JP2002209192A - 映像音声伝送システム - Google Patents

映像音声伝送システム

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JP2002209192A
JP2002209192A JP2001003073A JP2001003073A JP2002209192A JP 2002209192 A JP2002209192 A JP 2002209192A JP 2001003073 A JP2001003073 A JP 2001003073A JP 2001003073 A JP2001003073 A JP 2001003073A JP 2002209192 A JP2002209192 A JP 2002209192A
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Maki Nakano
真樹 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声を映像に同期させて伝送する。 【解決手段】 P/S変換器26は、音声データ用量子
化クロック24の52倍の周波数のクロック28に従い
A/D変換器20の32ビットパラレル出力をシリアル
化する。D−F/F30は、P/S変換器26から出力
されるシリアル音声データを、映像データ用量子化クロ
ック32により再サンプリングする。送信回路42は、
映像データを差動出力し、送信回路46は画素クロック
を差動出力する。受信装置18では、S/P変換器62
が、受信されたシリアル音声データからヘッダを分離し
てPLL回路64に供給し、音声データ部分をD−F/
F66に供給する。音声データは、D−F/F66は、
PLL回路64からの再生音声クロックに従い、S/P
変換器62からの32ビットパラレル音声データをラッ
チし、D/A変換器68に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像データに伴い
音声データを伝送する映像音声伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】BSデジタル放送及びデジタル地上波放
送では、映像情報及び音声情報がデジタル伝送される。
これらデジタル放送波を受信するチューナと映像表示装
置との間の信号伝送も、デジタル伝送である方が、画質
を保つのに点で有利であり、更には、映像表示装置がマ
トリクス状に画素を配置するPDP、SED及びLCD
等のデジタル表示デバイスからなる場合、デジタル映像
信号との親和性が良いので、特に有利である。これは、
記録媒体にデジタル記録される映像情報を再生する再生
装置と映像表示装置との間の信号伝送についても、同様
である。
【0003】これら映像信号のデジタル化に伴い、音声
信号もデジタル信号として扱われるので、スピーカ等の
音声再生出力機能を備えた映像表示装置に対には、音声
信号もデジタル伝送するのが好ましい。
【0004】しかし、従来、音声信号はアナログ信号の
まま映像表示装置に転送さするのが一般的である。デジ
タル伝送する場合でも、映像データとは別の専用ケーブ
ルで伝送していた。それは映像データと音声データの間
で、サンプリングクロックの同期が必ずしも取れている
とは限らないためである。
【0005】これに対し、映像データに音声データを多
重化して伝送する方法が提案されている(例えば、特開
平5−130576号公報及び特開平4−67087号
公報)。これはいずれも、映像信号のブランキング期間
に音声信号を時間圧縮して挿入する時分割多重方式であ
る。
【0006】なお、コンピュータで採用されるUSB
(ユニバーサルシリアルバス)及びIEEE1394の
ようなシリアルバスでは、映像データと音声データを物
理的に1つのバスで一緒に伝送するが、論理的には別の
チャネルを使用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】時分割多重方式では、
送信側に時分割多重回路、受信側に分離回路をそれぞれ
配置し、時分割多重回路の前段に変調回路、分離回路の
後段に復調回路を配置しなければならず、回路規模が非
常に大きくなってしまう。更には、ブランキング期間に
は音声データ以外の例えばコマンドデータ等も畳重した
い。
【0008】又、表示装置がCRTの様な電子銃を偏向
制御するアナログ表示デバイスの場合、電子銃の照射位
置を走査開始位置に戻すための帰線時間が或る程度、必
要になるので、映像信号には充分な長さのブランキング
期間が設けられている。
【0009】しかし、デジタル信号との親和性にすぐれ
