JP2002204277A - 通信システム、サーバ装置、クライアント装置及び記録媒体 - Google Patents

通信システム、サーバ装置、クライアント装置及び記録媒体

Info

Publication number
JP2002204277A
JP2002204277A JP2000403242A JP2000403242A JP2002204277A JP 2002204277 A JP2002204277 A JP 2002204277A JP 2000403242 A JP2000403242 A JP 2000403242A JP 2000403242 A JP2000403242 A JP 2000403242A JP 2002204277 A JP2002204277 A JP 2002204277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
communication line
server device
client device
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000403242A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Yamamoto
考伸 山本
Masafumi Kikuchi
雅史 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Kansai Inc
Original Assignee
NTT Docomo Kansai Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Kansai Inc filed Critical NTT Docomo Kansai Inc
Priority to JP2000403242A priority Critical patent/JP2002204277A/ja
Publication of JP2002204277A publication Critical patent/JP2002204277A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線を介してサーバ装置からクライアン
ト装置へデータを送信する場合に、サーバ装置からクラ
イアント装置へ通信回線の接続要求を行うことが可能で
ある通信システムの提供。 【解決手段】 サーバ装置30は、ユーザ情報一覧30
cと、該ユーザ情報一覧30cを参照してDoPa端末D2
との接続状態を確認するための接続状態確認プログラム
30fと、PC20との間でPPP接続を確立するため
の接続要求プログラム30eとを備え、また、クライア
ント装置であるPC20は、前記サーバ装置30の発信
者番号に基づきPPP接続すべきか否かを判断する接続
判断プログラム20fと、サーバ装置30からのダイヤ
ルアップに応じてPPP接続を確立するための回線接続
プログラム20gと、前記ダイヤルアップをトリガとし
て接続判断プログラム20f及び回線接続プログラム2
0gを起動させる起動プログラム20hとを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
サーバ装置からクライアント装置へデータを送信する場
合に、サーバ装置からクライアント装置へ通信回線の接
続要求を行う通信システム、該通信システムに用いるサ
ーバ装置、クライアント装置及びコンピュータを前記ク
ライアント装置として機能させるためのコンピュータプ
ログラムが記録された記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ローカルなコンピュータ通信網を
通信回線で接続してネットワーク化したインターネット
を介する情報通信が益々普及している。コンピュータ通
信網を利用する場合、ユーザは最寄りのプロバイダ(コ
ンピュータ通信網への接続業者)が有するアクセスポイ
ントまでの通信費用(回線使用料及びプロバイダへの接
続費用)を負担するだけで、日本国内のみならず全世界
のサーバ装置とユーザの所有するクライアント装置との
間において情報通信をすることができる。
【0003】インターネットを利用した従来の通信シス
テムでは、観測データ、計測データ、電子メール等の各
種データは、情報提供側クライアント装置からインター
ネットを介してサーバ装置へ送信される。該サーバ装置
は前記データを保存し、情報要求側クライアント装置が
ダイヤルアップすることにより情報要求側クライアント
装置と前記サーバ装置との間の通信回線が接続された場
合に、前記サーバ装置に保存されたデータのうち情報要
求側クライアント装置へ送信すべきデータが送信され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信システムにおいて情報要求側クライアント装置がデ
ータを受信することができるのは、情報要求側クライア
ント装置からのダイヤルアップにより該クライアント装
置とプロバイダが備えるサーバ装置との間の通信回線が
接続されている場合に限られる。従って、情報要求側ク
ライアント装置を有するユーザが、該クライアント装置
