JP2002206930A - ナビゲーションシステム、誘導経路再探索方法及びプログラム - Google Patents

ナビゲーションシステム、誘導経路再探索方法及びプログラム

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JP2002206930A
JP2002206930A JP2001002441A JP2001002441A JP2002206930A JP 2002206930 A JP2002206930 A JP 2002206930A JP 2001002441 A JP2001002441 A JP 2001002441A JP 2001002441 A JP2001002441 A JP 2001002441A JP 2002206930 A JP2002206930 A JP 2002206930A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 渋滞回避のための経路探索を利用者が承認す
ることのできるナビゲーションシステムを提供すること
である。 【解決手段】 処理制御部6は、VICSモジュール4
を介してVICS情報を取得すると、発生した渋滞箇所
が誘導経路上に位置するか否かを判別する。渋滞箇所が
誘導経路上に位置する場合に、処理制御部6は、渋滞箇
所を報知するための報知画像を生成し、ナビゲーション
画像と共に表示部9に2画面表示する。その際、処理制
御部6は、渋滞箇所を示すシンボル、画像の中心を示す
カーソル、及び、渋滞回避を指示するための指示キーを
含む報知画像を生成する。処理制御部6は、利用者によ
り報知画像中の指示キーが触れられると、カーソルから
回避箇所を特定し、特定した回避箇所を避けた回避経路
を再探索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、渋滞回避のための
経路探索を利用者が承認することのできるナビゲーショ
ンシステム、誘導経路再探索方法及びプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のナビゲーションシステムは、例え
ば、ナビゲーションシステムを搭載した車両(以下、
「自車」という。)の出発地から目的地までの誘導経路
を所定の道路情報から探索する。そして、自車の現在位
置を所定のGPS(Global Positioning System)ユニ
ット等により順次取得し、現在位置を示すシンボルと誘
導経路等とを合成したナビゲーション画像(誘導画像)
を生成する。ナビゲーションシステムは、このように生
成したナビゲーション画像を所定の表示部に表示する。
これにより、利用者は、表示されたナビゲーション画像
に従って、自車を進めることにより、容易に目的地まで
到達することができる。
【0003】近年では、渋滞情報や交通規制情報等を光
・電波ビーコンやFM多重放送を介して利用者に提供す
るVICS(Vehicle Information Communication Syst
em)が実用化されている。このようなVICSに対応し
た従来のナビゲーションシステムは、光・電波ビーコン
受信ユニット等からVICS情報(渋滞情報等)を取得
すると、取得した渋滞情報等に従って渋滞箇所を特定
し、特定した渋滞箇所を示すシンボル等をナビゲーショ
ン画像に合成して表示する。更に、渋滞回避機能をも併
せ持つナビゲーションシステムでは、特定した渋滞箇所
を回避するために、自動的に誘導経路を再探索すること
ができる。以下、このような渋滞回避機能を有する従来
のナビゲーションシステムの動作について、図9を参照
して説明する。この図9は、ナビゲーションシステム全
体を制御する所定の処理制御部が行う誘導経路再探索処
理を説明するためのフローチャートである。
【0004】まず、処理制御部は、VICS情報を受信
するまで、後続の処理を待機する(ステップS10
1)。そして、VICS情報を受信すると、処理制御部
は、VICS情報から渋滞情報を取得して(生成し
て)、メモリに格納する(ステップS102)。処理制
御部は、この渋滞情報に従って、渋滞箇所を求め、現在
の誘導経路との位置関係を特定する(ステップS10
3)。そして、処理制御部は、渋滞箇所が誘導経路上で
あるか否かを判別する(ステップS104)。
【0005】処理制御部は、渋滞箇所が誘導経路上でな
いと判別した場合、上述のステップS101に処理を戻
す。一方、渋滞箇所が誘導経路上であると判別した場合
に、処理制御部は、渋滞箇所を回避するための回避経路
を求めるべく、回避経路探索処理を実行する(ステップ
S105)。処理制御部は、回避経路探索処理によって
適切な回避経路が探索できたか否かを判別する(ステッ
プS106)。処理制御部は、適切な回避経路が探索で
きなかったと判別した場合、上述のステップS101に
処理を戻す。一方、適切な回避経路が探索できたと判別
した場合に、処理制御部は、この回避経路を適用した新
たな誘導経路を定める(ステップS107)。そして、
処理制御部は、新たな誘導経路に従ったナビゲーション
動作を開始する(ステップS108)。
【0006】このような誘導経路再探索処理により、渋
滞回避機能を有する従来のナビゲーションシステムは、
VICS情報により誘導経路上に生じた渋滞箇所を検出
すると、検出した渋滞箇所を回避するために、自動的に
誘導経路を再探索することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した渋
滞回避機能を有する従来のナビゲーションシステムは、
渋滞箇所を検出すると、無条件に誘導経路を再探索して
