JP2004297250A - 送信側端末、受信側端末、及び情報共有システム - Google Patents
送信側端末、受信側端末、及び情報共有システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】端末間において、通話中にデータを共有することができる。
【解決手段】携帯端末20と携帯端末22との間の通話処理中に、一方の携帯端末から他方の携帯端末へコンテンツID送信するとともに、双方の携帯端末(携帯端末20及び携帯端末22)において、該コンテンツIDのコンテンツの画像を各々の表示部26及び表示部36へ表示する。このため、携帯端末20と携帯端末22との間の通話処理中に、同一のコンテンツの画像を各々の携帯端末の表示部に表示することができ、通話中に同一のコンテンツを共有することが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯端末20と携帯端末22との間の通話処理中に、一方の携帯端末から他方の携帯端末へコンテンツID送信するとともに、双方の携帯端末(携帯端末20及び携帯端末22)において、該コンテンツIDのコンテンツの画像を各々の表示部26及び表示部36へ表示する。このため、携帯端末20と携帯端末22との間の通話処理中に、同一のコンテンツの画像を各々の携帯端末の表示部に表示することができ、通話中に同一のコンテンツを共有することが可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は送信側端末、受信側端末、及び情報共有システムに係り、特に、端末間で通信回線を介して音声による通話、画像の通信、及び文字情報の通信の内、少なくとも1つを実行する、送信側端末、受信側端末、及び情報共有システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット等の情報通信網の普及に伴い、画像データを含む様々なコンテンツが、インターネットを介して携帯電話機へ配信されるようになっている。一例としてフォトネットでは、パーソナル・コンピュータ(PC)や携帯電話機からアップロードされた画像データをウェブサーバに予め保管し、定期的に携帯電話機へ画像を配信するサービスを提供している(非特許文献1参照)。 また、携帯電話機へ画像データを配信するサービスの一例として、iモードの画像配信サービスも知られている(非特許文献2参照)。
【0003】
【非特許文献1】
【非特許文献2】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
フォトネットのサービスを利用すれば、サーバに保管された画像データは、サーバにアクセスされることにより携帯電話機へ提供される。同様に、携帯電話機への画像配信サービスによれば、提携業者が提供する画像データは、予め配信登録された携帯電話機各々へ配信される。
【0005】
しかしながら、画像データが提供された携帯電話機を使用するユーザ間で、提供された同一の画像データについての話題進行や、同一の画像データの鑑賞についての要望がなされることがあった。
【0006】
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、端末間において、通話中にデータを共有することが可能な送信側端末、受信側端末、及び情報共有システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の送信側端末は、受信側端末と通信回線を介して音声による通話、画像の通信、及び文字情報の通信の内、少なくとも1つを実行するための送信側端末において、前記受信側端末との間に通信回線を介する接続関係を構築する送信側接続手段と、接続中に前記受信側端末との間で共有するデータを指示する指示手段と、前記指示手段により指示されたデータの格納情報を生成すると共に、生成した格納情報を前記受信側端末へ送信する送信制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
本発明の送信側端末は、受信側端末と通信回線を介して音声による通話、画像の通信、及び文字情報の通信の内、少なくとも1つを実行するためのものであり、送信側接続手段を備えている。送信側端末及び受信側端末の一例には、携帯電話等の携帯端末や固定電話等の固定端末等がある。送信側接続手段は、受信側端末との間で通信回線を介して接続関係を構築するためのものである。送信側接続手段によって、送信側端末と受信側端末とは通信回線を介して接続され、通話または通信が可能となる。指示手段は、受信側端末との間で共有するデータを指示するためのものである。指示手段による指示は、送信側接続手段により送信側端末と受信側端末との間で接続中になされる。指示手段によって指示されるデータは、静止画像や動画像等の画像データやテキストデータ等である。指示手段によって受信側端末との間で共有するデータの指示がなされると、送信制御手段は、指示されたデータの格納情報を生成し、生成した格納情報を受信側端末へ送信する。格納情報は、共有するデータや、共有するデータを記憶した記憶場所を示すデータである。受信側端末は、送信側端末との接続中に格納情報を受信することができる。受信側端末は、受信した格納情報に応じて、共有するデータを得ることができる。
【0009】
このように、送信側端末と受信側端末との間で接続関係が構築され、通信回線を介して接続中に、データの格納情報を送信側端末から受信側端末へ送信することができる。従って、送信側端末と受信側端末との接続中に、送信側端末によって指示されたデータに応じた通話または通信を促すことができる。
【0010】
前記送信側端末は、前記共有するデータを記憶するための記憶手段を更に備えることができ、前記送信制御手段は、前記記憶手段に記憶されたデータを前記格納情報として前記受信側端末へ送信することができる。
【0011】
送信側端末は、共有するデータを記憶するための記憶手段を更に備えることができる。受信側端末との接続中に指示手段によって受信側端末との間で共有するデータの指示がなされると、送信制御手段は、記憶手段に記憶された全ての共有対象データを受信側端末へ送信する。受信側端末は、送信側端末と共有するデータを受信することができる。このため、受信側端末は、送信側端末との通話または通信中に、送信側端末と共有するデータを直接受信することができる。
【0012】
前記送信制御手段は、通信回線に接続され且つ前記共有するデータを記憶した外部記憶手段を識別するための識別子を予め記憶することができ、前記識別子を前記格納情報として前記受信側端末へ送信することができる。
【0013】
送信側端末と受信側端末との間で共有するデータは、外部記憶手段に予め記憶することができる。外部記憶手段は、通信回線に接続されており、送信制御手段は、外部記憶手段を識別する識別子を予め記憶する。送信制御手段は、受信側端末との接続中に識別子を受信側端末へ送信すると、受信側端末は、識別子を受信する。このため、送信側端末及び受信側端末に、共有するデータが記憶された場所を示す識別子に応じてデータを参照することを促すことができる。従って、外部記憶手段に予めデータを記憶すれば、送信側端末及び受信側端末双方の端末における記憶部の記憶容量を確保することができる。
【0014】
前記送信側端末は、前記共有するデータを表示するための表示手段をさらに備えることができる。送信側端末は、表示手段を備えることができ、共有するデータを表示手段に表示することができる。このため、送信側端末において、受信側端末と共有するデータを視認可能に提供することが可能となる。また、受信側端末に表示手段を備えるようにすれば、送信側端末及び受信側端末双方において、同時に共有するデータを閲覧することが可能となる。
【0015】
本発明の受信側端末は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の送信側端末と接続するための受信側端末において、前記送信側端末との間に通信回線を介する接続関係を構築する受信側接続手段と、前記格納情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した格納情報に基づいて、前記送信側端末と共有するデータを生成すると共に、生成されたデータを提示する提示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0016】
本発明の受信側端末は、受信側接続手段を備えており、送信側端末との間に通信回線を介して接続関係を構築する。受信側接続手段によって、受信側端末は、送信側端末と音声による通話が可能となる。受信手段は、送信側端末から送信された格納情報を受信する。提示手段は、受信手段により受信した格納情報に基づいて、送信側端末と共有するデータを生成する。共有するデータは、格納情報に応じて得られる。例えば、識別子に応じて外部記憶手段へアクセスすることによって生成される。また、提示手段は、生成された共有するデータを提示する。
【0017】
このため、受信側端末は、送信側端末によって指示された共有データを、送信側端末との接続中、すなわち音声による通話中に提示することができ、データを共有することができる。
