JP2002206746A - 平坦加熱面型ガスコンロ - Google Patents

平坦加熱面型ガスコンロ

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JP2002206746A JP2001002891A JP2001002891A JP2002206746A JP 2002206746 A JP2002206746 A JP 2002206746A JP 2001002891 A JP2001002891 A JP 2001002891A JP 2001002891 A JP2001002891 A JP 2001002891A JP 2002206746 A JP2002206746 A JP 2002206746A
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Yutaka Yamada
山田  豊
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Tokyo Gas Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスコンロでありながら、十分に実用に耐え
る高い加熱効率でもって、耐熱ガラス越しに被加熱物を
加熱することが可能でき、それにより、火炎が露出する
ことに起因する不都合を回避できかつ清掃なども容易で
ある新規な平坦加熱面型ガスコンロを得る。 【解決手段】 例えば炭化珪素の繊維である輻射効率の
改善された燃焼面22を持つ表面燃焼バーナ20の上位
に耐熱ガラス製の平坦加熱面12を備え、表面燃焼バー
ナ20と平坦加熱面12との間の空間が燃焼空間とされ
ている平坦加熱面型ガスコンロ10において、燃焼空間
に連通する燃焼排ガス通路30と燃焼用空気通路40と
の間に熱交換手段(排熱回収手段)を設け、熱交換手段
により燃焼排ガスと熱交換して昇温した燃焼用空気と燃
焼ガスとの混合気を表面燃焼バーナ20に供給して、表
面燃焼させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は業務用あるいは家庭
用としてのガスコンロ、特に、耐熱ガラス製の平坦加熱
面を備え、加熱時に火炎が露出しない形態の平坦加熱面
型ガスコンロに関する。
【0002】
【従来の技術と問題点】従来のガスコンロは、ガス燃焼
による燃焼ガス(火炎を含む)により被加熱物を直接加
熱するもの形態のものが普通であり、図5に示すよう
に、コンロの天板1に露出した燃焼バーナ2の上に、五
徳3を用いて鍋やフライパンのような被加熱物4を支持
して加熱を行っている。この形態のコンロは、バーナや
五徳が露出しているために頻繁に掃除することが必要で
あると共に、その形状的な特性から汚れを完全に取り除
くことは容易でない。また、加熱時に火炎は露出してお
り、輻射熱が直接使用者に伝わって熱さを感じさせる場
合があり、また、安全性の確保にも使用者はある程度の
注意を払うことが必要となる。
【0003】そのような不都合を回避できるコンロとし
て、図6に示すように、例えば電気式コンロでは、IH
コンロ、ハロゲンコンロやラジアントヒータコンロなど
のように、コンロ天板をセラミックガラスのような耐熱
性のガラス天板5とし、各ヒータ6によりガラス越しに
電磁波(可視光、赤外線を含む)で被加熱物4を加熱す
るもの提案され、用いられるようになってきている。燃
料としてガスを用いるガスコンロにおいても同様な加熱
方法を模索する試みが行われてきているが、燃焼ガスを
直接加熱には用いずに、ガス燃焼が発生する可視光や赤
外線だけで加熱を行うこととなるので、例えば赤外線バ
ーナを用いた場合でも、加熱効率が大きく低下し、実用
レベルにまで向上させるのは容易でなく、商品化にはい
たっていないのが実状である。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、燃料としてガスを用いるガスコ
ンロでありながら、実用に耐える高い加熱効率でもっ
て、耐熱ガラス越しに被加熱物を加熱することが可能で
あり、それにより、火炎が露出することに起因する不都
合を回避でき、かつ、清掃も容易である、新規な平坦加
熱面型ガスコンロを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく多くの実験と研究を行った。その過程
で、バーナとして輻射効率の改善された燃焼面を持つ表
