JP2002206926A - 水平、鉛直表示器 - Google Patents

水平、鉛直表示器

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JP2002206926A
JP2002206926A JP2001003817A JP2001003817A JP2002206926A JP 2002206926 A JP2002206926 A JP 2002206926A JP 2001003817 A JP2001003817 A JP 2001003817A JP 2001003817 A JP2001003817 A JP 2001003817A JP 2002206926 A JP2002206926 A JP 2002206926A
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JP2001003817A
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Keiichi Ikeda
圭一 池田
Keisuke Yumikura
啓右 弓倉
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TAKARA GIKEN KK
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TAKARA GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー発射部材を用い、レーザー光線で3
60°ラインの表示をすることにより、水平や鉛直の墨
だし等の作業が簡単かつ正確に行うことができる水平、
鉛直表示器を提供する。 【解決手段】 上面の水平調整機能を有するベース部材
1の上面に載置するケース部材2に、同一平面上で複数
の方向にレーザー光線を発射する複数のレーザー発射部
材3を取り付け、上記各レーザー発射部材3のレーザー
光線を発射する部分の前にレンズ14を設け、上記ケー
ス部材2にレーザー発射部材3から発射されるレーザー
光線と平行する方向の水平用載置面19と、同レーザー
光線と直行する方向の鉛直用載置面21を形成し、ベー
ス部材1に対する水平用載置面19と鉛直用載置面21
の置き換えにより、レーザー光線による水平又は鉛直の
360°ラインの表示が可能になり、比較的小さな部屋
の水平や鉛直の墨だしが簡単かつ正確に行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、建築や
土木等の工事の現場において、レーザー光線により、周
囲に連続する水平線や鉛直線を表示することができるよ
うにした水平、鉛直表示器に関する。
【0002】
【従来の技術】建築や土木等の工事の中で、水平や鉛直
出しは極めて重要な作業であり、特に、一定の部屋内に
おいて四周面に同じレベルの水平や鉛直の墨出しを必要
とする場合が多々あり、また、これらの墨出し作業は精
度と共に能率が要求されるものである。
【0003】従来、水平や鉛直の表示に使用されている
表示器として、レーザー光線を使用したものは、ベース
部材上にレーザー光線を発射するレーザー発射部材を取
り付け、ベース部材の水平や鉛直を調整し、レーザー発
射部材に通電してレーザー光線を所定の基準位置に発射
し、この状態でレーザー発射部材を回転させることで、
基準位置と同じ水平や鉛直の位置を他の面に点で表示
し、この点の位置をマークすることで水平や鉛直の墨出
しを行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な水平や鉛直の墨出しは、レーザー光線が点表示である
ため、四周面に同じレベルの水平や鉛直の墨出しを必要
とする場合は、各面に対してレーザー発射部材を回転さ
せる作業が必要になり、しかも、点表示であるので、ポ
イントを表示するためには細かな調整作業を伴うことに
なり、このため、作業能率が悪いだけでなく、水平や鉛
直の精度も悪くなるという問題がある。
【0005】また、従来の水平、鉛直表示器において
は、特に鉛直の表示の場合、下部床面に対するレーザー
光線の照射がベース部材によって阻害され、鉛直表示に
おいて下部床面を含む360°を表示ができないという
問題がある。
【0006】そこで、この発明の課題は、レーザー発射
