JP2000155549A - 映像信号表示システム - Google Patents

映像信号表示システム

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JP2000155549A
JP2000155549A JP10330901A JP33090198A JP2000155549A JP 2000155549 A JP2000155549 A JP 2000155549A JP 10330901 A JP10330901 A JP 10330901A JP 33090198 A JP33090198 A JP 33090198A JP 2000155549 A JP2000155549 A JP 2000155549A
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JP
Japan
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signal
video
synchronization signal
synchronization
period
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Application number
JP10330901A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Nishitani
茂之 西谷
Shigehiko Kasai
成彦 笠井
Hiroshi Kurihara
博司 栗原
Tatsumi Mori
立美 森
Yukio Hiruta
幸男 蛭田
Masashi Mori
雅志 森
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝送線を増やすことなく液晶モニタ装置におい
てアナログ映像信号を精度よくAD変換する。 【解決手段】グラフィックカード1の水平分割信号合成
回路36は、アナログ映像信号のDA変換クロックに位相
同期した水平分割信号を、水平同期信号に重畳して第2
水平同期信号37として出力する。液晶モニタ装置24
の同期信号分離回路38は、第2水平同期信号37か
ら、水平分割信号と水平同期信号を分離し、PLL27
は、水平分割信号に位相同期したAD変換クロックを生成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号と同期信
号を映像信号出力装置から表示装置に伝送し、表示する
映像表示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像信号と同期信号を映像信号出力装置
から表示装置に伝送し、表示する映像表示システムとし
ては、コンピュータ装置に搭載されるグラフィックカー
ドと液晶モニタ装置からなるものが知られている。
【0003】このような従来の映像表示システムの構成
を図34に示す。
【0004】図中、24は液晶モニタ装置を、1はコン
ピュータ装置に搭載されるグラフィックカードを表して
いる。
【0005】さて、グラフィックカード1は、ビデオメ
モリ3とグラフィックコントローラ2を有する。
【0006】グラフィックコントローラ2は、ビデオメ
モリ3の表示データの読み書きを制御するメモリ制御回
路5と所定のシステムクロック10からグラフィックコ
ントローラ2の動作の基準となるクロック11を発生す
る基準クロック発生器4と、クロック11から垂直同期
信号21と水平同期信号22を生成する同期信号発生器
9と、ビデオメモリ3から読み出した表示データをクロ
ック11に同期してアナログ映像信号に変換するDAコ
ンバータ6、7、8を備えている。そして、このような
構成において、グラフィックコントローラ2は、垂直同
期信号21と水平同期信号22に同期して、ビデオメモ
リ3に格納された表示データを順次読み出して、DAコ
ンバータ6、7、8に変換させ、アナログ映像信号1
8、19、20として出力する。
【0007】一方、液晶モニタ装置24は、アナログ映
像信号18、19、20をデジタル映像信号32、3
3、34に変換するADコンバータ28、29、30
と、水平同期信号22からADコンバータ28、29、
30の変換クロック31を生成するPLL27と、液晶
表示コントローラ25と液晶表示装置26を備えてい
る。
【0008】このような構成において、グラフィックカ
ード1から入力するアナログ映像信号18、19、20
は、PLL27が生成する変換クロック31に同期して
サンプリングされデジタル映像信号32、33、34に
変換される。液晶表示コントローラ25は、デジタル映
像信号32、33、34を、水平同期信号22、垂直同
期信号21に同期して、液晶表示装置26に表示する。
【0009】ここで、グラフィックカード1から液晶モ
ニタ装置24に出力される各信号のタイミング例を図3
5に示す。
【0010】図35は、水平同期信号22と、映像信号
18、19、20と、クロック11の関係を示すタイミ
ング図である。アナログ映像信号の1水平期間(1表示
ライン分の映像信号を出力する期間)は、表示有効期間
と帰線期間とよりなる。アナログ映像信号と水平同期信
号はクロック11に同期しており、表示の解像度が水平
方向に1024ドットのとき表示有効期間は1024ク
ロック分の期間となり、帰線期間は304クロック分の
期間となる。したがって1水平期間はあわせて1328
クロック分の期間となる。
【0011】一方、液晶モニタ装置24では、PLL2
7で水平同期信号22に位相同期した変換クロック31
を生成する。この変換クロック31は、図36に示す様
に、水平同期信号22の1周期に対して1328クロッ
ク生成される。そして、この変換クロック31はADコ
ンバータ28、29、30に入力されてアナログ映像信
号23が、デジタル映像信号32、33、34に変換さ
れる。そして、デジタル映像信号32、33、34は、
液晶表示コントローラ25により液晶に表示を行なうた
めの液晶表示データ35に変換され、液晶表示装置26
により映像が表示される
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図34に示したような
構成の映像表示システムでは、グラフィックカード1の
基準クロック発生器4が生成するクロック11と、液晶
モニタ装置24のPLL27が生成する変換クロック3
1の位相が、ある程度揃っている必要があり、両クロッ
クの位相が大きくずれると、クロック11に同期してD
A変換器6、7、8でアナログ化された映像信号18、
19、20を、変換クロック31に同期してADコンバ
ータ28、29、30で正しく変換することができなく
なる。すなわち、本来、図37(c)に示す様に、映像
信号18、19、20の信号波形の平坦部をAD変換し
なければならいところを、両クロックの位相差δが大き
くなると、図37(d)に示す様に映像信号18、1
9、20の信号波形の平坦部からはずれたところで、A
D変換することになる。そして、これがAD変換誤差と
なり、このAD変換誤差によって表示のちらつきが生じ
てしまう。
【0013】しかし、液晶モニタ装置24の解像度が高
くなるつれ、すなわち、クロック11、変換クロック3
1の周波数が大きくなるにつれ、クロック11の精度上
の問題に起因して、両クロックの位相を揃えることが困
難になる。
【0014】すなわち、他のデジタル回路からのノイズ
の影響や性能上の問題などにより、基準クロック発生器
4の発生するクロック11の周期は、どうしても毎周期
でごくわずかづつ変動することが避けられない。一方、
液晶モニタ装置24のPLL27は、1水平期間を周期
とする水平同期信号22に位相同期したクロックとして
変換クロック31を生成するため、PLL27が理想的
なものであったとしても、変換クロック31の位相を、
クロック11の1水平期間内における位相変動に追従さ
せることができない。
【0015】そして、このため、クロック11と変換ク
ロック31の位相差δは、図37(b)の様に1水平期
間内で変動してしまうことになり、液晶モニタ24の解
像度が高い場合には、このクロック周期対する周期のず
れとして相対的に定まる位相差δも大きくなり、これに
より、前述したAD変換誤差による表示のちらつきが生
じてしまう。
【0016】一方、グラフィックカード1から液晶モニ
タ装置24へ、クロック11を伝送し、液晶モニタ24
