JP2007195174A - インターネット接続機能つき通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速で安価に使用できる通信システムを提供する。
【解決手段】携帯電話網での通信とは別に小距離無線通信を行なうことのできる無線装置を内蔵した携帯電話機40と、インターネットに接続し、携帯電話機40と小距離無線通信を行なう個人接続キット50または公共接続キットを用意する。携帯電話機40と個人接続キット50または公共接続キットが通信可能な状態である間、その事実を登録しておくリストも用意する。そして、携帯電話機40が電話番号を指定して発呼動作を行なったときに、該リストを参照し、リストにあればインターネットを介した通信を行ない、リストになければ携帯電話網を介する通信を行なうようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、インターネットを用いて少なくとも通話を含む通信を行なう通信システムに関し、詳しくは、携帯電話を用いた通話を含む通信の利便性を改善するシステムに関する。
従来から、無線による種々の通信手段が実用に供されている。特に近年携帯電話の普及はめざましく、最近では、会話のほかにメールの送受信やインターネットを利用したウェブのブラウズにも利用されており、台数も増加の一途をたどっている。
また、スケジュール帳やアドレス帳など、従来は紙の手帳で管理していた個人情報を、効率的に管理できるようにした小型の情報端末 (Personal Digital Assistants/Personal Data Assistants。以下、PDAとぶものとする)にも、電子メールの送受信、メール管理機能、Webアクセス機能などが含まれることが多い。電子メールの送受信には、PHS、携帯電話機などを利用し、無線で通信することが可能となっている。PHSの端末を発展させ、PHSを利用したデータの送受信機能を標準で内蔵するPDAも提案されている。
このように、電話網やインターネット網に接続できる無線通信機器として、携帯電話機やPDAは今後ますます普及することが予測される。
しかしながら、携帯電話機やPDAを用いた無線通信にはいくつかの問題がある。以下では、携帯電話機を例に挙げて説明するが、同様の問題は、無線通信を行なうPDAでも生じていた。
携帯電話機による通信の欠点の1つは、通信料が固定電話網を用いた場合と比べて割高であるという点である。携帯電話網による通信を可能とする設備を広範囲に亘って接地するには、相当な投資が必要であり、通話料金が高くなってしまう。携帯電話機を用いた通信の2つ目の欠点は、通信速度の遅さである。固定電話機からモデムやルータを介してインターネットなどに接続する場合と比較すると、携帯電話機を用いた通信は遅く、快適なネットブラウジングなどの妨げとなっていた。
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、より高速で安価に使用できる通信システムおよびこのシステムを構築する電話機接続装置や携帯電話機を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決する本発明の通信システムは、
音声を通信可能な小距離無線通信を行なう無線手段を備えた携帯電話機と、
固有のIPアドレスを用いてインターネットに接続されており、前記無線手段と小距離無線通信を行なって、前記携帯電話機との間の通話を、前記インターネットを介した通信として扱う接続手段と、
前記無線手段と前記接続手段との通信の状態を検出する通信可能判別手段と、
所定の時点で、前記インターネットに接続可能な状態にある電話機を特定する情報を集約して記憶する通信可能電話機記憶手段と、
前記携帯電話機から電話番号を指定して発呼しようとするとき、当該発呼を行なう携帯電話機が前記小距離無線通信により前記接続手段と通信可能であり、かつ前記通信可能電話機記憶手段に集約された情報を参照して、前記電話番号が指定された発呼先の電話機がインターネットに接続可能であると判断された場合には、携帯電話の通信網に代えて、前記無線手段と前記接続手段との小距離無線通信を用いて前記インターネットを介した通信を行なう通信切換手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の通信システムによれば、携帯電話機と電話機接続装置の使用により、安価に通信を行なうことができる。また、インターネット回線による通信を利用すれば、通信速度も、固定電話網による通信や携帯電話網を利用した通信より速いので、使い勝手も良くなる。
本発明は、通信システムとしてだけでなく、この通信システムを構成する携帯電話機や電話機接続装置としても構成することができる。また、携帯電話機においては、インターネットへの接続機能を付加したり、接続装置においては、複数台の携帯電話との接続を可能にするなどの構成を採ることも可能である。また、この通信システムにおいて、インターネットを介した通話を含む通信ができないとき、通常の携帯電話網や固定電話機の電話網などに専用のゲートウェイなどを介して接続し、インターネットを介した通信に代えて、従来の電話網を介した通信を実現する機能を付加することも、システム全体の利便性を向上する上で望ましい。
<第一実施例>
(1)構成
