JP2001516976A - 1/4波長−1/4波長伸縮可能アンテナと該アンテナ付き無線電話機 - Google Patents

1/4波長−1/4波長伸縮可能アンテナと該アンテナ付き無線電話機

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JP2001516976A
JP2001516976A JP2000511209A JP2000511209A JP2001516976A JP 2001516976 A JP2001516976 A JP 2001516976A JP 2000511209 A JP2000511209 A JP 2000511209A JP 2000511209 A JP2000511209 A JP 2000511209A JP 2001516976 A JP2001516976 A JP 2001516976A
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wireless telephone
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
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Abstract

(57)【要約】 電話機、特に無線電話機に適する1/4波長−1/4波長共振をする伸縮可能なアンテナが提供される。このアンテナは頂部負荷素子、空間的に分離されたロッド素子、両者の間に位置する円筒状支持導体とを有する伸縮可能なアンテナを含む。円筒状支持導体の中にロッドの一部が収納されるような構造をしていて、これがアンテナの構造的剛性を増していて、アンテナを引っ込めたとき、ロッドと導体間に同軸キャパシタを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は電話機に関するものであり、特に伸縮可能なアンテナの付いた無線電話
機に関するものである。
【0002】 (背景技術) 多くの無線電話機が伸縮可能アンテナ、すなわち無線電話機の筐体から伸ばし
たり引っ込めたりすることが出来るアンテナを採用している。伸縮可能アンテナ
は内部に実装された印刷回路基板上に配置された信号処理回路に電気的に接続さ
れている。ある市場では、アンテナは伸ばしたときと引っ込めたときのどちらも
1/4波長共振器として振舞うことが望まれている。したがって、最適動作をす
るために、アンテナは両方の位置で信号処理回路に所望のインピーダンスを供給
するような構造をしていなければならない。残念ながら、そのような構造は複雑
であって、伸縮可能アンテナは本来の性質上動的要素、すなわち筐体と印刷回路
基板に関して動く、すなわち変形する要素を有するので、一般的にインピーダン
スの値は単一でない。それどころか、伸縮可能アンテナは伸ばした位置と引っ込
めた位置とでインピーダンスが大きく異なることがありうる。
【0003】 過去において、アンテナは2つの1/4波長要素を電気的に分離するように構
成されていた。一方の要素は引っ込めた位置で電気的に接続され、他方の要素は
伸ばした位置で電気的に接続されていた。たとえば図1に示すように、アンテナ
10は1/4波長共振を生じるような大きさに作られた先端の1/4波長へリッ
クス12と、主ロッドすなわちホイップ14とを含む。へリックスl2とロッド
14との間に非導電性のプラスチック部品16を配置することにより、2個の電
気的要素は絶縁されていた。残念ながら、この構造は機械的ひずみが加わってい
る間に壊れやすいために、この種のアンテナには問題がある。図1Aの拡大図に
示すように、ホイップとへリックス12,14間の非導電性接合部18で破損し
やすい。また残念ながら、その部分をもっと堅固にしようとして大きな構造にす
ると、消費者にとって美的に好ましくないアンテナになりうる。更に、構造的に
強くしようとするとき、一般的に伸ばした位置と引っ込めた位置との両方で1/
4波長共振を起こすようにしなければならないから、回路が更に複雑になりうる
【0004】 (目的と発明の要約) したがって本発明の第1の目的は、引っ込めた位置と伸ばした位置との両方で
良好な広帯域整合がとれて、改良された耐久性と美的に好まれる外観とを有する
1/4波長−1/4波長アンテナを提供することである。 本発明の他の目的は、機械的強度と広帯域動作周波数の改良された経済的な伸
縮可能1/4波長−1/4波長アンテナを提供することである。
【0005】 これらの目的とそのほかの目的は本発明によって満たされる。本発明による伸
縮可能アンテナは、容量性結合を形成するロッド素子とヘリックス、電気的によ
り短いロッド素子長、およびヘリックスとロッド間の接合部に付加された金属材
料とを採用している。特に本発明の第1の態様は、1/4波長ヘリックスとヘリ
