JP2002204195A - 列車無線システム - Google Patents
列車無線システムInfo
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- JP2002204195A JP2002204195A JP2000399781A JP2000399781A JP2002204195A JP 2002204195 A JP2002204195 A JP 2002204195A JP 2000399781 A JP2000399781 A JP 2000399781A JP 2000399781 A JP2000399781 A JP 2000399781A JP 2002204195 A JP2002204195 A JP 2002204195A
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中央制御所からの列車呼出及び列車からの他
列車呼出をワンタッチ操作で行える列車無線システムを
実現する。 【解決手段】 中央制御装置は周期的に各基地局に問い
合わせを行って各ゾーンの在線列車情報を取得し、その
列車の列車番号とゾーン番号とを指令操作盤上の表示器
１４へ表示する。この表示の列車番号対応に設けられた
選択スィッチ１３の１つを押すと、中央制御装置はその
列車番号と対応ゾーン番号から対応する基地局へ当該列
車番号を送信してその列車番号の列車移動局を呼出す。
また、移動局には近接列車呼出ボタンを設け、これが押
されると移動局はその情報を中央制御装置へ基地局経由
で送る。これを受信した中央制御装置は送信元基地局の
番号から近接ゾーンを調べ、そのゾーンに在線する列車
への発呼を行う。
列車呼出をワンタッチ操作で行える列車無線システムを
実現する。 【解決手段】 中央制御装置は周期的に各基地局に問い
合わせを行って各ゾーンの在線列車情報を取得し、その
列車の列車番号とゾーン番号とを指令操作盤上の表示器
１４へ表示する。この表示の列車番号対応に設けられた
選択スィッチ１３の１つを押すと、中央制御装置はその
列車番号と対応ゾーン番号から対応する基地局へ当該列
車番号を送信してその列車番号の列車移動局を呼出す。
また、移動局には近接列車呼出ボタンを設け、これが押
されると移動局はその情報を中央制御装置へ基地局経由
で送る。これを受信した中央制御装置は送信元基地局の
番号から近接ゾーンを調べ、そのゾーンに在線する列車
への発呼を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車無線システム
に係り、とくに通話相手の列車呼出を容易に行えるよう
にした列車無線システムに関する。
に係り、とくに通話相手の列車呼出を容易に行えるよう
にした列車無線システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】列車無線システムは、図３に示したよう
に、軌道に沿って漏洩同軸ケーブルＬＣＸが設置され、
これと列車上の移動局との間が無線回線で接続されてい
る。軌道はゾーン１〜ゾーンｎに分割され、各ゾーンに
は基地局ＢＳ１〜ＢＳｎがそれぞれ設置され、各基地局
は中央制御所の中央制御装置１とケーブル等で接続され
ている。中央制御装置１は各基地局に対して周期的に問
い合わせ信号を送り、各基地局はこの問い合わせに応じ
て自分の対応ゾーン内に在線する列車と交信して得た列
車番号と自基地局の対応ゾーン番号とを中央制御装置１
へ返す。こうして中央制御装置１が各ゾーンの列車在線
状況を取得すると、その情報を在線テーブル４に保持・
更新するとともに、図４に示したように運行パネル上に
表示する。
に、軌道に沿って漏洩同軸ケーブルＬＣＸが設置され、
これと列車上の移動局との間が無線回線で接続されてい
る。軌道はゾーン１〜ゾーンｎに分割され、各ゾーンに
は基地局ＢＳ１〜ＢＳｎがそれぞれ設置され、各基地局
は中央制御所の中央制御装置１とケーブル等で接続され
ている。中央制御装置１は各基地局に対して周期的に問
い合わせ信号を送り、各基地局はこの問い合わせに応じ
て自分の対応ゾーン内に在線する列車と交信して得た列
車番号と自基地局の対応ゾーン番号とを中央制御装置１
へ返す。こうして中央制御装置１が各ゾーンの列車在線
状況を取得すると、その情報を在線テーブル４に保持・
更新するとともに、図４に示したように運行パネル上に
表示する。
【０００３】図３のような列車無線システムは、中央制
御所から列車乗務員に対する指令を行うための指令通話
