JPH0843097A - 墨出し方法および装置 - Google Patents

墨出し方法および装置

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JPH0843097A
JPH0843097A JP19595994A JP19595994A JPH0843097A JP H0843097 A JPH0843097 A JP H0843097A JP 19595994 A JP19595994 A JP 19595994A JP 19595994 A JP19595994 A JP 19595994A JP H0843097 A JPH0843097 A JP H0843097A
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JP
Japan
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laser
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laser beam
vertical plane
light
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JP19595994A
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English (en)
Inventor
Wataru Kuriyama
渉 栗山
Toshiro Miyashita
敏郎 宮下
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Kyowa Exeo Corp
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Kyowa Exeo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井面への墨出しを容易に行うことができる
ようにする。 【構成】 墨出し装置10は、レーザ装置12が回転台
16の上に固定してある。レーザ装置12は、レーザ放
射部26がケーシング18に内蔵したレーザ発振器の出
射したレーザビームを、放射孔30から床面と直交した
面内に放射する。そして、レーザ放射部26は、旋回テ
ーブル38上に固定された駆動モータ32によって回転
させられ、放射孔30から出射したレーザビームによる
鉛直面を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルディングの建築の
際に、機器の設置位置や照明設備等のための開口個所を
特定したりする墨出し方法に係り、特に天井面や壁面の
墨出しをするのに好適な墨出し方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビルディングの建設現場などにおいは、
天井面に空調設備や照明設備などを設置する場合、それ
らの機器の配置位置を決定するために天井面や壁面に墨
出し作業を行っている。従来の天井面への墨出し作業
は、一般に、柱等を基準にした墨出し線(基準線)を床
面上に設置しておき、床面上の基準線を起点として、設
計図面から天井設備の中心位置に対応した位置を、巻尺
等を用いて一旦床面上に設定したのち、この床面上に設
定した設置個所を脚立や下げ振りなどを用いて天井面に
移設している。そして、天井面に設置する複数の機器の
中心が一直線上に揃っている場合には、両端の機器の中
心位置を前記のようにして天井面に移設し、この2点間
に水糸を張って測長することにより、各機器の設置中心
を求めるようにしている。また、壁面への墨出しをする
場合においても、脚立と巻尺とを用いて壁面上に機器中
心の床面からの高さを求めて行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の天井面
への墨出し作業は、2人の作業者によって行われ、高所
作業を伴っていて作業性が悪く、また転落などの危険性
があるばかりでなく、設置する機器が多いために多大な
時間と労力を必要としている。このことは、壁面の高い
位置の墨出し作業においても同様である。
【0004】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、天井面への墨出しを容易に行う
ことができるようにすることを目的としている。また、
本発明は、壁面への墨出しを容易に行うことができるよ
うにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る第1の墨出し方法は、床面上の複数
の点のそれぞれにおいて、これらの点と予め定めた墨出
し位置とを含む光による鉛直面を形成し、これらの鉛直
面の交差部を墨出し位置として求める構成となってい