部材を用い、レーザー光線で水平、鉛直の何れにおいて
も360°ラインの表示を可能にし、かつ、水平と鉛直
の切り換えが簡単に行なえ、水平や鉛直の墨だし等の作
業が簡単かつ正確に実施することができる水平、鉛直表
示器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、第1の発明は、水平調整機能を有するベース
部材と、このベース部材上に載置するケース部材とから
なり、上記ケース部材に、同一平面上で複数の方向にレ
ーザー光線を発射する複数のレーザー発射部材を取り付
け、このケース部材の外面に、レーザー発射部材から発
射されるレーザー光線と平行する方向の水平用載置面
と、同レーザー光線と直行する方向の鉛直用載置面を形
成し、上記ケース部材に、ケース部材をベース部材上に
載置した状態で、レーザー発射部材から発射されるレー
ザー光線の水平出しを行なうための水準器と鉛直出しを
行なうための水準器を取り付け、前記各レーザー発射部
材のレーザー光線を発射する部分の前にレーザー光線を
線状に拡散するレンズを設けた構成を採用したものであ
る。
【0008】第2の発明は、水平調整機能を有するベー
ス部材と、このベース部材上に載置するケース部材とか
らなり、上記ケース部材に、同軸心状の配置となるレー
ザー発射部材とモータ及び、レーザー発射部材とモータ
の間に位置してモータの回転軸に45°の傾斜角度で取
り付けられ、レーザー発射部材のレーザー光線を反射す
るミラーとを設け、このケース部材の外面に、ミラーで
反射されたレーザー光線と平行する方向の水平用載置面
と、同レーザー光線と直行する方向の鉛直用載置面を形
成し、上記ケース部材に、ケース部材をベース部材上に
載置した状態で、ミラーで反射されたレーザー光線の水
平出しを行なうための水準器と鉛直出しを行なうための
水準器を取り付けた構成を採用したものである。
【0009】ここで、上記ベース部材は、上下に対向す
る底板と上板及び、底板と上板を三箇所の位置で結合
し、ねじにより上板の高さ位置を調整する水平アジャス
ターで形成され、このベース部材とこのベース部材上に
載置したケース部材を磁力によって固定化するよう、ベ
ース部材の上板とケース部材の一方に磁石を設け、同他
方に磁性体を設けるか他方を磁性体で形成した構造とす
ることができる。
【0010】また、上記ケース部材の水平用載置面と鉛
直用載置面のそれぞれに磁石を設け、この磁石による吸
着によって、上記ベース部材上に対してケース部材を、
水平用載置面と鉛直用載置面で選択的に固定できるよう
にした構造とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0012】図1乃至図5に示す第1の実施の形態にお
いて、水平、鉛直表示器は、上面の水平調整機能を有す
るベース部材1と、このベース部材1の上面に着脱自在
に載置するケース部材2と、このケース部材2の外面
に、同一平面上で複数の方向にレーザー光線を発射する
ように取り付けた複数のレーザー発射部材3とで形成さ
れている。
【0013】上記ベース部材1は、上下に対向する平面
三角形の底板4と上板5及び、底板4と上板5を各コー
ナの三箇所の位置で結合し、ねじにより上板5の高さ位
置を調整する水平アジャスター6で形成され、このアジ
ャスター6は、螺軸7の途中に回転操作輪8を固定し、
底板4で回転自在に保持した螺軸7の上部を上板5のネ
ジ孔と螺合し、底板4に対して上板5を三箇所の位置で
上下に調整することにより、上板5を水平の配置に調整
することができるようになっている。
【0014】なお、底板4の中央には、三脚への取り付
け用ネジ孔9が設けてある。
【0015】上記ケース部材2は、合成樹脂や金属板を
用いて内部中空の正四角形に形成され、その上壁10の
上面に設けた円板11が複数の支持部材12で上壁10
と平行するように固定され、この円板11の下面に四個
のレーザー発射部材3が同一平面上で四方にレーザー光
線を発射するように、等間隔の配置で取り付け、上記円
板11上からレーザー発射部材3の周囲を合成樹脂製の
カバー部材13で覆っている。
【0016】各レーザー発射部材3のレーザー光線を発
射する部分の前にレーザー光線を線状に拡散するレンズ
14を設け、点状態で発射されたレーザー光線がレンズ
14を通過することで、線の状態に拡散させるようにな