しまう。そのため、どんなに短い渋滞区間であっても、
渋滞箇所を検出すると、その渋滞箇所を避けた回避経路
を新たな誘導経路として定めてしまう。しかしながら、
現実には、ある程度短い渋滞区間であれば、その渋滞箇
所を避けて回避経路を走行するよりも、そのままゆっく
りとでもその渋滞箇所を通過した方が、早く目的地に到
達できる場合も多い。
【0008】特に、利用者がそのような渋滞箇所である
ことを認識している場合に、ナビゲーションシステムが
誘導経路を再探索したとしても、利用者は、あえて、渋
滞箇所を通過する元の誘導経路を走行することとなる。
そして、渋滞箇所を通り抜けた後に、利用者は、改めて
ナビゲーションシステムに誘導経路の再探索を指示する
必要があった。すなわち、渋滞箇所が無条件に回避され
ることが、利用者にとって適切でない場合も多く存在し
ていた。
【0009】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、渋滞回避のための経路探索を利用者が承認すること
のできるナビゲーションシステム、誘導経路再探索方法
及びプログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るナビゲーションシステム
は、自車が進むべき誘導経路を探索し、探索した誘導経
路を含む画像を表示して自車を誘導するナビゲーション
システムであって、誘導経路を含む誘導画像を生成する
誘導画像生成手段と、発生した渋滞に関する渋滞情報を
取得する渋滞情報取得手段と、誘導経路を規定する誘導
経路情報及び、前記渋滞情報取得手段により取得された
渋滞情報に従って、誘導経路上に位置する渋滞箇所を特
定する特定手段と、前記特定手段により特定された渋滞
箇所を表す報知画像を生成する報知画像生成手段と、前
記誘導画像生成手段により生成された誘導画像と共に、
前記報知画像生成手段により生成された報知画像を表示
する表示手段と、前記表示手段により表示された報知画
像における渋滞箇所を指定して、渋滞回避を指示する指
示手段と、前記指示手段により指定された渋滞箇所を避
けた新たな誘導経路を所定の道路網情報から探索する再
探索手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、誘導画像生成手段は、
自車が進むべき誘導経路を含む誘導画像(ナビゲーショ
ン画像)を生成する。渋滞情報取得手段は、例えば、V
ICS情報を受信することにより、発生した渋滞に関す
る渋滞情報を取得する。特定手段は、誘導経路を規定す
る誘導経路情報及び、渋滞情報取得手段により取得され
た渋滞情報に従って、誘導経路上に位置する渋滞箇所を
特定する。報知画像生成手段は、特定手段により特定さ
れた渋滞箇所を表す報知画像を生成する。表示手段は、
例えば、2画面表示により、誘導画像生成手段により生
成された誘導画像と共に、報知画像生成手段により生成
された報知画像を表示する。指示手段は、表示手段によ
り表示された報知画像における渋滞箇所を指定して、渋
滞回避を指示する。再探索手段は、指示手段により指定
された渋滞箇所を避けた新たな誘導経路を所定の道路網
情報から探索する。この結果、渋滞回避のための経路探
索を利用者が承認することができる。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係るナビゲーションシステムは、自車の進むべき
道筋を定めた誘導経路を規定する誘導経路情報を記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段に記憶された誘導経路情報
に従って、誘導経路を含む誘導画像を生成する誘導画像
生成手段と、前記誘導画像生成手段により生成された誘
導画像を表示する表示手段と、発生した渋滞に関する渋
滞情報を取得する渋滞情報取得手段と、前記記憶手段に
記憶された誘導経路情報及び、前記渋滞情報取得手段に
より取得された渋滞情報に従って、誘導経路上に位置す
る渋滞箇所を特定する特定手段と、前記特定手段により
特定された渋滞箇所を地図上に配置した報知画像を生成
する報知画像生成手段と、前記報知画像生成手段により
報知画像が生成されると、前記表示手段に、誘導画像と
共に、生成された報知画像を表示する表示制御手段と、
前記表示手段に表示された報知画像における渋滞箇所を
指定して、渋滞回避を指示する指示手段と、前記指示手
段により指定された渋滞箇所を避けた新たな誘導経路を
所定の道路網情報から探索する再探索手段と、前記再探
索手段により探索された誘導経路を規定する新たな誘導
経路情報を前記記憶手段に更新して格納する更新手段
と、を備えることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、記憶手段は、自車の進
むべき道筋を定めた誘導経路を規定する誘導経路情報を
記憶する。誘導画像生成手段は、記憶手段に記憶された
誘導経路情報に従って、誘導経路を含む誘導画像を生成
する。表示手段は、誘導画像生成手段により生成された
誘導画像を表示する。渋滞情報取得手段は、例えば、V
ICS情報を受信することにより、発生した渋滞に関す
る渋滞情報を取得する。特定手段は、記憶手段に記憶さ
れた誘導経路情報及び、渋滞情報取得手段により取得さ
れた渋滞情報に従って、誘導経路上に位置する渋滞箇所
を特定する。報知画像生成手段は、特定手段により特定
された渋滞箇所を地図上に配置した報知画像を生成す
る。表示制御手段は、報知画像生成手段により報知画像
が生成されると、例えば、2画面表示により表示手段
に、誘導画像と共に、生成された報知画像を表示する。
指示手段は、表示手段に表示された報知画像における渋