と、列車乗務員が何らかの異常を発見したときに主に中
央制御所へそのことを通知するための緊急通話／通報と
を行うのに主に用いられる。このうちの指令通話の場合
には、指令操作盤３が用いられるが、この指令操作盤３
には図５に示したように、ハンドセット５１、表示器５
２、テンキー５３、ゾーン選択スィッチ５３等が設けら
れている。中央制御所の指令員が、ある列車の列車乗務
員を呼び出すときは、その列車が在線するゾーンと列車
番号とを運行パネル２から読みとり、その在線ゾーンを
ゾーン選択スィッチ５４で選択し、さらに読みとった列
車番号をテンキー５３から入力する。そうすると選択さ
れたゾーン対応の基地局へ列車番号を含む呼出信号が中
央制御装置１から送信され、これを受信した基地局は列
車番号に従って該当する列車の移動局を呼び出す。
御所から列車乗務員に対する指令を行うための指令通話
と、列車乗務員が何らかの異常を発見したときに主に中
央制御所へそのことを通知するための緊急通話／通報と
を行うのに主に用いられる。このうちの指令通話の場合
には、指令操作盤３が用いられるが、この指令操作盤３
には図５に示したように、ハンドセット５１、表示器５
２、テンキー５３、ゾーン選択スィッチ５３等が設けら
れている。中央制御所の指令員が、ある列車の列車乗務
員を呼び出すときは、その列車が在線するゾーンと列車
番号とを運行パネル２から読みとり、その在線ゾーンを
ゾーン選択スィッチ５４で選択し、さらに読みとった列
車番号をテンキー５３から入力する。そうすると選択さ
れたゾーン対応の基地局へ列車番号を含む呼出信号が中
央制御装置１から送信され、これを受信した基地局は列
車番号に従って該当する列車の移動局を呼び出す。
【０００４】列車乗務員が何らかの異常を発見したとき
には、その列車乗務員が移動局を操作して中央制御所へ
緊急通報を行う。これは指令操作盤３に表示され、そこ
にいる指令員が全基地局経由で管理下にある全列車へこ
の緊急通報を発報してしらせる。
には、その列車乗務員が移動局を操作して中央制御所へ
緊急通報を行う。これは指令操作盤３に表示され、そこ
にいる指令員が全基地局経由で管理下にある全列車へこ
の緊急通報を発報してしらせる。
【０００５】また、特開平１０−１４５４８４号には、
中央制御所から行った呼出の履歴と中央制御所への移動
局からの着呼の履歴の、それぞれ新しいものから順に数
個づつ記憶・表示して、その表示された呼出先又は着呼
の発呼元移動局を指定するだけで当該移動局への発呼を
行えるようにした「列車無線電話指令操作卓」が開示さ
れている。
中央制御所から行った呼出の履歴と中央制御所への移動
局からの着呼の履歴の、それぞれ新しいものから順に数
個づつ記憶・表示して、その表示された呼出先又は着呼
の発呼元移動局を指定するだけで当該移動局への発呼を
行えるようにした「列車無線電話指令操作卓」が開示さ
れている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】中央制御所からある列
車の移動局への指令を行うときには、前述したように司
令員は対象列車の在線ゾーンと列車番号とを運行パネル
から読みとり、指令操作盤上のゾーン選択スィッチとテ
ンキーへそれぞれ入力するという操作を必要としたが、
これをワンタッチの操作で行えるようにすることが望ま
れていた。前記した特開平１０−１４５４８４号の技術
を用いれば、履歴が表示されている移動局に対しては中
央制御所からワンタッチで発呼を行えるが、履歴が残さ
れておらず表示されていない移動局への発呼はワンタッ
チ操作では行えないという制約があった。また、列車乗
務員が異常発生時に近くを走行中の列車を呼び出して通
話をする場合には、中央制御所へ列車番号を問い合わせ
るなどの操作が必要であったが、これもワンタッチ操作
で直接呼び出せるようにすることが求められていた。
車の移動局への指令を行うときには、前述したように司
令員は対象列車の在線ゾーンと列車番号とを運行パネル
から読みとり、指令操作盤上のゾーン選択スィッチとテ
ンキーへそれぞれ入力するという操作を必要としたが、
これをワンタッチの操作で行えるようにすることが望ま
れていた。前記した特開平１０−１４５４８４号の技術
を用いれば、履歴が表示されている移動局に対しては中
央制御所からワンタッチで発呼を行えるが、履歴が残さ
れておらず表示されていない移動局への発呼はワンタッ
チ操作では行えないという制約があった。また、列車乗
務員が異常発生時に近くを走行中の列車を呼び出して通
