JP2002207440A - 平面表示装置 - Google Patents

平面表示装置

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JP2002207440A
JP2002207440A JP2001002784A JP2001002784A JP2002207440A JP 2002207440 A JP2002207440 A JP 2002207440A JP 2001002784 A JP2001002784 A JP 2001002784A JP 2001002784 A JP2001002784 A JP 2001002784A JP 2002207440 A JP2002207440 A JP 2002207440A
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electrode
pixel
signal
flat display
electrodes
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JP2001002784A
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Ryota Kotake
良太 小竹
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 平面表示パネルに欠陥が存在する場合、その
欠陥部分のみを切断可能な平面表示装置を提供するこ
と。 【解決手段】 走査電極124と信号電極122を積層
した構造を有しており、有機エレクトロルミネセント層
123が走査電極124と信号電極122に挟まれるよ
うに形成されている平面表示パネル120と、走査電極
124及び信号電極122と電気的に接続されていて、
平面表示パネル120を駆動させる駆動制御部を備えた
平面表示装置において、平面表示パネル120は、画素
を形成する領域に形成されており、走査電極124及び
信号電極122と電気的に絶縁された複数の画素電極2
10と、複数の画素電極210を走査電極124もしく
は信号電極122と電気的に接続するための複数の画素
配線200とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば有機薄膜
EL素子や液晶表示素子等を用いた平面表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】平面表示パネルの一種として、エレクト
ロルミネセントディスプレイ(以下、「ELD」とい
う)と呼ばれるものがある。ELDは、蛍光体に電圧を
印加したときに発光する現象(エレクトロルミネセンス
(EL))を原理としたものである。このELDは自発
光型のディスプレイであるため、高輝度(光コントラス
ト)であり視野角が広く、応答速度も速いという特徴を
有している。また、ELDは表示素子全体が固体である
ため、振動に強く、薄型化が容易であるという特徴を有
している。
【0003】ELDの表示素子は、表示材料(蛍光材
料)として無機化合物を用いた無機EL素子と、有機化
合物を用いた有機薄膜EL素子に分類される。また、表
示材料の物理的形状の側面から見ると、表示材料を粉末
状にした分散型EL素子と、表示材料を薄膜上にした薄
膜EL素子に分類される。このうち、低電圧で高輝度が
得られることや発光色の選択の容易性等から有機薄膜E
L素子が注目されている。
【0004】図7(A)はこの有機薄膜EL素子の構造
を示す模式図、図7(B)はその断面図を示しており、
図7を参照して有機EL薄膜素子について説明する。図
7の有機EL薄膜素子1は、ガラス基板2の上に信号電
極3、有機薄膜EL層4、走査電極5がそれぞれ積層さ
れた構造を有している。信号電極(コラム電極)3は、
たとえばITO(インジウム−スズ酸化物)等からなる
透明電極であって、表示画面の縦方向(矢印X方向)に
向かってストライプ状(縞状)に形成されている。走査
電極(ロウ電極)5は有機薄膜EL層4上に積層されて
いて、表示画面の横方向(矢印Y方向)に向かってスト
ライプ状に形成されている。従って、信号電極3と走査
電極5は互いに直交するように形成されている。
【0005】信号電極3と走査電極5の挟まれた領域に
は有機正孔輸送層4a、有機発光層4b、有機電子輸送
層4cからなる有機薄膜EL層4が形成されている。有
機正孔輸送層4aは、たとえばAlq3(トリス−(8
−ヒドロキシキノリン)アルミニウム)とDCM(4−
ジシアノメチレン−6−(p−ジメチルアミノスチリ
ル)−2−メチル−4H−ピラン)の混合物からなって
いて、信号電極3から注入された正孔を有機発光層4b
に移動させる機能を有している。
【0006】有機電子輸送層4cは、たとえばトリフェ
ニルジアン誘導体(TPD)(N,N‘−ビス(3−メ