たPDP、SED及びLCD等のディジタル表示デバイ
スの場合、ブランキング期間は必須ではない。却って、
ブランキング期間を短く設定し、画素クロック周波数を
低くする方が、以下の利点がある。即ち、伝送性能が向
上してエラーが発生しにくい。デジタル回路の動作に余
裕が生まれ、コスト面で有利になる。不要輻射レベルが
下がり、防止対策が容易になる。デジタル回路の消費電
力が下がり、省エネルギーに貢献出来る。
【0010】このように、ブランキング期間を短くして
クロック周波数を低下することには幾つかの利点があ
る。その場合、ブランキング期間にコマンドデータ等の
他のデータを時分割多重することを優先すると、音声デ
ータの時分割多重のための充分な領域を確保出来ない。
【0011】本発明は、このような不都合を解消する映
像音声伝送システムを提示することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像音声伝
送システムは、映像信号発生装置から映像表示装置に対
し映像データ及び音声データを伝送するシステムであっ
て、当該映像信号発生装置は、音声データ用量子化クロ
ックを用いてシリアル音声データを生成するシリアル音
声データ発生手段と、当該シリアル音声データ発生手段
で生成されるシリアル音声データを映像データ用量子化
クロックで再サンプリングし伝送用シリアル音声データ
を生成するデータ同期化手段と、当該データ同期化手段
が出力する当該伝送用シリアル音声データと映像データ
を当該映像表示装置に送出するデジタル信号送出手段と
を具備し、当該映像表示装置は、当該映像信号発生装置
から送出される伝送用シリアル音声データ及び映像デー
タを受信するデジタル信号受信手段と、受信した当該伝
送用シリアル音声データから音声データ用量子化クロッ
クを抽出し再生する音声クロック再生手段と、当該音声
クロック再生手段で再生される音声データ用量子化クロ
ックを用いてシリアル音声データをアナログ信号に戻す
D/A変換手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0014】(第1実施例)図1は、本発明の第1実施
例の概略構成ブロック図を示す。送信装置10は、信号
線12,14,16を介して受信装置18に接続する。
【0015】送信装置10の構成を説明する。20は、
2チャンネル分のアナログ音声信号22を音声クロック
24に従いサンプリングし、それぞれ16ビット音声デ
ータに変換するA/D変換器、26は、A/D変換器2
0の32ビット出力を音声クロック24の52倍の周波
数のクロック28に従ってシリアル化し、データ区切り
を示すヘッダを付加して出力するパラレル/シリアル
(P/S)変換器、30は、パラレル/シリアル変換器
26の出力データを映像データ量子化クロック(画素ク
ロック)32に従い再サンプリングするデータ同期化手
段としてのDタイプフリップフロップ(D−F/F)、
34はD−F/F30の出力データを出力端子36を介
して信号線12に差動出力する送信回路である。
【0016】38は、24ビットのRGBデータ、水平
同期信号HD、垂直同期信号VD及びイネーブル信号E
Nからなる合計27ビットの映像データ40を量子化ク
ロック32に従い取り込むD−F/F、42は、D−F
/F38の出力データを出力端子44を介して信号線1
4に差動出力する送信回路、46は量子化クロック32
を出力端子48を介して信号線16に差動出力する送信
回路である。
【0017】受信装置18の構成を説明する。50,5
2,54はそれぞれ信号線12,14,16からの差動
信号が入力する入力端子、56,58,60は入力端子
50,52,54からの差動信号を受信する受信回路、
62は、受信回路56の出力データを16ビット2チャ
ンネルの32ビットパラレル音声データに戻し、データ
区切りを示すヘッダ信号を分離するシリアル/パラレル
(S/P)変換器、64は、S/P変換器62の出力す
るヘッダ信号のジッタを除去し、音声クロックを再生す
る音声データ用量子化クロック再生手段としてのPLL
回路、66はPLL回路64の出力クロックに従ってS
/P変換器62の出力する32ビットパラレル音声デー
タを取り込むD−F/F、68は、D−F/F66の出
力する16ビット・2チャンネルの音声データをアナロ
グ信号に変換するD/A変換器、70は、受信回路58
が出力するRGBデータ及びHD/VD/ENからなる
映像データを、受信回路60の出力する画素クロックに
従って取り込むD−F/Fである。
【0018】送信装置10には、図示しない映像信号源
から映像データ用量子化クロック32とともに、RGB
各8ビットからなる24ビットのRGBデータ、水平垂
直同期信号及び有効映像期間を示すイネーブル信号の計
