JP2002208091A - バスの運行管理システム - Google Patents

バスの運行管理システム

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JP2002208091A
JP2002208091A JP2001001419A JP2001001419A JP2002208091A JP 2002208091 A JP2002208091 A JP 2002208091A JP 2001001419 A JP2001001419 A JP 2001001419A JP 2001001419 A JP2001001419 A JP 2001001419A JP 2002208091 A JP2002208091 A JP 2002208091A
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boarding
boarding request
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JP2001001419A
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English (en)
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Fumiaki Kitamura
文章 北村
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】運行効率を向上させつつ、運行業務に関する運
転手の負担を軽減させる。 【解決手段】停留所から受信した乗車要求が未処理であ
れば(S21,S22)、乗車要求が発生した停留所が
バス内に表示される(S23)。また、乗車要求が発生
した停留所を経由するように、少なくとも出発地と目的
地とを結んだ運行ルートが変更され(S24)、これが
バス内に表示される(S25)。一方、バス内において
発生された下車要求が未処理であれば、同様にして、下
車要求に係る停留所、及び、その停留所を経由するよう
に変更された運行ルートがバス内に表示される。従っ
て、乗降客に有無に応じて動的に変更された運行ルート
が表示され、乗降客がいない停留所を迂回して近道する
ことで、運行効率を向上させることができる。また、運
転手は、乗降客がいる停留所を前もって知り、運転業務
に関する負担を軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスの運行管理シ
ステムにおいて、特に、運行効率を向上させつつ、運転
業務に関する運転手の負担を軽減させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の路線バスは、予め設定された運行
スケジュールに沿って運行されていることは周知であ
る。しかし、道路が渋滞しているときには、運行スケジ
ュール通りに運行することは困難であり、バスに乗車し
ようとする乗客が、停留所で長時間待たされることが多
々ある。乗客に待ち時間を知らせる技術として、例え
ば、特開平8−305996号公報に開示される技術が
提案されているが、乗客にとっては、できるだけ運行ス
ケジュールに沿って運行されることが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、道路が渋滞
しているときには、乗降客がいない停留所を迂回して近
道することで、バスの遅れを少しでも短くすることがで
きる。しかしながら、停留所に乗降客がいるか否かは、
その停留所に近づくまでわからないので、全ての停留所
を経由しなければならず、運行ルート選択の柔軟性に欠
け、運行効率が好ましくなかった。また、バスの運転手
は、停留所に近づいたとき、乗降客がいるか否かに気を
使わなければならず、運転業務に関する負荷が大きかっ
た。
【0004】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、乗降客の有無に応じて動的に変更された運行
ルートをバス内に表示することで、運行効率を向上させ
つつ、運行業務に関する運転手の負担を軽減させたバス
の運行管理システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明では、停留所における乗車要求を発生させる乗車
要求発生手段と、停留所における下車要求を発生させる
下車要求発生手段と、前記乗車要求又は下車要求が発生
した停留所を経由するように、少なくとも出発地と目的
地とを結んだ運行ルートを変更する運行ルート変更手段