において変換クロック31として使用するようにすれ
ば、このような位相差δの発生を防ぐことができるが、
この場合には映像信号18、19、20や同期信号を伝
送する伝送線とは別のクロック伝送用の伝送線が必要に
なってしまう。
【0017】また、従来の映像表示システムでは、映像
信号出力装置から表示装置へ音声信号や、表示装置の各
種設定情報などを伝送するためには、それぞれ専用の伝
送線が必要であったため、両装置を接続する伝送線数が
増加し、煩雑化してしまうという問題もあった。
【0018】そこで、本発明は、専用の伝送線を必要と
することなしに、映像信号出力装置から表示装置に各種
信号を伝送することができる映像表示システムを提供す
ることを課題とする。また、本発明は、このようにして
伝送した信号によって、表示装置におけるAD変換誤差
を軽減し、表示のちらつきを防止することを課題とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、映像信号を出力する映像出力装置と、前記映
像信号を入力し表示する表示装置とを有する映像表示シ
ステムであって、前記映像信号出力装置は、同期信号
と、各期間において、当該期間と前記同期信号との時間
差によって定まる位置の画素の表示値を表す映像信号と
を生成する基本信号群生成手段と、水平同期信号もしく
は垂直同期信号以外の、前記表示装置に伝送する所定の
伝送信号を生成する信号生成手段と、前記伝送信号を、
前記同期信号に重畳して第2同期信号を生成する重畳手
段と、前記第2同期信号と映像信号を前記表示装置に出
力する出力手段とを有し、前記映像表示装置は、入力す
る前記第2同期信号から、当該第2同期信号に重畳され
た前記伝送信号と前記同期信号とを分離する分離手段
と、分離した伝送信号を処理する処理手段と、入力した
映像信号が各期間において表す表示値を、当該期間と分
離した前記同期信号との時間差によって定まる位置の画
素に表示する表示手段とを有する特徴とする映像表示シ
ステムを提供する。
【0020】このような映像信号表示システムによれ
ば、同期信号と同じ伝送線によって、映像信号出力装置
から表示装置に各種信号を伝送することができる。
【0021】また、本発明は、このような映像信号表示
システムであって、前記映像信号はアナログの映像信号
であり、前記映像信号出力装置の信号生成手段は、前記
アナログの映像信号が表示値を表す画素が切り替わる周
期に同期した、前記アナログの映像信号が表示値を表す
画素が属する表示ラインを切り替える周期である水平周
期の周期よりも周期が短い周期信号を、前記伝送信号と
して生成し、前記映像表示装置の処理手段は、分離した
周期信号に同期した変換クロック信号を生成する変換ク
ロック生成手段と、入力するアナログの映像信号を、前
記変換クロック信号に同期してデジタルの映像信号に変
換する変換手段とを有することを特徴とする映像表示シ
ステムを提供する。また、前記映像信号はアナログの映
像信号であり、前記映像信号出力装置の信号生成手段
は、前記アナログの映像信号が表示値を表す画素が切り
替わる周期に同期した当該周期と同周期の周期信号を、
前記伝送信号として生成し、前記映像表示装置の処理手
段は、入力するアナログの映像信号を、分離した周期信
号に同期してデジタルの映像信号に変換する変換手段を
有することを特徴とする映像表示システムを提供する。
【0022】これらの映像表示システムによれば、映像
信号出力装置から表示装置に、同期信号と同じ伝送線を
用いて、前記アナログの映像信号が表示値を表す画素が
切り替わる周期に同期した、水平周期、すなわち、水平
同期信号の周期よりも周期が短い周期信号を伝送し、表
示装置において、この周期信号に同期した変換クロック
によってアナログ映像信号のAD変換を行う。したがっ
て、表示装置において、水平同期信号に同期した変換ク
ロックを用いる場合に比べ、変換クロックとアナログの
映像信号が表示値を表す画素が切り替わる周期との位相
差を小さく抑えることができ、これによりAD変換誤差を
低減し、表示のちらつきを抑えることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る映像表示シス
テムの実施形態について説明する。
【0024】まず、第1の実施形態について説明する。
【0025】図1に本実施形態に係る映像表示システム
の構成を示す。
【0026】図中、24は液晶モニタ装置を、1はコン
ピュータ装置に搭載されるグラフィックカードを表して
いる。
【0027】さて、グラフィックカード1は、ビデオメ
モリ3とグラフィックコントローラ2を有する。
【0028】グラフィックコントローラ2は、ビデオメ
モリ3の表示データの読み書きを制御するメモリ制御回
路5と、所定のシステムクロック10からグラフィック
コントローラ2の動作の基準となるクロック11を発生
する基準クロック発生器4と、クロック11から垂直同
期信号21と水平同期信号22を生成する同期信号発生
器9と、ビデオメモリ3から読み出した表示データを、
クロック11を位相調整したクロック15に同期してア
ナログ映像信号に変換するDAコンバータ6、7、8
と、水平同期信号22にクロック11を分周した水平分
割信号を重畳した第2水平同期信号37を生成する水平
分割信号合成回路36を備えている。そして、このよう
な構成において、グラフィックコントローラ2は、垂直
同期信号21と水平同期信号22に同期して、クロック
11毎にビデオメモリ3に格納された表示データを順次
読み出して、DAコンバータ6、7、8に変換させ、ア
ナログ映像信号18、19、20として、垂直同期信号
21、第2水平同期信号37と共に液晶モニタ装置24
に出力する。
【0029】一方、液晶モニタ装置24は、アナログ映
像信号18、19、20をデジタル映像信号32、3
3、34に変換するADコンバータ28、29、30
と、PLL27と、液晶表示コントローラ25と、液晶
表示装置26と、同期信号分離回路39とを備えてい
る。
【0030】このような構成において、同期信号分離回
路39は、グラフィックカード1から入力する第2水平
同期信号37を水平同期信号40と水平分割信号39に
分離し、PLL27は水平分割信号39に位相同期した
変換クロック31を生成する。グラフィックカード1か
ら入力するアナログ映像信号18、19、20は、PL
L27が生成する変換クロック31に同期してサンプリ
ングされデジタル映像信号32、33、34に変換され
る。液晶表示コントローラ25は、デジタル映像信号3
2、33、34を、同期信号分離回路39が分離した水
平同期信号40、グラフィックカード1から入力する垂
直同期信号21に同期して、液晶表示装置26に表示す
る。
【0031】以上のように本実施形態に係る映像表示シ
ステムは、図34に示した従来の映像表示システムに、
グラフィックカード1の水平分割信号合成回路36と、
液晶モニタ装置24の同期信号分離回路39とを付加
し、グラフィックカード1から、クロック11を分周し
た水平分割信号を水平同期信号に重畳して第2水平同期
信号37として液晶モニタ装置24に伝送し、液晶モニ
タ装置24において水平分割信号を水平同期信号37か
ら分離し、水平分割信号に位相同期した変換クロック3
1を生成するようにしたものである。
【0032】ここで、この本実施形態において付加した
グラフィックカード1の水平分割信号合成回路36の構
成を図2に示す。
【0033】図示するように、水平分割信号合成回路3
6は、水平分割信号発生器41とアナログ加算器43か
ら構成されている。水平分割信号発生器41は、クロッ
ク11を分周して水平分割信号42を生成する。また、
水平分割信号発生器41の出力する水平分割信号42
は、水平同期信号22に位相が同期されて出力される。
【0034】次に、水平分割信号42は、アナログ加算
器43で水平同期信号22に加算されて第2水平同期信
号37として出力される。
【0035】この第2水平同期信号37が生成される過
程を説明する。
【0036】図3において、クロック11は、基準クロ
ック発生器4の出力するクロックであり、表示解像度が
1024×768ドットでフレーム周波数70Hzの場
合、およそ75MHzの高速クロックである。このクロ
ック11が位相調整されて、DAコンバータ6、7、8
でアナログ映像信号18、19、20にDA変換するた
めの変換クロック15となる。
【0037】水平分割信号発生器41は、このクロック
11を分周して水平分割信号42を生成する。水平分割
