JP3243595B2 - マルチバンドアンテナ及びそれを用いたマルチバンド携帯無線機 - Google Patents

マルチバンドアンテナ及びそれを用いたマルチバンド携帯無線機

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    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/307Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way
    • H01Q5/314Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors
    • H01Q5/321Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors within a radiating element or between connected radiating elements

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体無線等に用
いられるアンテナ装置に関し、特に1つのアンテナ装置
で異なる複数の周波数帯の送受信を実現するマルチバン
ドアンテナ及びそれを用いたマルチバンド携帯無線機に
関する。
【0002】
【従来の技術】異なる周波数帯域で無線機を使用する場
合、アンテナ装置としては、複数あるのが一般的であ
り、典型的な例としてFM/AMラジオが挙げられる。
これに対して、1つのアンテナ装置で離れた周波数帯域
を共用出来るものとしてトラップアンテナがある。この
トラップアンテナはマルチバンドアンテナとしてアマチ
ュア無線用に広く使用されている。
【0003】従来、この種のトラップアンテナとして、
例えば、特開平5−121924号が挙げられる。これ
は、線状アンテナ素子と、インダクタンス素子及びキャ
パシタンス素子とからなる共振回路とから構成されてい
るものであり、その原理を2周波の場合を例にとって図
24を用い説明する。
【0004】共振させたい高い方の周波数がfHighであ
るとき、線状アンテナ素子の共振させたい高い方の周波
数fHighのλ/2のところ(l1 )に、その周波数で反
共振を起こすトラップ(即ち、LCの並列共振回路)を
入れると、ほぼその周波数の付近でアンテナは共振す
る。一方、共振させたい低い方の周波数fLow に関して
は、前述の周波数fHighで共振させるために装荷された
トラップがリアクタンスとして働くため、ダイポールア
ンテナの全長(l2 )を調節して、共振をとるようにす
る。これによって、異なる2つの周波数で共振するアン
テナを構成することが出来るとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、前記引用例を含
め、このようなトラップアンテナのトラップ回路は、イ
ンダクタンス素子及びキャパシタンス素子、即ち、コイ
ル及びコンデンサ、もしくはコイル及び線間容量で構成
されていた。
【0006】しかしながら、このような従来技術による
と、トラップの装荷時点で浮遊容量を持つため、理論値
と実測値では共振する周波数に差が生じることになる。
【0007】また、部品点数及び製造工程数が多いとい
う問題があり、更には基板やシールドケース等を必要と
するため、ここの部品は小さいにもかかわらず、全体と
して大型化する傾向があった。
【0008】また、外付けアンテナにおいて、コイルと
コンデンサによるトラップ回路を構成すると、強度的に
問題があり、衝撃などを受けた場合にその外付けアンテ
ナが破損しやすいという欠点がある。これは、携帯する
ことを目的とした機器においては、重大な欠点となる。
【0009】そこで、本発明の課題は、上記の問題を解
決するため、浮遊容量を排除し、製造が容易、且つ、小
型であるトラップ回路を構成することによって、アンテ
ナ装置全体の伝送特性の向上及び衝撃などに対する信頼
性の向上をはかり、1つのアンテナ装置で異なる周波数
の送受信が可能である小型なマルチバンドアンテナを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、トラップ回路として分布定数型の誘電
体共振器を用いて、トラップアンテナを構成するもので
ある。即ち、以下に示すようなマルチバンドアンテナを