【0018】
本発明の情報共有システムは、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の送信側端末と、請求項5に記載の受信側端末と、前記送信側端末と前記受信側端末とを接続する通信回線と、から構成されることを特徴とする。
【0019】
本発明の情報共有システムは、前記送信側端末と、前記受信側端末と、送信側端末と受信側端末とを接続する通信回線と、から情報共有システムを構成することで、通信回線を介して送信側端末と受信側端末との間で共有するデータを送受信することができるので、通信回線に接続された任意の装置に共有するデータを記憶するとともに、この任意の装置を識別するための識別子を送信側端末へ予め記憶すれば、通信回線に接続された多種多様な装置に格納されたデータを共有データとして受信側端末及び送信側端末へ提供することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本実施の形態の情報共有システムに係る一の実施の形態を図面に基づき説明する。本実施の形態は、無線または有線で通信回線に接続可能なネットワーク・システム(以下、情報共有システム)に本発明を適用したものである。
【0021】
図1には本実施形態に係る情報共有システムの構成を模式的に示した。本実子の形態では、情報共有システム10は、通信媒体として、インターネットやその他のネットワークとしてのLAN(Local Area Network)で代表される通信回線12、及び各地域の電話会社が構築、提供する公衆電話網などで代表される通信網14を含んで構成される。通信網14の一例には、各種形式の無線電話網がある。通信回線12と通信網14とは、図示を省略したゲート・ウェイ(中継装置)によって相互接続されている。
【0022】
通信網14には、携帯電話などの携帯端末に対するデータの送受信機能を有する基地局18が備えられている。これによって、携帯端末20および携帯端末22は、互いに通信網14を介して音声データ授受(以下、通話処理という)が可能となる。また、携帯端末20および携帯端末22は、基地局18及び通信網14を介して通信回線12への参加が可能となる。通信回線12には、情報配信装置16が接続されている。このため、携帯端末20及び携帯端末22は、通信網14及び通信回線12を介して、情報配信装置16と互いにデータの授受が可能な構成となっている。
【0023】
携帯端末20及び携帯端末22は、主に、互いに通信網14を介して通話処理を行うとともに、通話処理中に互いに共通のコンテンツ(詳細後述)を各々の携帯端末を使用するユーザに対して提供するためのものである。コンテンツには、例えば、静止画像や、動画像の画像データ、音声データ、及びテキストデータ等がある。
【0024】
携帯端末20及び携帯端末22には、各々パーソナル・コンピュータ(以下、PCという)44及びPC46がデータの授受可能にケーブルを介して接続されている。PC44及びPC46は、各々携帯端末20及び携帯端末22に表示するコンテンツを格納するためのものである(詳細後述)。
【0025】
情報配信装置16は、情報配信装置16を所有している情報配信者と予め情報配信契約を結んだユーザに関する情報(詳細後述)及び、ユーザによって予め登録された多種多様なコンテンツを記憶するためのものである。
【0026】
携帯端末20は、通信部24、表示部26、操作部27及び記憶部28を備えている。通信部24は、外部と通信するためのインターフェース機能部である。表示部26は、主に、各種入力画面やコンテンツの画像を表示するためのものである。操作部27は、各種指示を入力するためのものである。操作部27の一例には、テンキー等がある。なお、図示は省略するが、携帯端末20には、CPU、ROM、RAM、及び入出力ポートがバスを介して互いに接続され、上記通信部24、表示部26、操作部27及び記憶部28を含む各種入出力部が入出力ポートに接続されて構成されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。なお、携帯端末20には、図示は省略するが、デジタルスチルカメラ等と同様の機能を有する撮像部を含むようにしてもよい。
【0027】
記憶部28は、後述する処理ルーチン、及び各種データを記憶するためのものであり、ユーザ情報テーブル30及びコンテンツテーブル32を含んで構成される。
【0028】
ユーザ情報テーブル30は、携帯端末20から通信網14を介して音声データを送受信する宛先、すなわち通話先を示す情報としての宛先情報と、該宛先情報を識別可能な識別番号とを対応づけて格納するためのものである。宛先情報の1例には、メールアドレスや電話番号等がある。本実施の形態では、宛先情報は、予めユーザ情報テーブル30に記憶されているものとして説明する。具体的には、携帯端末20及び携帯端末22の電話番号が、各々の電話番号を識別可能な識別番号に関連づけて記憶されているものとする。
【0029】
コンテンツテーブル32は、ユーザによって予め登録された多種多様なコンテンツ、各コンテンツの属性を示すコンテンツ名、各々のコンテンツを識別可能なコンテンツID、及び各々のコンテンツに関連する識別番号を関連づけて格納するためのものである。なお、各々のコンテンツに関連する識別番号は、1つのコンテンツに対して複数関連付けることが可能である。具体的には、複数のユーザが含まれる集合写真等の静止画像のコンテンツには、該静止画像に含まれるすべてのユーザ各々が使用する携帯端末の識別番号を関連づけて記憶することができる。
【0030】
コンテンツテーブル32への各種データの登録は、例えば、携帯端末20の図示を省略した撮像部によって得られた撮影画像の画像データや、PC44を介して入力された画像データ等のコンテンツを、ユーザの操作部27の操作によって入力されたコンテンツ名及び識別番号とともに、コンテンツテーブル32へ格納することによって登録されるようにすればよい。なおコンテンツIDは、自動的に付与されるようにすればよい。
【0031】
携帯端末22は、通信部34、表示部36、操作部37及び記憶部38を備えている。なお、図示は省略するが、携帯端末22には、CPU、ROM、RAM、及び入出力ポートがバスを介して互いに接続され、上記通信部34、表示部36、操作部37、及び記憶部38を含む各種入出力部が入出力ポートに接続されて構成されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。記憶部38は、ユーザ情報テーブル40及びコンテンツテーブル42を含んで構成されている。なお、携帯端末22は、携帯端末20と同様の構成のため、詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、ユーザ情報テーブル40及びコンテンツテーブル42には、各々ユーザ情報テーブル30及びコンテンツテーブル32と同一のデータが格納されているものとして説明する。
【0032】
PC44及びPC46は、各々図示を省略したCPU、ROM、RAM、及び入出力ポートがバスを介して互いに接続され、各種入出力機器が入出力ポートに接続されて構成されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。各種入出力機器には、CRT等のディスプレイ、マウス、キーボード等がある。
【0033】
情報配信装置16は、PC48及び記憶部50を備えている。PC48は、通信回線12及び通信網14を介して携帯端末20及び携帯端末22とデータ授受するための通信インターフェース52を含んで構成されている。なお、図示は省略するが、PC48は、CPU、ROM、RAM、及び入出力ポートがバスを介して互いに接続され、各種周辺機器が入出力ポートに接続された構成とされている。周辺機器としては、キーボード、ディスプレイ等がある。記憶部50は、PC48に接続されており、ユーザ情報テーブル54及びコンテンツテーブル56を含んで構成されている。
【0034】
本実施の形態では、ユーザ情報テーブル54及びコンテンツテーブル56には、ユーザ情報テーブル30及びコンテンツテーブル32と同一のデータが格納されているものとして説明する。コンテンツテーブル56への各種データの登録は、例えば、携帯端末20または携帯端末22からコンテンツを含む各種データを、情報配信装置16へアップロードすることによって行われるようにすればよい。また、PC44及びPC46を通信回線12に接続可能とし、PC44またはPC46からコンテンツを含む各種データが、情報配信装置16へアップロードされるようにしてもよい。
【0035】
なお、本実施の形態では、携帯端末20、携帯端末22及び情報配信装置16を各々1台ずつ通信回線12に接続する場合を説明するが、さらに複数の携帯端末、及び情報配信装置を接続することも可能である。
【0036】
なお、上記携帯端末20は、本発明の送信側携帯端末に相当し、携帯端末22は、受信側携帯端末に相当する。また、通信回線12及び通信網14は、通信回線に相当する。また、通信部24は、本発明の送信側接続手段に相当し、記憶部28は、記憶手段に相当する。また、情報配信装置16は、本発明の外部記憶手段に相当する。また、表示部26は、本発明の表示手段に相当する。また、通信部34は、受信側接続手段及び受信部に相当する。
