JP2002204629A - ペットの胴輪 - Google Patents

ペットの胴輪

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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】散歩時にコントロールしやすい胴輪を提供す
る。 【解決手段】首輪部分１と胴輪部分２及び両者を腹側で
連結する連結部分３をペットのボディに略合わせて幅広
にまた一連に形成すると共に胴輪部分２の背中側２ａを
長さ調節自在に設け、また、首輪部分１と胴輪部分２を
背中側で連結する連結部分４をループ５状に形成して、
該ループ５内に胴輪部分２の背中側２ａを前後、左右方
向移動自在に挿通設置すると共に、ループ５内にリード
連結用のリング８若しくはリードの先端を前後方向移動
自在に嵌挿設置してなる、ペットの胴輪Ａ、及び、背中
側の連結帯をループ状に形成して、該連結帯のループ内
にリード連結用のリング８若しくはリードの先端を前後
方向移動自在に嵌挿設置してなる、ペットの胴輪。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ペット用、主として犬
用の繋索用具としての胴輪に係り、その１は、首輪部
分、胴輪部分、及び腹側の連結部分を一連に幅広に形成
して、ペットの身体に優しくフィットするように設ける
と共に、背中側の連結帯をループ状に形成して、該ルー
プ内に胴輪の背中側を移動自在に挿通すると共に、リー
ド連結用のリング若しくはリードの先端を移動自在に嵌
挿することによって、散歩時等に胴輪がずれたり反転し
たりして、飼主がコントロールしにくく、また、ペット
にとっても動きづらい等の不都合を無くしたことを特徴
とする、ペットの胴輪を提供する。
【０００２】その２は、長さ調節自在な首輪部分及び胴
輪部分を背中側の連結帯と腹側の連結帯で連結して４者
を一連に形成してなる周知構成のペットの胴輪におい
て、背中側の連結帯をループ状に形成して、該ループ内
にリード連結用のリング若しくはリードの先端を前後方
向移動自在に嵌挿設置することによって、散歩時等に飼
主がコントロールしにくく、また、ペットにとっても動
きづらい等の不都合を無くししたことを特徴とする、ペ
ットの胴輪を提供する。
【０００３】また、上記の各ペットの胴輪において、そ
の背中側の連結帯に可愛らしいキューピットの羽根等の
羽根状の飾りを取付けたことを特徴とする、ペットの胴
輪を提供する。
【０００４】
【従来の課題】ペット用、主として犬用の繋索用具とし
て、首に巻装して用いる「首輪」が最も一般的に使用さ
れているが、この他に、ペットの首に巻装する首輪部分
と前肢直後辺の胴に巻装する胴輪部分を背中側と腹側の
各連結帯で夫々連結して４者一連に形成し、背中側の連
結帯にリード（引紐）を取付けるようにした構成の、ペ
ットの「胴輪」が広く使用されている。
【０００５】該胴輪は、首輪に比し装着がやや面倒な他
は、首輪で繋ぎ、引き廻すのに比して、ペット等にとっ
て優しく身体的負担が少ないと共に、飼主の側からする
と首輪よりも外れにくいと共に、ペットの首と胴を同時
に牽引できるため、ペットをコントロールしやすい等の
利点が認められている。
【０００６】ところが、従来一般的に使用されている胴
輪は何れも首輪部分、胴輪部分及び両者の連結部分が幅
の狭い、また同じ幅のテープ（ナイロン平織紐、合成、
天然皮紐等）で設けられているため、安価ではあるが、
ペットの身体に喰い込んで身体的負担をかける課題があ
り、また、リード若しくはリードを連結するリングを胴
輪の背中側の定位置の１ヶ所に固定的に取付けており、
更に、首輪、胴輪、背中、腹の連結部分の４者を縫着そ
の他により固着して構成しているため、夫々の間の自在