面燃焼バーナを用いること、表面燃焼バーナへ供給する
燃焼用空気の温度を燃焼排ガスとの熱交換により予め高
い温度に予熱しておくことにより、実用に耐える程度の
加熱効率を備えた平坦加熱面型ガスコンロが得られるこ
とを経験した。
【0006】本発明は上記のような知見に基づくもので
あり、本発明によりガスコンロは、基本的に、輻射効率
の改善された燃焼面を持つ表面燃焼バーナの上位に耐熱
ガラス製の平坦加熱面を備え、表面燃焼バーナと平坦加
熱面との間の空間が実質的に密閉された燃焼空間とされ
ている平坦加熱面型ガスコンロであって、該平坦加熱面
型ガスコンロは、前記燃焼空間に連通する燃焼排ガス通
路と、燃焼用空気通路と、燃焼用空気通路への燃焼用空
気送り込み手段と、燃焼排ガス通路と燃焼用空気通路と
の間での熱交換手段と少なくとも備えており、熱交換手
段により燃焼排ガスと熱交換して昇温した燃焼用空気と
燃焼ガスとの混合気が表面燃焼バーナに供給されるよう
になっていることを特徴とする。
【0007】本発明によるガスコンロでは、鍋やフライ
パンのような被加熱物を支持しかつ加熱する面は平坦面
であり、煮こぼれなどで汚れた場合でもその掃除は容易
である。また、燃焼空間は実質的に密閉されており、火
炎が外部に露出することがないので、高い安全性が確保
される。本発明によるガスコンロにおいて、表面燃焼バ
ーナの燃焼熱は、耐熱ガラス製の平坦加熱面からの熱伝
導とガラス越しの輻射の2つの態様により、平坦加熱面
に載置された被加熱物に伝達されるが、表面燃焼バーナ
と平坦加熱面との間の空間である燃焼空間は排気通路の
部分を除き実質的に密封されており、放散による加熱効
率の低下は低減できる。また、燃焼排ガスの持つ熱量は
熱交換手段を介して燃焼用空気に伝達され排熱回収が行
われる。それにより昇温した空気と燃料ガスとが混合し
た状態で表面燃焼バーナに送られ燃焼するので、全体と
して、高い加熱効率が得られる。
【0008】本発明によるガスコンロにおいて、熱伝導
加熱は耐熱ガラスを介した間接加熱となるために、従来
の直接加熱による場合よりも幾分低下する。そこで、本
発明によるガスコンロでは輻射効率の改善された燃焼面
を持つ表面燃焼バーナが用いられるが、そのために、好
ましくは、表面燃焼バーナの燃焼面を炭化珪素を主成分
とする通気性のある物質により形成する。炭化珪素が高
い輻射率(0.9以上)を持つこと知られており、熱伝
導による加熱効率が低下した分以上の加熱効率を、炭化
珪素の持つ高い輻射効率で補うことができ、実用に耐え
る高い加熱効率を持つガスコンロが得られる。なお、炭
化珪素繊維を表面燃焼バーナの燃焼面として用いること
は知られているが(例えば、特許第3098383号公
報など参照)、本発明においては、その技術を、表面燃
焼バーナと平坦加熱面との間の空間が燃焼空間とされて
いる平坦加熱面型ガスコンロにおける表面燃焼バーナの
燃焼面に用いることにより、前記のように、ガスコンロ
としての使用勝手の改善と同時に、一層高い加熱効率を
得ることを可能としている。
【0009】なお、燃焼面を形成する前記物質は、炭化
珪素の繊維の集合体であってもよく、シリカ・アルミナ
系のセラミック繊維と炭化珪素の繊維の複合体であって
もよく、シリカ・アルミナ系のセラミック繊維に炭化珪
素をコーティングした繊維の集合体であってもよい。
【0010】本発明によるガスコンロにおいて、燃焼用
空気通路への燃焼用空気送り込み手段に特に制限はな
く、任意のものを用いうるが、送風量を調節することの
できる機能を備えた送風機は好ましくは用いられる。本
発明において、燃焼用空気は燃焼排ガスと熱交換後に表
面燃焼バーナに送られるが、温度の上昇と共に、バーナ
系内の圧力損失の影響を受けて供給空気量は減少してい
き空気比が変動する。すなわち、空気の噴出速度が1/
√ρ(空気の密度)に比例するため、噴出質量が√ρに
比例することとなり、ρの減少に伴いバーナ内圧が上昇
していき、送風機からの押し込み量が減少するためであ
る。ガスコンロなどの燃焼機器において、安定した燃焼
を継続するためには、所定量の空気が常時供給され、空
気比に変動が生じないことがきわめて望ましい。
【0011】そのために、本発明におけるガスコンロの
好ましい態様では、燃焼状態を示す燃焼排ガス中のO2
濃度、CO2濃度などの状態量を検出するセンサーと、
センサーからの情報に基づき表面燃焼バーナに供給され
る燃焼用空気の供給量を制御する制御手段、例えば送風