【0037】
次に、上記実施の形態の作用を図面を参照して説明する。図2には、携帯端末20で実行される処理ルーチンを示した。
【0038】
なお、本実施の形態では、携帯端末20と携帯端末22との間で通話処理がなされる場合を説明する。
【0039】
本実施の形態では、説明を簡略化するために、本発明の送信側携帯端末を携帯端末20とし、受信側携帯端末を携帯端末22として説明する。なお、上記対応に限られるものではなく、送信側携帯端末を携帯端末22とし、受信側携帯端末を携帯端末20とすることも可能である。
【0040】
送信側の携帯端末20では、図示を省略した電源スイッチにより携帯端末20に電源が投入されるとステップ100へ進み、通話開始指示がなされるまで否定判断を繰り返す。ステップ100の判断は、操作部27からの通話開始指示を示す信号の入力を判別することによって判断可能である。
【0041】
例えば、携帯端末20に電源が投入されると、ユーザ情報テーブル30に格納された識別番号一覧を表示部26に表示する。次に、ユーザによる操作部27の選択指示のための予め定められたキーの押圧操作により識別番号が選択された後に、実行指示のための予め定められたキーが押圧操作されると、特定の識別番号を示す信号が出力されるようにする。この識別番号の入力を判別することによって、通話開始指示の判断が可能である。本実施の形態では、携帯端末22の識別番号を示す信号が出力されるものとする。
【0042】
ステップ100で肯定されると、ステップ102へ進み、携帯端末22と通信部24及び通信網14を介して音声データの授受を行う通話処理が開始される。ステップ102の処理は、具体的には、まず、携帯端末22へ通話処理を要求する要求信号を送信する。この要求信号は、ユーザ情報テーブル30から、上記ステップ100で出力された識別番号に対応する宛先情報に応じて送信される。次に、送信した要求信号に対する返信信号を携帯端末22から受信すると、携帯端末20及び携帯端末22の間で通話処理が開始される。
【0043】
次にステップ104では、コンテンツ共有指示がなされたか否かを判断する。コンテンツ共有指示とは、上記ステップ102の処理によって、通話処理が開始された携帯端末22と、静止画像や動画像等のコンテンツの画像を互いの携帯端末の表示部に(表示部26及び表示部36)表示して、同一のコンテンツの共有を行うことを指示するためのものである。ステップ104の判断は、ユーザによる操作部27の押圧指示によるコンテンツ共有指示を示す信号の入力を判別することで判断可能である。
【0044】
このコンテンツ共有指示を示す信号の入力は、例えば、表示部26にコンテンツ共有指示項目を含むメニュー項目を表示し、表示されたメニュー項目の中から操作部27の予め定められたキーの押圧操作によって入力されるコンテンツ共有指示を示す信号入力を判別することによって判断可能である。なお、コンテンツ共有指示項目を含むメニュー項目は、上記ステップ102の通話処理が開始されると、表示部26に表示されるようにすればよい。
【0045】
ステップ104で否定されると、ステップ116へ進み、肯定されるとステップ106へ進む。ステップ106では、携帯端末22の識別番号に関連するコンテンツ名一覧をコンテンツテーブル32から検索する検索処理が実行される。次にステップ108において、上記ステップ106で検索したコンテンツ名一覧を表示部26に表示する。ステップ108の処理によって、例えば、表示部26には、集合写真、風景静止画像、及び集合写真動画像等のコンテンツ名一覧が表示される。
【0046】
次にステップ110では、上記ステップ108で表示部26に表示されたコンテンツ名一覧の中から、ユーザの操作部27の操作指示によって特定のコンテンツ名の選択指示がなされるまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ112へ進む。ステップ110の判断は、上記ステップ108のコンテンツ名一覧表示中に入力されるユーザによる操作部27の選択指示のための予め定められたキーの押圧操作による、特定のコンテンツ名の選択指示を示す信号を判別することによって判断可能である。
【0047】
ステップ112では、上記ステップ110で入力されたコンテンツ名に応じたコンテンツIDをコンテンツテーブル32から特定し、通信部24を介して携帯端末22へ送信する。
【0048】
次にステップ114では、コンテンツテーブル32から上記ステップ110で入力されたコンテンツ名のコンテンツの画像を表示部26に表示する。ステップ114の処理によって、携帯端末22との通話処理中に、携帯端末22へ送信したコンテンツIDに対応するコンテンツの画像を表示部26へ表示することができる。
【0049】
次にステップ116では、通話終了指示がなされたか否かを判断する。ステップ116の判断は、ユーザによる操作部27の予め定められた通話処理終了を示すキーの押圧操作による信号の入力を判別することによって判断可能である。ステップ116で否定されると上記ステップ104へ戻り、上記ステップ104乃至ステップ114の処理を繰り返し、肯定されると本ルーチンを終了する。
【0050】
なお、上記ステップ100及びステップ102の処理は、本発明の送信側接続手段の機能に相当する。また、上記ステップ110の処理は、本発明の指示手段の機能に相当し、上記ステップ112の処理は、送信制御手段の機能に相当する。また、ステップ114の処理は、表示手段の機能に相当する。
【0051】
次に、受信側の携帯端末22の作用について説明する。
【0052】
携帯端末22では、所定時間毎に図3に示す処理ルーチンが実行され、ステップ200において、携帯端末20から通話処理を要求する信号を受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ202へ進み、携帯端末20と通信網14及び通信部34を介して音声データの授受を行う通話処理が開始される。
【0053】
次にステップ204では、携帯端末20から通信部34を介して所定時間内にコンテンツIDを受信したか否かを判断し、否定されるとステップ210へ進み、肯定されるとステップ206へ進む。ステップ206では、上記ステップ204で受信したコンテンツIDに対応するコンテンツをコンテンツテーブル42から検索し、次のステップ208において、検索したコンテンツの画像を表示部36へ表示する。
【0054】
ステップ208の処理によって、携帯端末20との通話処理中に携帯端末20から受信したコンテンツIDに対応するコンテンツの画像を表示部36へ表示することができる。
【0055】
次にステップ210では、通話終了指示がなされたか否かを判断する。ステップ210の判断は、ユーザによる操作部37の予め定められた通話処理終了を示すキーの押圧操作による信号の入力を判別することによって判断可能である。ステップ210で否定されるとステップ上記204へ戻り、上記ステップ204乃至ステップ208の処理を繰り返し、肯定されると本ルーチンを終了する。
【0056】
以上説明したように、本実施の形態の情報共有システム10によれば、携帯端末20と携帯端末22との間の通話処理中に、一方の携帯端末から他方の携帯端末へコンテンツID送信するとともに、双方の携帯端末(携帯端末20及び携帯端末22)において、該コンテンツIDのコンテンツの画像を各々の表示部へ表示する。このため、携帯端末20と携帯端末22との間の通話処理中に、同一のコンテンツの画像を各々の携帯端末の表示部に表示することができ、通話中に同一のコンテンツを共有することが可能となる。
【0057】
従って、携帯端末の通話処理における娯楽性を向上させることができるとともに、通話処理中に同一の画像を視認可能に表示することができるので、携帯端末のコミュニケーション機能としての効果をより向上することができる。
【0058】
なお、上記ステップ200乃至ステップ202の処理は、本発明の受信側接続手段の機能に相当する。また、上記ステップ206の処理は、本発明の受信手段の機能に相当し、ステップ208の処理は、提示手段の機能に相当する。
【0059】
本実施の形態では、携帯端末20及び携帯端末22に予め同一のデータが格納されたコンテンツテーブル32及びコンテンツテーブル42が各々記憶されているものとして説明したが、コンテンツテーブルは、携帯端末20、携帯端末22、または情報配信装置16(コンテンツテーブル54)の何れか1箇所に記憶されるようにしてもよい。
【0060】
例えば、情報共有システム10において、携帯端末20のみにコンテンツテーブル32が記憶されている場合、上記ステップ112において、コンテンツを携帯端末20から携帯端末22へ送信すればよい。
【0061】
また、情報配信装置16のみにコンテンツテーブル54が記憶されることも可能である。この場合、まず、携帯端末20では、上記ステップ102の通話処理が開始された後、通話元の携帯端末20及び通話先の携帯端末22の識別情報を情報配信装置16へ送信する。情報配信装置16は、携帯端末20及び携帯端末22の識別情報を携帯端末20から受信すると、コンテンツテーブル56から携帯端末20及び携帯端末22双方の識別情報に該当するコンテンツの全てを特定し、特定したコンテンツを携帯端末20及び携帯端末22へ送信する。携帯端末20及び携帯端末22は、情報配信装置16から受信したコンテンツの画像を各々表示部26及び表示部36に表示する。