27ビットの映像データ40が入力する。この映像デー
タ40は、720p又は1080iといったHDクラス
の映像に対しブランキング期間を短く詰めたものであ
り、そのクロックスピードは約60MHzである。映像
データ40はD−F/F38を介して送信回路42に入
力する。映像データ用量子化クロック32は、送信回路
46に入力する。送信回路42,46は、EIA422
Aのような差動信号を出力する差動伝送用ドライバであ
り、送信回路42は27対の差動信号を外部説端子14
に出力し、送信回路46は、1対の差動信号を外部接続
端子48に出力する。
【0019】音声信号については、図示しない音声信号
源からLチャンネル及びRチャンネルのアナログ音声信
号22と、これを量子化するための音声データ用量子化
クロック24が入力する。音声データ用量子化クロック
24は例えば44.1kHzの信号であり、A/D変換
器20は、クロック24に従って2チャンネル音声信号
22の各チャンネルを16ビット音声データに変換す
る。P/S変換器26は、音声データ用量子化クロック
24の52倍の周波数のクロック28に従いA/D変換
器20の32ビットパラレル出力をシリアル化する。P
/S変換器26の出力データは、図2に示すように、1
7ビット分の連続した‘H’からなるヘッダに続いて、
1ビットの‘L’をはさみ、16ビットの音声データを
2つ配置したものになる。1ビットの‘L’をはさむの
で、音声データ部で17ビット以上、‘H’が連続する
ことはない。これにより、17ビット長のヘッダを識別
できる。P/S変換器26の出力データレートは、4
4.1kHzの52倍、すなわち、2.22932Mb
psである。
【0020】D−F/F30は、P/S変換器26から
出力されるシリアル音声データを、映像データ用量子化
クロック32により再サンプリングする。送信回路34
は、映像データと同様に、D−F/F30の出力データ
を、映像データ用量子化クロック32に同期したデジタ
ル音声差動信号として接続端子36に出力する。
【0021】図3は、D−F/F30による再サンプリ
ングのタイミング図を示す。図3(1)は、P/S変換
器26の出力データ、同(2)は映像データ用量子化ク
ロック32、同(3)は、D−F/F30の出力、同
(4)は、映像データ40をそれぞれ示す。
【0022】映像データ用量子化クロック32の周波数
は、上述のように60MHzであり、P/S変換器26
の出力データ(シリアル音声データ)の周波数の約2
6.16倍である。従って、シリアル音声データの1ビ
ット分のデータは、映像データ用量子化クロック32で
26回乃至27回、再サンプリングされる。図3では、
見易くするために、5回乃至6回、再サンプリングされ
たように描かれている。図3のa,b,cは、それぞ
れ、映像データ用量子化クロック32による再サンプリ
ング結果が変化する点を示す。D−F/F30の出力デ
ータは、図3(3)に示すように、映像データ用量子化
クロック32の周期に相当する16.7ns(≒1/6
0MHz)程度のジッタを持つものの、映像データ40
と完全に同期している。
【0023】受信回路58,60は、信号線14,16
からデジタル映像差動信号及び画素クロック差動信号を
それぞれ受信し、D−F/F70が、受信回路60の出
力する画素クロックに同期して、受信回路58の出力を
ラッチし、映像データを描画処理ブロック(図示せ
ず。)に供給する。
【0024】受信回路56は、信号線12からデジタル
音声差動信号を受信し、シリアル音声データをS/P変
換器62に供給する。S/P変換器62は、受信回路6
0から出力される画素クロックに従い、その440クロ
ック分以上の期間、連続するHが入力すると、これをヘ
ッダとみなして分離し、これに続くデータを2チャンネ
ル分の16ビットパラレル音声データとしてD−F/F
66に供給する。ここで分離されるヘッダは、音声デー
タ用量子化クロックに由来する信号であり、44.1k
Hzの信号ではあるが、先に述べたごとく最大16.7
nsecのジッタを含む。PLL回路64は、このヘッ
ダのジッタを除去し、安定した音声クロックを再生す
る。図4(1)は、S/P変換器6で分離される再生ヘ
ッダ、同(2)はPLL回路64で再生される音声クロ
ックをそれぞれ示す。
【0025】D−F/F66は、PLL回路64からの
再生音声クロックに従い、S/P変換器62からの32
ビットパラレル音声データをラッチし、D/A変換器6
8に出力する。D/A変換器68は、PLL回路64の
出力する再生音声クロックに従いD−F/F66の出力
データをアナログ信号に変換する。
【0026】送信装置10の映像音声入力はデジタル信
号であってもよい。例えば、デジタル放送信号及びDV
