JP2002208784A - 機器の外装カバーおよび該外装カバーへの機能開口の形成方法 - Google Patents

機器の外装カバーおよび該外装カバーへの機能開口の形成方法

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JP2002208784A
JP2002208784A JP2001003567A JP2001003567A JP2002208784A JP 2002208784 A JP2002208784 A JP 2002208784A JP 2001003567 A JP2001003567 A JP 2001003567A JP 2001003567 A JP2001003567 A JP 2001003567A JP 2002208784 A JP2002208784 A JP 2002208784A
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exterior cover
cover
door
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JP2001003567A
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Junya Masuda
潤也 増田
Koji Wakamoto
宏治 若本
Kiyoshi Sasho
清 佐生
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺機器10を取り付けるための開閉自在な
機能開口(開口部90)を容易にかつ機器の外観を損な
うことなく形成できるようにする。 【解決手段】 閉じ姿勢と開放姿勢とに姿勢変更自在で
あり開放姿勢のとき機器の内部を外部に対して露呈可能
とする開放扉15(外装カバーの一部でもある)に蓋部
材16を、開放扉15が開放姿勢にあるときにのみ除去
可能なように、着脱自在に取り付けておく。開放扉15
から蓋部材16を除去することにより、そこに、機能開
口としての開口部90が形成され、該開口部90を利用
して機器の周辺装置10の取り付けを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば画像形成装
置などである機器の外装カバーおよび該外装カバーへの
機能開口の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンター、ファクシミリなど
の画像形成装置などの機器においては、機器本体に必要
に応じて周辺装置を装着するためなどの目的から、種々
の機能開口を外装カバーに形成する場合がある。このよ
うな機能開口を用いて、例えば周辺装置を外装カバーに
直接取り付けようとすると、通常、外装カバーのみでは
十分な強度を有しないために、外装カバーの内側にある
金属フレームや樹脂フレームのように、より強度の高い
所を利用して周辺装置を装着することのできるような位
置に機能開口が形成されるのが普通である。また、機能
開口は、周辺機器のケーブルの先端に配置されたコネク
ターを、外装カバーの内側に設けられた機器本体側のコ
ネクターに接続したり、あるいは、周辺機器に対して信
号をやり取りしたり、電力の供給をするためのケーブル
を通すためにも使用される。
【0003】ところで、このような機能開口は、その非
使用時にあっては、外観上および安全上などの理由から
隠す(閉鎖しておく)必要があり、そのための技術が、
特開平9−166899号公報、実開平4−56383
号公報、又は実開平5−18068号公報などに開示さ
れている。
【0004】特開平9−166899号公報に記載の技
術は、外装カバーに設ける機能開口の覆い部が、外装カ
バーの他の部分に対して弱化部を介して接続されるよう
に、機能開口の覆い部とその他の部分を一体的に形成し
ておき、使用時に、弱化部を切り取って覆い部を除去し
て機能開口を形成している。また、実開平4−5638
3号公報に記載の技術は、外装カバーに機能開口を形成
しておき、非使用時に機能開口をビス固定した蓋部材で