【0062】
なお、コンテンツテーブル56に格納されるコンテンツIDは、複数格納されてもよく、この場合、各々のコンテンツIDに対応する各々のユーザの識別番号毎に優先順位を付与するようにしてもよい。この場合、携帯端末20及び携帯端末22間で通話処理が開始されると、情報配信装置16から携帯端末20及び携帯端末22へ、コンテンツIDに付与された優先順位に応じてコンテンツを配信するようにしてもよい。
【0063】
また、情報配信装置16から携帯端末20及び携帯端末22へコンテンツに変えて情報配信装置16のコンテンツの格納先を示すアドレス情報を携帯端末20及び携帯端末22へ送信してもよい。この場合、携帯端末20及び携帯端末22は、受信したアドレス情報に応じて情報配信装置16へアクセスすることによって該当するコンテンツの画像を各々表示部26及び表示部36へ表示することが可能となる。なお、情報配信装置16から通信回線12を介して携帯端末20及び携帯端末22へデータを送信するには、例えば、携帯端末20及び携帯端末22の端末番号などのアドレス情報を予め情報配信装置16に登録し、このアドレスを指定してデータを送信することによって送信されるようにすればよい。
【0064】
また、本実施の形態では、上記ステップ104及びステップ110のユーザによる指示入力の判断により、ステップ112においてコンテンツIDが携帯端末22へ送信される場合を説明したが、上記ステップ104及びステップ110のユーザによる指示入力の判断を省略することも可能である。この場合、上記ステップ102の通話処理が開始されると、ステップ106へ進み、予めユーザ情報テーブル30に登録された携帯端末22の識別番号に応じて、携帯端末22に関連するコンテンツ一覧を検索した後にステップ112へ進み、コンテンツIDを携帯端末22へ送信すればよい。これによって、携帯端末20において通話処理が開始されると、ユーザの操作指示による信号入力を判断することなく、携帯端末20と携帯端末22との通話処理中に同一のコンテンツの画像が各々の表示部に表示され、携帯端末20及び携帯端末22間で通話処理中にコンテンツの共有を図ることができる。
【0065】
なお、上記実施の形態では、コンテンツID及びコンテンツの送受信について説明したが、更に他なる種類のデータの送受信を付加してもよい。例えば、携帯端末20及び携帯端末22において通話処理が開始されると、情報配信装置16から携帯端末20及び携帯端末22へ広告業者等が宣伝等のために配信する広告情報等が上記説明したコンテンツと同様に配信されるようにしてもよい。この場合、広告情報の配信に要する通信料金は、広告業者側に課金されるようにすればよい。
【0066】
具体的には、コンテンツテーブル56のコンテンツIDに対応付けて、予め広告情報を格納するとともに、携帯端末20及び携帯端末22の通話時間を記憶部50に記憶する。携帯端末20及び携帯端末22において、通話処理が開始され、情報配信装置16から広告情報が携帯端末20及び携帯端末22へ配信されると、通話処理時間または広告表示時間に応じた課金がなされるように課金情報を広告情報に関連づけて記憶すればよい。
【0067】
なお、上記実施の形態では、コンテンツIDは、ユーザの操作部27による指示入力、または携帯端末20及び携帯端末22の識別番号に応じてコンテンツテーブル(32、42、または56)を検索することによって特定する場合を説明したが、通話処理中に通信網14を介して携帯端末20及び携帯端末22間で送信される音声データ(例えば会話に登場する人物や固有名詞など)を情報配信装置16または携帯端末20で音声認識することによって特定してもよい。この場合、コンテンツIDとコンテンツを示すキーワードとを関連づけて予め情報配信装置16または携帯端末20に記憶し、音声認識によって得られたデータに一致するキーワードを検索することによって、コンテンツIDを特定するようにすればよい。
【0068】
また、本実施の形態では、携帯端末20と携帯端末22の各々の表示部26及び表示部36に静止画像や動画像等のコンテンツの画像を表示する場合を説明したが、コンテンツとしてBGMや音楽等の音声情報を採用することも可能である。この場合、携帯端末20及び携帯端末22に、図示を省略したオーディオ装置等の情報再生機器を接続し、接続した情報再生機器にコンテンツを出力することによって、音声情報を情報再生機器で再生するようにすればよい。
【0069】
また、本実施の形態では、携帯端末20、携帯端末22、及び情報配信装置16に各々コンテンツテーブル32、コンテンツテーブル42、及びコンテンツテーブル56を格納する場合を説明したが、これらのテーブルと同一のデータを格納したコンテンツテーブルをPC44及びPC46に設けるようにしてもよい。この場合、例えばPC44の図示を省略した表示部に、コンテンツテーブルからコンテンツ名一覧を表示し、ユーザによる予め定められた位置の押圧によってまたはタッチパネル方式での指定によって特定のコンテンツ名が選択されると、コンテンツ名に応じたコンテンツまたはコンテンツIDがコンテンツテーブルから特定されて、携帯端末20を介して携帯端末22へ送信されるようにする。携帯端末22では、携帯端末22に接続されたPC46にコンテンツを出力し、PC46の図示を省略した表示部にコンテンツの画像を表示するようにしてもよい。
【0070】
また、本実施の形態では、コンテンツの画像を表示部26及び表示部36へ表示する場合を説明したが、表示部26及び表示部36へのコンテンツの画像表示中に、ユーザによる予め定められ位置の押圧によって、該当コンテンツに予め関連づけられたデータが保存された情報提供業者等のサイトへアクセス可能としてもよい。
【0071】
なお、本実施の形態の情報共有システム10における、携帯端末20と携帯端末22との間の通話処理の形態は、音声データの授受による通話に限られるものではなく、画像データ、または文字データの授受による通信であってもよい。
【0072】
また、本実施の形態では、携帯端末20及び携帯端末22は、携帯電話等の形態可能な端末であるものとして説明したが、このような形態に限られるものではなく、固定型の端末であってもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の送信側端末、受信側端末、及び情報共有システムによれば、送信側端末と受信側端末との間における通話中に、共有するデータ格納情報を送信側端末から受信側端末へ送信することができるので、通話中の端末間においてデータを共有することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る情報共有システムの概略構成を示すイメージ図である。
【図2】送信側携帯端末の処理の内容を示すフローチャートである。
【図3】受信側携帯端末の処理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 情報共有システム
20 携帯端末
22 携帯端末
26 表示部
30 ユーザ情報テーブル
32 コンテンツテーブル
36 表示部
40 ユーザ情報テーブル
42 コンテンツテーブル
54 ユーザ情報テーブル
56 コンテンツテーブル
【発明の属する技術分野】
本発明は送信側端末、受信側端末、及び情報共有システムに係り、特に、端末間で通信回線を介して音声による通話、画像の通信、及び文字情報の通信の内、少なくとも1つを実行する、送信側端末、受信側端末、及び情報共有システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット等の情報通信網の普及に伴い、画像データを含む様々なコンテンツが、インターネットを介して携帯電話機へ配信されるようになっている。一例としてフォトネットでは、パーソナル・コンピュータ(PC)や携帯電話機からアップロードされた画像データをウェブサーバに予め保管し、定期的に携帯電話機へ画像を配信するサービスを提供している(非特許文献1参照)。 また、携帯電話機へ画像データを配信するサービスの一例として、iモードの画像配信サービスも知られている(非特許文献2参照)。
【0003】
【非特許文献1】
【非特許文献2】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
フォトネットのサービスを利用すれば、サーバに保管された画像データは、サーバにアクセスされることにより携帯電話機へ提供される。同様に、携帯電話機への画像配信サービスによれば、提携業者が提供する画像データは、予め配信登録された携帯電話機各々へ配信される。
【0005】
しかしながら、画像データが提供された携帯電話機を使用するユーザ間で、提供された同一の画像データについての話題進行や、同一の画像データの鑑賞についての要望がなされることがあった。
【0006】
