JP2002207833A - 機能提供サイトを有するネットワークシステム及びそれを利用した診療支援ネットワークシステム - Google Patents

機能提供サイトを有するネットワークシステム及びそれを利用した診療支援ネットワークシステム

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JP2002207833A
JP2002207833A JP2001004221A JP2001004221A JP2002207833A JP 2002207833 A JP2002207833 A JP 2002207833A JP 2001004221 A JP2001004221 A JP 2001004221A JP 2001004221 A JP2001004221 A JP 2001004221A JP 2002207833 A JP2002207833 A JP 2002207833A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のユーザーと複数の機能提供サイトとが
接続し、機能提供サイトとのデータの送受信を効率よく
行うことができるネットワークシステムを提供する。 【解決手段】 ユーザーのコンピュータ上で作動するフ
ォーム23及びコンポーネント22を有するユーザーアプリ
ケーションソフトウエア2と、データの送受信によりフ
ォーム23及びコンポーネント22に所定のデータ処理支援
機能を提供するネットワーク6上の複数の機能提供サイ
ト31,41とが接続したネットワークシステムであって、
ユーザーアプリケーションソフトウエア2に付随するプ
ロパティファイル28,29により、設定された所定のトリ
ガリング条件が満たされた場合に、該当する機能提供サ
イト31,41及び/又はローカルなシステムとのデータ送
受信が発生し、このデータ送受信によりフォーム23及び
コンポーネント22上で行われるデータ処理が支援される
ことを特徴とするネットワークシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の機能がネッ
トワーク上のサイトに分散したシステムに関し、特に医
療機関内外における診療行為を支援するためにネットワ
ークを介して外部の複数の機能提供サイトにあるプログ
ラム及び/又はデータを利用する診療支援ネットワーク
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータにより処理すべきデータ量
の著しい増大や、データ共有の要望が高まってきたこと
に伴い、複数のコンピュータをインターネット等のネッ
トワークに接続するようになった。この場合でも、各コ
ンピュータは必要な全機能を包含したアプリケーション
を装備するのが普通である。またASP等、各コンピュー
タに最新のアプリケーションを配信するサービスも提供
されるようになってきた。
【0003】しかしながら、コンピュータが行うべき各
種の機能をネットワーク上の複数のサイトに分散させ、
必要なサイトへの接続を自動選択的に行うネットワーク
システムはまだない。特に大量のデータに対して複雑な
処理を行わなければならない分野では、効率よくデータ
を処理できるネットワークシステムが要望されている。
【0004】例えば医療分野では、最近いわゆる「電子
カルテ」が使用されるようになってきた。電子カルテは
必要な機能をアプリケーション内部に包含しているもの
が多い。電子カルテ用に現在利用されているネットワー
クは主として同一の医療業務内での情報の共有化を目的
としたもので、一種のLANである。これは、サーバーに
医療業務をコントロールするデータ等を格納し、医療業
務内の各部署のコンピュータをクライアントとして、各
クライアントからデータ等を閲覧及び/又は編集できる
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなネットワー
クでも医療業務は著しく効率化するが、システムは医療
業務をコントロールするために非常に大きなものであ
り、製作コストがかかるのみならず、バージョンアップ
を行うのも大変である。特に小規模な医院の場合、コス
トをかけて使い勝手を向上させた上で、システムを導入
することが困難である。
【0006】また医療の進歩は非常に速く、かつ複雑化
しているので、各医療従事者が常に最新の医療情報に接
しているのは困難である。そこで大規模な医療機関の場
合には、通常各専門家が集まって検討しているが、これ
では患者に対して迅速な対応ができない。また小規模な
医院では患者の症状や検査結果から専門以外の疾患の可
能性があることが多いが、そのような患者に対しても適
切な対応をしなければならないことが多い。また必要で
あれば適切な病院を紹介しなければならないが、そのと
きでも迅速な対応や適切なアドバイス等ができないとい
う問題がある。
【0007】さらに国家経済の観点から総医療費の抑制
は焦眉の課題であるが、そのための重要な切り札として
医療業務を国全体にネットワーク化し、診療リソースを
できる限り共有化することにより、医療業務をさらに効
率化することが望まれている。
【0008】従って、本発明の目的は、複数のユーザー
と複数の機能提供サイトとが接続し、機能提供サイトと
のデータの送受信を効率よく行うことができるネットワ
ークシステムを提供することである。
【0009】本発明のもう1つの目的は、ネットワーク
を介して医療機関内外における複数のユーザーと複数の
機能提供サイトとを接続し、ユーザーと機能提供サイト
とが医療業務に必要なプログラム及び/又はデータを送
受信することにより、診療行為を支援するネットワーク
システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワークシ
ステムは、ユーザーのコンピュータ上で作動するフォー
ム及びコンポーネントを有するユーザーアプリケーショ
ンソフトウエアと、データの送受信により前記フォーム
及び前記コンポーネントに所定のデータ処理支援機能を
提供するネットワーク上の複数の機能提供サイトとが接
続したもので、前記ユーザーアプリケーションソフトウ
エアに付随するプロパティファイルにより、設定された
所定のトリガリング条件が満たされた場合に、該当する
機能提供サイト及び/又はローカルなシステムとのデー
タ送受信が発生し、このデータ送受信により前記フォー
ム及び前記コンポーネント上で行われるデータ処理が支
援されることを特徴とする。
【0011】前記コンポーネントとして、デフォルトで
一定の機能を有する専用コンポーネントと、前記プロパ
ティファイルの情報により機能が割り付けられる汎用コ