チルフェニル)1,1’−ビフェニル−4,4‘−ジア
ミン)からなっていて、走査電極5から注入された電子
を有機発光層4bに移動させる機能を有している。有機
発光層4bは、表示しようとする色に応じた蛍光材料か
らなっていて、たとえば赤色蛍光材料はDCM、緑色蛍
光材料はAlq3、青色蛍光材料はZn(oxz)2
(2−(o−ヒドロキシフェニル)−ベンズオキサゾー
ルの亜鉛錯体)からなっている。また、白色を表示する
場合、たとえば赤緑青の各色の蛍光材料を高分子中に分
散させて合成する方法や積層して合成する方法が用いら
れている。
【0007】ここで、信号電極3と走査電極5に駆動電
圧が印加されると、信号電極3から有機発光層4bに対
して有機正孔輸送層4aを介して正孔が移動する。ま
た、走査電極5から有機発光層4bに対して有機電子輸
送層4cを介して電子が移動する。そして、有機発光層
4bにおける信号電極3と走査電極5の交差する領域
で、移動した正孔と電子が再結合する。すると、有機発
光層4bの蛍光材料がこの再結合により励起され、この
励起状態から再び基底状態に戻るときに蛍光材料から蛍
光が放射される。
【0008】この有機薄膜EL素子を用いて平面表示装
置を構成する場合、信号電極3には表示信号が供給され
走査電極5には走査信号が供給されることで、信号電極
3と走査電極5の交差する領域を画素として映像を表示
させることができるようになる。ここで、信号電極3及
び走査電極5に供給する駆動電圧を制御する駆動制御部
が必要となる。
【0009】図8は有機薄膜EL素子を用いた平面表示
装置を示す模式図であり、図8を参照して平面表示装置
10について説明する。平面表示装置10は、信号電極
駆動回路基板11、走査電極駆動回路基板12、有機薄
膜EL素子を用いた平面表示パネル13を有している。
信号電極駆動回路基板11は信号電極3側と電気的に接
続されており、走査電極駆動回路基板12は走査電極5
側と電気的に接続されている。ここで、信号電極駆動回
路基板11及び走査電極駆動回路基板12はそれぞれ平
面表示パネル13の外周側に配置されていて、平面表示
パネル13と配線14を介してそれぞれ電気的に接続さ
れた状態になっている。各駆動回路基板11、12に
は、それぞれたとえばドライバICからなる駆動制御部
11a、12aが配置されていて、信号電極3及び走査
電極5に印加する駆動電圧を制御している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、信号電極
3及び走査電極5をストライプ状に配置する平面表示パ
ネル13は、いわゆる単純マトリクス駆動方式で駆動さ
れる。この方式は構造が単純なため、安価に製造できた
り、開口率が大きく取れる等のメリットがある。しか
し、有機薄膜EL層4にダスト等が混入した場合、信号
電極3と走査電極5がショートしてしまう場合がある。
たとえば図8の信号電極3aと走査電極5aにおいて、
1カ所だけでもショートによる不良が発生した場合につ
いて考慮する。このとき、信号電極3aと走査電極5a
はそれぞれ帯状に形成されている。従って、この信号電
極3aと走査電極5aの全体に渡ってショートによるラ
イン状の欠陥が発生することになる。従って、略十字状
の発光不良が発生し、画質の低下が生じてしまうという
問題がある。
【0011】そこで本発明は上記課題を解決し、平面表
示パネルにショートによる不良が存在する場合、その欠
陥部分のみを切断可能な平面表示装置を提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、走査電極と信号電極を積層した構造を有
しており、有機エレクトロルミネセント層が前記走査電
極と前記信号電極に挟まれるように形成されている平面
表示パネルと、前記走査電極及び前記信号電極と電気的
に接続されていて、前記平面表示パネルを駆動させる駆
動制御部とを備えた平面表示装置において、前記平面表
示パネルは、画素を形成する領域に設けられていて、前
記走査電極及び前記信号電極と電気的に絶縁された複数
の画素電極と、複数の前記画素電極を前記走査電極もし
くは前記信号電極とそれぞれ電気的に接続させるための
複数の画素配線とを備えた平面表示装置により達成され
る。
【0013】請求項1の構成によれば、平面表示パネル
において、走査電極と信号電極が積層されており、その
走査電極と信号電極の間に有機エレクトロルミネセント
層が形成された構造を有している。そして、平面表示パ
ネルのうち、画素を形成する部位には複数の画素電極が
形成されており、この画素電極は信号電極及び駆動電極
とはそれぞれ電気的に絶縁されている。そして、画素電
極は、画素配線を介して信号電極もしくは画素電極と電
気的に接続されるようになる。
【0014】ここで、画素電極とこの画素電極と電気的
に接続されていない信号電極もしくは走査電極がショー
トした場合、ショートした部位と電気的に接続されてい