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、端末間において、通話中にデータを共有することが可能な送信側端末、受信側端末、及び情報共有システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の送信側端末は、受信側端末と通信回線を介して音声による通話、画像の通信、及び文字情報の通信の内、少なくとも1つを実行するための送信側端末において、前記受信側端末との間に通信回線を介する接続関係を構築する送信側接続手段と、接続中に前記受信側端末との間で共有するデータを指示する指示手段と、前記指示手段により指示されたデータの格納情報を生成すると共に、生成した格納情報を前記受信側端末へ送信する送信制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
本発明の送信側端末は、受信側端末と通信回線を介して音声による通話、画像の通信、及び文字情報の通信の内、少なくとも1つを実行するためのものであり、送信側接続手段を備えている。送信側端末及び受信側端末の一例には、携帯電話等の携帯端末や固定電話等の固定端末等がある。送信側接続手段は、受信側端末との間で通信回線を介して接続関係を構築するためのものである。送信側接続手段によって、送信側端末と受信側端末とは通信回線を介して接続され、通話または通信が可能となる。指示手段は、受信側端末との間で共有するデータを指示するためのものである。指示手段による指示は、送信側接続手段により送信側端末と受信側端末との間で接続中になされる。指示手段によって指示されるデータは、静止画像や動画像等の画像データやテキストデータ等である。指示手段によって受信側端末との間で共有するデータの指示がなされると、送信制御手段は、指示されたデータの格納情報を生成し、生成した格納情報を受信側端末へ送信する。格納情報は、共有するデータや、共有するデータを記憶した記憶場所を示すデータである。受信側端末は、送信側端末との接続中に格納情報を受信することができる。受信側端末は、受信した格納情報に応じて、共有するデータを得ることができる。
【0009】
このように、送信側端末と受信側端末との間で接続関係が構築され、通信回線を介して接続中に、データの格納情報を送信側端末から受信側端末へ送信することができる。従って、送信側端末と受信側端末との接続中に、送信側端末によって指示されたデータに応じた通話または通信を促すことができる。
【0010】
前記送信側端末は、前記共有するデータを記憶するための記憶手段を更に備えることができ、前記送信制御手段は、前記記憶手段に記憶されたデータを前記格納情報として前記受信側端末へ送信することができる。
【0011】
送信側端末は、共有するデータを記憶するための記憶手段を更に備えることができる。受信側端末との接続中に指示手段によって受信側端末との間で共有するデータの指示がなされると、送信制御手段は、記憶手段に記憶された全ての共有対象データを受信側端末へ送信する。受信側端末は、送信側端末と共有するデータを受信することができる。このため、受信側端末は、送信側端末との通話または通信中に、送信側端末と共有するデータを直接受信することができる。
【0012】
前記送信制御手段は、通信回線に接続され且つ前記共有するデータを記憶した外部記憶手段を識別するための識別子を予め記憶することができ、前記識別子を前記格納情報として前記受信側端末へ送信することができる。
【0013】
送信側端末と受信側端末との間で共有するデータは、外部記憶手段に予め記憶することができる。外部記憶手段は、通信回線に接続されており、送信制御手段は、外部記憶手段を識別する識別子を予め記憶する。送信制御手段は、受信側端末との接続中に識別子を受信側端末へ送信すると、受信側端末は、識別子を受信する。このため、送信側端末及び受信側端末に、共有するデータが記憶された場所を示す識別子に応じてデータを参照することを促すことができる。従って、外部記憶手段に予めデータを記憶すれば、送信側端末及び受信側端末双方の端末における記憶部の記憶容量を確保することができる。
【0014】
前記送信側端末は、前記共有するデータを表示するための表示手段をさらに備えることができる。送信側端末は、表示手段を備えることができ、共有するデータを表示手段に表示することができる。このため、送信側端末において、受信側端末と共有するデータを視認可能に提供することが可能となる。また、受信側端末に表示手段を備えるようにすれば、送信側端末及び受信側端末双方において、同時に共有するデータを閲覧することが可能となる。
【0015】
本発明の受信側端末は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の送信側端末と接続するための受信側端末において、前記送信側端末との間に通信回線を介する接続関係を構築する受信側接続手段と、前記格納情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した格納情報に基づいて、前記送信側端末と共有するデータを生成すると共に、生成されたデータを提示する提示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0016】
本発明の受信側端末は、受信側接続手段を備えており、送信側端末との間に通信回線を介して接続関係を構築する。受信側接続手段によって、受信側端末は、送信側端末と音声による通話が可能となる。受信手段は、送信側端末から送信された格納情報を受信する。提示手段は、受信手段により受信した格納情報に基づいて、送信側端末と共有するデータを生成する。共有するデータは、格納情報に応じて得られる。例えば、識別子に応じて外部記憶手段へアクセスすることによって生成される。また、提示手段は、生成された共有するデータを提示する。
【0017】
このため、受信側端末は、送信側端末によって指示された共有データを、送信側端末との接続中、すなわち音声による通話中に提示することができ、データを共有することができる。
【0018】
本発明の情報共有システムは、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の送信側端末と、請求項5に記載の受信側端末と、前記送信側端末と前記受信側端末とを接続する通信回線と、から構成されることを特徴とする。
【0019】
本発明の情報共有システムは、前記送信側端末と、前記受信側端末と、送信側端末と受信側端末とを接続する通信回線と、から情報共有システムを構成することで、通信回線を介して送信側端末と受信側端末との間で共有するデータを送受信することができるので、通信回線に接続された任意の装置に共有するデータを記憶するとともに、この任意の装置を識別するための識別子を送信側端末へ予め記憶すれば、通信回線に接続された多種多様な装置に格納されたデータを共有データとして受信側端末及び送信側端末へ提供することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本実施の形態の情報共有システムに係る一の実施の形態を図面に基づき説明する。本実施の形態は、無線または有線で通信回線に接続可能なネットワーク・システム(以下、情報共有システム)に本発明を適用したものである。
【0021】
図1には本実施形態に係る情報共有システムの構成を模式的に示した。本実子の形態では、情報共有システム10は、通信媒体として、インターネットやその他のネットワークとしてのLAN(Local Area Network)で代表される通信回線12、及び各地域の電話会社が構築、提供する公衆電話網などで代表される通信網14を含んで構成される。通信網14の一例には、各種形式の無線電話網がある。通信回線12と通信網14とは、図示を省略したゲート・ウェイ(中継装置)によって相互接続されている。
【0022】
通信網14には、携帯電話などの携帯端末に対するデータの送受信機能を有する基地局18が備えられている。これによって、携帯端末20および携帯端末22は、互いに通信網14を介して音声データ授受(以下、通話処理という)が可能となる。また、携帯端末20および携帯端末22は、基地局18及び通信網14を介して通信回線12への参加が可能となる。通信回線12には、情報配信装置16が接続されている。このため、携帯端末20及び携帯端末22は、通信網14及び通信回線12を介して、情報配信装置16と互いにデータの授受が可能な構成となっている。
【0023】
携帯端末20及び携帯端末22は、主に、互いに通信網14を介して通話処理を行うとともに、通話処理中に互いに共通のコンテンツ(詳細後述)を各々の携帯端末を使用するユーザに対して提供するためのものである。コンテンツには、例えば、静止画像や、動画像の画像データ、音声データ、及びテキストデータ等がある。
【0024】
携帯端末20及び携帯端末22には、各々パーソナル・コンピュータ(以下、PCという)44及びPC46がデータの授受可能にケーブルを介して接続されている。PC44及びPC46は、各々携帯端末20及び携帯端末22に表示するコンテンツを格納するためのものである(詳細後述)。
【0025】
情報配信装置16は、情報配信装置16を所有している情報配信者と予め情報配信契約を結んだユーザに関する情報(詳細後述)及び、ユーザによって予め登録された多種多様なコンテンツを記憶するためのものである。