ンポーネントとを有するのが好ましい。
【0012】前記プロパティファイルは、各機能提供サ
イトへのアクセス仕様を定めたプロパティファイル、前
記フォームのプロパティファイル、及び前記コンポーネ
ントのプロパティファイルを含むのが好ましい。
【0013】前記トリガリング条件は、前記フォーム上
で発生したイベントが処理される際に、所定の条件を満
たしたときに該当する機能提供サイト及び/又はローカ
ルなシステムへのアクセスを実行するようになっている
のが好ましい。
【0014】前記機能提供サイトには専門特化した知識
ベース又は処理機能を有するネットワーク上のサイトが
含まれているのが好ましい。
【0015】前記ネットワークがインターネット、VP
N及び/又はエクストラネットであることを特徴とする
のが好ましい。
【0016】新規機能提供サイトの有無、及び既存の機
能提供サイトの更新情報を有するコアサイトを、前記ネ
ットワーク上に有することが好ましい。
【0017】本発明の診療支援ネットワークシステム
は、ユーザーのコンピュータ上で作動するフォーム及び
コンポーネントを有するユーザーアプリケーションソフ
トウエアと、データの送受信により前記フォーム及び前
記コンポーネントに所定のデータ処理支援機能を提供す
るネットワーク上の複数の機能提供サイトとが接続した
もので、前記ユーザーアプリケーションソフトウエアに
付随するプロパティファイルにより、設定された所定の
トリガリング条件が満たされた場合に、該当する機能提
供サイト及び/又はローカルなシステムとのデータ送受
信が発生し、このデータ送受信により前記フォーム及び
前記コンポーネント上で行われるデータ処理が支援され
ることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】インターネットに接続されるコン
ピュータ上の本システムのユーザーアプリケーション
は、ネットワーク上に存在する複数の機能提供サイトと
適宜接続されてそれらの機能を利用し、データ処理業務
を行うのを支援する。その一例として、診療支援ネット
ワークシステムの構成及びその操作について詳述する。
【0019】[1] ネットワークシステム 図1は、本発明のネットワークシステムの構成を診療支
援ネットワークシステムの場合について例示したもので
ある。図1に示す好ましい実施例では、診療支援ネット
ワークシステム1は、各ユーザーアプリケーションソフ
トウエア2、インターネット3上の複数の機能提供サイ
ト31、エクストラネット4上の複数の機能提供サイト4
1、及びインターネット3上又はエクストラネット4上
のコアサイト32,42を有する。なおコアサイト32,42は
別体である必要はなく、アクセスルートが異なるだけで
同一のサイトでも良い。
【0020】エクストラネット4はまたエントリーサー
バー5を有する。なおインターネット3及びエクストラ
ネット4はいずれか一方でも良く、また共存していても
良い。従って、インターネット3及び/又はエクストラ
ネット4をまとめてネットワーク6と呼ぶことにする。
このような構成を有する本発明のネットワークシステム
は、ローカルエリア(ユーザー環境内)とグローバルエ
リア(他ユーザーと共有し得るネットワーク)の両方に
またがるデータの入出力を中心とした機能を容易かつ迅
速に実現できる。以下ネットワークシステム1の各構成
要素を詳細に説明する。
【0021】(A) フォーム 図2に示すように、ユーザーアプリケーションソフトウ
エア2は、各種の診療関連情報の入力機能及び参照コン
ポーネント22を備え、かつそれらをプロパティによりフ
ォーム2上に容易に配置することができるという特徴を
有する。ユーザーアプリケーションソフトウエア2のコ
ンポーネント22は機能提供サイト31,41への窓口機能を
備えることにより、ネットワーク上に存在する複数の機
能提供サイト31,41の機能を適宜利用することができ
る。これにより、ユーザーアプリケーションソフトウエ
ア2はあたかも機能提供サイト31,41の所望の機能を備
えたかのように動作することができる。以下ユーザーア
プリケーションソフトウエア2の構成を詳述する。
【0022】(1) インターフェイス (a) 機能提供サイトへのアクセス機能 ユーザーアプリケーションはプロパティファイルに格納
された機能提供サイト31,41のIPアドレス及び送信すべ
きデータ項目に応じて、インターネット3上の機能提供
サイト31又はエクストラネット4上の機能提供サイト41
にアクセスし、データを送付する。なおWebブラウザも
コンポーネントの1つとして実現されるため、通常のWW
Wサーバーへのアクセスも可能である。
【0023】(b) プロパティファイルの読み込み機能 ユーザーアプリケーションソフトウエア2は、起動時に
既存のプロパティファイル28を読み込み、また自動的又
は手動的にアクセスした機能提供サイト31,41から所望
の新規の又は更新されたプロパティファイル29を読み込
むことができる。各プロパティファイル28,29の詳細は
後述する。
【0024】(c) ユーザー環境上に存在するデータベー
スへのアクセス機能 ユーザーアプリケーションソフトウエア2はまた、SQL
対応のデータベースDB21にアクセスする機能をも有して
良い。
【0025】(d) 他のシステムからデータの読み込み/
書き込み機能 必要に応じて、他のシステム27から所望のデータを読み
込んだり、書き込んだりすることができる。
【0026】(e) その他 通常のコンピュータと同様に、ユーザーアプリケーショ
ンソフトウエア2は画面表示されたデータを用紙に出力
できるだけでなく、画面表示されたデータをファイルに
出力することもできる。テキストデータの場合、例えば
CSV及びXMLに対応する。さらにユーザー環境上の他のシ
ステムとのインターフェイスとして、データベースを介
する以外に、ソケット通信等にも対応させることができ
る。
【0027】(B)プロパティファイル 各ユーザーアプリケーションソフトウエア2は、画面構
成及びトリガリング条件等の情報を格納したプロパティ
ファイルを有する。プロパティとは、それぞれがオブジ
ェクトであるフォームやコンポーネントの各種の設定条
件、保持データ等をいう。本発明に用いるプロパティフ
ァイルは、これらのプロパティのうち主として設定条件
に関するものを保持するファイルである。本システムに
対してプロパティファイルをロードさせることにより、
設定された機能とインターフェースを備えたアプリケー
ションとして動作するようになる。
【0028】プロパティファイルには、既存のプロパテ
ィファイル28と、新規の又は更新されたプロパティファ
イル29とがある。プロパティファイルは本システムのユ