る。
【0006】また、本発明の第2の墨出し方法は、床面
の任意の点において、この点と予め定めた墨出し位置と
を含む光による鉛直面を形成するとともに、予め定めら
れた高さにおいて光による水平面を形成し、これら水平
面と鉛直面との交差部を墨出し位置として求める構成に
してある。
【0007】各面を形成する光は同色であってもよい
が、例えば赤と青のようにそれぞれ色を異ならせるよう
にすると、各光による面の交差位置をより容易に識別す
ることができる。また、光による面は、通常の光を例え
ば円柱レンズによって帯状の平行光線にし、これを帯状
の狭いスリットから出射して形成してもよいし、通常の
光によるビームを回転させて形成してもよいが、レーザ
ビームを用いれば光の拡散がほとんどなく、安定した細
いビームが得られ、これを回転させることにより光によ
る薄い面が容易に得られて墨出しの精度を向上させるこ
とができる。
【0008】そして、上記の墨出し方法に使用する墨出
し装置は、レーザビームを発生するレーザ発振部と、こ
のレーザ発振部の発生したレーザビームを鉛直面内に放
射するレーザ放射部とを有するレーザ出射手段と、この
レーザ出射手段を床面と水平面内で回転可能に支持する
回転台と、前記レーザ出射手段のレーザ放射部を回転さ
せ、レーザビームによる鉛直面を形成する回転駆動手段
と、を有する構成にしてある。
【0009】レーザ放射部には、レーザ発振部が出射し
たレーザビームの光路を90度曲げる偏向器を設けると
ともに、レーザ発振部に対して回転可能に装着し、レー
ザ放射部だけを回転させるようにする。偏向器は、反射
鏡でもよいし、プリズム等であってもよい。
【0010】
【作用】上記のごとく構成した本発明の第1に係る墨出
し方法においては、床面上の複数の点、例えば2点のそ
れぞれにおいて、光による鉛直面を、それらの点から天
井面の墨出し位置の方向に形成すると、これらの面が墨
出し位置において交差して天井面と床面とに交点が形成
されるため、容易に天井面の墨出し位置(基準点)を求
めることができる。従って、高所作業などの危険な作業
を伴うことなく天井面への墨出し作業を1人で容易、迅
速に行える。しかも、墨出し位置を光の面の交差位置と
して求めているため、仕上げを終了した天井面や床面に
対しても墨出しを行うことができる。また、床面の任意
の点において、この点と壁面の墨出し位置とを含む光に
よる鉛直面を形成するとともに、その墨出し位置に対応
した高さにおいて光による水平面を形成して両者を交差
させれば、その交点を壁面の墨出し位置として求めるこ
とができる。
【0011】なお、レーザ出射手段のレーザ放射部をレ
ーザ発振部に対して回転可能に装着し、このレーザ放射
部をモータなどの回転駆動手段によって回転させると、
レーザ出射手段の全体を回転させる必要がなく、装置の
小型化が図れる。しかも、レーザ発振部が回転しないた
め、発振部の受ける回転に伴う振動などの影響を非常に
小さくすることができ、安定したレーザビームを長期間
にわたって発生させることができる。
【0012】
【実施例】本発明に係る墨出し方法および装置の好まし
い実施例を、添付図面に従って詳細に説明する。図1
は、本発明の第1実施例に係る墨出し装置の斜視図であ
る。
【0013】図1において、墨出し装置10は、レーザ
出射手段であるレーザ装置12を有し、このレーザ装置
12が三脚14上に設けた詳細を後述する回転台16の
上面に取り付けてあり、墨出しをしようとするビルディ
ングなどの床面上の任意の位置に配置できるようにして
ある。レーザ装置12は、図2に示したように、ケーシ
ング18の内部にレーザビーム20を出射するレーザ発
振器22が収納してある。そして、ケーシング18の先
端部には、軸受24を介してレーザ放射部26が回転自
在に設けてある。この放射部26は、発振器22から水
平方向に出射されたレーザビーム20を90度曲げ、鉛
直面内に放射できるようにしてある。
【0014】すなわち、レーザ放射部26は、レーザ発
振器22が出射したレーザビーム20の光路中に、光路
に対して45度傾斜させた偏向器としての反射鏡28が
配置してあるとともに、この反射鏡28が反射したレー
ザビーム20の光路と対応した周面に放射孔30が形成
してある。そして、レーザ放射部26は、先端面が回転
駆動手段としての駆動モータ32に固定板34を介して
取り付けられ、駆動モータ32によって図1の矢35の
ように回転させられ、放射孔30から放射されたレーザ
ビーム20がレーザ光による鉛直面を形成するようにな
っている。また、駆動モータ32は、取り付け台36を
介して回転台16の上面に固定してあり、回転台16に
よってレーザ装置12と一体に水平面内を回転するよう
になっている。
【0015】回転台16は、上面にレーザ装置12と駆
動モータ32とを固定した旋回テーブル38と、この旋
