JP2000223928A - アンテナ装置 - Google Patents
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- H01Q9/04—Resonant antennas
- H01Q9/30—Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole
- H01Q9/42—Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole with folded element, the folded parts being spaced apart a small fraction of the operating wavelength
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- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/22—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
- H01Q1/24—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
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- H01Q1/36—Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
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- H01Q5/00—Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
- H01Q5/30—Arrangements for providing operation on different wavebands
- H01Q5/307—Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way
- H01Q5/342—Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way for different propagation modes
- H01Q5/357—Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way for different propagation modes using a single feed point
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 2種類の異なる通信系統で用いられている周
波数帯域において携帯無線機(2)での送受信を可能と
し、しかも量産しても、性能のばらつきがないアンテナ
装置を提供する。 【解決手段】 上部アンテナエレメント(11)の直線
状の延長方向に沿った単位長さあたりのインダクタンス
を、下部アンテナエレメント(10)より大きくするこ
とによって、全体のアンテナエレメント(8)を、1/
4波長の接地アンテナとして、第1周波数f1に共振さ
せるとともに、3/4波長の接地アンテナとして、第1
周波数f1の3倍より低い第2周波数f2に共振させ
る。アンテナエレメント(8)を、プリント配線基板
(9)上に印刷配線したアンテナパターンで形成するの
で、同一形状のアンテナエレメント(8)が得られ、量
産しても、アンテナの性能にばらつきが生じない。
波数帯域において携帯無線機(2)での送受信を可能と
し、しかも量産しても、性能のばらつきがないアンテナ
装置を提供する。 【解決手段】 上部アンテナエレメント(11)の直線
状の延長方向に沿った単位長さあたりのインダクタンス
を、下部アンテナエレメント(10)より大きくするこ
とによって、全体のアンテナエレメント(8)を、1/
4波長の接地アンテナとして、第1周波数f1に共振さ
せるとともに、3/4波長の接地アンテナとして、第1
周波数f1の3倍より低い第2周波数f2に共振させ
る。アンテナエレメント(8)を、プリント配線基板
(9)上に印刷配線したアンテナパターンで形成するの
で、同一形状のアンテナエレメント(8)が得られ、量
産しても、アンテナの性能にばらつきが生じない。
Description
【0001】
【0002】この発明は、携帯電話機等の携帯無線機に
備えられるアンテナ装置に関し、特に、2つの異なる周
波数において送受信が可能となるアンテナ装置に関す
る。
備えられるアンテナ装置に関し、特に、2つの異なる周
波数において送受信が可能となるアンテナ装置に関す
る。
【0003】
【従来の技術】携帯電話機のように、持ち運びながら使
用する携帯無線機において、2つの異なる周波数に共振
することによって、複数の周波数帯域で用いることがで
きるアンテナ装置が、特表平9−505956号により
開示されている。
用する携帯無線機において、2つの異なる周波数に共振
することによって、複数の周波数帯域で用いることがで
きるアンテナ装置が、特表平9−505956号により
開示されている。
【0004】この従来のアンテナ装置100を、図7乃