ーザーが比較的簡単に作成することができ、その作成者
が許可すればインターネットを介して自由に流通/普及
させることができる。
【0029】図3に示すデータ入力・表示画面は初期状
態では何も表示されていないフォームに過ぎないが、プ
ロパティファイルを読み込むことにより、指定されたコ
ンポーネントがフォーム23上に表示される。各種のコン
ポーネントはそれ自体オブジェクトとして機能し、デー
タの入出力及び交信を行う。
【0030】図3に示す入出力画面には、画面構成欄、
使用サイト欄、症状欄、検査結果欄、現・既往症欄、外
部機能提供サイトによる処理結果の表示欄、診断名欄、
及び処方薬剤欄等がある。使用サイト欄は基本スクリー
ニング及び専門スクリーニングを表示し、症状及び/又
は検査結果から可能性のある診断名を特定する場合、専
門スクリーニング中の該当する機能提供サイトに症状及
び/又は検査結果を送信し、機能提供サイトから返信さ
れた処理結果を利用するのが好ましい。
【0031】以上の通り、ユーザーアプリケーションソ
フトウエア2はASPのようにアプリケーションソフトを
ダウンロードするのではなく、データをアップロードし
て処理する構造になっているために、データ処理機能の
バージョンアップは機能提供サイト31,41自身が行えば
良い。そのため、各ユーザーは常に最新バージョンの機
能を利用することができる。従って、例えば急激に流行
する感染症や、新たに判明した中毒・禁忌情報等にも即
応することができる。またさまざまな制度改変をはじめ
とする診療形態の変更に対しても、容易かつ迅速に対応
することが可能となる。本発明のシステムによれば、各
機能提供サイトが保有する機能をデータの送受信により
遠隔・共同利用することができる。
【0032】ユーザーアプリケーションソフトウエア2
に入力するテキストデータ及び画像データは、マークア
ップランゲージ(タグ付き言語)形式で記述・保存する
のが好ましい。ただし、データの内部形態まで規定する
ものではない。そのため、ローカルエリアとグローバル
エリアとで別のインターフェースを有することができる
ので、データベースエンジンとして汎用のアプリケーシ
ョンソフトを活用することができる。これらのデータは
診療録の作成時に用いるほか、診療報酬の算定・請求
や、診療行為のレビュー等のために活用する。
【0033】(1) データ入力・表示画面 データ入力・表示画面は、従来の紙ベースの診療録を代
替・拡張した機能(「電子カルテ」の機能)を有する。
ユーザーがデータを入力・表示する形態(どの項目をど
の順番でどのような形式で入力・表示するか)は、ユー
ザー自身が策定できることはもちろん、外部の機能提供
サイト31,41又は別ユーザーのサイトからダウンロード
したプロパティファイルから得られる設定条件によっ
て、自由に変更・追加することができる。
【0034】各ユーザーアプリケーションソフトウエア
2に最初に現れるデータ入力・表示画面は、デフォルト
の画面となるように設定しても良いが、所望に応じて前
回のデータ入力・表示画面が必ず現れるように設定して
も良い。例えば好ましい一実施例では、図3に示すよう
に、データ入力・表示の基本画面には、画面構成欄、使
用サイト欄、症状欄、検査結果欄、現・既往症欄、外部
機能提供サイトによる処理結果の表示欄、診断名欄、及
び処方薬剤欄がある。
【0035】画面構成欄は、ユーザーがパラメータファ
イル(トリガー条件を含む)をリストボックスからフォ
ームプロパティを適宜選択・ロードし、目的の画面構成
を表示させるもので、種々の作業に合わせた画面の表示
が可能であり、例えば、内科基本画面、糖尿病患者デー
タ入力画面、高血圧症患者データ入力画面、初診患者基
本情報入力画面、入院患者受付可能病院検索画面等が挙
げられる。
【0036】使用サイト欄は、利用可能な(あるいは利
用中の)機能提供サイトを一覧表示するためのもので、
現在利用中のサイトを表示するとともに、各関連サイト
のポータル画面へジャンプするための「リンク集」でも
ある。例としては、基本スクリーニング、循環器系患者
ナビ・認証、糖代謝障害ナビ・認証、薬剤禁忌チェッ
ク、検体検査オーダー、検体検査結果解釈支援、データ
預託・認証、保険査定チェック、保険自動請求、民間保
険請求センター、傷病名ICD変換等がある。
【0037】症状欄は、患者の症状を列挙するための入
力コンポーネントであり、問診及び/又は検査により判
明した症状(例えば、発熱、動悸、頭痛、腹痛、倦怠感
等)を入力するものである。
【0038】検査結果欄は、血液検査、尿検査、CTスキ
ャン、X線検査等の結果を入力する欄である。検査結果
の入力は、例えば検査機関からのデータの取り込みによ
り行うことができる。
【0039】現・既往症欄は、患者の現・既往症のデー
タを入力する欄である。現・既往症のデータはフォーム
がある医療機関に保存しておいても良いが、本発明のシ
ステムに接続した機能提供サイトの1つである外部のデ
ータセンター等に保存しても良い。
【0040】機能提供サイトによる処理結果の表示欄
は、外部の機能提供サイトに送信された症状、検査結
果、現・既往症、処方薬剤等のデータに基づき処理され
た結果(診断結果、医薬品に関連する禁忌チェック結
果、診療報酬計算結果等)を表示する欄である。
【0041】診断名欄は、医師自らが診断名を入力する
ことができるが、必要に応じて外部の機能提供サイトか
ら得られた診断結果を表示しても良い。
【0042】処方薬剤欄は、医師自らが処方薬剤名を入
力することができるが、必要に応じて外部の機能提供サ
イトから得られた処方薬剤名を表示しても良い。医師自
らが処方薬剤を入力する場合、自動通信機能が作動して
禁忌チェック機能提供サイトに送信され、処方薬剤の禁
忌チェックを受ける。
【0043】(2) 機能提供サイトとの自動交信(トリガ
リング) 本発明のネットワークシステム1におけるネットワーク
6上の機能提供サイト31,41との交信は、構造化された
コンピュータプログラミングに擬することができる。す
なわち、ユーザーアプリケーションソフトウエア2が指
定された引数(データグループ)をセットした上で、フ
ァンクション(機能提供サイト)をコールすると、しか
るべき戻り値(処理結果データ)が得られるというプロ
セスである。
【0044】機能提供サイト31,41との交信を行うに
は、プロパティファイルに設けられたトリガリング機能
を用いる。トリガリングとは、ユーザーアプリケーショ
ンソフトウエア2上で発生したイベントがハンドリング
された際、所定の条件判断により機能提供サイト31,41
へのアクセスを開始する命令を出す機能である。トリガ
ー条件は、フォーム及び個々のコンポーネントに対して