性に欠け、そのため散歩時等にペットが飼主の前方や後
方に駆け出したり、左側、右側に入れ替るように移動し
たりすると、首輪部分や胴輪部分が反転してしまった
り、捻れたり、胴輪全体がペットの背中から脇腹にずれ
てしまったりする難点があり、飼主がコントロールしに
くいと共にペットも動きにくい等の課題があった。
【０００７】
【発明による課題の解決】そこで、本発明は、胴輪の首
輪部分、胴輪部分及び腹側の連結部分を従来の狭幅のテ
ープに代えて、首輪部分の前部が胸当を形成するような
幅の広く３者一連に形成することによって、ペットの体
形によくフィットするようにして、ペットの身体に優し
く形成し、
【０００８】また、ペットが飼主の右、左方向へ移動し
たとき胴輪全体が捻れたり、脇腹方向へ移動してしまっ
て、ペットが動きにくくなるようなことがないように、
狭幅に形成した胴輪部分の背中側の部分を背中側の連結
帯のループ内に挿通して前後、左右方向へ移動自在に備
え、
【０００９】更に、上記の本発明胴輪及び周知構成の胴
輪に共通する課題である、ペットが飼主の前方若しくは
後方に移動したとき、首輪部分または胴輪部分がリード
に引かれて反転したり、捻れたりしないようにする対策
として、それぞれの背中側の連結帯のループ内に、リー
ド連結用のリング若しくはリードの先端を嵌挿して、前
後方向へ移動自在に備えることによって上記従来の課題
を有効に解決したものである。
【００１０】
【課題を解決する手段】「その１」即ち、本発明は、首
輪部分、胴輪部分及び両者を背中側で連結する連結帯と
腹側で連結する連結部分からなるペットの胴輪におい
て、首輪部分と胴輪部分及び両者を腹側で連結する連結
部分をペットのボディに略合わせて幅広にまた一連に形
成すると共に胴輪部分の背中側を長さ調節自在に設け、
また、首輪部分と胴輪部分を背中側で連結する連結帯を
ループ状に形成して、該連結帯のループ内に胴輪部分の
背中側を前後、左右方向移動自在に挿通設置すると共
に、同ループ内にリード連結用のリング若しくはリード
の先端を前後方向移動自在に嵌挿設置してなる、ペット
の胴輪によって課題を解決したものである。
【００１１】「その２」また、本発明は、長さ調節自在
な首輪部分及び胴輪部分を背中側の連結帯と腹側の連結
帯で連結して４者を一連に形成してなる周知構成のペッ
トの胴輪において、背中側の連結帯をループ状に形成し
て、該連結帯のループ内にリード連結用のリング若しく
はリードの先端を前後方向移動自在に嵌挿設置してな
る、ペットの胴輪によって課題を解決したものである。
【００１２】
【実施例】「その１」本発明の実施例につき説明する。
（図１〜図４） 首輪部分、胴輪部分及び両者を背中側で連結する連結帯
と腹側で連結する連結部分からなるペットの胴輪におい
て、首輪部分１と胴輪部分２及び両者を腹側で連結する
連結部分３をペット６のボディに略合わせて幅広にまた
一連に形成すると共に胴輪部分２の背中側２ａを長さ調
節自在に設け、また、首輪部分１と胴輪部分２を背中側
で連結する連結帯４をループ５状に形成して、該連結帯
４のループ５内に胴輪部分２の背中側２ａを前後、左右
方向移動自在に挿通設置すると共に、ループ５内にリー
ド７連結用のリング８若しくはリード７の先端を前後方
向移動自在に嵌挿設置してなる、ペットの胴輪Ａであ
る。
【００１３】上記胴輪Ａにおいて、必要に応じて、首輪
部分１、胴輪部分２、及び腹側の連結部分３を幅広く一
連に形成して、首輪部分の前部に広い胸当て状部１ａを
形成したものである。
【００１４】また、胴輪部分２の背中側２ａを幅の狭い
テープ状部に形成し、調節手段９等で該テープ状部の長
さ調節自在に設けると共に、該テープ状の部分を背中側
の連結帯４のループ５に前後、左右方向に移動自在に挿
通して設けてもよい。
【００１５】