宛に送信されたデータがサーバ装置に存在するか否かを
確認するためには、その都度自ら前記サーバ装置との間
の通信回線を接続する必要がある。また、大多数の一般
ユーザのようにクライアント装置とサーバ装置との間に
おいて公衆回線により接続する場合は、回線使用料が課
金されるため、情報要求側クライアント装置宛のデータ
が存在しなかった場合などは回線使用料が無駄になる。
【0005】さらに、緊急の電子メールを送信する場
合、経時的データを逐次配信する場合などには、情報要
求側クライアント装置とサーバ装置との間において常時
通信回線を接続しておかなければ、情報要求側クライア
ント装置においてリアルタイムにデータを受信すること
はできず、多額の回線使用料が課金されることになる。
【0006】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、通信回線を介してサーバ装置からクライアント
装置へデータを送信する場合に、サーバ装置は、該サー
バ装置とクライアント装置との間において通信回線が接
続されているか否かを確認し、接続されていない場合は
サーバ装置からの接続要求により該サーバ装置とクライ
アント装置との間の通信回線を接続する構成となすこと
により、クライアント装置からの接続要求の有無に拘わ
らず、サーバ装置からクライアント装置へデータを送信
することができ、クライアント装置宛のデータがサーバ
装置に存在するか否かを自ら確認する必要がなく、リア
ルタイムにデータを受信でき、必要以上に多額の回線使
用料を課金されることのないサーバ装置、クライアント
装置、通信システム及びコンピュータを前記クライアン
ト装置として機能させるためのプログラムが記録された
記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】また、クライアント装置は、サーバ装置か
ら送信された接続要求信号に基づき、前記クライアント
装置と前記サーバ装置との間において通信回線を接続す
べきか否かを判断する構成となすことにより、情報通信
時におけるセキュリティを確保することができるクライ
アント装置、通信システム及びコンピュータを前記クラ
イアント装置として機能させるためのプログラムが記録
された記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る通信シス
テムは、通信回線を介し、サーバ装置からクライアント
装置へデータを送信すべくなしてある通信システムにお
いて、前記サーバ装置は、前記クライアント装置との間
にて前記通信回線を接続するための接続要求信号を送信
する手段を備え、前記クライアント装置は、前記接続要
求信号を受信する受信手段と、前記接続要求信号に基づ
き前記通信回線を接続するか否かを判断する判断手段
と、該判断手段により前記通信回線を接続すると判断し
た場合に前記通信回線をデータの送受信が可能な状態に
する回線接続手段とを備えることを特徴とする。
【0009】第2発明に係る通信システムは、第1発明
に係る通信システムにおいて、前記サーバ装置は、前記
クライアント装置との間にて前記通信回線がデータを送
受信可能な状態であるか否かを確認するための確認手段
を更に備えることを特徴とする。
【0010】第3発明に係る通信システムは、第1発明
又は第2発明に係る通信システムにおいて、前記クライ
アント装置は、前記接続要求信号をトリガとし、前記判
断手段及び前記回線接続手段を起動させる起動手段を更
に備えることを特徴とする。
【0011】第4発明に係るサーバ装置は、通信回線を
介してデータを送信すべくなしてあるサーバ装置におい
て、通信回線を接続するために接続要求信号を送信する
手段を備えることを特徴とする。
【0012】第5発明に係るサーバ装置は、第4発明に
係るサーバ装置において、通信回線がデータを送受信可
能な状態であるか否かを確認する手段を更に備えること
を特徴とする。
【0013】第6発明に係るクライアント装置は、通信
回線を介してデータを受信すべくなしてあるクライアン
ト装置において、通信回線の接続を要求する接続要求信
号を受信した場合に、該接続要求信号に基づき、前記通
信回線を接続するか否かを判断する判断手段と、該判断
手段により前記通信回線を接続すると判断した場合に前
記通信回線をデータの送受信が可能な状態にする回線接
続手段とを備えることを特徴とする。
【0014】第7発明に係るクライアント装置は、第6
発明に係るクライアント装置において、前記接続要求信
号をトリガとし、前記判断手段及び前記回線接続手段を
起動させる起動手段を更に備えることを特徴とする。
【0015】第8発明に係る記録媒体は、コンピュータ
に、通信回線を介して送信されたデータを受信させるコ
ンピュータプログラムが記録されている、コンピュータ
での読み取りが可能な記録媒体において、コンピュータ
に、サーバ装置とクライアント装置との間にて通信回線
を接続するために前記サーバ装置が送信した接続要求信
号に基づき、前記通信回線を接続するか否かを判断させ
る第1プログラムコード手段と、コンピュータに、前記
判断により前記通信回線を接続すると判断した場合に、
前記通信回線をデータの送受信が可能な状態にさせる第