信号42は、図3に示す様にクロック11を8分周した
ものであり、更に水平同期信号22に位相が同期してい
る。ここで、水平同期信号22は、表示有効期間の10
24クロックと帰線期間の304クロックの1328ク
ロックの周期を持っている。したがって、水平分割信号
42は水平同期信号22を166分割することになる。
【0038】このような水平分割信号42と水平同期信
号11は、加算器43で合成され第2水平同期信号37
として出力される。第2水平同期信号37は、水平同期
信号11と、重み付けをした水平分割信号42をアナロ
グ的に加算した信号である。
【0039】この加算の結果、図4に示す第2水平同期
信号37が得られる。
【0040】この第2水平同期信号37は、TTL論理
信号としては水平同期信号22と等価であり、TTL論
理の電圧閾値に従い、水平同期信号22が論理1の期間
は2.0v以上、水平同期信号22が論理0の期間は
0.8v以下の電圧値をとる。また、これと同時に、第
2水平同期信号37は、水平同期信号22が論理1の期
間は、TTL論理の論理1の電圧レベル範囲内において
水平分割信号42の論理値に応じた電圧値をとる。すな
わち、水平分割信号42が論理1の期間は5.0、水平
分割信号42が論理0の期間は4.8vの電圧値をと
る。
【0041】したがって、図4の第2水平同期信号37
そのものは、TTL論理信号としてみれば、単に水平同
期信号22が加算器43から出力されるに過ぎない。し
かし、微小レベルの信号としてみれば、8クロック毎に
水平分割信号を示す微小パルスが周期的に出力されてい
るものとなる。
【0042】ここで、表示の解像(ブランキング)度が
1024×768ドットの場合で806ライン(=76
8走査ライン+38帰遷ライン)の場合、グラフィック
カード1が出力する垂直同期信号21と第2水平同期信
号37の関係は、図5に示すようになる。
【0043】垂直同期信号21と、第2水平同期信号3
7とは同期しており、また、垂直同期信号21の周期
は、806ライン(=768ライン+38帰遷ライン)
分の第2水平同期信号37の周期と等しい。一方、第2
水平同期信号37の周期は、表示有効期間の1024ク
ロックと帰遷期間の304クロックの合計1328クロ
ックであり、1024クロックの表示有効期間では、有
効な映像信号がADコンバータ6、7、8から各々アナ
ログ映像信号18、19、20が出力される。
【0044】次に、本実施形態において付加した液晶モ
ニタ装置24の同期信号分離回路38の構成を図6に示
す。
【0045】図示するように、同期信号分離回路38
は、TTL入力バッファ44とクランプ回路45とコン
パレータ47で構成される。第2水平同期信号37は、
TTL入力バッファ44とクランプ回路45に入力され
る。TTLバッファ44に入力された第2水平同期信号
37は、水平同期信号40として出力され、クランプ回
路45に入力された第2水平同期信号37はクランプ電
圧46として出力される。
【0046】クランプ電圧46は、コンパレータ47に
入力され、水平分割信号39に変換されてPLL27に
基準クロックとして入力される。
【0047】ここで、TTL入力バッファ44は、TT
L論理の入力端子を持ち入力波形を出力に伝達するバッ
ファ回路である。図7に示すように、TTL入力バッフ
ァ44に入力された第2水平同期信号37は、TTL論
理の閾値にしたがって波形が整形されて水平同期信号4
0として出力される。
【0048】また、クランプ回路45は、第2水平同期
信号37の電圧を、第2水平同期信号37の最も電圧の
高いレベル(論理1のレベル)を0vとする電圧に変換
する回路で、コンデンサとダイオードで構成されてい
る。このクランプ回路45に第2水平同期信号37を入
力することで、クランプ電圧46が生成される。次にク
ランプ電圧46はコンパレータ47に入力される。コン
パレータ47は、入力された信号が−0.1v以上の時
にはTTL論理1、−0.1v以下のときにはTTL論
理0を出力する回路である。クランプ電圧46は、0v
を最大値とする電圧であり、これをコンパレータ47に
入力することで、水平分割信号39を分離することがで
きる。分離された水平分割信号39は、PLL27の基
準クロックとして入力される。
【0049】PLL27は、図8に示す様に、水平分割
信号39に位相同期した、水平分割信号39の周期の1/
8倍の周期のクロックを変換クロック31として生成す
る。この変換クロック31は、ADコンバータ28、2
9、30でアナログ映像信号18、19、20をデジタ
ル映像信号32、33、34に変換するクロックとな
る。これにより映像信号は、液晶表示コントローラ25
で液晶の表示タイミングに変換され、液晶表示装置26
に映像が表示される。
【0050】以上のような構成によれば、図9に示すよ
うに、クロック11と変換クロック31との位相差δ
は、水平分割信号39の周期、すなわち、8クロック毎
に補正されるので、AD変換誤差による表示のちらつき
は、大幅に軽減される。たとえば、前述にように水平分
割信号が1水平期間を166分割するものであれば、従
来に比べ位相差δが平均166分の1に大幅に圧縮され
ることになり、位相差δが原因で発生するAD変換誤差
による表示のちらつきはほとんど発生しなくなる。
【0051】また、以上のような構成のグラフィックボ
ード1によれば、従来の液晶モニタ装置(例えば図34
に示した従来技術に係る液晶モニタ装置)やCRTモニ
タにも適用することができる。すなわち、従来の液晶モ
ニタやCRTモニタでは、第2水平同期信号37を、T
TL論理の、水平分割信号の重畳されていない通常の水
平同期信号として取り扱うことができるので、本実施形
態に係るのグラフィックカード1を用いて、従来の液晶
モニタやCRTモニタへの表示を行うことができる。
【0052】また、本実施形態に係る液晶モニタ装置2
4は、PLL27の分周比や同期信号分離回路39のコ
ンパレータ47の比較電圧を切り替えることができる構
成を備えてもよい。このようにすることにより、本実施
形態に係る液晶モニタ装置24を、従来のグラフィック
カード(例えば図34に示した従来技術に係るグラフィ
ックカード)に接続して使用することができるようにな
る。
【0053】すなわち、従来のグラフィックカードに接
続する場合、第2水平同期信号37は通常の水平同期信
号となるが、同期信号分離回路39のコンパレータ47
の比較電圧を−0.1vから、TTLとほぼ同等の閾値
となるような−3vに変更すると、同期信号分離回路3
9からは水平同期信号と等価な信号がPLL27に基準
クロックとして入力される。そして、PLL27を、基
準クロック周期に1328クロックを生成するように設
定することで、従来と同様な変換クロック31が生成さ
れる。したがって、このようにすることにより、従来の
グラフィックカードに接続して従来と同等の表示を行う
ことができることになる。
【0054】なお、本実施形態では、水平同期信号に水
平分割信号を重畳したが、これは垂直同期信号に重畳す
るようにしてもよい。
【0055】以下、本発明の第2実施形態について説明
する。
【0056】本第2実施形態は、前記第1実施形態を、
同期信号として水平同期信号と垂直同期信号が複合化さ
れたコンポジット同期信号を、グラフィックカード1と
液晶メモリ装置24間で伝送する映像表示システムに適
用したものである。
【0057】図10に本実施形態に係る映像表示システ
ムの構成を示す。
【0058】図示するように、本実施形態に係る映像表
示システムは、図1に示した第1実施形態に係る映像表
示システムにおいて、グラフィックカード1の同期信号
発生器11に代えて、水平同期信号と垂直同期信号が複
合化されたコンポジット同期信号60を生成するコンポ
ジット同期信号発生器59を備えた点と、水平分割信号
合成回路61が水平同期信号22に代えてコンポジット
同期信号60を入力し、第2水平同期信号37に代え
て、コンポジット同期信号60に水平分割信号を重畳し
た第2コンポジット同期信号62を液晶モニタ装置24
に出力する点と、液晶モニタ装置24の同期信号分離回
路63の構成と動作が、前記第1実施形態とは異なる。
【0059】さて、図11に示すように、コンポジット
同期信号発生器59は、クロック11からコンポジット
同期信号60を発生する。コンポジット同期信号60
は、通常の水平同期信号を垂直同期期間において論理を
反転させた複合同期信号である。水平分割信号合成回路