設定され、プロパティの1つとしてプロパティファイル
に格納される。使用頻度が高いトリガー条件は、リスト
ボックス・コンポーネント等における行遷移や、各コン
ポーネントからのExit等である。
【0045】ユーザーが直接マニュアルでトリガリング
するためのコンポーネント(ボタン等)をユーザーアプ
リケーションソフトウエア2に設けても良いが、予め設
定されたトリガリング条件に応じて、自動的に該当の機
能提供サイト31,41との交信を行うのが好ましい。
【0046】自動的にトリガリングする場合、例えばユ
ーザーがデータを入力する過程において、データのチェ
ックや入力支援を目的として自動通信機能が作動する。
自動通信機能により、ある一群のデータを所定のコンポ
ーネントにの入力し終えた時点で、予め設定されたトリ
ガー条件により、予め設定された機能提供サイトに送信
する。データが送信されたサイトはそのデータ処理機能
によってデータを処理及び/又は加工し、その結果をユ
ーザーアプリケーションソフトウエア2に返信する。ユ
ーザーアプリケーションソフトウエア2は受信した内容
に応じ、入力データに付加したり警告を表示したりす
る。
【0047】また手動トリガリングは、ユーザーが作業
の途中などで外部の機能提供サイト31,41のデータや機
能を利用したいと考えた時に随時行われるもので、例え
ばデータ入力・表示画面上のボタン等を押すことによ
り、実行できる。
【0048】トリガリングによる交信の手順は限定的で
はないが、例えば下記の通りである。 (イ) ユーザーアプリケーションソフトウエア2がユーザ
ーの認証を要求し、(ロ) 機能提供サイト31,41が認証作
業結果ステータスを返信し、(ハ) 必要に応じて、ユーザ
ーアプリケーションソフトウエア2が送信項目の問い合
わせを行い、(ニ) 工程(ハ) の実行に応じて、機能提供サ
イト31,41が送信項目の回答をし、(ホ) ユーザーアプリ
ケーションソフトウエア2が指定項目データを送信し、
(ヘ) 機能提供サイト31,41 が処理後のデータを返送
し、(ト) ユーザーアプリケーションソフトウエア2がデ
ータの格納/表示を行う。
【0049】(C) コンポーネント 個々のコンポーネント22は独立したオブジェクトであ
る。コンポーネントはフォーム上に機能部品として貼付
された形で表示される(非表示もあり得る)。フォーム
上に表示されるコンポーネントは、主としてGUIを実現
し、ユーザーにデータ入出力機能を提供する。コンポー
ネントはコンボボックス、ラジオグループ等、一定の形
態を有する。コンポーネントはまたこの形態の他に、与
えられたプロパティにより機能が付加され、カスタマイ
ズされる。
【0050】コンポーネントはプロパティファイルによ
り本ネットワークシステムに固有の動作をする。すなわ
ち、ネットワーク上の機能提供サイト31,41とのデータ
送受信を実現する。このデータ送受信の対象となる機能
提供サイト31,41及び通信を開始するトリガー条件は、
プロパティにより指定される。
【0051】コンポーネントは、本ネットワークシステ
ム向けに拡張されたプロパティにしたがって、ユーザー
環境内のデータベースとのデータ入出力を実現する。コ
ンポーネントはまた、本ネットワークシステム向けに拡
張されたプロパティにしたがって、ユーザー環境内で動
作している本ネットワークシステムとは別のアプリケー
ションとのデータ交換も実現する。このような目的のた
めに、コンポーネントは、予め仕様が固定された「専用
コンポーネント」と、ユーザーの設定範囲が広い「汎用
コンポーネント」の二種類を設けても良い。
【0052】具体的にはコンポーネントは、例えば患者
の氏名、生年月日、性別及びID番号、初診か再来の別、
健康保険の種別及び記号、並びに病気に関する基本的な
データの入力機能を有する。病気に関する基本的なデー
タの種類としては、症状、検査結果、現・既往症、診断
名、及び処方薬剤等が挙げられる。
【0053】なおコンポーネントのレイアウトは、ユー
ザーアプリケーションソフトウエア2のプロパティ作成
時ではなく実行時に設定することができる。ユーザーア
プリケーションソフトウエア2には、通常の使用モード
に加えて、このコンポーネントのレイアウト用モードを
備えることが好ましい。
【0054】(D) 機能提供サイト 機能提供サイトは専門特化した知識ベース又は処理機能
を有するネットワーク上のサイトであり、所定のプロト
コルに従ってユーザーアプリケーションソフトウエア2
との交信を行う。プロトコルやユーザー認証方法、言語
(XML等)等に関する規定に従って動作するが、それ以
外の提供機能はサイト側が自由に設定できる。このた
め、各種の専門特化した知識ベースを各々の専門家が分
散的に作製でき、全体的な作製効率が向上する。
【0055】図1に示すように、機能提供サイトはイン
ターネット3上の機能提供サイト31であっても、エクス
トラネット4上の機能提供サイト41であっても良い。い
ずれにしてもネットワーク6上に複数個存在する。各種
の機能提供サイトの機能は多様であり、以下にその例を
挙げる。ユーザーは原則として各機能提供サイト31,41
と契約し、アクセス権を取得することで、その機能を利
用する。各機能提供サイトは下に例示する機能を少なく
とも一つ有する。
【0056】(1) 一般診断支援機能 一般診断支援機能とは、患者の主訴や所見等に応じ、可
能性のある診断名や行うべき診察・検査を指示し、さら
にそれらの結果を入力することにより診断名や診察・検
査を絞り込む機能である。診断が得られるまでの初期過
程において、見落としや誤診の可能性を低下させ、また
判断の精度と速度を向上させるために用いる。
【0057】(2) 専門診断支援機能 専門診断支援機能とは、診断の絞り込みがある程度進ん
だ段階において、その疾患別に要求される検査項目を指
示し、診断基準に照らし、適切な確定診断に到達するこ
とを支援する機能である。この機能を提供するサイト
は、疾患別に専門分化し、専門家によって管理されるこ
とが求められる。
【0058】(3) 診断代行機能 診断代行機能とは、CTスキャンやX線撮影等の画像や各
種の検査結果等は存在するものの、ユーザー自身が診断
を下すことが困難な場合、画像や検査結果を該当する機
能提供サイトに送り、それらに対し、専門家が読影や診
断を行う機能(遠隔診断機能)である。特に、画像デー
タの読影が必要な場合には、サイトの運営をコンピュー
タだけで行うのではなく、後方に読影を行う専門家が介
在することが求められる。
【0059】(4) 治療・管理支援機能 治療・管理支援機能とは、診断が得られた場合、または
診断が得られる前にサイトに送信された情報に応じて、
必要な療法や注意事項を指示することにより、治療・管