以下、第一実施例としての通信システム10について、図を参照しつつ説明する。第一実施例の通信システム10では、携帯電話機40とインターネットとの接続を行なう電話機接続装置として後述する個人接続キット50を用いる。図1は、携帯電話機40からインターネットに接続するしくみを模式的に表した説明図である。まず、通信システム10において、携帯電話機40と個人接続キット50とが、無線通信を行なっている箇所である無線通信部80について説明する。無線通信部80は、携帯電話機40と個人接続キット50からなる構成に相当している。個人接続キット50は、個人的に購入し、予め設定した特定の個人、例えば家族数人で使用することを目的とするものである。通信システム10の使用登録を済ませれば誰でも接続できる公共接続キット(後述)とは、この点で相違している。
個人接続キット50は、TCP/IPにおけるプロトコルのひとつであるIPv6機能を搭載している。IPv6で利用できるIPアドレスの種類にはいくつかあるが、一番基本的なユニキャストアドレスは、上位bitの方からTLA(Top Level Aggregation。トップレベルの集約)、NLA(Next Level Aggregation。次のレベルの集約)、SLA(Site Level Aggregation。サイトレベルの集約)、インターフェイスID(各ノードごとの固有なアドレス)の4つのパートに分けて管理される。インターフェイスID部は64bitあるが、ここには各ネットワークインターフェイスの固有のIDをそのまま使ってアドレスを構成することができる。個人接続キット50は、図示しないモデムやルータを介して有線でインターネットに接続されている。
実施例における携帯電話機40もIPv6機能を搭載している。更に携帯電話機40は、インターネットのブラウザも内蔵し、640×480クラスの解像度の有機液晶パネル41を備えている。よって、小電力で綺麗な色合いでインターネット上のウェブサイトをブラウズをすることが可能である。携帯電話機40に搭載されたOSはLinuxであり、ブラウザとしてはOPERAが予めインストールされている。また、ユーザインターフェースを司るソフトウェアとして、音声認識用のモジュールが、いわゆるフロントエンドプロセッサとして搭載されており、この音声認識モジュールを介して、ブラウザを操作したり、電話したりすることができる。更に、本実施例の携帯電話機40には、インターネットのブラウザで英語のサイトを見るときに、サイトの内容を自動的に日本語に翻訳して再レイアウトしたものを表示するソフトウェアも搭載している。
携帯電話機40と個人接続キット50間のインターネット接続は無線(IEEE802.11b,a,gまたはBlueTooth)で行なわれる。携帯電話機40は、所定のインターバルで無線通信により通信相手を探索しており、個人接続キット50が無線通信を受信できる範囲(半径数メートルから10数メートル)に入った場合は、後述する手法で通信を行なう。個人接続キット50との小距離無線通信が確立できない範囲では、携帯電話機40は、通常の携帯電話として機能する。個人接続キット50が無線通信を受信できる範囲内に入ると、個人接続キット50がマスタ、携帯電話機40がスレーブとして、両者間の通信、データ転送が可能となる。
携帯電話機40は個人接続キット50と無線で通信し、インターネットに接続する。その状態で携帯電話機40を使用すると、携帯電話機40が送信した情報は、音声であれデータであれ、個人接続キット50経由で、一旦インターネットに流れる。また、インターネット内の各ノードから携帯電話機40に送信された情報は個人接続キット50経由で携帯電話機40に送られる。携帯電話機40は、個人接続キット50との無線通信可能範囲内に入ったことを感知すると、液晶パネル41にその事実を表示する。これは、通常の携帯電話と同じ方式で行なわれる。また、携帯電話機40は、無線通信可能範囲内では個人接続キット50との接続を優先し、接続できない場合には、通常の携帯電話として機能する。
図2は、通信システム10の全体構成図である。図2に示すように、固定電話機130の通信網である固定電話網や携帯電話の通信網である携帯電話網とインターネットは、ゲートウェイ15やゲートウェイ20を用いて、相互に接続されている。ゲートウェイ15は、インターネットと固定電話網との中継を可能とするものであり、ゲートウェイ20は、インターネットと携帯電話網との中継を可能とするものである。通信システム10では、携帯電話機40からこれらの通信網を利用して通信を行なう。上述したように、携帯電話機40がインターネットに接続した状態では、インターネット内の各ノードから携帯電話機40に送信された情報は個人接続キット50経由で携帯電話機40に送られる。図2からも分かるように、携帯電話機40は、基地局21を介して、今までと同様インターネットに接続することも勿論可能である。この場合、携帯電話網や固定電話網から送信された情報は、従来同様、基地局21経由で受信される。本実施例では、通信システム10において、携帯電話機40が通話を含む通信を行なう際、個人接続キット50との小距離無線通信が可能な状況では、個人接続キット50を介してインターネットを利用することが特徴である。管理サーバ60は、通信システム10での通話を管理する。料金サーバ25は、通信料や通信システム10の使用料の支払状況を管理する。IP電話機120は、インターネットの通信方式である「IP(インターネット・プロトコル)」を使用し、インターネットを介して通信を行なう電話機である。
