JP2002204141A - 屈曲水晶振動子 - Google Patents

屈曲水晶振動子

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    • H03H9/21Crystal tuning forks
    • H03H9/215Crystal tuning forks consisting of quartz

Abstract

(57)【要約】 【課題】 等価直列抵抗R1 の小さい超小型の音叉型屈
曲水晶振動子を提供することにある。 【解決手段】 音叉腕の中立線を挟んだ中央部の上下面
に溝を設け、当該溝と側面に電極を設け、音叉形状に構
成されている。音叉腕の中立線を挟んで溝を設けるの
で、電界が垂直に働く。その結果、電気機械変換効率が
良くなるので、等価直列抵抗R1 の小さい音叉型屈曲水
晶振動子が得られる。同時に、Q値が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は屈曲水晶振動子の形
状及び電極構成に関する。特に、小型化、高精度化、耐
衝撃性、低廉化の要求の強い携帯機器用の基準信号源と
して最適な新形状、新電極構成の屈曲水晶振動子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、音叉型水晶振動子
がよく知られている。図22にこの従来例の概観図を示
す。図22に於いて水晶振動子200は2本の音叉腕2
01,202を具えている。励振電極は音叉腕の表裏面
と側面に配置されている。図23には図22の音叉腕の
断面図を示す。音叉腕の断面形状は一般的には長方形を
している。一方の音叉腕の断面の上面には電極203が
下面には電極204が配置されている。側面には電極2
05と206が設けられている。他方の音叉腕の上面に
は電極207が下面には電極208が、更に側面には電
極209,210が配置され2電極端子H−H′構造を
成している。今、H−H′間に直流電圧を印加すると電
界は矢印方向に働く。その結果、一方の音叉腕が内側に
曲がると他方の音叉腕も内側に曲がる。この理由は、x
軸方向の電界成分Exが各音叉腕の内部で方向が反対に
なるためである。交番電圧を印加することにより振動を
持続することができる。このように、従来の音叉型屈曲
水晶振動子は、その水晶振動子の用途に対応した、互い
に同一寸法形状の複数本の音叉腕を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】音叉型屈曲水晶振動子
では、電界成分Exが大きいほど損失等価直列抵抗R1
が小さくなり、品質係数Q値が大きくなる。しかしなが
ら、従来から使用されている音叉型屈曲水晶振動子は、
図23で示したように、各音叉腕の表裏側面の4面に電
極を配置している。そのために電界が直線的に働かず、
かかる音叉型屈曲振動子を小型化させると、電界成分E
xが小さくなってしまい、損失等価直列抵抗R1 が大き
くなり、品質係数Q値が小さくなるなどの課題が残され
ていた。このようなことから、超小型で、品質係数Q値
が高くなるような新形状で、電気機械変換効率の良い電
極配置構成を具える音叉型の屈曲水晶振動子が所望され
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の方法で
従来の課題を有利に解決した屈曲水晶振動子を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】すなわち、本発明の屈曲水晶振動子の第1
の態様は、音叉腕の中立線を挟んだ中央部の上下面に溝
が設けられ、当該溝には同極となる電極が、側面には異
電極が配置され、一方の音叉腕の溝の電極と他方の音叉
腕の側面電極とは同極になり、更に、一方の音叉腕の側
面電極と他方の音叉腕の溝の電極とは同極となるように
構成することにより課題を解決している。
【0006】本発明の屈曲水晶振動子の第2の態様は、
音叉型屈曲水晶振動子の音叉腕の中立線を挟んだ中央部
と、各音叉腕を連結する基部とに溝が設けられた屈曲水
晶振動子である。
【0007】本発明の屈曲水晶振動子の第3の態様は、
前記各音叉腕の側面と溝及び前記基部の溝に電極が配置
され、且つ隣接する電極が異電極となるように構成され
た第2の態様に記載の屈曲水晶振動子である。
【0008】本発明の屈曲水晶振動子の第4の態様は、
2個の前記音叉型屈曲水晶振動子が音叉基部で接続さ
れ、且つ、一体に形成されている第1の態様に記載の屈
曲水晶振動子である。
【0009】本発明の屈曲水晶振動子の第5の態様は、
音叉腕と音叉基部とが一体に形成されて屈曲振動モード
で振動する音叉型屈曲水晶振動子において、前記音叉腕
の中立線を挟んだ幅方向略中央部の上下面に各々1個の
溝が設けられ、前記上下面の溝には同極となる電極が、
側面には前記溝の前記電極と異なる極の電極が配置され
るとともに、一方の前記音叉腕の溝に配置された電極と
他方の前記音叉腕の側面に配置された電極とが同極とさ
れ、更に、前記一方の音叉腕の側面に配置された電極と
前記他方の音叉腕の溝に配置された電極とが同極とされ
た屈曲水晶振動子である。
【0010】本発明の屈曲水晶振動子の第6の態様は、
屈曲振動モードで振動する音叉型屈曲水晶振動子の前記
音叉腕に設けられた溝の両側面に電極が配置され、前記
溝側面の電極とその電極に対抗する腕側面の電極とが互
いに異極となる2電極端子を構成された第1の態様又は
第5の態様に記載の屈曲水晶振動子である。
【0011】本発明の屈曲水晶振動子の第7の態様は、
前記音叉腕の中立線を挟んだ中央部に設けられた溝は、
各音叉腕が連結された音叉基部にまで延在している第1
の態様又は第5の態様に記載の屈曲水晶振動子である。
【0012】本発明の屈曲水晶振動子の第8の態様は、
音叉腕と音叉基部とを具えて構成されて屈曲振動モード
で振動する音叉型屈曲水晶振動子の前記音叉腕と連結す