Dなどのデジタル記録媒体からのデジタル再生信号など
がある。
【0027】(第2実施例)図5は、本発明の第2実施
例の概略構成ブロック図を示す。送信装置110は、信
号線112,114,116を介して受信装置118に
接続する。
【0028】送信装置110の構成を説明する。120
は、2チャンネル分のアナログ音声信号122を音声ク
ロック124に従いサンプリングし、それぞれ16ビッ
ト音声データに変換するA/D変換器、126は、A/
D変換器120の32ビット出力を音声クロック124
の33倍の周波数のクロック128に従ってシリアル化
し、データ区切りを示すヘッダを付加して出力するパラ
レル/シリアル(P/S)変換器である。130はP/
S変換器126の出力を及び映像データ量子化クロック
(画素クロック)132に従ってラッチするD−F/F
である。134は、P/S変換器126の出力データを
出力端子136を介して信号線112に差動出力する送
信回路である。
【0029】138は、24ビットのRGBデータ、水
平同期信号HD、垂直同期信号VD及びイネーブル信号
ENからなる合計27ビットの映像データ140を量子
化クロック132に従い取り込むD−F/F、142
は、D−F/F138の出力データを出力端子144を
介して信号線114に差動出力する送信回路、146は
量子化クロック132を出力端子148を介して信号線
116に差動出力する送信回路である。これらのブロッ
ク138,142,144の機能は、第1実施例のブロ
ック38,42,44の機能と同じである。
【0030】受信装置118の構成を説明する。15
0,152,154はそれぞれ信号線112,114,
116からの差動信号が入力する入力端子、156,1
58,160は入力端子150,152,154からの
差動信号を受信する受信回路、162は、受信回路15
6の出力データを16ビット2チャンネルの32ビット
パラレル音声データに戻し、データ区切りを示すヘッダ
信号を分離するシリアル/パラレル(S/P)変換器、
164は、S/P変換器162の出力するヘッダ信号の
ジッタを除去し、音声クロックを再生する音声データ用
量子化クロック再生手段としてのPLL回路、166は
PLL回路164の出力クロックに従ってS/P変換器
162の出力する32ビットパラレル音声データを取り
込むD−F/F、168は、D−F/F166の出力す
る16ビット・2チャンネルの音声データをアナログ信
号に変換するD/A変換器、170は、受信回路158
が出力するRGBデータ及びHD/VD/ENからなる
映像データを、受信回路160の出力する画素クロック
に従って取り込むD−F/Fである。
【0031】受信装置118では、S/P変換器162
とPLL回路164の部分が、第1実施例とは異なる。
【0032】第1実施例とは異なる部分の第2実施例の
動作を説明する。
【0033】図6は、クロック128に対するP/S変
換器126の動作タイミング図を示す。P/S変換器1
26は、図6(1)に示す32ビットシリアル音声デー
タを先ず生成し、図6(2)に示すように、この32ビ
ットシリアルデータ上で音声データが存在する期間には
‘L’、存在しない期間には‘H’となるヘッダを生成
する。
【0034】図7は、映像データ用量子化クロック13
2を考慮したP/S変換器126の動作タイミング図を
示す。図7(1)はシリアル音声データ、同(2)はヘ
ッダ、同(3)は映像データ用量子化クロック132、
同(4)は最終的に生成されるシリアル音声データ、同
(5)は映像データ140をそれぞれ示す。P/S変換
器126は、図7に示すように、ヘッダが‘H’の期
間、つまりシリアル音声データが存在しない期間では、
映像データ用量子化クロック132の1周期毎に‘H’
と‘L’を繰り返し、ヘッダが‘L’の期間、つまりシ
リアル音声データが存在する期間では、32ビットシリ
アル音声データを映像データ用量子化クロック132で
再サンプリングし、41乃至42クロック期間、‘H’
又は‘L’に固定した伝送用シリアル音声データ(図7
(4))を生成する。図7では、理解を容易にするた
め、5回乃至6回の再サンプリングを例示してある。
【0035】最終的に生成される伝送用シリアル音声デ
ータ(図7(4))は、第1実施例の場合と同様に、1
6.7ns(≒1/60MHz)程度のジッタを持つも
のの、映像データ40と完全に同期している。送信回路
134は、この伝送用シリアル音声データを接続端子1
36にデジタル音声差動信号として出力する。
【0036】受信装置118のS/P変換器162は、
先ずヘッダを再生する。具体的には、受信回路160か
ら出力される映像データ用量子化クロック“Pix.