61は、図2に示した第1実施形態に係る水平分割信号
合成回路36と同様の構成を有しており、クロック11
を8分周した水平同期信号に位相同期した水平分割信号
を、コンポジット同期信号60に重畳し、第2コンポジ
ット同期信号62を生成する。図11に示すように、第
2コンポジット同期信号62は、前記第1実施形態と同
様に、TTL論理信号としてはコンポジット同期信号6
0と等価であり、TTL論理の電圧閾値に従い、コンポ
ジット同期信号60が論理1の期間は2.0v以上、コ
ンポジット同期信号60が論理0の期間は0.8v以下
の電圧値をとる。また、これと同時に、第2コンポジッ
ト同期信号62は、コンポジット同期信号60が論理1
の期間は、TTL論理の論理1の電圧レベル範囲内にお
いて水平分割信号の論理値に応じた電圧値をとる。すな
わち、水平分割信号が論理1の期間は5.0、水平分割
信号が論理0の期間は4.8vの電圧値をとる。
【0060】次に、図12に、本第2実施形態に係る同
期信号分離回路63の構成を示す。
【0061】図示するように、同期信号分離回路63
は、TTL入力バッファ44とSYNC分離回路77と
クランプ回路45とコンパレータ47で構成される。第
2コンポジット同期信号62はTTL入力バッファ44
とクランプ回路45に入力される。
【0062】図13に示すように、TTL入力バッファ
44に入力された第2コンポジット同期信号62はTT
L論理の閾値にしたがって波形が整形されてコンポジッ
ト同期信号76として出力される。コンポジット同期信
号76は、SYNC分離回路77に入力され、垂直同期
信号21と水平同期信号40に各々分離されて出力され
る。
【0063】一方、図14に示すように、クランプ回路
45に入力された第2コンポジット同期信号62は、前
記第1実施形態と同様に0Vを最大電圧とするクランプ
電圧46に変換されコンパレータ47に入力される。コ
ンパレータ47は、入力された信号が−0.1v以上の
時にTTL論理1、−0.1v以下のときにはTTL論
理0をとる水平分割信号39を、PLL27に出力す
る。
【0064】PLL27は第1実施形態と同様に水平分
割信号39の1/8倍の周期の変換クロック31を生成す
る。この変換クロック31はADコンバータ28、2
9、30でアナログ映像信号18、19、20をデジタ
ル映像信号32、33、34に変換するためのクロック
となる。これにより映像信号は、液晶コントローラ25
で液晶の表示タイミングに変換され、液晶表示装置26
に映像が表示される。
【0065】以上のような構成により、同期信号として
コンポジット同期信号を用いる場合でも、前記第1実施
形態と同様AD変換誤差による表示のちらつきをほとん
ど防ぐことができる。また、前記第1実施形態と同様
に、以上のような構成のグラフィックボード1は、コン
ポジット同期信号を入力する従来の液晶モニタ装置やC
RTモニタにも適用することができる。また、本実施形
態に係る液晶モニタ装置24は、PLL27の分周比や
同期信号分離回路39のコンパレータ47の比較電圧を
切り替えることができる構成を備えることにより、コン
ポジット同期信号を出力する従来のグラフィックカード
に接続して使用することができるようになる。
【0066】なお、以上の第1、第2実施形態では水平
分割信号の周期は、クロック11を8分周したもとした
が、水平分割信号の周期は、これ以外の周期の、クロッ
ク11に位相同期した信号としてよい。また、クロック
11そのものとしてもかまわない。
【0067】以下、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0068】図15に、本第3実施形態に係る映像表示
システムの構成を示す。
【0069】図示するように、本第3実施形態に係る映
像表示システムは、図1に示した前記第1実施形態に係
る映像表示システムの液晶モニタ装置24において、PL
L37を省き、PLL37に代えて同期信号分離回路92が
変換クロック31を生成するようにしたものであり、水
平分割信号合成回路91と同期信号分離回路92の構成
と動作が、前記第1実施形態とは異なる。
【0070】まず、図16に、本第3実施形態に係る信
号合成回路36の構成を示す。
【0071】図示するように、本実施形態に係る水平分
割信号合成回路91は、アナログ加算器43で構成さ
れ、水平同期信号22とクロック11をアナログ的に加
算して第2水平同期信号93として出力する。
【0072】この第2水平同期信号93は、図17に示
すように、水平同期信号22にクロック11を重畳した
ものであり、TTL論理信号としては水平同期信号22
と等価であり、TTL論理の電圧閾値に従い、水平同期
信号22が論理1の期間は2.0v以上、水平同期信号
22が論理0の期間は0.8v以下の電圧値をとる。ま
た、これと同時に、第2水平同期信号93は、水平同期
信号22が論理1の期間は、TTL論理の論理1の電圧
レベル範囲内においてクロック11の論理値に応じた電
圧値をとる。すなわち、クロック11が論理1の期間は
5.0v、クロック11が論理0の期間は4.8vの電
圧値をとる。
【0073】次に、図18に本第3実施形態に係る同期
信号分離回路92の構成を示す。
【0074】図示するように、同期信号分離回路92
は、TTL入力バッファ44とクランプ回路45とコン
パレータ47と位相調整器58で構成される。
【0075】第2水平同期信号93は、TTL入力バッ
ファ44とクランプ回路45に入力される。図19に示
すように、TTLバッファ44に入力された第2水平同
期信号37は、TTL論理の閾値にしたがって波形が整
形されて水平同期信号40として出力される。また、ク
ランプ回路45に入力された第2水平同期信号37は、
前記第1実施形態と同様に0Vを最大電圧とするクラン
プ電圧46に変換されコンパレータ47に入力される。
コンパレータ47は、入力された信号が−0.1v以上
の時にはTTL論理1、−0.1v以下のときにはTT
L論理0をとるクロック57を出力する。クロック57
は、位相調整器58で適当な量位相調整が施され変換ク
ロック31として出力される。この変換クロック31は
ADコンバータ28、29、30でアナログ映像信号1
8、19、20をデジタル映像信号32、33、34に
変換するクロックとなる。これによりアナログの映像信
号はデジタル映像信号に変換され、さらに液晶表示コン
トローラ25で液晶の表示タイミングに変換され、液晶
表示装置26に映像が表示される。なお、水平同期信号
のタイミングでは、変換クロック31とクロック11は
異なったものとなるが、このタイミングでは有効な映像
信号は入力されないので問題は生じない。
【0076】以上の様な本第3実施形態によれば、液晶
モニタにアナログ映像信号を表示する際にアナログ映像
信号をデジタルに変換するクロックを水平同期信号に重
ね合せたクロックで生成することで、クロックとアナロ
グ映像信号の位相差δを排除し、これが原因で発生する
AD変換誤差による表示のちらつきを防ぐことができ
る。
【0077】また、以上のような構成のグラフィックボ
ード1は、コンポジット同期信号を入力する従来の液晶
モニタ装置やCRTモニタにも適用することができる。
また、本実施形態に係る液晶モニタ装置24は、PLL
27の分周比や同期信号分離回路39のコンパレータ4
7の比較電圧を切り替えることができる構成を備えるこ
とにより、コンポジット同期信号を出力する従来のグラ
フィックカードに接続して使用することができるように
なる。
【0078】なお、本第3実施形態は、グラフィックカ
ード1から液晶モニタ装置24に同期信号として、水平
同期信号にクロック11を重畳して伝送する場合につい
て説明したが、クロック11は、垂直同期信号にクロッ
ク11を重畳して伝送してもよいし、前記第2実施形態
と同様にして、コンポジット同期信号に重畳して伝送す
るようにしてもよい。
【0079】以下、本発明の第4の実施形態について説
明する。
【0080】図20に本実施形態に係る映像表示システ
ムの構成を示す。
【0081】図示するように、本実施形態に係る映像表
示システムは、図1に示した第1実施形態に係る映像表
示システムにおいて、グラフィックカード1に音声信号
生成回路95と音声信号合成回路50を付加し、液晶モ
ニタ装置24に音声信号分離回路52と音声信号再生回
路55とスピーカ56を付加したものである。
【0082】本実施形態では、グラフィックカード1に