っている。なお、各レーザー発射部材3のレンズ14
は、各レーザー発射部材3のレーザー光線を線の状態に
拡散したとき、四方の線が繋がって連続するように設定
されている。
【0017】このレンズ14は、図5(A)、(B)、
(C)に例示するように、透明な樹脂やガラス製で平面
三角形や前面が波形に形成されたもの、円柱体に形成さ
れたもの等を用いることができる。
【0018】前記円板11の上面中央に配置した水準器
15が、カバー部材13の中央孔から外部に露見してい
ると共に、カバー部材13の周壁には、各レーザー発射
部材3から発射したレーザー光線の通過用窓孔16が周
方向に長く形成されている。
【0019】上記水準器15は、レーザー発射部材3か
ら発射されるレーザー光線の水平出しを行なうためのも
のであり、水準器15の水平とレーザー光線の水平方向
が一致している。
【0020】図3は、円板11に対するレーザー発射部
材3の取り付け構造を示し、角形取り付け板17の下面
にレーザー発射部材3を水平に固定すると共に、角形取
り付け板17の三箇所の位置に調整固定ビス18を回転
可能に取り付け、円板11に設けたネジ孔に調整固定ビ
ス18を螺合してレーザー発射部材3を吊り下げ状に取
り付け、各調整固定ビス18を回転させることにより、
各レーザー発射部材3の水平と位置を上下に調整するこ
とができるようになっている。
【0021】従って、各レーザー発射部材3はレーザー
光線の発射方向の面がケース部材2の下壁の底面と平行
するよう調整した後、調整固定ビス18を接着手段で固
定化しておくようにする。
【0022】上記のように、ケース部材2は、ベース部
材1の上板5上に重ねるその下壁の底面が、レーザー発
射部材3から発射されるレーザー光線と平行する方向の
水平用載置面19となり、このケース部材2の周囲の少
なくとも一つの対向する側壁の一方をレーザー発射部材
3から発射されるレーザー光線と直角方向の鉛直用載置
面21とし、その他方の側壁20の外部中央の位置に鉛
直出しを行なうための水準器22が固定されている。こ
の水準器22の水平とレーザー光線の鉛直方向が直角に
なるよう設定されている。
【0023】ベース部材1の上板5に対して載置したケ
ース部材2を着脱可能に固定することができるよう、ケ
ース部材2の水平用載置面19と鉛直用載置面21とに
磁石23が固定され、ベース部材1の上板5を磁性金属
板で形成するか、上板5が合成樹脂製の場合は、別体の
磁性金属板24を取り付けておき、ベース部材1の上板
5上にケース部材2を磁力によって固定することができ
るようにしている。
【0024】なお、ケース部材2は、その内部が各レー
ザー発射部材3の電源となる電池25の収納部となり、
電池ホルダー26が設けられていると共に、図示省略し
たが、側壁の一つが電池の交換のために開閉自在の構造
となり、上記電池ホルダー26が各レーザー発射部材3
と電気的に接続され、カバー部材13には、各レーザー
発射部材3に対する通電をON、OFFするためのスイ
ッチ27が設けてある。
【0025】第1の実施の形態の水平、鉛直表示器は、
上記のような構成であり、次にその使用の方法を説明す
る。
【0026】図1で示したように、ベース部材1を適宜
支持部材の水平面に設置し、その上板5上にケース部材
2を載置する。このとき、水平線を表示する場合は、予
め、室内の壁面等の適宜位置に水平基準マークを施して
おく。
【0027】上記ケース部材2の水平用載置面19を上
板5上に重ね、磁石23と磁性金属板24の吸着でベー
ス部材1にケース部材2を固定状態にすると共に、スイ
ッチ27をONして各レーザー発射部材3からレーザー
光線を発射し、このレーザー光線の照射高さが上記水平
基準マークに略一致するよう支持部材の高さを設定す
る。
【0028】次に、カバー部材13における円板11の
上面に位置する水平用水準器15を見ながら、ベース部
材1の各コーナに設けた水平アジャスター6を操作し、
各レーザー発射部材3から発射されるレーザー光線の水
平出しと、レーザー光線の高さが上記水平線の基準マー
クに一致するよう、高さの微調整とを行う。
【0029】四方に配置した各レーザー発射部材3の前
面に水平レンズ14が配置してあるので、各レーザー発
射部材3から発射されたレーザー光線は水平の線状とな
り、各レーザー発射部材3から四方に発射されたレーザ