理を支援する機能である。
【0060】(5) 診療行為チェック機能 診療行為チェック機能とは、該当するサイトに送信され
た診断・治療に関する情報に対し、ミスや漏れの可能
性、禁忌の存在が見出された場合に、これを指摘・警告
し、医療事故等のトラブルを未然に防ぐための機能であ
る。
【0061】(6) 診療行為認証機能 診療行為認証機能とは、機能提供サイトに送信された診
察所見や検査結果に基づいて診断、または治療・管理の
支援が行なわれた場合、その診断結果や治療・管理方法
の選択に一定の信頼性・妥当性が伴なうことを認証する
機能である。ユーザー側はもちろん、機能提供サイト側
にもその記録を残すことにより、特定の患者の診断・治
療プロセスを再現し、医療訴訟等の発生時に証拠力のあ
る書類を提示することをも可能にする。
【0062】(7) 傷病名変換機能 傷病に対する名称は単一とは限らず、さまざまな名称が
使われ、種々の外国語や略称が使われることも多い。そ
こで、ユーザーが付した傷病名を、必要に応じて他の診
療情報を勘案のうえ、標準化された傷病名や傷病コード
に変換する機能が必要である。この機能が傷病名変換機
能である。
【0063】(8) 健康診断支援機能 健康診断支援機能とは、隠れた疾病のスクリーニングを
主たる目的として人間ドック・健診を実施した場合に、
入力された種々の検査結果や所見をもとに判定を行な
い、必要に応じて総合判定文を作成する機能である。
【0064】(9) 健康指導支援機能 健康指導支援機能とは、リスクファクターの存在が指摘
された人間ドック・健診受診者に対して行なわれる健康
指導・フォローアップ実施時や、慢性疾患患者の管理に
あたり、適切な指導プログラムや指導箋・受診勧奨状等
を提供する機能である。
【0065】(10) テンプレート提供機能 テンプレート提供機能とは、疾患の種類によって本シス
テムに入力するべき医療情報の種類・形態は変化する
が、これを容易にするための入力フォームのカスタマイ
ズを行う機能である。この機能は、スクリプトやプラグ
インソフトウェア等を提供することにより実現される。
【0066】(11) 診療録作成支援機能 診療録作成支援機能とは、診療録としての形態をなして
いない診療情報を、必要に応じて、整理・統合し、法定
要件を満たした診療録の形態にまとめる機能である。
【0067】(12) 音声データテキスト化機能 音声データテキスト化機能とは、診療にあたって発生し
た情報を診療録にキーボードにより記入する代わりに、
録音した音声データをサイトに送信し、音声データファ
イルを受信したサイト側でこれをテキストデータ化する
機能である。
【0068】(13) 医薬品情報提供機能 医薬品情報提供機能とは、薬剤名や成分・診断名・適応
症等をキーにした医薬品の検索、能書の表示、医薬品が
関連する禁忌のチェック、その他医薬品関連の注意事項
等の提供を行う機能である。
【0069】(14) 医療・学会情報等の検索・提供機能 医療・学会情報等の検索・提供機能とは、医療・学会情
報を検索のうえ提供する機能である。この機能はまた、
学会や医療関連発表等において、日常の医療行為や研究
に影響する情報が発生した場合に、これを速やかに提供
する機能をも具備する。
【0070】(15) 診療報酬算定機能 診療報酬算定機能とは、患者に対して行なわれた医療行
為に対して支払われる報酬を算定し、請求書を作成、さ
らに必要に応じて発送する機能である。なおこの機能
は、健康保険で定められた点数に基づく算定はもちろ
ん、民間の医療保険会社に対する請求をも含むものと
し、必要に応じ、患者の負担を最適化することを目的と
する使用保険選択機能をも含むものとする。
【0071】(16) 診療報酬査定チェック機能 診療報酬査定チェック機能とは、診療報酬請求書を支払
機関に提出した場合、不適切な診療行為が行なわれたも
のとして支払いが否認(査定)されることがあるが、そ
のケースを予め収集・整理してデータベース化し、診療
報酬請求書の作成にあたって、査定の可能性、あるいは
査定されないための対策を指示する必要がある。この機
能を診療報酬査定チェック機能と呼ぶ。
【0072】(17) 検体検査オーダー・結果受信機能 検体検査オーダー・結果受信機能とは、検査指示にあた
り、検査会社に対して検査オーダーを行うとともに、必
要に応じて採血管に貼付するステッカーの作成等を行う
機能である。この機能はまた、検査終了後、検査結果を
受信し、ストアする機能をも有する。
【0073】(18) 医薬品・医療材料等購入支援機能 医薬品・医療材料等購入支援機能とは、処方の発生にあ
たり、必要に応じて医療機関内の在庫管理システム等と
連携し、医薬品や医療材料の購入を支援する機能であ
る。必要に応じ、複数の発注先と連携し、価格や支払い
条件等が最適な発注先を選択する機能も備える。
【0074】(19) 統計支援機能 統計支援機能とは、各種医療機能評価や経営指標作成等
にあたって、診療情報を原データとする種々の統計量を
算出する必要が発生するが、このような統計量の算出業
務を支援するための機能である。データ量によっては、
送信されたデータをもとにサイト内で処理するケース以
外に、プラグインソフトウェア等の提供により、ユーザ
ー側で処理するケースにも対応する。
【0075】(20) 医療情報ストア・参照機能 医療情報ストア・参照機能とは、医療行為を通じて発生
するデータを、バックアップや保存スペース節約の目的
で、サイト側のデータベースにストアする機能である。
さらに単純なストアにとどまらず、患者や他の医療機関
の求めがあったとき、一定のアクセス権認証を前提に、
データの参照・ダウンロードに応ずることにより、デー
タの共有や再利用を実現させる機能も有する。また患者
紹介等にあたり、診療情報を医療機関から医療機関へ確
実に受け渡す目的にも使用可能である。
【0076】(21) 「公証」機能 公証機能とは、医療情報の電子保存において問題となる
「改竄」を避けるため、発生直後の医療情報を預託し、
医療事故の際など、必要に応じて参照させるための機能
である。何らかの公的な背景を持った第三者機関が実現
することが望ましい。
【0077】(22) アクセス権保持者認証機能 アクセス権保持者認証機能とは、医師をはじめとする各
種診療情報へのアクセス権を有する者が、パスワード等
の認証情報を登録し、その後必要に応じて本人認証を行
う機能である。救急患者の発生時等、患者本人の許可な
く診療情報を参照する必要が生じた場合など、患者に代
わって機能提供サイトへのアクセスを許すとともに、そ
の状況を記録し、プライバシーの侵害が発生しにくいよ
うにする。
【0078】(23) 患者・受診者の健康状態評価機能 患者・受診者の健康状態評価機能とは、送信された医療