おいて、音声信号生成回路95は生成されたアナログ音
声信号を符号化したデジタル音声信号を生成し、音声信
号合成回路21はデジタル音声信号を垂直同期信号21
に重畳し、第2垂直同期信号51として出力する。一
方、液晶モニタ装置24において、音声信号分離回路5
2は、第2垂直同期信号51から垂直同期信号53とデ
ジタル音声信号54を分離し、音声信号再生回路55は
分離されたデジタル音声信号からアナログ音声信号を再
生し、スピーカ56から音声を出力する。
【0083】このようにすることにより、本第4実施形
態では、音声信号伝送用の伝送線を必要とすることなし
にグラフィックカード1と液晶モニタ24間の音声信号
の伝送を可能とする。
【0084】以下、その詳細について説明する。
【0085】図21に、音声信号生成回路95の構成を
示す。
【0086】図示するように、音声信号生成回路95
は、AD変換器77と音声信号符号化回路79から構成さ
れる。
【0087】図22に示すように、AD変換器77は、入
力するアナログ音声信号76を所定の音声サンプリング
クロック80でサンプルしデジタル音声信号78に変換
し、音声信号符号化回路79に出力する。なお、可聴周
波数帯域20〜20kHzを高品質に再現可能とするため
には、サンプリングクロックの周波数は、可聴周波数帯
域の最大周波数の20kHzの2倍の40kHz以上とし、デ
ジタル音声信号のビット数は16ビット以上とするよう
にする。ただし、このサンプリングクロック周波数や、
デジタル音声信号のビット数は、必要とされる音声品質
に応じて適宜定めてよい。
【0088】音声信号符号化回路79は、同期信号発生
器9が生成する垂直同期信号21に同期してデジタル信
号78の符号化を行う。
【0089】すなわち、図23に示すように、垂直同期
信号21が表す垂直期間毎のデジタル音声信号78を単
位として符号化を行い、各垂直期間に入力したデジタル
音声信号78を符号化した符号化データをシリアル化し
たデジタル音声信号49を、デジタル音声信号78が入
力した垂直期間の次の垂直期間中の垂直同期信号21が
ロウ電圧となっていない期間中の、垂直同期信号21が
ロウ電圧となっている期間に対して定まる所定の期間に
音声信号合成回路50に出力する。
【0090】なお、ここで、音声信号符号化回路79に
入力するデジタル音声信号78の入力期間よりも、音声
信号符号化回路79が符号化したデジタル音声信号49
の出力期間が小さくなる。また、音声信号符号化回路7
9に入力するデジタル音声信号78が1サンプルあたり
複数ビットであるのに対して、音声信号符号化回路79
が符号化したデジタル音声信号49の出力はシリアルで
行う。この入力期間と出力期間の差、入力ビット数と出
力ビット数の差は、音声信号符号化回路79においてデ
ータ量を圧縮する符号化を行うことや、デジタル音声信
号78の入力よりもデジタル音声信号49の出力を高速
に行うことにより補償する。
【0091】さて、図20に戻り、音声信号合成回路5
0は、先に図2に構成を示した水平分割信号合成回路3
6と同じ構成を有しており、図24に示すように、垂直
同期信号21に、音声信号生成回路95から入力したデ
ジタル音声信号49を重畳し、第2垂直同期信号51と
して出力する。したがって、この第2垂直同期信号51
は、TTL論理信号としては垂直同期信号21と等価で
あり、TTL論理の電圧閾値に従い、垂直同期信号21
が論理1の期間は2.0v以上、垂直同期信号21が論
理0の期間は0.8v以下の電圧値をとる。また、これ
と同時に、第2垂直同期信号51は、垂直同期信号21
が論理1の期間は、TTL論理の論理1の電圧レベル範
囲内においてデジタル音声信号49の論理値に応じた電
圧値をとる。すなわち、デジタル音声信号49が論理1
の期間は5.0v、デジタル音声信号49が論理0の期
間は4.8vの電圧値をとる。
【0092】次に、液晶モニタ装置24において、この
ような第2垂直同期信号51は、音声信号分離回路52
に入力し、垂直同期信号53とデジタル音声信号54に
分離される。音声信号分離回路52は、先に、図6に示
した同期信号分離回路38と同様な構成を有しており、
図24に示すように、第2垂直同期信号51をTTL論
理の閾値にしたがって波形を整形した信号を垂直同期信
号53として出力し、第2垂直同期信号51の微少電圧
レベルに応じた論理値をとるTTL論理信号に変換して
デジタル音声信号54として、音声信号再生回路55に
出力する。
【0093】図25に、この音声信号再生回路55の構
成を示す。
【0094】図示するように、音声信号再生回路55
は、音声信号復号化回路81、DA変換器83、オーディ
オアンプ85を有している。
【0095】音声信号復号化回路81は、図26に示す
ように、音声信号分離回路52から入力される垂直同期
信号53が表す垂直期間毎のデジタル音声信号54を単
位として復号化を行い、各垂直期間中の垂直同期信号5
3がロウ電圧となっている期間に対して定まる所定の期
間に入力したデジタル音声信号54を復号した複数ビッ
トのデジタル音声信号82を、次の垂直期間中DA変換器
83に、デジタル音声信号をAD変換したサンプリングレ
ートと同じレートで出力する。結果、DA変換器83への
デジタル音声信号82の出力が各垂直期間ごとに途切れ
ることのないように行われる。
【0096】DA変換器83は、入力するデジタル音声信
号82をアナログ音声信号84に変換し、オーディオア
ンプ85はアナログ音声信号84を増幅し、図20のス
ピーカ56に出力する。
【0097】以上、本発明の第4の実施形態について説
明した。
【0098】なお、本実施形態によれば、デジタル音声
信号の符号、復号によって、それぞれ1垂直期間計2垂
直期間の遅延が生じるが、一般的には垂直期間は16ms
ec以下であるので、遅延は32msec以下となるが、この
程度の遅延は実用上問題とならない。もちろん、この遅
延を、グラフィックカード1または液晶モニタ装置24
側で吸収するような仕組みを設けるようにしてもよい。
これは、たとえば、グラフィックカード1において、映
像信号の読み出しを音声信号に対して2垂直期間分遅ら
せるようにすればよい。
【0099】または、デジタル音声信号の符号、復号を
垂直期間ごとに行うのではなく、もっと短い期間ごとを
単位として行うようにしてもよい。
【0100】また、以上の実施形態では、グラフィック
カード1側において、垂直同期信号に対して定まる予め
定めた所定の期間にデジタル音声信号を重畳して第2垂
直同期信号を生成し、液晶モニタ装置側において、この
垂直同期信号に対して定まる予め定めた所定の期間を用
いて、第2垂直同期信号にデジタル音声データが重畳さ
れている期間を認識できるようにしたが、これは、グラ
フィックカード1側において、連続的にデジタル音声信
号を重畳する各部分の前後に所定の識別パターンを付加
し、液晶モニタ装置側において、この識別パターンを判
別し、これより第2垂直同期信号にデジタル音声データ
が重畳されている期間を認識するようにしてもよい。
【0101】以上、本第4実施形態によれば専用の伝送
線を必要とすることなしに、音声情報をグラフィックカ
ード1から液晶モニタ装置25に伝送することができ
る。
【0102】以下、本発明の第5の実施形態について説
明する。
【0103】図27に、第5実施形態に係る映像表示シ
ステムの構成を示す。
【0104】図示するように、本実施形態に係る映像表
示システムは、図1に示した第1実施形態に係る映像表
示システムにおいて、グラフィックカード1にモニタ設
定信号生成回路98とモニタ設定信号合成回路65を付
加し、液晶モニタ装置24にモニタ設定信号分離回路6
7とモニタ設定制御回路69を付加したものである。
【0105】本実施形態では、グラフィックカード1に
おいて、モニタ設定信号合成回路65はモニタ設定信号
生成回路98が生成したモニタ設定信号64を垂直同期
信号21に重畳し、第2垂直同期信号66として出力す
る。一方、液晶モニタ装置24において、モニタ設定信
号分離回路67は、第2垂直同期信号66から垂直同期
信号53とモニタ設定信号68を分離し、モニタ設定制
御回路69は分離されたモニタ設定信号68に従って、
液晶表示コントローラ25の設定を変更する。
【0106】このようにすることにより、本第5実施形
態では、モニタ設定信号伝送用の伝送線を必要とするこ
となしにグラフィックカード1と液晶モニタ24間のモ
ニタ設定信号の伝送を可能とする。
【0107】以下、その詳細について説明する。
