JP5564184B2 - ペット用ハーネス - Google Patents

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本発明は、犬、猫、猿などのペット用ペット用ハーネスに関する。
従来からペットのハーネスとしては、首輪ベルトと胴輪ベルトを一体化したハーネスが一般的に使用されている。引用文献1には、首輪ベルトと胴輪ベルトを背中部で一体化するとともに、胸の位置で首輪ベルトと胴輪ベルトを接続するベルトが提案されている。しかし、このようなハーネスはペットに装着及び脱離するのに不便であり、首輪ベルトも胴輪ベルトも長さ調節が容易ではなく、首輪ベルトと胴輪ベルトの固定具が剥き出しでペット皮膚に食い込んだり、毛を痛める問題があった。
引用文献2には、比較的幅の広い胸ベルトに首輪ベルトと胴輪ベルトを一体化し、背中部では背ベルトを用いて首輪ベルトと胴輪ベルト一体化し、車両に乗せるペットをシートベルトで固定する提案がされている。また、特許文献3には、同様に車両に乗せるペットをシートベルトで固定する目的で、脇に開閉部があるベストの胴部にベルトを巻いたハーネスが提案されている。しかし、特許文献2〜3のハーネスは、車両の安全ベルト用であり、散歩に使うには不便であった。
特許第2506285号公報 特開2005−335515号公報 実用新案登録第3132077号公報
本発明は、前記従来の問題を改善するため、ペットに装着及び脱離するのに便利であり、首輪ベルトも胴輪ベルトも長さ調節が容易で、首輪ベルトと胴輪ベルトの固定具は剥き出しにならず、皮膚に食い込むことも、毛を痛めることもなく、散歩に便利なハーネスを提供する。
また、本発明の好ましい一態様においては、かわいらしく見せるためなどにペットに装飾用にアクセサリーを取り付ける場合に、アクセサリーの取り付けが容易な保護カバーを有するハーネスも提供する。
本発明のハーネスは、ペットに装着するための、第1の首輪用ベルトと第2の首輪用ベルトとより構成される首輪と胴輪をペットの背中側だけで一体化したペット用ハーネスであって、
前記首輪に、前記第1の首輪用ベルトの長さを調節する第1の長さ調節具と、当該第1の首輪用ベルトと前記第2の首輪用ベルトとを連結する第1の連結具を設け、
前記胴輪に、その長さを調節する第2の長さ調節具と、当該胴輪の両端部を連結する第2の連結具を設け、
前記第1の首輪用ベルト及び前記第2の首輪用ベルトと前記胴輪は、ペットの背中部に配置した固定具に各々結合させ、
前記固定具は保護カバーによって覆われており、
(a)前記固定具は金属製プレートであり、前記胴輪と略平行に位置するスリット孔Aと、前記スリット孔Aと所定の角度で対称となる位置に2つのスリット孔B,Cを設け、
前記スリット孔Aに前記胴輪に縫製により固定したベルトを固定し、
前記スリット孔B,Cに前記第1の首輪用ベルト及び前記第2の首輪用ベルトを各々固定しているか、
又は、
(b)前記固定具は、金属製プレートであり、前記胴輪と略平行に位置する2つのスリット孔を設け、前記胴輪に近いスリット孔に前記胴輪に縫製により固定したベルトを固定し、
前記胴輪から遠いスリット孔に前記第1の首輪用ベルト及び前記第2の首輪用ベルトを各々固定しているか、
又は、
(c)前記固定具は、前記胴輪に縫製により固定したベルトを固定し、かつ第1の首輪用ベルト及び前記第2の首輪用ベルトを各々固定した1つの金属製リングである
ことを特徴とする。
そして本発明の好ましい一態様においては、(1)項記載の前記保護カバーが、保護カバーの外側面にアクセサリーを着脱可能に取り付けられる取り付け受部を有する保護カバーであるペット用ハーネスである。
また、本発明の別の好ましい一態様においては、(1)項記載の保護カバーの外側面に更にアクセサリーが取り付けられているペット用ハーネスである。
本発明は、首輪と胴輪の各々に長さ調節具及び連結具を設けていることにより、ペットに装着及び脱離するのに便利である。すなわち、首輪も胴輪も一回調節すれば、次に装着するときは調節しなくてもよい。また、首輪と胴輪は、ペットの背中部に配置した固定具に各々結合させて一体化し、前記固定具は保護カバーによって覆われていることにより、前記固定具は剥き出しにならず、ペットの皮膚に食い込むことも、毛を痛めることもない。また、力の分散が均一でペットを傷めることもない。したがって、ペットに装着及び脱離するのに便利であり、首輪ベルトも胴輪ベルトも長さ調節が容易で、固定具は剥き出しにならず、皮膚に食い込むことも、毛を痛めることもなく、散歩に便利なハーネスとすることができる。
また、本発明の好ましい一態様においては、かわいらしく見せるためや、飼い主の趣向に応じてペットに装飾用にアクセサリーを取り付ける場合に、アクセサリーの取り付けが容易なハーネスとすることができる。