2プログラムコード手段とを含むコンピュータプログラ
ムが記録してあることを特徴とする。
【0016】第9発明に係る記録媒体は、第8発明に係
る記録媒体において、コンピュータに、前記接続要求信
号をトリガとし、前記第1プログラムコード手段及び前
記第2プログラムコード手段を起動させる第3プログラ
ムコード手段を更に含むコンピュータプログラムが記録
してあることを特徴とする。
【0017】第1発明に係る通信システムによる場合
は、サーバ装置はクライアント装置との間において通信
回線を接続するために接続要求信号を送信し、クライア
ント装置は該接続要求信号に基づき前記通信回線を接続
するか否かを判断し、接続すると判断した場合に前記通
信回線を接続するため、クライアント装置からの接続要
求の有無に拘わらず、サーバ装置からクライアント装置
へデータを送信することができる。また、送信すべきデ
ータが存在する場合にのみサーバ装置により通信回線を
接続することができ、クライアント装置から通信回線を
接続した場合に生じる必要以上の回線使用料の支払いを
回避することができる。
【0018】第2発明に係る通信システムによる場合
は、サーバ装置とクライアント装置との間において通信
回線が接続されているか否かを前記サーバ装置が確認す
るため、サーバ装置からクライアント装置へデータを送
信する際に、前記サーバ装置が接続要求信号を送信すべ
きか否かを判断することができる。
【0019】第3発明に係る通信システムによる場合
は、接続要求信号をトリガとし、判断手段及び回線接続
手段を起動させるため、クライアント装置において前記
判断手段及び回線接続手段が常時起動していない場合で
あっても、サーバ装置とクライアント装置との間にて通
信回線を接続し、データの送受信をすることができる。
【0020】第4発明に係るサーバ装置による場合は、
通信回線を接続するために接続要求信号を送信するた
め、クライアント装置からの接続要求の有無に拘わら
ず、前記通信回線を接続することができる。
【0021】第5発明に係るサーバ装置による場合は、
通信回線が接続されているか否かを確認するため、サー
バ装置からクライアント装置へデータを送信する際に、
接続要求信号を送信すべきか否かを判断することができ
る。
【0022】第6発明に係るクライアント装置及び第8
発明に係る記録媒体による場合は、接続要求信号に基づ
き通信回線を接続するか否かを判断し、接続すると判断
した場合に前記通信回線を接続するため、特定のサーバ
装置からの接続要求にのみ応答し、通信時におけるセキ
ュリティを確保することができる。
【0023】第7発明に係るクライアント装置及び第9
発明に係る記録媒体による場合は、接続要求信号をトリ
ガとして判断手段及び回線接続手段を起動させるため、
前記判断手段及び回線接続手段を常時起動していない場
合であっても、サーバ装置からの接続要求に応答し、通
信回線を接続し、データを受信することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明に
係るサーバ装置、クライアント装置、通信システム及び
記録媒体についてその実施の形態を示す図面に基づいて
詳述する。図1は、本発明に係るサーバ装置、クライア
ント装置、これを用いた通信システム及び記録媒体の構
成を示す模式図である。図中30は、本発明に係るサー
バ装置であり、本実施の形態では、(株)NTTドコモ
が提供するサービスである「DoPa」のセンタに備えられ
ている。
【0025】DoPaは、(株)NTTドコモが提供する通
信網であるDoPa網40,40を通じ、前記センタを介す
ることにより、PPP接続されたDoPa専用のDoPa端末D
1,D2間においてパケット通信による情報伝送サービ
スを提供するものである。DoPa端末D1,D2には固定
のIPアドレスが割り当てられており、また、DoPa端末
D1は、売上げ、機械故障等に関する情報を提供する情
報提供装置を備えた自動販売機10と接続され、DoPa端
末D2は、前記情報を蓄積・管理するコンピュータから
なる本発明に係るクライアント装置(PC)20と接続
されている。
【0026】自動販売機10は、CPU10aと、売上
げ、機械故障等に関するデータを一時的に記憶するRA
M10bと、DoPa端末D1を通じて前記データを送信す
る際に、サーバ装置30との間においてPPP接続を確
立するための接続要求プログラム10dが格納されたハ
ードディスク(HD)10cとを内蔵している。
【0027】サーバ装置30は、CPU30aと、DoPa
網40を介して自動販売機10及びその他の情報提供装
置から受信したデータ並びにDoPa端末D2との接続状態
を示すユーザ情報一覧30c等を記憶するRAM30b
と、HD30dとを格納している。図2は前記ユーザ情
報一覧30cを示す模式図であり、該ユーザ情報一覧3
0cには、DoPa端末のIPアドレス、ダイヤル番号及び
接続状態が記録され、管理されている。また、前記HD
30dは、DoPa端末D2を通じてPC20へデータを送
信する際に、ダイヤルアップしてPC20と自装置との
間においてPPP接続を確立するための接続要求プログ
ラム30eと、前記ユーザ情報一覧30cを参照してDo
Pa端末D2との接続状態を確認するための接続状態確認