ー光線は四面に対して照射されることで環状につながる
ことになり、従って、室内の四方の壁面に対して同一高
さの水平線を同時に360°ラインで表示することがで
きることになり、各壁面における水平線の墨だしが簡単
かつ正確に行えることになる。
【0030】また、鉛直線を表示する場合は、予め、室
内壁面や床面等の適宜位置に鉛直基準マークを施してお
く。
【0031】ベース部材1を適宜支持部材の水平面に設
置し、図2のように、その上板5上にケース部材2の磁
石23を設けた鉛直用載置面21が上板5に重なるよう
な向きで固定し、スイッチをONして各レーザー発射部
材3からレーザー光線を発射し、このレーザー光線の位
置が上記鉛直基準マークに一致するよう支持部材の位置
を設定する。
【0032】次に、側壁20の上面に位置する水準器2
2を見ながら、ベース部材1の各コーナに設けた水平ア
ジャスター6を操作し、上板5の水平出し調整を行う。
【0033】四方に配置した各レーザー発射部材3の前
面に水平レンズ14が配置してあるので、各レーザー発
射部材3から発射されたレーザー光線は鉛直の線状とな
り、各レーザー発射部材3から四方に発射されたレーザ
ー光線は上下を含む四面に対して照射されることで環状
につながることになり、従って、室内の上下を含む四面
に対して鉛直線を同時に表示することができ、室内の上
下を含む四面における鉛直線の墨だしが簡単かつ正確に
行えることになる。
【0034】次に、図6と図7は、第2の実施の形態の
水平、垂直表示器を示している。なお、上記した第1の
実施の形態と同一部分については、同一符号を付して説
明に代える。
【0035】この第2の実施の形態の水平、鉛直表示器
は、水平調整機能を有するベース部材1と、このベース
部材1上に載置するケース部材2とからなり、上記ケー
ス部材2に、レーザー発射部材3とモータ31を同軸心
状の配置となるよう並べて取り付け、上記レーザー発射
部材3とモータ31の間に、レーザー発射部材3のレー
ザー光線を反射するミラー32をモータ31の回転軸3
3に45°の傾斜角度で取り付け、このケース部材2の
外面に、ミラー32で反射されたレーザー光線と平行す
る方向の水平用載置面19と、同レーザー光線と直行す
る方向の鉛直用載置面21を形成し、上記ケース部材2
に、ケース部材2をベース部材1上に載置した状態で、
ミラー32で反射されたレーザー光線の水平出しを行な
うための水準器15と鉛直出しを行なうための水準器2
2を取り付けた構造になっている。
【0036】上記ケース部材2は、下部にレーザー発射
部材3とモータ31の電源となる電池の収納部と、周壁
の外部に取り付けられ、レーザー発射部材3とモータ3
1への通電をON、OFFするスイッチ34とを有し、
上部の内側にモータ31が回転軸33を上向きにした配
置で固定され、このケース部材2の上端に間隔を置いて
固定した上カバー35の内部に、レーザー発射部材3
が、モータ31と同軸心状で該モータ31の回転軸33
と対向するよう固定され、このレーザー発射部材3及び
モータ31の軸心は、ケース部材2の鉛直用載置面21
と平行する配置になっている。
【0037】上記レーザー発射部材3からのレーザー光
線は、このミラー32で45°の角度に屈曲され、ケー
ス部材2の上端と上カバー35の間隔から外部に照射さ
れることになり、ミラー32がレーザー光線の軸心を中
心に高速回転することにより、外部に照射されるレーザ
ー光線もミラー32の回転軸心を中心に高速回転し、こ
れにより、周囲の照射面に線となって表示することがで
きる。
【0038】この第2の実施の形態の水平、鉛直表示器
は、上記のような構成であり、次にその使用の方法を説
明する。
【0039】図7(A)で示したように、ベース部材1
を適宜支持部材の水平面に設置し、その上板5上にケー
ス部材2を載置する。このとき、水平線を表示する場合
は、予め、室内の壁面等の適宜位置に水平基準マークを
施しておく。
【0040】上記ケース部材2の水平用載置面19を上
板5上に重ね、磁石23と磁性金属板24の吸着でベー
ス部材1にケース部材2を固定状態にすると共に、スイ
ッチ34をONしてモータ31を回転させると共に、レ
ーザー発射部材3に通電する。
【0041】図6(B)に示すように、レーザー発射部
材3から発射したレーザー光線をミラー32が直角に屈
曲させ、ミラー32が高速回転することにより、このミ