もって、課題を解決するための手段とするものである。
【0011】本発明によれば、LC並列共振回路を備え
るマルチバンドアンテナにおいて、前記LC並列共振回
路は、分布定数型の誘電体共振器であることを特徴とす
るマルチバンドアンテナが得られる。
【0012】また、本発明によれば、前記マルチバンド
アンテナにおいて、前記LC並列共振回路は、同軸型誘
電体共振器であることを特徴とするマルチバンドアンテ
ナが得られる。
【0013】また、本発明によれば、前記マルチバンド
アンテナにおいて、前記同軸型誘電体共振器は、λ/2
TEMモードまたはλ/4TEMモードにて動作するこ
とを特徴とするマルチバンドアンテナが得られる。
【0014】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、前記同軸型誘電体共振器
は、中心孔を有する誘電体ブロックと、該中心孔の内面
を被う第1の導体と、前記誘電体ブロックの外側面を被
う第2の導体とを有することを特徴とするマルチバンド
アンテナが得られる。
【0015】また、本発明によれば、前記マルチバンド
アンテナにおいて、前記同軸型誘電体共振器は、更に、
前記誘電体ブロックの上面及び底面の少なくとも一方を
被う第3の導体を有し、該第3の導体により、前記第1
の導体と前記第2の導体とが電気的に接続されているこ
とを特徴とするマルチバンドアンテナが得られる。
【0016】また、本発明によれば、前記マルチバンド
アンテナにおいて、前記同軸型誘電体共振器は、更に、
前記誘電体ブロックの上面及び底面の少なくとも一方の
所定の領域を除く領域を被う第3の導体を有し、該第3
の導体により、前記第1の導体と前記第2の導体とが電
気的に接続されていないことを特徴とするマルチバンド
アンテナが得られる。
【0017】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、前記中心孔は、貫通孔で
あることを特徴とするマルチバンドアンテナが得られ
る。
【0018】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、前記中心孔は、非貫通孔
であることを特徴とするマルチバンドアンテナが得られ
る。
【0019】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、該マルチバンドアンテナ
は、第1及び第2のアンテナロッドを有し、該第1のア
ンテナロッドは、前記第1の導体に電気的に接続され、
該第2のアンテナロッドは、前記第2の導体に電気的に
接続されていることを特徴とするマルチバンドアンテナ
が得られる。
【0020】また、本発明によれば、前記マルチバンド
アンテナにおいて、前記第1のアンテナロッドは、超弾
性金属からなることを特徴とするマルチバンドアンテナ
が得られる。
【0021】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、該マルチバンドアンテナ
は、前記第1の導体と前記第1のアンテナロッドとの接
続をするスリーブを有し、該スリーブは、少なくともそ
の一部が弾性を有する金属からなり、且つ、前記同軸型
誘電体共振器の前記中心孔に圧入されて前記第1の導体
と電気的・機械的に接続される圧入部を有し、該圧入部
には、弾性変形するための開口または空間が形成されて
いることを特徴とするマルチバンドアンテナが得られ
る。
【0022】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、前記第2のアンテナロッ
ドは、螺旋形状(ヘリカルコイル状)に形成されている
ことを特徴とするマルチバンドアンテナが得られる。
【0023】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、該マルチバンドアンテナ
は、少なくとも前記第2のアンテナロッド及び前記同軸
型誘電体共振器を絶縁性材料にてモールドされているこ
とを特徴とするマルチバンドアンテナが得られる。
【0024】更に、本発明によれば、前記マルチバンド
アンテナにおいて、前記絶縁性材料は、可撓性を有する
ポリマー又はエストラマーからなることを特徴とするマ
ルチバンドアンテナが得られる。
【0025】また、本発明によれば、LC並列共振回路
を備えるマルチバンドアンテナにおいて、前記LC並列
共振回路は、分布定数型の誘電体共振器であって、前記