至図9で説明すると、図7に示すように、アンテナ装置
100は、第1ヘリカルアンテナエレメント101と第
2ヘリカルアンテナエレメント102からなる固定アン
テナ部103を備えている。第1ヘリカルアンテナエレ
メント101と第2ヘリカルアンテナエレメント102
は、それぞれ、円筒状の絶縁スリーブ104に螺旋状に
巻き付けられた一組のローディグコイルで形成され、一
組のローディングコイルは、更に、螺旋状に互いに巻き
付けられている。
至図9で説明すると、図7に示すように、アンテナ装置
100は、第1ヘリカルアンテナエレメント101と第
2ヘリカルアンテナエレメント102からなる固定アン
テナ部103を備えている。第1ヘリカルアンテナエレ
メント101と第2ヘリカルアンテナエレメント102
は、それぞれ、円筒状の絶縁スリーブ104に螺旋状に
巻き付けられた一組のローディグコイルで形成され、一
組のローディングコイルは、更に、螺旋状に互いに巻き
付けられている。
【0005】各ヘリカルアンテナエレメント101、1
02の基端は、絶縁スリーブ104の下端に取り付けら
れた導電スリーブ105に接続され、導電スリーブ10
5を介して、図示しない携帯無線機の送受信回路等に電
気接続している。
02の基端は、絶縁スリーブ104の下端に取り付けら
れた導電スリーブ105に接続され、導電スリーブ10
5を介して、図示しない携帯無線機の送受信回路等に電
気接続している。
【0006】図8は、この固定アンテナ部103の等価
回路図であり、第1ヘリカルアンテナエレメント101
と第2ヘリカルアンテナエレメント102は、導電スリ
ーブ105に接続することによって、それぞれ異なる共
振周波数f11、f12で共振する。これによって、図
9に示すように、周波数f10で共振する1本のアンテ
ナ(図中一点鎖線で表示)よりも、広帯域な周波数帯域
で送受信が可能な固定アンテナ部103としている。
回路図であり、第1ヘリカルアンテナエレメント101
と第2ヘリカルアンテナエレメント102は、導電スリ
ーブ105に接続することによって、それぞれ異なる共
振周波数f11、f12で共振する。これによって、図
9に示すように、周波数f10で共振する1本のアンテ
ナ(図中一点鎖線で表示)よりも、広帯域な周波数帯域
で送受信が可能な固定アンテナ部103としている。
【0007】尚、この従来のアンテナ装置100には、
上部が絶縁カバー106で覆われた棒状のロッドアンテ
ナエレメントからなる摺動アンテナ部107も備えられ
ている。摺動アンテナ部107は、絶縁スリーブ104
と導電スリーブ105内を挿通自在であり、携帯無線機
から引き出して、下端を導電スリーブ105に電気接続
させ、周波数f10で共振するホイップアンテナとして
作用させている。
上部が絶縁カバー106で覆われた棒状のロッドアンテ
ナエレメントからなる摺動アンテナ部107も備えられ
ている。摺動アンテナ部107は、絶縁スリーブ104
と導電スリーブ105内を挿通自在であり、携帯無線機
から引き出して、下端を導電スリーブ105に電気接続
させ、周波数f10で共振するホイップアンテナとして
作用させている。
【0008】従って、この従来のアンテナ装置100に
よれば、摺動アンテナ部107を収納した状態と、引き
出した状態のいずれの状態においても送受信が可能であ
り、図9に示すように、いずれの状態においても、2つ
の周波数f11、f12を含む広帯域で無線信号を送受
信できる。
よれば、摺動アンテナ部107を収納した状態と、引き
出した状態のいずれの状態においても送受信が可能であ
り、図9に示すように、いずれの状態においても、2つ
の周波数f11、f12を含む広帯域で無線信号を送受
信できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の移動体通
信機器に使用される周波数帯域は、例えば、携帯電話
機、自動車電話等が900MHz帯域、PHSでは、
1.9GHz帯域と異なり、いずれの通信系統でも使用
可能な携帯無線機が望まれ、この為に、いずれの帯域に
おいても送受信が可能な、いわゆるデュアルバンド対応
のアンテナ装置が求められている。
信機器に使用される周波数帯域は、例えば、携帯電話
機、自動車電話等が900MHz帯域、PHSでは、
1.9GHz帯域と異なり、いずれの通信系統でも使用
可能な携帯無線機が望まれ、この為に、いずれの帯域に
おいても送受信が可能な、いわゆるデュアルバンド対応
のアンテナ装置が求められている。
【0010】これに対し、既述の従来のアンテナ装置1
00は、固定アンテナ部103によって広い帯域で送受
信を可能とするもので、その為に、2つのヘリカルアン
テナエレメントを比較的近接した2つの周波数f11、
f12において共振するように調整するものであり、上
述の要望に応じることはできなかった。仮に、従来のア
ンテナ装置100と同種の構造によって対応しようとす
ると、導電スリーブ105に、全く異なる周波数帯域f
1、f2に対応させるように、展開長などが異なる2本
のヘリカルアンテナエレメント101、102を並列に
外方に向けて接続する必要があり、携帯無線機の外観を
損なうばかりか、部品点数が増加し、組み立ても煩わし
いものとなる。
00は、固定アンテナ部103によって広い帯域で送受
信を可能とするもので、その為に、2つのヘリカルアン