【実施例】「その２」（図５〜図１０） また、本発明は、長さ調節自在な首輪部分１１及び胴輪
部分１２を背中側の連結帯１４と腹側の連結帯１３で連
結して４者を一連に形成してなる周知構成のペットの胴
輪において、背中側の連結帯１４をループ１５状に形成
して、該連結帯１４のループ１５内にリード７連結用の
リング８若しくはリード７の先端を前後方向移動自在に
嵌挿設置してなる、ペットの胴輪Ｂによって課題を解決
したものである。
【００１６】首輪部分１１、胴輪部分１２、背中側の連
結帯１４、腹側の連結帯１３の４者は、繊維、レザー、
皮、その他任意素材のテープで設け、首輪部分１１及び
胴輪部分１２は適宜の調節手段１９で長さ調節自在に設
ける。
【００１７】また、ペット６をより以上に愛らしく見せ
る手段として、胴輪Ｂの背中側の連結帯１４に羽根状の
飾り２０を取付ける。
【００１８】その羽根状の飾り２０は、例えば、キュー
ピットの羽根(図示例)、各種鳥の羽根，蝶、蜂等の昆虫
の羽根、その他の各種の羽根、翼等をデザインしたもの
である。
【００１９】なお、図５〜図１０に示すの実施例は羽根
状の飾り２０を胴輪Ｂの背中側の連結帯１４に実施した
ものであるが、胴輪Ａの背中側の連結帯４に実施した場
合も同様である。
【００２０】
【作用】本発明胴輪Ａは図４に示すように、その首輪部
分１にペット６の頭部を挿通してその首に巻装着すると
共に、腹側の連結部分３の左右にペット６の前肢を夫々
通して該連結部分３をペット６の胸部から腹部に当て、
胴輪部分２をペット６の前肢直後辺に巻装し、胴にフィ
ットするようにその長さを調節手段９で調節して装着
し、背中側の連結帯４のリング８にリード７の先端を連
結する。
【００２１】上記のように本発明胴輪Ａを装着して、ペ
ット６を散歩等に連れ歩くとき、ペット６が飼主の前方
または後方へ移動してリード７を引張ると、背中側の連
結帯４のループ５に移動自在に挿置したリング８が後方
または前方へ移動し、また、ペット６が左、または右方
向へ移動してリード７が引かれると、ペット６の胴部に
巻装した胴輪部分２の背中側２ａの部分がループ５内を
前後、左右の負荷方向に自在に摺動して対応するもので
ある。
【００２２】本発明胴輪Ｂは図１０に示すように、ペッ
ト６の首に首輪部分１１を長さ調節して嵌挿すると共
に、胴輪部分１２をペット６の胴から背中に長さ調節し
て巻き付けて装着し、背中側の連結帯１４のリング８に
リード７の先端を連結して用いる。
【００２３】
【効果】以上のように、本発明胴輪Ａは、その首輪部
分、胴輪部分及び腹側の連結部分を幅広く一連に設け
て、ペットの体形によくフィットするようにしたので、
ペットの身体に優しく、運動時等の身体的負担を軽減で
き、また、飼主の方も小さな力でペットをコントロール
できる優れた利点がある。
【００２４】背中側の連結帯のループにリード連結用の
リングと、胴輪部分の背中側の部分を夫々移動自在に備
えたので、ペットの動きに合わせてリングが自在に移動
し、また、胴輪が自在に摺動移動して、首輪部分、胴輪
部分等の反転や捻れ、或は胴輪全体の捻れや脇腹へのず
れ動き等を有効に防止して、常に安定した状態を保持で
き、飼主、ペットの双方に快適な優れた特徴がある。
【００２５】ベストに近似した幅広に形成するようにし
たので、そのデザインのバリエーションを楽しめると共
に、材料として種々の色彩、文様等の服地その他を自由
に使用でき、また、裏面にボアを使用するなどによって
防寒用のものを形成するなど、種々多様な目的に対応で
きる。
【００２６】胴輪Ｂの場合も上記と同様に、散歩時等に
ペットが飼主の前後左右等に急に移動したような場合で
も、それに従ってリードを連結したリングが背中側の連
結帯のループ内を移動するため、胴輪がずれたり反転し
たりして、飼主がコントロールしにくく、また、ペット