誘電体共振器は、トリプレート型誘電体共振器であるこ
とを特徴とするマルチバンドアンテナが得られる。
【0026】また、本発明によれば、前記マルチバンド
アンテナにおいて、前記トリプレート型誘電体共振器
は、λ/2TEMモードまたはλ/4TEMモードにて
動作することを特徴とするマルチバンドアンテナが得ら
れる。
【0027】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、前記トリプレート型誘電
体共振器は、二枚の誘電体板と、該二枚の誘電体板に挟
持された第1の導体と、該第1の導体に平行な二つの面
を被う第2の導体とを有することを特徴とするマルチバ
ンドアンテナが得られる。
【0028】また、本発明によれば、前記マルチバンド
アンテナにおいて、前記トリプレート型誘電体共振器
は、更に、前記第1の導体に平行でない四つの面のう
ち、対向する一組の面の少なくとも一面を被う第3の導
体とを有し、該第3の導体により、前記第1の導体と前
記第2の導体とが電気的に接続されていることを特徴と
するマルチバンドアンテナ。
【0029】また、本発明によれば、前記マルチバンド
アンテナにおいて、前記トリプレート型誘電体共振器
は、更に、前記第1の導体に平行でない四つの面のう
ち、対向する一組の面の少なくとも一面の所定の領域を
除く領域を被う第3の導体とを有し、該第3の導体によ
り、前記第1の導体と前記第2の導体とが電気的に接続
されていないことを特徴とするマルチバンドアンテナが
得られる。
【0030】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、該マルチバンドアンテナ
は、第1及び第2のアンテナロッドを有し、前記第1の
アンテナロッドは、前記第1の導体に電気的に接続さ
れ、前記第2のアンテナロッドは、前記第2の導体に電
気的に接続されていることを特徴とするマルチバンドア
ンテナが得られる。
【0031】また、本発明によれば、前記マルチバンド
アンテナにおいて、前記第1のアンテナロッドは、超弾
性金属からなることを特徴とするマルチバンドアンテナ
が得られる。
【0032】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、前記第2のアンテナロッ
ドは、螺旋形状(ヘリカルコイル状)に形成されている
ことを特徴とするマルチバンドアンテナが得られる。
【0033】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、該マルチバンドアンテナ
は、少なくとも前記第2のアンテナロッド及び前記トリ
プレート型誘電体共振器を絶縁性材料にてモールドされ
ていることを特徴とするマルチバンドアンテナが得られ
る。
【0034】また、本発明によれば、前記マルチバンド
アンテナにおいて、前記絶縁性材料は、可撓性を有する
ポリマー又はエストラマーからなることを特徴とするマ
ルチバンドアンテナが得られる。
【0035】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、前記第1の導体と前記第
1のアンテナロッドは、一体形成されていることを特徴
とするマルチバンドアンテナが得られる。
【0036】また、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナにおいて、前記第2の導体と前記第
2のアンテナロッドは、一体形成されていることを特徴
とするマルチバンドアンテナが得られる。
【0037】更に、本発明によれば、前記いずれかのマ
ルチバンドアンテナを用いることを特徴とするマルチバ
ンド携帯無線機が得られる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の主な特徴は、従来のトラ
ップアンテナにおいて、トラップ回路部分を誘電体共振
器1で構成していることである。その誘電体共振器1に
関して、本発明の実施の形態においては、特に同軸型誘
電体共振器1Aを用いたものとトリプレート型誘電体共
振器1Bを用いたものの二つのタイプについて説明をす
る。
【0039】まず、同軸型誘電体共振器1Aを用いたア
ンテナ装置は、中心孔を有する誘電体ブロック1A1と
その内面及び外側面を被う導体からなる同軸型誘電体共
振器と、誘電体ブロックの内面を被う導体4に電気的に
接続された第1のアンテナロッド7と、誘電体ブロック