テナエレメントを比較的近接した2つの周波数f11、
f12において共振するように調整するものであり、上
述の要望に応じることはできなかった。仮に、従来のア
ンテナ装置100と同種の構造によって対応しようとす
ると、導電スリーブ105に、全く異なる周波数帯域f
1、f2に対応させるように、展開長などが異なる2本
のヘリカルアンテナエレメント101、102を並列に
外方に向けて接続する必要があり、携帯無線機の外観を
損なうばかりか、部品点数が増加し、組み立ても煩わし
いものとなる。
【0011】そこで、本願出願人は、この問題を解決す
るため、図10に示すように、給電金具111上に直列
に接続した2本のヘリカルアンテナ112、113を直
線状に延長配置し、各ヘリカルアンテナの展開長と巻回
ピッチを調整することによって、全く異なる周波数帯域
f1、f2で共振するアンテナ装置110を発明し、特
許出願した(特願平10−164616号)。
るため、図10に示すように、給電金具111上に直列
に接続した2本のヘリカルアンテナ112、113を直
線状に延長配置し、各ヘリカルアンテナの展開長と巻回
ピッチを調整することによって、全く異なる周波数帯域
f1、f2で共振するアンテナ装置110を発明し、特
許出願した(特願平10−164616号)。
【0012】しかしながら、このアンテナ装置110で
は、2つの使用帯域f1、f2において共振するように
各ヘリカルアンテナ112、113を形成する必要があ
るが、ローディングコイルの加工工程を要する為、設計
値通りのヘリカルアンテナを量産することが困難であ
り、共振周波数が個々のアンテナ装置110毎にばらつ
いてしまうという問題があった。
は、2つの使用帯域f1、f2において共振するように
各ヘリカルアンテナ112、113を形成する必要があ
るが、ローディングコイルの加工工程を要する為、設計
値通りのヘリカルアンテナを量産することが困難であ
り、共振周波数が個々のアンテナ装置110毎にばらつ
いてしまうという問題があった。
【0013】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたもので、2種類の異なる通信系統で用いられ
ている周波数帯域において携帯無線機での送受信を可能
とし、しかも量産しても、性能のばらつきがないアンテ
ナ装置を提供することを目的とする。
になされたもので、2種類の異なる通信系統で用いられ
ている周波数帯域において携帯無線機での送受信を可能
とし、しかも量産しても、性能のばらつきがないアンテ
ナ装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ため、請求項1のアンテナ装置は、携帯無線機の筺体に
取り付けられた給電金具と、給電金具上に直線状に延長
配置され、直列に電気接続された上部アンテナエレメン
トと下部アンテナエレメントからなり、下部アンテナエ
レメントの基端が、給電金具に電気接続されたアンテナ
エレメントを備え、アンテナエレメントを、1/4波長
の接地アンテナとして、第1周波数に共振させるととも
に、上部アンテナエレメントの直線状の延長方向に沿っ
た単位長さあたりのインダクタンスを、下部アンテナエ
レメントの該方向に沿った単位長さあたりのインダクタ
ンスより大きくすることによって、アンテナエレメント
を、3/4波長の接地アンテナとして、第1周波数の3
倍より低い第2周波数に共振させることを特徴とする。
ため、請求項1のアンテナ装置は、携帯無線機の筺体に
取り付けられた給電金具と、給電金具上に直線状に延長
配置され、直列に電気接続された上部アンテナエレメン
トと下部アンテナエレメントからなり、下部アンテナエ
レメントの基端が、給電金具に電気接続されたアンテナ
エレメントを備え、アンテナエレメントを、1/4波長
の接地アンテナとして、第1周波数に共振させるととも
に、上部アンテナエレメントの直線状の延長方向に沿っ
た単位長さあたりのインダクタンスを、下部アンテナエ
レメントの該方向に沿った単位長さあたりのインダクタ
ンスより大きくすることによって、アンテナエレメント
を、3/4波長の接地アンテナとして、第1周波数の3
倍より低い第2周波数に共振させることを特徴とする。
【0015】第1周波数f1で共振する1/4波長のア
ンテナエレメントは、延長方向に沿った上部アンテナエ
レメントの単位長さあたりのインダクタンスを、下部ア
ンテナエレメントの同単位長さあたりのインダクタンス
より大きくすることによって、その3倍の周波数より低
い第2周波数f2において、3/4波長の接地アンテナ
として再び共振し、そのまま使用してもSWRは、殆ど
変化しない。従って、一端を給電金具に接続させたアン
テナエレメントは、上部アンテナエレメントの延長方向
に沿った単位長さのインダクタンスが大きくなるように
調整することによって、任意の第1周波数f1と第2周
波数f2に共振させることができ、2つの異なる周波数
帯域で送受信可能な携帯無線機とすることができる。
ンテナエレメントは、延長方向に沿った上部アンテナエ
レメントの単位長さあたりのインダクタンスを、下部ア
ンテナエレメントの同単位長さあたりのインダクタンス
より大きくすることによって、その3倍の周波数より低
い第2周波数f2において、3/4波長の接地アンテナ
