JP2002208700A - トレンチゲートmosfet - Google Patents

トレンチゲートmosfet

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JP2002208700A
JP2002208700A JP2001004884A JP2001004884A JP2002208700A JP 2002208700 A JP2002208700 A JP 2002208700A JP 2001004884 A JP2001004884 A JP 2001004884A JP 2001004884 A JP2001004884 A JP 2001004884A JP 2002208700 A JP2002208700 A JP 2002208700A
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JP
Japan
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region
conductivity type
groove
epitaxial layer
insulator
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Withdrawn
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JP2001004884A
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Shogo Mori
昌吾 森
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート耐圧が高く、閾値電圧の低いトレンチ
ゲートMOSFETを提供する。 【解決手段】 N+ 基板1上にN- エピタキシャル層2
が形成され、N- エピタキシャル層2の表面部にP領域
3が形成され、P領域3の表面部にN+ ソース領域4が
形成され、N+ ソース領域4およびP領域3を貫通して
- エピタキシャル層2に達する溝が形成され、その溝
の内壁にゲート酸化膜11が形成され、その溝の中にそ
の底部から順番に絶縁物21、ゲート電極層22、絶縁
物23が設けられる。絶縁物21の最上部またはゲート
電極層22の最下部がP領域3の最下部よりも低くなる
ように形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型構造のトレン
チゲートMOSFETに係わる。
【0002】
【従来の技術】パワー電界効果トランジスタのひとつと
して、トレンチゲートMOSFETが知られている。ト
レンチゲートMOSFETは、半導体基板の表面部に溝
(すなわち、トレンチ)が形成され、その溝の中にゲー
トが配置されたMOSFETである。なお、トレンチゲ
ートMOSFETは、例えば、特許出願公告昭和62−
4865号に記載されている。
【0003】図2は、既存のトレンチゲートMOSFE
Tの断面図である、なお、同図は、特許出願公告昭和6
2−4865号に記載されているトレンチゲートMOS
FETの要部を示している。図2に示すように、N+
板1の上にN- エピタキシャル層2が形成され、そのN
- エピタキシャル層2の表面領域にP領域3が形成され
ている。さらに、P領域3の表面領域にN+ ソース領域
4が形成されている。また、この半導体基板の表面から
- エピタキシャル層2に達する溝が形成され、その溝
の内壁にゲート酸化膜11が形成されている。さらに、
この溝の底部には絶縁物12が設けられ、その上にゲー
ト電極層13および絶縁物14が設けられている。な
お、絶縁物12は、溝底の角部等においてゲート酸化膜
11が薄くなることに起因する耐圧低下を回避するため
に設けられている。
【0004】上記構成のトレンチゲートMOSFETに
おいて、ゲートGに所定の電位が与えられると、P領域
3内の溝に近い領域の導電型がP型からN型に反転し、
そこにNチャネルが形成される。そして、そのNチャネ
ルを介してソースSとドレインDとの間で電流が流れ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図2に示すト
レンチゲートMOSFETにおいては、Nチャネルが形
成されるべきP領域3の一部が、ゲート酸化膜11を介
して絶縁物12と対向している。このため、このトレン
チゲートMOSFETにおいては、Nチャネルを形成す
るためには、ゲート酸化膜11を介してゲート電極層1
3と対向しているP領域3だけでなく、ゲート酸化膜1
1を介して絶縁物12と対向しているP領域3の導電型
も反転させる必要がある。ここで、この絶縁物12と対
向している領域のP領域3は、ゲートGに所定の電位が
与えられたとしても、その導電型が反転しにくい。従っ
て、N- エピタキシャル層2とN+ ソース領域4とを接
続するNチャネルを形成するためには、ゲート電圧を高
くする必要がある。即ち、この構成のトレンチゲートM
OSFETにおいては、閾値電圧が高くなる。また、そ
のばらつきも大きくなってしまう。
【0006】本発明は、上記問題を解決するものであ
る。すなわち、本発明の課題は、閾値電圧の低いトレン
チゲートMOSFETを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のトレンチゲート
MOSFETは、第1導電型の半導体基板上に第1導電
型のエピタキシャル層が形成され、そのエピタキシャル
層の表面部に第2導電型のチャネル領域が形成され、そ
のチャネル領域の表面部に第1導電型のソース領域が形
成され、上記チャネル領域を貫通して上記エピタキシャ
ル層に達する溝が形成され、その溝の内壁に酸化膜が形
成され、その溝の中にその底部から順番に第1の絶縁
物、ゲート電極層、第2の絶縁物が設けられた構成を前
提とし、上記ゲート電極層の最下部が上記チャネル領域
の最下部よりも低い位置に形成される。
【0008】上記構成において、チャネル領域は、酸化
膜を介して第1の絶縁物と対向することなくゲート電極
層と対向する。よって、ゲート電極層に所定の電位を与
えたときに、酸化膜の近傍のチャネル領域の導電型は第
2の導電型から第1の導電型に容易に反転する。すなわ
ち、比較的低いゲート電圧で第1の導電型のチャネルが
形成される。これにより、閾値の低いトレンチゲートM
OSFETが実現される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施
形態のトレンチゲートMOSFETの要部断面図であ