CLK”を用いて隣接するデータと比較し、3回以上変
化する場合にはヘッダとみなす。PLL回路164は、
この様にして得られたヘッダを基に音声クロックを再生
するとともに、その33倍の速さのクロックを生成し、
S/P変換器162に印加する。S/P変換器162
は、PLL回路164からのこれらのクロックを用い
て、受信回路156からのデータに含まれるシリアル音
声データをパラレル信号に変換する。
【0037】(第3実施例)シリアル音声データとして
CP1201規格の信号を扱う場合には、以下のように
すればよい。CP1201は、CD再生装置等のデジタ
ルオーディオ機器間の接続に用いられている規格であ
り、75Ωの同軸ケーブル又は光ファイバ等を使用す
る。音声データ以外にコピープロテクト等の種々の付帯
情報が付加され、量子化時の音声クロックの128倍の
転送レートでシリアル伝送する。量子化時の音声クロッ
クが44.1kHzの場合、転送レートは5.6448
Mbpsとなる。
【0038】これを第1実施例と同様に60MHzの映
像データ用量子化クロック32で再サンプリングする場
合、映像データ用量子化クロック32で10乃至11画
素分で1ビット分の音声信号を伝送できる。受信側で
は、第1及び第2の実施例と同様に、受信回路56,1
56で受信した後、シリアル/パラレル変換を行い、量
子化時の音声クロックのジッタを除去し、D/A変換し
てアナログ音声信号に戻す。
【0039】(第4実施例)図8は、LVDS(チャネ
ル リンク)伝送を使用する本発明の第4実施例の概略
構成ブロック図を示す。LVDSは“Low Volt
age Differential Signalin
g”の略であり、振幅電圧を抑える代わりに定電流駆動
とした差動伝送方式であり、数百Mbpsの伝送能力を
持つ。映像データ等の伝送時には、図9に示すように、
28この映像データを7こずつデータA〜Dの4組に分
け、それぞれ、画素クロックの7倍のスピードでシリア
ル変換した状態でデータ用4対と画素クロック用1対の
計5対の伝送路を介して、画素クロック1周期の期間に
28ビットデータ全てを伝送する「チャネルリンク」と
呼ばれる伝送方式が使用される。
【0040】このように、LVDS(チャネルリンク)
は、28ビット分の伝送容量があるが、24bitのR
GBデータとHD/VD/ENの3ビットのタイミング
信号を割り当てても、まだ1ビットの余裕がある。そこ
で、本実施例では、この残った1ビットのエリアにシリ
アル化された音声データを振り分ける。
【0041】送信装置210がLVDS信号線212を
介して受信装置214に接続する。送信装置210は、
第1実施例における送信装置10の送信回路34,4
2,44をLVDS送信回路216に変更した構成から
なり、受信装置214は、第1実施例における受信装置
18の受信回路56,58,60をLVDS受信回路に
変更した構成からなる。第1実施例と同じ構成要素には
同じ符号を付してある。シリアル/パラレル変換及びパ
ラレル/シリアル変換の部分を第2実施例と同様の構成
にしても良い。CP1201規格に準拠する方式でも実
施可能である。
【0042】(第5実施例)図10は、本発明の第5実
施例の概略構成ブロック図を示す。この実施例では、G
VIF(Gigabit Video IF)方式を使
用する。送信装置310は、信号線312を介して受信
装置314に接続する。
【0043】送信装置310の構成を説明する。320
は、2チャンネル分のアナログ音声信号322を音声ク
ロック324に従いサンプリングし、それぞれ16ビッ
ト音声データに変換するA/D変換器、326は、A/
D変換器320の出力16ビット2チャンネル分32ビ
ットデータを音声クロック324の52倍の周波数のク
ロック328に従ってシリアル化し、データ区切りを示
すヘッダを付加して出力するパラレル/シリアル(P/
S)変換器である。332は、24ビットのRGBデー
タ、水平同期信号HD、垂直同期信号VD及びイネーブ
ル信号ENからなる合計27ビットの映像データ334
に含まれるHD信号と映像データ量子化クロック(画素
クロック)336とからゲート信号を生成するゲート信
号生成回路、338は、ゲート信号生成回路332から
出力されるゲート信号に従い、映像データ量子化クロッ
ク336をゲートするゲート回路、340はゲート回路