【0026】
携帯端末20は、通信部24、表示部26、操作部27及び記憶部28を備えている。通信部24は、外部と通信するためのインターフェース機能部である。表示部26は、主に、各種入力画面やコンテンツの画像を表示するためのものである。操作部27は、各種指示を入力するためのものである。操作部27の一例には、テンキー等がある。なお、図示は省略するが、携帯端末20には、CPU、ROM、RAM、及び入出力ポートがバスを介して互いに接続され、上記通信部24、表示部26、操作部27及び記憶部28を含む各種入出力部が入出力ポートに接続されて構成されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。なお、携帯端末20には、図示は省略するが、デジタルスチルカメラ等と同様の機能を有する撮像部を含むようにしてもよい。
【0027】
記憶部28は、後述する処理ルーチン、及び各種データを記憶するためのものであり、ユーザ情報テーブル30及びコンテンツテーブル32を含んで構成される。
【0028】
ユーザ情報テーブル30は、携帯端末20から通信網14を介して音声データを送受信する宛先、すなわち通話先を示す情報としての宛先情報と、該宛先情報を識別可能な識別番号とを対応づけて格納するためのものである。宛先情報の1例には、メールアドレスや電話番号等がある。本実施の形態では、宛先情報は、予めユーザ情報テーブル30に記憶されているものとして説明する。具体的には、携帯端末20及び携帯端末22の電話番号が、各々の電話番号を識別可能な識別番号に関連づけて記憶されているものとする。
【0029】
コンテンツテーブル32は、ユーザによって予め登録された多種多様なコンテンツ、各コンテンツの属性を示すコンテンツ名、各々のコンテンツを識別可能なコンテンツID、及び各々のコンテンツに関連する識別番号を関連づけて格納するためのものである。なお、各々のコンテンツに関連する識別番号は、1つのコンテンツに対して複数関連付けることが可能である。具体的には、複数のユーザが含まれる集合写真等の静止画像のコンテンツには、該静止画像に含まれるすべてのユーザ各々が使用する携帯端末の識別番号を関連づけて記憶することができる。
【0030】
コンテンツテーブル32への各種データの登録は、例えば、携帯端末20の図示を省略した撮像部によって得られた撮影画像の画像データや、PC44を介して入力された画像データ等のコンテンツを、ユーザの操作部27の操作によって入力されたコンテンツ名及び識別番号とともに、コンテンツテーブル32へ格納することによって登録されるようにすればよい。なおコンテンツIDは、自動的に付与されるようにすればよい。
【0031】
携帯端末22は、通信部34、表示部36、操作部37及び記憶部38を備えている。なお、図示は省略するが、携帯端末22には、CPU、ROM、RAM、及び入出力ポートがバスを介して互いに接続され、上記通信部34、表示部36、操作部37、及び記憶部38を含む各種入出力部が入出力ポートに接続されて構成されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。記憶部38は、ユーザ情報テーブル40及びコンテンツテーブル42を含んで構成されている。なお、携帯端末22は、携帯端末20と同様の構成のため、詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、ユーザ情報テーブル40及びコンテンツテーブル42には、各々ユーザ情報テーブル30及びコンテンツテーブル32と同一のデータが格納されているものとして説明する。
【0032】
PC44及びPC46は、各々図示を省略したCPU、ROM、RAM、及び入出力ポートがバスを介して互いに接続され、各種入出力機器が入出力ポートに接続されて構成されており、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。各種入出力機器には、CRT等のディスプレイ、マウス、キーボード等がある。
【0033】
情報配信装置16は、PC48及び記憶部50を備えている。PC48は、通信回線12及び通信網14を介して携帯端末20及び携帯端末22とデータ授受するための通信インターフェース52を含んで構成されている。なお、図示は省略するが、PC48は、CPU、ROM、RAM、及び入出力ポートがバスを介して互いに接続され、各種周辺機器が入出力ポートに接続された構成とされている。周辺機器としては、キーボード、ディスプレイ等がある。記憶部50は、PC48に接続されており、ユーザ情報テーブル54及びコンテンツテーブル56を含んで構成されている。
【0034】
本実施の形態では、ユーザ情報テーブル54及びコンテンツテーブル56には、ユーザ情報テーブル30及びコンテンツテーブル32と同一のデータが格納されているものとして説明する。コンテンツテーブル56への各種データの登録は、例えば、携帯端末20または携帯端末22からコンテンツを含む各種データを、情報配信装置16へアップロードすることによって行われるようにすればよい。また、PC44及びPC46を通信回線12に接続可能とし、PC44またはPC46からコンテンツを含む各種データが、情報配信装置16へアップロードされるようにしてもよい。
【0035】
なお、本実施の形態では、携帯端末20、携帯端末22及び情報配信装置16を各々1台ずつ通信回線12に接続する場合を説明するが、さらに複数の携帯端末、及び情報配信装置を接続することも可能である。
【0036】
なお、上記携帯端末20は、本発明の送信側携帯端末に相当し、携帯端末22は、受信側携帯端末に相当する。また、通信回線12及び通信網14は、通信回線に相当する。また、通信部24は、本発明の送信側接続手段に相当し、記憶部28は、記憶手段に相当する。また、情報配信装置16は、本発明の外部記憶手段に相当する。また、表示部26は、本発明の表示手段に相当する。また、通信部34は、受信側接続手段及び受信部に相当する。
【0037】
次に、上記実施の形態の作用を図面を参照して説明する。図2には、携帯端末20で実行される処理ルーチンを示した。
【0038】
なお、本実施の形態では、携帯端末20と携帯端末22との間で通話処理がなされる場合を説明する。
【0039】
本実施の形態では、説明を簡略化するために、本発明の送信側携帯端末を携帯端末20とし、受信側携帯端末を携帯端末22として説明する。なお、上記対応に限られるものではなく、送信側携帯端末を携帯端末22とし、受信側携帯端末を携帯端末20とすることも可能である。
【0040】
送信側の携帯端末20では、図示を省略した電源スイッチにより携帯端末20に電源が投入されるとステップ100へ進み、通話開始指示がなされるまで否定判断を繰り返す。ステップ100の判断は、操作部27からの通話開始指示を示す信号の入力を判別することによって判断可能である。
【0041】
例えば、携帯端末20に電源が投入されると、ユーザ情報テーブル30に格納された識別番号一覧を表示部26に表示する。次に、ユーザによる操作部27の選択指示のための予め定められたキーの押圧操作により識別番号が選択された後に、実行指示のための予め定められたキーが押圧操作されると、特定の識別番号を示す信号が出力されるようにする。この識別番号の入力を判別することによって、通話開始指示の判断が可能である。本実施の形態では、携帯端末22の識別番号を示す信号が出力されるものとする。
【0042】
ステップ100で肯定されると、ステップ102へ進み、携帯端末22と通信部24及び通信網14を介して音声データの授受を行う通話処理が開始される。ステップ102の処理は、具体的には、まず、携帯端末22へ通話処理を要求する要求信号を送信する。この要求信号は、ユーザ情報テーブル30から、上記ステップ100で出力された識別番号に対応する宛先情報に応じて送信される。次に、送信した要求信号に対する返信信号を携帯端末22から受信すると、携帯端末20及び携帯端末22の間で通話処理が開始される。
【0043】
次にステップ104では、コンテンツ共有指示がなされたか否かを判断する。コンテンツ共有指示とは、上記ステップ102の処理によって、通話処理が開始された携帯端末22と、静止画像や動画像等のコンテンツの画像を互いの携帯端末の表示部に(表示部26及び表示部36)表示して、同一のコンテンツの共有を行うことを指示するためのものである。ステップ104の判断は、ユーザによる操作部27の押圧指示によるコンテンツ共有指示を示す信号の入力を判別することで判断可能である。
【0044】
このコンテンツ共有指示を示す信号の入力は、例えば、表示部26にコンテンツ共有指示項目を含むメニュー項目を表示し、表示されたメニュー項目の中から操作部27の予め定められたキーの押圧操作によって入力されるコンテンツ共有指示を示す信号入力を判別することによって判断可能である。なお、コンテンツ共有指示項目を含むメニュー項目は、上記ステップ102の通話処理が開始されると、表示部26に表示されるようにすればよい。
【0045】