図1は本発明の一実施例におけるハーネスを犬に装着したときの正面図である。 図2は同、脱離するときの正面図である。 図3Aは同、固定具部分の拡大図、図3Bは同、図3AのI−I断面図である。 図4Aは本発明の実施例2における固定具部分の拡大図、図4Bは同、実施例3における固定具部分の拡大図である。 図5は本発明の別の一実施例における保護カバーにアクセサリーが取り付けられているハーネスを犬に装着したときの正面図である。 図6は本発明で用いる保護カバーの一実施態様のおもて側から見た平面図である。 図7は本発明で用いる保護カバーの別の一実施態様のおもて側から見た平面図である。 図8は本発明で用いる保護カバーの更に別の一実施態様のおもて側から見た平面図である。 図9(A)〜(F)は保護カバーに取り付けるためのアクセサリーの例の斜視図である。 図10(A)〜(C)は保護カバーに取り付けるためのアクセサリーの脚部31と足部32の部分のみの少数の例の部分斜視図である。 図11は本発明で用いる保護カバーの更に別の一実施態様のおもて側から見た平面図である。 図12は本発明で用いる保護カバーの更に別の一実施態様のおもて側から見た平面図である。 図13は本発明で用いる保護カバーの更に別の一実施態様のおもて側から見た平面図である。 図14は保護カバーに取り付けるためのアクセサリーの一例のおもて面側から見た平面図である。 図15は図14のアクセサリーの一実施態様の裏側から見た底面図である。 図16は図14のアクセサリーの別の一実施態様の裏側から見た底面図である。 図17は図14のアクセサリーの更に別の一実施態様の裏側から見た底面図である。 図18は図14のアクセサリーの更に別の一実施態様の裏側から見た底面図である。 図19は図1の保護カバー7のみを拡大した斜視図(図1のDリング8側から見た斜視図)である。 図20は図1のDリング8側とは反対側から見た斜視図である。 図21は図19の保護カバーのおもて面(図19の上面)にほぼ平行に保護カバーの厚さのほぼ中間で切断した場合の保護カバーのおもて面側から見た断面図である。 図22は別の態様の保護カバーの上から見た(おもて面側から見た)平面図である。 図23は図22の保護カバーの開口部41側から見た斜視図である。 図24は図22の保護カバーの開口部42側から見た斜視図である。 図25は図22の保護カバーの開口部41側から見た正面図である。 図26は図22の保護カバーの開口部42側から見た背面図である。 図27はA−A´ラインの断面の端面図である。 図28は別の態様の保護カバーの図27とほぼ同様の方向の断面の端面図である。 図29は更に別の態様の保護カバーの図27とほぼ同様の方向の断面の端面図である。
本発明のペット用ハーネスは、首輪と胴輪の各々に長さ調節具及び連結具を設ける。長さ調節具は、通常のベルト用長さ調節具を使用できる。連結具としては、バックルタイプのものが操作が楽で好ましい。長さ調節具及び連結具の位置はとくに規定はないが、首輪部分は首の両側後ろのあたりが好ましい。胴輪部分は両腹側面の位置が好ましい。
首輪と胴輪は、ペットの背中部に配置した固定具に各々結合させて一体化し、前記固定具は保護カバーによって覆われている。固定具は金属製が好ましい。強度が高いからである。別な材料としては、ナイロン樹脂、ポリブチレンテレフタレート等のエンジニアリングプラスチック、又は繊維補強樹脂(FRP)等も使用することができる。
固定具は、胴輪と略平行に位置するスリット孔Aと、前記スリット孔Aと所定の角度で対称となる位置に2つのスリット孔B,Cを設け、前記スリット孔Aに前記胴輪に固定したベルトを固定し、前記スリット孔B,Cに前記首輪用ベルトを各々固定するのが好ましい。首輪と胴輪に均等に力が分散するためである。スリット孔の穴の大きさは、首輪と胴輪を構成するベルトが固定できる大きさであればどのようなものであっても良い。
上記において、スリット孔Aと、前記スリット孔Aと所定の角度で対称となる位置に2つのスリット孔B,Cを設ける場合の所定の角度とは、後述する図3中にαで示された部分の角度を言う。図3中にαはスリット孔A(11)とスリット孔B(12)の角度を示しているがスリット孔A(11)とスリット孔C(13)との角度も線対称となり同様である。この角度は、対象となるペットの種類、形状、固定具の取り付けられる位置などにより異なるので特に限定するものではないが、後述するように15〜75°の範囲が好ましく、さらに好ましくは20〜70℃である。要は、首輪用ベルトをスリット孔B,Cに取り付けてペットに場合に装着させた際に首輪用ベルトにあまり大きなねじれなどが発生しにくい角度に設計するとよいと言うことである。
また、固定具の別の態様としては、前記固定具は、金属製リングであってもよい。例えばOリングを使用した場合は、首輪と胴輪を縫製により各々固定できる。
さらに別な固定具の態様としては、前記固定具は、金属製プレートであり、前記胴輪と略平行に位置する2つのスリット孔を設け、胴輪に近いスリット孔に前記胴輪に固定したベルトを固定し、前記に遠いスリット孔に前記首輪用ベルトを縫製により各々固定しても良い。
固定具と胴輪との間に、引き紐を接続するためのリングを設けることが好ましい。この位置が首輪と胴輪のほぼ中央であるからである。リングはO型リング又はD型リングが好ましく、とくにD型リングが好ましい。リングの直線部分を固定部にすると安定だからである。
固定具を覆う保護カバーは、弾性体、軟質樹脂、布、革、合成皮革及び人工皮革から選ばれる少なくとも一つが好ましい。柔らかい材料であればペットに対してやさしいからである。弾性体は、ゴム又はエラストマーがある。ゴムとしてはシリコーンゴム、フッ素ゴム、合成ゴム、天然ゴム等が使用できる。エラストマーとしては、スチレン系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系、エステル系、ポリアミド系、フッ素系、塩素化ポリエチレン系等がある。これらのエラストマーは「プラスチックデータブック」1999年12月1日、工業調査会、854〜910頁に記載されている。軟質樹脂としては、ウレタン樹脂、塩ビ樹脂、ポオレフィン発泡体樹脂等がある。布としては、織物、編み物、不織布等がある。革は、牛、馬、豚など天然の革がある。合成皮革、人工皮革は市販品を使用できる。
保護カバーは固定具の両面を覆うのが好ましい。固定具を露出させないためである。また、保護カバーの外側には、ペットの愛称、所有者の氏名、住所、電話番号などを油性ペンなどで記入できるようにしておき、迷子札として使用することもできる。