覆って、使用時に蓋部材のビスを外して機能開口を開放
するように構成している。さらに、実開平5−1806
8号公報に記載の技術は、外装カバーに設ける機能開口
の覆い部が、外装カバーの他の部分に対して弱化部を介
して接続されるように、機能開口の覆い部とその他の部
分を一体的に形成しておき、使用時に、弱化部を切り取
った後に、覆い部を外装の面に沿ってスライドさせて、
機能開口を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平9−
166899号公報に記載の技術は、一旦機能開口を形
成すると、機能開口が不要になった際に、機能開口を塞
いで元に戻すことができなくなるために、機能開口を使
用しないときに、機器の外装カバー内側のコネクターや
機器のフレーム部が外部に露呈して、安全性が低下した
り、コネクターなどに損傷を与えたり、あるいは、機器
の外観を損なうといった問題点を有している。
【0006】実開平4−56383号公報に記載の技術
は、外装カバーの外部側から、蓋部材を固定する構造と
なっているために、機器の外観を損ないたくない、機器
の前側に隣接する側面側の外装カバー部分に対して使用
すると、商品の美観が低下するといった問題点を有して
いる。
【0007】また、実開平5−18068号公報に記載
の技術は、機能開口を形成する際に機能開口の覆い部を
外装カバーの面に沿ってスライドさせるために、覆い部
がスライドするための構造を開放した空間の周囲に形成
しておく必要があり、部品が密集した所では使用しにく
く、設計の自由度を低下するといった問題点を有してい
る。また、覆い部のスライドを可能とするために、覆い
部および周囲の構造が複雑になって、樹脂などで外装カ
バーを成形する際には金型が複雑になり、コストの上昇
を招いている。さらに、覆い部をスライドして機能開口
を閉じようとすると、弱化部がすでに切り取られてお
り、覆い部をスライド可能としている図で13として示
される舌片部が外装カバーの切り欠き部に位置するた
め、覆い部が外れて、前記した特開平9−166899
号に記載のものと同様の不都合が生じる。
【0008】また、特開平9−166899号公報およ
び実開平5−18068号公報に記載の技術では、機能
開口を形成するために、ドライバーを用いてビスなどの
締結部材を除去したり、ニッパーなどを用いて外装の一
部を切断するといったように、機能開口の形成に工具が
必須となる。
【0009】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、必要時には容易に機能開口を形成する
ことができ、かつ、不必要なときには容易に塞いで元に
戻すことができると共に、そのための構造を、部品が密
集した所でも、設計の自由度を低下することなく設ける
ことができ、それにより、機器の外装のためのコストも
低減でき、さらに、機器の外観を損なわないようにし
た、機器の外装カバーおよび該外装カバーへの機能開口
の形成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明による機器の外装カバーは、閉じ姿勢と開放
姿勢とに姿勢変更自在であり開放姿勢のとき機器の内部
を外部に対して露呈可能とする開放扉と着脱自在な蓋部
材とを少なくとも備えており、該蓋部材は前記開放扉が
開放姿勢にあるときに当該外装カバーから除去可能であ
り、かつ、当該外装カバーにおける前記蓋部材の除去さ
れた領域が機能開口として機能するようにされているこ
とを特徴とする。
【0011】また、上記の課題を解決するための本発明
による機器の外装カバーへの機能開口の形成方法は、外
装カバーは、閉じ姿勢と開放姿勢とに姿勢変更自在であ
り開放姿勢のとき機器の内部を外部に対して露呈可能と
する開放扉と着脱自在な蓋部材とを少なくとも備えてお
り、前記開放扉が開放姿勢にあるときに当該外装カバー
から前記蓋部材を除去し、それにより、該蓋部材の除去
された領域に機能開口を形成することを特徴とする。
【0012】上記の外装カバーおよび外装カバーへの機
能開口の形成方法では、外装カバーに備えた開放扉が開
放姿勢にあるときにのみ蓋部材を外装カバーから除去す