滞箇所を指定して、渋滞回避を指示する。再探索手段
は、指示手段により指定された渋滞箇所を避けた新たな
誘導経路を所定の道路網情報から探索する。更新手段
は、再探索手段により探索された誘導経路を規定する新
たな誘導経路情報を記憶手段に更新して格納する。この
結果、渋滞回避のための経路探索を利用者が承認するこ
とができる。
【0014】前記報知画像生成手段は、渋滞箇所を示す
シンボル、渋滞箇所を指し示すための指示カーソル及
び、渋滞回避を指示する指示キーを含む報知画像を生成
し、前記指示手段は、前記報知画像生成手段により生成
された報知画像における指示キーの押下に応答して、指
示カーソルに指し示された渋滞箇所を指定して、渋滞回
避を指示してもよい。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る誘導経路再探索方法は、自車が進むべき探索
された誘導経路を含む誘導画像を生成する誘導画像生成
ステップと、発生した渋滞に関する渋滞情報を取得する
渋滞情報取得ステップと、誘導経路を規定する誘導経路
情報及び、前記渋滞情報取得ステップにて取得された渋
滞情報に従って、誘導経路上に位置する渋滞箇所を特定
する特定ステップと、前記特定ステップにて特定された
渋滞箇所を表す報知画像を生成する報知画像生成ステッ
プと、前記誘導画像生成ステップにて生成された誘導画
像と共に、前記報知画像生成ステップにて生成された報
知画像を所定の表示部に表示する表示ステップと、前記
表示ステップにて表示部に表示された報知画像における
渋滞箇所を指定して、渋滞回避を指示する指示ステップ
と、前記指示ステップにて指定された渋滞箇所を避けた
新たな誘導経路を所定の道路網情報から探索する再探索
ステップと、を備えることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、誘導画像生成ステップ
は、探索された自車が進むべき誘導経路を含む誘導画像
を生成する。渋滞情報取得ステップは、例えば、VIC
S情報を受信することにより、発生した渋滞に関する渋
滞情報を取得する。特定ステップは、誘導経路を規定す
る誘導経路情報及び、渋滞情報取得ステップにて取得さ
れた渋滞情報に従って、誘導経路上に位置する渋滞箇所
を特定する。報知画像生成ステップは、特定ステップに
て特定された渋滞箇所を表す報知画像を生成する。表示
ステップは、例えば、2画面表示により、誘導画像生成
ステップにて生成された誘導画像と共に、報知画像生成
ステップにて生成された報知画像を所定の表示部に表示
する。指示ステップは、表示ステップにて表示部に表示
された報知画像における渋滞箇所を指定して、渋滞回避
を指示する。再探索ステップは、指示ステップにて指定
された渋滞箇所を避けた新たな誘導経路を所定の道路網
情報から探索する。この結果、渋滞回避のための経路探
索を利用者が承認することができる。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係るプログラムは、コンピュータに、自車が進む
べき探索された誘導経路を含む誘導画像を生成する誘導
画像生成ステップと、発生した渋滞に関する渋滞情報を
取得する渋滞情報取得ステップと、誘導経路を規定する
誘導経路情報及び、前記渋滞情報取得ステップにて取得
された渋滞情報に従って、誘導経路上に位置する渋滞箇
所を特定する特定ステップと、前記特定ステップにて特
定された渋滞箇所を表す報知画像を生成する報知画像生
成ステップと、前記誘導画像生成ステップにて生成され
た誘導画像と共に、前記報知画像生成ステップにて生成
された報知画像を所定の表示部に表示する表示ステップ
と、前記表示ステップにて表示部に表示された報知画像
における渋滞箇所を指定して、渋滞回避を指示する指示
ステップと、前記指示ステップにて指定された渋滞箇所
を避けた新たな誘導経路を所定の道路網情報から探索す
る再探索ステップとを実行させることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態にかか
るナビゲーションシステムについて、以下図面を参照し
て説明する。
【0019】図1は、この発明の第1の実施の形態に適
用されるナビゲーションシステムの一例を示す模式図で
ある。図示するように、このシステムは、GPSアンテ
ナ1と、GPSモジュール2と、VICSアンテナ3
と、VICSモジュール4と、CD−ROM5と、処理
制御部6と、記憶部7と、操作部8と、表示部9とから
構成される。このナビゲーションシステムは、例えば、
自動車等の車両に搭載され、現在地から目的地までの進
むべき道筋を示す誘導経路を地図情報等と併せて表示す
ることにより、利用者(運転者)を目的地まで適切に誘
導する。以下、ナビゲーションシステムを搭載した車両
のことを「自車」という。
【0020】GPS(Global Positioning System)ア
ンテナ1は、ヘリカル型アンテナ、誘電体アンテナ、パ
ッチ型平面アンテナ等からなり、所定のGPS衛星が発
信するスペクトラム拡散変調された衛星電波を受信す
る。
【0021】GPSモジュール2は、複数のGPS衛星
から送信され、GPSアンテナ1がそれぞれ受信した衛
星電波に同調し、各衛星電波をそれぞれ逆拡散復調して
複数の衛星受信信号を取得する。GPSモジュール2
は、取得したそれぞれの衛星受信信号を使用して算出し
た各衛星電波の到達時間の差に基づいて、緯度、経度及
び高度等からなる位置情報を生成する。GPSモジュー
ル2は、所定のタイミング毎に、生成した位置情報を処
理制御部6に供給する。
【0022】VICS(Vehicle Information Communic