プログラム30fとを格納している。
【0028】PC20は、CPU20aと、DoPa網40
を介してサーバ装置30から送信されたデータを一時的
に記憶するRAM20bと、CD−ROM又はフレキシ
ブルディスク等であり後述するプログラムが記録されて
いる本発明に係る記録媒体である可搬型記録媒体100
から前記プログラムを読み取るための外部記憶装置20
cと、該外部記憶装置20cにより読み取ったプログラ
ムを格納するHD20dとを備えている。
【0029】前記可搬型記録媒体100には、前記サー
バ装置30から送信されたデータを受信・管理するデー
タ管理プログラム20eの他、接続判断プログラム20
f、回線接続プログラム20g及び起動プログラム20
hが記憶されている。前記接続判断プログラム20f
は、サーバ装置30からのダイヤルアップにおける発信
者番号に基づきPPP接続を確立すべきか否かを判断す
るプログラムであり、回線接続プログラム20gは、前
記接続判断プログラム20fによりPPP接続を確立す
べきと判断した場合に、サーバ装置30からのダイヤル
アップに応じてPPP接続を確立すると共に前記データ
管理プログラム20eを起動させるためのプログラムで
あり、起動プログラム20hは、サーバ装置30からの
ダイヤルアップをトリガとして前記接続判断プログラム
20f及び回線接続プログラム20gを起動させるプロ
グラムであり、PC20がDoPa端末D2と接続されてい
る間、前記起動プログラム20hはHD20dからRA
M20bへ読み込まれて起動状態にある。
【0030】次に、サーバ装置30を介して自動販売機
10からPC20へデータを送信する手順について説明
する。図3は、本実施の形態に係る通信システムでのデ
ータ送信における処理手順を説明するためのフローチャ
ートである。自動販売機10は、商品の購買、故障の発
生の度に、売上げ、故障等に関するデータをRAM10
bに記憶し、接続要求プログラム10dによりサーバ装
置30との間にPPP接続を確立する。PPP接続が確
立されたDoPa網40を介し、自動販売機10は前記デー
タと、送信先を指定するためのDoPa端末D2のIPアド
レス(172.16.1.1)に関するデータとを含む提供データ
をサーバ装置30へ送信する。なお、DoPa端末D1から
サーバ装置30への送信は、一定時間経過毎、所定容量
のデータ蓄積毎、又は、故障の発生毎等、所定のタイミ
ングにより行う。
【0031】着信待機状態(S10)であったサーバ装
置30は、自動販売機10から前記提供データを受信し
た場合(S11)、接続状態確認プログラム30fによ
り、前記提供データ内に含まれるIPアドレスに関する
データに基づき、ユーザ情報一覧30cを参照し(S1
2)、DoPa端末D2とサーバ装置30との間に回線接続
(PPP接続)が確立されているか否かを判断する(S
13)。DoPa端末D2とサーバ装置30との間にPPP
接続が確立されていない場合は、接続要求プログラム3
0eにより、前記ユーザ情報一覧30cにおいてDoPa端
末D2のIPアドレスに対応するダイヤル番号(090-11
11-1111 )へダイヤルアップする(S14)。
【0032】着信待機状態(S20)であったDoPa端末
D2に対し、サーバ装置30からダイヤルアップがあっ
た場合(S21)、ダイヤルアップ信号(接続要求信
号)がDoPa端末D2からPC20へ与えられ、該ダイヤ
ルアップ信号をトリガとし、起動プログラム20hは接
続判断プログラム20f及び回線接続プログラム20g
を起動させる(S22)。接続判断プログラム20f
は、予め登録されているサーバ装置の番号を参照し、サ
ーバ装置30の発信者番号に関する情報に基づきPPP
接続を確立するか否かを判断する(S23)。前記発信
者番号が予め登録されている番号と一致する場合は、デ
ータ管理プログラム20eを起動させる(S24)と共
に、回線接続プログラム20gによりPPP接続を開始
する(S25)。前記発信者番号が予め登録されている
番号と一致しない場合(S23)、又はPPP接続に失
敗した場合(S26)は、再び着信待機状態となる(S
20)。
【0033】PPP接続に成功し(S26)、PC20
から送信したPPP接続完了通知(S27)をサーバ装
置30が受信した場合(S15)、又は、サーバ装置3
0においてユーザ情報一覧30cを参照した結果、DoPa
端末D2との間において既にPPP接続が確立している
と判明した場合(S13)、サーバ装置30は提供デー
タをPC20へ送信する(S16)。PC20は前記提
供データを受信・管理し(S28)、回線接続プログラ
ム20gによりサーバ装置との間のPPP接続を切断す
る(S29)。
【0034】本実施の形態に係るサーバ装置、クライア
ント装置、通信システム及び記録媒体では、サーバ装置
からDoPa端末へダイヤルアップし、サーバ装置とDoPa端
末との間にPPP接続を確立するため、DoPa端末からの
ダイヤルアップの有無に拘わらず、任意時にサーバ装置
からDoPa端末を経てクライアント装置であるPCへデー
タを送信することができる。また、サーバ装置からのダ
イヤルアップにおける発信者番号に基づき、PCはサー