【0108】モニタ設定信号生成回路98は、レジスタ
を備え、当該レジスタに外部より書き込まれた、コマン
ドビット2ビットとデータビット16ビットの計18ビ
ットのモニタ設定情報を、図28(a)に示すように、
シリアル化し、その前後に各1ビットのスタートビット
とストップビットを付加し、モニタ設定信号99とし
て、同期信号発生器9が生成する垂直同期信号21がロ
ウ電圧でない期間にモニタ設定信号合成回路65に出力
する。
【0109】モニタ設定信号合成回路65は、先に図2
に構成を示した水平分割信号合成回路36と同じ構成を
有しており、図29に示すように、垂直同期信号21
に、モニタ設定信号生成回路98から入力したモニタ設
定信号99を重畳し、第2垂直同期信号66として出力
する。したがって、この第2垂直同期信号66は、TT
L論理信号としては垂直同期信号21と等価であり、T
TL論理の電圧閾値に従い、垂直同期信号21が論理1
の期間は2.0v以上、垂直同期信号21が論理0の期
間は0.8v以下の電圧値をとる。また、これと同時
に、第2垂直同期信号66は、垂直同期信号21が論理
1の期間は、TTL論理の論理1の電圧レベル範囲内に
おいてモニタ設定信号99の論理値に応じた電圧値をと
る。すなわち、モニタ設定信号99が論理1の期間は
5.0v、モニタ設定信号99が論理0の期間は4.8
vの電圧値をとる。
【0110】一方、液晶モニタ装置24において、この
ような第2垂直同期信号66は、モニタ設定信号分離回
路67に入力し、垂直同期信号53とモニタ設定信号6
8に分離される。モニタ設定信号分離回路67は、先
に、図6に示した同期信号分離回路38と同様な構成を
有しており、図29に示すように、第2垂直同期信号6
6をTTL論理の閾値にしたがって波形を整形した信号
を垂直同期信号53として出力し、第2垂直同期信号5
1の微少電圧レベルに応じた論理値をとるTTL論理信
号に変換してモニタ設定信号68として、モニタ設定制
御回路69に出力する。
【0111】モニタ設定制御回路69は、入力するモニ
タ設定信号68を監視し、その値が論理値1となるとス
タートビットを検出したものとして、その後の18ビッ
トをモニタ設定情報として取り込み、その内容に応じて
液晶表示コントローラ25の設定を行う。
【0112】ここで、モニタ設定情報によって設定する
ことができる対象は各種あり、液晶モニタ装置24によ
って異なるが、本実施形態では、モニタ設定情報によっ
て、デジタル映像信号の値と表示階調の対応を決定する
ガンマ補正テーブルの内容を設定する場合と、モニタ設
定情報によって、デジタル映像信号上の表示有効期間、
すなわち有効な映像信号が存在する期間の位置を設定す
る場合を例にとり説明する。
【0113】さて、図28(b)に示すように、モニタ
設定情報のコマンドビットが、「01」のとき、このモニ
タ設定情報がガンマ補正テーブルを設定するものである
ことを表し、データビットの初めの8ビットがデジタル
映像信号の値、次の8ビットがこのデジタル映像信号の
値に対応させる階調値を表す。
【0114】次に、図28(c)に示すように、モニタ
設定情報のコマンドビットが、「10」のとき、このモニ
タ設定情報が、水平表示有効期間の始まりを設定するも
のであることを表し、データビットが、水平表示有効期
間の、水平同期信号のロウ電圧期間からの時間的距離を
変換クロック31のクロック数で表す。
【0115】液晶表示コントローラ25は、図30に示
すようにガンマ補正テーブル72と、DSPMG信号生成回
路74を備えている。
【0116】ガンマ補正テーブル72は、図31に示す
ように、デジタル映像信号の値と階調値を対応づけるテ
ーブルであり、このテーブルの内容を変更することによ
り、図32に示すように、液晶モニタ装置25の階調特
性、すなわち、明るさやコントラストや色合いを変更す
ることができる。ここで、一般的には、ガンマ補正テー
ブル72は、デジタル映像信号の値をアドレス、各アド
レスに格納されたデータを当該アドレスが表すデジタル
映像信号の値に対応する階調値とするメモリとして構成
され、デジタル映像信号をアドレスとして与え、その内
容を読み出し、その値を対応する階調値に変換する。図
30では、71がアドレスとして与えられるデジタル映
像信号、73が階調値を表す出力映像信号を表してい
る。
【0117】モニタ設定制御回路69は、モニタ設定情
報のコマンドビットが、「01」のとき、データビットの
初めの8ビットをアドレスとしてガンマ補正テーブル7
2に与え、次の8ビットを、このアドレスに書き込む。
図28(b)の場合は、データビットの初めの8ビット
は「81」を、次の8ビットが「74」を表しているの
で、これにより、デジタル映像信号71の値が「81」
のとき、階調値「74」の出力映像信号73が得られる
ことになる。
【0118】次に、DSPMG信号生成回路74は、図33
に示すように、有効表示期間中ハイとなるDSPMG信号を
生成する回路である。液晶表示コントローラ25は、こ
のDSPMG信号がハイの期間中のみデジタル映像信号を有
効なものとして取り込み、これに従って表示を制御す
る。
【0119】モニタ設定制御回路9は、モニタ設定情報
のコマンドビットが、「10」のとき、データビットの表
す値を、DSPMG信号生成回路74に、水平表示有効期間
の、水平同期信号のロウ電圧期間からの時間的距離を表
す値として設定する。
【0120】DSPMG信号生成回路74は、垂直方向の有
効表示期間中の各水平期間において、水平同期信号がハ
イ電圧に変化したならば、設定された値が表す数分、変
換クロックをカウントしたならばDSPMG信号をハイに変
化させ、水平方向の有効デジタル映像信号数分、変換ク
ロックをカウントしたならばDSPMG信号をロウに変化さ
せる。
【0121】以上、本発明の第5実施形態について説明
した。
【0122】本実施形態によれば、専用の伝送線を必要
とすることなしに、各種モニタ設定情報をグラフィック
カード1から液晶モニタ装置24に伝送することができ
る。
【0123】なお、以上の第4実施形態、本第5実施形
態は、前記第1実施形態の映像表示システムに、デジタ
ル音声信号やモニタ設定信号の伝送を行う構成を付加し
たものとして説明したが、前記第2実施形態や第3実施
形態に、同様にデジタル音声信号やモニタ設定信号の伝
送を行う構成を付加するようにしてもよい。
【0124】また、以上の第4実施形態、本第5実施形
態では、垂直同期信号にデジタル音声信号やモニタ設定
信号を重畳したが、これらは、水平同期信号やコンポジ
ット同期信号に水平分割信号やクロックを重畳しない場
合には、水平同期信号やコンポジット同期信号に重畳す
るようにしてもよい。または、垂直方向の有効表示期間
外の、水平同期信号についてのみ、水平分割信号やクロ
ックに代えて、デジタル音声信号を重畳するようにして
もよい。
【0125】また、以上の第4実施形態、本第5実施形
態は、デジタル化した映像信号を取り扱わない映像表示
システムにも有効に適用することができる。
【0126】以上、本発明に係る映像表示システムの実
施形態について説明した。
【0127】なお、以上の説明では、表示装置が液晶モ
ニタ装置である場合を例にとり説明したが、表示装置は
液晶モニタ装置以外のCRTやプラズマディスプレイなど
の他種の表示装置であってかまわない。また、以上の説
明が、デジタル映像信号出力装置がグラフィックカード
である場合を例にとり説明したが、これはグラフィック
カード以外の、デジタル映像信号と同期信号を出力する
装置であれば、他種の装置であってかまわない。
【0128】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、専用の
伝送線を必要とすることなしに、映像信号出力装置から
表示装置に各種信号を伝送することができる映像表示シ
ステムを提供することができる。また、本発明は、この
ようにして伝送した信号によって、表示装置におけるA
D変換誤差を軽減し、表示のちらつきを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る映像表示システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る水平分割信号合
成回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る2水平分割信号