ることのできるようにされており、蓋部材を着脱自在と
するための構造を、機器の前側や左右側面などの機器の
外観を損なうことなく、機器の内側に設けることが容易
となる。また、開閉自在に設けた開放扉は例えば画像形
成装置などの機器においては通常備えられているもので
あり、機能開口の形成のために、他の外装を外したり、
別途新たな手段を講じることも必要でない。また、開放
扉が開放姿勢時に形成される機器の開口部およびその周
辺の空間を機能開口の蓋部材を着脱するための作業空間
として利用することができ、作業が行いやすい。
【0013】好ましい態様において、前記機能開口は、
機器の周辺装置の取り付けのための機能開口であり、ま
た、前記着脱自在な蓋部材と外装カバーとは、その一方
又は両方に弾性変形可能な係合部材を備えており、該係
合部材の変形により相互の着脱が行われる。これによ
り、機器に例えば周辺機器を取り付ける際、機能開口を
覆っている蓋部材を特別の工具を用いずに容易に取り外
すことができ、周辺機器の取り付けを簡単にすることが
できる。また、取り付けられた周辺機器を取り外した際
にも、非使用状態となった機能開口を容易に塞ぐことが
できる。
【0014】好ましい態様において、前記着脱自在な蓋
部材は、外装カバーにおける前記開放扉を構成する外装
カバー部分に備えられる。より好ましくは、前記着脱自
在な蓋部材は、前記開放扉を構成する外装カバー部分の
縁部に備えられる。この場合には、機能開口の形成を、
開放した姿勢にある開放扉を構成する外装カバー部分か
ら蓋部材を取り外すことにより行うことができるので、
蓋部材が本体側(の外装カバー部分)に備えられている
場合よりも、その除去作業が行いやすい。特に、着脱に
工具を使用するような場合に、本体側の外装カバーに機
能開口の蓋部材を設けると、自ずと、本体側に蓋部材の
固定部があることから、着脱作業が困難となるが、上記
の態様では、開放扉が機器本体から外側に突出した姿勢
であり、そこに蓋部材が設けられるので、蓋部材の着脱
作業はきわめて容易となる。
【0015】機能開口の蓋部材を開放扉の外装カバー部
分の縁部に設ける場合には、蓋部材の着脱は一層容易と
なる。例えば、機器の周辺装置を機能開口を利用して取
り付ける場合に、開放扉を構成する外装カバー部分の縁
部に形成された機能開口に対して周辺装置を下ろしてい
くだけでよく、周辺装置の装着が一層容易となる。ま
た、縁部外方の空間が、スライドなどの機能開口の蓋部
材の移動空間として利用できるために、開放部における
部品密集程度に左右されることなく、蓋部材を配置する
ことが可能であり、設計の自由度は一層向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好ましい実施の形
態に基づき説明する。最初に、本発明が好適に実施され
る機器の一例である画像形成装置を説明する。図1は、
画像形成装置1の縦断面図である。この画像形成装置1
では、プリンタ2を核に、スキャナ3、自動原稿搬送装
置4、シート後処理装置5、多段給紙ユニット6、中継
搬送ユニット8、および両面搬送路ユニット10が接続
され、機能が拡張されている。また、それぞれは、商品
の美観を保つために外装カバーで覆われており、通常で
は、機器の内部を外部に対して露呈しないようになって
いる。スキャナ3は、その上部に配置された自動原稿搬
送装置4と共に、システムラック7上に支持されること
で、プリンタ2およびシート後処理装置5の上方に配置
されている。また、以下では、両面搬送路ユニット10
を、本発明でいう機能開口を利用して機器本体に装着す
る周辺装置の一例として説明する。
【0017】プリンタ2は、光操作ユニット22を備え
ており、スキャナ3にて読込まれた画像の記録出力はも
とより、パーソナルコンピュータなどの画像処理装置が
接続されると、この外部接続機器からの画像データをも
記録出力する。プリンタ2本体の略中央左側には、ドラ
ム状の感光体200を中心とする電子写真プロセス部2
0が配置されており、そこには、用紙搬送を行うための
搬送路64が縦方向に走っている。さらに、紙詰まりな
どに際して、この搬送路64をプリンタ2の外部に開放
して所要の処理を容易に行いうるように、開放扉15が