バ装置とDoPa端末との間にPPP接続を確立するか否か
を判断するため、予め登録したサーバ装置以外からの接
続要求を拒否し、通信におけるセキュリティを確保する
ことができる。
【0035】なお、情報提供装置としては、本実施の形
態に示す自動販売機の他、DoPa専用の端末である「エク
シーレ」を用い、ユーザが該エクシーレを操作して作成
したメールを提供データとして送信する場合であっても
同様の効果を奏することができる。但しこの場合、エク
シーレはメールの他に送信先を特定する情報としてDoPa
端末D2のダイヤル番号に関するデータをサーバ装置3
0へ送信する。また、サーバ装置30が備えるユーザ情
報一覧30cには、DoPa端末のダイヤル番号及び接続状
態が記憶されている。
【0036】更に、テーマパーク内を走行する無人自動
車を情報提供側とし、無人自動車の位置、燃料の残数等
をデータとして送信し、又は、マンホール内の水位測定
装置を情報提供側とし、水位データを送信するなどの場
合であっても同様の効果を奏することができる。
【0037】(実施の形態2)図4は、本発明に係るサ
ーバ装置、クライアント装置、これを用いた通信システ
ム及び記録媒体の他の構成を示す模式図である。図中2
00は、インターネット300と接続されたインターネ
ットサービスプロバイダ(ISP)であり、本発明に係
るサーバ装置として後述する情報送信サーバ装置31及
びダイヤルアップサーバ装置51を備え、公衆回線41
を通じて情報を提供すべく、本発明に係るクライアント
装置でありデータ送信を要求するPC21と接続されて
いる。
【0038】前記情報送信サーバ装置31は、CPU3
1aと、PC21のダイヤル番号、接続状態及びPC2
1が要求するデータの種類等を記憶するユーザ情報一覧
31c及びインターネット300を介して得たデータ等
を記憶するRAM31bと、前記ユーザ情報一覧31c
を参照してPC21との接続状態を確認する接続状態確
認プログラム31eを格納しているHD31dとを備え
ている。図5は、前記ユーザ情報一覧31cを示す模式
図であり、PC21を含む多数のコンピュータとの接続
状態及び該コンピュータが要求するデータの種類が、公
衆回線を介して該コンピュータに接続するためのダイヤ
ル番号に対応して記憶されており、前記データは予め前
記コンピュータにより登録されている。
【0039】前記ダイヤルアップサーバ装置51は、C
PU51aと、該CPU51aが行う演算処理中に生じ
るデータ等を一時的に記憶するRAM51bと、PC2
1へ情報を提供する際に、ダイヤルアップしてPC21
との間においてPPP接続を確立するための接続要求プ
ログラム51dを格納しているHD51cとを備えてい
る。
【0040】また、前記PC21は、CPU21aと、
該CPU21aでの処理中に生じるデータ等を一時的に
記憶するRAM21bと、CD−ROM又はフレキシブ
ルディスク等であり本発明に係る記録媒体である可搬型
記録媒体101から後述するプログラムを読み取るため
の外部記憶装置21cと、該外部記憶装置21cにより
読み取ったプログラムを格納するHD21dとを備えて
いる。前記可搬型記録媒体101には、実施の形態1と
同様にデータ管理プログラム21e、接続判断プログラ
ム21f、回線接続プログラム21g、及び起動プログ
ラム21h等が記憶され、本実施の形態において前記起
動プログラム21hはHD21dからRAM21bへ読
み込まれて起動状態にある。
【0041】次に、ISP200からPC21へデータ
を送信する手順について説明する。図6は、本実施の形
態に係る通信システムでのデータ送信における処理手順
を説明するためのフローチャートである。着信待機状態
にある情報送信サーバ装置31は(S30)、PC21
が要求しており予め登録されたデータ(例えば、「ニュ
ース希望」)に一致するデータを受信した場合(S3
1)、ユーザ情報一覧31cを参照し(S32)、前記
データの要求元であるPC21のダイヤル番号(06-111
1-1111)に基づき、PC21との間において回線接続
(PPP接続)が確立されているか否かを判断する(S
33)。PC21とISP200との間にPPP接続が
確立されていない場合は、ダイヤルアップサーバ装置5
1へ接続要求をし(S34)、該ダイヤルアップサーバ
装置51は接続要求プログラム51dにより、PC21
の前記ダイヤル番号へダイヤルアップする(S40)。
【0042】着信待機状態(S50)であったPC21
に対し、ダイヤルアップサーバ装置51からダイヤルア
ップがあった場合(S51)、該ダイヤルアップ信号を
トリガとして起動プログラム21hは接続判断プログラ
ム21f及び回線接続プログラム21gを起動させる
(S52)。接続判断プログラム21fは、ダイヤルア
ップサーバ装置51の発信者番号が、接続しても良いサ
ーバ装置として予め登録されているか否かを判断し(S
53)、登録されている場合はデータ管理プログラム2
1eを起動させる(S54)と共に、PPP接続を開始
する(S55)。前記発信者番号が登録されていない場
合(S53)、又はPPP接続に失敗した場合(S5
6)は、再び着信待機状態となる(S50)。
【0043】PPP接続に成功した場合(S56)、P
C21はPPP接続完了通知をダイヤルアップサーバ装