の外側面を被う導体5に電気的に接続された第2のアン
テナロッド8と、第2のアンテナロッド8及び同軸型誘
電体共振器1Aをモールドするモールド部81と、第1
のアンテナロッド7を被っているウレタンチューブ71
と、同軸型誘電体共振器1Aの固定や第1のアンテナロ
ッド7を被っているチューブ71の保護及びアンテナ装
置収納時のストッパーの役目をするスリーブ9と、この
アンテナ装置を携帯無線機などの筐体に固定するための
ホルダー10と、アンテナ装置の伸張時ホルダーとぶつ
かり適当な長さでとめる役割をするストッパー11とか
ら構成されている。
【0040】更に、同軸型誘電体共振器1Aの誘電体ブ
ロック1A1にある中心孔が貫通孔2であるか非貫通孔
3であるか、導体による誘電体ブロックの被い方、接続
されるアンテナの形状、及び誘電体共振器の固定のため
のスリーブ9の形状等により様々な実施の形態が考えら
れる。
【0041】一方、トリプレート型誘電体共振器1Bを
用いたアンテナ装置は、二枚の誘電体板1B1と二枚の
誘電体板1B1に挟持された中心導体6と二枚の誘電体
板1B1の所定の面を被う導体とからなるトリプレート
型誘電体共振器1Bと、中心導体6に電気的に接続され
た第1のアンテナロッド7と、中心導体6でない導体に
電気的に接続された第2のアンテナロッド8と、第2の
アンテナロッド8及びトリプレート型誘電体共振器1B
をモールドするモールド部81と、第1のアンテナロッ
ド7を被っているウレタンチューブ71と、トリプレー
ト型誘電体共振器1Bの固定や第1のアンテナロッド7
を被っているチューブ71の保護及びアンテナ装置収納
時のストッパーの役目をするスリーブ9と、このアンテ
ナ装置を携帯無線機などの筐体に固定するためのホルダ
ー10と、アンテナ装置の伸張時ホルダーとぶつかり適
当な長さでとめる役割をするストッパー11とから構成
されている。
【0042】また、更に、導体の被う面の決め方、中心
導体6に接続されるアンテナの形状、及び中心導体6と
アンテナロッドとの関係などから様々な実施の形態が考
えられる。これらの様々な実施の形態について、図面を
参照しながら、それぞれ説明をする。
【0043】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、図1乃至図4に示されるように、誘電体共振
器1が同軸型誘電体共振器1Aであり、誘電体ブロック
1A1にある孔は貫通孔2である。また、導体は、誘電
体ブロックの内面と外側面と及び上面とを被っており、
スリーブ9は、円筒形をしている。第1のアンテナロッ
ド7は、誘電体ブロック1A1の導体に被われていない
開放端である底面から貫通孔2に挿入され、その端面が
短絡端である上面と面一になる位置で半田等により誘電
体ブロック1A1の内面を被う導体と接続される。更
に、第2のアンテナロッド8は、その一部を同軸型誘電
体共振器1Aの外周に巻き付けられ、半田等により同軸
型誘電体共振器1Aの誘電体ブロックの内面を被う導体
4に接続され、且つ、残りの部分が第1のアンテナロッ
ド7の軸と一致するように配置されている。尚、この同
軸型誘電体共振器1Aは、一端が開放であるためλ/4
共振器である。
【0044】このアンテナ装置は、使用周波数帯がおお
よそ偶数倍であるシステムに対して用いると3共振アン
テナとしても機能を果たすことが出来る。
【0045】例えば、fHigh=1.9GHz、fLow1
820MHz、fLow2=950MHzの場合、これはP
HS(fHigh)とPDC(fLow1,2)の周波数に相当す
るが、λHigh/2=λLow2/4であるから、図24に示
したl1 、l2 を各々 l1 =λHigh/2=λLow2/4,l2 =λLow2/2 と設定することにより3共振アンテナを実現することが
できる。特に、PDCにおいては送受信の周波数が13
0MHzと離れているため、広帯域のアンテナ装置でな
いと1つのアンテナ装置では送受信を行うことができな
い。本発明によればPDCの送受信だけでなく、更に、
PHSの送受信までをも1つのアンテナ装置で実現でき
る。これは、以下に示す他の実施の形態においても同様
である。尚、l1 、l2 の長さは、便宜的にλ/2、λ
/4としたが、3λ/8等に適宜設計によって変更され
る事項である。
【0046】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図3及び図5を用いて説明する。本第2の
