドリルにおい
ては、超微粒子超硬合金で構成された直径が6mmのド
リル本体11に対して、前記の実施形態2に示すよう
に、その軸線方向に沿って2つの直線状になった切屑排
出溝12を設けると共に、先端に向かってテーパー状に
収縮したドリル本体11の先端部に半径方向に伸びた2
つの切刃13を設け、各切刃13からドリル本体11の
回転中心に向けてシンニング14を施し、さらに各シン
ニング14の部分と連続するように第2シンニング16
を施すようにした。
【0023】そして、この実施例の耐熱金属用ドリルに
おいては、各切刃13からドリル本体11の回転中心に
向けてシンニング14を施すにあたり、ドリル本体10
の軸線に対するシンニング14の部分の傾斜角αを59
°、切刃13のすくい面15に対するシンニング14の
部分の角度βを75°、切刃13からドリル本体11の
回転中心を越えたシンニング14の部分の長さaを0.
6mmにすると共に、各シンニング14の部分と連続す
るように第2シンニング16を施すにあたり、上記の切
刃13のすくい面15に対する第2シンニング16の部
分の角度β2を125°、先のシンニング14の部分と
第2シンニング16の部分との段差bを1.0mmにし
た。
【0024】一方、比較例の耐熱金属用ドリルにおいて
も、超微粒子超硬合金で構成された直径が6mmのドリ
ル本体11に対して、その軸線方向に沿って2つの直線
状になった切屑排出溝12を設けると共に、先端に向か
ってテーパー状に収縮したドリル本体11の先端部に半
径方向に伸びた2つの切刃13を設け、各切刃13から
ドリル本体11の回転中心に向けてシンニング14を施
すようにした。
【0025】ここで、この比較例の耐熱金属用ドリルに
おいては、各切刃13からドリル本体11の回転中心に
向けてシンニング14を施すにあたって、ドリル本体1
0の軸線に対する上記のシンニング14の部分の傾斜角
αを30°、切刃13のすくい面15に対するシンニン
グ14の部分の角度βを125°、切刃13からドリル
本体11の回転中心を越えたシンニング14の部分の長
さaを1.0mmにした。
【0026】そして、この比較例の耐熱金属用ドリルを
用い、上記の被削材に対して、切削速度を23m/mi
n、送りを0.03mm/revにして、深さ9mmの
穴明け加工を行った場合、10穴の穴明け加工を行った
時点において、切屑詰まりが生じた。
【0027】また、上記の実施例及び比較例の各耐熱金
属用ドリルを用い、上記の被削材に対して、切削速度を
30m/minの高速にし、送りを0.03mm/re
vにして、深さ9mmの穴明け加工を行った場合、比較
例の耐熱金属用ドリルにおいては、1穴目の穴明け加工
の時点で切屑詰まりが生じた。
【0028】これに対して、実施例の耐熱金属用ドリル
を用いた場合には、500穴の穴明け加工を行った時点
においても、切屑詰まりが生じるということがなく、ま
た摩耗量も0.05mm以下であり、その後も安定した
穴明け加工が行えた。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明において
は、ドリル本体に複数の切屑排出溝が設けられると共
に、ドリル本体の先端側に向かってテーパー状に収縮し
た先端部に、半径方向の切刃が複数設けられ、各切刃か
らドリル本体の回転中心に向けてシンニングが施された
耐熱金属用ドリルにおいて、ドリル本体の軸線に対する
上記のシンニングの部分の傾斜角αを45°〜65°の
範囲、上記の切刃のすくい面に対するシンニングの部分
の角度βを70°〜90°の範囲、切刃からドリル本体
の回転中心を超えたシンニングの部分の長さaが0.4
mm〜0.8mmの範囲になるようにしたため、チタン
やチタン合金等の耐熱金属に対して高速で穴明け加工を
行うようにした場合であっても、各切刃によって切削さ
れた切屑がシンニングの部分において膨れて蛇腹状にな
るいうことがなく、切削された切屑の体積が小さくなっ
て、シンニングの部分から切屑排出溝を通して適切に排
出されるようになった。
【0030】この結果、この発明に係る耐熱金属用ドリ
ルを用いると、チタンやチタン合金等の耐熱金属に対し
て高速で穴明け加工を行う場合においても、切屑がシン
ニングの部分や切屑排出溝の部分に詰まって切削抵抗が