る信号電極及び走査電極全体がショートによる不良を起
こしている状態となる。従って、平面表示パネルにおい
て、信号電極の方向と走査電極の方向に向かって十字状
にライン状の欠陥が発生してしまう。このとき、ショー
トによる不良を起こしている画素電極に接続された画素
配線がたとえばレーザ光等により切断される。すると、
画素電極と、この画素電極に画素配線を介して接続され
た信号電極もしくは走査電極が電気的に絶縁された状態
となる。従って、ショートを発生している画素電極のみ
欠陥領域になり、ライン状の欠陥が生じるのを防止する
ことができる。
【0015】また、請求項3の構成において、画素電極
と、画素電極と電気的に接続された走査電極もしくは信
号電極が異なる平面上に形成されることで、信号電極、
走査配線及び画素配線の形成領域を広くすることができ
る。よって、信号電極及び画素配線を太くすることがで
き、配線抵抗の低下及び配線パターンの自由度の向上を
図ることができる。さらに、請求項4の構成において、
画素配線の一部が平面表示パネルにおける表示面の裏面
側に形成されていることで、画素配線をたとえばレーザ
光と用いて切断する際に、裏面側から画素配線にレーザ
光を照射することができるようになる。また、請求項5
の構成において、画素配線と、画素配線と電気的に接続
された信号電極もしくは走査電極の表面に絶縁膜が形成
されていることで、画素配線、信号電極及び走査電極の
間でショートによる不良が発生しないようになってい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0017】図1は本発明の平面表示装置の好ましい実
施の形態を示す構成図であり、図1を参照して平面表示
装置100について説明する。図1の平面表示装置10
0は、駆動制御部110と画像を形成する平面表示パネ
ル120を有している。駆動制御部110は、たとえば
平面表示パネル120の側面側に配置されていて、たと
えばプリント配線板からなる信号電極駆動回路基板11
1と走査電極駆動回路基板112を備えている。信号電
極駆動回路基板111はフレキシブル配線基板(FP
C)からなる配線114を介して信号電極122と電気
的に接続されており、走査電極回路基板112は配線1
14を介して走査電極124と電気的に接続されてい
る。信号電極駆動回路基板111と走査電極電極回路基
板112は、それぞれ駆動制御IC111a、112a
を有しており、信号電極122及び走査電極124に印
加する駆動電圧を制御する機能を有している。
【0018】次に、図2は平面表示パネル120を示す
模式図であり、図1と図2を参照して平面表示パネル1
20について説明する。平面表示パネル120は、たと
えば有機薄膜EL素子を用いた平面表示パネルであっ
て、ガラス基板121上に信号電極(コラム電極)12
2、表示材料である有機エレクトロルミネセント層(以
下、「有機薄膜EL層」という)123、走査電極(ロ
ウ電極)124がそれぞれ積層された構造を有してい
る。信号電極122、有機薄膜EL層123及び走査電
極124は、それぞれたとえば膜厚数百Å〜数μmで形
成されている。また、信号電極122及び走査電極12
4は、アルミニウム電極もしくはクロム電極等から構成
されている。
【0019】信号電極122は、ガラス基板121上に
表示画面の縦方向(矢印X方向)に向かってストライプ
状に形成されている。また、信号電極122には、後述
するように、画素配線200を介して画素電極210と
電気的に接続されている。走査電極124は信号電極1
22上に有機薄膜EL層123を介して積層されてい
て、表示画面の横方向(矢印Y方向)に向かってストラ
イプ状に形成されている。そして、信号電極122と走
査電極124には駆動制御部110から駆動電圧が印加
されるようになっている。
【0020】信号電極122と走査電極124に挟まれ
ており、信号電極122と走査電極124の交差する領
域には有機薄膜EL層123が形成されている。この有
機薄膜EL層123は、有機正孔輸送層、有機発光層及
び有機電子輸送層を積層した構造を有している。そし
て、信号電極122及び走査電極124に駆動電圧が供
給されると、正孔が信号電極122から有機正孔輸送層
を介して有機発光層へ移動し、電子が走査電極124か
ら有機電子輸送層を介して有機発光層へ移動する。そし
て、有機発光層において、正孔と電子が再結合すること
により発光するようになっている。
【0021】次に、図3は画素配線200及び画素電極
の一例を示す模式図であり、図1から図3を参照して画
素配線200及び画素電極210について説明する。図
3において、画素電極210は、ガラス基板121上で
あって有機薄膜EL層123を発色させる領域に形成さ
れており、たとえば略四角状(アイランド状)に形成さ
れている。従って、画素電極210は、同一平面上に形