として再び共振し、そのまま使用してもSWRは、殆ど
変化しない。従って、一端を給電金具に接続させたアン
テナエレメントは、上部アンテナエレメントの延長方向
に沿った単位長さのインダクタンスが大きくなるように
調整することによって、任意の第1周波数f1と第2周
波数f2に共振させることができ、2つの異なる周波数
帯域で送受信可能な携帯無線機とすることができる。
【0016】請求項2のアンテナ装置は、上部アンテナ
エレメントと下部アンテナエレメントを、プリント配線
基板上に屈曲形状に印刷配線したアンテナパターンで形
成したことを特徴とする。
エレメントと下部アンテナエレメントを、プリント配線
基板上に屈曲形状に印刷配線したアンテナパターンで形
成したことを特徴とする。
【0017】アンテナパターンは、プリント配線基板上
に屈曲形状に印刷配線されたものなので、アンテナとし
て作用し、ローディングコイルに代えてアンテナエレメ
ントとすることができる。
に屈曲形状に印刷配線されたものなので、アンテナとし
て作用し、ローディングコイルに代えてアンテナエレメ
ントとすることができる。
【0018】アンテナエレメントの各部を、プリント配
線基板上に印刷配線して形成できるので、エッチング工
程を経て正確に同一形状のアンテナパターンが得られ、
量産しても、性能のばらつきがない。
線基板上に印刷配線して形成できるので、エッチング工
程を経て正確に同一形状のアンテナパターンが得られ、
量産しても、性能のばらつきがない。
【0019】また、外力を受けてもその形状が変形する
ことが少ないので、安定したアンテナ特性を維持でき
る。
ことが少ないので、安定したアンテナ特性を維持でき
る。
【0020】請求項3のアンテナ装置は、上部アンテナ
エレメントを、ローディングコイルで形成し、下部アン
テナエレメントをプリント配線基板上に屈曲形状に印刷
配線したアンテナパターンで形成し、ローディングコイ
ルの基端を、アンテナパターンの先端に接続したことを
特徴とする。
エレメントを、ローディングコイルで形成し、下部アン
テナエレメントをプリント配線基板上に屈曲形状に印刷
配線したアンテナパターンで形成し、ローディングコイ
ルの基端を、アンテナパターンの先端に接続したことを
特徴とする。
【0021】下部アンテナエレメントを、プリント配線
基板上に印刷配線して形成できるので、エッチング工程
を経て正確に同一形状のアンテナパターンが得られ、量
産しても、性能のばらつきが少ない。
基板上に印刷配線して形成できるので、エッチング工程
を経て正確に同一形状のアンテナパターンが得られ、量
産しても、性能のばらつきが少ない。
【0022】上部アンテナエレメントは、ローディング
コイルで形成するので、短い長さでも、充分な実効容量
を確保でき、上部アンテナエレメントと下部エレメント
の全てをアンテナパターンで形成した場合に比べ、アン
テナエレメント全体の長さを、短くすることができる。
コイルで形成するので、短い長さでも、充分な実効容量
を確保でき、上部アンテナエレメントと下部エレメント
の全てをアンテナパターンで形成した場合に比べ、アン
テナエレメント全体の長さを、短くすることができる。
【0023】請求項4のアンテナ装置は、第1周波数
が、携帯電話機で用いる900MHz近傍の帯周波数帯
域に含まれ、第2周波数が、PHSで用いる1900M
Hz近傍の周波数帯域に含まれることを特徴とする。
が、携帯電話機で用いる900MHz近傍の帯周波数帯
域に含まれ、第2周波数が、PHSで用いる1900M
Hz近傍の周波数帯域に含まれることを特徴とする。
【0024】携帯無線機から1本のアンテナエレメント
を突出させるだけで、携帯無線機を、携帯電話機とPH
Sに兼用できる。
を突出させるだけで、携帯無線機を、携帯電話機とPH
Sに兼用できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施の形態に
係るアンテナ装置1を図1乃至図3により説明する。図
1は、アンテナ装置1が取り付けられた携帯無線機2の
要部断面図、図2(a)は、アンテナ装置1の正面図、
図2(b)は、同側面図、図3は、アンテナ装置1の周
波数特性を示す特性図である。
係るアンテナ装置1を図1乃至図3により説明する。図
1は、アンテナ装置1が取り付けられた携帯無線機2の
要部断面図、図2(a)は、アンテナ装置1の正面図、
図2(b)は、同側面図、図3は、アンテナ装置1の周
波数特性を示す特性図である。
【0026】図1に示すように、本実施の形態に係るア
ンテナ装置1は、基端の給電金具4を携帯無線機2の筺
体3に取り付けられた取付リング5にねじ込むことによ
り、筺体3から垂直に起立するように取り付けられる。
ンテナ装置1は、基端の給電金具4を携帯無線機2の筺
体3に取り付けられた取付リング5にねじ込むことによ
り、筺体3から垂直に起立するように取り付けられる。
【0027】携帯無線機2の筺体3内には、携帯無線機
2の送信回路、受信回路、空中線結合回路等を構成する
高周波回路部品(図示せず)が実装された回路基板6が
収容され、取付リング5にねじ込まれた給電金具4は、
回路基板6のリードパターンと取付リング5を接続する
給電線7によって、空中線結合回路に電気接続してい
る。
2の送信回路、受信回路、空中線結合回路等を構成する
高周波回路部品(図示せず)が実装された回路基板6が