保護カバーは、後述するように本発明の一実施形態を示す実施例において図1〜図4などにおいて符号7で示されている。そして例えば図3B(断面図で符号7)にも示されるように、保護カバーは固定具の両面を覆うのが好ましい。
図1〜図4などにおいて符号7で示されている態様の保護カバーの構造について、図19〜図21を引用して、より詳細に説明する。図19は、図1の保護カバー7のみを拡大した斜視図(図1のDリング8側から見た斜視図)であり、図20は図1のDリング8側とは反対側から見た斜視図、図21は、図19の保護カバーのおもて面(図19の上面)にほぼ平行に保護カバーの厚さのほぼ中間で切断した場合の保護カバーのおもて面側から見た断面図である。図19〜図21において、40が保護カバーのおもて面パネルと裏面パネルを側面でつなぐ側壁であり、固定具9、16、或いは固定リング15等をその中に挿入することができ、首輪1a、1bなどをこれらに連結した際にそれらの連結部分の厚みなども考慮し、通常、それらの厚みより若干大きい厚み空間が確保できるに必要な高さを有する保護カバーの側壁である。側壁40は、図19と図21に示されるように、固定ベルト14等を少なくとも引き出せるに必要な大きさの開口部41と、図20と図21に示されるように、固定具9、16或いは固定リング15等が保護カバー内に挿入できる程度の大きさの開口部42とを有している。保護カバーが、例えば、各種弾性体(ゴム、エラストマー樹脂を含む)、軟質樹脂、場合により伸縮性の布、伸縮性のある合成皮革など手で引っ張ると伸びて、これらの開口の大きさ、厚み空間などを伸縮することができるような素材(例えば、各種弾性体(ゴム、エラストマー樹脂を含む)、軟質樹脂、場合により伸縮性の布、伸縮性のある合成皮革など)で作成されている場合には、上述の厚み空間や開口部の大きさは、上記のものより若干小さめにしてもよい。
図22〜図28に別の態様の保護カバーを示した。図22が上から見た(おもて面側から見た)平面図、図23が図22の開口部41側から見た斜視図、図24が図22の開口部42側から見た斜視図、図25が図22の開口部41側から見た正面図、図26が図22の開口部42側から見た背面図、図27は、A−A´ラインの断面の端面図である(B−B´ラインの断面の端面図も同様である)。
おもて面パネル45が蓋のような状態でヒンジ部を軸としてその反対側が開閉可能なタイプである。厚み空間を確保するための側壁の高さや、開口部41、開口部42の大きさ、形などは、図19〜図21で説明した保護カバーと同等の意義のものであるので説明を省略する。側壁40はヒンジ芯棒とバネの埋め込み部44を除いて、裏面パネル46の所定の周囲に形成されている。裏面パネル46の側壁40に形成されたヒンジ芯棒とバネの埋め込み部49とおもて面パネル45の側壁に形成されたヒンジ芯棒とバネの埋め込み部44とにわたって図27で示すようにヒンジ芯棒47とバネ48が設置されている。ここでバネ48は、おもて面パネル45が図27の実線で示したように常に閉められるように付勢するバネであり、おもて面パネル45を図27の鎖線で示したように開けるには、手で端部を持ち上げて開けることになり、手を離すとバネ48により、おもて面パネル45が図27の実線で示したように裏面パネル46の側壁40に向かって閉まる態様の保護カバーである。固定具などを保護カバー内にセットしたり取り外す際におもて面パネル45を開閉できるようにしてこれらの作業を容易にできるようにした保護カバーである。かかるタイプの保護カバーは、比較的固めの素材、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレン程度の硬さの合成樹脂や、それより硬い硬質合成樹脂(熱硬化性樹脂や硬質塩化ビニル樹脂なども含む)や金属、セラミックスなどの比較的固めの素材で保護カバーを構成する場合にも比較的容易に適用可能な構造の保護カバーの一態様であるが、もちろん、弾性体や、軟質樹脂で作成してもよく、ペットに対し当たりが柔らかいという点で好ましい。
次に図27とほぼ同様の方向の断面の端面図のみで示した別の態様の保護カバーを図28に示した。図22〜図27に示した保護カバーと、主に異なる点はヒンジ部51がヒンジ芯棒やバネなどを用いず、他の部分と一体的に成形されているプラスチックの薄いヒンジからなり、おもて面パネル45のヒンジ部51と反対の側に雄フック部52を有し、また裏面パネル46の側壁40には前記雄フック部52と係止可能な雌フック部53が形成されているタイプであり、開閉の機構が図22〜図27に示した保護カバーと異なる態様のものであることを説明するために掲載したものであり、平面図、斜視図、正面図、背面図などは図22〜図27とは細部において若干異なることになるが、ほぼ同様の厚み空間を確保すること、必要な大きさや形の開口部41と開口部42をほぼ同様に設ける必要があることなど、開閉の機構が異なることを除いて、図22〜図26で説明した保護カバーと同等の意義のものであるので、図22〜図26に相当する平面図、斜視図、正面図、背面図などは省略した。かかるタイプの保護カバーは、剛直で全く変形しない極めて硬い素材を除いて比較的固めの素材、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレン程度の硬さの合成樹脂や、それより硬い硬質合成樹脂(熱硬化性樹脂や硬質塩化ビニル樹脂なども含む)や金属などの比較的固めの素材で保護カバーを構成する場合にも比較的容易に適用可能な構造の保護カバーの一態様であるが、もちろん、弾性体や、軟質樹脂で作成してもよく、ペットに対し当たりが柔らかいという点で好ましい。