ラー32で外部に照射されるレーザー光線も高速回転
し、周囲の照射面に線となって表示されるので、レーザ
ー光線の照射高さが上記水平基準マークに略一致するよ
う支持部材1の高さを設定する。
【0042】次に、上カバー35の上面に位置する水準
器15を見ながら、ベース部材1の各コーナに設けた水
平アジャスター6を操作し、上板5の水平出しと、レー
ザー光線の高さが上記水平線の基準マークに一致するよ
う、高さの微調整とを行う。
【0043】レーザー発射部材3から発射したレーザー
光線をミラー32が直角に屈曲させ、ミラー32が高速
回転することにより、レーザー光線は水平の線状とな
り、四面に対して照射されることで環状につながること
になり、従って、室内の四方の壁面に対して同一高さの
水平線を同時に360°ラインで表示することができる
ことになり、各壁面における水平線の墨だしが簡単かつ
正確に行えることになる。
【0044】また、鉛直線を表示する場合は、予め、室
内壁面や床面等の適宜位置に鉛直基準マークを施してお
く。
【0045】図7(B)のように、ベース部材1を適宜
支持部材の水平面に設置し、その上板5上にケース部材
2の磁石23を設けた鉛直用載置面21が上板5に重な
るような向きで固定し、スイッチ34をONしてレーザ
ー発射部材3からレーザー光線を発射し、周囲の照射面
に線となって表示されるレーザー光線の位置が上記鉛直
基準マークに一致するよう支持部材の位置を設定する。
【0046】このとき、ベース部材1に対するケース部
材2のセットは、ベース部材1の周縁からケース部材2
とカバー部材の間隔が外部に突出するような配置とし、
下方床面へのレーザー光線の照射を可能にしておく。
【0047】次に、ケース部材2の上面に位置する水準
器22を見ながら、ベース部材1の各コーナに設けた水
平アジャスター6を操作し、上板5の水平出し調整を行
う。
【0048】レーザー発射部材3から回転するミラー3
2で四方に反射されたレーザー光線は、上下を含む四面
に対して照射されることで環状につながることになり、
従って、室内の上下を含む四面に対して鉛直線を同時に
表示することができ、室内の天井と床面を含む四面にお
ける鉛直線の墨だしが簡単かつ正確に行えることにな
る。
【0049】上記のように、何れの実施の形態において
も、ベース部材1に対するケース部材2のセットの向き
を、水平用載置面19と鉛直用載置面21の変更と、水
準器15、22による水平の調整だけの簡単な操作だけ
で、水平と鉛直のそれぞれ360°の表示が行なえるこ
とになり、また、ベース部材1とケース部材2の組み合
わせは、全体がシンプルで小型軽量になり、製作コスト
も安価で、例えば、10m2 角以内程度の小さな部屋で
も水平と鉛直のそれぞれ360°の表示でき、また、三
脚の併用により、狭い部屋においても必要とする高さ位
置に360°の水平の表示ができることになる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、ベー
ス部材の上面に載置するケース部材に、レーザー光線を
発射するレーザー発射部材を設け、レーザー発射部材か
ら発射されるレーザー光線を照射面に対して線状に照射
するようにしたので、小型軽量で嵩張らず、狭い空間で
の使用も支障なく行なえ、室内の四方の壁面に対して同
一高さの水平線や室内の上下を含む四面に対して鉛直線
の360°ラインの表示が可能になり、各種内装工事、
例えば、トイレ、浴室等の比較的小さな部屋での水平や
鉛直の墨だしが簡単かつ正確に行うことができる。
【0051】また、鉛直線の表示時に、ベース部材の縁
部からケース部材のレーザー光線を照射する部分を突出
させることにより、床面を含む360°ラインの鉛直の
表示が可能になると共に、鉛直の360°ラインの表示
により、天井と床の間における鉛直の位置出しが簡単に
行なえ、下げ振りとしての使用も可能になる。
【0052】さらに、ケース部材の水平用載置面と鉛直
用載置面のそれぞれに磁石を設け、この磁石による吸着
によって、ベース部材上に対してケース部材を、水平用
載置面と鉛直用載置面を選択的に固定できるようにした
ので、水平と鉛直の切り換えが簡単に行なえると共に、
全体の構造が簡単で故障の発生が少ないたけでなく、メ
ンテナンスも容易で安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の水平、鉛直表示器の水平線