生成のようすを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る第2水平分割信
号の電圧レベルを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る第2水平同期信
号を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る同期信号分離回
路の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る水平分割信号分
離のようすを示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係るPLLの動作を示
す図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係るクロックの位相
差を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る映像表示シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る第2コンポジ
ット同期信号を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る同期信号分離
回路の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第2の実施形態に係る同期信号分離
のようすを示した図である。
【図14】本発明の第2の実施形態に係る水平分割信号
分離のようすを示す図である。
【図15】本発明の第3の実施形態に係る映像表示シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第3の実施形態に係る水平分割信号
合成回路の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の第3の実施形態に係る第2水平分割
信号の電圧レベルを示す図である。
【図18】本発明の第3の実施形態に係る同期信号分離
回路の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の第3の実施形態に係るクロック分離
のようすを示した図である。
【図20】本発明の第4の実施形態に係る映像表示シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図21】本発明の第4の実施形態に係る音声信号生成
回路の構成を示すブロック図である。
【図22】本発明の第4の実施形態に係るDA変換のよう
すを示した図である。
【図23】本発明の第4の実施形態に係るデジタル音声
信号生成のようすを示した図である。
【図24】本発明の第4の実施形態に係る第2垂直同期
信号を示した図である。
【図25】本発明の第4の実施形態に係る音声信号再生
回路の構成を示したブロック図である。
【図26】本発明の第4の実施形態に係る音声信号再生
のようすを示した図である。
【図27】本発明の第5の実施形態に係る映像表示シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図28】本発明の第5の実施形態に係るモニタ設定信
号を示した図である。
【図29】本発明の第5の実施形態に係る第2垂直同期
信号を示した図である。
【図30】本発明の第5の実施形態に係るグラフィック
コントローラの構成を示した図である。
【図31】本発明の第5の実施形態に係るガンマ補正テ
ーブルの内容を示した図である。
【図32】本発明の第5の実施形態に係るガンマ特性を
示した図である。
【図33】本発明の第5の実施形態に係るDSPMG信号と
有効表示期間の関係を示した図である。
【図34】従来の映像表示システムの構成を示したブロ
ック図である。
【図35】従来の水平同期信号とグラフィックカード側
クロックとの関係を示した図である。
【図36】従来の水平同期信号と液晶モニタ装置側クロ
ックとの関係を示した図である。
【図37】従来のクロック位相差を示した図である。
【符号の説明】
1:グラフィックカード、2:グラフィックコントロー
ラ、3:ビデオメモリ、4:基準クロック発生器、5:
メモリ制御回路、6、7、8:DAコンバータ、9:同
期信号発生器、10:システムクロック、11:クロッ
ク、12、13、14:デジタル映像データ、24:液
晶モニタ装置、25:液晶表示コントローラ、26:液
晶表示装置、27:PLL、28、29、30:ADコ
ンバータ、36、91:水平分割信号合成回路、38、
92:同期信号分離回路、41:水平分割信号合成回
路、43:アナログ加算器、44:TTL入力バッフ
ァ、45:クランプ回路、47:コンパレータ、50:
音声信号合成回路、52:音声信号分離回路、56:ス
ピーカ、65:モニタ設定信号合成回路、67:モニタ
設定信号分離回路、69:モニタ設定制御回路、80:
音声信号生成回路、98:モニタ設定信号生成回路、9
5:音声信号再生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠井 成彦 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 栗原 博司 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 森 立美 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所PC事業部内 (72)発明者 蛭田 幸男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 森 雅志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 Fターム(参考) 5C058 AA06 AB03 BA33 BA35 BB04 BB05 BB08 BB10 5C080 AA10 BB05 CC03 DD06 EE29 EE30 FF09 GG02 GG10 GG11 JJ02 JJ04 JJ05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号を出力する映像出力装置と、前記
    映像信号を入力し表示する表示装置とを有する映像表示
    システムであって、 前記映像信号出力装置は、 同期信号と、各期間において、当該期間と前記同期信号
    との時間差によって定まる位置の画素の表示値を表す映
    像信号とを生成する基本信号群生成手段と、 水平同期信号もしくは垂直同期信号以外の、前記表示装
    置に伝送する所定の伝送信号を生成する信号生成手段
    と、 前記伝送信号を、前記同期信号に重畳して第2同期信号
    を生成する重畳手段と、 前記第2同期信号と映像信号を前記表示装置に出力する
    出力手段とを有し、前記映像表示装置は、 入力する前記第2同期信号から、当該第2同期信号に重
    畳された前記伝送信号と前記同期信号とを分離する分離
    手段と、 分離した伝送信号を処理する処理手段と、 入力した映像信号が各期間において表す表示値を、当該
    期間と分離した前記同期信号との時間差によって定まる
    位置の画素に表示する表示手段とを有する特徴とする映
    像表示システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の映像表示システムであっ
    て、 前記同期信号と前記伝送信号は、排他的な2つの電圧レ
    ンジにより2値を表現する2値信号であり、前記同期信
    号は、少なくとも前記映像信号が有効に画素の表示値を
    表している有効表示期間中は第1の電圧レンジをとり、
    有効表示期間の終了毎に、少なくとも1度第2の電圧レ
    ンジをとる2値信号であって、 前記重畳手段は、少なくとも前記有効表示期間中、前記
    第2同期信号の電圧レンジが、前記伝送信号の第1の値
    に対応して第3の電圧レンジとなり、前記伝送信号の第
    2の値に対応して第4の電圧レンジとなるように、前記
    伝送信号を前記同期信号へ重畳して第2同期信号を生成
    し、 前記分離手段は、少なくとも前記有効表示期間中、入力
    する第2同期信号の電圧レンジが第3の電圧レンジのと
    き第1の値をとり、第4の電圧レンジのとき第2の値を
    とる信号を伝送信号として、入力する第2同期信号から