該搬送路64の左側面部に設けられている。この開放扉
15は、プリンタ2の外装カバーの一部をなしており、
かつ、スライドレール70に支持されて、プリンタ2の
左側に略水平方向に移動することにより、開閉可能にな
っている。そして、この実施の形態において、該開放扉
15を有効利用して、前記した両面搬送路ユニット10
が装着される。
【0018】プリンタ2本体の下側には、プリンタ2本
体内に内装された用紙供給部21が配置されている。用
紙供給部21は、用紙を収容する用紙収容トレイ210
と用紙収容トレイ210に収容された用紙を1枚ずつ分
離供給する分離供給手段211とで構成されている。こ
の用紙供給部21から1枚ずつ分離供給された用紙は搬
送路64を通過して電子写真プロセス部20の感光体2
00と転写ユニットとの間に順次供給され、そこにおい
て、感光体200上に記録再現された画像が転写され
る。なお、この用紙供給部21への用紙の補給は、プリ
ンタ2本体の正面側に用紙収容トレイ210を引き出し
て行う。プリンタ2本体の下面には、周辺機器の一つと
して用意されている多段給紙ユニット6などから送られ
てくる用紙を受け入れ、電子写真プロセス部20の感光
体200と転写ユニットとの間に向かって順次供給する
ための用紙受口27が設けられている。
【0019】電子写真プロセス部20の上方には定着装
置23が配置されており、画像が転写された用紙を順次
受け入れて、用紙上に転写された現像剤を加熱定着して
定着装置23外へと用紙を送り出す。画像が記録された
用紙は、プリンタ2の排出ローラ28からプリンタ2本
体の上面の中継搬送ユニット8に受け渡される。
【0020】光走査ユニット22の上下空間部には、電
子写真プロセスをコントロールするプロセスコントロー
ルユニット(PCU)基板および装置外部からの画像デー
タを受け入れるインターフェイス基板を収容するプリン
タ制御部24、インターフェイス基板から受け入れられ
た画像データに対して所定の画像処理を施し、光走査ユ
ニット22により画像として走査記録させるためのイメ
ージコントロールユニット(ICU)基板を備えた画像制
御部25、そして、これら各種基板、ならびにユニット
に対して電力を供給する電源ユニット26などが配置さ
れている。
【0021】多段給紙ユニット6は、外付けの用紙供給
装置であって、この例では、3つの用紙供給部61,6
2,63を有しており、各用紙供給部61,62,63の
用紙収容トレイ610,620,630に収容した用紙
を、分離給送手段611,621,631によってそれぞ
れ1枚ずつ分離し、該分離した用紙を、該ユニット上面
に設けられて、プリンタ2の用紙受口27に連通してい
る用紙排出口65に向かって供給する。稼働時、所望と
するサイズの用紙を収容した用紙供給部61,62,63
が選択的に動作する。用紙供給部61,62,63への用
紙の補給は、該ユット本体の正面側に用紙収容トレイ6
10,620,630を引出すことで行われる。
【0022】多段給紙ユニット6は、上部にプリンタ2
と後処理装置5を載置するように構成されているが、こ
の状態で移動してシステムラック7の間に固定配置可能
なように、下部に移動コロ69および固定部68を備え
ている。移動時には、固定部68を回転して上昇するこ
とで固定部68を床面から離間し、固定時には、固定部
68を回転して下降することで固定部68を床面に接触
させて、多段給紙ユニット6を固定する。シート後処理
装置5は、該装置の上部で中継搬送ユニット8またはプ
リンタ2から排出される画像の記録された用紙を搬入ロ
ーラ50で導き入れて、用紙に対して後処理を施すもの
である。
【0023】スキャナ3は、シート物の原稿を自動原稿
搬送装置4により自動的に供給して1枚ずつ順次露光走
査して原稿画像を読み取る自動読み取りモードと、ブッ
ク物の原稿、もしくは自動原稿搬送装置4により自動供
給が不可能なシート物の原稿をマニュアル操作によりセ
ットして原稿画像を読み取る手動読み取りモードとを備
えている。そして、透明な原稿載置台30上にセットさ
れた原稿の画像を、相互に所定の速度関係で原稿載置台
30に沿って移動する第1走査ユニット31および第2