の表示時の状態を示す分解斜視図
【図2】同じく水平、鉛直表示器の鉛直線の表示時の状
態を示す斜視図
【図3】(A)は、角形ケースとこれに取り付けたレー
ザー発射部材の取り付け構造を示す縦断正面図、(B)
は、レーザー発射部材の取り付け構造を示す拡大正面図
【図4】レーザー発射部材の取り付け構造を示す横断平
面図
【図5】(A)と(B)、(C)は、水平レンズの異な
った例を示す平面図
【図6】(A)は、第2の実施の形態の水平、鉛直表示
器の水平線の表示時の状態を示す要部切り欠き正面図、
(B)は要部の機構を示す斜視図
【図7】(A)は、第2の実施の形態の水平、鉛直表示
器の水平線の表示時の状態を示す正面図、(B)は鉛直
線の表示時の状態を示す正面図
【符号の説明】
1 ベース部材 2 ケース部材 3 レーザー発射部材 4 底板 5 上板 6 水平アジャスター 7 螺軸 8 回転操作輪 9 ネジ孔 10 上壁 11 円板 12 支持部材 13 カバー部材 14 水平レンズ 15 水準器 16 レーザー光線の通過用窓孔 17 角形取り付け板 18 調整固定ビス 19 水平用載置面 20 側壁 21 鉛直用載置面 22 水準器 23 磁石 24 磁性金属板 25 電池 26 電池ホルダー 31 モータ 32 ミラー 33 回転軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平調整機能を有するベース部材と、こ
    のベース部材上に載置するケース部材とからなり、上記
    ケース部材に、同一平面上で複数の方向にレーザー光線
    を発射する複数のレーザー発射部材を取り付け、このケ
    ース部材の外面に、レーザー発射部材から発射されるレ
    ーザー光線と平行する方向の水平用載置面と、同レーザ
    ー光線と直行する方向の鉛直用載置面を形成し、上記ケ
    ース部材に、ケース部材をベース部材上に載置した状態
    で、レーザー発射部材から発射されるレーザー光線の水
    平出しを行なうための水準器と鉛直出しを行なうための
    水準器を取り付け、前記各レーザー発射部材のレーザー
    光線を発射する部分の前にレーザー光線を線状に拡散す
    るレンズを設けたことを特徴とする水平、鉛直表示器。
  2. 【請求項2】 水平調整機能を有するベース部材と、こ
    のベース部材上に載置するケース部材とからなり、上記
    ケース部材に、同軸心状の配置となるレーザー発射部材
    とモータ及び、レーザー発射部材とモータの間に位置し
    てモータの回転軸に45°の傾斜角度で取り付けられ、
    レーザー発射部材のレーザー光線を反射するミラーとを
    設け、このケース部材の外面に、ミラーで反射されたレ
    ーザー光線と平行する方向の水平用載置面と、同レーザ
    ー光線と直行する方向の鉛直用載置面を形成し、上記ケ
    ース部材に、ケース部材をベース部材上に載置した状態
    で、ミラーで反射されたレーザー光線の水平出しを行な
    うための水準器と鉛直出しを行なうための水準器を取り
    付けたことを特徴とする水平、鉛直表示器。
  3. 【請求項3】 上記ベース部材が、上下に対向する底板
    と上板及び、底板と上板を三箇所の位置で結合し、ねじ
    により上板の高さ位置を調整する水平アジャスターで形
    成され、このベース部材とこのベース部材上に載置した
    ケース部材を磁力によって固定化するよう、ベース部材
    の上板とケース部材の一方に磁石を設け、同他方に磁性
    体を設けるか他方を磁性体で形成したことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の水平、鉛直表示器。
  4. 【請求項4】 上記ケース部材の水平用載置面と鉛直用
    載置面のそれぞれに磁石を設け、この磁石による吸着に
    よって、上記ベース部材上に対してケース部材を、水平
    用載置面と鉛直用載置面を選択的に固定できるようにし
    たことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の水
    平、鉛直表示器。
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