話をする場合には、中央制御所へ列車番号を問い合わせ
るなどの操作が必要であったが、これもワンタッチ操作
で直接呼び出せるようにすることが求められていた。
【０００７】本発明の目的は、ワンタッチ操作により中
央から任意列車への発呼が行え、また、近くを走行する
列車の移動局を列車から呼び出せるようにした列車無線
システムを提供することにある。
央から任意列車への発呼が行え、また、近くを走行する
列車の移動局を列車から呼び出せるようにした列車無線
システムを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、列車に搭載された移動局と、軌道に沿
って設定されたゾーンごとに設置されかつ対応ゾーン内
に在線中の列車に搭載された移動局と無線回線経由で接
続された基地局と、この各基地局と通信回線を介して接
続された中央制御装置とを備えた列車無線システムにお
いて、各基地局に周期的に問い合わせを行って各基地局
の対応ゾーンのゾーン番号とそのゾーンに在線する列車
の列車番号とを収集する在線状況収集手段と、この手段
により収集された在線状況をその収集時点ごとに更新し
ながら格納する在線状況記録手段と、この在線状況記録
手段に格納された在線状況を列車番号ごとに在線してい
るゾーン番号とともに表示する表示手段と、この表示手
段に表示された列車番号を操作員が選択する選択手段
と、この手段により選択された列車番号とその列車番号
の列車が在線しているゾーン番号とを前記在線状況記録
手段から取り出し、取り出したゾーン番号対応の基地局
へ取り出した列車番号の移動局を呼び出すように発呼信
号を送信する発呼手段とを、前記中央制御装置に設けた
ことを特徴とする列車無線システムを開示する。
めに、本発明は、列車に搭載された移動局と、軌道に沿
って設定されたゾーンごとに設置されかつ対応ゾーン内
に在線中の列車に搭載された移動局と無線回線経由で接
続された基地局と、この各基地局と通信回線を介して接
続された中央制御装置とを備えた列車無線システムにお
いて、各基地局に周期的に問い合わせを行って各基地局
の対応ゾーンのゾーン番号とそのゾーンに在線する列車
の列車番号とを収集する在線状況収集手段と、この手段
により収集された在線状況をその収集時点ごとに更新し
ながら格納する在線状況記録手段と、この在線状況記録
手段に格納された在線状況を列車番号ごとに在線してい
るゾーン番号とともに表示する表示手段と、この表示手
段に表示された列車番号を操作員が選択する選択手段
と、この手段により選択された列車番号とその列車番号
の列車が在線しているゾーン番号とを前記在線状況記録
手段から取り出し、取り出したゾーン番号対応の基地局
へ取り出した列車番号の移動局を呼び出すように発呼信
号を送信する発呼手段とを、前記中央制御装置に設けた
ことを特徴とする列車無線システムを開示する。
【０００９】更に本発明は、列車に搭載された移動局
と、軌道に沿って設定されたゾーンごとに設置されかつ
対応ゾーン内に在線中の列車に搭載された移動局と無線
回線経由で接続された基地局と、この各基地局と通信回
線を介して接続された中央制御装置とを備えた列車無線
システムにおいて、各基地局に周期的に問い合わせを行
って各基地局の対応ゾーンのゾーン番号とそのゾーンに
在線する列車の列車番号とを収集する在線状況収集手段
と、この手段により収集された在線状況をその収集時点
ごとに更新しながら、格納する在線状況記録手段と、ど
のゾーンに在線している列車の移動局を呼び出すかを指
示する呼出信号を受信し、その信号の示すゾーンのゾー
ン番号とそのゾーンに在線している列車の列車番号とを
前記在線状況記録手段から取り出し、取り出したゾーン
番号対応の基地局へ取り出した列車番号の移動局を呼び
出すように発呼信号を送信する発呼手段とを、前記中央
制御装置に設けるとともに、１又は、複数のゾーンから
なる呼出範囲の１又は複数個から１つの呼出範囲を選択
するための呼出範囲選択手段と、この手段により１つの
呼出範囲が選択されたときにその呼出範囲に含まれるゾ
ーンがどのゾーンであるかを示す信号を生成し、これを
前記呼出信号として前記中央制御装置に送信する呼出範
囲送信手段とを前記移動局に設けたことを特徴とする列
車無線システムを開示する。
と、軌道に沿って設定されたゾーンごとに設置されかつ
対応ゾーン内に在線中の列車に搭載された移動局と無線
回線経由で接続された基地局と、この各基地局と通信回
線を介して接続された中央制御装置とを備えた列車無線
システムにおいて、各基地局に周期的に問い合わせを行