ックスから長手方向に分離されている円筒状ロッドとを含む1/4波長−1/4
波長伸縮可能アンテナである。ロッドは導電性のコアと外側面とを有する。ロッ
ドは向かい合う第1と第2の端部を含み、これらでロッドの中心を通る中心軸を
決めている。第2の端部はアンテナロッドの外側面に配置された下部接触子を有
し、下部接触子はコアと電気的に接続している。アンテナを伸ばしたときに、下
部接触子は印刷回路基板と共に働く信号給電部、たとえば50Ωの給電部、と接
触する。
【0006】 アンテナはまた頭端部と底端部、および内側面と外側面とを有する導電性円筒
部品を含む。頭端部はヘリックスに接続され、底端部はアンテナロッドの第1端
部の一部を導電性円筒部品の中に収納するような構造になっている。円筒部品の
内側面とロッド間に非導電性の材料層が配置され、アンテナロッドの第1端部が
円筒部品と同心的に配置されて、機械的にそれに固定されるようになっている。
導電性円筒部品が更なる構造的剛性を与えて支え、ロッドとへリックスとを電気
的に結合するように作用する。アンテナを引っ込めたとき、円筒部品の上側部分
が信号給電部と電気的に接触する。
【0007】 好都合なことに、アンテナは、引っ込めたとき、ロッドの共振周波数が関心の
ある動作帯域よりも十分高いような構造をしている。さらに、ロッド素子は、伸
ばしたときに、ヘリックスが容量性結合と直列に接続されたより高インピーダン
スの誘導性素子として働くように、電気的結合を補償するような大きさに作られ
ているので、アンテナは再び1/4波長共振器となる。好ましくは、アンテナロ
ッドの電気的長さは0.25λよりも短く、特に好ましい電気的長さは約0.2
λである。さらに好ましくは、アンテナロッドは約800−950MHzの間で
動作する。
【0008】 本発明のもうひとつの態様は、1/4波長−1/4波長伸縮可能アンテナつき
の無線電話機である。無線電話機は開口部を有する無線電話機筐体を含む。印刷
回路基板が信号給電部と共に筐体内に収納されていて、信号給電部は印刷回路基
板と電気的に通じている。無線電話機はまた長手方向に伸びるアンテナを含み、
アンテナは筐体の開口部の中に収まるようになっていて、筐体の開口部に関して
自由に伸び縮みできるようになっている。アンテナは頂部負荷素子とロッド部分
とを含み、頂部負荷素子は1/4波長の電気的長さを呈するような構造をしてい
て、1/4波長よりも短い電気的長さを有するロッド部分と空間的に分離されて
いる。頂部負荷素子とロッドとは構造的に定められた容量性結合により電気的に
結合している。アンテナはまた上部と下部の電気的接触子を有し、アンテナを引
っ込めたとき、上部接触子が信号給電点と電気的に通じて第1の信号経路を形成
し、アンテナを伸ばしたとき、下部接触子が信号給電点と電気的に通じて第2の
信号経路を形成するようになっている。
【0009】 好ましくは、外側の円筒状導体とロッドの一部とにより容量性結合が形成され
る。好ましい一実施例では、ロッドは所定の長さだけ外側円筒状導体の中に入り
込み、外側の円筒状導体と同心的に配置される。また好ましくは、外側円筒導体
とロッドとは空間的に分離されているが、両者の間に絶縁性材料を配置すること
により機械的に結合している。
【0010】 好都合なことに、本発明は改良された耐久性と良好な電気的特性とを有する改
良された伸縮可能な1/4波長1/4波長アンテナを提供する。本発明の前述お
よび他の目的と態様とを以下詳しく説明する。
【0011】 (好ましい実施例の説明) 次に本発明について、図面を参照してもっと詳しく説明する。そのなかでいく
つかの好ましい実施例を示す。しかしながら、本発明は多くのいろいろな形態を
とりうるので、ここに開示する実施例に限定するものではない。本説明中、同様
な要素には同じ参照符を付してある。わかりやすくするために層や寸法は誇張し
て示してあるものもある。
【0012】 図2を参照すると、本発明による1/4波長−1/4波長伸縮可能アンテナ2
0の好ましい一実施例が示してある。当業者に周知の如く、アンテナは限られた
帯域の周波数応答を有する受信回路の一部分を構成している。すなわち、ある動
作周波数帯、たとえば800MHz−950MHzに含まれる無線周波数のエネ
ルギーを選択的に吸収する。受信回路はその動作帯域内のどこかで、たとえば8
50MHzと900MHzの間で最大となる共振周波数を有すると考えてよい。
この周波数は波長λと対応している。当業者に周知のように、この波長はアンテ
ナの実効長の尺度として使うことが出来る。ここでいう「1/4波長」アンテナ
は約1/4λの実効長を有するアンテナを含む。λは上述のとおりである。
【0013】 好都合なことに、アンテナはその構造により機械的な剛性を得ると共に、所望
の電気的特性も満たしている。図示したように、アンテナ20はヘリックス25