まず、管理サーバ60の内部構成を、図3に基づいて説明する。管理サーバ60は、モデムやルータ150を介してネットワーク160とのデータのやり取りを制御するネットワークインターフェース(NT−I/F)170,処理を行なうCPU180,処理プログラムや固定的なデータを記憶するROM190,ワークエリアとしてのRAM200,時間を管理するタイマ210,モニタ220への表示を司る表示回路230,後述する通話データベース110などを蓄積しているハードディスク(HD)240,キーボード250やマウス260とのインタフェースを司る入力インタフェース(I/F)270等を備える。なお、ハードディスク240は固定式のものとして記載したが、着脱式のものでも良いし、着脱式の記憶装置(例えばCD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−ROM,DVD−RAM,フレキシブルディスクなど)を併用することも可能である。また、本実施例では管理サーバ60の処理プログラムはROM190内に記憶されているものとしたが、ハードディスク240に記憶しておき、起動時にRAM200上に展開して実行するものとしても良い。あるいは、上述した着脱式の記録媒体から読み込むものとしても良い。更には、ネットワーク160を介して他のサーバから読み込んで実行するものとしても良い。同様に、ハードディスク240に、通話データベース110など必要なデータのすべてが記憶されている必要はなく、ネットワーク160により接続される他のサーバに膨大なデータを分散して記憶,更新,管理する構成としても良い。
(2)前処理
個人接続キット50では、当該個人接続キット50に登録したもののみ使用可能としている。そのため、個人接続キット50は、メモリを内蔵し、個人認証データベース310を保有している。個人接続キット50を購入したものは、通信システム10を利用するための登録料を支払った上で、通信システム10の管理者に携帯電話番号を連絡する。管理者は、携帯電話機40のIPアドレスを携帯電話番号とともに個人認証データベース310に登録する。つまり、個人認証データベース310には、該個人接続キット50の使用が可能な携帯電話機40の携帯電話番号とIPアドレスが、1レコードとして登録される。かかる構成を採用したので、料金を支払ったもの、あるいは料金の支払いに同意した者のみが、通信システム10を利用することができる。管理者は、個人接続キット50がインターネット接続されているので、遠隔的に携帯電話番号とIPアドレスを、個人接続キット50に登録できる。個人認証データベース310は無権限者のアクセスを許さないようにプロテクトされており、権限のあるもののみ内容変更が可能である。管理者は、パスワードを入力するなどして管理権限のある者として、個人接続キット50の内部をアクセスし、携帯電話番号とIPアドレスを個人接続キット50に登録すると同時に、管理サーバ60内の通話データベース110へも同じ内容を登録しておく。また、料金サーバ25内の料金データベース320へも同じ内容を登録する。
(3)アイドル処理
次に、通信システム10の使用者が実際に通信を行なっていない間も、動いている処理、いわゆるアイドル処理について説明する。図4と図5は、アイドル処理の内容を表したものである。図4は個人接続キット50の処理を、図5は管理サーバ60の処理を示している。
まず、個人接続キット50で行なわれる処理を、図4を用いて説明する。個人接続キット50は、通信相手を探索し(ステップS20)、携帯電話機40からの通信があると(ステップS23)、その通信内容のうちの携帯電話番号とIPアドレスで認証処理を行なう。つまり、携帯電話機40が該個人接続キット50を利用可能なものであるかどうか調べるために、先述した個人認証データベース310を検索する(ステップS25)。そして、携帯電話機40から送信されてくる携帯電話機40の情報である携帯電話番号が、個人認証データベース310内に存在すれば(ステップS30)、個人接続キット50は、該携帯電話機40が通信システム10を利用可能なものであると判断し、次のステップに進む。他方、携帯電話番号が存在しなければ(ステップS30)、何もしないで再び通信相手を探索する(ステップS20)。なお、通信がないと判断された場合には、変更チェック処理(ステップS10)を実行する。これは、一旦確立した携帯電話機40との通信が切断してしまう事態に備えるための処理であり、同じ処理が後で繰り返されるので、そこで詳しく説明する。
通信状態となった携帯電話機40の携帯電話番号が、個人認証データベース310内に存在すると判断された場合(ステップS30)、次に変更チェック処理(ステップS10)を実行する。この処理では、まず接続携帯データベース100から先に登録された携帯電話機40の電話番号を読み出す(ステップS32)。個人認証データベース310に登録された携帯電話機40との通信が行なわれる状態になった直後には、登録されている電話番号は存在しないから、接続携帯データベースからは、空(null)の情報が読み出される。次に、個人接続キット50は、現在自分に接続している携帯電話機40の携帯電話番号と、接続携帯データベース100から読み出した携帯電話番号を比較する処理を行なう(ステップS35)。それらの携帯電話番号がすべて一致していれば、何も行なわずにこの変更チェック処理を抜けて、本ルーチンを終了する。