置51へ送信し(S57)、該PPP接続完了通知を受
信した(S41)前記ダイヤルアップサーバ装置51
は、情報送信サーバ装置31へ接続完了通知を送信する
(S42)。該接続完了通知を受信した場合(S3
5)、又は、情報送信サーバ装置31においてユーザ情
報一覧31cを参照した結果、PC21との間において
既にPPP接続が確立していると判明した場合(S3
3)、情報送信サーバ装置31はPC21へ送信すべき
前記データを送信する(S36)。PC21は前記デー
タを受信・管理し(S58)、ISP200との間に確
立されているPPP接続を切断する(S59)。
【0044】本実施の形態に係るサーバ装置、クライア
ント装置、通信システム及び記録媒体では、ISPが備
えるダイヤルアップサーバ装置からのダイヤルアップに
よりクライアント装置であるPCとの間においてPPP
接続を確立するため、PC側からのダイヤルアップの有
無に拘わらず、ユーザが要求するデータが情報送信サー
バへ到着次第、前記ユーザはクライアント装置にて前記
データを受信することができる。
【0045】なお、クライアント装置として本実施の形
態に示すPCの他、携帯電話、PDA(Personal Digit
al Assistant)等の個人用情報機器であってもよく、ま
た、本実施の形態に示す情報送信サーバ装置及びダイヤ
ルアップサーバ装置が行う処理は、同一のサーバ装置に
より行ってもよい。更に、情報送信サーバ装置に換え
て、メールの送受信を行うメールサーバ装置を用い、P
C側が送信を要求する情報をメールとした場合であって
も、同様の効果、即ちISPを介するメールの受信をリ
アルタイムで行うことができる。
【0046】
【発明の効果】第1発明に係る通信システムによれば、
クライアント装置からの接続要求の有無に拘わらず、サ
ーバ装置からクライアント装置へデータを送信すること
ができる。第2発明に係る通信システムによれば、サー
バ装置からクライアント装置へデータを送信する際に、
前記サーバ装置が接続要求信号を送信すべきか否かを判
断することができる。第3発明に係る通信システムによ
れば、クライアント装置において判断手段及び回線接続
手段が常時起動していない場合であっても、サーバ装置
とクライアント装置との間にて通信回線を接続し、デー
タの送受信をすることができる。第4発明に係るサーバ
装置によれば、クライアント装置からの接続要求の有無
に拘わらず、前記クライアント装置との間にて通信回線
を接続することができる。第5発明に係るサーバ装置に
よれば、クライアント装置へデータを送信する際に、接
続要求信号を送信すべきか否かを判断することができ
る。第6発明に係るクライアント装置及び第8発明に係
る記録媒体によれば、特定のサーバ装置からの接続要求
にのみ応答でき、通信時におけるセキュリティを確保す
ることができる。第7発明に係るクライアント装置及び
第9発明に係る記録媒体によれば、判断手段及び回線接
続手段が常時起動していない場合であっても、サーバ装
置からの接続要求に応答でき、通信回線を接続すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーバ装置、クライアント装置、
これを用いた通信システム及び記録媒体の構成を示す模
式図である。
【図2】本発明に係るサーバ装置が備えるユーザ情報一
覧の構成を示す模式図である。
【図3】本発明に係る通信システムでのデータ送信にお
ける処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明に係るサーバ装置、クライアント装置、
これを用いた通信システム及び記録媒体の他の構成を示
す模式図である。
【図5】本発明に係るサーバ装置が備えるユーザ情報一
覧の他の構成を示す模式図である。
【図6】本発明に係る他の通信システムでのデータ送信
における処理手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
20,21 PC(クライアント装置) 20a,21a,30a,31a,51a CPU 20b,21b,30b,31b,51b RAM 20c,21c 外部記憶装置 20d,21d,30d,31d,51c HD 20e,21e データ管理プログラム 20f,21f 接続判断プログラム 20g,21g 回線接続プログラム 20h,21h 起動プログラム 30 サーバ装置 30c,31c ユーザ情報一覧 30e,51d 接続要求プログラム 30f,31e 接続状態確認プログラム 100,101 可搬型記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K034 BB05 HH01 HH02 LL01 NN13 5K051 AA08 BB02 CC01 DD01 DD15 EE01 FF02 HH15 HH18 5K101 KK02 LL12 NN21 QQ10 RR15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介し、サーバ装置からクライ
    アント装置へデータを送信すべくなしてある通信システ
    ムにおいて、 前記サーバ装置は、前記クライアント装置との間にて前