    分離し、入力する第2同期信号の電圧レンジが第1の電
    圧レンジのとき第1の値をとり、第2の電圧レンジのと
    き第2の値をとる信号を同期信号として、入力する第2
    同期信号から分離し、 前記第3の電圧レンジと第4の電圧レンジは前記第1の
    レンジ内の電圧レンジであることを特徴とする映像表示
    システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の映像表示システム
    であって、 前記映像信号はアナログの映像信号であり、 前記映像信号出力装置の信号生成手段は、前記アナログ
    の映像信号が表示値を表す画素が切り替わる周期に同期
    した、前記アナログの映像信号が表示値を表す画素が属
    する表示ラインを切り替える周期である水平周期の周期
    よりも周期が短い周期信号を、前記伝送信号として生成
    し、 前記映像表示装置の処理手段は、分離した周期信号に同
    期した変換クロック信号を生成する変換クロック生成手
    段と、入力するアナログの映像信号を、前記変換クロッ
    ク信号に同期してデジタルの映像信号に変換する変換手
    段とを有することを特徴とする映像表示システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載の映像表示システムであっ
    て、 前記映像信号はアナログの映像信号であり、 前記映像信号出力装置の信号生成手段は、前記アナログ
    の映像信号が表示値を表す画素が切り替わる周期に同期
    した当該周期と同周期の周期信号を、前記伝送信号とし
    て生成し、 前記映像表示装置の処理手段は、入力するアナログの映
    像信号を、分離した周期信号に同期してデジタルの映像
    信号に変換する変換手段を有することを特徴とする映像
    表示システム。
  5. 【請求項5】請求項1記載の映像表示システムであっ
    て、 前記映像信号出力装置の信号生成手段は、アナログの音
    声信号を符号化したデジタルの音声信号を、前記伝送信
    号として生成し、 前記映像表示装置の処理手段は、分離したデジタルの音
    声信号をアナログの音声信号に復号する復号手段と、復
    号されたアナログの音声信号を出力する出力手段とを有
    することを特徴とする映像表示システム。
  6. 【請求項6】請求項2記載の映像表示システムであっ
    て、 前記映像信号出力装置の信号生成手段は、アナログの音
    声信号を符号化したデジタルの音声信号を、前記伝送信
    号として生成し、前記重畳手段は、デジタルの音声信号
    を、少なくとも前記同期信号が第1の電圧レンジをとっ
    ている期間中に、前記同期信号に重畳して第2同期信号
    を生成し、 前記映像表示装置の処理手段は、前記第2同期信号が第
    1の電圧レンジをとっている期間中に分離されたデジタ
    ルの音声信号を、アナログの音声信号に復号する復号手
    段と、復号されたアナログの音声信号を出力する出力手
    段とを有することを特徴とする映像表示システム。
  7. 【請求項7】請求項1記載の映像表示システムであっ
    て、 前記映像信号出力装置の信号生成手段は、表示装置が行
    うべき処理内容を示す設定内容を表す設定信号を、前記
    伝送信号として生成し、 前記映像表示装置の処理手段は、分離した設定信号が表
    す処理内容の処理を行うことを特徴とする映像表示シス
    テム。
  8. 【請求項8】請求項2記載の映像表示システムであっ
    て、 前記映像信号出力装置の信号生成手段は、表示装置が行
    うべき処理内容を示す設定内容を表す設定信号を、前記
    伝送信号として生成し、前記重畳手段は、設定信号を、
    少なくとも前記同期信号が第1の電圧レンジをとってい
    る期間中に、前記同期信号に重畳して第2同期信号を生
    成し、 前記映像表示装置の処理手段は、前記第2同期信号が第
    1の電圧レンジをとっている期間中に設定信号が表す処
    理内容の処理を行うことを特徴とする映像表示システ
    ム。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載の映像表示システム
    であって、 前記設定信号が表す処理内容は、表示装置の表示特性の
    変更であることを特徴とする映像表示システム。
  10. 【請求項10】請求項7または8記載の映像表示システ
    ムであって、 前記設定信号が表す処理内容は、表示装置が、有効に画
    素の表示値を表しているものとして処理する前記映像信
    号の期間である有効表示期間の変更であることを特徴と
    する映像表示システム。
  11. 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10記載の映像表示システムであって、 前記同期信号は、水平同期信号であって、基本信号群生
    成手段は、さらに垂直同期信号を生成し、 前記出力手段は、異なる伝送線で、前記第2同期信号と
    前記垂直同期信号とを出力することを特徴とするとする
    映像表示システム。
  12. 【請求項12】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10記載の映像表示システムであって、 前記同期信号は、垂直同期信号であって、基本信号群生
    成手段は、さらに水平同期信号を生成し、 前記出力手段は、異なる伝送線で、前記第2同期信号と
    前記水平同期信号とを出力することを特徴とするとする
    映像表示システム。
  13. 【請求項13】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10記載の映像表示システムであって、 前記同期信号は、水平同期信号と垂直同期信号とが合成
    されたコンポジット同期信号であることを特徴とする映
    像表示システム。
  14. 【請求項14】映像信号を出力する映像信号出力装置で
    あって、 同期信号と、各期間において、当該期間と前記同期信号
    との時間差によって定まる位置の画素の表示値を表す映
    像信号とを生成する基本信号群生成手段と、 前記表示装置に伝送する、水平同期信号もしくは垂直同
    期信号以外の、所定の伝送信号を生成する信号生成手段
    と、 前記伝送信号を、前記同期信号に重畳して第2同期信号
    を生成する重畳手段と、 前記第2同期信号と映像信号を出力する出力手段とを有
    することを特徴とする映像信号出力装置。
  15. 【請求項15】同期信号と映像信号を入力し、映像信号
    を表示する表示装置であって、 入力する、水平同期信号もしくは垂直同期信号以外の、
    所定の伝送信号が重畳された第2同期信号から、当該第
    2同期信号に重畳された伝送信号と同期信号とを分離す
    る分離手段と、 分離した伝送信号を処理する処理手段と、 入力した映像信号が各期間において表す表示値を、当該
    期間と分離した前記同期信号との時間差によって定まる
    位置の画素に表示する表示手段とを有することを特徴と
    する表示装置。
  16. 【請求項16】映像信号を出力する映像出力装置から、
    前記映像信号を入力し表示する表示装置に、水平同期信
    号もしくは垂直同期信号以外の、所定の伝送信号を伝送
    する方法であって、 前記映像信号出力装置において、同期信号と、各期間に
    おいて、当該期間と前記同期信号との時間差によって定
    まる位置の画素の表示値を表す映像信号とを生成し、前
    記伝送信号を、前記同期信号に重畳して第2同期信号を
    生成し、前記第2同期信号と映像信号を前記表示装置に
    出力し、 前記映像表示装置において、入力する前記第2同期信号
    から、当該第2同期信号に重畳された前記伝送信号と前
    記同期信号とを分離することにより、伝送信号を得ると
    共に、入力した映像信号が各期間において表す表示値
    を、当該期間と分離した前記同期信号との時間差によっ
    て定まる位置の画素に表示することを特徴とする方法。
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