る前記音叉基部の部分に複数個の溝が設けられ当該溝に
電極が配置された屈曲水晶振動子である。
【0013】本発明の屈曲水晶振動子の第9の態様は、
前記各音叉腕と連結する前記音叉基部の部分の上下面に
各々1個の溝が設けられ前記上下面の各々の前記溝同士
の間に更に溝が設けられた第8の態様に記載の屈曲水晶
振動子である。
【0014】本発明の屈曲水晶振動子の第10の態様
は、上下面の溝の音叉基部の厚さ方向に対抗して配置さ
れた電極は互いに同極となるようにされ、且つ、同一面
の隣接する溝の側面に対抗して配置された電極は互いに
異極となるように配置されている第8の態様又は第9の
態様に記載の屈曲水晶振動子である。
【0015】本発明の屈曲水晶振動子の第11の態様
は、音叉腕と音叉基部とを具えて構成され一体に形成さ
れる音叉型屈曲水晶振動子において、前記音叉腕の幅方
向の上下面に各々1個の段差を設け前記段差の段差部に
電極が配置され前記電極に対抗する前記音叉腕の側面に
は異極となる電極が配置されている屈曲水晶振動子であ
る。
【0016】本発明の屈曲水晶振動子の第12の態様
は、複数個の前記音叉型屈曲水晶振動子が前記音叉基部
で互いに接続され、且つ、一体に形成されている第5の
態様又は第8の態様又は第11の態様に記載の屈曲水晶
振動子である。
【0017】
【作用】このように、本発明は音叉型屈曲水晶振動子
で、しかも、音叉腕の中立線を挟んだ中央部に溝を設
け、且つ、電極を配置することにより、電気的諸特性に
優れた超小型の音叉屈曲水晶振動子が得られる。
【0018】加えて、音叉腕に設けた溝を、各音叉腕と
連結する音叉基部の部分まで延在させることで、音叉基
部における歪の量を著しく大きくさせることができる。
これにより、等価直列抵抗R1 が小さくなり、品質係数
Q値の高い超小型の音叉型の屈曲水晶振動子を得ること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的
に述べる。 (実施例1)図1は、本発明の第1実施例の音叉型屈曲
水晶振動子1の外観図とその座標系を示すものである。
座標系は原点0、電気軸x、機械軸y、光軸zからなり
0−xyzを構成している。本実施例の音叉型屈曲水晶
振動子1は音叉腕2、音叉腕3と音叉基部4とから成
り、音叉腕2と音叉腕3とは音叉基部4に接続されてい
る。更に、音叉腕2の上面には中立線を挟んで溝5が設
けられ、又、音叉腕3の上面には音叉腕2と同様に溝1
1が設けられている。なお、角度θは、x軸廻りの回転
角であり、通常、0〜10°の範囲で選ばれる。
【0020】図2は図1の音叉型屈曲水晶振動子1の断
面図を示す。ここでは、図1中の、音叉腕2のA−A′
断面図を、図2において紙面の右側に示し、又、図1中
の、音叉腕3のB−B′断面図を図2において紙面の左
側に示す。音叉腕2の上下面には中立線17(図3参
照)を挟んで溝5,6が設けられている。更に、溝5に
は電極7が、溝6には電極8が配置され、その側面には
電極9,10が配置されていて、電極7,8と電極9,
10とは異電極となるように構成されている。
【0021】音叉腕3の上下面にも音叉腕2と同様に中
立線18(図3参照)を挟んで溝11,12が設けられ
ている。そして、溝11には電極13が、溝12には電
極14が配置されている。更に、その側面には電極1
5,16が配置されていて、電極13,14と電極1
5,16とは互いに異電極となるように構成されてい
る。又、音叉腕2と音叉腕3との電極は図2に示すよう
に接続されて、2電極端子構造C−C′を形成する。
今、電極端子C−C′間に直流電圧を印加すると、音叉
腕2と音叉腕3とには電界Exが各矢印方向に働く。こ
の電界Exは音叉腕内で電極に垂直に、すなわち直線的
に働くので、電界Exが大きくなり、歪の発生が大きく
なる。その結果、音叉型屈曲水晶振動子1を小型化した
場合でも損失等価直列抵抗R1 の小さい、品質係数Q値
の高い音叉型屈曲水晶振動子が得られる。
【0022】図3は図1の音叉型屈曲水晶振動子1の上
面図を示す。図3では溝5,11の配置及び寸法等を詳
述する。すなわち、この実施例の音叉型屈曲水晶振動子
1には、音叉腕2の中立線17を挟むようにして溝5が
設けられ、他方の音叉腕3にも中立線18を挟んで溝1
1が設けられている。そして、それら溝5および溝11
の幅W2 は、中立線17と中立線18とを挟んだ寸法と
することが好ましい。この理由は、屈曲モードを引き起
こすとき、音叉腕2,3の振動を容易にすることができ
るからである。これにより、等価直列抵抗R1 を小さく
することができ、品質係数Q値の高い振動子を実現でき
る。
【0023】更に、音叉腕2,3の全幅WはW=W1
2 +W3 で与えられ、通常はW1=W3 となるように
設計される。又、溝幅W2 はW2 ≧W1 ,W3 を満足す
る条件で設計される。一方、溝5および溝11の長さl
1 については、溝5,11が、音叉腕2,3から音叉基
部4の長さl2 にまで延在するような寸法とされてい
る。また、音叉型水晶振動子1の全長lは要求される周
波数や収納容器の大きさから決定される。なお、図4は
図3の音叉型水晶振動子1を下方からみた図で、厚さt
の振動子であることを示している。また、この実施例で
は、音叉基部4は、図3中、振動子1の長さl2 の下側
部分全体とされ、又、音叉腕2及び音叉腕3は、図3
中、振動子1の長さl2の部分から上側の部分全体とさ
れている。(以下、その他の実施例についても、音叉腕
および音叉基部を同様に定義するものとする。)
【0024】(実施例2)図5は、本発明の第2実施例
の音叉型屈曲水晶振動子19の外観図とその座標系を示
すものである。この実施例の音叉型屈曲水晶振動子19
では、先に述べた第1実施例における音叉型屈曲水晶振
動子1と同様に、音叉腕20と音叉腕26とに、溝21
と溝27とがそれぞれ設けられるとともに、さらに、音
叉基部40に、溝32と溝36とが設けられている。
【0025】図6は、図5の音叉型屈曲水晶振動子19