回テーブル38を回転自在に支持している支持テーブル
40とを有している。そして、旋回テーブル38は、支
持テーブル40に設けた旋回モータ42によって回転さ
せられるようになっている。すなわち、旋回テーブル3
8は、周面にギヤ部が設けられていて、このギヤ部が旋
回モータ42の回転軸に取り付けたギヤ44と噛み合っ
ていて、旋回モータ42が駆動されると床面に平行した
面内で図1の矢45のように回転させられる。
【0016】支持テーブル40は、三脚14に固定した
基盤46の上に配置してある。この基盤46は、支持テ
ーブル40側である上部に、中心に対して120度間隔
で3つのレベル調整ねじ48を有している。これらのレ
ベル調整ねじ48は、基盤46に形成したねじ孔50に
螺合してあって、中間部に操作つまみを有しているとと
もに、上端部が支持テーブル40に回転自在に嵌入して
ある。このため、各レベル調整ねじ48を回転させる
と、ねじ48の下端が基盤46のねじ孔50内に進入、
またはねじ孔50から抜ける方向に移動するため、支持
テーブル40と基盤46と間の間隔が変化し、支持テー
ブル40の水平度を調整できるようになっている。そし
て、旋回テーブル38の上面の適宜の位置には、旋回テ
ーブル38の水平度を確認するための水準器60が設け
てある(図1参照)。また、旋回テーブル38、支持テ
ーブル40および基盤64の中心部、すなわち回転する
レーザ放射部26に設けた放射孔30と対向する位置に
は、貫通孔62が形成してあり、図2の破線に示したよ
うに、レーザビーム20が鉛直下方の床面に照射できる
ようにしてあって、後述するように、このレーザビーム
20を利用して墨出し装置10の設置位置を求めるられ
るようにしてある。
【0017】レーザ装置12と駆動モータ32および旋
回モータ42は、図1に示したように制御装置52のコ
ントローラ54に接続してあって、コントローラ54に
よって駆動制御されるようになっている。また、制御装
置52は、入力部56を有していて、この入力部56が
キーボードやディスプレイを備えるとともに、フロッピ
ーディスク装置などの記憶装置を接続でき、入力部56
からコントローラ54に制御命令や制御データなどを与
えることができるようにしてある。
【0018】上記のごとく構成した実施例による天井面
への墨出し作業は、次のようにして行われる。天井面に
墨出しを行う場合、図3に示したように、図1に示した
2台の墨出し装置10a、10bを制御装置52のコン
トローラ54に接続し、墨出しを行う室の床面の任意の
位置に設置する。そして、各墨出し装置10のレベル調
整ねじ48を操作して旋回テーブル38を水平にし、レ
ーザ放射部26の放射孔30からのレーザビーム20が
床面と直交した鉛直な面内に出射できるようにする。そ
の後、各墨出し装置10の旋回テーブル38、すなわち
レーザ装置12の向きを基準となる方向、例えば2台の
墨出し装置10a、10bを1つの壁面に沿って配置
し、お互いのレーザ装置12を対向させる対向調整を行
う。
【0019】次に、各レーザ装置12を作動させるとと
もに、駆動モータ32とを駆動してレーザ放射部26を
回転させ、レーザビーム20による床面と直交した鉛直
面70a、70bを形成し、各装置の貫通孔62を介し
てレーザビーム20を床面に照射させる。そして、この
レーザビーム20の照射位置を巻尺などにより、例えば
部屋の1つの隅などの基準点からの平面座標として求
め、制御装置52の入力部56のキーボードから入力し
てコントローラ54に与える。なお、レーザ放射部26
の回転速度は、レーザビーム20の軌跡によって床面や
天井面に描かれる線が人間の眼に充分線と認識できるよ
うすることが望ましく、50回/秒程度以上とするとよ
い。また、これらの墨出し装置10a、10bの位置座
標を求める場合、レーザビーム20によらず、基盤46
の下部中心に下げ振りを取り付け、この下げ振りの位置
を巻尺などによって求めるようにしてもよい。
【0020】その後、天井面の墨出しをする位置、例え
ば図4(1)の点Pの座標を入力部56から入力してコ
ントローラ54に与え、制御開始信号を与える。コント
ローラ54は、与えられた各墨出し装置10a、10b
の位置座標と位置Pの座標とから、レーザビーム20に
より形成する鉛直面70a、70bの形成方向、すなわ
ち旋回テーブル38の回転角度を演算し、それぞれの旋
回モータ42を駆動して旋回テーブル38を回転させ、
各レーザビーム20の作る面70a、70bを演算して
求めた方向に向ける。これにより、2つのレーザビーム
20による2つの矩形状の面70a、70bは、図4
(1)に示したように、天井面の墨出し位置Pとその直
下の床面の位置Qにおいて交差するため、容易に天井面
の墨出し位置Pを求めることができ、天井面の墨出し作
業を容易、迅速に行える。しかも、脚立等を使用する危
険な高所作業をなくせて安全に作業を行うことができる