と、変更された運行ルートをバス内に表示する運行ルー
ト表示手段と、を含んでバスの運行管理システムを構成
したことを特徴とする。
【0006】かかる構成によれば、停留所における乗車
要求又は下車要求(ここでは「乗降要求」という)が発
生すると、乗降要求が発生した停留所を経由するよう
に、少なくとも出発地と目的地とを結んだ運行ルートが
変更される。そして、変更された運行ルートがバス内に
表示される。このため、乗降客の有無に応じて動的に変
更された運行ルートが表示されることとなり、乗降客の
いない停留所を迂回して近道することで、運行効率が向
上される。また、バスの運転者は、乗降客がいる停留所
を前もって知ることができるため、停留所に乗降客がい
るか否かに気を使う必要がなく、運転業務に関する負荷
が軽減される。
【0007】請求項2記載の発明では、前記乗車要求又
は下車要求が発生した停留所をバス内に表示する乗降停
留所表示手段を備えたことを特徴とする。かかる構成に
よれば、乗降要求が発生した停留所がバス内に表示され
るため、バスの運転手は、停車すべき停留所を前もって
知ることができ、運転業務に関する負担が一層軽減され
る。
【0008】請求項3記載の発明では、前記乗降停留所
表示手段は、前記乗車要求又は下車要求別に停留所を表
示することを特徴とする。かかる構成によれば、乗車要
求又は下車要求別に停留所が表示されるため、バスの乗
客は、下車要求が発生済みである停留所を認識すること
ができ、下車要求を発生させる必要があるか否かを判断
することができる。このため、同一停留所における下車
要求が重ねて発生されることが抑制され、乗客の負担が
軽減される。
【0009】請求項4記載の発明では、前記乗車要求が
発生したとき、該乗車要求が発生した停留所にバスが到
着する到着予定時刻を演算する到着予定時刻演算手段
と、演算された到着予定時刻を乗車要求が発生した停留
所に表示する到着予定時刻表示手段と、を備えたことを
特徴とする。かかる構成によれば、乗車要求が発生する
と、乗車要求が発生した停留所にバスが到着する到着予
定時刻が演算され、乗車要求が発生した停留所に表示さ
れる。このため、停留所でバスの到着を待っている乗客
は、バスが到着するまでに要する時間を容易に把握する
ことができ、バスがいつ到着するか分からずに苛々する
ことが抑制される。
【0010】請求項5記載の発明では、前記到着予定時
刻演算手段は、現在のバスの車両位置と停留所位置とに
基づいて、到着予定時刻を演算することを特徴とする。
かかる構成によれば、現在のバスの車両位置と停留所位
置とに基づいて到着予定時刻が演算されるため、例え
ば、道路の渋滞等により、予め設定された運行スケジュ
ールから大幅に遅延が発生したときであっても、誤差の
少ない到着予定時刻が表示される。
【0011】請求項6記載の発明では、前記乗車要求又
は下車要求が発生した停留所にバスが近づいたときに、
少なくとも、該停留所の停留所名をバス内に音声にて報
知する停留所名報知手段を備えたことを特徴とする。か
かる構成によれば、乗降客がいる停留所にバスが近づく
と、少なくとも、その停留所名が音声にて報知される。
このため、バスの乗客は、例えば、地理に不案内であっ
ても、自分が下車すべき停留所に近づいたことを認識で
き、余裕をもって下車の準備を始められる。また、バス
の乗客は、停留所でバスが停車することを前もって認識
でき、停車に際しての減速に余裕をもって対応できるよ
うになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。本発明に係るバスの運行管理システ
ム(以下「運行管理システム」という)の構成を示す図
1において、運行管理システムは、運行管理センター1
0,各停留所20及び各バス30に分散して設置される
各種機器から構成される。
【0013】運行管理センター10には、少なくとも、
通信装置12と、制御装置14と、停留所位置テーブル
16と、が設置される。通信装置12は、各停留所20
及び各バス30との間で運行管理に係る情報を授受する
装置であって、例えば、無線送受信機から構成される。
制御装置14は、到着予定時刻演算手段としての機能を
有し、少なくとも中央処理装置(CPU)とメモリとを
備えたコンピュータから構成され、メモリにロードされ
たプログラムにより、運行管理に係る各種機能がソフト
ウエア的に実現される。また、制御装置14には、運行
中の各バス30から随時送信される車両位置(緯度及び
経度)に基づいて、すべてのバス30の車両位置を個別
に把握する車両位置把握機能14Aが備えられる。停留
所テーブル16には、各停留所20の停留所位置(緯度