収容され、取付リング5にねじ込まれた給電金具4は、
回路基板6のリードパターンと取付リング5を接続する
給電線7によって、空中線結合回路に電気接続してい
る。
【0028】アンテナ装置1は、図2に示すように、給
電金具4と、アンテナエレメント8となるアンテナパタ
ーンが印刷された長方形状のプリント配線基板9により
構成されている。
電金具4と、アンテナエレメント8となるアンテナパタ
ーンが印刷された長方形状のプリント配線基板9により
構成されている。
【0029】給電金具4は、略円柱状の金具であり、同
図(b)に示すように、フランジ部4aの下方に取付リ
ング5に螺合する雄ねじ部4bが、上方に円柱部4cが
一体に形成されている。円柱部4cの上面には、スリッ
ト4dが凹設され、このスリット4dに、プリント配線
基板9の下端を嵌合させて、プリント配線基板9を垂直
に起立支持している。また、この支持した状態で、プリ
ント配線基板9上に印刷された後述する下部アンテナエ
レメント10の基端は、給電金具4に半田付けされる。
図(b)に示すように、フランジ部4aの下方に取付リ
ング5に螺合する雄ねじ部4bが、上方に円柱部4cが
一体に形成されている。円柱部4cの上面には、スリッ
ト4dが凹設され、このスリット4dに、プリント配線
基板9の下端を嵌合させて、プリント配線基板9を垂直
に起立支持している。また、この支持した状態で、プリ
ント配線基板9上に印刷された後述する下部アンテナエ
レメント10の基端は、給電金具4に半田付けされる。
【0030】アンテナパターンは、図2(a)に示すよ
うに、アンテナエレメント8として所定の実効インダク
タンスと実効容量が得られるように、コの字状に屈曲さ
せたパターンを対向させながら連続させたもので、プリ
ント配線基板9の表面に、その長手方向に沿って蛇行す
る形状で印刷配線されている。
うに、アンテナエレメント8として所定の実効インダク
タンスと実効容量が得られるように、コの字状に屈曲さ
せたパターンを対向させながら連続させたもので、プリ
ント配線基板9の表面に、その長手方向に沿って蛇行す
る形状で印刷配線されている。
【0031】このアンテナエレメント8は、下部アンテ
ナエレメント10の基端部10aを接地したときに、1
/4波長の接地アンテナとして、第1周波数f1に1/
4波長の共振するとともに、3/4波長の接地アンテナ
として、第1周波数f1の3倍より低い第2周波数f2
で共振するように、アンテナパターンの形状を設計す
る。
ナエレメント10の基端部10aを接地したときに、1
/4波長の接地アンテナとして、第1周波数f1に1/
4波長の共振するとともに、3/4波長の接地アンテナ
として、第1周波数f1の3倍より低い第2周波数f2
で共振するように、アンテナパターンの形状を設計す
る。
【0032】図6は、l/λ(lは、アンテナの導体の
長さ、λは、波長)をパラメータとしたホイップアンテ
ナの入力インピーダンス線図であり、図に示すように、
一般に、第1周波数f1で共振する1/4波長のアンテ
ナは、その3倍の第2周波数f2に対して再び基本イン
ピーダンスに近くなり、そのまま3/4波長のアンテナ
として使用しても、ほとんどSWRが変化しない。一
方、アンテナエレメント8の延長方向に沿った単位長さ
あたりのインダクタンスを、先端(上方)側を接地(下
方)側に比べて大きくすればするほど、第2周波数f2
は、3倍の周波数から低下する。従って、上方と下方の
アンテナパターンを調整することによって、異なる任意
の第1周波数f1と第2周波数f2においてアンテナエ
レメント8を共振させることができる。
長さ、λは、波長)をパラメータとしたホイップアンテ
ナの入力インピーダンス線図であり、図に示すように、
一般に、第1周波数f1で共振する1/4波長のアンテ
ナは、その3倍の第2周波数f2に対して再び基本イン
ピーダンスに近くなり、そのまま3/4波長のアンテナ
として使用しても、ほとんどSWRが変化しない。一
方、アンテナエレメント8の延長方向に沿った単位長さ
あたりのインダクタンスを、先端(上方)側を接地(下
方)側に比べて大きくすればするほど、第2周波数f2
は、3倍の周波数から低下する。従って、上方と下方の
アンテナパターンを調整することによって、異なる任意
の第1周波数f1と第2周波数f2においてアンテナエ
レメント8を共振させることができる。
【0033】本実施の形態においては、アンテナ装置1
を取り付けた携帯無線機2を、900MHzを周波数帯
域とする携帯電話機としても、1900MHzを周波数
帯域とするのPHSとして使用できるように、第1周波
数f1を900MHzと、第1周波数f1の3倍より低
い第2周波数f2を1900MHzとして、いずれの周
波数でもアンテナエレメント8が共振するようにアンテ
ナパターンの形状を定めている。
を取り付けた携帯無線機2を、900MHzを周波数帯
域とする携帯電話機としても、1900MHzを周波数
帯域とするのPHSとして使用できるように、第1周波
数f1を900MHzと、第1周波数f1の3倍より低
い第2周波数f2を1900MHzとして、いずれの周
波数でもアンテナエレメント8が共振するようにアンテ
ナパターンの形状を定めている。
【0034】この為、蛇行形状で連続するアンテナパタ
ーンの上方を、上部アンテナエレメント11と、下方