ステップ104で否定されると、ステップ116へ進み、肯定されるとステップ106へ進む。ステップ106では、携帯端末22の識別番号に関連するコンテンツ名一覧をコンテンツテーブル32から検索する検索処理が実行される。次にステップ108において、上記ステップ106で検索したコンテンツ名一覧を表示部26に表示する。ステップ108の処理によって、例えば、表示部26には、集合写真、風景静止画像、及び集合写真動画像等のコンテンツ名一覧が表示される。
【0046】
次にステップ110では、上記ステップ108で表示部26に表示されたコンテンツ名一覧の中から、ユーザの操作部27の操作指示によって特定のコンテンツ名の選択指示がなされるまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ112へ進む。ステップ110の判断は、上記ステップ108のコンテンツ名一覧表示中に入力されるユーザによる操作部27の選択指示のための予め定められたキーの押圧操作による、特定のコンテンツ名の選択指示を示す信号を判別することによって判断可能である。
【0047】
ステップ112では、上記ステップ110で入力されたコンテンツ名に応じたコンテンツIDをコンテンツテーブル32から特定し、通信部24を介して携帯端末22へ送信する。
【0048】
次にステップ114では、コンテンツテーブル32から上記ステップ110で入力されたコンテンツ名のコンテンツの画像を表示部26に表示する。ステップ114の処理によって、携帯端末22との通話処理中に、携帯端末22へ送信したコンテンツIDに対応するコンテンツの画像を表示部26へ表示することができる。
【0049】
次にステップ116では、通話終了指示がなされたか否かを判断する。ステップ116の判断は、ユーザによる操作部27の予め定められた通話処理終了を示すキーの押圧操作による信号の入力を判別することによって判断可能である。ステップ116で否定されると上記ステップ104へ戻り、上記ステップ104乃至ステップ114の処理を繰り返し、肯定されると本ルーチンを終了する。
【0050】
なお、上記ステップ100及びステップ102の処理は、本発明の送信側接続手段の機能に相当する。また、上記ステップ110の処理は、本発明の指示手段の機能に相当し、上記ステップ112の処理は、送信制御手段の機能に相当する。また、ステップ114の処理は、表示手段の機能に相当する。
【0051】
次に、受信側の携帯端末22の作用について説明する。
【0052】
携帯端末22では、所定時間毎に図3に示す処理ルーチンが実行され、ステップ200において、携帯端末20から通話処理を要求する信号を受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ202へ進み、携帯端末20と通信網14及び通信部34を介して音声データの授受を行う通話処理が開始される。
【0053】
次にステップ204では、携帯端末20から通信部34を介して所定時間内にコンテンツIDを受信したか否かを判断し、否定されるとステップ210へ進み、肯定されるとステップ206へ進む。ステップ206では、上記ステップ204で受信したコンテンツIDに対応するコンテンツをコンテンツテーブル42から検索し、次のステップ208において、検索したコンテンツの画像を表示部36へ表示する。
【0054】
ステップ208の処理によって、携帯端末20との通話処理中に携帯端末20から受信したコンテンツIDに対応するコンテンツの画像を表示部36へ表示することができる。
【0055】
次にステップ210では、通話終了指示がなされたか否かを判断する。ステップ210の判断は、ユーザによる操作部37の予め定められた通話処理終了を示すキーの押圧操作による信号の入力を判別することによって判断可能である。ステップ210で否定されるとステップ上記204へ戻り、上記ステップ204乃至ステップ208の処理を繰り返し、肯定されると本ルーチンを終了する。
【0056】
以上説明したように、本実施の形態の情報共有システム10によれば、携帯端末20と携帯端末22との間の通話処理中に、一方の携帯端末から他方の携帯端末へコンテンツID送信するとともに、双方の携帯端末(携帯端末20及び携帯端末22)において、該コンテンツIDのコンテンツの画像を各々の表示部へ表示する。このため、携帯端末20と携帯端末22との間の通話処理中に、同一のコンテンツの画像を各々の携帯端末の表示部に表示することができ、通話中に同一のコンテンツを共有することが可能となる。
【0057】
従って、携帯端末の通話処理における娯楽性を向上させることができるとともに、通話処理中に同一の画像を視認可能に表示することができるので、携帯端末のコミュニケーション機能としての効果をより向上することができる。
【0058】
なお、上記ステップ200乃至ステップ202の処理は、本発明の受信側接続手段の機能に相当する。また、上記ステップ206の処理は、本発明の受信手段の機能に相当し、ステップ208の処理は、提示手段の機能に相当する。
【0059】
本実施の形態では、携帯端末20及び携帯端末22に予め同一のデータが格納されたコンテンツテーブル32及びコンテンツテーブル42が各々記憶されているものとして説明したが、コンテンツテーブルは、携帯端末20、携帯端末22、または情報配信装置16(コンテンツテーブル54)の何れか1箇所に記憶されるようにしてもよい。
【0060】
例えば、情報共有システム10において、携帯端末20のみにコンテンツテーブル32が記憶されている場合、上記ステップ112において、コンテンツを携帯端末20から携帯端末22へ送信すればよい。
【0061】
また、情報配信装置16のみにコンテンツテーブル54が記憶されることも可能である。この場合、まず、携帯端末20では、上記ステップ102の通話処理が開始された後、通話元の携帯端末20及び通話先の携帯端末22の識別情報を情報配信装置16へ送信する。情報配信装置16は、携帯端末20及び携帯端末22の識別情報を携帯端末20から受信すると、コンテンツテーブル56から携帯端末20及び携帯端末22双方の識別情報に該当するコンテンツの全てを特定し、特定したコンテンツを携帯端末20及び携帯端末22へ送信する。携帯端末20及び携帯端末22は、情報配信装置16から受信したコンテンツの画像を各々表示部26及び表示部36に表示する。
【0062】
なお、コンテンツテーブル56に格納されるコンテンツIDは、複数格納されてもよく、この場合、各々のコンテンツIDに対応する各々のユーザの識別番号毎に優先順位を付与するようにしてもよい。この場合、携帯端末20及び携帯端末22間で通話処理が開始されると、情報配信装置16から携帯端末20及び携帯端末22へ、コンテンツIDに付与された優先順位に応じてコンテンツを配信するようにしてもよい。
【0063】
また、情報配信装置16から携帯端末20及び携帯端末22へコンテンツに変えて情報配信装置16のコンテンツの格納先を示すアドレス情報を携帯端末20及び携帯端末22へ送信してもよい。この場合、携帯端末20及び携帯端末22は、受信したアドレス情報に応じて情報配信装置16へアクセスすることによって該当するコンテンツの画像を各々表示部26及び表示部36へ表示することが可能となる。なお、情報配信装置16から通信回線12を介して携帯端末20及び携帯端末22へデータを送信するには、例えば、携帯端末20及び携帯端末22の端末番号などのアドレス情報を予め情報配信装置16に登録し、このアドレスを指定してデータを送信することによって送信されるようにすればよい。
【0064】
また、本実施の形態では、上記ステップ104及びステップ110のユーザによる指示入力の判断により、ステップ112においてコンテンツIDが携帯端末22へ送信される場合を説明したが、上記ステップ104及びステップ110のユーザによる指示入力の判断を省略することも可能である。この場合、上記ステップ102の通話処理が開始されると、ステップ106へ進み、予めユーザ情報テーブル30に登録された携帯端末22の識別番号に応じて、携帯端末22に関連するコンテンツ一覧を検索した後にステップ112へ進み、コンテンツIDを携帯端末22へ送信すればよい。これによって、携帯端末20において通話処理が開始されると、ユーザの操作指示による信号入力を判断することなく、携帯端末20と携帯端末22との通話処理中に同一のコンテンツの画像が各々の表示部に表示され、携帯端末20及び携帯端末22間で通話処理中にコンテンツの共有を図ることができる。
【0065】
なお、上記実施の形態では、コンテンツID及びコンテンツの送受信について説明したが、更に他なる種類のデータの送受信を付加してもよい。例えば、携帯端末20及び携帯端末22において通話処理が開始されると、情報配信装置16から携帯端末20及び携帯端末22へ広告業者等が宣伝等のために配信する広告情報等が上記説明したコンテンツと同様に配信されるようにしてもよい。この場合、広告情報の配信に要する通信料金は、広告業者側に課金されるようにすればよい。
【0066】
具体的には、コンテンツテーブル56のコンテンツIDに対応付けて、予め広告情報を格納するとともに、携帯端末20及び携帯端末22の通話時間を記憶部50に記憶する。携帯端末20及び携帯端末22において、通話処理が開始され、情報配信装置16から広告情報が携帯端末20及び携帯端末22へ配信されると、通話処理時間または広告表示時間に応じた課金がなされるように課金情報を広告情報に関連づけて記憶すればよい。