及び経度)が予め設定される。
【0014】各停留所20には、少なくとも、通信装置
22と、制御装置24と、表示装置26と、入力装置2
8と、が設置される。通信装置22は、運行管理センタ
ー10との間で運行管理に係る情報を授受する装置であ
って、例えば、無線送受信機から構成される。制御装置
24は、少なくとも中央処理装置(CPU)とメモリと
を備えたコンピュータから構成され、メモリにロードさ
れたプログラムにより、運行管理に係る各種機能がソフ
トウエア的に実現される。表示装置26は、到着予定時
刻表示手段としての機能を有し、バスの到着予定時刻を
表示する装置であって、例えば、CRT(Cathode Ray
Tube)又はLCD(Liquid Crystal Display)から構成
される。入力装置28は、乗車要求発生手段としての機
能を有し、乗車を希望する運行ルートのルート番号を乗
客に入力させることで乗車要求を発生させる装置であっ
て、例えば、運行ルート別に設けられた押釦と、携帯電
話等の携帯端末50と接続すべくその送信部を挿入する
挿入口を備えた接続部と、を含んで構成される。なお、
停留所20には、バスの運行ルートを表示した運行ルー
ト表示板と、運行スケジュールを表示した時刻表と、が
設けられていることはいうまでもない。
【0015】各バス30には、少なくとも、通信装置3
2と、制御装置34と、車両位置測位装置36と、乗降
停留所表示装置38と、ルート表示装置40と、アナウ
ンス装置42と、入力装置44と、が設置される。通信
装置32は、運行管理センター10との間で運行管理に
係る情報を授受する装置であって、例えば、無線送受信
機から構成される。制御装置34は、運行ルート変更手
段としての機能を有し、少なくとも中央処理装置(CP
U)とメモリとを備えたコンピュータから構成され、メ
モリにロードされたプログラムにより、運行管理に係る
各種機能がソフトウエア的に実現される。車両位置測位
装置36は、現在の車両位置を測位する装置であって、
例えば、GPS(Global Positioning System)から構
成される。乗降停留所表示装置38(乗降停留所表示手
段)及びルート表示装置40(運行ルート表示手段)
は、図示しない運転席前方に設置され、夫々、各停留所
20における乗客の乗降状態及びバス30の運行ルート
を表示する装置であって、例えば、CRT又はLCDか
ら構成される。アナウンス装置42は、停留所名報知手
段としての機能を有し、乗客に対して、少なくとも、次
に停車する停留所名を音声にて報知する装置であって、
例えば、停留所名等を記録した記録媒体を再生する再生
装置から構成される。入力装置44は、下車要求発生手
段としての機能を有し、下車を希望する停留所20を乗
客に入力させることで下車要求を発生させる装置であっ
て、例えば、停留所毎に設けられた複数の押釦から構成
される。
【0016】次に、かかる構成からなる運行管理システ
ムの動作について、フローチャートを参照しつつ説明す
る。図2は、各停留所20に設置された制御装置24に
おいて、所定時間毎に繰り返し実行される処理内容を示
す。ステップ1(図では「S1」と略記する。以下同
様)では、乗車要求があるか否かが判定される。即ち、
入力装置28の押釦、又は、入力装置28の接続部を介
して接続された携帯端末50から、乗車ルートを指定す
るルート番号の入力があったか否かが判定される。そし
て、乗車要求があればステップ2へと進み(Yes)、
乗車要求がなければ処理を終了する(No)。
【0017】ステップ2では、通信装置22を介して、
乗車要求が運行管理センター10に送信される。ここ
で、乗車要求には、乗車要求が発生した停留所20を一
意に識別する停留所IDと、入力されたルート番号と、
が含まれる。ステップ3では、通信装置22を介して、
運行管理センター10からバス30の到着予定時刻を受
信したか否かが判定される。ここで、到着予定時刻とし
ては、後述するように、入力されたルート番号に対応し
た運行ルートを走行するすべてのバス30の中から、最
も早く停留所20に到着するバス30のものが用いられ
る。そして、到着予定時刻を受信したならばステップ4
へと進み(Yes)、到着予定時刻を受信していなけれ
ば待機する(No)。
【0018】ステップ4では、表示装置26を介して、
受信した到着予定時刻が表示される。以上説明したステ
ップ1〜ステップ4の処理によれば、バス30に乗車し
ようとする乗客が、停留所20においてルート番号を入
力すると、そのルート番号に対応した運行ルートを走行
するすべてのバス30の中から、最も早くその停留所2