にとっても動きづらい等の不都合を無くしたことを特徴
としている。
【００２７】また、胴輪Ａ、胴輪Ｂ共に、背中側の連結
帯に羽根状の飾りを取付けることによって、それが恰も
キューピットの羽根等のように見えて、ペットをより以
上愛らしく見せることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明胴輪Ａの実施例の正面図。
【図２】平面図。
【図３】底面図。
【図４】胴輪Ａをペット（犬）に着用した状態を示す
図。
【図５】本発明胴輪Ｂの実施例の正面図。
【図６】平面図。
【図７】右側面図。
【図８】図６のＣ−Ｃ線断面矢視図。
【図９】図６の背中側の連結帯のＤ−Ｄ線断面図。
【図１０】胴輪Ｂをペット（犬）に着用した状態を示す
図。
【符号の説明】
Ａ 本発明胴輪 １ 首輪部分 １ａ 胸当て状部 ２ 胴輪部分 ２ａ 背中側 ３ 連結部分（腹側） ４ 連結帯（背中側） ５ ループ ６ ペット（犬） ７ リード（引紐） ８ リング ９ 長さ調節手段 Ｂ 本発明胴輪 １１ 首輪部分 １２ 胴輪部分 １３ 連結帯（腹側） １４ 連結帯（背中側） １５ ループ １９ 長さ調節手段 ２０ 羽根状の飾り

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】首輪部分、胴輪部分及び両者を背中側で連
    結する連結帯と腹側で連結する連結部分からなるペット
    の胴輪において、 首輪部分と胴輪部分及び両者を腹側で連結する連結部分
    をペットのボディに略合わせて幅広にまた一連に形成す
    ると共に胴輪部分の背中側を長さ調節自在に設け、ま
    た、首輪部分と胴輪部分を背中側で連結する連結帯をル
    ープ状に形成して、該連結帯のループ内に胴輪部分の背
    中側を前後、左右方向移動自在に挿通設置すると共に、
    リード連結用のリング若しくはリードの先端を前後方向
    移動自在に嵌挿設置してなる、 ペットの胴輪。
  2. 【請求項２】首輪部分、胴輪部分、及び腹側の連結部分
    を幅広く一連に形成して、首輪部分の前部に広い胸当て
    状部を形成したものである、 請求項１のペットの胴輪。
  3. 【請求項３】胴輪部分の背中側を幅の狭いテープ状部に
    形成し、該テープ状部を長さ調節自在に設けると共に、
    該テープ状部分を背中側の連結帯のループに前後、左右
    方向に移動自在に挿通するようにしたものである、 請求項１のペットの胴輪。
  4. 【請求項４】長さ調節自在な首輪部分及び胴輪部分を背
    中側の連結帯と腹側の連結帯で連結して４者を一連に形
    成してなる周知構成のペットの胴輪において、 背中側の連結帯をループ状に形成して、該連結帯のルー
    プ内にリード連結用のリング若しくはリードの先端を前
    後方向移動自在に嵌挿設置してなる、 ペットの胴輪。
  5. 【請求項５】首輪部分、胴輪部分及び両者を背中側で連
    結する連結帯と腹側で連結する連結部分からなるペット
    の胴輪において、 若しくは、長さ調節自在な首輪部分及び胴輪部分を背中
    側の連結帯と腹側の連結帯で連結して４者を一連に形成
    してなる周知構成のペットの胴輪において、 背中側の連結帯に羽根状の飾りを取付けたことを特徴と
    する、 請求項１及び請求項４のペットの胴輪。
  6. 【請求項６】背中側の連結帯に取付ける羽根状の飾り
    は、キューピットの羽根、各種鳥の羽根，蝶、蜂等の昆
    虫の羽根、その他の各種の羽根、翼等をデザインしたも
    のである、 請求項１及び請求項４のペットの胴輪。
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