のような頂部負荷素子と、縦に伸びているロッドすなわちホイップ素子30と、
上部と下部の導電性接触子32、33とを含む。アンテナ20はまたヘリックス
25の隣りに円筒導体40を含む。円筒導体40はロッド30とヘリックス25
とを結合して、1/4波長−1/4波長アンテナ20に機械的強度と耐久性とを
与えている。本説明を通して頂部負荷ヘリックスとして示すが、本発明に別のア
ンテナ構造を採用することもできる。たとえば、コイル、ディスク、その他のア
ンテナ負荷素子のような頂部負荷アンテナ素子である。
【0014】 図7はアンテナ20の上側部分21の一実施例を拡大した透視模型図である。
図示のように、ロッド30は、好ましくは絶縁性材料層50により、上部接触子
32とヘリックス25から空間的に分離されている。好ましくは、ロッド30自
体は絶縁性外側面30bによりおおわれた導電性コア30aから形成されている
。更に好ましくは、ロッドコア30aはニッケル・チタンなどで柔軟性を持たせ
て作られる。円筒導体40はロッド30とヘリックス25とを空間的に分離する
部材の上にかぶせてある。ロッドの上側部分21は円筒導体40により形成され
る開口部42の中に所定の長さだけ入り込んでいる。好ましくは、ロッド30と
導体40とは各々お互いに関しておよそ中心軸100の周りに同心的に位置する
ように配置される。図7に示すように、好ましくは絶縁性接着剤50がこれらの
部品を適切な位置関係で保持して、ロッド30を導体40に対して機械的に固定
する。円筒導体40とロッドの上側部分31との構造的結合により、同軸キャパ
シタ55が形成される。このようにして、従来の1/4波長−1/4波長アンテ
ナと違って、本発明の機械的に強化されたアンテナ構造では、アンテナを引っ込
めたとき、ロッド30とヘリックス25とが電気的に接続されるようになってい
る。この点は更に説明する。
【0015】 図5と6は無線電話機の筐体128にアンテナ20を実装したところを示す。
図3に示すように、無線電話機130は信号給電点125を含む。これはたとえ
ば、伸ばした位置と縮めた位置とで共に50オームのインピーダンスを呈するよ
うになっている。当業者に理解されるように、この信号給電点125は無線電話
機信号を処理する印刷回路基板135またはほかの基板アセンブリに電気的に接
続されている(図5,6参照)。
【0016】 図5と図6に示すように、無線電話機130は典型的に筐体ボディ128の縁
により定められるグランドプレーン160を備えている。これは一般に縁の周辺
にグランドシールドを含む。再び図5と図6を参照して、アンテナ20を伸ばし
たとき、アンテナの大部分が筐体128の外側に出ており、逆にアンテナ20を
引っ込めたとき、アンテナ20の大部分は無線電話機の筐体128の中に収まる
ことが理解されよう。動作時、アンテナ20は中心軸100に沿って筐体の出入
り口136から出入りし、アンテナの伸縮状態に応じて、アンテナ20の位置に
より異なる回路が定められて動作するように筐体128と結合する。この点は後
で詳しく説明する。無線電話機はまたアンテナ20に隣接した筐体128の中に
無線電話機印刷回路基板135を含み、印刷回路基板135により無線電話機か
ら出入りするアンテナと信号給電点125とが接続される。
【0017】 図2に示すように、上部接触子32と導体40とは一体の部品として作ること
が望ましい。しかしながら、当業者に理解されるように、別の構造でも良い。図
5に示すように、アンテナ20を無線電話機の筐体内に引っ込めたとき、上部接
触子32は信号給電点125と接触する。このように、どんな構造を採用しよう
とも、アンテナ20を引っ込めたとき、上部接触子32が信号給電点125に接
近して接触するような構造にしなければならない。同様に、下部接触子33がロ
ッド30の外側面の上につくられて、コア30aと電気的に接触することが好ま
しい。図6に示すように、アンテナ20を筐体128から引き伸ばしたとき、下
部接触子33は信号給電点125と接触するように配置する。
【0018】 動作時には、上部接触子32とヘリックス25とが電気的に接続し、下部接触
子33はロッド素子30と電気的に接続する。頂部負荷素子すなわちヘリックス
25は1/4波長(λ/4)の電気的長さを呈するような構造をしている。典型
的にこのパラメータは多数巻きヘリックス、たとえば7巻きのヘリックス構造に
より、実現することができる。すなわち、図3に示すように、引っ込めたとき、
信号経路126aはヘリックス25と上部接触子32とを含み、上部接触子32
は信号給電点125と接触する。引っ込めた位置でアンテナロッド素子30は高
Qの直列共振回路を構成し、その共振ピークは関心のある動作帯域を悠に越えて
いる。
【0019】 従来の1/4波長−1/4波長モデルとは対照的に、ロッド長は0.25λよ
り短く、好ましくは約0.2λ波長にまで短くする。伸ばした状態では、図3に