増大するとのが防止され、切刃等が破損するのが抑制さ
れて、長期に渡って安定した穴明け加工が行えるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の耐熱金属用ドリルを示した側面図、先端
側の正面図及び切刃とシンニング部分との状態を示した
断面説明図である。
【図2】この発明の実施形態1に係る耐熱金属用ドリル
を示した側面図、先端側の正面図及び切刃とシンニング
部分との状態を示した断面説明図である。
【図3】この発明の実施形態2に係る耐熱金属用ドリル
を示した側面図、先端側の正面図及び切刃とシンニング
部分との状態を示した断面説明図である。
【符号の説明】
11 ドリル本体 12 切屑排出溝 13 切刃 14 シンニング 15 切刃のすくい面 16 第2シンニング α ドリル本体の軸線に対するシンニングの部分の傾斜
角 β 切刃のすくい面に対するシンニングの部分の角度 β2 切刃のすくい面に対する第2シンニングの部分の
角度 a ドリル本体の回転中心を超えたシンニングの部分の
長さ b シンニングの部分と第2シンニングの部分との段差
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月19日(2001.1.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】ここで、この実施形態1における耐熱金属
用ドリルにおいて、各切刃13からドリル本体11の回
転中心に向けてシンニング14を施すにあたっては、上
記の図に示すように、ドリル本体10の軸線に対する上
記のシンニング14の部分の傾斜角αを45°〜65°
の範囲にすると共に、切刃13のすくい面15に対する
シンニング14の部分の角度βを70°〜90°の範囲
にし、また切刃13からドリル本体11の回転中心を越
えて設けられたシンニング14の部分の長さaを0.4
mm〜0.mmの範囲になるようにしている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】ここで、この実施形態2における耐熱金属
用ドリルにおいても、各切刃13からドリル本体11の
回転中心に向けてシンニング14を施すにあたっては、
上記の実施形態1の場合と同様に、ドリル本体10の軸
線に対する上記のシンニング14の部分の傾斜角αを4
5°〜65°の範囲にすると共に、切刃13のすくい面
15に対するシンニング14の部分の角度βを70°〜
90°の範囲にし、また切刃13からドリル本体11の
回転中心を越えて設けられたシンニング14の部分の長
さaを0.4mm〜0.mmの範囲になるようにして
いる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリル本体11に複数の切屑排出溝12
    が設けられると共に、ドリル本体11の先端側に向かっ
    てテーパー状に収縮した先端部に、半径方向の切刃13
    が複数設けられ、上記の各切刃13からドリル本体11
    の回転中心に向けてシンニング14が施された耐熱金属
    用ドリルにおいて、ドリル本体11の軸線に対する上記
    のシンニング14の部分の傾斜角αが45°〜65°の
    範囲、上記の切刃13のすくい面15に対するシンニン
    グ14の部分の角度βが70°〜90°の範囲、切刃1
    3からドリル本体11の回転中心を超えたシンニング1
    4の部分の長さaが0.4mm〜0.8mmの範囲にな
    るようにしたことを特徴とする耐熱金属用ドリル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した耐熱金属用ドリルに
    おいて、上記のシンニング14の部分と連続するように
    第2シンニング16が施され、上記の切刃13のすくい
    面15に対する第2シンニング16の部分の角度β2が
    90°〜130°の範囲、先のシンニング14の部分と
    第2シンニング16の部分との段差bが0.8mm〜
    2.0mmの範囲になるようにしたことを特徴とする耐
    熱金属用ドリル。
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