他方、現在自分に接続している携帯電話機40の携帯電話番号と、接続携帯データベース100から読み出した携帯電話番号のすべてが一致していなければ、接続携帯データベース100の内容を書き換える処理を行なう(ステップS38)。接続携帯データベース100の書き換えは、通信状態にある携帯電話機40があって、その番号が接続携帯データベース100に存在しない場合には、その携帯電話機40の電話番号を接続携帯データベース100に書き込み、接続携帯データベース100に電話番号が登録されているが、通信のなくなっている場合には、登録されていた携帯電話番号を接続携帯データベース100から削除することにより行なわれる。後者のケースは、先に説明した通信がないと判断された場合(ステップS23)に引き続いて変更チェック処理(ステップS10)が実行された場合に生じる。いずれの場合でも、現在自分に接続している携帯電話機40の携帯電話番号と、接続携帯データベース100から読み出した携帯電話番号のすべてが一致していなければ、携帯電話機40の接続状態に変化が生じたとして、通信がもはや得られなくなった携帯電話機40の携帯電話番号か通信が得られる状態となった携帯電話機40の携帯電話番号を、管理サーバ60に送信する処理を行なう(ステップS40)。このように、状態に変化があった携帯電話番号のみ管理サーバ60に送信することで、通信量を減らすことができ、ネットワーク160に無用な負荷を掛けることがない。なお、ステップS40で通信が得られる状態となった携帯電話機40の携帯電話番号を、管理サーバ60に送信する際には、該携帯電話機40のメモリ内の携帯電話番号も管理サーバ60に送信する(ステップS40)。この送信は、通信状態にある携帯電話機40が発呼するであろう相手が、その時点でインターネットに接続されているか否かの情報を、該携帯電話機40に通知するために行なわれる。この処理を状態通知処理とよぶ。
ステップS40で送信された情報を受信した管理サーバ60の処理の説明に先立って、まず管理サーバ60が管理している通話データベース110について説明する。通話データベース110の内容を、図6に示した。通話データベース110には、個人で個人接続キット50を購入し、かつ基本使用料を支払うことで通信システム10を利用することが可能となった携帯電話機40の情報が記載されている。その情報は「携帯電話番号」と「IPアドレス」と「状態」と「通話」である。「携帯電話番号」と「IPアドレス」は、先述したように、基本使用料が支払われた時点、または個人接続キット50を購入したことを通知された時点でインターネット経由で登録される。「状態」は、登録された「携帯電話番号」に対応する携帯電話機40がインターネットに接続されているか否かを示すためのフィールドであり、データ値は「ON」(つながっている)か「OFF」(つながっていない)となる。「通話」は「携帯電話番号」に対応する携帯電話機40が通話中であるか否かを示すためのフィールドである。データ値は「YES」(通話中)か「NO」(通話中ではない)となる。
管理サーバ60が、個人接続キット50から携帯電話番号を送信された際行なう処理について図5を参照しつつ説明する。管理サーバ60は、上記ステップS40で送信された携帯電話機40の携帯電話番号を受信し(ステップS45)、通話データベース110を検索する(ステップS50)。この探索結果に基づいて、該当データが存在するか否かを判断し(ステップS55)、存在しなければ、何も行なわずに処理を終える。受信した電話番号が通話データベース110に存在すると判断されたときには(ステップS55)、該レコードの「状態」フィールドの値を調べる(ステップS57)。「状態」が「ON」ならば、それまで接続していた携帯電話機40が、接続しなくなったと判断できるので、「状態」を「OFF」値に変更する(ステップS59)。他方、該当するレコードの「状態」が「OFF」ならば(ステップS57)、それまで接続されていなかった携帯電話機40が接続するようになったと判断できるので、該当するレコードの「状態」を「ON」値に変更する(ステップS60)。
また、携帯電話機40が通信状態になった場合には、該携帯電話機40のメモリ内の携帯電話番号も受信している(ステップS45)。管理サーバ60は、先述した状態通知処理のために、受信した携帯電話機40のメモリ内の携帯電話番号で通話データベース110を検索し(ステップS66)、該当したレコードの「携帯電話番号」と「状態」を個人接続キット50に送信する(ステップS67)。通話データベースに存在しない携帯電話番号に関しては、「状態」を「OFF」値として、「携帯電話番号」と「状態」を送信する(ステップS67)。以上の処理を、携帯電話機40のメモリ内のすべての携帯電話番号について行なう。
個人接続キット50は、受信した「携帯電話番号」と「状態」を携帯電話機40に送信する(図4のステップS41)。図4に示した処理は、個人接続キット50の電源が投入されている限り、繰り返し実行される。
一方、携帯電話機40は、受信した該情報を元に、メモリ内の携帯電話番号に対して「ON」あるいは「OFF」という情報を登録する。携帯電話機40の使用者は、この情報を元に電話するかどうか決めることができる。なお、携帯電話機40も、一定時間間隔で通信相手を探索している。そして、通信可能であった個人接続キット50との通信が不可能となった場合は、携帯電話機40は、メモリ内の携帯電話番号に対する情報をすべて「OFF」にする。
(4)通信
以降、個人接続キット50の無線通信可能範囲内にあり、個人認証データベース310に登録された携帯電話機40を、IP携帯電話機45とよぶ。個人接続キット50は、IP携帯電話機45からの通信要求があると、該要求を料金サーバ25に送信する。要求の送信内容は、発信元のIP携帯電話機45のIPアドレスと通信先の情報(ウェブページのアドレスや電話番号)である。