実施の形態は、トラップ回路を両端が開放であるλ/2
同軸型誘電体共振器1Aで構成した例である。この同軸
型誘電体共振器1Aの誘電体ブロック1A1にある孔は
貫通孔2である。また、導体は、誘電体ブロック1A1
の内面及び外側面を被っており、スリーブ9は、円筒形
をしている。第1のアンテナロッド7は、誘電体ブロッ
ク1A1の導体に被われていない開放端である底面から
貫通孔2に挿入され、その端面が短絡端である上面と面
一になる位置で半田等により誘電体ブロック1A1の内
面を被う導体と接続される。更に、第2のアンテナロッ
ド8は、その一部を同軸型誘電体共振器1Aの誘電体ブ
ロックの外側面を被う導体5に巻き付けられ、半田等に
より同軸型誘電体共振器1Aの誘電体ブロックの外側面
を被う導体5に接続され、且つ、残りの部分が第1のア
ンテナロッド7の軸と一致するように配置されている。
このλ/2共振器を用いることによって、若干大型にな
るものの、低損失のアンテナ装置を実現することができ
る。
【0047】また、λ/2共振器を用いる例として、共
振器の他の形態を図6及び図7を用いて説明する。図6
に示される共振器は、両端を短絡してあるものであり、
全表面を導体で被われている。また、図7に示される共
振器は、両端を開放してあるものであり、開放領域を貫
通孔2の開口部近傍の領域に設け、この開放領域を除い
た全表面を導体で被われている。図6及び図7に示され
たいずれの共振器もλ/2の共振器として動作し、開放
領域が全くないか、極めて小さいので電磁波の漏洩を防
止できるという大きな利点を有する。尚、図7に示した
ような開放領域を形成することに関し、開放領域を形成
する位置は、貫通孔2の開口部付近に限られる訳ではな
く、誘電体ブロックの内面を被う導体4と誘電体ブロッ
クの外側面を被う導体5とが電気的に接続されていなけ
ればよい。また、開放領域を形成することは、前述の第
1の実施の形態にも、当てはめることが可能である。
【0048】更に、図8に示されるような、他の形態例
も考えられる。これは、貫通孔2の内側を被う導体が、
それぞれの開口部付近を被う導体と貫通孔2の中心部を
被う導体の3つに分かれており、且つ、上面及び底面が
導体にて被われているものである。この形態例におい
て、第1のアンテナロッド7は、貫通孔2の中心部を被
う導体にのみ接続されており、貫通孔2の開口部付近を
被うそれぞれの導体とは、絶縁されている。また、これ
により、電磁波の漏洩を防止できるという利点を有して
いる。
【0049】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態を図9及び図10を用いて説明する。第3の実施
の形態は、トラップ回路を非貫通孔3を有するλ/4同
軸型誘電体共振器1Aで構成した例である。また、導体
は、誘電体ブロック1A1の全表面を被っており、スリ
ーブ9は、円筒形をしている。第1のアンテナロッド7
は、誘電体ブロック1A1の非貫通孔3に挿入され、そ
の端面が短絡端である非貫通孔3内部上面と面一になる
位置で半田等により誘電体ブロック1A1の内面を被う
導体4と接続される。更に、第2のアンテナロッド8
は、その一部を同軸型誘電体共振器1Aの外周に巻き付
けられ、半田等により同軸型誘電体共振器1Aの誘電体
ブロックの外側面を被う導体5に接続され、且つ、残り
の部分が第1のアンテナロッド7の軸と一致するように
配置されている。この第3の実施の形態に用いられるよ
うな同軸型誘電体共振器1Aの等価回路は、図11に示
されるように、並列共振回路に対し並列にキャパシタン
スを接続したものであると考えられる。したがって、こ
れによって、共振器長の短縮を図ることが可能である。
【0050】この第3の実施の形態によれば、同軸型誘
電体共振器1Aを小型化することができるうえ、全表面
が導体で被われているので電磁波の漏洩も防止できる。
更に、一方の端面が閉塞しているので、第1のアンテナ
ロッド78を挿入、接続固定する際に、位置決めが非常
に容易となる。
【0051】非貫通孔3を有する共振器を用いる例とし
て、共振器の他の形態を図12乃至図14及び図15を
用いて説明する。図12は、非貫通孔3の開口部を有す
る誘電体ブロック1A1の底面を除く全表面を導体で被
われた同軸型誘電体共振器1Aであり、図13は、誘電
体ブロック1A1の底面及び上面を除いた全表面、即
ち、非貫通孔3の内面及び外側面を導体で被われた同軸