情報をもとに、当該患者・受診者の健康状態、または疾
病発症確率や余命を評価する機能である。就職・入学時
や各種保険加入審査等に利用することができる。
【0079】(24) 証明書等作成支援機能 証明書等作成支援機能とは、診療情報をもとに、健康診
断書等、一定の様式を持つ帳票を作成・出力するための
機能である。
【0080】(25) 利用可能医療資源照会機能 利用可能医療資源照会機能とは、診療所から病院への患
者の転送・紹介等にあたり、利用可能な近隣の医療資源
の状況(検査機器の保有状況や空きベット情報等)を知
らせる機能である。
【0081】(D) コアサイト 機能提供サイト31,41の新規加入があるのみならず、各
機能提供サイト31,41の機能は随時更新される。そのた
め、本システムの主宰者は各機能提供サイト31,41の最
新の情報を把握して各ユーザーに知らせ、各ユーザーは
IPアドレスの変更や送信するデータ項目等を更新できる
ことが重要である。この目的のために、ネットワーク3
上に各機能提供サイト31,41の最新の情報を有するコア
サイト32,42を設けるのが好ましい。コアサイト32,42
にはその他に課金システムを設けても良い。
【0082】(E) その他のシステム 図1に示すように、本発明の診療支援ネットワークシス
テム1に定めるデータ形式と互換性のあるインターフェ
ースを備えた他システム27とは、必要に応じて接続・連
携しても良い。このため、例えば患者の属性情報を医療
機関のホストコンピュータから取得すること等が可能に
なる。
【0083】(F) エントリーサーバー 主としてセキュリティーの観点から、インターネット3
を経由しないネットワークの形態(エクストラネット
等)の場合、各ユーザーがダイヤルアップの上PPP接続
するためのアクセスポイントとして、エントリーサーバ
ー5を設ける。エントリーサーバー5はその後方に配置
された複数の機能提供サイト41へのルーティング機能を
果たしても良い。
【0084】エントリーサーバー5の後方の機能提供サ
イト41は、エントリーサーバー5と同一の施設内に設置
するか、専用線で接続された施設外部に設置するのが好
ましい。これにより、インターネット3から完全に隔離
することが可能になる。このような接続形態でも、エン
トリーサーバー5をファイヤーウォール等を介してイン
ターネット3に接続することにより、簡単にインターネ
ット3のアクセスを実現することができる。
【0085】以上の構成を有するユーザーアプリケーシ
ョンソフトウエアの構成を図2に示す。ユーザーアプリ
ケーションソフトウエア2は各機能提供サイトA,B・
・・へのアクセス仕様及びコアサイト32,42へのアクセ
スを制御する。またユーザーアプリケーションソフトウ
エア2は複数のコンポーネント1,2・・・を有し、各
コンポーネントには予め設定された機能提供サイトA,
B・・・がアクセス可能になっている。
【0086】[2] 操作方法 図1及び図5を参照して、本発明の診療支援ネットワー
クシステムの使用方法を以下詳述する。
【0087】(a) 各ユーザーによるユーザーアプリケー
ションソフトウエアの起動 各ユーザーがダブルクリック等によりユーザーアプリケ
ーションソフトウエア2を起動すると、ユーザーアプリ
ケーションソフトウエア2はコアサイト32,42にアクセ
スし、直近使用のタイムスタンプを送信し、その後に発
生したイベント情報(主として新規な機能提供サイト及
び既存の機能提供サイトの機能更新の情報)を受信し、
内部情報を更新するとともに、必要に応じてユーザーに
知らせる。既存の機能提供サイトの機能更新は、例えば
当該サイトに送信すべきデータ項目の変更等である。も
ちろんユーザーは個々の機能提供サイト31,41にアクセ
スすることにより機能更新することもできるが、アクセ
ス効率を向上させるとともに更新もれを防ぐために、コ
アサイト32,42に情報を集中させて、そこから更新情報
を得るようにするのが好ましい。
【0088】ユーザーアプリケーションソフトウエア2
に登録されている全ての機能提供サイト31,41にアクセ
スして、個々の機能提供サイト31,41の稼働を確認する
のが好ましい。もし稼働していない場合にはウォーニン
グを出す。
【0089】図2に示すように、フォーム・プロパティ
ファイル(及びそれに従属するコンポーネント・プロパ
ティファイル)をロードする。特に指定がない場合に
は、前回最後に使用したものをロードする。ただし、起
動時のオプションとして、特定のフォームプロパティフ
ァイルを指定することも可能である。フォーム・プロパ
ティファイルには、主としてフォームのサイズ及び位
置、使用コンポーネントのサイズ及び位置等のプロパテ
ィが格納されている。
【0090】フォーム・プロパティファイルに設定され
た内容に基づき、フォームを表示する。フォームに表示
されたコンポーネントは、必要に応じて、コンポーネン
トプロパティの内容に応じて然るべきデータ(例えば患
者のデータ)をローカルDBから読み取り、表示する。
【0091】(b) データ入力・表示画面の設定 画面構成欄のパラメータ一覧からデータ入力・表示画面
を指定する。また画面構成欄のパラメータを選択・ロー
ドして、データ入力・表示画面の表示を行う。例えば
「糖代謝障害(糖尿病)」が疑われる患者の場合、「デ
ータ入力画面リスト」に「糖代謝障害入力画面」という
1行が付加される。この行を選択して実行すると、「空
腹時血糖」、「負荷血糖30分値」、「負荷血糖1時間
値」、「負荷血糖2時間値」、「グリコヘモグロビンA
1c」等の糖代謝障害関連項目の入力欄や、糖代謝障害、
管理指標の時系列推移グラフ等が含まれた画面が表示さ
れる。この画面で入力されたデータは、他のデータと同
様に扱われ、クライアントコンピュータに格納される。
【0092】データの入出力はユーザーが意図した処理
(例えばワープロ入力)に限らず、意図しない処理(例
えばIME(辞書ソフト)が変換の優先順位を学習する)に
大別できるが、実際のデータの入出力の場合、後者の処
理データが求められることが多い。しかしこのような処
理を汎用的に行うソフトウエアは発達しておらず、かつ
このような入出力支援機能の内容は時とともに変化する
ので、ユーザー環境内にインストールしておくよりも、
ネットワーク上に処理エンジンを設置し、これを共同利
用する方が効率的である。
【0093】(2) 自動交信 データ入力が完了すると、プロパティファイルによりト
リガー条件と送信項目を設定する。トリガリング条件を
満たす場合、まずユーザーの認証情報を該当する機能提
供サイトに送信し、その機能提供サイトの認証を受け
て、認証ステータスを受信する。認証がOKの場合、送信