を、下部アンテナエレメント10とし、両者のパターン
幅と長さを相違させることにより、上部アンテナエレメ
ント11の延長方向(プリント配線基板9の長手方向)
に沿った単位長さあたりのインダクタンスを、下部アン
テナエレメント10の同方向の単位長さあたりのインダ
クタンスより大きくしている。すなわち、図2(a)に
示すように、上部アンテナエレメント11のアンテナパ
ターンを、パターン幅を0.4mm、パターン横幅(同
図中a1)を5.5mmとして形成するのに対し、下部
アンテナエレメント10のパターンは、パターン幅を
0.8mm、パターン横幅(同図中a2)を5mmと
し、前者の延長方向に沿った単位長さあたりのインダク
タンスを大きくしている。尚、パターンピッチ(同図中
b)の3mmとコの字折返し回数の6回は、共に同じ値
としている。
ーンの上方を、上部アンテナエレメント11と、下方
を、下部アンテナエレメント10とし、両者のパターン
幅と長さを相違させることにより、上部アンテナエレメ
ント11の延長方向(プリント配線基板9の長手方向)
に沿った単位長さあたりのインダクタンスを、下部アン
テナエレメント10の同方向の単位長さあたりのインダ
クタンスより大きくしている。すなわち、図2(a)に
示すように、上部アンテナエレメント11のアンテナパ
ターンを、パターン幅を0.4mm、パターン横幅(同
図中a1)を5.5mmとして形成するのに対し、下部
アンテナエレメント10のパターンは、パターン幅を
0.8mm、パターン横幅(同図中a2)を5mmと
し、前者の延長方向に沿った単位長さあたりのインダク
タンスを大きくしている。尚、パターンピッチ(同図中
b)の3mmとコの字折返し回数の6回は、共に同じ値
としている。
【0035】図3は、このようなアンテナパターン形状
とし、下部アンテナエレメント10の基端部10aを接
地したアンテナエレメント8の周波数と電圧定在波比
(VSWR)の関係を示したものであり、図に示すよう
に、アンテナエレメント8は、900MHzの第1周波
数f1と1900MHzの第2周波数f2において、共
振する。
とし、下部アンテナエレメント10の基端部10aを接
地したアンテナエレメント8の周波数と電圧定在波比
(VSWR)の関係を示したものであり、図に示すよう
に、アンテナエレメント8は、900MHzの第1周波
数f1と1900MHzの第2周波数f2において、共
振する。
【0036】尚、図1において、12は、底面が開口す
る円筒状の絶縁キャップで、アンテナ装置1の全体を覆
い、プリント配線基板9とアンテナエレメント8を外力
から保護するために、硬質のプラスチックなどの合成樹
脂で形成している。絶縁キャップ12の基端部12a
は、給電金具4に接着剤により固着され、給電金具4の
フランジ部4c上に取り付けられる。
る円筒状の絶縁キャップで、アンテナ装置1の全体を覆
い、プリント配線基板9とアンテナエレメント8を外力
から保護するために、硬質のプラスチックなどの合成樹
脂で形成している。絶縁キャップ12の基端部12a
は、給電金具4に接着剤により固着され、給電金具4の
フランジ部4c上に取り付けられる。
【0037】このように形成されたアンテナ装置1は、
図1に示すように、給電金具4を取付リング5にねじ込
むことによって携帯無線機2の筺体3に取り付けられ、
アンテナエレメント8が給電金具4の上方に直線状に延
長配置されるとともに、その基端部10aが、給電金具
4、取付リング5、給電線7を介して、回路基板6上の
空中線結合回路に電気接続される。
図1に示すように、給電金具4を取付リング5にねじ込
むことによって携帯無線機2の筺体3に取り付けられ、
アンテナエレメント8が給電金具4の上方に直線状に延
長配置されるとともに、その基端部10aが、給電金具
4、取付リング5、給電線7を介して、回路基板6上の
空中線結合回路に電気接続される。
【0038】これにより、アンテナエレメント8は、上
述のように、1/4波長と3/4波長の接地アンテナと
して、第1周波数f1の900MHzと第2周波数f2
の1900MHzにおいて共振し、携帯無線機2を、携
帯電話機とPHSのいずれとしても使用できる。
述のように、1/4波長と3/4波長の接地アンテナと
して、第1周波数f1の900MHzと第2周波数f2
の1900MHzにおいて共振し、携帯無線機2を、携
帯電話機とPHSのいずれとしても使用できる。
【0039】尚、アンテナエレメント8は、プリント配
線基板9のエッチング工程を経て得られるアンテナパタ
ーンで形成するので、正確な寸法精度で同一のアンテナ
エレメント8を製造することができ、アンテナ特性にば
らつきのないアンテナ装置1を量産できる。
線基板9のエッチング工程を経て得られるアンテナパタ
ーンで形成するので、正確な寸法精度で同一のアンテナ
エレメント8を製造することができ、アンテナ特性にば
らつきのないアンテナ装置1を量産できる。
【0040】また、アンテナエレメント8の製造工程に
おいて、ローディングコイルを製造する際の線材の曲げ
加工がないので、安価にアンテナ装置1を生産できる。
おいて、ローディングコイルを製造する際の線材の曲げ
加工がないので、安価にアンテナ装置1を生産できる。
【0041】上述の第1実施の形態では、アンテナエレ
メント8を全てプリント配線基板9のアンテナパターン