個人接続キット50からの通信要求を受けた料金サーバ25の処理を図7を用いて説明する。ここでは、実際にIP携帯電話機45を用いた通信を2つに分けて説明する。一方はインターネットのウェブページを閲覧する通信などである。もう一方は、固定電話機130やIP電話機120や携帯電話機40に電話をかける場合の通信である。料金サーバ25は、個人接続キット50からの通信要求を受信すると(ステップS70)、該要求が前者の通信要求であるか後者の通信要求であるか判断する(ステップS75)。該判断は、フラグにより行なっても良いし、送信されたデータの桁数などで識別しても良い。前者の通信要求である場合には(ステップS75)、内部にもっているDNSの機能を使って、IP携帯電話機45とウェブページ等との通信を確立する(ステップS77)。そして、通信料金を計算するために、料金データベース320を書き換える(ステップS80)。料金データベース320の一例を図10に示した。料金データベース320の1レコードは、携帯電話機40の「携帯電話番号」と「IPアドレス」、通信の「開始日時」、「通信合計時間」で構成されている。「携帯電話番号」と「IPアドレス」は、先述したように、基本使用料が支払われた時点、または個人接続キット50を購入したことを通知された時点でインターネット経由で登録されている。今は通信を開始した状態なので、通信を開始したIP携帯電話機45のIPアドレスに該当するレコードの「開始日時」を現在の日時で入力する(ステップS80)。一方、固定電話機130や携帯電話に電話をかけるという通信要求を受け取った場合には(ステップS75)、これを管理サーバ60に送信する(ステップS85)。
該要求を受信した管理サーバ60の処理を図8を用いて説明する。通信先の電話番号と発信元のIP携帯電話機45のIPアドレスを受信した管理サーバ60は(ステップS110)、通信先が固定電話機130やIP電話機120であるか、携帯電話機40であるかによって、処理の内容を切り替える(ステップS120)。通信先が固定電話機130やIP電話機120ならば、管理サーバ60は、固定電話番号あるいはIP電話機120の電話番号から、固定電話機130またはIP電話機120付近のゲートウェイ15を特定する(ステップS130)。管理サーバ60は、該ゲートウェイ15に、通信先の固定電話番号あるいはIP電話機120の電話番号と発信元のIPアドレスを送信する(ステップS140)。該情報を受信したゲートウェイ15は、受信した情報が固定電話機130へ送信する情報ならば、インターネットと固定電話網との通信の変換を行なう。この変換には、音声の通信形態の変換(音声をデジタル化したパケットによる通信かアナログ信号による通話か)も含まれている。また、ゲートウェイ15は、受信した情報がIP電話機120へ送信する情報ならば、音声の通信形態の変換のみ行ない、IP電話機120へ送信する。以上の手順により、IP携帯電話機45と固定電話機130との通話が可能となる。
一方、通信先が携帯電話機40である場合は(ステップS120)、相手がIP携帯電話機45となっているときにはインターネットで通信する。これは、以下の手順となる。まず通信先の携帯電話番号で通話データベース110を検索する(ステップS160)。通信先の携帯電話番号が通話データベース110に存在し(ステップS165)、該レコードの「状態」がON値であり(ステップS170)、更に「通話中」が「NO」のとき(ステップS175)、通信先の携帯電話機40もIP携帯電話機45となっており、話し中ではないので、インターネットを介して通信する(ステップS180)。そして、発信元と通信先のIP携帯電話機45が話し中になったことを示すために、通話データベースの該当するレコードの「通話」フィールドを「YES」にする(ステップS185)。また、発信元のIP携帯電話機45のIPアドレスを料金サーバ25に送信する(ステップS215)。IP携帯電話機45がインターネットによる通信を開始したことを知らせるためである。「通話中」が「YES」のとき(ステップS175)、つまり通信先のIP携帯電話機45が話し中であるときは、発信元のIP携帯電話機45に話し中であることを伝え(ステップS200)、通信を終える。
更に、通信先の携帯電話番号が通話データベース110に存在しない(ステップS165)、または通話データベース110には存在するが(ステップS165)、該レコードの「状態」がOFF値であるとき(ステップS170)、管理サーバ60は、ゲートウェイ20に通信先の携帯電話の電話番号と発信元のIP携帯電話機45のIPアドレスを送信する(ステップS210)。
再び図7に戻り、ステップS215で送信された通話情報と発信元のIP携帯電話機45のIPアドレスを受信した料金サーバ25の処理を説明する。料金サーバ25は、発信元のIP携帯電話機45のIPアドレスを受信すると(ステップS90)、料金データベース320のうち発信元のIP携帯電話機45のIPアドレスに該当するレコードの「開始日時」を現在日時で記載する(ステップS100)。
次に、IP携帯電話機45での通話が終わった際の処理について説明する。個人接続キット50は、通話を確立していたIP携帯電話機45が個人接続キット50との無線通信可能範囲外にでたとき、あるいは使用者が通話を終えたときには、通話が終わったという情報と発信元のIP携帯電話機45のIPアドレスと通信先のIP携帯電話機45のIPアドレスを料金サーバ25に送信する。該情報を受信した際の料金サーバ25の処理を図9に示した。図示するように、料金サーバ25は、該情報を受信すると(ステップS220)、料金データベース320のうち発信元のIP携帯電話機45のIPアドレスに該当するレコードを書き換える(ステップS225)。具体的には、図10における開始時刻と現在時刻の差を出して、通信合計時間に加える。また、開始日時は空欄に戻しておく。更に、通話が終わったという情報と発信元のIP携帯電話機45のIPアドレスと通信先のIP携帯電話機45のIPアドレスを管理サーバ60に送信する(ステップS230)。