型誘電体共振器1Aの例である。また、図14は、誘電
体ブロック1A1の上面及び底面に導体で被われない開
放領域を有するものである。更に、図15は、図10に
示された同軸型誘電体共振器1Aの非貫通孔3の内端面
を導体で被わない例であり、これは、図12乃至図14
の同軸型誘電体共振器1Aに対しても当てはめることが
できる。
【0052】(第4の実施の形態)前述の第1乃至第3
の実施の形態において、アンテナ装置の同軸型誘電体共
振器1A近傍は、図16に示されるような構成をしてい
たが、第4の実施の形態では、図17に示すように、螺
旋形状(ヘリカルコイル状)に形成されたエレメントを
第2のアンテナロッド8Bとして用いた。第4の実施の
形態では、第2のアンテナロッド8Bの螺旋形状の内径
は、同軸型誘電体共振器1Aの外径に概ね一致するよう
に成形し、その一部を同軸型誘電体共振器1Aの外周に
巻き付け半田等により、誘電体ブロックの外側面を被う
導体5と接続固定され、残りの部分は、第1のアンテナ
ロッド7と軸が一致するように上方向にのびている。
【0053】(第5の実施の形態)第1のアンテナロッ
ド7を超弾性金属を用いて形成すると、一般に半田付け
をすることができず、メッキも困難なため、その一部を
所定の位置で潰し、スリーブ9に圧入、接続固定し、ス
リーブ9を同軸型誘電体共振器1Aの誘電体ブロックの
内面を被う導体4と接続するなどの方法をとることが考
えられる。このような場合に用いられるスリーブ9の形
状を図18に示す。ここで、スリーブ9の材質はバネ性
を持たせるため、りん青銅等が好ましい。スリーブは、
基部91と接続部92からなり、基部91と接続部92
は、双方にねじ山93が形成されてねじ方式で接続され
る。接続部92には同軸型誘電体共振器1Aの誘電体ブ
ロックの内面を被う導体4と接続する圧入部94が伸び
ており、スリット95が形成されている。これによっ
て、弾性変形を行い、接続部92は同軸型誘電体共振器
1Aの中心孔に圧入され接続固定される。接続強度を大
きくとりたい場合には、圧接による接続だけでなく、半
田付けを併用するなどの方法をとってもよい。第1のア
ンテナロッド7は、基部91の側に圧入、接続固定さ
れ、その後、基部91と接続部92がねじどめされる。
【0054】尚、この第5の実施の形態は、前述の第4
の実施の形態と組み合わせることも可能である。
【0055】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態は、図19乃至図23に示されるように、トラッ
プ回路として、トリプレート型誘電体共振器1Bを用い
た例である。2枚の誘電体セラミック板1B1の間に中
心導体6を挟み、2枚の誘電体セラミック板1B1の中
心導体6と平行な面を導体で被っており、更に、それぞ
れ、必要に応じて上面及び底面を導体で被ってある。こ
の第6の実施の形態においては、中心導体6と第1のア
ンテナロッド7を兼ねた導体として、銅板などで一体形
成することも可能である。また、前述の第4の実施の形
態は、この第6の実施の形態においても適用することが
できる。尚、前述の同軸型誘電体共振器1Aにおいて
も、誘電体ブロックの内面を被う導体4と第1のアンテ
ナロッド7を一体形成することも可能である。
【0056】また、前述の全ての実施の形態において、
誘電体共振器の外側面を被う導体と第2のアンテナロッ
ド8を一体形成することが可能である。
【0057】更に、誘電体ブロックの内面を被う導体4
又は中心導体6と、誘電体共振器の外側面を被う導体と
が電気的に接続されている場合、誘電体ブロックの内面
を被う導体4又は中心導体6と、第1のアンテナロッド
7及び第2のアンテナロッド8を一体形成することも可
能である。
【0058】また、以上実施の形態にて説明してきたア
ンテナ装置を用いることにより、小型化された携帯無線
機を実現することが可能となる。
【0059】
【実施例】本発明の第1の実施の形態において、同軸型
誘電体共振器は、TiO2 −BaO系誘電体セラミック
の円筒形状のブロックを用いた。また、誘電体セラミッ
クは、比誘電率εr =115のものであり、そのブロッ
クの長さは1900MHzでおおよそld =4mmであ
る。また、第1及び第2のアンテナロッドとして、ピア
ノ線にニッケルメッキを施したものを用いた。また、第
1のアンテナロッドの線径φa1=0.8mmは、同軸型
誘電体共振器の内径(即ち、中心孔の直径)φd1=0.