で形成したが、上部アンテナエレメント21をローディ
ングコイルで形成してもよい。
メント8を全てプリント配線基板9のアンテナパターン
で形成したが、上部アンテナエレメント21をローディ
ングコイルで形成してもよい。
【0042】図4は、この上部アンテナエレメント21
をローディングコイルで形成した第2実施の形態に係る
アンテナ装置20を示すもので、同図(a)は、その縦
断面図、(b)は、側面図である。尚、給電金具4、絶
縁キャップ12、携帯無線機等の構成については、第1
実施の形態と同一であるので、その説明を省略する。
をローディングコイルで形成した第2実施の形態に係る
アンテナ装置20を示すもので、同図(a)は、その縦
断面図、(b)は、側面図である。尚、給電金具4、絶
縁キャップ12、携帯無線機等の構成については、第1
実施の形態と同一であるので、その説明を省略する。
【0043】この第2実施の形態においても、アンテナ
装置20を取り付けた携帯無線機を、携帯電話機とPH
Sで兼用できるように、第1周波数f1の900MHz
と、第1周波数f1の3倍より低い第2周波数f2の1
900MHzにおいて共振するように上部アンテナエレ
メント21と下部アンテナエレメント22の形状を定め
ている。
装置20を取り付けた携帯無線機を、携帯電話機とPH
Sで兼用できるように、第1周波数f1の900MHz
と、第1周波数f1の3倍より低い第2周波数f2の1
900MHzにおいて共振するように上部アンテナエレ
メント21と下部アンテナエレメント22の形状を定め
ている。
【0044】下部アンテナエレメント22は、第1実施
の形態と同様に、プリント配線基板23の表面に印刷配
線されたアンテナパターンで形成され、その形状は、同
様に、コの字状に屈曲させたパターンを対向させながら
連続させ、プリント配線基板23の長手方向に沿って蛇
行する形状となっている。
の形態と同様に、プリント配線基板23の表面に印刷配
線されたアンテナパターンで形成され、その形状は、同
様に、コの字状に屈曲させたパターンを対向させながら
連続させ、プリント配線基板23の長手方向に沿って蛇
行する形状となっている。
【0045】アンテナパターンの基端部22aは、プリ
ント配線基板23を給電金具4のスリット4dに嵌合さ
せた際に、給電金具4に半田接続され、また、上端は、
プリント配線基板23を貫通するスルーホールの周囲で
リング状に形成されたランド部22bとなっている。
ント配線基板23を給電金具4のスリット4dに嵌合さ
せた際に、給電金具4に半田接続され、また、上端は、
プリント配線基板23を貫通するスルーホールの周囲で
リング状に形成されたランド部22bとなっている。
【0046】上部アンテナエレメント21となるローデ
ィングコイルは、図4(b)に示すように、上記スルー
ホールを挿通する下端21aがランド部に半田接続さ
れ、プリント配線基板23上に起立支持されるもので、
この半田接続によって、上部アンテナエレメント21と
下部アンテナエレメント22は、上下方向に直線状に延
長配置されるとともに、直列に電気接続される。
ィングコイルは、図4(b)に示すように、上記スルー
ホールを挿通する下端21aがランド部に半田接続さ
れ、プリント配線基板23上に起立支持されるもので、
この半田接続によって、上部アンテナエレメント21と
下部アンテナエレメント22は、上下方向に直線状に延
長配置されるとともに、直列に電気接続される。
【0047】上部アンテナエレメント21と下部アンテ
ナエレメント22からなるアンテナエレメント24全体
は、上記第1周波数f1と、第2周波数f2で共振する
ように、カットアンドトライでその具体的数値が求めら
れる。本実施の形態では、例えば、図4(a)に示すよ
うに、アンテナパターン22を、パターン幅を0.6m
m、パターン横幅(同図中a3)を4.8mm、パター
ンピッチ(同図中b)を、3mm、コの字折返し回数を
2.5回とし、ローディングコイル21を、線径1mm
のピアノ線を用い、外径を6mm、巻回ピッチを2.8
mmで、5.25回、巻回して形成している。
ナエレメント22からなるアンテナエレメント24全体
は、上記第1周波数f1と、第2周波数f2で共振する
ように、カットアンドトライでその具体的数値が求めら
れる。本実施の形態では、例えば、図4(a)に示すよ
うに、アンテナパターン22を、パターン幅を0.6m
m、パターン横幅(同図中a3)を4.8mm、パター
ンピッチ(同図中b)を、3mm、コの字折返し回数を
2.5回とし、ローディングコイル21を、線径1mm
のピアノ線を用い、外径を6mm、巻回ピッチを2.8
mmで、5.25回、巻回して形成している。
【0048】このようにローディングコイルを巻回する
ことによって、その延長方向(ローディングコイルの巻
軸に沿った方向)の単位長さあたりのインダクタンス
は、アンテナパターンの延長方向(プリント配線基板2
3の長手方向)の単位長さあたりのインダクタンスより
大きい値となっている。
ことによって、その延長方向(ローディングコイルの巻
軸に沿った方向)の単位長さあたりのインダクタンス
は、アンテナパターンの延長方向(プリント配線基板2
3の長手方向)の単位長さあたりのインダクタンスより
大きい値となっている。
【0049】また、上部アンテナエレメント21をロー