【0067】
なお、上記実施の形態では、コンテンツIDは、ユーザの操作部27による指示入力、または携帯端末20及び携帯端末22の識別番号に応じてコンテンツテーブル(32、42、または56)を検索することによって特定する場合を説明したが、通話処理中に通信網14を介して携帯端末20及び携帯端末22間で送信される音声データ(例えば会話に登場する人物や固有名詞など)を情報配信装置16または携帯端末20で音声認識することによって特定してもよい。この場合、コンテンツIDとコンテンツを示すキーワードとを関連づけて予め情報配信装置16または携帯端末20に記憶し、音声認識によって得られたデータに一致するキーワードを検索することによって、コンテンツIDを特定するようにすればよい。
【0068】
また、本実施の形態では、携帯端末20と携帯端末22の各々の表示部26及び表示部36に静止画像や動画像等のコンテンツの画像を表示する場合を説明したが、コンテンツとしてBGMや音楽等の音声情報を採用することも可能である。この場合、携帯端末20及び携帯端末22に、図示を省略したオーディオ装置等の情報再生機器を接続し、接続した情報再生機器にコンテンツを出力することによって、音声情報を情報再生機器で再生するようにすればよい。
【0069】
また、本実施の形態では、携帯端末20、携帯端末22、及び情報配信装置16に各々コンテンツテーブル32、コンテンツテーブル42、及びコンテンツテーブル56を格納する場合を説明したが、これらのテーブルと同一のデータを格納したコンテンツテーブルをPC44及びPC46に設けるようにしてもよい。この場合、例えばPC44の図示を省略した表示部に、コンテンツテーブルからコンテンツ名一覧を表示し、ユーザによる予め定められた位置の押圧によってまたはタッチパネル方式での指定によって特定のコンテンツ名が選択されると、コンテンツ名に応じたコンテンツまたはコンテンツIDがコンテンツテーブルから特定されて、携帯端末20を介して携帯端末22へ送信されるようにする。携帯端末22では、携帯端末22に接続されたPC46にコンテンツを出力し、PC46の図示を省略した表示部にコンテンツの画像を表示するようにしてもよい。
【0070】
また、本実施の形態では、コンテンツの画像を表示部26及び表示部36へ表示する場合を説明したが、表示部26及び表示部36へのコンテンツの画像表示中に、ユーザによる予め定められ位置の押圧によって、該当コンテンツに予め関連づけられたデータが保存された情報提供業者等のサイトへアクセス可能としてもよい。
【0071】
なお、本実施の形態の情報共有システム10における、携帯端末20と携帯端末22との間の通話処理の形態は、音声データの授受による通話に限られるものではなく、画像データ、または文字データの授受による通信であってもよい。
【0072】
また、本実施の形態では、携帯端末20及び携帯端末22は、携帯電話等の形態可能な端末であるものとして説明したが、このような形態に限られるものではなく、固定型の端末であってもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の送信側端末、受信側端末、及び情報共有システムによれば、送信側端末と受信側端末との間における通話中に、共有するデータ格納情報を送信側端末から受信側端末へ送信することができるので、通話中の端末間においてデータを共有することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る情報共有システムの概略構成を示すイメージ図である。
【図2】送信側携帯端末の処理の内容を示すフローチャートである。
【図3】受信側携帯端末の処理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 情報共有システム
20 携帯端末
22 携帯端末
26 表示部
30 ユーザ情報テーブル
32 コンテンツテーブル
36 表示部
40 ユーザ情報テーブル
42 コンテンツテーブル
54 ユーザ情報テーブル
56 コンテンツテーブル
Claims (6)
- 受信側端末と通信回線を介して音声による通話、画像の通信、及び文字情報の通信の内、少なくとも1つを実行するための送信側端末において、
前記受信側端末との間に通信回線を介する接続関係を構築する送信側接続手段と、
接続中に前記受信側端末との間で共有するデータを指示する指示手段と、
前記指示手段により指示されたデータの格納情報を生成すると共に、生成した格納情報を前記受信側端末へ送信する送信制御手段と、
を備えたことを特徴とする送信側端末。 - 前記共有するデータを記憶するための記憶手段をさらに備え、前記送信制御手段は、前記記憶手段に記憶されたデータを前記格納情報として前記受信側端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の送信側端末。
- 前記送信制御手段は、通信回線に接続され且つ前記共有するデータを記憶した外部記憶手段を識別するための識別子を予め記憶し、前記識別子を前記格納情報として前記受信側端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の送信側端末。
- 前記共有するデータを表示するための表示手段をさらに備えた請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の送信側端末。
- 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の送信側端末と接続するための受信側端末において、
前記送信側端末との間に通信回線を介する接続関係を構築する受信側接続手段と、
前記格納情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した格納情報に基づいて、前記送信側端末と共有するデータを生成すると共に、生成されたデータを提示する提示手段と、
を備えたことを特徴とする受信側端末。 - 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の送信側端末と、
請求項5に記載の受信側端末と、
前記送信側端末と前記受信側端末とを接続する通信回線と、
から構成された情報共有システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003084156A JP2004297250A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | 送信側端末、受信側端末、及び情報共有システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003084156A JP2004297250A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | 送信側端末、受信側端末、及び情報共有システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004297250A true JP2004297250A (ja) | 2004-10-21 |
Family
ID=33399380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003084156A Pending JP2004297250A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | 送信側端末、受信側端末、及び情報共有システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004297250A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1648062A1 (en) | 2004-10-12 | 2006-04-19 | Ngk Spark Plug Co., Ltd | Spark plug |
US7676544B2 (en) | 2005-12-09 | 2010-03-09 | Fujitsu Limited | File sharing system, file sharing method, and recording medium storing file sharing program |
JP5170090B2 (ja) * | 2007-05-31 | 2013-03-27 | 富士通株式会社 | データ連携システム、データ連携方法およびデータ連携プログラム |
JP2013207430A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Nakayo Telecommun Inc | 電話端末および電子メールの表示方法 |
-
2003
- 2003-03-26 JP JP2003084156A patent/JP2004297250A/ja active Pending
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