0に到着するバス30の到着予定時刻が表示される。こ
のため、乗客は、バス30が到着するまでに要する時間
を容易に把握することができ、バス30がいつ到着する
か分からずに苛々することを抑制できる。
【0019】図3は、運行管理センター10に設置され
た制御装置14において、所定時間毎に繰り返し実行さ
れる処理内容を示す。ステップ11では、通信装置12
を介して、停留所20から乗車要求を受信したか否かが
判定される。そして、乗車要求を受信したならばステッ
プ12へと進み(Yes)、乗車要求を受信していなけ
れば処理を終了する(No)。
【0020】ステップ12では、乗車要求に含まれるル
ート番号に対応した運行ルートを走行するすべてのバス
30の中から、乗車要求が発生した停留所(以下「乗車
停留所」という)20に最も近いバス30が選択され
る。即ち、乗車要求に含まれる停留所IDに基づいて停
留所テーブル16から検索された停留所位置、及び、車
両位置把握機能14Aにより把握される車両位置の距離
的な差に基づいて、乗車停留所20に最も近いバス30
が選択される。
【0021】ステップ13では、乗車要求に含まれるル
ート番号に対応した運行ルートが参照され、選択された
バス30が乗車停留所20を未通過であるか否かが判定
される。そして、乗車停留所20を未通過であれば、ス
テップ14へと進む(Yes)。一方、乗車停留所20
を通過してしまったならば、ステップ17へと進み(N
o)、ステップ12と同様にして、乗車要求に含まれる
ルート番号に対応した運行ルートを走行するすべてのバ
ス30の中から、乗車停留所20に次に近いバス30が
順次選択される。
【0022】ステップ14では、選択されたバス30の
車両位置及び乗車停留所20の停留所位置に基づいて、
バス30が乗車停留所20に到着する到着予定時刻が演
算される。なお、ステップ11〜ステップ14及びステ
ップ17の処理により、到着予定時刻演算手段が実現さ
れる。
【0023】ステップ15では、通信装置12を介し
て、演算された到着予定時刻が乗車停留所20に送信さ
れる。ステップ16では、通信装置12を介して、乗車
要求がバス30に転送される。以上説明したステップ1
1〜ステップ17の処理によれば、乗車停留所20から
乗車要求を受信すると、乗車要求に含まれるルート番号
に対応する運行ルートを走行するすべてのバス30の中
から、乗車停留所20に到着するバスが選択される。そ
して、バス30の車両位置及び停留所位置に基づいて、
バス30の到着予定時刻が演算され、これが乗車停留所
20に送信される。また、乗車要求は、乗車停留所20
に到着するバス30に転送される。
【0024】図4は、バス30に設置された制御装置3
4において、所定時間毎に繰り返し実行される乗車要求
の処理内容を示す。ステップ21では、通信装置32を
介して、運行管理センター10から乗車要求を受信した
か否かが判定される。そして、乗車要求を受信したなら
ばステップ22へと進み(Yes)、乗車要求を受信し
ていなければ処理を終了する(No)。
【0025】ステップ22では、乗車要求が未処理であ
るか否か、即ち、乗車停留所20に対応して運行ルート
の変更及び乗車停留所の表示が行われたか否かが判定さ
れる。これは、例えば、同一停留所において、異なる乗
客が重ねて乗車要求を発することがあることを考慮した
ものである。そして、乗車要求が未処理であればステッ
プ23へと進み(Yes)、乗車要求が処理済みであれ
ば処理を終了する(No)。
【0026】ステップ23では、乗降停留所表示装置3
8を介して、乗車停留所20が表示される。即ち、乗客
を乗車させるために停車する停留所20が、例えば、図
1に示すように、ランプ等により表示される。ステップ
24では、乗車停留所20を経由するように、バス30
の運行ルートが変更される。なお、ステップ24の処理
により、運行ルート変更手段が実現される。
【0027】ステップ25では、ルート表示装置40を
介して、変更されたバス30の運行ルートが表示され
る。図5は、バス30に設置された制御装置34におい
て、所定時間毎に繰り返し実行される下車要求の処理内
容を示す。ステップ31では、バス30に乗車中の乗客
から下車要求があったか否かが判定される。即ち、入力
装置44を介して、下車を希望する停留所(以下「下車
停留所」という)20が指定されたか否かが判定され
る。そして、下車要求があればステップ32へと進み
(Yes)、下車要求がなければ処理を終了する(N
o)。
【0028】ステップ32では、下車要求が未処理であ
るか否か、即ち、下車停留所20に対応して運行ルート
の変更及び下車停留所の表示が行われたか否かが判定さ