次に図27とほぼ同様の方向の断面の端面図のみで示した別の態様の保護カバーを図29に示した。図22〜図27、図28に示した保護カバーと、主に異なる点はヒンジ部などを用いず、おもて面パネルを取り外し可能にした態様の保護カバーである。図29において、図28のおもて面パネル45のヒンジ部51に相当する側とその反対の側の両方に雄フック部54b、54aを設け、これと対応する位置で裏面パネル46の側壁40に雌フック部55b、55aを設けて、それぞれ雄フック部54b、54aと雌フック部55b、55aとで係止可能にしたタイプであり、この両サイドの雄フック部と雌フック部とを係合させておもて面パネル45を裏面パネル46と一体にし、固定具などを保護カバー内にセットしたり取り外す際に雄フック部と雌フック部との係合をはずしておもて面パネル45を取り外しできるようにしてこれらの作業を容易にできるようにした保護カバーである。すなわちペットに首輪や胴輪ベルトと固定具を装着したまま保護カバーのみを取り外したり装着することができるタイプの保護カバーである。これも開閉の機構が図22〜図27に示した保護カバーと異なることを説明するために掲載したものであり、平面図、斜視図、正面図、背面図などは図22〜図27とは細部において若干異なることになるが、ほぼ同様の厚み空間を確保すること、開口部41や開口部42をほぼ同様に設ける必要があることなど、開閉の機構が異なることを除いて、図22〜図26で説明した保護カバーと同等の意義のものであるので、図22〜図26に相当する平面図、斜視図、正面図、背面図などは省略した。かかるタイプの保護カバーは、剛直で全く変形しなし極めて硬い素材を除いて比較的固めの素材、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレン程度の硬さの合成樹脂や、それより硬い硬質合成樹脂(熱硬化性樹脂や硬質塩化ビニル樹脂なども含む)や金属などの比較的固めの素材で保護カバーを構成する場合にも比較的容易に適用可能な構造の保護カバーの一態様であるが、もちろん、弾性体や、軟質樹脂で作成してもよく、ペットに対し当たりが柔らかいという点で好ましい。
また、図示していないが、保護カバーを伸縮性性のない布、革、合成皮革又は人工皮革などで作る場合には、通常1枚の連続したこれらのシートで、保護カバーを施すべき部分(固定具とそれに連なる首輪ベルトと胴輪ベルトの固定具近傍の部分、すなわち、例えば図3、図4等の保護カバー7で覆われる部分、ただし首輪ベルトと胴輪ベルトが保護カバー外に導出される開口部41や42に相当する側の部分を除く)を下側から表側にかけて包み、表側の当該シートの合わせ目を適宜の手段、例えば面状ファスナー、ファスナー(ジッパー)、ホック、ボタンなどで閉じるようなものとすることができる。当該シートの合わせ目は側面に設ける態様としてもよい。
また、例えば、図21〜28で示したようなタイプでおもて面パネルの一部を布、革、合成皮革又は人工皮革などの素材としたい場合には、おもて面パネルの外周近傍を枠状に比較的形態保持性のある材料、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレン程度の硬さの合成樹脂や、それより硬い硬質合成樹脂(熱硬化性樹脂や硬質塩化ビニル樹脂なども含む)や金属、セラミックスなどで構成し、当該枠に布、革、合成皮革又は人工皮革などのシート状素材を張設した構造としてもよい。
以上、保護カバーとして、少数の具体的態様を説明したが、保護カバーは、本発明の目的にかなうものであれば、これらの態様のものに限定されるものではない。
更に、以上で説明したような保護カバーは、例えば図5に示したように装飾用にアクセサリー(30a、30b、30cなど)を着脱可能に取り付けることを可能とするものが好ましい。
すなわち前記保護カバーが、保護カバーの外側面(図3Bの符号7aを付した側)にアクセサリーを着脱可能に取り付けられる取り付け受部を有する保護カバーである態様とすることが好ましい。
その一形態として、保護カバーの外側面に前記保護カバーのアクセサリー取り付け受部として、アクセサリーに形成されている取り付け用脚部先端の足部を挿入し係止するための穴を有する保護カバーが挙げられる。
かかる穴を有する保護カバーの具体的例としてそのおもて側から見た平面図を図6〜8に示した。もちろんこれらは少数の例であり、本発明の保護カバーがこれらのみに限定されるものではなく、本発明の趣旨に沿ってモディファイすることは自由である。もちろん例えば、図22〜28で説明したような保護カバーで、保護カバーの外側面にアクセサリーを着脱可能に取り付けられる取り付け受部を有する保護カバーにモディファイすることによってアクセサリーの取り付け、取り外しが容易な保護カバーとしてもよい。
図6に示された保護カバー7は、保護カバーの外側面に前記保護カバーのアクセサリー取り付け受部として、アクセサリーに形成されている取り付け用脚部先端の足部を挿入し係止するための穴22を有する保護カバーである。かかる保護カバーはその外側面に、例えば、図9に(A)〜(F)に示したようなアクセサリーに形成されている取り付け用脚部31の先端の足部32を挿入し係止するための穴22を複数個有する保護カバーである。図6に示された保護カバー7は、その外側面に丸い穴22が複数個設けられている。例えば、保護カバー7の少なくとも外側面が弾性ないし可とう性を有する材料で形成されている場合には、図9に示されたようなアクセサリーの少なくとも足部32は変形しない硬質の材料で形成されていてもよいし、一方、保護カバー7の外側面が弾性ないし可とう性を有しない硬質の材料で形成されている場合には、アクセサリーの少なくとも足部32はエラストマー、ゴム、弾性変形可能なプラスチックなどの弾性変形可能な足部32を有するアクセサリーを使用すればよい。もちろん保護カバー7もアクセサリーの少なくとも脚部と足部も共に弾性体や軟質樹脂などの弾性ないし可とう性を有する素材で作製されたものを使用することが好ましい。