示すように、信号経路126bはヘリックス25,直列の同軸キャパシタ55,
ロッド30および下部接触子33とを含み、下部接触子33は信号給電点125
と接触する。図6に示すように、この信号経路の形により、約1/4λの波長電
気応答が得られる。従来の常識によれば、直列のキャパシタを介して接続されて
いる1/4波長頂部負荷素子(すなわち、主アンテナロッドの端部にある素子)
がアンテナの同調を外させるであろう。しかしながら、本発明により作られた1
/4波長ヘリックスは伸ばした状態で、付加的な1/4波長素子として働かない
ことを認識し、実証するものである。実際、理論的説明として、1/4波長ヘリ
ックスは伸ばした状態で不利に働くグランドプレーンを持たないので、単なる高
インピーダンスの誘導性素子として働くにすぎないと考えられる。この説明は決
して本発明の範囲を制限するものではない。すなわち、比較的小さな同軸キャパ
シタ55が直列に接続されているが、その影響は1/4波長ロッド素子30が長
くなることである。したがって、本発明ではそれに応じて補償するために、ロッ
ド素子20の長さをλ/4より短くしている。好ましくは上述のように、アンテ
ナロッド素子30は約0.2λまで短くする。好都合なことに、短くしたロッド
(すなわちλ/4より短い)は非常に高い共振周波数を有するので、ロッドの共
振周波数は関心のある帯域よりも遙かに高く、無線電話機の同調に影響しない。
【0020】 図5と図6に示すように、筐体128はその中心を通る開口部129を含む。
開口部35はアンテナ20が中心軸50(図7Aの軸100)に沿って変形する
(伸びたり縮んだりする)ことができるような大きさと形をしている(軸100
は図7Aに示すようにアンテナ30の両端間に伸びている線で定義される)。一
実施例において、無線電話機130はスレッド部(細い通し穴のある部分)付き
のグランドインサートを含む(図示せず)。スレッド部(ねじ部)はアンテナの
装着を容易にするためのもので、多くの現在の無線電話機に使われている。図4
の無線電話機130は本発明の一実施例の実用的な変形例である。アンテナは変
形してスレッド(thread)134の付いた部材175を出入りする。スレ
ッド(ねじ)134は対応する筐体のスレッド部(ねじ部)に容易に装着される
【0021】 図7と図7Aとは幾何学的かつ電気的関係を示しており、所望の構造的長さと
付随する電気的性能とを得る助けとなるように、支持体すなわち円筒導体40と
アンテナロッド30の形状を決めるのに使うことができる。たとえば、800M
Hz帯の無線電話機に対する好ましい静電容量値は約3ピコファラッド(pf)
である。好ましくは数式1で示す幾何学的パラメータを変えることにより、それ
に応じて支持体40の選択された長さとそれに対応する静電容量とを決めること
ができる。
【0022】
【数2】
【0023】 この数式で、”ε”はアンテナコアの上にかぶせる材料(たとえば、NiTi
ロッドの上に成型したデルリン(登録商標))の誘電率、”L”は接触口輪(f
errule)40の縦の長さ、”a”はアンテナコア30aの半径、”b”は
接触口輪40の内径である。好ましくは、ロッド30bの外側面はコア30aと
同心になっている。典型的に、外側面の材料はコア30aに対して成型されるか
または接着融着されている。デルリン(登録商標)を使ったときの接触口輪の長
さはたとえば約11.5mmである。当業者に理解されるように、特定の静電容
量値に対して必要な接触口輪の長さ(L)は、アンテナロッドの外側面材料の誘
電率の大きさに影響される。ナイロンおよび類似の材料の典型的な比誘電率は約
3.7であり、テフロン(登録商標)のそれは約2.1である。
【0024】 アンテナを伸ばした位置で所望の動作特性を得るために、円筒導体を所望の機
械的強度を有する大きさにし、それから好ましい周波数、たとえば約800−9
50MHzで共振するようにロッドをトリミングすることができる。図2は本発
明の一実施例を示す。この実施例はロッド30と円筒導体40とを構造的に接合
したときの寸法の例を示している。ロッド30の外側直径は1ミリメートル(m
m)であり、円筒導体40の中に約2mm入り込んでいる。円筒状導体40の内
側直径は約2.5mmである。それから、絶縁層が2つの部品の周囲に伸びてい
て、その厚さは約0.75mmである。この例では、ロッドの長さは約61mm
で、アンテナヘリックスの長さは約14mmである(最初の巻きから最後の巻き
まで)。
【0025】 図8と9は本発明の一実施例の変形例(図4に示す)から取ったデータを示す
。特にVSWRは引っ込めた位置(図8)と伸ばした位置(図9)とで測定して
いる。図8と図9のグラフに示すように、VSWRの測定値は引っ込めた位置と
伸ばした位置とでインピーダンスが実質的に同じであることを示しており、本発