338の出力に従いP/S変換器326の出力データを
再サンプリングするデータ同期化手段としてのD−F/
Fである。
【0044】342は、27ビットの映像データ334
を量子化クロック336に従い取り込むD−F/F、3
44は、D−F/F342の出力データを量子化クロッ
ク336に従い取り込むD−F/Fである。
【0045】346は、D−F/F340,344の出
力データをGVIF方式で出力端子348に出力するG
VIF送信回路である。
【0046】受信装置314の構成を説明する。350
は信号線312からの信号が入力する入力端子、352
はGVIF方式の受信回路、354は、受信回路352
から出力されるシリアル音声データを16ビット2チャ
ンネルの32ビットパラレル音声データに戻し、データ
区切りを示すヘッダ信号を分離するS/P変換器、35
6は、S/P変換器356の出力するヘッダ信号のジッ
タを除去し、音声クロックを再生する音声データ用量子
化クロック再生手段としてのPLL回路、358はPL
L回路356の出力クロックに従ってS/P変換器35
4の出力する32ビットパラレル音声データを取り込む
D−F/F、360は、D−F/F358の出力する1
6ビット・2チャンネルの音声データをアナログ信号に
変換するD/A変換器、362は、受信回路352が出
力するRGBデータ及びHD/VD/ENからなる映像
データを、受信回路352の出力する画素クロックに従
って取り込むD−F/Fである。
【0047】GVIFでは、24ビットの映像データと
ともにHD/VD/ENの各種タイミング信号及びコン
トロール信号をコード化し、画素クロックの30倍の転
送レートでシリアルデータとして1対の差動信号線路で
伝送する。但し、コード化する際の制約が幾つかあり、
HD/VDの同期信号が変化するタイミングの前後のク
ロックでは、他の信号の変化点は存在出来ない。通常の
映像データであれば、同期信号の近傍に映像データが存
在しないので、特に問題とはならないが、本実施例のよ
うに映像信号用画素クロックと同期しつつ、常にデータ
が存在する音声データを畳重する場合には、留意する必
要がある。
【0048】この点を考慮して、本実施例では、ゲート
信号発生器332及びクロックゲート338を送信装置
310に設けた。その他の部分の動作は、第1実施例の
送信装置10とほとんど同じであるので、詳細な説明を
省略する。
【0049】図11は、ゲート信号発生器332及びク
ロックゲート338に関する信号波形例を示す。図11
(1)は、映像データ量子化クロック(画素クロック)
336、同(2)は、映像データ334に含まれるHD
信号、同(3)は、同(2)に示すHD信号を映像デー
タ量子化クロック336の3クロック分、遅延させた信
号、同(4)は、同(2)に示す信号と同(3)に示す
信号の排他的論理和をとった結果、同(5)はゲート信
号生成回路332から出力されるゲート信号、同(6)
は、D−F/F342により1クロック分、遅延したH
D信号、同(7)はゲート回路338がD−F/F34
0に印加するクロック信号をそれぞれ示す。
【0050】クロックゲート信号発生回路332は、映
像データ用量子化クロック336とこれに同期した水平
同期(HD)信号とから3クロック遅延したHD信号
(図11(3))を生成し、元のHD信号との間で排他
的論理和をとり、更に、画素クロック336が‘L’の
期間中に変化点が来るように遅延させ、ゲート信号(図
11(5))を得る。この遅延は、論理回路の持つ遅延
時間を利用したものでも、映像データ用量子化クロック
336の立下りエッジでラッチする方法でも良い。図1
1(5)に示すゲート信号が、クロックゲート338に
印加される。クロックゲート338は、図11(5)に
示すゲート信号が‘H’の期間、画素クロック336を
ミュートし、図11(7)に示す信号をD−F/F34
0に印加する。
【0051】D−F/F342は、映像データ334を
1クロック分、遅延する。このように1クロック分、遅
延したHD信号(図11(6))とゲートされたクロッ
ク信号(図11(7))との関係を簡単に説明する。
【0052】遅延したHD信号(図11(6))の変化
点前に存在する映像データ用量子化クロック336の立
ち上がりエッジ(図11のタイミングA)、HD信号