穴の大きさは取り付けられるアクセサリー脚部が挿入可能でアクセサリーの足部32の大きさより若干小さくすることにより、アクセサリーを穴に嵌め込んだ後、足部32の大きさが相対的に穴の大きさより相対的に大きいので、足部の存在により、簡単に抜け落ちないようにするためである。足部32が前述のように弾性を有する場合には、力を加えて足部32を穴に強引に押し込むか、足部32を指でつまんで変形させて穴より足部32の径を小さくしておいて穴に足部32を挿入した後、足部32を保護カバーの外側面(図3Bの符号7で示される保護カバーの図の上側の部分7aに相当する部分)の裏側に突き出させて足部32の径を元に戻せばよいし、足部32が前述のように変形しない硬質の素材からなるものの場合には、少なくとも保護カバーの外側面が弾性ないし可とう性を有する材料で形成されている保護カバーを用いてアクセサリー足部32を穴に挿入する場合には保護カバーの外側面の穴を広げてアクセサリー足部32を保護カバーの外側面(図3Bの符号7で示される保護カバーの図の上側の部分7aに相当する部分)の裏側に突き出させて穴の径を元に戻せばよい。
アクセサリーの本体部30(図9参照)の形状は、アクセサリーとして使用するものであれば特に限定されるものではなく、図9(A)のハート形、図9(B)の星形、図9(C)の人の顔形、図9(D)の花形、図9(E)のテニスラケット形、図9(F)の動物の顔形、図示していないが、蝶、トンボ、カブトムシその他の虫類のキャラクター、ウサギ、パンダ、コアラ、鹿、牛、馬その他の哺乳動物のキャラクター、鳥類、カエル、亀、爬虫類、魚類などの各種動物を図案化したもの、イチゴ、りんご、オレンジ、木、野菜などの各種植物類を図案化したもの、サッカーボール、その他の運動用具を図案化したもの、人形、衣類、鍵、家その他各種の形のあるものを図案化したもの、場合により矢印、クエッションマークなどの記号類とか目玉を図案化したものや、文字などのようにアクセサリーとしてはあまり一般的には使用されていない形状のものなど、アクセサリーとして使用可能なものであれば何でもよいのである。アクセサリーの本体の材質は特に限定されず、ガラス、宝石、石、セラミックス、硬質プラスチック、軟質プラスチック、エラストマー、ゴム類(天然ゴム、シリコーンゴムその他の合成ゴムも含む)、木材、布、ぬいぐるみのような繊維製品などからなるものが使用できる。
図6の保護カバーは丸い穴22を複数個有するものを示したが、穴は1個でもよい。また穴の形は丸穴以外でもよく、穴を複数個有する場合には穴の形や大きさはそれぞれ異なった穴としてもよい。かかる態様の穴23を有する保護カバー7の別の一例としてそのおもて側から見た平面図を図7に示した。穴23(23a、23b、23c、23d、23e)のうち23aは、アクセサリーに形成されている取り付け用脚部31の脚部長手方向に垂直方向の断面形状と脚部先端の足部32の形状が丸い形状のアクセサリーを取り付ける場合の穴であり、例えば、図9の(A)〜(F)に示したようなアクセサリーを取り付けるのに好適な穴である。
図10にアクセサリーの脚部31と足部32の部分のみの部分斜視図の少数の例を示した。図10(A)が、取り付け用脚部31の脚部長手方向に垂直方向の断面形状が略三角形で、足部32の平面形状も略三角形の場合、図10(B)が、取り付け用脚部31の脚部長手方向に垂直方向の断面形状が略楕円形で、足部32の平面形状も略楕円形の場合、図10(C)が、取り付け用脚部31の脚部長手方向に垂直方向の断面形状が略正方形で、足部32の平面形状も略正方形の場合の例であるが、形状はその他の多角形、星型、不規則な形状など、本発明において支障を来たさない形状であれば自由に採用できる。
図7に示した保護カバーの穴が23bのような略三角形の穴の場合には例えば、図10(A)に示した脚部31の長手方向に垂直方向の断面形状が略三角形で、足部32の平面形状も略三角形のものを用いることが好適であり、保護カバーの穴が図7の23Cに示した略楕円形の穴の場合には、例えば、図10(B)に示した脚部31の長手方向に垂直方向の断面形状が略楕円形で、足部32の平面形状も略楕円形のものを用いることが好適であり、保護カバーの穴が図7の23dに示した略正方形の穴の場合には、例えば、図10(C)に示した脚部31の長手方向に垂直方向の断面形状が略正方形で、足部32の平面形状も略正方形のものを用いることが好適であるが、
着脱可能に、アクセサリーに形成されている取り付け用脚部先端の足部を保護カバーの穴に挿入し係止することが可能であれば、保護カバーの穴と脚部31の長手方向に垂直方向の断面形状および足部32の平面形状は、ほぼ同形状ないしは類似形状の組み合わせのみに限定されるものではない。なお、図7に示した保護カバーの穴23eはボタンを挿入し係止することが可能な穴であり、したがって、後述する図17で示す例のようにアクセサリーに形成されている保護カバーへの取り付け用部材がボタンの場合のボタン穴の例である。
