JP2002204120A - アンテナエレメント - Google Patents

アンテナエレメント

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JP2002204120A
JP2002204120A JP2000403140A JP2000403140A JP2002204120A JP 2002204120 A JP2002204120 A JP 2002204120A JP 2000403140 A JP2000403140 A JP 2000403140A JP 2000403140 A JP2000403140 A JP 2000403140A JP 2002204120 A JP2002204120 A JP 2002204120A
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JP
Japan
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antenna element
coil
linear
linear portion
antenna
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JP2000403140A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Mizuno
浩年 水野
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Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Yokowo Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンテナ特性のバラツキが少なく製造が容易な
アンテナエレメント10を提供する。 【解決手段】1本の導電線12を基端より先端に向けて
軸方向に、直線状で短い第1の直線部14と、コイル状
で巻数を略1ターンまたは1ターン以下とする第1のコ
イル部16と、直線状で長い第2の直線部18と、第1
のコイル部16と同じ巻径かつ同じピッチのコイル状で
巻数の多い第2のコイル部20と、を順次に形成してア
ンテナエレメント10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ特性が安
定しているとともに製造が容易なアンテナエレメントに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデュアルバンド用のアンテナエレ
メントとしては、先端側部分をピッチの密なコイルで形
成し、残りの基端側部分をこれよりもピッチの粗いコイ
ルで形成したものがある。また、先端側部分を一定のピ
ッチのコイルで形成し、残りの基端側部分をこれよりピ
ッチが連続して大きくなる螺旋状に形成したものがあ
る。いずれのアンテナエレメントにあっても、欧州のG
SM(880〜960MHz)/DCS(1710〜1
880MHz)または米国のAMPS(824〜894
MHz)/PCS(1850〜1990MHz)のデュ
アルバンドなどのアンテナとして用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のアンテナ
エレメントにあっては、いずれも密と粗の2つのピッチ
や連続して変化するピッチが続けて設けられるために、
コイリングする際のピッチの調整が困難である。また、
製造されたアンテナエレメントのアンテナ特性に、バラ
ツキを生じさせ易い。これは、素材となる導電線の材質
や弾力性および外径などに僅かな相違がある毎に、コイ
リング機域を微調整しなければならないが、適正な調整
がなされないと、出来上がりの物理的寸法が相違するな
どにより、所定のピッチとならないなどのためである。
したがって、歩留まり良く大量生産するのが困難であ
る。
【0004】また、上述の従来のアンテナエレメント
は、全体がコイル状であって、物理的長さを短くできる
ものの、ポールアンテナエレメントに比較して共振周波
数帯域幅が狭く、また高いアンテナ利得が得られないと
いう不具合がある。
【0005】本発明は、上述のごとき従来技術の事情に
鑑みてなされたもので、アンテナ特性のバラツキが少な
く製造が容易なアンテナエレメントを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のアンテナエレメントは、1本の導電線を
基端より先端に向けて軸方向に、直線状で短い第1の直
線部と、コイル状で巻数の少ない第1のコイル部と、直
線状で長い第2の直線部と、コイル状で巻数の多い第2
のコイル部と、を順次に形成して構成されている。
【0007】また、前記第1と第2のコイル部を、同じ
巻径かつ同じピッチで形成して構成しても良い。
【0008】さらに、前記第1のコイル部の巻数を略1
ターンまたは1ターン以下に形成して構成することもで
きる。
【0009】さらに、前記第1の直線部を本アンテナエ
レメントを支持するに必要なだけの長さに短く形成し、
前記第2の直線部をできるだけ長く形成して構成するこ
とも可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1ない
し図3を参照して説明する。図1は、本発明のアンテナ
エレメントの一実施例の外観図であり、(a)は正面図
であり、(b)は底面図である。図2は、図1のアンテ
ナエレメントのVSWR特性図である。図3は、図1の
アンテナエレメントのスミスチャート図である。
【0011】図1において、本発明のアンテナエレメン
ト10は、1本の導電線12が基端から先端に向けて軸
方向に直線状で短い長さの第1の直線部14と、コイル
状で巻数が少ない第1のコイル部16と、直線状で長い