ばかりでなく、1人で天井面の墨出し作業を行え、作業
負担も軽減される。なお、次の位置の墨出しを行う場合
には、入力部56から次に墨出しする位置の座標を入力
して墨出し開始命令を入力することにより、前記と同様
にして行うことができる。
【0021】このように、実施例においては、脚立や下
げ振り等を使用せずに、床面から1人で天井面への墨出
しを行うことができ、作業者の安全性を向上することが
できるとともに、作業時間を大幅に短縮することができ
る。しかも、墨出し装置10a、10bを一度設置すれ
ば、これらの装置のレーザビーム20が届く範囲であれ
ば、装置を移動させることなく何点でも墨出しすること
ができる。また、墨出し位置の座標点と対応した位置
に、2つの鉛直面70a、70bが交差したことによる
鉛直線72(図4(1)参照)が形成され、天井面と床
面とに同時に交点P、Qが表示されるため、高さなどの
影響を受けず、段違いの部分にも表示することができ
る。
【0022】さらに、実施例においては、2つのレーザ
ビーム20による面をを交差させて墨出しを行ってお
り、墨出し位置に跡が残らないため、仕上げを終了した
天井面や床面にも位置出しを行うことができる。そし
て、実施例においては、絶対位置を使用しているため、
墨出し装置10を移動させた場合であっても、装置の位
置座標を入力しなおすだけで座標データをそのまま利用
でき、墨出し作業を迅速に行える。さらに、実施例にお
いては、制御装置52によって墨出し装置10を制御し
て墨出しを行っているため、ビルディング建築のよう
に、同じ機器配置のフロアが幾つも存在する場合には、
データの転用が容易に行え、作業効率を大幅に向上する
ことができる。しかも、座標データを使用して墨出しを
行うため、コンピュータ支援設計装置(CAD)のデー
タとのリンクも可能となり、データの入力作業を容易、
簡略化することができる。
【0023】また、実施例においては、2つのレーザビ
ームを直接交差させるのと異なり、面を形成して交差さ
せているため、交差位置が容易にわかる。そして、実施
例においては、レーザ装置12のレーザ放射部26だけ
を回転させるようにしているため、駆動モータ32を小
さくすることができるとともに、レーザ発振器22の受
ける回転による影響を非常に小さくでき、故障が少なく
できて波長ずれなども生じにくく、安定したレーザビー
ム20を得ることができる。
【0024】なお、レーザ装置12aとレーザ装置12
bとが出射するレーザビーム20の色を、例えば赤と青
のように異ならせると、面70a、70bの交差部を容
易に認識することができる。また、前記実施例において
は、墨出し位置データを入力部56のキーボードから入
力する場合について説明したが、墨出し位置の座標デー
タを予めファイルとして作成し、フロッピーディスクに
記憶させておいてコントローラ54に読み出させるよう
にしてもよい。さらに、前記実施例においては、墨出し
位置の座標データを1回ずつ与える場合について説明し
たが、複数の墨出し位置データをキーボードから一度に
入力、または座標データのファイルをフロッピーディス
クから読み込ませ、無線式などの遠隔操作スイッチ等に
より座標データを順送りできるようにしてもよい。
【0025】また、前記実施例においては、レーザビー
ム20による床面に直交した2つの鉛直面70a、70
bによって天井面の墨出しを行う場合について説明した
が、図4(2)のように、図1に示したレーザ装置12
によって床面に直交したレーザビーム20による鉛直面
70を形成するとともに、水平面内でレーザビームを回
転できるレーザ装置を用いて床面と平行な水平面80を
形成し、壁面の墨出し位置Rを求められるようにしても
よい。この場合、水平面80を形成するレーザ装置は、
駆動モータとともにシリンダ等に取り付け、高さを自由
に調節できるようにするとよい。
【0026】さらに、回転台16に旋回テーブル38の
回転量の絶対値を検出するロータリエンコーダ等の回転
検出センサを取り付け、レーザ装置12a、12bの対
向調整を省略するようにしてもよい。そして、前記実施
例においては、偏向器として反射鏡28を使用した場合
について説明したが、プリズム等を用いてもよい。ま
た、前記実施例においては、制御装置52によって墨出
しを行う場合について説明したが、手動操作で鉛直面7
0a、70bの向きを変えるようにしてもよい。また、
前記実施例においては、レーザビーム20を回転させて
光による面を形成した場合について説明したが、通常の
光を回転させて形成してもよいし、通常の光を例えば円
柱レンズによって帯状の平行光線にし、これを帯状の狭
いスリットから出射して光による面を形成してもよい。
【0027】図5は、本発明の第2実施例を示したもの
で、レーザビーム20の放射孔がレーザ放射部26の先
端面に形成してある。そして、レーザ装置12は電源内
蔵型であって、ケーシング18の一側の側面が旋回テー