ation System)アンテナ3は、所定のロッドアンテナ等
からなり、沿道に設けられた所定のVICS情報送信装
置から送られたFM多重信号等を受信する。
【0023】VICSモジュール4は、VICSアンテ
ナ3が受信したFM多重信号等を復調することによりV
ICS情報を取得する。なお、VICS情報は、例え
ば、VICSリンク情報、種別情報、位置、及び、渋滞
区間等の距離等からなる。VICSモジュール4は、取
得したVICS情報を処理制御部6に順次供給する。な
お、VICSモジュール4等は、光・電波ビーコンにて
送られるVICS情報を受信するための受信ユニットで
あってもよい。
【0024】CD−ROM5は、表示用の地図情報を記
憶すると共に、所定の道路情報を記憶する。なお、道路
情報は、例えば、所定単位に区分された道路(経路)を
規定する情報であって、経路コスト、経路リンク情報、
経路リンク/VICSリンク対応テーブル、経路の始点
位置、及び、経路の終点位置等からなる。また、CD−
ROM5に記憶される地図情報及び道路情報は、図示せ
ぬ再生ユニットにより適宜読み出され、処理制御部6に
供給される。
【0025】処理制御部6は、例えば、ROM(Read O
nly Memory)、RAM(Random Access Memory)、及
び、CPU(Central Processing Unit)を備えた1チ
ップマイコン等からなり、ナビゲーションシステム全体
を制御する。なお、ROMには、後述する渋滞報知処理
及び誘導経路再探索処理をCPUに実行させるためのプ
ログラムが予め記憶されている。また、RAMには、所
定のワーク領域が確保される。つまり、処理制御部6
は、ROMに記憶されているプログラムがCPUにて実
行されることにより、後述する渋滞報知処理及び誘導経
路再探索処理を行うものとする。
【0026】具体的に処理制御部6は、操作部8を介し
て利用者により指示された所定の出発地から目的地まで
の誘導経路をCD−ROM5等(道路情報)から探索
し、探索した誘導経路を規定する誘導路データを記憶部
7に記憶する。また、処理制御部6は、VICSモジュ
ール4から送られたVICS情報に従って、渋滞箇所を
規定する渋滞情報を生成し、記憶部7に記憶する。そし
て、処理制御部6は、CD−ROM5に記憶された地図
情報及び、記憶部7に記憶した誘導路データ等に従っ
て、ナビゲーション画像を生成する。例えば、処理制御
部6は、図2(a)に示すような自車の現在位置を示す
自車シンボルVを含むナビゲーション画像を生成する。
また、処理制御部6は、記憶部7に記憶した渋滞情報等
に従って、渋滞箇所を報知するための渋滞報知画像(例
えば、VICSレベル3に基づいた表示画像)を生成す
る。例えば、処理制御部6は、図2(b)に示すような
渋滞箇所を示す渋滞シンボルJ、画像の中心を示すセン
タカーソルC、及び、渋滞回避を指示するための指示キ
ーK(タッチパネル用のキー表示)を含む渋滞報知画像
を生成する。処理制御部6は、これらナビゲーション画
像及び渋滞報知画像を表示部9に表示する。なお、処理
制御部6は、図2(b)に示すような渋滞報知画像を表
示部9に表示した状態で、利用者により指示キーKが触
れられた(後述するタッチパネルが指で押下された)場
合に、センタカーソルCにて指し示される画像上の位置
から回避箇所(渋滞箇所等)を特定する。そして、特定
した回避箇所を避けるために新たな誘導経路を再探索す
る。
【0027】図1に戻って、記憶部7は、RAM等から
なり、処理制御部6から供給された誘導路データ及び、
渋滞情報等を記憶する。なお、誘導路データは、処理制
御部6がCD−ROM5等に記憶された道路情報を探索
して生成したデータであり、例えば、現在地から目的地
までの進むべき道筋を規定する複数の経路の組み合わせ
データから構成される。また、渋滞情報は、VICSモ
ジュールを介して取得したVICS情報から処理制御部
6が生成したデータであり、例えば、渋滞種別、距離、
渋滞始点位置、及び、渋滞終点位置等からなる。
【0028】操作部8は、所定の操作パネルやリモコン
(送信機)等からなり、利用者による入力操作に従っ
て、種々の情報を処理制御部6に供給する。例えば、操
作部8は、利用者の操作に従って、目的地を指し示す座
標情報等を入力し、処理制御部6に供給する。なお、後
述する表示部9の前面には、例えば、マトリクス状に配
置された複数の透明電極が透明フィルム部材に挟まれて
形成されたタッチパネルが配置されている。そして、タ
ッチパネルが利用者により触れられると(指で押下され
ると)、押圧箇所を示す位置情報が操作部8を介して処
理制御部6に供給されるようになっている。
【0029】表示部9は、LCD(Liquid Crystal Dis
play)又はCRT(Cathode Ray Tube)等からなり、処
理制御部6により生成されたナビゲーション画像及び渋
滞報知画像等を表示する。なお、表示部9は、2画面表
示が可能であり、図3に示すように、ナビゲーション画
像9a及び、渋滞報知画像9bを同時に並べて表示する
ことができる。
【0030】以下、この発明の第1の実施の形態に係る
ナビゲーションシステムの動作について図面を参照して
説明する。図4は、処理制御部6が実行する渋滞報知処
理について説明するためのフローチャートであり、ま
た、図5は、誘導経路再探索処理について説明するため
のフローチャートである。なお、これらの処理を規定す
るプログラムは、上述したように、処理制御部6のRO
M内に予め記憶されているものとする。まず、図4に示
す渋滞報知処理について説明する。なお、この渋滞報知
処理は、例えば、出発地点から目的地までの誘導経路が