る。なお、ここでは、1つの溝(トレンチ)とその近傍
に形成されるMOSFETのみが描かれているが、実際
には、通常、半導体チップの表面に多数のあるいは櫛歯
状の溝が形成され、それらの溝の近傍にそれぞれMOS
FET素子が設けられる。
【0010】本実施形態のトレンチゲートMOSFET
の基本構成は、図2に示した既存のものと同じである。
すなわち、N+ 基板1は、トレンチゲートMOSFET
を形成するための半導体基板であると共に、このトレン
チゲートMOSFETのドレイン領域として使用され
る。そして、このN+ 基板1の上にN- エピタキシャル
層2が形成される。P領域3は、チャネル領域であっ
て、N- エピタキシャル層2の表面領域に形成される。
さらに、このP領域3の表面領域にN+ ソース領域4が
形成されている。
【0011】また、この半導体基板の表面からN+ ソー
ス領域4およびP領域3を貫通するようにしてN- エピ
タキシャル層2に達する溝が形成されている。そして、
この溝の内壁には、ゲート酸化膜11が形成されてい
る。さらに、この溝の底部には絶縁物21が設けられ、
その上にゲート電極層22および絶縁物23が設けられ
ている。
【0012】上記構成において、絶縁物21は、図2に
示した絶縁物12と同様に、溝底の角部等においてゲー
ト酸化膜11が薄くなることに起因する耐圧低下を回避
するために設けられている。したがって、この絶縁物2
1は、トレンチゲートMOSFETの耐圧が一定値以下
にならないような厚さ(すなわち、高さ)に形成される
必要がある。ただし、絶縁物21は、その最上部がP領
域3の最下部よりも低くなるように形成される。換言す
れば、絶縁物21は、ゲート電極層22の最下部がP領
域3の最下部よりも低くなるように形成される。
【0013】また、ゲート電極層22の最上部の位置は
特に限定されないが、N+ ソース領域4の最下部よりも
高くなるように形成されることが好ましい。換言すれ
ば、ゲート電極層22は、絶縁物23の最下部がN+
ース領域4の最下部よりも高くなるように形成される。
【0014】そして、絶縁物21およびゲート電極層2
2を上述のように形成することにより、本実施形態のト
レンチゲートMOSFETにおいては、N+ ソース領域
4とN- エピタキシャル層2との間のP領域3が、その
全域に渡ってゲート酸化膜11を介してゲート電極層2
2と対向することになる。換言すれば、Nチャネルが形
成されるべきP領域3の全域が、ゲート酸化膜11を介
してゲート電極層22と対向することになる。
【0015】したがって、ゲート酸化膜11の近傍のP
領域3は、ゲート電極層22に所定の電位を与えたと
き、その導電型がP型からN型に容易に反転する。この
結果、N- エピタキシャル層2とN+ ソース領域4とを
接続するNチャネルを形成するためにのゲート電圧は、
低くてもよい。換言すれば、この構成のトレンチゲート
MOSFETの閾値電圧は低くなる。また、そのばらつ
きも小さくなる。
【0016】なお、上述の実施例では、Nチャネル型の
MOSFETを示したが、本発明はPチャネル型のMO
SFETにも適用可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ゲート耐圧が高いトレ
ンチゲートMOSFETのゲート電圧の閾値が低くなる
と共に、そのばらつきが小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のトレンチゲートMOSF
ETの要部断面図である。
【図2】既存のトレンチゲートMOSFETの断面図で
ある、
【符号の説明】
1 N+ 基板 2 N- エピタキシャル層 3 P領域 4 N+ ソース領域 11 ゲート酸化膜 21 絶縁物 22 ゲート電極層 23 絶縁物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上に第1導電型
    のエピタキシャル層が形成され、そのエピタキシャル層
    の表面部に第2導電型のチャネル領域が形成され、その
    チャネル領域の表面部に第1導電型のソース領域が形成
    され、上記チャネル領域を貫通して上記エピタキシャル
    層に達する溝が形成され、その溝の内壁に酸化膜が形成
    され、その溝の中にその底部から順番に第1の絶縁物、
    ゲート電極層、第2の絶縁物が設けられたトレンチゲー
    トMOSFETであって、 上記ゲート電極層の最下部が上記チャネル領域の最下部
    よりも低い位置に形成されることを特徴とするトレンチ
    ゲートMOSFET。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトレンチゲートMOS
    FETであって、 上記ゲート電極層の最上部または上記第2の絶縁物の最
    下部が上記ソース領域の最下部よりも高い位置に形成さ
    れる。
  3. 【請求項3】 第1導電型の半導体基板上に第1導電型
    のエピタキシャル層が形成され、そのエピタキシャル層
    の表面部に第2導電型のチャネル領域が形成され、その
    チャネル領域の表面部に第1導電型のソース領域が形成
    され、上記チャネル領域を貫通して上記エピタキシャル
    層に達する溝が形成され、その溝の内壁に酸化膜が形成
    され、その溝の中にその底部から順番に第1の絶縁物、
    ゲート電極層、第2の絶縁物が設けられたトレンチゲー
    トMOSFETであって、 上記ソース領域と上記エピタキシャル層との間の上記チ
    ャネル領域が、その全域に渡って上記酸化膜を介して上
    記ゲート電極層と対向することを特徴とするトレンチゲ
    ートMOSFET。
JP2001004884A 2001-01-12 2001-01-12 トレンチゲートmosfet Withdrawn JP2002208700A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006093193A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Toyota Motor Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2006229181A (ja) * 2005-01-19 2006-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法

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