データの項目のバージョンを送信し、該当する機能提供
サイトが確認した後、送信データの項目のバージョンを
送信する。その後で、データを送信し、機能提供サイト
によるチェック結果を受信する。
【0094】例えば、「薬剤禁忌チェック機能提供サイ
ト」からダウンロードしたプロパティファイルにより、
「処方薬剤名」、「症状」、「疑い・確定診断名」のい
ずれかのデータに変容があった場合にトリガーが作動
し、このトリガリングにより、「ユーザー認証情報」に
続き、「処方薬剤名」、「症状」、「疑い・確定診断
名」および「年齢」、「身長」、「体重」、「アレルギ
ー」、「既往症」の情報が自動的に抽出され、「薬剤禁
忌チェック機能提供サイト」に送信される。
【0095】設定されたトリガー条件に基づき、ユーザ
ーアプリケーションソフトウエア2から抽出・送信され
たデータを受信した「薬剤禁忌チェック機能提供サイ
ト」では、まず「ユーザー認証情報」に基づいてユーザ
ー認証を行う。その結果、有効なユーザーからのアクセ
スであることが認証されれば、送信された情報につい
て、禁忌に関するデータチェックを実施し、その結果を
フォームに返送する。なお返送する際、ユーザーアプリ
ケーションソフトウエア2における表示形式情報も添付
することもできる。
【0096】(3) 結果の表示 ユーザーアプリケーションソフトウエア2が受信した結
果情報は、標準の形式又は指定された形式に基づいて表
示される。結果に問題があるか否かを判定し、問題がな
かった場合には、通信終了指示を送信し、通信ステータ
スを受信する。一方、問題があった場合には、警告ウィ
ンドウが警告音とともに即時表示され、問題点をユーザ
ーに知らせる。また結果情報に基づき、診断や薬剤の処
方を表示する。
【0097】(4) 手動交信 トリガリングは自動的に行われるだけではなく、例えば
専用スクリーニング用の機能提供サイトへの送信の場合
にはユーザーが手動で行うこともある。手動により送信
された機能提供サイトが処理した結果はフォームに返信
され、データ、情報及び/又は処理結果を表示する。
【0098】(5) 爾後の項目 上記工程を爾後の入力項目について繰り返すことによ
り、入力データのチェック等のデータ処理を自動的に行
うことができる。
【0099】本発明のネットワークシステムは、汎用性
を高めるために、エンドユーザーが容易にカスタマイズ
できるようになっている。エンドユーザーは、既に機能
が割り付けられたコンポーネントや、カスタマイズ可能
なより汎用性の高いコンポーネントをフォームに張り付
け、必要に応じて幾つかのプロパティを記述するという
簡単な設定だけで、高機能なアプリケーションを構築す
ることができる。またこうして得られた設定結果は、設
定ごとに作成されるプロパティファイルに格納されるの
で、後で容易に再現することができ、かつライブラリ化
や流通も容易に実現できる。このため、汎用のワープロ
ソフトや表計算ソフト(例えばMS WORD,MS EXCEL)や、
特定のデータセットを処理するように意図されたソフト
ウエアでの問題点(活用には多くの予備知識を必要とす
ることや、用途が限定されていること等)は、本発明の
ネットワークシステムにより解決できる。
【0100】本発明のネットワークシステムは、ユーザ
ーアプリケーションソフトウエア2のコアとなる実行形
式のファイルに、プロパティファイルをロードさせるこ
とにより、目的の動作を得ることができる。また別のプ
ロパティファイルをロードさせれば、即座に(ホットス
ワップで)別の機能を有するアプリケーションとして動
作する。このプロパティファイルの内容の大部分は、コ
ンポーネントの設定条件がパラメータ形式で記述された
ものなので、データ量がごく少なくて済む。現在インタ
ーネット等の外部ネットワークとの接続において、通信
速度の確保が困難なことが大きな問題となっているが、
このサイズの小さいプロパティファイルであれば、ネッ
トワークを介した流通にも適している。
【0101】また本発明のネットワークシステムでは、
データの蓄積もローカルエリア及びグローバルエリアの
いずれでも自由に行えるので、通信速度に応じて処理効
率やセキュリティの実現を最適化することができる。さ
らにネットワーク上の機能提供サイトによる入出力支援
処理には、必要最低限のデータしか必要としないため、
通信速度の点から有利であるのみならず、セキュリティ
の点からも有利である。
【0102】
【発明の効果】以上の通り、本発明のネットワークシス
テム(特に診療支援ネットワークシステム)はネットワ
ークを介して外部の複数の機能提供サイトと接続した構
成を有するので、各種の作業(例えば医療業務)に対し
ても適切かつ迅速に対応することができ、かつ種々のチ
ェック機能を利用することができる。また各機能が複数
のサイトに分散した構成を有するので、専門知識の分散
化を達成しており、最高の知識及び情報に接することが
可能となる。
【0103】また一機関で全てのプログラム、データベ
ース等を作成したりバージョンアップしたりする必要が
なく、各機能提供サイトで分散して行うことができるの
で、システム全体としてはプログラム、データベース等
の作成及びバージョンアップを迅速に行うことができ
る。
【0104】このような特徴を有する本発明の診療支援
ネットワークシステムには、外部の複数の機能提供サイ
トと契約するだけで利用できるので、各医療機関の負担
コストは著しく小さくて済む。従って、本発明の診療支
援ネットワークシステムは大規模な医療機関のみならず
中小の医療機関にとって経済的にも非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のネットワークシステムの全体構成を
示す概略図である。
【図2】 本発明のユーザーアプリケーションソフトウ
エアの構成を示す概略図である。
【図3】 本発明の診療支援ネットワークシステムのフ
ォームにおけるデータ入力・表示画面の一例を示す概略
図である。
【図4】 本発明のユーザーアプリケーションソフトウ
エアのファイル構成を示す概略図である。
【図5】 本発明のユーザーアプリケーションソフトウ
エアの動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・ネットワークシステム 2・・・ユーザーアプリケーションソフトウエア 21・・・データベース 22・・・コンポーネント 23・・・フォーム 27・・・他のシステム 28・・・既存のプロパティファイル 29・・・新規の又は更新されたプロパティファイル 3・・・インターネット 31,41・・・機能提供サイト 32,42・・・コアサイト 4・・・エクストラネット 5・・・エントリーサーバー 6・・・ネットワーク