(図11(6))の変化点直後に存在する立ち上がりエ
ッジ(図11のタイミングB)、及び、その次の立ち上
がりエッジ(図11のタイミングC)には、ゲートされ
たクロック信号(図11(7))の立ち上がりが存在し
ない。この期間にシリアル音声データの変化点が存在し
ても、その変化は反映されず、その次の立ち上がりエッ
ジ(図11のタイミングD)で初めて変化する。
【0053】一方、遅延したHD信号の変化点は、図1
1のタイミングBで次段のD−F/F344に取り込ま
れる。つまりD−F/F344にとってのHD信号の変
化点は、図11のタイミングBであり、その前後(図1
1のタイミングA及びC)にはシリアル音声データの変
化点は存在しなくなる。
【0054】このようにして得られた伝送用シリアル音
声データは、映像データ用量子化クロック336の4ク
ロック分のジッタを持つことになるが、「同期信号が変
化するタイミング前後のクロックでは、他の信号の変化
点は存在出来ない。」というGVIF固有の制約を回避
出来る。
【0055】GVIF送信回路346が、この伝送用シ
リアル音声データを、GVIFのコントロール信号エリ
アに載せて、映像表示装置の受信装置314に送信す
る。映像表示装置の受信装置314は、入力段がGVI
F受信回路352で置換されていることを除いて、第1
実施例と実質的に同じである。
【0056】この実施例でも、音声データのシリアル化
方式は第1実施例と同等であるとしたが、第2実施例の
ようなシリアル変換方式又は第3実施例のようなCP1
201規格に準拠した方式であってもよい。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、映像データ用量子化クロックとは
非同期の音声用クロックで量子化されたシリアル音声デ
ータを映像データ用量子化クロックで再サンプリング
し、映像データと共に伝送し、受信側で音声用クロック
を再生しこれを用いてアナログ音声信号に戻すことによ
り、比較的単純な回路構成でブランキング期間への制約
も無く、互いに非同期の音声データを映像データを一緒
に伝送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図2】 シリアル音声データの波形例である。
【図3】 送信装置10の信号波形例である。
【図4】 受信装置18で再生される音声クロックの波
形例である。
【図5】 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図6】 シリアル音声データの波形例である。
【図7】 送信装置110の信号波形例である。
【図8】 本発明の第4実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図9】 LVDS伝送の波形例である。
【図10】 本発明の第5実施例の概略構成ブロック図
である。
【図11】 クロックゲート信号の波形例である。
【符号の説明】
10:送信装置 12,14,16:信号線 18:受信装置 20:A/D変換器 22:アナログ音声信号 24:音声クロック 26:パラレル/シリアル変換器 28:52倍周波数のクロック 30:Dフリップフロップ 32:映像データ量子化クロック(画素クロック) 34:送信回路 36:出力端子 38:Dフリップフロップ 40:映像データ 42:送信回路 44:出力端子 46:送信回路 48:出力端子 50,52,54:入力端子 56,58,60:受信回路 62:シリアル/パラレル(S/P)変換器 64:PLL回路 66:Dフリップフロップ 68:D/A変換器 70:Dフリップフロップ 110:送信装置 112,114,116:信号線 118:受信装置 120:A/D変換器 122:アナログ音声信号 124:音声クロック 126:パラレル/シリアル変換器 128:33倍周波数のクロック 132:映像データ量子化クロック(画素クロック) 134:送信回路 136:出力端子 138:Dフリップフロップ 140:映像データ 142:送信回路 144:出力端子 146:送信回路 148:出力端子 150,152,154:入力端子 156,158,160:受信回路 162:シリアル/パラレル(S/P)変換器 164:PLL回路 166:Dフリップフロップ 168:D/A変換器 