次に図8は本発明の保護カバーの別の態様のおもて側から見た平面図である。保護カバー7の全体の外部形状がハート形になっている点を除いて他の部分は既に説明した態様の構造等を採用できる。このように保護カバーの全体の外部形状は、本発明のハーネスに使用する際にハーネスの機能を阻害しないものであって本発明の保護カバーとしての機能を発揮できるものであれば特に限定されるものではない。
図11に保護カバーの外側面にアクセサリーを着脱可能に取り付けられる取り付け受部を有する別の態様の保護カバーのおもて側から見た平面図を示した。
図11の保護カバー7の外側面にはホックの雄または雌ホック24(この例では雌ホック24aとした)が複数個取り付けられている。保護カバー7の少なくとも外側面が布などで形成されている場合に好適であるが、保護カバー7の少なくとも外側面が布に限定されるものではなく、ホックの取り付けが可能(例えば接着などで取り付け可能)であれば何ら布に限定されるものではなく、先に例示した素材で構成されるものの大部分が使用可能である。
この様な保護カバーに取り付けるアクセサリーとしては、例えばそのおもて面側の平面図が図14に示した蝶形のアクセサリー30dを使用する場合を例にとって説明すると、図15に示した当該蝶形のアクセサリー30dの裏側から見た底面図に示したように図11に示した保護カバーのホックと着脱可能に係止可能な対応する雌または雄ホック24(この例では雄ホック24bとした)を有するアクセサリー30dを使用することができる。アクセサリーの素材もホックが取り付け可能なものであれば特に限定されるものではない。
次に図12に保護カバーの外側面にアクセサリーを着脱可能に取り付けられる取り付け受部を有する更に別の態様の保護カバーのおもて側から見た平面図を示した。
図12の保護カバー7の外側面には面状ファスナーの雄ファスナー又は雌ファスナー25(この例では雌ファスナー25aとした)が複数個取り付けられている。保護カバー7の少なくとも外側面が布などで形成されている場合に好適であるが、保護カバー7の少なくとも外側面が布に限定されるものではなく、面状ファスナーの取り付けが可能(例えば接着などで取り付け可能)であれば何ら布に限定されるものではなく、先に例示した素材で構成されるものの大部分が使用可能である。
この様な保護カバーに取り付けるアクセサリーとしては、例えばそのおもて面側の平面図が図14に示した蝶形のアクセサリー30dを使用する場合を例にとって説明すると、図16に示した当該蝶形のアクセサリー30dの裏側から見た底面図に示したように図12に示した保護カバーの面状ファスナーと着脱可能に係止可能な対応する雌または雄の面状ファスナー25(この例では雄ファスナー25bとした)を有するアクセサリー30dを使用することができる。アクセサリーの素材も面状ファスナーが取り付け可能なものであれば特に限定されるものではない。
次に図13に保護カバーの外側面にアクセサリーを着脱可能に取り付けられる取り付け受部を有する更に別の態様の保護カバーのおもて側から見た平面図を示した。
図13の保護カバー7の外側面にはアクセサリーに設けられているボタンを挿入し係止するためのボタン穴26aが複数個開けられている。保護カバー7の少なくとも外側面が布などで形成されている場合に好適であるが、保護カバー7の少なくとも外側面が布に限定されるものではなく、ボタンを挿入し係止が可能な穴が形成できボタンを挿入し係止が可能な素材(例えばシート状弾性体、シート状軟質樹脂、革、合成皮革及び人工皮革など)であれば何ら布に限定されるものではない。
この様な保護カバーに取り付けるアクセサリーとしては、例えばそのおもて面側の平面図が図14に示した蝶形のアクセサリー30dを使用する場合を例にとって説明すると、図17に示した当該蝶形のアクセサリー30dの裏側から見た底面図に示したように図13に示した保護カバーのボタン穴26aに着脱可能に係止可能なボタン26bを有するアクセサリー30dを使用することができる。アクセサリーの素材もボタン26bの縫合などによる取り付けが可能なものであれば、例えば布、弾性体、軟質樹脂、革、合成皮革及び人工皮革など、特に限定されるものではない。
次に特に図示していないが、保護カバーの外側面にアクセサリーを着脱可能に取り付けられる取り付け受部として、前述したような穴、雄又は雌ホック、雄又は雌の面状ファスナーなど、アクセサリー自体に形成された連結具と組となって結合するための特定の連結機構は前記取り付け受部に持たないが、保護カバーの外側面が、安全ピンなどの止めピンや針と糸を通すことができる素材、例えば、布、シート状弾性体、シート状軟質樹脂、革、合成皮革及び人工皮革などで前記ピンを刺すことができ又は針と糸を通すことができる素材で構成されているだけのアクセサリー取り付け受部を有する保護カバーでもよい。
この様な保護カバーに取り付けるアクセサリーとしては、例えばそのおもて面側の平面図が図14に示した蝶形のアクセサリー30dを使用する場合を例にとって説明すると、図18に示した当該蝶形のアクセサリー30dの裏側から見た底面図に示したように、このアクセサリーは、その裏側面に安全ピン27などの止めピンが形成されており、かかるアクセサリーの場合に、当該安全ピンなどの止めピンを保護カバーの外側面に差し込んで止めることもできる。
また、図示していないが、アクセサリーが針と糸が通る素材で構成されているか、又は、針と糸が通らない素材で構成されているがアクセサリー下面側に針と糸を通すための針穴が形成されているアクセサリーを用いる場合には、針と糸で当該アクセサリーを前記保護カバーの外側面に縫着により取り付けることも可能である。