選定され、記憶部7に誘導経路を規定する誘導路データ
が記憶された後に開始される。
【0031】まず、処理制御部6は、VICS情報を受
信するまで後続処理の実行を待機する(ステップS1
1)。すなわち、処理制御部6は、VICSモジュール
4がVICS情報を受信するまで後続の処理を待機す
る。VICS情報を受信すると、処理制御部6は、渋滞
情報を生成して、記憶部7に格納する(ステップS1
2)。すなわち、処理制御部6は、VICSモジュール
4から供給されるVICS情報から、渋滞に関する情報
を抽出して渋滞情報を生成する。
【0032】処理制御部6は、この渋滞情報に従って、
渋滞箇所を求め、現在の誘導経路との位置関係を特定す
る(ステップS13)。すなわち、処理制御部6は、記
憶部7に記憶している誘導路データを構成する各位置座
標と渋滞情報の位置座標とを比較し、誘導経路に対する
渋滞箇所の位置関係を特定する。処理制御部6は、渋滞
箇所が誘導経路上であるか否かを判別する(ステップS
14)。すなわち、処理制御部6は、特定した位置関係
から渋滞箇所がこれから進むべき誘導経路上に位置する
か否かを判別する。
【0033】処理制御部6は、渋滞箇所が誘導経路上で
ないと判別した場合、上述のステップS11に処理を戻
す。一方、渋滞箇所が誘導経路上に位置していると判別
した場合に、処理制御部6は、渋滞箇所を中心とした渋
滞報知画像を生成する(ステップS15)。すなわち、
処理制御部6は、図2(b)に示すように、渋滞箇所を
示す渋滞シンボルJが中心を示すセンタカーソルCと重
なるような地図画像を生成する。処理制御部6は、ナビ
ゲーション画像と渋滞報知画像とを、表示部9に2画面
表示する(ステップS16)。すなわち、処理制御部6
は、図3に示すように、ナビゲーション画像9aと並べ
て、生成した渋滞報知画像9bを表示する。なお、2画
面表示がなされる前は、表示部9にて、ナビゲーション
画像だけが表示されていたものとする。
【0034】ナビゲーション画像及び渋滞報知画像を2
画面表示すると、処理制御部6は、ステップS11に処
理を戻し、上述のステップS11〜S16の処理を繰り
返し実行する。この渋滞報知処理により、VICS情報
から誘導経路上に発生した渋滞箇所が検出されると、自
動的にナビゲーション画像と共に、渋滞報知画像が表示
部9に表示される。
【0035】次に、図5に示す誘導経路再探索処理につ
いて説明する。なお、この誘導経路再探索処理は、上述
の渋滞報知処理により、渋滞報知画像等が表示部9に2
画面表示された際に、開始される。
【0036】まず、処理制御部6は、操作部8を介して
所定の指示入力がなされるまで、後続処理の実行を待機
する(ステップS21)。指示入力がなされると、処理
制御部6は、入力が渋滞回避指示であるか否かを判別す
る(ステップS22)。すなわち、処理制御部6は、渋
滞報知画像等が表示部9に2画面表示された状態で、図
2(b)に示す指示キーK(タッチパネルのキー表示)
が利用者により触れられたか否かを判別する。
【0037】処理制御部6は、入力が渋滞回避指示であ
ると判別した場合、渋滞報知画像のカーソルから回避箇
所を特定する(ステップS23)。すなわち、処理制御
部6は、図2(b)に示すセンタカーソルCにて指し示
される箇所(渋滞箇所等)を回避箇所として特定する。
処理制御部6は、回避経路を探索し、探索した回避経路
を適用した新たな誘導経路を定める(ステップS2
4)。すなわち、処理制御部6は、特定した回避箇所を
避けるための回避経路をCD−ROM5(道路情報)か
ら探索し、探索した回避経路を適用した新たな誘導経路
を規定する。そして、新たな誘導経路を規定する誘導路
データを記憶部7に記憶する。
【0038】処理制御部6は、2画面表示を解除し、新
たな誘導経路に従ったナビゲーションを開始する(ステ
ップS25)。すなわち、処理制御部6は、新たな誘導
路データ等に従ったナビゲーション画像を生成し、生成
したナビゲーション画像だけを表示部9に表示する。そ
して、ナビゲーション動作を開始する。
【0039】また、ステップS22にて、入力が渋滞回
避指示でないと判別した場合に、処理制御部6は、入力
がスクロール指示であるか否かを判別する(ステップS
26)。処理制御部6は、スクロール指示であると判別
した場合、スクロール指示に従って、渋滞報知画像を更
新する(ステップS27)。すなわち、処理制御部6
は、スクロール方向に位置をずらした地図画像を表示す
る。なおその際、利用者は、図2(b)に示すセンタカ
ーソルCに、回避したい箇所(渋滞箇所等)が重なるよ
うに、スクロール操作する。処理制御部6は、渋滞報知
画像を更新した後、上述のステップS21に処理を戻
す。
【0040】一方、ステップS26にてスクロール指示
でないと判別した場合に、処理制御部6は、指示に従っ
た処理を行う(ステップS28)。例えば、渋滞回避を
行う必要のない場合に、利用者は、渋滞報知画像を非表
示とする指示を入力するため、処理制御部6は、その指
示に応答して、渋滞報知画像を閉じ、ナビゲーション画
像だけの通常表示を行う。
【0041】この誘導経路再探索処理により、図2
(b)に示すような渋滞報知画像が、ナビゲーション画
像と共に表示部9に表示された状態で、利用者は、指示
キーKを押すだけで、渋滞回避を指示できる。その際、
渋滞報知画像により渋滞箇所及び渋滞区間の長さ等が利
用者に明らかにされているため、利用者は、その渋滞箇
所を回避すべきか否かを容易に判断できる。そして、処
理制御部6は、渋滞回避の指示に応答して、誘導経路の
再探索を行い、新たな誘導経路をナビゲーション画像に
て表示することができる。すなわち、誘導経路上に渋滞