85mmより若干小さい。
【0060】本発明の第2の実施の形態において、誘電
体セラミックは、比誘電率εr =115の材料を用い、
1900MHzのとき、そのブロックの長さはld =8
mmとした。
【0061】本発明の実施の形態に第1のアンテナロッ
ドの材料として挙げた超弾性金属は、Ni−Ti系合金
を用いた。
【0062】また、本発明の実施の形態において、第1
及び第2のアンテナロッド、及び誘電体共振器はポリオ
レフィン系のエラストマーを用いてモールドした。尚、
ポリマーにてモールドしてもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、LC並列共振回路を備
えるマルチバンドアンテナにおいて、LC並列共振回路
が、分布定数型であるマルチバンドアンテナを提供する
ことができる。
【0064】集中定数型のLC並列共振回路を用いる場
合、コンデンサ及びコイル等、2つ以上の部品が必要で
ある上、コンデンサ及びコイル等を固定するための固定
基板を必要とする。それに対し、分布定数型のLC共振
回路は、基本的に誘電率を持つ物質上に2本の線路があ
れば、構成できるため、部品点数が少なくてすみ、ま
た、強度等を考慮しても製造しやすい。更に、寄生容量
を考慮しなくても性能のより物を製造することができ
る。
【0065】従って、従来のディスクリート部品を基板
上に搭載するなどで実現されているトラップアンテナと
比較して、部品点数が非常に少なく、機構部品の接続の
みによる製造が可能なため製造工程・工数が少なく、製
造性のよいマルチバンドアンテナを安価に供給すること
できる。
【0066】また、トラップ回路として用いる誘電体共
振器とアンテナロッドとをモールドすることによって一
体化され、機械的強度に優れたアンテナを提供すること
ができる。
【0067】また、アンテナ特性としても損失が少な
く、構成によっては、金属ケース等を用いることなく電
磁波の漏洩も防止でき、高特性のアンテナを提供でき
る。
【0068】更に、本発明は、移動体通信等の分野で例
えば800MHzと1.9GHzのように異なった周波
数で実施されている通信サービスを一つの無線機で送受
信する場合の無線機のアンテナ部分に用いられ、一つの
アンテナ装置で送受信する場合の無線信号を送受信する
小型のアンテナ装置として適用することで、マルチバン
ドの携帯無線機などの小型化に大きく貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の第1及び第2の実施の形態における誘
電体ブロックを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の同軸型誘電体共振
器を示す図であり、図3のx−x´ラインにおける断面
図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の同軸型誘電体共振
器を示す図であり、図3のx−x´ラインにおける断面
図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の他の同軸型誘電体
共振器を示す図であり、図3のx−x´ラインにおける
断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の他の同軸型誘電体
共振器を示す図であり、図3のx−x´ラインにおける
断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の他の同軸型誘電体
共振器を示す図であり、図3のx−x´ラインにおける
断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における誘電体ブロ
ックを示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の同軸型誘電体共
振器を示す図であり、図9のx−x´ラインにおける断
面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態の同軸型誘電体共
振器の等価回路を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の他の同軸型誘電
体共振器を示す図であり、図9のx−x´ラインにおけ
る断面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態の他の同軸型誘電
体共振器を示す図であり、図9のx−x´ラインにおけ
る断面図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態の他の同軸型誘電
体共振器を示す図であり、図9のx−x´ラインにおけ
る断面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態の他の同軸型誘電
体共振器を示す図であり、図9のx−x´ラインにおけ
る断面図である。
【図16】本発明の第1乃至第3の実施の形態における
誘電体共振器近傍の分解斜視図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態における誘電体共
振器近傍の分解斜視図である。
【図18】本発明の第5の実施の形態における誘電体共
振器近傍の分解斜視図である。
【図19】本発明の第6の実施の形態におけるトリプレ
ート型誘電体共振器の斜視図である
【図20】本発明の第6の実施の形態におけるトリプレ
ート型誘電体共振器を示す図であり、図19のx−x´
ラインにおける断面図である。
【図21】本発明の第6の実施の形態における他のトリ
プレート型誘電体共振器を示す図であり、図19のx−
x´ラインにおける断面図である。
【図22】本発明の第6の実施の形態における他のトリ
プレート型誘電体共振器を示す図であり、図19のx−
x´ラインにおける断面図である。
【図23】本発明の第6の実施の形態における他のトリ
プレート型誘電体共振器を示す図であり、図19のx−
x´ラインにおける断面図である。