明により提供される1/4波長−1/4波長伸縮可能なアンテナの構造が成功し
ていることを立証している。
【0026】 当業者に理解されるように、アンテナのインピーダンスに対する要求を満たす
ために、必要なデスクリート回路部品をアンテナに追加することができる。それ
は別に実装しても良いし、印刷回路基板に一緒に組み込んでも良い。同様に、「
印刷回路基板」という用語は任意のマイクロ・エレクトロニクスの実装基板を含
むことを意味する。
【0027】 以上の説明は本発明の例示であって、限定するものではない。本発明の実施例
をいくつか説明したが、本発明の新規な教えと利点から実質的に逸脱することな
く、例示した実施例に多くの修正が可能であることを、当業者は容易に理解され
るであろう。したがって、その種の修正例はすべて請求の範囲に記載してある本
発明の範囲内に含まれるものである。請求の範囲において、手段プラス機能文は
その機能を実現するものとしてここに述べた構造を含むものであり、構造的な均
等物のみならず均等な構造をも含むものである。したがって、前述の説明は本発
明の例示であって、ここに開示した特定の実施例に限定するものではなく、他の
実施例同様開示した実施例の修正も請求の範囲に含まれるものである。本発明は
請求の範囲に記載してあるが、均等物も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術の1/4波長−1/4波長伸縮可能アンテナの概略図。
【図1A】 図1に示したアンテナの拡大図。
【図2】 本発明による1/4波長−1/4波長伸縮可能アンテナの好ましい一実施例の
部分的拡大透視模型図。
【図3】 本発明による伸縮可能アンテナの概略図。
【図4】 本発明による伸縮可能アンテナの好ましい一実施例の側面図。
【図5】 本発明によるアンテナを引っ込めたときの無線電話機の概略図。
【図6】 本発明によるアンテナを伸ばしたときの無線電話機の概略図。
【図7】 本発明の好ましい一実施例によるアンテナロッドと円筒導体との空間的関係と
、静電容量の計算に使う数式のパラメータ(L,b,a)とを示す図。
【図7A】 アンテナロッドのコアの半径(a)を示す図7のアンテナの断面図。
【図8】 本発明によるアンテナを伸ばしたときの、電圧定在波比(“VSWR”)を(
810−958MHzの帯域で)プロットしたテストデータのグラフ。
【図9】 本発明によるアンテナを引っ込めたときの、VSWRをプロットしたテストデ
ータのグラフ。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月10日(2000.3.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【数1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW Fターム(参考) 5J046 AA03 AB06 AB12 DA03 5J047 AA03 AB06 AB12 FD01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1/4波長ヘリックスと、 該ヘリックスから長手方向に分離していて、導電性コアと外側面とを有する円
    筒状アンテナロッドであって、その中心を通る中心軸を形成する向かい合った第
    1と第2の端部を含み、該第2の端部は該コアと電気的に接触する下部接触子を
    有し、該下部接触子は該アンテナロッドの外側面上に設けられている、アンテナ
    ロッドと、 頭端部と底端部、および内側面と外側面とを有する導電性円筒部品であって、
    該頭端部は該ヘリックスに接続され、該底端部は該アンテナロッドの第1端部の
    一部をその中に収納するような形状をしていて、該アンテナロッドの第1の端部
    が該円筒部品と同心的に配置されて、お互いに機械的に固定されるように、非導
    電性の材料層が該部品の内側面と該ロッドとの間に配置されている、導電性円筒
    部品と、 を含む、1/4波長−1/4波長伸縮可能アンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンテナ20において、前記導電性円筒部品
    と前記アンテナロッドとは両者で同軸キャパシタを形成する、1/4波長−1/
    4波長伸縮可能アンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のアンテナ20において、前記アンテナロッド
    の前記第1の端部は約3mmだけ前記導電性円筒部品の中に入り込んでいる、1
    /4波長−1/4波長伸縮可能アンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のアンテナ20において、前記アンテナロッド
    の電気的長さは0.25λより短い、1/4波長−1/4波長伸縮可能アンテナ