の音叉基部40のD−D′断面図を示す。図6では図5
の水晶振動子の音叉基部40の断面形状並びに電極配置
について詳述する。音叉腕20と連結する音叉基部40
には溝21,22が設けられている。同様に、音叉腕2
6と連結する音叉基部40には溝27,28が設けられ
ている。更に、溝21と溝27との間には溝32と溝3
6とが設けられている。又、溝22と溝28との間には
溝33と溝37とが設けられている。そして、溝21と
溝22とには電極23,24が、溝32と溝33とには
電極34,35が、溝36と溝37とには電極38,3
9が、溝27と溝28とには電極29,30が配置さ
れ、音叉基部40の両側面には電極25,31が配置さ
れている。
【0026】更に、電極25,29,30,34,35
は一方の同極に、電極23,24,31,38,39は
他方の同極になるように配置されていて、2電極端子構
造E−E′を構成する。即ち、z軸方向に対抗する溝電
極は同極に、且つ、x軸方向に隣接する電極は異極にな
るように構成されている。今、2電極端子E−E′に直
流電圧を印加(E端子に正、E′端子に負)すると電界
Exは図6に示した矢印のように働く。電界Exは水晶
振動子の側面と溝内の側面とに配置された電極により電
極に垂直に、即ち、直線的に引き出されるので、電界E
xが大きくなり、その結果、発生する歪の量も大きくな
る。従って、音叉型屈曲水晶振動子を小型化させた場合
でも、等価直列抵抗R1 の小さい、品質係数Q値の高い
音叉型屈曲水晶振動子が得られる。
【0027】図7は図5の音叉型屈曲水晶振動子19の
上面図を示すものである。図7では溝21,27の配置
について特に詳述する。音叉腕20の中立線41を挟む
ようにして溝21が設けられている。他方の音叉腕26
も中立線42を挟むようにして溝27が設けられてい
る。更に、本実施例の音叉型屈曲水晶振動子19では、
音叉基部40の、溝21と溝27との間に挟まれた部分
にも溝32と溝36とが設けられている。それら溝2
1,27及び溝32,36を設けたことで、音叉型屈曲
水晶振動子19には、先に述べたように、電界Exが図
6に示した矢印のように働き、電界Exは水晶振動子の
側面と溝内の側面とに配置された電極により電極に垂直
に、即ち、直線的に引き出されるので、電界Exが大き
くなり、その結果、発生する歪の量も大きくなる。この
ように、本実施例の音叉型屈曲水晶振動子19の形状と
電極構成とは、音叉型屈曲水晶振動子を小型化した場合
でも電気的諸特性に優れた、即ち、等価直列抵抗R1
小さい、品質係数Q値の高い水晶振動子を実現できる。
尚、幅寸法W=W1 +W2 +W3 と長さ寸法l1 ,l2
とについては先に述べた実施例1と同様の寸法条件とす
ることが望ましく、これらの寸法条件は、既に図3の説
明の際に詳述したので、ここでは省略する。
【0028】(実施例3)図8は、本発明の第3実施例
の音叉型屈曲水晶振動子の上面図である。この実施例の
音叉型屈曲水晶振動子は、各々二本の音叉腕を持つ2個
の音叉型屈曲水晶振動子101および102を、角度φ
にて、互いの音叉基部103で一体に形成したものであ
る。又、一方の音叉型屈曲水晶振動子101の音叉腕1
04と音叉腕106とには各々溝105と溝107とが
設けられている。他方の音叉型屈曲水晶振動子102の
音叉腕108と音叉腕110とには溝109と溝111
とが設けられている。このように両音叉型屈曲水晶振動
子101,102に角度φを持たせると、各水晶振動子
には異なる周波数温度特性を持たせることができる。更
に、これらの水晶振動子を電気的に並列に接続すること
により、音叉型屈曲水晶振動子の周波数温度特性を改善
することができる。また図9に、両音叉型屈曲水晶振動
子101,102の電気的な接続図を示す。
【0029】図10に上記実施例の音叉型屈曲水晶振動
子の周波数温度特性の一例を示す。図8の、一方の振動
子101が温度特性120を、他方の振動子102が温
度特性121を有する場合、電気的に並列に接続される
と両水晶振動子の周波数温度特性は曲線122のように
なる。即ち、本実施例の音叉型屈曲振動子は、曲線12
2に示すような周波数温度特性を有することとなり、こ
れにより、温度変化に対して周波数変化の少ない安定し
た特性の水晶振動子とすることができる。この結果、本
実施例の音叉型屈曲水晶振動子は超小型で、しかも、周
波数温度特性に優れた水晶振動子を実現できる。
【0030】(実施例4)図11は、本発明の第4実施
例の音叉型屈曲水晶振動子の形状を示す上面図である。
この実施例の音叉型屈曲水晶振動子は、先に述べた第3
実施例における音叉型屈曲水晶振動子と同様に、2つの
音叉型屈曲水晶振動子130と音叉型屈曲水晶振動子1
31とが互いの音叉の基部132を介して互いに大略平
行な状態で一体に形成されたものである。また、図8に
示すように第3実施例における音叉型屈曲水晶振動子で
は両振動子間に角度φを設けたが、本実施例では、振動
子の外形寸法x1 ,y1 とx2 ,y2 とを換えることに
より各振動子の周波数温度特性を変えている。音叉型屈
曲水晶振動子の場合、周波数温度特性は幅x 1 と長さy
1 との比(x1 /y1 )あるいは幅x2 と長さy2 との
比(x2 /y2 )によって変わるので、各水晶振動子が
異なる値を持つように設計する。その結果、前述の図1
0で示したような周波数温度特性122と同様に周波数
温度特性に優れた水晶振動子が得られる。
【0031】更に、図11の振動子形状について詳述す
ると、上述のように、一方の音叉型屈曲水晶振動子13
0は他方の音叉型屈曲水晶振動子131と両振動子音叉
基部132で一体に接続されて形成されている。そし
て、音叉型屈曲水晶振動子130の音叉腕133,13
5には溝134,136が、更にその振動子130の音
叉基部に溝137,138が設けられている。一方の音
叉型屈曲水晶振動子131の音叉腕139,141には
溝140,142が、又、その振動子131の音叉基部