走査ユニット32で露光走査して、ミラーや結像レンズ
33などの光学部品で導いて光電変換素子34上に結像
させることで、原稿画像を電気的信号に変換した上で出
力するものである。
【0024】自動原稿搬送装置4は、原稿セットトレイ
40上に載置された原稿を原稿載置台30上に向かって
搬送し、走査後の原稿を原稿排出トレイ42上に排出す
る原稿搬送手段41を備えている。また、自動供給が不
可能なシート物の原稿を原稿載置台30上に載置して走
査可能なように、装置奥側を支点にして上方に回動し
て、装置の手前側が開放するように構成されている。
【0025】中継搬送ユニット8は、プリンタ2頂部に
設けられた排紙トレイ29の上部に装着され、プリンタ
2から排出される画像が記録された用紙を、プリンタ2
の下流側に位置するシート後処理装置5に向かって導入
するための搬送ユニットである。また、この中継搬送ユ
ニット8の用紙搬送経路84の途中で、用紙を該ユニッ
トの上面82とシート後処理装置5の上面54とで形成
された排出トレイ9に用紙を導く別の用紙搬送路83
が、分岐している。2つの排出先は、搬送路の分岐部に
配置されたゲート81の切換えによって変更可能になっ
ている。
【0026】前記排出トレイ9は、用紙の反転搬送路と
して使用されるようにもなっており、周辺機器として用
意されている前記した外付けの両面搬送路ユニット10
と合わせて、用紙の両面への画像形成を実現する。この
ため、前記排出ローラ28は正逆両方向に回転可能とな
っている。前記用紙供給部21,61,62,63から電
子写真プロセス部20および定着装置23への搬送路6
4には、定着装置23の下流側にゲート251が設けら
れている。
【0027】定着の終了した用紙は、前記ゲート251
が図1の実線側に切換わっていると、前記シート後処理
装置5または前記排出トレイ9へ排出される。そして、
前記のように前記排出トレイ9が反転搬送路として使用
される場合には、用紙が引き戻され、破線側に切換わっ
ているゲート251を介して、前記両面搬送路ユニット
10内の搬送路250に反転搬送され、両面搬送路ユニ
ット10の下方出口から再び電子写真プロセス部20に
戻される。このようにして、用紙の両面への画像形成が
可能となっている。
【0028】図2は、プリンタ2の左側面側の開放扉1
5を開放した状態でのプリンタ2の主要部断面図であ
り、図3はその斜視図である。図2および図3におい
て、単に図示を分かりやすくするための目的で、図1に
示した、スキャナ3、自動原稿搬送装置4、システムラ
ック7などは省略されている。図1、図2に示しかつ前
記したように、プリンタ2の左側面部には、外装カバー
の一部を構成するようにして、紙詰まりなどの処理を容
易にするための開放扉15が設けられており、この開放
扉15は、スライドレール70に支持されて、プリンタ
2の左側に略水平方向に移動することにより、開閉可能
になっている。そして、開放扉15を構成する外装カバ
ー部分には、前記した両面搬送路ユニット10の取り付
けおよび取り外しが可能とされている。以下に、そのた
めの構成を説明する。
【0029】図4,図5などに示すように、図示の例に
おいて、開放扉15の上縁部に機能開口として機能する
開口部90が形成されるようになっており、該開口部9
0には蓋部材16が着脱自在に装着可能とされている。
開口部90から蓋部材16を取り外すことにより、該開
口部90に周辺機器を装着することが可能となる。通
常、周辺機器はオプション設定となっており取り付けな
い機器もあるため、オプションの未装着時には、蓋部材
16により該開口部90は閉鎖される。この例におい
て、図4に示すように、蓋部材16を着脱するときの方
向Bは、開放扉15を開閉移動するときの方向Aに対し
て垂直な方向とされており、ユーザーが開放扉15の開
閉時に誤って取っ手代わりとして蓋部材16に手を掛け
ても、該蓋部材16が不用意に外されることはない。
【0030】蓋部材16を開放扉15の上縁部に形成さ
れる開口部90に着脱自在に装着する方法は任意であ
り、上下方向の凹溝を形成し、そこに蓋部材16の両側
縁を差し込むような方法であってもよいが、開放扉15