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーのコンピュータ上で作動するフ
    ォーム及びコンポーネントを有するユーザーアプリケー
    ションソフトウエアと、データの送受信により前記フォ
    ーム及び前記コンポーネントに所定のデータ処理支援機
    能を提供するネットワーク上の複数の機能提供サイトと
    が接続したネットワークシステムであって、前記ユーザ
    ーアプリケーションソフトウエアに付随するプロパティ
    ファイルにより、設定された所定のトリガリング条件が
    満たされた場合に、該当する機能提供サイト及び/又は
    ローカルなシステムとのデータ送受信が発生し、このデ
    ータ送受信により前記フォーム及び前記コンポーネント
    上で行われるデータ処理が支援されることを特徴とする
    ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のネットワークシステム
    において、前記コンポーネントとして、デフォルトで一
    定の機能を有する専用コンポーネントと、前記プロパテ
    ィファイルの情報により機能が割り付けられる汎用コン
    ポーネントとを有することを特徴とするネットワークシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のネットワークシ
    ステムにおいて、前記プロパティファイルは、各機能提
    供サイトへのアクセス仕様を定めたプロパティファイ
    ル、前記フォームのプロパティファイル、及び前記コン
    ポーネントのプロパティファイルを含むことを特徴とす
    るネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のネット
    ワークシステムにおいて、前記トリガリング条件は、前
    記フォーム上で発生したイベントが処理される際に、所
    定の条件を満たしたときに該当する機能提供サイト及び
    /又はローカルなシステムへのアクセスを実行するよう
    になっていることを特徴とするネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のネット
    ワークシステムにおいて、前記機能提供サイトには専門
    特化した知識ベース又は処理機能を有するネットワーク
    上のサイトが含まれていることを特徴とするネットワー
    クシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のネット
    ワークシステムにおいて、前記ネットワークがインター
    ネット、VPN及び/又はエクストラネットであること
    を特徴とするネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のネット
    ワークシステムにおいて、新規機能提供サイトの有無、
    及び既存の機能提供サイトの更新情報を有するコアサイ
    トを、前記ネットワーク上に有することを特徴とするネ
    ットワークシステム。
  8. 【請求項8】 ユーザーのコンピュータ上で作動するフ
    ォーム及びコンポーネントを有するユーザーアプリケー
    ションソフトウエアと、データの送受信により前記フォ
    ーム及び前記コンポーネントに所定のデータ処理支援機
    能を提供するネットワーク上の複数の機能提供サイトと
    が接続した診療支援ネットワークシステムであって、前
    記ユーザーアプリケーションソフトウエアに付随するプ
    ロパティファイルにより、設定された所定のトリガリン
    グ条件が満たされた場合に、該当する機能提供サイト及
    び/又はローカルなシステムとのデータ送受信が発生
    し、このデータ送受信により前記フォーム及び前記コン
    ポーネント上で行われるデータ処理が支援されることを
    特徴とする診療支援ネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の診療支援ネットワーク
    システムにおいて、前記コンポーネントとして、デフォ
    ルトで一定の機能を有する専用コンポーネントと、前記
    プロパティファイルの情報により機能が割り付けられる
    汎用コンポーネントとを有することを特徴とする診療支
    援ネットワークシステム。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載の診療支援ネット
    ワークシステムにおいて、前記プロパティファイルは、
    各機能提供サイトへのアクセス仕様を定めたプロパティ
    ファイル、前記フォームのプロパティファイル、及び前
    記コンポーネントのプロパティファイルを含むことを特
    徴とする診療支援ネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれかに記載の診療支
    援ネットワークシステムにおいて、前記トリガリング条
    件は、前記フォーム上で発生したイベントが処理される
    際に、所定の条件を満たしたときに該当する機能提供サ
    イト及び/又はローカルなシステムへのアクセスを実行
    するようになっていることを特徴とする診療支援ネット
    ワークシステム。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11のいずれかに記載の診療支
    援ネットワークシステムにおいて、前記機能提供サイト
    には専門特化した知識ベース又は処理機能を有するネッ
    トワーク上のサイトが含まれていることを特徴とする診
    療支援ネットワークシステム。
  13. 【請求項13】 請求項8〜12のいずれかに記載の診療支
    援ネットワークシステムにおいて、前記ネットワークが
    インターネット、VPN及び/又はエクストラネットで
    あることを特徴とする診療支援ネットワークシステム。
  14. 【請求項14】 請求項8〜13のいずれかに記載の診療支
    援ネットワークシステムにおいて、新規機能提供サイト
    の有無、及び既存の機能提供サイトの更新情報を有する
    コアサイトを、前記ネットワーク上に有することを特徴
    とする診療支援ネットワークシステム。
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