箇所が発生した場合であっても、無条件に誘導経路が再
探索されることなく、渋滞回避のための経路探索を利用
者が承認することができる。
【0042】また、操作部8を介した操作により渋滞報
知画像をスクロール表示可能であるため、利用者が所望
の回避箇所を設定することもできる。更に、渋滞報知画
像がナビゲーション画像と共に2画面表示されるため、
現在位置を見失うこともない。
【0043】上記の実施の形態では、渋滞回避を確認
し、渋滞回避を指示するために、利用者が指示キーK等
を押下したが、音声により渋滞回避を指示できるように
してもよい。また、誘導経路上に生じた渋滞箇所の座標
情報等を別途登録できるようにしてもよい。以下、本発
明の第2の実施の形態に係るナビゲーションシステムに
ついて図6等を参照して説明する。
【0044】図6は、この発明の第2の実施の形態に適
用されるナビゲーションシステムの一例を示す模式図で
ある。図示するように、このシステムは、GPSアンテ
ナ1と、GPSモジュール2と、VICSアンテナ3
と、VICSモジュール4と、CD−ROM5と、処理
制御部6と、記憶部7と、操作部8と、表示部9と、マ
イクロフォン11と、音声認識部12とから構成され
る。なお、図中のGPSアンテナ1〜表示部9の構成
は、図1に示す第1の実施の形態に係るナビゲーション
システムと同じ構成である。但し、記憶部7は、誘導路
データ及び、渋滞情報の他に、回避対象テーブルを記憶
する。この回避対象テーブルは、誘導経路上に位置する
渋滞箇所の座標情報を登録するためのテーブルである。
また、処理制御部6のROMには、後述する渋滞箇所登
録処理及び誘導経路再探索処理をCPUに実行させるた
めのプログラムが予め記憶されているものとする。
【0045】マイクロフォン11は、例えば、コンデン
サマイク等からなり、利用者等の発した音声を集音し、
集音した音声を音声信号に変換して音声認識部12に供
給する。音声認識部12は、マイクロフォン11から供
給された音声信号を、対応する指示メッセージ(指示音
声)として認識する。そして、音声認識部12は、認識
した指示メッセージに従って、指示情報を生成して処理
制御部6に供給する。
【0046】以下、この発明の第2の実施の形態に係る
ナビゲーションシステムの動作について図面を参照して
説明する。図7は、処理制御部6が実行する渋滞箇所登
録処理について説明するためのフローチャートであり、
また、図8は、誘導経路再探索処理を説明するためのフ
ローチャートである。なお、これらの処理を規定するプ
ログラムは、上述したように、処理制御部6のROM内
に予め記憶されているものとする。まず、図7に示す渋
滞箇所登録処理について説明する。なお、この渋滞箇所
登録処理は、例えば、出発地点から目的地までの誘導経
路が選定され、記憶部7に誘導経路を規定する誘導路デ
ータが記憶された後に開始される。
【0047】まず、処理制御部6は、VICS情報を受
信するまで後続処理の実行を待機する(ステップS3
1)。VICS情報を受信すると、処理制御部6は、渋
滞情報を生成して、記憶部7に格納する(ステップS3
2)。処理制御部6は、この渋滞情報に従って、渋滞箇
所を求め、現在の誘導経路との位置関係を特定する(ス
テップS33)。そして、処理制御部6は、渋滞箇所が
誘導経路上であるか否かを判別する(ステップS3
4)。
【0048】処理制御部6は、誘導経路上でないと判別
した場合、上述のステップS31に処理を戻す。一方、
渋滞箇所が誘導経路上であると判別した場合に、処理制
御部6は、渋滞箇所の座標情報を記憶部7の回避対象テ
ーブルに登録する(ステップS35)。回避対象テーブ
ルに渋滞箇所の座標情報を登録すると、処理制御部6
は、ステップS31に処理を戻し、上述のステップS3
1〜S35の処理を繰り返し実行する。この渋滞箇所登
録処理により、誘導経路上に生じた渋滞箇所が検出され
る度に、記憶部7の回避対象テーブルに渋滞箇所の座標
情報が自動的に登録される。
【0049】次に、図8に示す誘導経路再探索処理につ
いて説明する。なお、この誘導経路再探索処理は、上述
の渋滞箇所登録処理により、渋滞箇所の座標情報が記憶
部7の回避対象テーブルに登録された後に、開始され
る。
【0050】まず、処理制御部6は、操作部8を介して
表示指示が入力がされるまで、後続処理の実行を待機す
る(ステップS41)。表示指示が入力されると、処理
制御部6は、記憶部7の回避対象テーブルに登録された
渋滞箇所の座標情報を取得する(ステップS42)。
【0051】処理制御部6は、対象となる渋滞箇所が存
在するか否かを判別する(ステップS43)。すなわ
ち、処理制御部6は、現在地から先の誘導経路上に位置
する渋滞箇所が回避対象テーブルに登録されているか否
かを判別する。処理制御部6は、対象となる渋滞箇所が
ないと判別した場合、所定のエラーメッセージを表示し
(ステップS44)、誘導経路再探索処理を終了する。
一方、対象となる渋滞箇所があると判別した場合に、処
理制御部6は、ナビゲーション画像と渋滞報知画像とを
表示部9に2画面表示する(ステップS45)。
【0052】処理制御部6は、音声にて回避指示があっ
たか否かを判別する(ステップS46)。すなわち、処
理制御部6は、渋滞報知画像等を表示部9に表示した状
態で、利用者により発せられた所定の音声(例えば、
「カイヒ」)が、マイクロフォン11を介して入力さ
れ、音声認識部12にて認識されたか否かを判別する。
処理制御部6は、音声にて回避指示がないと判別した場
合に、操作部8を介して渋滞回避指示があったか否かを
判別する(ステップS47)。処理制御部6は、ステッ
プS46にて音声による回避指示があったと判別した場