成された信号電極122と電気的に絶縁されていた状態
になっている。そして、画素電極210は、画素配線2
00を介して信号電極122と電気的に接続されること
となる。
【0022】図1の信号電極駆動回路基板111から供
給される駆動電圧は、信号電極122から画素配線20
0を介して画素電極210に印加されるようになってい
る。そして、走査電極124画素電極210に挟まれた
領域の有機薄膜EL層123が発光し、画像を形成する
こととなる。なお、信号電極122と画素配線200の
表面には酸化膜等からなる絶縁膜が形成されている。こ
れにより、信号電極122又は画素配線200と走査電
極124の間でショートによる不良が発生するのを防止
することができる。
【0023】このように、信号電極122を従来のよう
に帯状に形成するのではなく、画素電極210を独立し
て形成し、信号電極122をバス線(信号線)として用
いている。これにより、画素電極210にショートによ
る不良が発生したとき、その修復作業を容易にするとと
もに、画質の低下を最小限に抑えることができる。具体
的には、図2と図3において、複数の画素電極210の
うち、画素電極210aが走査電極124aとショート
する場合について考慮する。このとき、帯状の走査電極
124a全体と、ショートした画素電極210aと電気
的に接続された信号電極122a全体についてライン状
の欠陥が発生してしまう。
【0024】そこで、その画素電極210aに接続され
た画素配線200aがガラス基板121側から照射され
るレーザ光により切断される。すると、信号電極122
aとショートしている画素電極210aは、電気的に絶
縁された状態となる。すなわち、画素電極210aは、
画素配線200aのみで信号電極122aと電気的に接
続された状態になっているため、この画素配線200a
を切断すれば、画素電極210aは電気的に絶縁された
状態となる。これにより、ショートした画素電極210
aは表示不良の状態となるが、その他の画素電極210
は正常に発光するようになる。このように、ショートし
た画像電極210aに接続された画素配線200aを切
断することができるため、画像の劣化を最小限に抑える
ことができる。
【0025】図4は本発明の平面表示装置における平面
表示パネルの第2の実施の形態を示す模式図であり、図
4を参照して平面表示パネル1120について説明す
る。なお、図4において、図2の平面表示パネル120
と同一の構造を有する部位には同一の符号を付してその
説明を省略する。図4の平面表示パネル1120が、図
2の平面表示パネル120と異なる点は、信号電極の構
造である。図4の信号電極1122は、画素電極210
と異なる平面上に形成されている。具体的には、信号電
極1122は走査電極124の上に絶縁膜350を介し
て形成されている。このように、信号電極1122及び
画素電極1200と、画素電極200を異なる平面上に
形成することで、信号電極1122及び画素電極120
0形成領域を広くすることができる。従って、信号電極
1122及び画素配線1200を太くすることができ、
配線抵抗の低下を図ることができるとともに、配線パタ
ーンの自由度の向上を図ることができる。
【0026】また、信号配線1122及び画素配線12
10の一部が、平面表示パネル1120の表示面100
A(ガラス基板121側)に対する裏面に形成されるよ
うになっている。そして、画素配線1210は、絶縁膜
350に形成されたスルーホールを介して画素電極20
0と電気的に接続されている。このように、画素配線1
210の少なくとも一部を平面表示パネル1120の裏
面に形成することで、レーザ光を平面表示パネル300
の裏面側から照射することができる。よって、画素配線
1210の切断する際の作業の容易性を向上させること
ができる。
【0027】上記各実施の形態によれば、画素電極21
0を1画素毎にアイランド状に形成し、その画素電極2
10に対して画素配線200のみで駆動制御部110と
電気的に接続したことにより、画素電極210にショー
ト欠陥が生じた場合であっても、ライン状に欠陥が発生
することを防ぐことができる。よって、平面表示パネル
120の歩留まりが向上するとともに、コストの低減を
図ることができる。また、この画素配線200及び信号
配線122の表面に酸化膜やチッ化シリコン膜等の絶縁
膜を成膜することで、走査電極124との間にショート
による表示不良が発生するのを防止し、ライン状の欠陥
の発生を抑制することができる。また、図4に示すよう
に、信号電極1122及び画素配線200を画素電極2
10と異なる層に形成することで、信号電極221及び
画素配線200の太さを大きくすることができ、配線抵
抗の低減を図ることができる。よって、駆動信号のなま
りによる画質の劣化が発生しにくくなり、表示画質を向
上させることができる。
【0028】なお、本発明の実施の形態は、上記実施の