また、図示していないが、アクセサリーが針と糸が通る素材で構成されているか、又は、針と糸が通らない素材で構成されているがアクセサリー下面側に針と糸を通すための針穴が形成されているアクセサリーを用いる場合であって、保護カバー7の外側面が、安全ピンなどの止めピンや針と糸をそのままでは通すことができない硬質の素材で形成されている場合には、アクセサリーの取り付け受部として止めピンのピンや針と糸を通すことができる穴が形成されている保護カバーの外側面とするか、保護カバーの外側面に止めピンのピンや針と糸を通すことができる穴を有する突起が形成されている保護カバーを用いる場合は、上述のようなアクセサリーが針と糸が通る素材で構成されているか、針と糸が通らない素材で構成されているがアクセサリー下面側に針と糸を通すための針穴が形成されているアクセサリー又は裏側面に安全ピンなどの止めピンが形成されているアクセサリーを当該保護カバーに取り付けることもできる。
なお、上記の説明は、一例としてアクセサリー本体が蝶であるアクセサリーの場合を例に挙げて説明したが、アクセサリー本体の形状は、何ら蝶に限定されるものではなく、蝶以外の各種のものが使用できることは前述した通りである。
次に、首輪及び/又は胴輪は編み物、織物、組み紐などの布製ベルト、革製ベルト、樹脂製ベルト、合成皮革や人工皮革のベルトを使用できる。
以下、実施例を用いてさらに具体的に本発明を説明する。なお、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
本発明の一実施例のハーネスを図面により説明する。図1は本発明の一実施例におけるハーネス10を犬に装着したときの正面図、図2は同、脱離するときの正面図、図3Aは同、固定具(固定プレート)9の部分の拡大図、図3Bは同、図3AのI−I断面図である。このハーネス10は、首輪1と胴輪4を図3Aに示す固定具9を使用して背中部で一体化している。首輪1には長さ調節具2及びバックルタイプの連結具3を設け、胴輪4にも長さ調節具5及びバックルタイプの連結具6を設けている。固定具9は、図3Bに示すように保護カバー7によって覆われている。保護カバー7は軟質塩化ビニル樹脂製とし、固定具9に嵌め込む際に、保護カバー7の弾力性を利用し、保護カバー7を引き伸ばして固定具9に嵌め込んで、セットした。
図3Aに示す固定具9は、金属製とし、胴輪4と略平行に位置するスリット孔A11と、スリット孔A11と所定の角度で対称となる位置に2つのスリット孔B,C(12,13)を設けている。前記において、所定の角度とは挟角αが15〜75°の範囲が好ましく、さらに好ましくは挟角αが20〜70℃である。本実施例では挟角αを各々30°とした。そして、スリット孔A11に胴輪4に固定したベルト14を固定し、スリット孔B,C(12,13)に首輪用ベルト1a,1b(1)を各々固定した。固定は縫製によった。
また、固定具9と胴輪4との間のベルト14に、引き紐を接続するためのDリング8を通して固定した。首輪1及び胴輪4は幅1〜3cm、厚さ1〜5mmの織物紐とした。
これにより、首輪1も胴輪4も一回長さ調節すれば、次に装着するときは調節しなくてもよかった。装着と脱離は、図2に示すようにバックルタイプの連結具3の雄3aと雌3b、及び同連結具6の雄6aと雌6bを結合又は脱離させるだけでできた。また、首輪1と胴輪4は、犬の背中部に配置した固定具9に各々結合させて一体化し、固定具9は保護カバー7によって覆ったことにより、固定具9は剥き出しにならず、犬の皮膚に食い込むことも、毛を痛めることもなかった。また、犬にかかる力の分散が均一で犬を傷めることもなかった。
保護カバー7は固定具9を露出させないように、両面を覆うようにした。また、保護カバー7の外側には、ペットの愛称、所有者の氏名、住所、電話番号などを油性ペンなどで記入できるようにし、迷子札として使用した。
(実施例2)
本実施例は、図4Aに示すように、実施例1の固定具(固定プレート)に換えて、金属製のOリング15を固定具として使用した例である。このOリング15には、首輪1a,1bと固定ベルト14を縫製により固定し、図示してないが、実施例1と同様に両面に保護カバー7を被せた。このようにして作製したハーネスは、犬の皮膚や毛を傷めることなく、脱着が容易で、散歩に便利であった。
(実施例3)
本実施例は、図4Bに示すように、実施例1の固定具(固定プレート)に換えて、金属製の固定プレート16を固定具として使用した例である。この固定プレート16のスリット孔17には固定ベルト14を縫製により固定し、スリット孔18には首輪1a,1bを縫製により固定し、図示してないが、実施例1と同様に両面に保護カバー7を被せた。このようにして作製したハーネスは、犬の皮膚や毛を傷めることなく、脱着が容易で、散歩に便利であった。
(実施例4)
本実施例は、図5に示すように保護カバーにアクセサリーを取り付けた状態のハーネスの実施例を示す。実施例1の保護カバー7を、図6で示した保護カバーの外側面に前記保護カバーのアクセサリー取り付け受部として、アクセサリーに形成されている取り付け用脚部先端の足部を挿入し係止するための穴22を有する軟質塩化ビニル樹脂で作られた保護カバーを用い、図5に示すように、図9(B)で示した取り付け用脚部31とその先端に足部32を有する星形のアクセサリー30b、図9(A)で示した取り付け用脚部31とその先端に足部32を有するハート形のアクセサリー30a、図9(C)で示した取り付け用脚部31とその先端に足部32を有する人の顔形のアクセサリー30c(いずれのアクセサリーも合成ゴム製)をそれぞれ足部32をつまんで弾性変形させてアクセサリー取り付け受部の穴22より足部32の径を小さくしておいて穴22に足部32を挿入した後、足部32を保護カバーの外側面の裏側に突き出させて足部32の径が弾性により元に戻った状態にして、各穴にそれぞれアクセサリー30b、30a、30cを取り付けた点を除いて、他の構成は実施例1と同一とした。このようにして作製したハーネスは、犬の皮膚や毛を傷めることなく、脱着が容易で、散歩に便利であると共に、趣味に応じてアクセサリーを取り付けることができ、アクセサリーの交換も容易であり、ペットにあまり負担をかけずに装飾をほどこすことができた。