長さの第2の直線部18と、コイル状で巻数が多い第2
のコイル部20と、が順次に形成されて構成されてい
る。そして、第1と第2のコイル部16,20は、同じ
巻径かつ同じピッチでコイリングされる。本発明のアン
テナエレメント10の一例としては、線径0.5mmの
導電線12を用いて、第1の直線部14の長さが6.2
mmとされ、第1のコイル部16が巻き外径が約5.3
mmでピッチが約1.44mmで約1ターンに形成さ
れ、第2の直線部18が第1の直線部14より長い約1
0.2mmとされ、第2のコイル部20が第1のコイル
部16と巻き外径とピッチが同じで約6ターンに形成さ
れ、全長として約30mmに形成される。
【0012】かかる構成からなる本発明のアンテナエレ
メント10は、図2に示すごとく、GSM/DCSの2
つのバントに対して良好なVSWRを有する。また、図
3に示すごとく、GSM/DCSの2つのバンドに対し
て充分に整合し得るアンテナ入出力インピーダンスとな
っている。したがって、本発明のアンテナエレメント1
0は、GSM/DCSのデュアルバンド用のアンテナと
して充分に使用することができる。
【0013】ところで、本発明のアンテナエレメント1
0の構造にあっては、第1と第2のコイル部16,20
が第2の直線部18を介して2つに分けて設けられてい
るので、仮に第1と第2のコイル部16,20のピッチ
が異なるものであっても、従来のピッチが異なるコイル
が続けて設けられる構造に比較して、コイリング機域の
調整は容易である。しかも、実施例では、第1と第2の
コイル部16,20が同じピッチであり、コイリング機
域をそれぞれの部分を製造する毎に異なる設定に調整す
る必要がなく、極めて容易である。また、第2の直線部
18が設けられているので、従来の全長がコイルのもの
に比較して共振周波数帯域幅が拡大される。さらに、こ
の第2の直線部18は放射特性も強く、アンテナ利得の
向上が期待できる。ここで、第1の直線部14は、この
アンテナエレメント10を支持するのに必要な短い長さ
として、できるだけ第2の直線部18を長くすること
で、ポールアンテナエレメントのごとく高いアンテナ利
得が得られる。なお、基端側に第1のコイル部16を設
けることで、物理的な全長の寸法を短くするという効果
もある。
【0014】なお、上記実施例は、GSM/DCSでデ
ュアルバンドとした一例にすぎず、第1と第2の直線部
14,18の長さ寸法および第1と第2のコイル部1
6,20の巻き径とピッチおよびターン数を、適応させ
るバンドに応じて適宜に変更設定しても良いことは勿論
である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアンテナエ
レメントは構成されているので、以下のごとき格別な効
果を奏する。
【0016】請求項1記載のアンテナエレメントにあっ
ては、第1と第2のコイル部が第2の直線部を介して配
設されるので、異なるピッチのコイルが続く従来のもの
よりも、コイリング機域の調整が容易であり、それだけ
アンテナ特性が安定する。しかも、第2の直線部によ
り、高いアンテナ利得と広い共振周波数帯域幅が期待し
得る。
【0017】請求項2記載のアンテナエレメントにあっ
ては、第1と第2のコイル部を同じ巻径かつ同じピッチ
で形成するので、コイリング機域の調整を必要とせず、
アンテナ特性が安定し、歩留まりが良く、大量生産に好
適である。
【0018】請求項3記載のアンテナエレメントにあっ
ては、第1のコイル部の巻数を約1ターンまたは1ター
ン以下として、物理的全長を調整するとともに第2の直
線部をできるだけ長く設定することができる。
【0019】請求項4記載のアンテナエレメントにあっ
ては、第1の直線部を、これを支持するに足りるだけの
短い長さとするので、それだけ第2の直線部を長く設定
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナエレメントの一実施例の外観
図であり、(a)は正面図であり、(b)は底面図であ
る。
【図2】図1のアンテナエレメントのVSWR特性図で
ある。
【図3】図1のアンテナエレメントのスミスチャート図
である。
【符号の説明】
10 アンテナエレメント 12 導電線 14 第1の直線部 16 第1のコイル部 18 第2の直線部 20 第2のコイル部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の導電線を基端より先端に向けて軸
    方向に、直線状で短い第1の直線部と、コイル状で巻数
    の少ない第1のコイル部と、直線状で長い第2の直線部
    と、コイル状で巻数の多い第2のコイル部と、を順次に
    形成して構成したことを特徴とするアンテナエレメン
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンテナエレメントにお
    いて、前記第1と第2のコイル部を、同じ巻径かつ同じ
    ピッチで形成して構成したことを特徴とするアンテナエ
    レメント。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のアンテナエレメ
    ントにおいて、前記第1のコイル部の巻数を略1ターン
    または1ターン以下に形成して構成したことを特徴とす
    るアンテナエレメント。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載のいずれかのアン
    テナエレメントにおいて、前記第1の直線部を本アンテ
    ナエレメントを支持するに必要なだけの長さに短く形成
    し、前記第2の直線部をできるだけ長く形成して構成し
    たことを特徴とするアンテナエレメント。
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