って各基地局の対応ゾーンのゾーン番号とそのゾーンに
在線する列車の列車番号とを収集する在線状況収集手段
と、この手段により収集された在線状況をその収集時点
ごとに更新しながら、格納する在線状況記録手段と、ど
のゾーンに在線している列車の移動局を呼び出すかを指
示する呼出信号を受信し、その信号の示すゾーンのゾー
ン番号とそのゾーンに在線している列車の列車番号とを
前記在線状況記録手段から取り出し、取り出したゾーン
番号対応の基地局へ取り出した列車番号の移動局を呼び
出すように発呼信号を送信する発呼手段とを、前記中央
制御装置に設けるとともに、１又は、複数のゾーンから
なる呼出範囲の１又は複数個から１つの呼出範囲を選択
するための呼出範囲選択手段と、この手段により１つの
呼出範囲が選択されたときにその呼出範囲に含まれるゾ
ーンがどのゾーンであるかを示す信号を生成し、これを
前記呼出信号として前記中央制御装置に送信する呼出範
囲送信手段とを前記移動局に設けたことを特徴とする列
車無線システムを開示する。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図１は、本発明になる列車無線システムで用いる
指令操作盤の構成例を示す図で、指令操作盤の操作パネ
ル面を示している。このパネルには、ハンドセット１
１、テンキー１２、選択スィッチ１３、及び表示器１４
が設けられている。列車無線システム全体の構成は図３
に示したのと同じであるが、指令操作盤３が図１のもの
に置き換えられている。
する。図１は、本発明になる列車無線システムで用いる
指令操作盤の構成例を示す図で、指令操作盤の操作パネ
ル面を示している。このパネルには、ハンドセット１
１、テンキー１２、選択スィッチ１３、及び表示器１４
が設けられている。列車無線システム全体の構成は図３
に示したのと同じであるが、指令操作盤３が図１のもの
に置き換えられている。
【００１１】表示器１４には、中央制御装置１の問い合
わせにより各基地局から取り寄せられ、在線テーブル４
に格納された列車の在線情報が、列車番号とその在線ゾ
ーン番号で表示されている。図１では、列車番号「８０
０１」の列車がゾーン「１」に、列車番号「８００２」
の列車がゾーン「３」に在線していることを表示してい
る。そして各一行の情報の左側には選択スィッチ１３の
ボタン１３１、１３２…が設けられている。そこで例え
ば列車番号「８００１」の列車に対して発呼するときに
は、指令員は選択スィッチ１３のボタン１３１を押す。
この押下信号は指令操作盤３から中央制御装置１へ送ら
れ、中央制御装置１はその押下されたボタン対応に表示
されている列車番号とゾーンの番号を在線テーブル４か
ら取り出して該当する基地局を経由して列車番号「８０
０１」の移動局へ発呼する。このようにすれば、指令員
は表示器１４の表示を見ながら１つのボタン操作を行う
だけで、在線する列車に対しての発呼が可能となる。
わせにより各基地局から取り寄せられ、在線テーブル４
に格納された列車の在線情報が、列車番号とその在線ゾ
ーン番号で表示されている。図１では、列車番号「８０
０１」の列車がゾーン「１」に、列車番号「８００２」
の列車がゾーン「３」に在線していることを表示してい
る。そして各一行の情報の左側には選択スィッチ１３の
ボタン１３１、１３２…が設けられている。そこで例え
ば列車番号「８００１」の列車に対して発呼するときに
は、指令員は選択スィッチ１３のボタン１３１を押す。
この押下信号は指令操作盤３から中央制御装置１へ送ら
れ、中央制御装置１はその押下されたボタン対応に表示
されている列車番号とゾーンの番号を在線テーブル４か
ら取り出して該当する基地局を経由して列車番号「８０
０１」の移動局へ発呼する。このようにすれば、指令員
は表示器１４の表示を見ながら１つのボタン操作を行う
だけで、在線する列車に対しての発呼が可能となる。
【００１２】なお、図１では、発呼操作を選択スィッチ
１３により行うものとしたが、表示器１４がＣＲＴであ
る場合には、選択スィッチ１３を表示器とは別に設けず
に、マウスクリック、あるいはタッチパネル方式での選
択による発呼を行うようにしてもよい。また、選択スィ
ッチ１３に代えて、表示器１４上で各行ごとに番号を与
えて表示しておき、その番号をテンキー１２から入力す
るようにしてもよい。
１３により行うものとしたが、表示器１４がＣＲＴであ
る場合には、選択スィッチ１３を表示器とは別に設けず
に、マウスクリック、あるいはタッチパネル方式での選