以上のとおり、本発明の実施例のハーネスは、ペットの皮膚や毛を傷めることなく、ペットへの脱着が容易で、散歩に便利なハーネスとすることができる。
また、保護カバーがアクセサリー取り付け可能な態様である場合には、ペットにあまり負担をかけずにアクセサリーを取り付けて楽しむことができる。
1,1a,1b 首輪
2,5 長さ調節具
3,6 連結具
3a,6a 連結具の雄
3b,6b 連結具の雌
4 胴輪
7 保護カバー
8 Dリング
9,16 固定具(固定プレート)
10 ハーネス
11,12,13,17,18 スリット孔
14 固定ベルト
15 固定具(Oリング)
22 アクセサリーに形成されている取り付け用脚部31の先端の足部32を挿入し係止するための穴
23(23a、23b、23c、23d、23e) アクセサリーに形成されている取り付け用脚部31の先端の足部32を挿入し係止するための穴
24 ホック(24a 雌ホック、24b 雄ホック)
25 面状ファスナー(25a 雌ファスナー、25b 雄ファスナー)
26a ボタン穴
26b ボタン
27 安全ピン
30 アクセサリーの本体部
30a、30b、30c アクセサリー
30d 蝶形のアクセサリー
31 アクセサリーの取り付け用脚部
32 足部
40 側壁
41 開口部
42 開口部
44 ヒンジ芯棒とバネの埋め込み部
45 おもて面パネル
46 裏面パネル
47 ヒンジ芯棒
48 バネ
49 ヒンジ芯棒とバネの埋め込み部
51 ヒンジ部
52 雄フック部
53 雌フック部
54a、54b 雄フック部
55a、55b 雌フック部

Claims (10)

  1. ペットに装着するための、第1の首輪用ベルトと第2の首輪用ベルトとより構成される首輪と胴輪をペットの背中側だけで一体化したペット用ハーネスであって、
    前記首輪に、前記第1の首輪用ベルトの長さを調節する第1の長さ調節具と、当該第1の首輪用ベルトと前記第2の首輪用ベルトとを連結する第1の連結具を設け、
    前記胴輪に、その長さを調節する第2の長さ調節具と、当該胴輪の両端部を連結する第2の連結具を設け、
    前記第1の首輪用ベルト及び前記第2の首輪用ベルトと前記胴輪は、ペットの背中部に配置した固定具に各々結合させ、
    前記固定具は保護カバーによって覆われており、
    (a)前記固定具は金属製プレートであり、前記胴輪と略平行に位置するスリット孔Aと、前記スリット孔Aと所定の角度で対称となる位置に2つのスリット孔B,Cを設け、
    前記スリット孔Aに前記胴輪に縫製により固定したベルトを固定し、
    前記スリット孔B,Cに前記第1の首輪用ベルト及び前記第2の首輪用ベルトを各々固定しているか、
    又は、
    (b)前記固定具は、金属製プレートであり、前記胴輪と略平行に位置する2つのスリット孔を設け、前記胴輪に近いスリット孔に前記胴輪に縫製により固定したベルトを固定し、
    前記胴輪から遠いスリット孔に前記第1の首輪用ベルト及び前記第2の首輪用ベルトを各々固定しているか、
    又は、
    (c)前記固定具は、前記胴輪に縫製により固定したベルトを固定し、かつ第1の首輪用ベルト及び前記第2の首輪用ベルト各々固定した1つの金属製リングである
    ことを特徴とするペット用ハーネス。
  2. 前記固定具と前記胴輪との間に、引き紐を接続するためのリングを設けた請求項1に記載のペット用ハーネス。
  3. 前記保護カバーは、弾性体、軟質樹脂、布、革、合成皮革及び人工皮革から選ばれる少なくとも一つである請求項1〜2の何れか1項に記載のペット用ハーネス。
  4. 前記保護カバーが、保護カバーの外側面にアクセサリーを着脱可能に取り付けられる取り付け受部を有する保護カバーである請求項1〜3の何れか1項に記載のペット用ハーネス。
  5. 前記保護カバーのアクセサリー取り付け受部が、アクセサリーに形成されている取り付け用脚部先端の足部を挿入し係止するための穴である請求項4に記載のペット用ハーネス。
  6. 前記保護カバーのアクセサリー取り付け受部が、アクセサリーに形成されている取り付け用ボタンを挿入し係止するためのボタン穴である請求項4に記載のペット用ハーネス。
  7. 前記保護カバーのアクセサリー取り付け受部が、アクセサリーに形成されている取り付け用ホックの雄ホック又は雌ホックと着脱可能に係止するための対応する雌ホック又は雄ホックである請求項4に記載のペット用ハーネス。
  8. 前記保護カバーのアクセサリー取り付け受部が、アクセサリーに形成されている取り付け用面状ファスナーの雄ファスナー又は雌ファスナーと着脱可能に係止するための対応する雌ファスナー又は雄ファスナーである請求項4に記載のペット用ハーネス。
  9. 前記保護カバーの少なくとも外側面の素材が、アクセサリーに形成されている取り付け用止めピンが差込可能な素材からなる請求項1〜3の何れか1項に記載のペット用ハーネス。
  10. 保護カバーの外側面に更にアクセサリーが取り付けられている請求項1〜3の何れか1項に記載のペット用ハーネス。
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