合、及び、ステップS47にて操作部8を介して渋滞回
避指示があったと判別した場合に、渋滞報知画像のカー
ソルから回避箇所を特定する(ステップS48)。
【0053】処理制御部6は、回避経路を探索し、探索
した回避経路を適用した新たな誘導経路を定める(ステ
ップS49)。そして、処理制御部6は、2画面表示を
解除し、新たな誘導経路に従ったナビゲーションを開始
する(ステップS50)。
【0054】また、ステップS47にて、入力が渋滞回
避指示でないと判別した場合に、処理制御部6は、入力
がスクロール指示であるか否かを判別する(ステップS
51)。処理制御部6は、スクロール指示であると判別
した場合、スクロール指示に従って、渋滞報知画像を更
新する(ステップS52)。処理制御部6は、渋滞報知
画像を更新した後、上述のステップS46に処理を戻
す。
【0055】一方、スクロール指示でないと判別した場
合に、処理制御部6は、指示に従った処理を行う(ステ
ップS53)。処理制御部6は、指示に従った処理を終
えた後、上述のステップS46に処理を戻す。
【0056】この誘導経路再探索処理により、渋滞報知
画像が表示部9に表示された状態で、利用者は、所定の
音声を発するだけで、渋滞回避を指示できる。その際、
渋滞報知画像により渋滞箇所及び渋滞区間の長さ等が利
用者に明らかにされているため、利用者は、その渋滞箇
所を回避すべきか否かを容易に判断できる。そして、処
理制御部6は、渋滞回避の指示に応答して、誘導経路の
再探索を行い、新たな誘導経路をナビゲーション画像に
て表示することができる。すなわち、誘導経路上に渋滞
箇所が発生した場合であっても、無条件に誘導経路が再
探索されることなく、渋滞回避のための経路探索を利用
者が承認することができる。
【0057】またこの場合も、操作部8を介した操作に
より渋滞報知画像をスクロール表示可能であるため、利
用者が所望の回避箇所を設定することができる。更に、
渋滞報知画像がナビゲーション画像と共に2画面表示さ
れるため、現在位置を見失うこともない。
【0058】上記の実施の形態では、指示キーの押下や
音声により、渋滞回避を指示した場合に、回避経路(誘
導経路)を再探索したが、逆に、渋滞報知画像におい
て、再探索中止を指示するための指示キー等を表示し、
中止を指示しない場合に、自動的に誘導経路を再探索し
てもよい。また、渋滞区間の長さ等に従って、渋滞報知
画像を表示することなく、誘導経路を再探索できるよう
にしてもよい。
【0059】なお、この発明の実施の形態にかかるナビ
ゲーションシステムは、専用のシステムによらず、通常
のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例え
ば、GPS受信機能を備えたコンピュータに上述のいず
れかを実行するためのプログラムを格納した媒体(フロ
ッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM等)から当
該プログラムをインストールすることにより、上述の処
理を実行するナビゲーションシステムを構成することが
できる。
【0060】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための手法は、任意である。例えば、通信回線、通信
ネットワーク、通信システム等を介して供給してもよ
い。一例を挙げると、通信ネットワークの掲示板(BB
S)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを
介して搬送波に重畳して配信する。そして、このプログ
ラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーション
プログラムと同様に実行することにより、上述の処理を
実行することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
渋滞回避のための経路探索を利用者が承認することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るナビゲーショ
ンシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】(a)がナビゲーション画像の一例を示す模式
図であり、(b)が渋滞報知画像の一例を示す模式図で
ある。
【図3】ナビゲーション画像及び渋滞報知画像が表示部
に2画面表示される様子を示す模式図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る渋滞報知処理
を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る誘導経路再探
索処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るナビゲーショ
ンシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る渋滞箇所登録
処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る誘導経路再探
索処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】従来のナビゲーションシステムにて行われる誘
導経路再探索処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 GPSアンテナ 2 GPSモジュール 3 VICSアンテナ 4 VICSモジュール 5 CD−ROM 6 処理制御部 7 記憶部 8 操作部 9 表示部 11 マイクロフォン 12 音声認識部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自車が進むべき誘導経路を探索し、探索し