通話が終わったという情報と発信元のIP携帯電話機45のIPアドレスと通信先のIP携帯電話機45のIPアドレスを受信した管理サーバ60は、発信元と通信先のIP携帯電話機45が話し中ではなくなったことを示すために、通話データベースの該当するレコードの「通話」フィールドを「NO」にする。
通信料金は、月に一度管理者が料金サーバ25の料金データベース320の通信合計時間に基づいて携帯電話機40の使用者から徴収する。その際、管理者は料金データベース320の通信合計時間を0に戻しておく。
以上説明した実施例によれば、携帯電話機40を、あたかもインターネットに接続しIPアドレスを保有する端末のように使用することが可能となる。また、インターネットの使用料は通常の電話料金や携帯電話料金よりも安価であるし、通信速度も速いので、携帯電話機40を使って安価で通信速度の速い通話をすることができる。更に、電話をかけた相手が、固定電話機130やインターネットに接続していない携帯電話機40であっても、インターネットによる通信をできるだけ活用することで、安価で通信速度の速い通話をすることができる。更に、携帯電話機40がインターネットのブラウザ機能を備えているので、快適にインターネットをすることができる。また、640×480クラスの解像度の有機液晶パネルを備えているので、小電力で綺麗な色合いでインターネット上のサイトのウェブページなどを閲覧することができる。
<第二実施例>
第二実施例では、公共の場に設置した公共接続キット55の処理について説明する。公共接続キット55は、駅やコンビニエンスストア、あるいは役所、学校など、不特定の者が集まる場所に設置されている。公共接続キット55は、無線通信可能範囲が重ならないよう設置してある。公共接続キット55は、通信システム10を利用するための登録料を支払ったすべての携帯電話機40から利用可能である。よって、公共接続キット55は第一実施例のように個人認証データベース310を保有していない。本実施例では、認証データベースは料金データベース320上に存在する。この認証データベースには、登録料を支払った携帯電話機40に関する情報(携帯電話番号とIPアドレス)が全て登録してある。この認証データベースを公共認証データベース315と呼ぶ。なお、登録料を支払った携帯電話機40に関する情報(携帯電話番号とIPアドレス)は、管理サーバ60上の通話データベースと料金サーバ25上の料金データベース320にも登録しておく。
第二実施例でのアイドル処理を、図11を用いて説明する。図11は公共接続キット55の処理を示している。第二実施例で用いられる公共接続キット55は、第一実施例の個人接続キット50と異なり、それ自身に認証機能は備えていない。接続される携帯電話機が不特定だからである。従って、第二実施例の公共接続キット55では、その時点での携帯電話機の認証は行なわず、通信相手の探索と(ステップS232)、携帯電話機40からの通信の可否の判断(ステップS235)とを行なうと、すぐに接続携帯データペース100を用いた変更チェック処理を実行する。また、通信がないと判断された場合にも、変更チェック処理(ステップS231)を実行する。即ち、接続携帯データベース100から先に登録された携帯電話機40の電話番号を読み出し(ステップS237)、現在自分に接続している携帯電話機40の携帯電話番号と、接続携帯データベース100から読み出した携帯電話番号を比較し(ステップS240)、それらの携帯電話番号がすべて一致していれば、何も行なわずにこの変更チェック処理を抜けて、本ルーチンを終了する。
他方、現在自分に接続している携帯電話機40の携帯電話番号と、接続携帯データベース100から読み出した携帯電話番号のすべてが一致していなければ、接続携帯データベース100の内容を書き換える処理を行なう(ステップS243)。接続携帯データベース100の書き換えは、通信状態にある携帯電話機40があって、その番号が接続携帯データベース100に存在しない場合には、その携帯電話機40の電話番号を接続携帯データベース100に書き込み、接続携帯データベース100に電話番号が登録されているが、通信のなくなっている場合には、登録されていた携帯電話番号を接続携帯データベース100から削除することにより行なわれる。後者のケースは、先に説明した通信がないと判断された場合(ステップS235)に引き続いて変更チェック処理(ステップS231)が実行された場合に生じる。いずれの場合でも、現在自分に接続している携帯電話機40の携帯電話番号と、接続携帯データベース100から読み出した携帯電話番号のすべてが一致していなければ、携帯電話機40の接続状態に変化が生じたとして、通信がもはや得られなくなった携帯電話機40の携帯電話番号か通信が得られる状態となった携帯電話機の番号を、管理サーバ60に送信する処理を行なう(ステップS245)。また、第一実施例で行なった状態通知処理も行なう(ステップS246)。
次に、通信の際の処理について説明する。公共接続キット55は、無線通信可能範囲内にある携帯電話機40からの通信要求があると、該要求を料金サーバ25に送信する。要求の送信内容は、発信元の携帯電話機40のIPアドレスと公共接続キット55のIPアドレスと通信先の情報(ウェブページのアドレスや電話番号)である。