と蓋部材16の一方又は両方に弾性変形可能な係合部材
を備え、該係合部材の一方又は双方の変形により相互の
着脱が行われるような構成は、作業の容易性と取り付け
の確実性の観点から特に好ましい。
【0031】この例において、図5,図6に示すよう
に、開放扉15を構成する外装カバー部分の上縁には、
所定の間隔をおいて適数(図では2個)の矩形状をなす
裏面側への凹陥部95が形成されており、該凹陥部95
の上方は切り欠かれ、開口部90となっている。また、
凹陥部95の両側には縦長の開口97が形成され、該縦
長開口97内には上端を連接した形で弾性変形可能な第
1の係合部材91が一体成形されている。第1の係合部
材91の下端には突起91aが形成されており、該突起
91aが押圧されることにより、第1の係合部材91は
全体が裏側に向けて弾性変形するようになっている。さ
らに、縦長開口97の下端側裏面は裏面凹陥部93とさ
れており、その上端には突起93aが形成されている。
【0032】蓋部材16は、前記開放扉15の上縁部に
形成された凹陥部95に入り込むことのできる矩形形状
であり、厚みは凹陥部95の表面からの深さとほぼ等し
い。蓋部材16の下端裏面には、前記縦長の開口97に
対応する位置に側面視倒L字状をなす第2の係合部材9
2が一体成形されており、さらに、裏面のほぼ中央部に
も同様に側面視倒L字状をなす第3の係合部材98が一
体成形されている。図示されるように、第2の係合部材
92は、前記縦長の開口97内を通過できる横幅であ
り、その下端には、蓋部材16を凹陥部95に装着した
ときに、前記裏面凹陥部93の上端に形成した突起93
aと係合する突起92aが形成されている。第3の係合
部材98も所定の横幅を有しており、前記のように蓋部
材16を凹陥部95装着したときに、先端折曲部98a
が前記凹陥部95の上端縁に裏面から係合するようにさ
れている。
【0033】上記の構成であり、図5に矢印Cで示すよ
うに、蓋部材16を前記凹陥部95の前面上方から下方
に下降させ、第2の係合部材92が前記第1の係合部材
91に接近した状態となったときに、蓋部材16を第1
の係合部材91に対して押し付ける。それにより、第1
の係合部材91は裏面側に変形し、第2の係合部材92
は、縦長の開口97を通過して裏面に達する。その状態
で、蓋部材16をさらに押し下げることにより、図6に
示すように、第2の係合部材92は凹陥部95内の所定
の位置に入り込み、その位置に定着される。定着した状
態で、裏面凹陥部93の上端に形成した突起93aと第
2の係合部材92の下端に形成した突起92aは係合し
た状態となり、上方への自由な移動は規制される。ま
た、第3の係合部材98の先端折曲部98aが前記凹陥
部95の上端縁に裏面から係合することにより、前後方
向の自由移動も規制される。さらに、弾性変形した第1
の係合部材91の先端突起91aが蓋部材16を裏面か
ら押圧するので、安定した定着状態が維持される。蓋部
材16を取り外すには、図6に示す状態から、蓋部材1
6の下端部を裏面側に押し付けながら上方に引き抜こと
により、容易に取り外すことができ、取り外した後に
は、前記凹陥部95の上方に形成された開口部90によ
る機能開口が出現する。
【0034】図7〜図9は、蓋部材16を取り外すこと
により形成された開口部92に周辺機器としての前記両
面搬送路ユニット10を装着する状態を説明している。
装着に際して、最初に、閉じ姿勢にある開放扉15を手
前に引き出して開放姿勢とする。その状態で、前記のよ
うにして蓋部材16を開放扉15の凹陥部95から取り
外す。図7,図8に示すように、この例においては開放
扉16の開口部90の裏面下方部には補強材として機能
する板状のフレーム17が配置されており、装着すべき
両面搬送路ユニット10から突き出した引っ掛け部11
を、図8で矢印Dに示すように、前記開口部90を通し
て裏面にまで送り込み、その後、両面搬送路ユニット1
0を下方に引き下げることにより、該引っ掛け部11が
フレーム17に引っ掛かる状態で、安定した姿勢で装着
される(図3参照)。その後、開放扉15を押し込み閉
じ姿勢とすることによって、機器は使用できる状態とな
る。
【0035】なお、上記した実施の形態において、開放