択による発呼を行うようにしてもよい。また、選択スィ
ッチ１３に代えて、表示器１４上で各行ごとに番号を与
えて表示しておき、その番号をテンキー１２から入力す
るようにしてもよい。
【００１３】図２は、本発明になる列車無線システムの
列車上の移動局に設けられた操作パネルの例を示したも
ので、操作パネル２０には、中央制御所又は他列車を呼
び出すための呼出スイッチ２１、緊急事態を中央制御所
に知らせるための緊急通報スイッチ２２、表示灯２３、
ハンドセット２４等が設けられている。このパネル構成
で呼出スイッチ２１が本発明の特徴とするもので、この
呼出スイッチ２１には、「中央」「近接列車」の２つの
スイッチが用意されている。ここで「中央」は中央制御
所の指令員を呼び出すスイッチである。「近接列車」
は、進行方向に関わらず例えば隣接ゾーン内か同じゾー
ン内に在線している列車を呼び出すスイッチである。
列車上の移動局に設けられた操作パネルの例を示したも
ので、操作パネル２０には、中央制御所又は他列車を呼
び出すための呼出スイッチ２１、緊急事態を中央制御所
に知らせるための緊急通報スイッチ２２、表示灯２３、
ハンドセット２４等が設けられている。このパネル構成
で呼出スイッチ２１が本発明の特徴とするもので、この
呼出スイッチ２１には、「中央」「近接列車」の２つの
スイッチが用意されている。ここで「中央」は中央制御
所の指令員を呼び出すスイッチである。「近接列車」
は、進行方向に関わらず例えば隣接ゾーン内か同じゾー
ン内に在線している列車を呼び出すスイッチである。
【００１４】これらのスイッチが押下されたときは、ど
のスイッチ押下かが区別可能なコードが在線しているゾ
ーンの番号と共に中央制御へ送信され、中央制御所の中
央制御装置１では、対応した発呼を行う。即ち「中央」
スイッチの場合は中央制御所の指令員に対しての発呼
（又は表示灯等）で知らせ、「近接列車」スイッチの場
合は図１の在線テーブル４を参照して該当する列車の列
車番号と在線するゾーン番号を取り出してその列車を呼
び出す。このようにすれば、近接している列車を列車乗
務員はワンタッチで呼び出して通話できる。なお、ワン
タッチで呼び出せる列車を、例えば前／後方に隣接する
２ゾーンづつとしたり、当該列車と同じ方向へ走行中の
列車で隣接するゾーンに在線中のものとするなど、種々
の設定が可能なことはいうまでもなく、それに応じて、
呼出スイッチ２１に必要な数のスイッチを設けてもよ
い。
のスイッチ押下かが区別可能なコードが在線しているゾ
ーンの番号と共に中央制御へ送信され、中央制御所の中
央制御装置１では、対応した発呼を行う。即ち「中央」
スイッチの場合は中央制御所の指令員に対しての発呼
（又は表示灯等）で知らせ、「近接列車」スイッチの場
合は図１の在線テーブル４を参照して該当する列車の列
車番号と在線するゾーン番号を取り出してその列車を呼
び出す。このようにすれば、近接している列車を列車乗
務員はワンタッチで呼び出して通話できる。なお、ワン
タッチで呼び出せる列車を、例えば前／後方に隣接する
２ゾーンづつとしたり、当該列車と同じ方向へ走行中の
列車で隣接するゾーンに在線中のものとするなど、種々
の設定が可能なことはいうまでもなく、それに応じて、
呼出スイッチ２１に必要な数のスイッチを設けてもよ
い。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、中央制御所からワンタ
ッチ操作によって在線している任意の列車を呼び出すこ
とができ、また列車乗務員はワンタッチ操作によって近
くに在線中の列車を呼び出して通話を行えるという効果
がある。
ッチ操作によって在線している任意の列車を呼び出すこ
とができ、また列車乗務員はワンタッチ操作によって近
くに在線中の列車を呼び出して通話を行えるという効果
がある。
【図１】本発明の特徴とする指令操作盤のパネル構成
例。
例。
【図２】本発明の特徴とする移動局のパネル構成例。
【図３】列車無線システムの構成例。
【図４】運行パネルの表示例。
【図５】従来の指令操作盤のパネル構成例。
１１、２４ ハンドセット １２ テンキー １３ 選択スィッチ １４ 表示器 ２１ 呼出スイッチ ２２ 緊急通報スイッチ ２３ 表示灯
Claims (2)
- 【請求項１】 列車に搭載された移動局と、軌道に沿っ
て設定されたゾーンごとに設置されかつ対応ゾーン内に
在線中の列車に搭載された移動局と無線回線経由で接続
された基地局と、この各基地局と通信回線を介して接続
された中央制御装置とを備えた列車無線システムにおい