公共接続キット55からの通信要求を受けた料金サーバ25の処理を図12を用いて説明する。料金サーバ25は、公共接続キット55からの通信要求を受信すると(ステップS250)、まず公共認証データベース315を携帯電話機40のIPアドレスで検索する(ステップS255)。公共認証データベース315内に存在しないときは(ステップS260)、該携帯電話機40は通信システム10の使用が不可なので、その要求は無視する。公共認証データベース315内に存在したときは(ステップS260)、第一実施例と同様の処理を行なう(ステップS265〜ステップS290)。ただし、通信要求には常に公共接続キット55のIPアドレスも併せて送信する。
以上説明した実施例によれば、第一実施例と同様な作用効果を奏する上、更に、公共の場で携帯電話機40を、あたかもインターネットに接続しIPアドレスを保有する端末のように使用することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、更に様々な形態で実施しうることは勿論である。例えば、携帯電話機40の使用者が自分で携帯電話網による通信にするかインターネットによる通信にするかといった通信方法を選択できるようにしてもよい。そうすれば、携帯電話機40で通信先の相手がインターネットに接続されていないことが分かる場合は、携帯電話網を使った送信を行なうことが可能である。個人接続キット50と公共接続キット55を並存して使用することもできる。接続キット同士の無線通信可能範囲が重なるようであれば、携帯電話機40は、最初に無線通信可能となった接続キットとの通信を優先し、該接続キットの無線通信可能範囲から出たときは、次に無線通信可能となった接続キットと通信する。
また、携帯電話機40のIPアドレスを料金サーバ25から動的に割り当てるようにしてもよい。更に、携帯電話機40でインターネットによる通信を行なっているときは、「話し中」として管理サーバ60では電話をつなげないようにすることもできる。通信料金に関しても、固定料金制にするなど様々な方法が考えられる。また、第二実施例では、通信要求には常に公共接続キット55のIPアドレスも併せて送信するようにしたが、料金サーバ25にそのつど携帯電話機40と対応づけて登録しても実現可能である。
第一実施例における、無線通信部80を示す説明図である。 第一実施例における、通信システム10全体を示す説明図である。 第一実施例における、管理サーバ60の内部構成を示す説明図である。 第一実施例における、個人接続キット50のアイドル処理を示すフローチャートである。 第一実施例における、管理サーバ60のアイドル処理を示すフローチャートである。 第一実施例における、通話データベース110を示す説明図である。 第一実施例における、通信を始める際の料金サーバ25の処理を示すフローチャートである。 第一実施例における、通信を始める際の管理サーバ60の処理を示すフローチャートである。 第一実施例における、通信が終わった際の料金サーバ25の処理を示すフローチャートである。 第一実施例における、料金データベース320を示す説明図である。 第二実施例における、個人接続キット50のアイドル処理を示すフローチャートである。 第二実施例における、通信を始める際の料金サーバ25の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…通信装置
15…ゲートウェイ
20…ゲートウェイ
21…基地局
25…料金サーバ
40…携帯電話機
41…有機液晶パネル
45…IP携帯電話機
50…個人接続キット
55…公共接続キット
60…管理サーバ
80…無線通信部
100…接続携帯データベース
110…通話データベース
120…IP電話機
130…固定電話機
150…ルータ
160…ネットワーク
180…CPU
190…ROM
200…RAM
210…タイマ
220…モニタ
230…表示回路
240…ハードディスク
250…キーボード
260…マウス
310…個人認証データベース
315…公共認証データベース
320…料金データベース

Claims (12)

  1. インターネットを用いて少なくとも通話を含む通信を行なう通信システムであって、
    音声を通信可能な小距離無線通信を行なう無線手段を備えた携帯電話機と、
    固有のIPアドレスを用いてインターネットに接続されており、前記無線手段と小距離無線通信を行なって、前記携帯電話機との間の通話を、前記インターネットを介した通信として扱う接続手段と、
    前記無線手段と前記接続手段との通信の状態を検出する通信可能判別手段と、
    所定の時点で、前記インターネットに接続可能な状態にある電話機を特定する情報を集約して記憶する通信可能電話機記憶手段と、
    前記携帯電話機から電話番号を指定して発呼しようとするとき、当該発呼を行なう携帯電話機が前記小距離無線通信により前記接続手段と通信可能であり、かつ前記通信可能電話機記憶手段に集約された情報を参照して、前記電話番号が指定された発呼先の電話機がインターネットに接続可能であると判断された場合には、携帯電話の通信網に代えて、前記無線手段と前記接続手段との小距離無線通信を用いて前記インターネットを介した通信を行なう通信切換手段と
    を備えた通信システム。
  2. 請求項1記載の通信システムであって、
    前記通信可能電話機記憶手段は、前記接続手段と小距離無線通信を行なう携帯電話機の電話番号を、該接続手段の前記IPアドレスに対応づけて予め登録し、当該携帯電話機が前記接続手段と小距離無線通信可能になったとき、該登録された対応付けに、該携帯電話機が通信可能であることを示す情報を加えて記憶する手段である
    通信システム。
  3. 請求項1記載の通信システムであって、
    前記接続手段は、同時に複数台の携帯電話機との前記小距離無線通信が個別に可能であり、該個別に小距離無線通信可能な携帯電話機の数のIPアドレスの割り当てが可能であり、