  5. 【請求項5】 請求項4記載のアンテナ20において、前記アンテナロッド
    の電気的長さは約0.2λである、1/4波長−1/4波長伸縮可能アンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のアンテナ20において、前記アンテナは約8
    00−950MHzの間で動作する、1/4波長−1/4波長伸縮可能アンテナ
  7. 【請求項7】 請求項2記載のアンテナ20において、前記キャパシタの静
    電容量値は、中心軸に関して、前記アンテナロッドのコアの半径と、前記円筒部
    品の長さおよび内側面の半径とに対応する、1/4波長−1/4波長伸縮可能ア
    ンテナ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のアンテナ20において、前記静電容量は以下
    の数式により計算される、1/4波長−1/4波長伸縮可能アンテナ。 【数1】
  9. 【請求項9】 開口部を有する無線電話機筐体と、 該筐体内に配置された印刷回路基板と、 該印刷回路基板と電気的に接触するように該筐体内に設けられた信号給電部と
    、 該筐体開口部内に収納されるようになっていて、該開口部に対して自由に引っ
    込めたり伸ばしたりできるようになっている縦方向に長いアンテナと を含み、該アンテナは、 1/4波長の電気的長さを呈するような構造をしている頂部負荷素子と、 1/4波長より短い電気的長さを有し、該頂部負荷素子と空間的に分離されて
    いて、該頂部負荷素子と構造的に容量性結合をなすことにより電気的に結合して
    いるロッド部分と、 上部接触子と下部接触子であって、該アンテナを引っ込めたとき、該上部接触
    子が該信号給電部と電気的に接触して第1の信号経路を形成し、該アンテナを伸
    ばしたとき、該下部接触子が該信号給電部と電気的に接触して第2の信号経路を
    形成する、上部電気的接触子と下部電気的接触子と、 を含む、1/4波長−1/4波長伸縮可能アンテナ付きの無線電話機。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の無線電話機において、前記容量性結合は外
    側円筒導体と前記ロッドの一部とにより形成される1/4波長−1/4波長無線
    電話機。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の無線電話機において、前記ロッドは前記
    外側円筒導体の中に所定の長さだけ入り込んで前記外側円筒導体と同心的に位置
    する、1/4波長−1/4波長無線電話機。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の無線電話機において、前記外側円筒導体
    と前記ロッドとは両者の間に設けられた絶縁性材料により分離されて機械的に結
    合している、1/4波長−1/4波長無線電話機。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の無線電話機において、前記第1の信号経路
    回路は前記1/4波長頂部負荷素子を含み、前記第2の信号経路回路は前記1/
    4波長頂部負荷素子と前記結合キャパシタと前記ロッドとの直列接続を含む、1
    /4波長−1/4波長無線電話機。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の無線電話機において、前記第2の信号経
    路における前記頂部負荷素子は誘導性素子として働く、1/4波長−1/4波長
    無線電話機。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の無線電話機において、前記ロッドは上側
    部分と下側部分とを有し、該上側部分は前記絶縁性材料により前記外側円筒導体
    に機械的に固定されている、1/4波長−1/4波長無線電話機。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の無線電話機において、前記キャパシタは
    約3pfの同軸キャパシタである、1/4波長−1/4波長無線電話機。
  17. 【請求項17】 請求項9記載の無線電話機において、前記ロッドは第1の
    半径を有する導電性コアと第2の半径を有する外側面とを有する円筒状アンテナ
    であり、前記円筒導体は長さと第3の半径とを有する内側面を有し、前記容量性
    結合の静電容量値は該コアの半径と、該円筒導体の長さと半径とに対応している
    、1/4波長−1/4波長無線電話機。
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