て、 各基地局に周期的に問い合わせを行って各基地局の対応
ゾーンのゾーン番号とそのゾーンに在線する列車の列車
番号とを収集する在線状況収集手段と、この手段により
収集された在線状況をその収集時点ごとに更新しながら
格納する在線状況記録手段と、この在線状況記録手段に
格納された在線状況を列車番号ごとに在線しているゾー
ン番号とともに表示する表示手段と、この表示手段に表
示された列車番号を操作員が選択する選択手段と、この
手段により選択された列車番号とその列車番号の列車が
在線しているゾーン番号とを前記在線状況記録手段から
取り出し、取り出したゾーン番号対応の基地局へ取り出
した列車番号の移動局を呼び出すように発呼信号を送信
する発呼手段とを、前記中央制御装置に設けたことを特
徴とする列車無線システム。 - 【請求項２】 列車に搭載された移動局と、軌道に沿っ
て設定されたゾーンごとに設置されかつ対応ゾーン内に
在線中の列車に搭載された移動局と無線回線経由で接続
された基地局と、この各基地局と通信回線を介して接続
された中央制御装置とを備えた列車無線システムにおい
て、 各基地局に周期的に問い合わせを行って各基地局の対応
ゾーンのゾーン番号とそのゾーンに在線する列車の列車
番号とを収集する在線状況収集手段と、この手段により
収集された在線状況をその収集時点ごとに更新しなが
ら、格納する在線状況記録手段と、どのゾーンに在線し
ている列車の移動局を呼び出すかを指示する呼出信号を
受信し、その信号の示すゾーンのゾーン番号とそのゾー
ンに在線している列車の列車番号とを前記在線状況記録
手段から取り出し、取り出したゾーン番号対応の基地局
へ取り出した列車番号の移動局を呼び出すように発呼信
号を送信する発呼手段とを、前記中央制御装置に設ける
とともに、 １又は、複数のゾーンからなる呼出範囲の１又は複数個
から１つの呼出範囲を選択するための呼出範囲選択手段
と、この手段により１つの呼出範囲が選択されたときに
その呼出範囲に含まれるゾーンがどのゾーンであるかを
示す信号を生成し、これを前記呼出信号として前記中央
制御装置に送信する呼出範囲送信手段とを前記移動局に
設けたことを特徴とする列車無線システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000399781A JP2002204195A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 列車無線システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000399781A JP2002204195A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 列車無線システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002204195A true JP2002204195A (ja) | 2002-07-19 |
Family
ID=18864492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000399781A Pending JP2002204195A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 列車無線システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002204195A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014017812A (ja) * | 2012-06-14 | 2014-01-30 | Nec Engineering Ltd | 無線通信システム及び無線回線制御装置 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000399781A patent/JP2002204195A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014017812A (ja) * | 2012-06-14 | 2014-01-30 | Nec Engineering Ltd | 無線通信システム及び無線回線制御装置 |
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