170:Dフリップフロップ 210:送信装置 212:信号線 214:受信装置 216:LVDS送信回路 218:LVDS受信回路 310:送信装置 312:信号線 314:受信装置 320:A/D変換器 322:アナログ音声信号 324:音声クロック 326:パラレル/シリアル変換器 328:52倍周波数のクロック 332:ゲート信号発生会r 334:映像データ 336:映像データ量子化クロック(画素クロック) 338:ゲート回路 340,342,344:Dフリップフロップ 346:GVIF送信回路 348:出力端子 350:入力端子 354:シリアル/パラレル(S/P)変換器 356:PLL回路 358:Dフリップフロップ 360:D/A変換器 362:Dフリップフロップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号発生装置から映像表示装置に対
    し映像データ及び音声データを伝送するシステムであっ
    て、 当該映像信号発生装置は、 音声データ用量子化クロックを用いてシリアル音声デー
    タを生成するシリアル音声データ発生手段と、 当該シリアル音声データ発生手段で生成されるシリアル
    音声データを映像データ用量子化クロックで再サンプリ
    ングし伝送用シリアル音声データを生成するデータ同期
    化手段と、 当該データ同期化手段が出力する当該伝送用シリアル音
    声データと映像データを当該映像表示装置に送出するデ
    ジタル信号送出手段とを具備し、 当該映像表示装置は、 当該映像信号発生装置から送出される伝送用シリアル音
    声データ及び映像データを受信するデジタル信号受信手
    段と、 受信した当該伝送用シリアル音声データから音声データ
    用量子化クロックを抽出し再生する音声クロック再生手
    段と、 当該音声クロック再生手段で再生される音声データ用量
    子化クロックを用いてシリアル音声データをアナログ信
    号に戻すD/A変換手段とを具備することを特徴とする
    映像音声伝送システム。
  2. 【請求項2】 当該音声データ量子化用クロックは当該
    映像データ用量子化クロックと非同期である請求項1に
    記載の映像音声伝送システム。
  3. 【請求項3】 当該音声クロック再生手段はPLL回路
    を含む請求項1又は2に記載の映像音声伝送システム。
  4. 【請求項4】 当該音声データ発生手段で生成されるシ
    リアル音声データは、CP1201規格に準ずるもので
    ある請求項1乃至3の何れか1項に記載の映像音声伝送
    システム。
  5. 【請求項5】 当該デジタル信号受信手段と当該デジタ
    ル信号受信手段はLVDS(チャネルリンク)で信号を
    送受信する手段であり、LVDS(チャネルリンク)で
    伝送する複数ビットの内の1ビット分で伝送用シリアル
    音声データを伝送し、それ以外のビット分で映像データ
    を伝送する請求項1乃至4の何れか1項に記載の映像音
    声伝送システム。
  6. 【請求項6】 当該デジタル信号受信手段と当該デジタ
    ル信号受信手段はGVIFで信号を送受信する手段であ
    り、GVIFで伝送する複数ビットの内のコントロール
    データ用の1ビットを用いて伝送用シリアル音声データ
    を伝送する請求項1乃至4の何れか1項に記載の映像音
    声伝送システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009027685A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Avid Electronics Corp Fmステレオ送信機およびそのデジタル化された周波数変調ステレオ多重化回路
CN108012128A (zh) * 2018-01-09 2018-05-08 苏州中亿丰科技有限公司 多路视频信号和音频信号的传输系统及其控制方法
CN108769786A (zh) * 2018-05-25 2018-11-06 网宿科技股份有限公司 一种合成音视频数据流的方法和装置

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