扉15を開放姿勢と閉じ姿勢との間に移動できるように
本体との間で支持しているスライドレール70は、プリ
ンタ2本体の前側上部の空間に設けられていず、奥側の
上部および下部、前側の下部に、設けられている。これ
により、開放扉15と本体との間の空間のうちプリンタ
2本体の前側上方の空間が開放されて、ジャム処理作業
が行いやすくなる。さらに、プリンタ2本体の前側も奥
側も同程度の空間が有るために、ジャムした用紙を除去
するに際して、ユーザが手を差し入れ易いといった利点
もある。
【0036】また、開放扉15を水平方向に移動させる
ようにしていることにより、周辺装置(両面搬送路ユニ
ット10)を開放扉15に装着する際の装着作業も容易
としている。一般に、開放扉が設けられている機器の側
面に両面搬送装置10などの周辺機器を装着する場合、
装着された周辺機器が開放扉15の開閉を阻害しないよ
うにする必要がある。この点で、例えば、図10に示す
ように、機器の下部などに支点を有し回転動作を行う開
放扉15では、開放扉15に周辺機器を装着しようとす
ると、開放扉15の上が手前に傾斜した状態なので、上
部だけが掛かり、下部を固定するといったことができ
ず、不安定なので、簡単に装着する状態でない。特に、
図10に示すように、開状態と閉状態の途中にある開放
扉に対して、周辺機器を装着しようとすると、装着時に
開放扉が開閉の途中で本体に係止する機構が別途必要に
なる。また、閉状態では、狭い開口部に、周辺機器の係
合部を本体側の係合部に入れる作業となり、装着作業が
行いにくいものとなる。さらに、周辺装置の重量が開放
扉に加わるために、開閉のし難さ、開閉動作により扉の
支点に加わる衝撃力が大になること、開閉動作により周
辺装置に過度の衝撃が加わり周辺装置が損なわれるとい
った恐れがある。この様な理由で、回動方式の開放扉の
場合には、開放扉に直接周辺装置を設けるのではなく
て、本体側の外装カバーにおける該開放扉が開放姿勢に
あるときに当該外装カバーから除去可能となる適宜の位
置に、前記蓋部材を着脱自在に取り付け、該蓋部材を除
去することにより、その領域に機能開口としての開口が
形成されるようにすることが望まれる。
【0037】
【発明の効果】上記のようであり、本発明による機器の
外装カバーおよび該外装カバーへの機能開口の形成方法
によれば、例えば周辺機器の装着のための機能開口を形
成すべく蓋部材を除去する作業は、外装カバーに備えた
開放扉が開放姿勢にあるときにのみ行いうるような構成
となっており、結果として、蓋部材を着脱自在とするた
めの構造を、機器の前側や左右側面などの機器の外観を
損なうことなく、機器の内側に設けることが可能とな
る。また、画像形成装置などの機器において開閉自在と
された開放扉は通常備えられているものであり、機能開
口の形成のために、他の外装を外したり、別途新たな手
段を講じるする必要もない。さらに、開放扉が開放姿勢
時に形成される機器の開口部およびその周辺の空間を機
能開口の蓋部材を着脱するための作業空間として利用す
ることができ、作業が行いやすい利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機器の一例である画像形成装置の
概略断面図。
【図2】画像形成装置におけるプリンタの左側面側の開
放扉を開放した状態を示す概略的要部断面図。
【図3】画像形成装置におけるプリンタの左側面側の開
放扉を開放した状態を示す概略的斜視図。
【図4】外装カバーの一部としての開放扉と蓋部材の取
り付け態様を説明するための斜視図。
【図5】開放扉と蓋部材の取り付け態様の要部を拡大し
て説明する斜視図。
【図6】開放扉に蓋部材を取り付けた状態を示す断面
図。
【図7】形成された機能開口を利用して周辺機器を開放
扉に装着する状態を説明する概略側面図。
【図8】開放扉に周辺機器が装着された状態を示す概略
側面図。
【図9】形成された機能開口を利用して周辺機器を機器
の開放扉に装着する状態を説明する概略斜視図。
【図10】開放扉が回転扉である場合を説明するのに用
いられる図。
【符号の説明】