    た誘導経路を含む画像を表示して自車を誘導するナビゲ
    ーションシステムであって、 誘導経路を含む誘導画像を生成する誘導画像生成手段
    と、 発生した渋滞に関する渋滞情報を取得する渋滞情報取得
    手段と、 誘導経路を規定する誘導経路情報及び、前記渋滞情報取
    得手段により取得された渋滞情報に従って、誘導経路上
    に位置する渋滞箇所を特定する特定手段と、 前記特定手段により特定された渋滞箇所を表す報知画像
    を生成する報知画像生成手段と、 前記誘導画像生成手段により生成された誘導画像と共
    に、前記報知画像生成手段により生成された報知画像を
    表示する表示手段と、 前記表示手段により表示された報知画像における渋滞箇
    所を指定して、渋滞回避を指示する指示手段と、 前記指示手段により指定された渋滞箇所を避けた新たな
    誘導経路を所定の道路網情報から探索する再探索手段
    と、 を備えることを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 【請求項2】自車の進むべき道筋を定めた誘導経路を規
    定する誘導経路情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された誘導経路情報に従って、誘導
    経路を含む誘導画像を生成する誘導画像生成手段と、 前記誘導画像生成手段により生成された誘導画像を表示
    する表示手段と、 発生した渋滞に関する渋滞情報を取得する渋滞情報取得
    手段と、 前記記憶手段に記憶された誘導経路情報及び、前記渋滞
    情報取得手段により取得された渋滞情報に従って、誘導
    経路上に位置する渋滞箇所を特定する特定手段と、 前記特定手段により特定された渋滞箇所を地図上に配置
    した報知画像を生成する報知画像生成手段と、 前記報知画像生成手段により報知画像が生成されると、
    前記表示手段に、誘導画像と共に、生成された報知画像
    を表示する表示制御手段と、 前記表示手段に表示された報知画像における渋滞箇所を
    指定して、渋滞回避を指示する指示手段と、 前記指示手段により指定された渋滞箇所を避けた新たな
    誘導経路を所定の道路網情報から探索する再探索手段
    と、 前記再探索手段により探索された誘導経路を規定する新
    たな誘導経路情報を前記記憶手段に更新して格納する更
    新手段と、 を備えることを特徴とするナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】前記報知画像生成手段は、渋滞箇所を示す
    シンボル、渋滞箇所を指し示すための指示カーソル及
    び、渋滞回避を指示する指示キーを含む報知画像を生成
    し、 前記指示手段は、前記報知画像生成手段により生成され
    た報知画像における指示キーの押下に応答して、指示カ
    ーソルに指し示された渋滞箇所を指定して、渋滞回避を
    指示する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーショ
    ンシステム。
  4. 【請求項4】自車が進むべき探索された誘導経路を含む
    誘導画像を生成する誘導画像生成ステップと、 発生した渋滞に関する渋滞情報を取得する渋滞情報取得
    ステップと、 誘導経路を規定する誘導経路情報及び、前記渋滞情報取
    得ステップにて取得された渋滞情報に従って、誘導経路
    上に位置する渋滞箇所を特定する特定ステップと、 前記特定ステップにて特定された渋滞箇所を表す報知画
    像を生成する報知画像生成ステップと、 前記誘導画像生成ステップにて生成された誘導画像と共
    に、前記報知画像生成ステップにて生成された報知画像
    を所定の表示部に表示する表示ステップと、 前記表示ステップにて表示部に表示された報知画像にお
    ける渋滞箇所を指定して、渋滞回避を指示する指示ステ
    ップと、 前記指示ステップにて指定された渋滞箇所を避けた新た
    な誘導経路を所定の道路網情報から探索する再探索ステ
    ップと、 を備えることを特徴とする誘導経路再探索方法。
  5. 【請求項5】コンピュータに、自車が進むべき探索され
    た誘導経路を含む誘導画像を生成する誘導画像生成ステ
    ップと、発生した渋滞に関する渋滞情報を取得する渋滞
    情報取得ステップと、誘導経路を規定する誘導経路情報
    及び、前記渋滞情報取得ステップにて取得された渋滞情
    報に従って、誘導経路上に位置する渋滞箇所を特定する
    特定ステップと、前記特定ステップにて特定された渋滞
    箇所を表す報知画像を生成する報知画像生成ステップ
    と、前記誘導画像生成ステップにて生成された誘導画像
    と共に、前記報知画像生成ステップにて生成された報知
    画像を所定の表示部に表示する表示ステップと、前記表
    示ステップにて表示部に表示された報知画像における渋
    滞箇所を指定して、渋滞回避を指示する指示ステップ
    と、前記指示ステップにて指定された渋滞箇所を避けた
    新たな誘導経路を所定の道路網情報から探索する再探索
    ステップとを実行させるためのプログラム。
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