に溝143,144が設けられている。
【0032】かかる溝137,138,143,144
を設けたことにより、それぞれの振動子130,131
の音叉基部に発生する歪が大きくなるので、等価直列抵
抗R 1 の小さい音叉型屈曲振動子が得られる。そして、
このような両音叉型屈曲水晶振動子130,131が音
叉基部132で一体に接続されて形成されるので、小型
化ができ、かつ、周波数温度特性の異なる2つの水晶振
動子を容易に得ることができるとともに、これらの振動
子を電気的に並列に接続することにより、より周波数温
度特性に優れた音叉型屈曲水晶振動子を実現できる。
【0033】(実施例5)図12は、本発明の第5実施
例の音叉型屈曲水晶振動子145の上面図である。音叉
型屈曲水晶振動子145は、音叉腕146,147と音
叉基部148とを具えて構成されている。即ち、音叉腕
146,147の一端部が音叉基部148に接続されて
いる。本実施例では、音叉基部148にのみ複数個の溝
149,150,151,152が設けられている。
又、図12には示されていないが、音叉基部145の裏
面にも溝149,150,151,152と対抗する位
置に複数個の溝が設けられている。又、溝149と溝1
50とは、音叉腕146と音叉腕147との各々の一端
部が接続された音叉基部148内に設けられている。
【0034】更に、溝151と溝152は、音叉基部1
48の、溝149と溝150との間に挟まれた部分に設
けられている。また、図12では、電極配置及びその構
成法は図示されていないが、前述の第2実施例において
図6で説明した電極配置とその構成方法は同じである。
このように溝149,150,151,152を全て音
叉基部148に設けるとともに第2実施例と同様の電極
構成とすることにより、音叉基部148に発生する歪が
大きくなるので、等価直列抵抗R1 の小さい音叉型屈曲
振動子が得られる。
【0035】(実施例6)図13は、本発明の第6実施
例の音叉型屈曲水晶振動子153を示す上面図である。
本実施例の音叉型屈曲水晶振動子153は、音叉腕15
4,155と音叉基部156とを具えて構成されてい
る。音叉腕154と音叉腕155とには、音叉基部15
6にまで延在して設けられた溝157と溝158とが存
在する。又、音叉基部156の、溝157と溝158と
の間に挟まれた部分には、溝159が設けられている。
【0036】図14は、図13の音叉型屈曲水晶振動子
153の音叉基部156のF−F′断面の形状を示すも
のである。ここでは、図13の水晶振動子153の音叉
基部156の断面形状並びに電極配置について詳述す
る。図14に示すように、この実施例の水晶振動子15
3では、音叉腕154とその腕に連結する音叉基部15
6との上下面に溝157と溝160とが互いに対抗して
設けられている。同様に、音叉腕155とその腕に連結
する音叉基部156との上下面にも溝158と溝161
とが互いに対抗して設けられている。更に、溝157と
溝158との間には、溝159が設けられ、又、溝16
0と溝161との間には溝162が溝159に対抗して
設けられている。
【0037】そして、溝157と溝160とには同極と
なる電極163と電極164とが、溝159と溝162
とには、電極165,166と電極167,168と
が、溝158と溝161とには、同極となる電極169
と電極170とがそれぞれ配置され、音叉基部156の
両側面(図14中紙面の左右方向に向く面)には、互い
に異極となる電極171と電極172とが配置されてい
る。しかも、溝157,158,159,160,16
1,162によって形成された音叉基部156の凸部を
挟んで対抗配置された電極は互いに異極となっている。
即ち、電極165,167,169,170,171は
一方の同極に、電極163,164,166,168,
172は他方の同極になるように配置されていて、2電
極端子構造G−G′を構成する。これにより、溝159
には異極となる電極165と電極166とが配置され、
同様に、溝162にも異極となる電極167と電極16
8とが配置されることとなる。更に、x軸方向に隣接す
る溝の側面に配置された対抗電極は異極となるように配
置される。
【0038】即ち、本実施例では、溝159側の一方の
側面に配置された電極165とそれに対抗する側面の電
極173とは異極に、同様に、他方の側面に配置された
電極166とそれに対抗する側面の電極174とは異極
に、全く同様に、溝162側の一方の側面の電極167
とそれに対抗する側面の電極175並びに、他方の側面
の電極168とそれに対抗する側面の電極176とは互
いに異極となるように配置されている。又、溝157と
それに対抗する厚さ(z方向)の溝160に配置された
電極163と電極164とは同極になるように構成され
ている。全く同様に、溝158とそれに対抗する厚さ
(z方向)の溝161とに配置された電極169と電極
170とは同極になるように構成される。更に、溝15
7,160,158,161に配置された電極163,
164,169,170及び音叉基部156の側面の電
極171と電極172とは、音叉基部156から音叉腕
154,155まで延在して配置されている。
【0039】今、2電極端子G−G′間に交番電圧を印
加すると電界Exは、図14中、実線と点線とで示した
矢印方向に交互に働き、屈曲振動を引き起こす。又、電
界Exは、溝の側面に配置された電極間に電極に対して
垂直に、即ち直線的に生じるので、電界Exが大きくな
り、且つ、音叉基部156にも溝159,162と電極
165,166,167,168とが設けられているの
で、発生する歪の量が著しく大きくなる。即ち、音叉型
屈曲水晶振動子を小型化させた場合でも、等価直列抵抗
1 の小さい、品質係数Q値の高い屈曲水晶振動子が得
られる。
【0040】(実施例7)図15は、本発明の第7実施
例の音叉型屈曲水晶振動子300の外観図とその座標系
を示すものである。そして、図16は、図15の振動子