ブル38の上面に固定した駆動モータ32の軸に取り付
けられている。また、ケーシング18の他側の面は、ス
ラスト軸受82を介してブラケット84の腕86に回転
自在に支持されている。本実施例においても前記実施例
と同様の効果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、床面上の複数の点、例えば2点のそれぞれにおい
て、これらの点と墨出し位置とを含む光による鉛直面を
形成すると、これらの鉛直面が墨出し位置において交差
して天井面と床面とに交点が形成されるため、容易に天
井面の墨出し位置(基準点)を求めることができる。従
って、高所作業などの危険な作業を伴うことなく天井面
への墨出し作業を1人で容易、迅速に行える。また、床
面の任意の点から壁面の墨出し位置に向けて床面に直交
した光による鉛直面を形成するとともに、その墨出し位
置に対応した高さにおいて床面と平行した光による水平
面を形成して両者を交差させているため、その交点を壁
面の墨出し位置として容易に求めることができる。
【0029】そして、本発明においては、レーザ出射手
段のレーザ放射部をレーザ発振部に対して回転可能に装
着し、このレーザ放射部をモータなどの回転駆動手段に
よって回転させるようにしたことにより、レーザ出射手
段の全体を回転させる必要がなく、装置の小型化が図れ
る。しかも、レーザ発振部が回転しないため、発振部の
受ける回転に伴う振動などの影響を非常に小さくするこ
とができ、安定したレーザビームを発生させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る墨出し装置の斜視図
である。
【図2】実施例に係るレーザ装置と回転台との断面図で
ある。
【図3】実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図4】実施例による墨出し方法の説明図である。
【図5】本発明に係る第2実施例の要部説明図である。
【符号の説明】
10 墨出し装置 12 レーザ出射手段(レーザ装置) 16 回転台 20 レーザビーム 22 レーザ発振器 26 レーザ放射部 30 放射孔 32 回転駆動手段(駆動モータ) 38 旋回テーブル 40 支持テーブル 42 旋回モータ 44 ギヤ 48 レベル調整ねじ 62 貫通孔 70a、70b 鉛直面 80 水平面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面上の複数の点のそれぞれにおいて、
    これらの点と予め定めた墨出し位置とを含む光による鉛
    直面を形成し、これらの鉛直面の交差部を墨出し位置と
    して求めることを特徴とする墨出し方法。
  2. 【請求項2】 床面の任意の点において、この点と予め
    定めた墨出し位置とを含む光による鉛直面を形成すると
    ともに、予め定められた高さにおいて光による水平面を
    形成し、これら水平面と鉛直面との交差部を墨出し位置
    として求めるとを特徴とする墨出し方法。
  3. 【請求項3】 前記各面を形成する光は、それぞれ色を
    異ならせることを特徴とする請求項1または2に記載の
    墨出し方法。
  4. 【請求項4】 前記光による面は、レーザビームを回転
    させて形成することを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1に記載の墨出し方法。
  5. 【請求項5】 レーザビームを発生するレーザ発振部
    と、このレーザ発振部の発生したレーザビームを鉛直面
    内に放射するレーザ放射部とを有するレーザ出射手段
    と、 このレーザ出射手段を水平面内で回転可能に支持する回
    転台と、 前記レーザ出射手段のレーザ放射部を回転させ、レーザ
    ビームによる鉛直面を形成する回転駆動手段と、 を有することを特徴とする墨出し装置。
  6. 【請求項6】 前記レーザ放射部は、前記レーザ発振部
    に対して回転可能に装着されるとともに、前記レーザ発
    振部が出射したレーザビームの光路を90度曲げる偏向
    器を有していることを特徴とする請求項5に記載の墨出
    し装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103604424A (zh) * 2010-06-28 2014-02-26 天宝导航有限公司 二维布局和点转换系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103604424A (zh) * 2010-06-28 2014-02-26 天宝导航有限公司 二维布局和点转换系统

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