    前記通信可能電話機記憶手段は、前記接続手段と小距離無線通信可能となった複数の携帯電話機の電話番号と該接続手段の前記IPアドレスとを個別に対応づけて記憶する手段である
    通信システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか記載の通信システムであって、
    前記通信可能判別手段の少なくとも一部は、前記接続手段に設けられており、
    前記通話可能電話機記憶手段は、前記インターネットに接続されたサーバとして設けられており、前記通信可能判別手段が、前記接続手段との間で無線通信可能となった携帯電話機を判別したとき、該判別した携帯電話機を特定する情報を受け取って集約する手段である
    通信システム。
  5. 請求項4記載の通信システムであって、
    前記インターネットには、携帯電話機の通信網との通信を該インターネットに媒介する携帯電話網媒介手段を備え、
    前記通信切換手段は、前記発呼しようとする相手先の電話番号が携帯電話機を特定するものであり、かつ該電話番号が前記通信可能電話機記憶手段に記憶された情報に含まれていないとき、前記携帯電話網媒介手段を介して、当該電話番号の電話機との通信を行なう手段を備えた
    通信システム。
  6. 請求項4記載の通信システムであって、
    前記インターネットには、固定電話機の通信網との通信を該インターネットに媒介する固定電話網媒介手段を備え、
    前記通信切換手段は、前記発呼しようとする相手先の電話番号が固定電話機を特定するものであると判断したとき、前記固定電話網媒介手段を介して、当該電話番号の電話機との通信を行なう手段を備えた
    通信システム。
  7. 前記無線手段は、音声,文字,映像のうちの少なくとも一つを前記小距離無線通信より前記接続手段との間で通信可能な手段である請求項1ないし請求項6のいずれか記載の通信システム。
  8. 前記無線手段が内蔵された携帯電話機はインターネットのブラウザを備えた請求項1ないし請求項7のいずれか記載の通信システム。
  9. 請求項1記載の通信システムであって、
    該携帯電話機は、前記発呼動作に先立って、前記通信可能電話機記憶手段から、前記インターネットを介して通信可能な電話機を特定する情報を取得する手段を備え、
    前記通信切換手段は、前記携帯電話機に備えられており、前記電話番号が指定された発呼先の電話機がインターネットに接続可能であるか否かの判断を、前記取得した情報を参照して行なう
    通信システム。
  10. 携帯電話の通信網を用いて他の電話機との少なくとも通話を含む通信を行なう携帯電話機であって、
    音声を通信可能な小距離無線通信を行なう無線手段と、
    固有のIPアドレスを用いてインターネットに接続された接続手段と前記小距離無線通信を行ない、前記インターネットを介した通信による通話を行なうインターネット通話手段と、
    前記無線手段を用いた前記接続手段との通信の状態を検出する通信可能判別手段と、
    電話番号を指定して発呼動作を行なうとき、前記通信可能判別手段により、前記接続手段と前記小距離無線通信により通信可能である前と判断した場合には、携帯電話の通信網に代えて、前記無線手段と前記接続手段との小距離無線通信を用いて前記インターネットを介した通信を行なうための発呼動作を行なう発呼切換手段と
    を備えた携帯電話機。
  11. インターネットに接続され、携帯電話機との間で、少なくとも通話を含む通信を媒介する電話機接続装置であって、
    固有のIPアドレスを用いてインターネットに接続されており、音声を通信可能な小距離無線通信を行なう無線手段を備えた携帯電話機と、該小距離無線通信を行なって、前記携帯電話機との間の通話を、前記インターネットを介した通信として扱う接続手段と、
    前記無線手段と前記接続手段との通信の状態を検出する通信可能判別手段と、
    所定の時点で、前記インターネットに接続可能な状態にある電話機を特定する情報を集約して記憶する通信可能電話機記憶手段と、
    前記携帯電話機が電話番号を指定して発呼しようとしたとき、当該発呼を行なう携帯電話機が前記小距離無線通信により前記接続手段と通信可能である場合には、該電話番号を受け取って、前記通信可能電話機記憶手段に集約された情報を参照し、前記電話番号が指定された発呼先の電話機がインターネットに接続可能であれば、前記発呼先の電話機をインターネットを介して呼び出すインターネット発呼手段と
    を備えた電話機接続装置。
  12. インターネットを用いて少なくとも通話を含む通信を行なう通信方法であって、
    固有のIPアドレスを用いてインターネットに接続された接続手段と、音声を通信可能な小距離無線通信により通信が可能か否かを判断し、
    所定の時点で、前記インターネットに接続可能な状態にある電話機を特定する情報を集約して記憶し、
    前記携帯電話機から電話番号を指定して発呼しようとするとき、当該発呼を行なう携帯電話機が前記小距離無線通信により前記接続手段と通信可能であり、かつ前記集約された情報を参照して、前記電話番号が指定された発呼先の電話機がインターネットに接続可能であると判断された場合には、携帯電話の通信網に代えて、前記小距離無線通信により、前記携帯電話機から前記インターネットを介した通信を行なう
    通信方法。
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