300の上面図であり、又、図17は、図16の音叉型
屈曲水晶振動子300のI−I′断面の形状を示す断面
図である。図15に示すように、振動子300の座標系
は水晶の結晶軸であるx軸(電気軸)廻りに回転角θ度
回転されている。そして、水晶の結晶軸であるy軸(機
械軸)およびz軸(光軸)の回転後の新軸はそれぞれ
y′軸又はz′軸とされており、かかる角度θは通常0
°〜10°の範囲内の角度に設定される。この音叉型屈
曲水晶振動子300は、音叉腕301と音叉腕302と
音叉基部303とを具えて構成された、厚さtを有する
ものである。さらに、音叉腕301には段差が設けられ
て、上面部301aと中面部301bとの間に段差部
(上面部301aの内側面)304が形成され、その中
面部301bおよび段差部304は音叉基部303にま
で延在している。又、音叉腕302の上面にも音叉腕3
01と同様に図16及び図17に示すように中面部30
2bおよび段差部305が形成されている。そして、音
叉基部303にも、上面部303a,中面部303b及
び段差部306が形成されている。
【0041】即ち、図16に示すように、この振動子3
00の音叉腕301には段差部304が、一方、音叉腕
302には段差部305が、それぞれ音叉基部303に
まで延在して設けられ、それら段差部304及び段差部
305は、音叉基部303の段差部306にそれぞれ接
続されている。
【0042】さらに、図17に示すように、音叉腕30
1の下面にも上面と同様に段差が設けられて、下面部3
01cと中面部301dとの間に段差部307が形成さ
れ、その段差部307は音叉基部303にまで延在して
いる。ここで、上面の段差部304は、音叉腕301の
内側に向き、また、下面の段差部307は、音叉腕30
1の外側に向いている。そして、段差部304には電極
308が、中面部301bにはその電極308に連なる
電極309が配置されている。一方、段差部307には
電極310が、中面部301dにはその電極310に連
なる電極311が配置されている。また、音叉腕301
の、段差部304に配置された電極308に対抗する側
面(音叉腕301の上面部301aの外側面)には電極
312が配置され、段差部307に配置された電極31
0に対抗する側面(音叉腕301の下面部301cの内
側面)には電極313が配置されている。
【0043】このように電極を配置することにより、電
界Exは電極308と電極312間及び電極310と電
極313間でそれら電極に垂直に働く。これと同様に音
叉腕302にも、音叉腕301と左右対称に段差が設け
られて各電極が配置されている。即ち、音叉腕302
の、上面と下面とには段差部305,314,上面部3
02a及び中面部302bが設けられ、段差部305に
は電極315が、中面部302bにはその電極315に
連なる電極316が配置されている。又、段差部314
には電極317が、上面部302aにはその電極317
に連なる電極318が配置されている。更に、音叉腕3
02の、電極315に対抗する側面(音叉腕302の上
面部302aの外側面)には電極319が、電極317
に対抗する側面(音叉腕302の中面部302bの内側
面)には電極320が配置されている。更に、電極構成
について詳述すると、電極308,309,310,3
11,319,320は一方の同極に、電極312,3
13,315,316,317,318は他方の同極に
されて2電極端子K−K′を構成している。
【0044】今、電極端子K−K′に交番電圧を印加す
ると、電界Exは図17の実線と点線との矢印で示すよ
うに電極間に垂直かつ交互に働き、屈曲振動を容易に引
き起こすことができる。この結果、損失等価直列抵抗R
1 の小さい、品質係数Q値の高い音叉型屈曲水晶振動子
が得られる。
【0045】(実施例8)図18は、本発明の第8実施
例の音叉型屈曲水晶振動子321の外観図とその座標系
を示すものである。そして、図19は、図18の振動子
321の上面図であり、又、図20は、図19の音叉型
屈曲水晶振動子321のJ−J′断面の形状を示す断面
図である。なお、本実施例の座標系は図15に示す座標
系と同じである。ここでの音叉型屈曲水晶振動子321
は、音叉腕322と音叉腕323と音叉基部324とを
具えて構成され、厚みtを有している。
【0046】さらに、音叉腕322には段差が設けられ
て、図18及び図20に示すように、上面部322a,
中面部322b,中面部322d及び下面部322cが
形成されるとともに、段差部(上面部322aの内側
面)325が形成され、その中面部322bおよび段差
部325は音叉基部324にまで延在している。又、音
叉腕323の上面にも音叉腕322と同様に図19及び
図20に示すように中面部323bおよび段差部326
が形成されている。そして、音叉基部324にも、上面
部324a,中面部324bおよび下面部324c(図
示されていない)及び段差部327が形成されている。
【0047】即ち、図19と図20に示すように、音叉
腕322および音叉腕323には段差部325と段差部
326が設けられ、それら段差部325,326は、音
叉基部324にまで延在し、段差部327に接続されて
いる。さらに、音叉腕322の上面には段差部325と
下面には段差部328とが設けられ、又、音叉腕323
の上面には段差部326と下面には段差部329とが設
けられている。
【0048】ここで、上面の段差部325および下面の
段差部328は音叉腕322の内側に向き、上面の段差
部326および下面の段差部329は音叉腕323の内
側に向いている。そして、段差部325には電極330
が、中面部322bにはその電極330に連なる電極3
31が配置され、又、段差部328には電極332が、
中面部322dにはその電極332に連なる電極333
が配置される。更に、音叉腕322の内側面には電極3
34が、音叉腕322の外側面には電極335が配置さ
れている。これにより、電極330および電極332に