【図24】従来のトラップアンテナの原理を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 誘電体共振器 1A 同軸型誘電体共振器 1A1 誘電体ブロック 1B トリプレート型誘電体共振器 1B1 誘電体板 2 貫通孔 3 非貫通孔 4 誘電体ブロックの内面を被う導体 5 誘電体ブロックの外側面を被う導体 6 中心導体 7 第1のアンテナロッド 71 チューブ 8 第2のアンテナロッド 81 モールド部 9 スリーブ 91 基部 92 接続部 93 ねじ山 94 圧入部 95 スリット 10 ホルダー 11 ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 1/40 H04B 1/40 (72)発明者 高師 健二 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 伊藤 亮 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−38101(JP,A) 特開 平7−202528(JP,A) 特開 平6−310924(JP,A) 特開 平5−299911(JP,A) 特開 平5−37164(JP,A) 実開 昭63−47614(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/00 - 1/52 H01Q 5/00 - 11/20 H01P 1/20 - 1/219 H01P 7/00 - 7/10

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心孔を有する誘電体ブロック、該中心
    孔の内面を被う第1の導体、前記誘電体ブロックの外側
    面を被う第2の導体を有する同軸型誘電体共振器からな
    るLC並列共振回路と、第1のアンテナロッドと、前記
    同軸型誘電体共振器の前記第1の導体と前記第1のアン
    テナロッドとを電気的に接続するスリーブと、前記同軸
    型誘電体共振器の前記第2の導体に電気的に接続された
    第2のアンテナロッドとを備えたマルチバンドアンテナ
    において、 該スリーブは、少なくともその一部が弾性を有する金属
    からなり、且つ、前記同軸型誘電体共振器の前記中心孔
    に圧入されて前記第1の導体と電気的・機械的に接続さ
    れる圧入部を有し、 該圧入部には、弾性変形するための開口または空間が形
    成されていることを特徴とするマルチバンドアンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマルチバンドアンテナ
    において、 前記同軸型誘電体共振器は、λ/2TEMモードまたは
    λ/4TEMモードにて動作することを特徴とするマル
    チバンドアンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかに記載のマル
    チバンドアンテナにおいて、 前記同軸型誘電体共振器は、更に、前記誘電体ブロック
    の上面及び底面の少なくとも一方を被う第3の導体を有
    し、 該第3の導体により、前記第1の導体と前記第2の導体
    とが電気的に接続されていることを特徴とするマルチバ
    ンドアンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    マルチバンドアンテナにおいて、 前記同軸型誘電体共振器は、更に、前記誘電体ブロック
    の上面及び底面の少なくとも一方の所定の領域を除く領
    域を被う第3の導体を有し、 該第3の導体により、前記第1の導体と前記第2の導体
    とが電気的に接続されていないことを特徴とするマルチ
    バンドアンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    マルチバンドアンテナにおいて、 前記中心孔は、貫通孔であることを特徴とするマルチバ
    ンドアンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    マルチバンドアンテナにおいて、 前記中心孔は、非貫通孔であることを特徴とするマルチ
    バンドアンテナ。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか一項に記載の
    マルチバンドアンテナにおいて、 前記第1のアンテナロッドは、超弾性金属からなること
    を特徴とするマルチバンドアンテナ。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか一項に記載の
    マルチバンドアンテナにおいて、 前記第2のアンテナロッドは、螺旋形状(ヘリカルコイ
    ル状)に形成されていることを特徴とするマルチバンド
    アンテナ。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか一項に記載の
    マルチバンドアンテナにおいて、 該マルチバンドアンテナは、少なくとも前記第2のアン
    テナロッド及び前記同軸型誘電体共振器を絶縁性材料に
    てモールドされていることを特徴とするマルチバンドア
    ンテナ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のマルチバンドアンテ
    ナにおいて、前記絶縁性材料は、可撓性を有するポリマ
    ー又はエストラマーからなることを特徴とするマルチバ
    ンドアンテナ。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれか一項に記
    載のマルチバンドアンテナを用いることを特徴とするマ
    ルチバンド携帯無線機。
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