れる。これは、例えば、同一停留所で下車を希望する乗
客が重ねて下車要求を発することがあることを考慮した
ものである。そして、下車要求が未処理であればステッ
プ33へと進み(Yes)、下車要求が処理済みであれ
ば処理を終了する(No)。
【0029】ステップ33では、乗降停留所表示装置3
8を介して、下車停留所20が表示される。即ち、乗客
を下車させるために停車する停留所20が、例えば、図
1に示すように、ランプ等により表示される。ステップ
34では、下車停留所20を経由するように、バス30
の運行ルートが変更される。なお、ステップ34の処理
により、運行ルート変更手段が実現される。
【0030】ステップ35では、ルート表示装置40を
介して、変更されたバス30の運行ルートが表示され
る。以上説明したステップ21〜ステップ25及びステ
ップ31〜ステップ35の処理によれば、乗客が乗車及
び下車を希望する停留所20が乗降停留所表示装置38
に表示されると共に、乗車及び下車する停留所を経由す
るように動的に変更された運行ルートがルート表示装置
40に表示される。例えば、図6(A)に示すような停
留所A〜Jを経由する運行ルートにおいて、図1に示す
ように、停留所A,D,E,G及びJで乗車する乗客が
あり、また、停留所B,E,G及びIで下車する乗客が
いる場合、運行ルートは図6(B)に示すようになる。
この場合、乗降客がいない停留所C,F及びHは経由さ
れないこととなり、乗降客がいない停留所を迂回して近
道をすることで、運行効率を向上することができる。
【0031】なお、運行ルートは、乗降客の有無にかか
わらず、所定の停留所を必ず経由するように設定される
ようにしてもよい。また、バス30の運転手は、前もっ
て運行ルート及び停車すべき停留所20を知ることがで
きるので、運転に専念することができ、運転業務に関す
る運転手の負担を軽減しつつ安全性を向上させることが
できる。
【0032】図7は、バス30に設置された制御装置3
4において、所定時間毎に繰り返し実行される停留所名
報知の処理内容を示す。ステップ41では、次に停車す
る停留所20、即ち、乗降客がいる停留所20の停留所
位置が取得される。停留所位置は、例えば、乗降停留所
表示装置38の制御内容及び停留所位置テーブル16に
基づいて取得される。
【0033】ステップ42では、車両位置測位装置36
を介して、現在の車両位置が測位される。ステップ43
では、停留所位置及び車両位置に基づいて停留所20に
接近したか否か、即ち、所定時間内で停留所20に到着
するか否かが判定される。そして、停留所に接近したな
らばステップ44へと進み(Yes)、停留所に接近し
ていなければステップ42へと戻る(No)。
【0034】ステップ44では、アナウンス装置42を
介して、少なくとも、停留所名が音声にて乗客に報知さ
れる。以上説明したステップ41〜ステップ44の処理
によれば、乗降客がいる停留所20にバス30が近づく
と、少なくとも、その停留所名が音声にて乗客に報知さ
れる。このため、バス30の乗客は、例えば、地理に不
案内であっても、自分が下車すべき停留所20に近づい
たことを認識でき、余裕をもって下車の準備を始めるこ
とができる。また、バス30の乗客は、停留所20でバ
ス30が停車することを前もって認識でき、停車に際し
ての減速に余裕をもって対応することができるようにな
る。従って、バス30の乗客は、通常の運行において、
予期せぬ停車等によりその安定性を失することが防止さ
れ、乗客の安全性を向上することができる。
【0035】なお、以上説明した実施形態では、下車要
求はバス30の入力装置44から入力される構成である
が、停留所20において、入力装置28から下車を希望
する停留所を入力できるようにしてもよい。また、バス
30内において、携帯端末50から下車を希望する停留
所を入力できるようにしてもよい。さらに、バス30の
車両位置は、運行管理センター10において常時把握さ
れている構成であるが、車両位置が必要な時点、例え
ば、到着予定時刻を演算するときに、運行管理センター
10とバス30との間で通信を行って、その時点におい
て測位された車両位置を用いてもよい。
【0036】その他、運行ルートの変更処理は、バス3
0で実行される構成であるが、運行管理センター10に
おいてバス30の運行ルートを変更し、これをバス30
に送信する構成であってもよい。この場合、運行管理セ
ンター10での処理負荷が増大するが、バス30では、
受信した運行ルートを表示するだけであるので、その処
理負荷を軽減することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、乗降客の有無に応じて動的に変更された運