対抗するように異極の電極335が配置されることとな
る。
【0049】かかる音叉腕322と同様に、音叉腕32
3にも音叉腕322と左右対称に段差が設けられて各電
極が配置されている。即ち、音叉腕323には、段差部
326,329,上面部323a,中面部323b,中
面部323d及び下面部323cが設けられ、段差部3
26には電極336が、中面部323bにはその電極3
36に連なる電極337が配置される一方、段差部32
9には電極338が、中面部323dにはその電極33
8に連なる電極339が配置されている。又、音叉腕3
23の内側面には電極340が、音叉腕323の外側面
には電極341が配置されることから、電極336およ
び電極338に対抗するように異極の電極341が配置
された構成となる。さらに、図20に示すように、電極
330,331,332,333,340,341は一
方の同極に、電極334,335,336,337,3
38,339は他方の同極にされ、2電極端子L−L′
を構成する。
【0050】今、2電極端子L−L′に交番電圧を印加
すると、電界Exは図20の実線と点線との矢印で示す
ように電極間に垂直かつ交互に働き、屈曲振動を容易に
引き起こすことができる。この結果、損失等価直列抵抗
1 の小さい、品質係数Q値の高い音叉型屈曲水晶振動
子が得られる。なお、本実施例では、音叉腕322,3
23の内側に中面部322b,322d,323b,3
23dを設けているが、音叉腕322,323の外側に
中面部を設けても同様の効果を有する。
【0051】(実施例9)図21は、本発明の第9実施
例の音叉型屈曲水晶振動子342の上面図を示すもので
ある。本実施例では、複数個の音叉型屈曲水晶振動子と
しての、3個の音叉型屈曲水晶振動子343,344,
345が音叉基部で接続されて一体に形成されている。
なお、各振動子343,344,345は、上記第7実
施例における音叉型屈曲水晶振動子300又は第8実施
例における音叉型屈曲水晶振動子321と同様に、段差
の形成されたものを用いている。ここでは、第1の振動
子343は、音叉腕346と音叉腕347と音叉基部3
48とを具えて構成されている。又、第2の振動子34
4は、音叉腕349と音叉腕350と音叉基部351と
を具えて構成されている。更に、第3の振動子345
は、音叉腕352と音叉腕353と音叉基部354とを
具えて構成されている。
【0052】そして、第1の振動子343と第2の振動
子344とは、音叉基部348と音叉基部351とが基
部部分355を介して一体に形成されている。同様に、
第2の振動子344と第3の振動子345とは、音叉基
部351と音叉基部354とが基部部分356を介して
一体に形成されている。これらの振動子343,34
4,345は、音叉腕の幅と音叉腕の長さの比が互いに
異なるように設計されている。このようにすることによ
り、周波数温度特性の互いに異なる三種類の音叉型屈曲
水晶振動子343,344,345が一体として(1個
の水晶振動子として)得られる。又、これらの振動子3
43,344,345を電気的に並列に接続することに
より、第3および第4実施例と同様にして周波数温度特
性を改善することができる。なお、本実施例では3個の
振動子について説明したが、より多くの振動子を接続し
ても同様の効果が得られる。
【0053】更に、複数個の音叉型屈曲水晶振動子が音
叉基部で接続され一体に形成された各音叉型屈曲水晶振
動子の振動モードは、各振動子が同じ振動モードで振動
するように各振動子に電極を配置しても良く、あるいは
隣接する振動子の振動モードが互いに逆相になるように
各振動子に電極を配置しても良い。又、第3,第4実施
例及び第9実施例の音叉型屈曲水晶振動子では、各振動
子の音叉基部の側面で接続され一体に形成されている
が、本発明では、音叉基部の側面での接続、一体形成に
限定されるものでなく、音叉基部での接続、一体形成で
あればいかなる形状での接続、一体形成をも包含するも
のである。
【0054】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものではなく、例えば、上記
第3,第4実施例及び第9実施例における音叉型水晶振
動子では、二本の音叉腕を有する音叉型屈曲水晶振動子
であって互いに特性が異なる二種類又は三種類の屈曲振
動子を一体に結合して形成しているが、一体結合する各
音叉型屈曲振動子は、三本以上の複数本の音叉腕を有す
るものであっても良く、また一体結合する音叉型屈曲振
動子の種類は四種類以上であっても良い。
【0055】更に、第3実施例では、2個の音叉型屈曲
水晶振動子を角度φにて、互いの音叉基部で一体に形成
しているが、各振動子の音叉基部は平行にして角度φを
二本の音叉腕が内側に向くように、あるいは外側に向く
ように形成しても良い。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の屈曲水晶振
動子のような、振動子形状と電極とを有する音叉型屈曲
水晶振動子を提供することにより、次の如き著しい効果
が得られる。 (1)音叉腕の中立線を挟んで溝を設けることにより、
電界が垂直に働く。その結果、電気機械変換効率が良く
なるので、等価直列抵抗R1 の小さい音叉型屈曲水晶振
動子が得られる。同時に、品質係数Q値が高くなる。 (2)屈曲水晶振動子を小型化させた場合でも等価直列
抵抗R1 を小さくすることができる。 (3)2個の音叉型屈曲水晶振動子をエッチング法によ
って一体に形成でき、小型で周波数温度特性に優れた水
晶振動子を実現できる。 (4)水晶振動子をエッチング法によって形成できるの
で、量産性に優れ、1枚のウエハ上に多数個の振動子を
一度にバッチ処理にて形成できるので、安価な水晶振動
子が実現できる。 (5)本発明の振動子は音叉形状に加工されるので、リ
ード線等の支持による振動エネルギー損失が小さくな
り、耐衝撃性に優れた音叉型の屈曲水晶振動子が得られ