    記通信回線を接続するための接続要求信号を送信する手
    段を備え、前記クライアント装置は、前記接続要求信号
    を受信する受信手段と、前記接続要求信号に基づき前記
    通信回線を接続するか否かを判断する判断手段と、該判
    断手段により前記通信回線を接続すると判断した場合
    に、前記通信回線をデータの送受信が可能な状態にする
    回線接続手段とを備えることを特徴とする通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記サーバ装置は、前記クライアント装
    置との間にて前記通信回線がデータを送受信可能な状態
    であるか否かを確認するための確認手段を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記クライアント装置は、前記接続要求
    信号をトリガとし、前記判断手段及び前記回線接続手段
    を起動させる起動手段を更に備えることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 通信回線を介してデータを送信すべくな
    してあるサーバ装置において、 通信回線を接続するために接続要求信号を送信する手段
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  5. 【請求項5】 通信回線がデータを送受信可能な状態で
    あるか否かを確認する手段を更に備えることを特徴とす
    る請求項4に記載のサーバ装置。
  6. 【請求項6】 通信回線を介してデータを受信すべくな
    してあるクライアント装置において、 通信回線の接続を要求する接続要求信号を受信した場合
    に、該接続要求信号に基づき、前記通信回線を接続する
    か否かを判断する判断手段と、該判断手段により前記通
    信回線を接続すると判断した場合に前記通信回線をデー
    タの送受信が可能な状態にする回線接続手段とを備える
    ことを特徴とするクライアント装置。
  7. 【請求項7】 前記接続要求信号をトリガとし、前記判
    断手段及び前記回線接続手段を起動させる起動手段を更
    に備えることを特徴とする請求項6に記載のクライアン
    ト装置。
  8. 【請求項8】 コンピュータに、通信回線を介して送信
    されたデータを受信させるコンピュータプログラムが記
    録されている、コンピュータでの読み取りが可能な記録
    媒体において、 コンピュータに、サーバ装置とクライアント装置との間
    にて通信回線を接続するために前記サーバ装置が送信し
    た接続要求信号に基づき、前記通信回線を接続するか否
    かを判断させる第1プログラムコード手段と、 コンピュータに、前記判断により前記通信回線を接続す
    ると判断した場合に、前記通信回線をデータの送受信が
    可能な状態にさせる第2プログラムコード手段とを含む
    コンピュータプログラムが記録してあることを特徴とす
    る記録媒体。
  9. 【請求項9】 コンピュータに、前記接続要求信号をト
    リガとし、前記第1プログラムコード手段及び前記第2
    プログラムコード手段を起動させる第3プログラムコー
    ド手段を更に含むコンピュータプログラムが記録してあ
    ることを特徴とする請求項8に記載の記録媒体。
JP2000403242A 2000-12-28 2000-12-28 通信システム、サーバ装置、クライアント装置及び記録媒体 Pending JP2002204277A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000403242A JP2002204277A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 通信システム、サーバ装置、クライアント装置及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000403242A JP2002204277A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 通信システム、サーバ装置、クライアント装置及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002204277A true JP2002204277A (ja) 2002-07-19

Family

ID=18867402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000403242A Pending JP2002204277A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 通信システム、サーバ装置、クライアント装置及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002204277A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8406750B2 (en) 2002-06-10 2013-03-26 Robert Bosch Gmbh Method and device for establishing a communication connection between a control center and a terminal