形態に限定されない。たとえば、上記実施の形態におい
て、信号電極122に画素電極210及びバス電極22
0が形成された構造を有しているが、走査電極124を
バス線(信号線)としてのみ用い、この走査電極124
に画素配線200を介して画素電極210を接続した構
造であっても良い。また、図1から図5において、平面
表示パネル120、1120が有機EL素子の場合につ
いて言及しているが、図6に示すようないわゆるTFT
ディスプレイの場合であっても適用することができる。
【0029】このTFTディスプレイ400のうち、走
査電極124と画素電極2210が画素配線(ソース電
極)2200を介して電気的に接続されている。そし
て、その画素配線2200の一部が画素電極2210等
と重ならないようにガラス基板121上に形成されてい
る。すなわち、ガラス基板121上に形成された互いに
電気的に絶縁された走査電極124と信号電極122を
有しており、走査電極124と薄膜トランジスタ410
を介して電気的に接続された画素電極2210を有する
平面表示装置400において、画素電極2210と薄膜
トランジスタ410の間には、少なくとも一部がガラス
基板121上に形成された部位を有する画素配線220
0が形成されている平面表示装置400となっている。
これにより、画素電極2210が対向電極とショートし
た場合に、画素配線(ソース電極)2200をレーザ光
で切断することで、ショートした画素電極2210だけ
を切断することができるようになる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
平面表示パネルに欠陥が存在する場合、その欠陥部分の
みを切断可能な平面表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面表示装置の好ましい実施の形態を
示す平面図。
【図2】本発明の平面表示装置における平面表示パネル
の構造を示す模式図。
【図3】本発明の平面表示装置において、画素電極にシ
ョートが発生した場合の修復の様子を示す模式図。
【図4】本発明の平面表示装置における平面表示パネル
の第2の実施の形態を示す模式図。
【図5】図4の平面表示パネルにおいて、画素電極にシ
ョートが発生した場合の修復の様子を示す模式図。
【図6】本発明の平面表示装置における平面表示パネル
の第3の実施の形態を示す模式図。
【図7】従来の有機EL素子の構成を示す模式図。
【図8】従来の平面表示装置の構成を示す平面図。
【符号の説明】
100・・・平面表示装置、110・・・駆動制御部、
120、400、1120・・・平面表示パネル、12
1・・・ガラス基板、122、1122・・・信号電
極、123・・・有機薄膜EL層、124・・・走査電
極、200、1200、2200・・・画素配線、21
0、1210、2210・・・画素電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査電極と信号電極を積層した構造を有
    しており、有機エレクトロルミネセント層が前記走査電
    極と前記信号電極に挟まれるように形成されている平面
    表示パネルと、前記走査電極及び前記信号電極と電気的
    に接続されていて、前記平面表示パネルを駆動させる駆
    動制御部とを備えた平面表示装置において、 前記平面表示パネルは、 画素を形成する領域に設けられていて、前記走査電極及
    び前記信号電極と電気的に絶縁された複数の画素電極
    と、 複数の前記画素電極を前記走査電極もしくは前記信号電
    極とそれぞれ電気的に接続させるための複数の画素配線
    とを備えたことを特徴とする平面表示装置。
  2. 【請求項2】 前記画素電極と、前記画素電極と電気的
    に接続された前記走査電極もしくは前記信号電極は、同
    一平面上に形成されたことを特徴とする請求項1に記載
    の平面表示装置。
  3. 【請求項3】 前記画素電極と、前記画素電極と電気的
    に接続された前記走査電極もしくは前記信号電極は、異
    なる平面上に形成されたことを特徴とする請求項1に記
    載の平面表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画素配線の一部が、前記平面表示パ
    ネルにおける表示面に対する裏面側に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の平面表示装置。
  5. 【請求項5】 前記画素配線と、前記画素配線と電気的
    に接続された前記画素電極もしくは前記走査電極の表面
    には絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の平面表示装置。
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