1:画像形成装置 2:プリンタ 10:両面搬送装置(周辺機器) 15:外装カバーの一部としての開放扉 16:蓋部材 70:スライドレール 90:機能開口として機能する開口部 91:第1の係止部材 92:第2の係止部材 93:第3の係止部材
フロントページの続き (72)発明者 佐生 清 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 CC05 CC09 CD07 CD08 CD13 2H071 AA03 AA06 AA20 AA35 AA38 AA39 AA42 BA04 BA13 BA14 BA16 BA19 BA23 BA27 BA29 BA32 DA22 DA23 DA24 4E360 AB03 AB13 AB20 AB23 BB04 BB20 BC03 BC04 BC06 BD03 BD05 EA18 ED03 ED13 ED14 ED16 ED17 ED23 ED27 FA08 GA03 GA04 GA06 GA41 GA46 GA51 GA53 GB48

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の外装カバーであって、該外装カバ
    ーは、閉じ姿勢と開放姿勢とに姿勢変更自在であり開放
    姿勢のとき機器の内部を外部に対して露呈可能とする開
    放扉と着脱自在な蓋部材とを少なくとも備えており、該
    蓋部材は前記開放扉が開放姿勢にあるときに当該外装カ
    バーから除去可能であり、かつ、当該外装カバーにおけ
    る前記蓋部材の除去された領域が機能開口として機能す
    るようにされていることを特徴とする機器の外装カバ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記機能開口は、機器の周辺装置の取り
    付けのための機能開口であることを特徴とする請求項1
    に記載の機器の外装カバー。
  3. 【請求項3】 前記着脱自在な蓋部材と外装カバーと
    は、その一方又は両方に弾性変形可能な係合部材を備え
    ており、該係合部材の変形により相互の着脱が行われる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の機器の外装カ
    バー。
  4. 【請求項4】 前記着脱自在な蓋部材は、外装カバーに
    おける前記開放扉を構成する外装カバー部分に備えられ
    ていることを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記
    載の機器の外装カバー。
  5. 【請求項5】 前記着脱自在な蓋部材は、前記開放扉を
    構成する外装カバー部分の縁部に備えられていることを
    特徴とする請求項4に記載の機器の外装カバー。
  6. 【請求項6】 前記開放扉は水平方向に移動することに
    より閉じ姿勢と開放姿勢との姿勢変更を行うようにされ
    ており、かつ、前記着脱自在な蓋部材の着脱は当該蓋部
    材が垂直方向に移動することに行われることを特徴とす
    る請求項5に記載の機器の外装カバー。
  7. 【請求項7】 機器の外装カバーへの機能開口の形成方
    法であって、該外装カバーは、閉じ姿勢と開放姿勢とに
    姿勢変更自在であり開放姿勢のとき機器の内部を外部に
    対して露呈可能とする開放扉と着脱自在な蓋部材とを少
    なくとも備えており、前記開放扉が開放姿勢にあるとき
    に当該外装カバーから前記蓋部材を除去し、それによ
    り、該蓋部材の除去された領域に機能開口を形成するこ
    とを特徴とする機能開口の形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201097A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Toshiba Corp 電子機器
JP2012242704A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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