機の回転数を制御する手段、とが備えられる。この態様
では、前記状態量が最適値から外れてきたときに(すな
わち、空気比が変動したとき)、送風機から風量を適宜
調整して前記状態量を最適値に戻すように制御すること
ができる。それにより、排熱回収量が変動して供給され
る燃焼用空気の温度が変動するような場合であっても、
表面燃焼バーナに所要量の空気をコンスタントに供給す
ることが可能となり、空気比の大きな変動のない安定し
た燃焼状態を継続して得ることができる。
【0012】また、前記のように、空気比の変動は系を
支配する圧損部分で空気の温度変化ひいては密度変化が
起こることによって生じる。そこで、バーナ系内の圧力
損失に比較して十分大きく、風量の決定に支配的な圧力
損失を、温度変化の起こらない部分に意図的に設定する
ことで、上記した空気比の変動を防止することが可能と
なる。従って、本発明によるガスコンロの他の好ましい
態様では、燃焼用空気が熱交換手段による影響を受ける
以前の燃焼用空気通路にオリフィスが配置される。この
態様では、送風機として燃焼に必要とする送風負荷以上
の負荷を持つ送風機を用いることが必要となるが、前記
したようなセンサや制御機構を用いることが不必要とな
るので、全体の構成を簡素することができ、ガスコンロ
としてのコストを低減できる利点がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による平坦加熱面型
ガスコンロを実施の形態に基づき説明する。図1はその
一実施の形態を示す断面図であり、図2はその平面図で
ある。図示のガスコンロ10は、外函11の上方解放面
を表面が平坦な耐熱ガラス製の天板12により閉鎖した
形態であり、その内部に表面燃焼バーナ20が配置され
る。天板12は加熱面として機能する部分であり、その
上に鍋やフライパンのような被加熱物4が直接載置さ
れ、表面燃焼バーナ20の燃焼熱が、天板12からの熱
伝導と該天板12越しの輻射の2つの態様によって被加
熱物4に伝達され、加熱される。天板12として用いる
耐熱性ガラスは従来知られた任意のものを用いうるが、
石英質の微細結晶を抽出させ熱膨張率を石英なみに抑え
た耐熱性ガラスは特に有効である。このような耐熱性ガ
ラスは熱膨張率が低いことから、バーナによって加熱さ
れた状態で急冷されても割れることはない。
【0014】表面燃焼バーナ20は、前記した外函11
内に支持された円筒形のケーシング21を備え、該ケー
シング21の上位の位置には円形をなす燃焼面形成体2
2が装着されている。ケーシング21における燃焼面形
成体22の装着位置よりも上方部分は大径部23とさ
れ、該大径部23の周壁と、天板12と、燃焼面形成体
22とで囲まれた空間は、実質的に密封された空間であ
り、燃焼空間として機能する。なお、燃焼空間を大径部
23として形成することは有効加熱面積を広げるために
有効であるが、ケーシング21全体が同じ断面積を持つ
ものであっても差し支えない。
【0015】前記大径部23の周壁の一方側には適宜の
着火装置24が配置され、反対の側には開口25が形成
される。該開口25には燃焼ガスを排出するための燃焼
排ガス通路30が連接しており、該燃焼排ガス通路30
の先端は大気に解放した排気口31となっている。燃焼
排ガス通路30は間隔を保って外側から第2のケーシン
グ41によって覆われており、燃焼排ガス通路30の周
壁部32と第2のケーシング41との間に形成される空
間は燃焼用空気通路40として作用する。図示の例にお
いて、燃焼排ガス通路30の周壁部32は、上面32a
を除いた、左右面32b、下面32c、及び後端面32
dの部分が第2のケーシング41により覆われている
が、上面32aも含めて第2のケーシング41により覆
うようにしてもよい。なお、この燃焼排ガス通路30の
周壁部32の左右面32b、下面32c、及び後端面3
2dの部分は本発明でいう熱交換手段の一部を構成す
る。
【0016】第2のケーシング41の一方端側はケーシ
ング21の周壁に取り付けられ、また、前記した燃焼用
空気通路40の下流端は、ケーシング21の周壁に沿っ
て延びかつその底面21aの中央部に形成した開孔21
bにまで達する混合ガス通路42の上流端に接続してい
る。該混合ガス通路42の適宜箇所には燃料ガス供給ノ
ズル50が配置されている。第2のケーシング41の他
方端側には送風機55が装着されており、該送風機55
の吹き出し口は燃焼用空気通路40の上流端に接続して