る。 (6)音叉基部に複数個の溝を設け、隣接する溝の側面
に対抗して異極となる電極が配置されるので、歪の発生
量を著しく大きくすることができる。その結果、等価直
列抵抗R1 の小さい、品質係数Q値の高い超小型の音叉
型の屈曲水晶振動子が得られる。 (7)音叉腕の中立線を挟んで溝を設け、当該溝に電極
を配置し、かかる溝が音叉基部にまで延在しているの
で、音叉基部での歪の量が著しく大きくなる。それ故、
等価直列抵抗R1 の小さい、品質係数Q値の高い超小型
の音叉型の屈曲水晶振動子が得られる。 (8)音叉腕の幅方向の上下面に段差を設けることによ
り形成される段差部に電極が配置され、前記電極に対抗
する音叉腕の側面には前記電極と異極となる電極が配置
されているので、電気機械変換効率が非常に良くなる。
その結果、等価直列抵抗R1 の小さい、品質係数Q値の
高い音叉型屈曲水晶振動子が実現できる。 (9)音叉腕に段差を設けているので、十分な電気機械
変換効率を維持したまま音叉腕の幅を著しく小さくでき
る。即ち、小型化が可能である。 (10)複数個の音叉型屈曲水晶振動子を一体に形成
し、更に、電気的に並列に接続されるので等価直列抵抗
1 が小さくなる。例えば、2個の場合で同じ等価直列
抵抗R1 を有する時、本発明の振動子では半分の等価直
列抵抗R1 になる。それゆえ、一体結合する振動子の個
数を増やすことができ、これにより、更に等価直列抵抗
1 を小さくすることができる。 (11)複数個の音叉型屈曲水晶振動子を一体に形成す
るので、何らかの理由でそれら振動子のうちの1個が破
損しても、振動子としての機能を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の屈曲水晶振動子の第1実施例の音叉
型屈曲水晶振動子の音叉形状の具体例の外観図とその座
標系を示す。
【図2】 図1の音叉腕A−A′断面図とB−B′断面
図である。
【図3】 図1の音叉型屈曲水晶振動子の上面図であ
る。
【図4】 図3の音叉型屈曲水晶振動子を下方から見た
図である。
【図5】 本発明の屈曲水晶振動子の第2実施例の、音
叉型屈曲水晶振動子の音叉形状の具体例の外観図とその
座標系を示す。
【図6】 図5の音叉型屈曲水晶振動子の音叉基部D−
D′断面図である。
【図7】 図5の音叉型屈曲水晶振動子の上面図であ
る。
【図8】 本発明の屈曲水晶振動子の第3実施例の音叉
型屈曲水晶振動子の上面図である。
【図9】 図8の音叉型屈曲水晶振動子の電気的な接続
図である。
【図10】 上記第3実施例の音叉型屈曲水晶振動子の
周波数温度特性の一例を示す関係線図である。
【図11】 本発明の屈曲水晶振動子の第4実施例の音
叉型屈曲水晶振動子の上面図である。
【図12】 本発明の屈曲水晶振動子の第5実施例の、
音叉型屈曲水晶振動子の上面図である。
【図13】 本発明の屈曲水晶振動子の第6実施例の、
音叉型屈曲水晶振動子を示す上面図である。
【図14】 図13の音叉型屈曲水晶振動子の音叉基部
のF−F′断面図である。
【図15】 本発明の屈曲水晶振動子の第7実施例の、
音叉型屈曲水晶振動子の外観図とその座標系を示す。
【図16】 上記第7実施例の、音叉型屈曲水晶振動子
の上面図である。
【図17】 図16の音叉腕のI−I′断面の形状を示
す断面図である。
【図18】 本発明の屈曲水晶振動子の第8実施例の、
音叉型屈曲水晶振動子の外観図とその座標系を示す。
【図19】 図18の音叉型屈曲振動子を示す上面図で
ある。
【図20】 図19の音叉腕のJ−J′断面の形状を示
す断面図である。
【図21】 本発明の屈曲水晶振動子の第9実施例の、
音叉型屈曲水晶振動子の外観図とその座標系を示す。
【図22】 従来の音叉型の屈曲水晶振動子をその座標
系とともに示す斜視図である。
【図23】 図22の従来の音叉型の屈曲水晶振動子の
音叉腕を示す断面図である。
【符号の説明】
x,y,z 水晶の結晶軸 1,19,101,102,130,131,145,
153,200,300,321,342,343,3
44,345 音叉型屈曲水晶振動子 2,3,20,26,104,106,108,10
9,133,135,139,141,146,14
7,154,155,201,202,301,30
2,322,323,346,347,349,35
0,352,353 音叉腕 5,6,11,12,21,22,27,28,32,
33,36,105,107,109,111,13
4,136,137,138,140,142,14
3,144,149,150,151,152,15
7,158,159,160,161,162 溝 4,40,103,132,148,156,303,
324,348,351,354 音叉基部 355,356 基部部分 7,8,9,10,13,14,15,16,23,2
4,25,29,30,31,34,35,38,3
9,163,164,165,166,167,16
8,169,170,171,172,203,20
4,205,206,207,208,209,21
0,308,309,310,311,312,31
3,315,316,317,318,319,32
0,330,331,332,333,334,33
5,336,337,338,339,340,341
電極 17,18,41,42 音叉腕の中立線 304,305,306,307,314,325,3
26,327,328,329 段差部 301a,302a,303a,322a,323a,
324a 上面部 301b,301d,302b,302d,303b,
322b,322d,323b,323d,324b
中面部 301c,302c,322c,323c,324c
下面部 Ex,Ez x軸とz軸方向の電界 C−C′,E−E′,H−H′,G−G′,K−K′,
L−L′ 電極端子 W2 溝幅 W 音叉腕の全幅 W1 ,W3 音叉腕の部分幅 l1 溝の長さ l2 音叉基部の長さ l 音叉型水晶振動子の全長 t 厚さ A−A′,B−B′,D−D′,F−F′,I−I′,