US8521216B2 (en) 2003-05-29 2013-08-27 Kyocera Corporation Wireless transmission system

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8406750B2 (en) 2002-06-10 2013-03-26 Robert Bosch Gmbh Method and device for establishing a communication connection between a control center and a terminal
US8521216B2 (en) 2003-05-29 2013-08-27 Kyocera Corporation Wireless transmission system
US8639283B2 (en) 2003-05-29 2014-01-28 Kyocera Corporation Wireless transmission system
US8682294B2 (en) 2003-05-29 2014-03-25 Kyocera Corporation Wireless transmission system
US8903385B2 (en) 2003-05-29 2014-12-02 Kyocera Corporation Wireless transmission system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102027764B (zh) 使用订户身份访问网络服务的方法、系统、和装置
US5881234A (en) Method and system to provide internet access to users via non-home service providers
CN101651548B (zh) 用于设备的远程开机方法和系统
JP5148291B2 (ja) 通信システムおよびパーソナル通信代理装置
US8244212B2 (en) Communication method, communication apparatus, cell phone terminal, and communication system for performing connection via a network
JP2012524953A (ja) Smsメッセージングによりコンピュータアプリケーションを起動するための方法およびシステム
JP2009111859A (ja) 利用者のアドレス情報を登録する装置、方法およびプログラム
EP2356791A1 (en) Communication system and method
WO2005114446A2 (en) System and method for associating a device with an existing service account
WO2010108338A1 (zh) 一种基于在线电话簿模式实现通信的系统和方法
JP2002204277A (ja) 通信システム、サーバ装置、クライアント装置及び記録媒体
KR101443006B1 (ko) 로컬 장치의 공유 액세스
JPH10336345A (ja) 通信ネットワーク・システムにおける発信者認証方法、情報端末装置及び情報提供装置
JP4902267B2 (ja) 情報処理装置、電話交換方法及びプログラム
JP2008241886A (ja) カラオケシステム,カラオケ装置,管理サーバおよびプログラム。
JP2013135392A (ja) 電話システム及びサーバ装置及びこのサーバ装置で使用される制御方法
JP2002325086A (ja) Ip接続通信システム及びip接続端末機
KR100694871B1 (ko) 무선 개방망에서 모바일 서비스를 위한 게이트웨이 시스템및 그 서비스 방법
JP2000253183A (ja) ネットワークシステム、端末装置及びネットワークサーバ
JP2002111897A (ja) ネットワークシステム、その制御方法およびネットワークシステムにおけるユーザの登録方法
CN116056185B (zh) 一种连接Wi-Fi网络的方法、电子设备及Wi-Fi网络连接系统
JP4816672B2 (ja) 公衆電話機および通信端末装置
JP2007195174A (ja) インターネット接続機能つき通信装置
JP2009302675A (ja) 通信システム、サーバ、端末および通信方法
JP2003234843A (ja) 情報収集または提供システムおよび方法、並びに、そのための呼出仲介サーバおよびターミナルアダプタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080930