いる。
【0017】さらに、表面燃焼バーナ20のケーシング
21における底面21aから幾分間隔を置いた位置に
は、邪魔板26が設けてあり、また、燃焼排ガス通路3
0の周壁部32には伝熱フィン43が取り付けてある。
なお、図示の例では、燃焼排ガス通路30の後端面32
dにのみ伝熱フィン43が設けているが、圧損の増大な
どによる燃焼への悪影響を及ぼさない範囲で、周壁部3
2の他の部分にも設けることができる。この伝熱フィン
43も本発明でいう熱交換手段の一部を構成する。
【0018】前記した燃焼面形成体22は、この例で
は、炭化珪素の繊維の集合体からなっている。前記した
ように、燃焼面形成体22は、輻射効率が改善される素
材であれば任意の素材を用いることができる。
【0019】上記の構成であり、送風機55を作用させ
て燃料ガス供給ノズル50から所要量の燃料ガスを供給
すると、混合ガスは混合ガス通路42を通り、開口21
bから表面燃焼バーナ20のケーシング21内に入り込
み、邪魔板26により攪拌混合を受けて均一な状態とな
って燃焼面形成体22の裏面に達する。そして、混合ガ
スは、燃焼面形成体22を通過し、表面から噴出して、
着火装置24により着火される。
【0020】燃焼熱は、天板12からの熱伝導と、炭化
珪素の繊維から得られる天板12越しの高い効率の輻射
との2つの態様により、被加熱物4に伝達される。燃焼
排ガスは前記開口25から燃焼排ガス通路30を通過し
て排気口31から大気に放出される。表面燃焼後の燃焼
排ガスの温度は通常1000℃を超えるが、燃焼排ガス
通路30を通過する過程で、その周壁部32(左右面3
2b、下面32c、及び後端面32d)、及び後端面3
2dに設けた伝熱フィン43を介して、燃焼排ガスと燃
焼用空気通路40を流れる燃焼用空気との間で熱交換
(排熱回収)が行われて例えば600℃程度にまで降温
する。一方、その分だけ、燃焼用空気は昇温(例えば2
00℃程度)することから、排気損失(排気による熱ロ
ス)を減らすことができ、加熱効率が大きく向上する。
前記した輻射効率と向上とこの排熱回収効果とにより、
本発明によるガスコンロは、火焔を露出しない形態のガ
スコンロでありながら、十分実用に耐える加熱効率を達
成できる。本発明者らの実験では、上記の実施の形態の
ガスコンロにおいて、同じインプットの場合に、図5に
示した従来型のガスコンロと比較して、同等程度の加熱
効率が確認された。
【0021】なお、図1において、S1は燃焼排ガス中
のO2濃度あるいはCO2濃度を検出するセンサーであ
り、S2は送風機55の回転調節機構であり、Cはセン
サーS1からの信号に基づき回転調節機構S2に所要の
制御信号を発信するコントロールボックスである。前記
したように、本発明によるガスコンロにおいては、燃焼
用空気と燃焼排ガスとの間で熱交換が行われることに起
因して、送風機の送風量を一定にしてバーナ燃焼を継続
すると、供給空気量が減少して混合ガスの空気比に変動
が生じる。上記の制御機構はそれに対処するものであ
り、例えば図3に示すように、センサーS1からの情報
に基づき、燃焼排ガス中のO2濃度をセンサーS1でモ
ニターし、例えば、O2濃度4%程度の範囲で燃焼が良
好であるとすれば、O2濃度が4%未満となったときに
は、送風機の風量をUPする信号を出し、4%以上とな
ったときには、送風機の風量をDOWNする信号を出
す、というような制御を行う。それにより、表面燃焼バ
ーナ20への燃焼用空気の供給量を常時最適値に維持す
ることができ、空気比の大きな変動のない安定した燃焼
を継続して行うことが可能となる。なお、このような制
御機構が本発明のガスコンロにとって必須のものでない
ことは、いうまでもない。
【0022】図4は、本発明によるガスコンロにおい
て、空気比一定の条件で継続燃焼を行うための他の形態
を説明するものであり、ここでは、燃焼用空気が熱交換
手段による影響を受ける以前の燃焼用空気通路40内、
すなわち、送風機55の吹き出し口と燃焼用空気通路4
0の上流端との間、に固定オリフィス60を配置して、
その部分で、バーナ系内の圧力損失に比較して十分大き
く、風量の決定に支配的な圧力損失を積極的に形成する
ようにしている。この場合でも所期の目的が達成できる
ことは、前記したとおりである。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、燃料としてガスを用い
るガスコンロでありながら、十分に実用に耐える高い加