J−J′ 断面記号 173,174,175,176 側面の電極
【外1】
【外2】 120,121 音叉型屈曲水晶振動子の周波数温度特
性 122 補正された周波数温度特性 x1 ,x2 音叉腕の幅 y1 ,y2 音叉腕の長さ θ,φ 角度
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月10日(2001.7.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】このように電極を配置することにより、電
界Exは電極308と電極312間及び電極310と電
極313間でそれら電極に垂直に働く。これと同様に音
叉腕302にも、音叉腕301と左右対称に段差が設け
られて各電極が配置されている。即ち、音叉腕302
の、上面と下面とには段差部305,314,上面部3
02a及び中面部302bが設けられ、段差部305に
は電極315が、中面部302bにはその電極315に
連なる電極316が配置されている。又、段差部314
には電極317が、中面部302dにはその電極317
に連なる電極318が配置されている。更に、音叉腕3
02の、電極315に対抗する側面(音叉腕302の上
面部302aの外側面)には電極319が、電極317
に対抗する側面(音叉腕302の中面部302bの内側
面)には電極320が配置されている。更に、電極構成
について詳述すると、電極308,309,310,3
11,319,320は一方の同極に、電極312,3
13,315,316,317,318は他方の同極に
されて2電極端子K−K′を構成している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】 本発明の屈曲水晶振動子の第9実施例の、
音叉型屈曲水晶振動子の上面図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音叉腕の中立線を挟んだ中央部の上下面
    に溝が設けられ、当該溝には同極となる電極が、側面に
    は異電極が配置され、一方の音叉腕の溝の電極と他方の
    音叉腕の側面電極とは同極になり、更に、一方の音叉腕
    の側面電極と他方の音叉腕の溝の電極とは同極となるよ
    うに構成された事を特徴とする屈曲水晶振動子。
  2. 【請求項2】 音叉型屈曲水晶振動子の音叉腕の中立線
    を挟んだ中央部と、各音叉腕を連結する基部とに溝が設
    けられた事を特徴とする屈曲水晶振動子。
  3. 【請求項3】 前記各音叉腕の側面と溝及び前記基部の
    溝に電極が配置され、且つ隣接する電極が異電極となる
    ように構成された事を特徴とする請求項2項記載の屈曲
    水晶振動子。
  4. 【請求項4】 2個の前記音叉型屈曲水晶振動子が音叉
    基部で接続され、且つ、一体に形成されている事を特徴
    とする請求項1項記載の屈曲水晶振動子。
  5. 【請求項5】 音叉腕と音叉基部とが一体に形成されて
    屈曲振動モードで振動する音叉型屈曲水晶振動子におい
    て、 前記音叉腕の中立線を挟んだ幅方向略中央部の上下面に
    各々1個の溝が設けられ、前記上下面の溝には同極とな
    る電極が、側面には前記溝の前記電極と異なる極の電極
    が配置されるとともに、一方の前記音叉腕の溝に配置さ
    れた電極と他方の前記音叉腕の側面に配置された電極と
    が同極とされ、更に、前記一方の音叉腕の側面に配置さ
    れた電極と前記他方の音叉腕の溝に配置された電極とが
    同極とされた事を特徴とする屈曲水晶振動子。
  6. 【請求項6】 屈曲振動モードで振動する音叉型屈曲水
    晶振動子の前記音叉腕に設けられた溝の両側面に電極が
    配置され、前記溝側面の電極とその電極に対抗する腕側
    面の電極とが互いに異極となる2電極端子を構成された
    事を特徴とする請求項1又は請求項5記載の屈曲水晶振
    動子。
  7. 【請求項7】 前記音叉腕の中立線を挟んだ中央部に設
    けられた溝は、各音叉腕が連結された音叉基部にまで延
    在している事を特徴とする請求項1又は請求項5記載の
    屈曲水晶振動子。
  8. 【請求項8】 音叉腕と音叉基部とを具えて構成されて
    屈曲振動モードで振動する音叉型屈曲水晶振動子の前記
    音叉腕と連結する前記音叉基部の部分に複数個の溝が設
    けられ、当該溝に電極が配置された事を特徴とする屈曲
    水晶振動子。
  9. 【請求項9】 前記各音叉腕と連結する前記音叉基部の
    部分の上下面に各々1個の溝が設けられ前記上下面の各
    々の前記溝同士の間に更に溝が設けられたことを特徴と
    する請求項8記載の屈曲水晶振動子。
  10. 【請求項10】 上下面の溝の音叉基部の厚さ方向に対
    抗して配置された電極は互いに同極となるようにされ、
    且つ、同一面の隣接する溝の側面に対抗して配置された
    電極は互いに異極となるように配置されている事を特徴
    とする請求項8又は請求項9記載の屈曲水晶振動子。
  11. 【請求項11】 音叉腕と音叉基部とを具えて構成され
    一体に形成される音叉型屈曲水晶振動子において、 前記音叉腕の幅方向の上下面に各々1個の段差を設け前
    記段差の段差部に電極が配置され前記電極に対抗する前
    記音叉腕の側面には異極となる電極が配置されているこ
    とを特徴とする屈曲水晶振動子。
  12. 【請求項12】 複数個の前記音叉型屈曲水晶振動子が
    前記音叉基部で互いに接続され、且つ、一体に形成され
    ている事を特徴とする請求項5又は請求項8又は請求項
    11に記載の屈曲水晶振動子。
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