行ルートが表示されるため、運行効率を向上させつつ、
運転業務に関する運転手の負担を軽減することができ
る。請求項2記載の発明によれば、バスの運転手は、停
車すべき停留所を前もって知ることができ、運転業務に
関する運転手の負担を一層軽減することができる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、同一停留所
における下車要求が重ねて発生されることが抑制され、
乗客の負担を軽減することができる。請求項4記載の発
明によれば、停留所でバスの到着を待っている乗客は、
バスが到着するまでに要する時間を容易に把握すること
ができ、バスがいつ到着するか分からずに苛々すること
が抑制できる。
【0039】請求項5記載の発明によれば、例えば、道
路の渋滞等により、予め設定された運行スケジュールか
ら大幅に遅延が発生したときであっても、到着予定時刻
の誤差を小さくすることができる。請求項6記載の発明
によれば、バスの乗客は、例えば、地理に不案内であっ
ても、自分が下車すべき停留所に近づいたことを認識で
き、余裕をもって下車の準備を始めることができる。ま
た、バスの乗客は、停留所でバスが停車することを前も
って認識でき、停車に際しての減速に余裕をもって対応
でき、乗客の安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運行管理システムの構成図
【図2】停留所における処理内容を示すフローチャート
【図3】運行管理センターにおける処理内容を示すフロ
ーチャート
【図4】バスにおける乗車要求の処理内容を示すフロー
チャート
【図5】バスにおける下車要求の処理内容を示すフロー
チャート
【図6】バスの運行ルートの一例を示し、(A)はすべ
ての停留所を経由する運行ルートの説明図、(B)は一
部の停留所を迂回する運行ルートの説明図
【図7】バスにおける停留所名報知の処理内容を示すフ
ローチャート
【符号の説明】
10 運行管理センター 14 制御装置 20 停留所 24 制御装置 26 表示装置 28 入力装置 30 バス 34 制御装置 38 乗降停留所表示装置 40 ルート表示装置 42 アナウンス装置 44 入力装置 50 携帯端末

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】停留所における乗車要求を発生させる乗車
    要求発生手段と、 停留所における下車要求を発生させる下車要求発生手段
    と、 前記乗車要求又は下車要求が発生した停留所を経由する
    ように、少なくとも出発地と目的地とを結んだ運行ルー
    トを変更する運行ルート変更手段と、 変更された運行ルートをバス内に表示する運行ルート表
    示手段と、 を含んで構成されたことを特徴とするバスの運行管理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記乗車要求又は下車要求が発生した停留
    所をバス内に表示する乗降停留所表示手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のバスの運行管理システム。
  3. 【請求項3】前記乗降停留所表示手段は、前記乗車要求
    又は下車要求別に停留所を表示することを特徴とする請
    求項2記載のバスの運行管理システム。
  4. 【請求項4】前記乗車要求が発生したとき、該乗車要求
    が発生した停留所にバスが到着する到着予定時刻を演算
    する到着予定時刻演算手段と、 演算された到着予定時刻を乗車要求が発生した停留所に
    表示する到着予定時刻表示手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    か1つに記載のバスの運行管理システム。
  5. 【請求項5】前記到着予定時刻演算手段は、現在のバス
    の車両位置と停留所位置とに基づいて、到着予定時刻を
    演算することを特徴とする請求項4記載のバスの運行管
    理システム。
  6. 【請求項6】前記乗車要求又は下車要求が発生した停留
    所にバスが近づいたときに、少なくとも、該停留所の停
    留所名をバス内に音声にて報知する停留所名報知手段を
    備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか
    1つに記載のバスの運行管理システム。
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