熱効率でもって、耐熱ガラス越しに被加熱物を加熱する
ことができ、それにより、火炎が露出することに起因す
る不都合を回避できかつ清掃なども容易である新規な平
坦加熱面型ガスコンロが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による平坦加熱面型ガスコンロの一実施
の形態を断面により説明する図であり、図2のI−I線
によっている。
【図2】図1に示す平坦加熱面型ガスコンロの平面図。
【図3】混合ガスの空気比を管理する方法を説明するた
めの図。
【図4】混合ガスの空気比を制御する他の例を説明する
図。
【図5】従来のガスコンロを説明する図。
【図6】従来の電気ヒータによる輻射型コンロを説明す
る図。
【符号の説明】
4…被加熱物、10…平坦加熱面型ガスコンロ、12…
表面が平坦な耐熱ガラス製の天板、20…表面燃焼バー
ナ、22…燃焼面形成体、24…着火装置、26…邪魔
板、30…燃焼排ガス通路、31…排気口、32…燃焼
排ガス通路の周壁部(熱交換手段)、40…燃焼用空気
通路、42…混合ガス通路、50…燃料ガス供給ノズ
ル、55…送風機(燃焼用空気送り込み手段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輻射効率の改善された燃焼面を持つ表面
    燃焼バーナの上位に耐熱ガラス製の平坦加熱面を備え、
    表面燃焼バーナと平坦加熱面との間の空間が燃焼空間と
    されている平坦加熱面型ガスコンロであって、該平坦加
    熱面型ガスコンロは、前記燃焼空間に連通する燃焼排ガ
    ス通路と、燃焼用空気通路と、燃焼用空気通路への燃焼
    用空気送り込み手段と、燃焼排ガス通路と燃焼用空気通
    路との間での熱交換手段と少なくとも備えており、熱交
    換手段により燃焼排ガスと熱交換して昇温した燃焼用空
    気と燃焼ガスとの混合気が表面燃焼バーナに供給される
    ようになっていることを特徴とする平坦加熱面型ガスコ
    ンロ。
  2. 【請求項2】 燃焼用空気通路への燃焼用空気送り込み
    手段が送風機であることを特徴とする請求項1記載の平
    坦加熱面型ガスコンロ。
  3. 【請求項3】 燃焼排ガス中の燃焼状態を示す状態量を
    検出するセンサーと該センサーからの情報に基づき表面
    燃焼バーナに供給される燃焼用空気の供給量を制御する
    制御手段とをさらに備えること特徴とする請求項1又は
    2記載の平坦加熱面型ガスコンロ。
  4. 【請求項4】 検出すべき燃焼排ガスの状態量が、燃焼
    排ガス中のO2濃度、CO2濃度のいずれかであること
    を特徴とする請求項3記載の平坦加熱面型ガスコンロ。
  5. 【請求項5】 燃焼用空気が熱交換手段による影響を受
    ける以前の燃焼用空気通路にオリフィスが配置されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の平坦加熱面型
    ガスコンロ。
  6. 【請求項6】 熱交換手段は燃焼用空気通路に位置する
    伝熱フィンを備えることを特徴とする請求項1ないし5
    いずれか記載の平坦加熱面型ガスコンロ。
  7. 【請求項7】 表面燃焼バーナは、炭化珪素を主成分と
    する通気性のある物質により燃焼面が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の平坦加
    熱面型ガスコンロ。
  8. 【請求項8】 前記物質が炭化珪素の繊維であることを
    特徴とする請求項7記載の平坦加熱面型ガスコンロ。
  9. 【請求項9】 前記物質がシリカ・アルミナ系のセラミ
    ック繊維と炭化珪素の繊維の複合体であることを特徴と
    する請求項7記載の平坦加熱面型ガスコンロ。
  10. 【請求項10】 前記物質がシリカ・アルミナ系のセラ
    ミック繊維に炭化珪素をコーティングした繊維であるこ
    とを特徴とする請求項7記載の平坦加熱面型ガスコン
    ロ。
  11. 【請求項11】 表面燃焼バーナは、燃焼面の下位に混
    合ガスを拡散するための邪魔板を配置していることを特
    徴とする請求項1ないし10いずれか記載の平坦加熱面
    型ガスコンロ。
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