ディングコイルとすることによって、その延長方向に沿
った単位長さあたりのインダクタンスと実効容量を、ア
ンテナパターンに比べて、大きくすることができるの
で、延長方向に沿って短いアンテナエレメントとするこ
とができる。
ディングコイルとすることによって、その延長方向に沿
った単位長さあたりのインダクタンスと実効容量を、ア
ンテナパターンに比べて、大きくすることができるの
で、延長方向に沿って短いアンテナエレメントとするこ
とができる。
【0050】図5は、このように上部アンテナエレメン
ト21をローディングコイルとし、下部アンテナエレメ
ント22の基端部22aを接地したアンテナエレメント
24の周波数と電圧定在波比(VSWR)の関係を示し
たものであり、図に示すように、アンテナエレメント2
4は、900MHzの第1周波数f1と1900MHz
の第2周波数f2において、共振する。図3と比較して
明らかなように、この結果は、第1実施の形態のアンテ
ナ装置1のアンテナ特性と近似するものであるが、本実
施の形態に係るアンテナ装置20では、上部アンテナエ
レメント21をローディングコイルとすることによっ
て、第1の実施の形態に係るアンテナ装置1に比べて短
い長さのアンテナ装置20で、同一のアンテナ特性が得
られる。
ト21をローディングコイルとし、下部アンテナエレメ
ント22の基端部22aを接地したアンテナエレメント
24の周波数と電圧定在波比(VSWR)の関係を示し
たものであり、図に示すように、アンテナエレメント2
4は、900MHzの第1周波数f1と1900MHz
の第2周波数f2において、共振する。図3と比較して
明らかなように、この結果は、第1実施の形態のアンテ
ナ装置1のアンテナ特性と近似するものであるが、本実
施の形態に係るアンテナ装置20では、上部アンテナエ
レメント21をローディングコイルとすることによっ
て、第1の実施の形態に係るアンテナ装置1に比べて短
い長さのアンテナ装置20で、同一のアンテナ特性が得
られる。
【0051】また、この第2実施の形態では、一部のア
ンテナエレメント21にのみローディングコイルを用い
るので、加工工程によって生じるアンテナ特性のばらつ
きは、少ない。
ンテナエレメント21にのみローディングコイルを用い
るので、加工工程によって生じるアンテナ特性のばらつ
きは、少ない。
【0052】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
となく、種々変形が可能である。例えば、プリント配線
基板9、23上に印刷配線するアンテナパターンは、基
板を誘電体としてその背面側に導電体層を形成したスト
リップラインとしてもよい。
となく、種々変形が可能である。例えば、プリント配線
基板9、23上に印刷配線するアンテナパターンは、基
板を誘電体としてその背面側に導電体層を形成したスト
リップラインとしてもよい。
【0053】また、アンテナパターンの形状は、コの字
形状に屈曲させるものに限らず、他の任意の形状に屈曲
形成することが可能である。
形状に屈曲させるものに限らず、他の任意の形状に屈曲
形成することが可能である。
【0054】更に、アンテナエ装置が共振する第1周波
数f1と第2周波数f2は、上述の周波数に限らず、他
の異なる2つの周波数に共振させることもできる。
数f1と第2周波数f2は、上述の周波数に限らず、他
の異なる2つの周波数に共振させることもできる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、1本のアンテ
ナエレメントを給電金具4に接続させるだけで、2種類
の異なる通信系統で使用される第1周波数f1と第2周
波数f 2において共振するデュアルモードのアンテナ装
置とすることができる。
ナエレメントを給電金具4に接続させるだけで、2種類
の異なる通信系統で使用される第1周波数f1と第2周
波数f 2において共振するデュアルモードのアンテナ装
置とすることができる。
【0056】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加え、更に、プリント配線基板9上に印刷配線したア
ンテナパターンをアンテナエレメント8とするので、同
一形状のアンテナパターンが得られ、量産しても、共振
周波数がばらつくことがない。
に加え、更に、プリント配線基板9上に印刷配線したア
ンテナパターンをアンテナエレメント8とするので、同
一形状のアンテナパターンが得られ、量産しても、共振
周波数がばらつくことがない。
【0057】また、外力を受けてもその形状が変形する
ことが少ないので、安定したアンテナ特性を維持でき
る。
ことが少ないので、安定したアンテナ特性を維持でき
る。
【0058】また、線材の曲げてローディングコイルを
形成する加工工程がないので、安価にデュアルバンドの
アンテナ装置1を生産できる。
形成する加工工程がないので、安価にデュアルバンドの
アンテナ装置1を生産できる。
【0059】請求項3の発明によれば、上部アンテナエ
レメント21を、ローディングコイルで形成するので、
短い長さでも、充分な実効容量を確保でき、請求項2の
発明に係るアンテナ装置に比べ、同等のアンテナ性能
で、アンテナ装置20の長さを、短くすることができ
る。
レメント21を、ローディングコイルで形成するので、
短い長さでも、充分な実効容量を確保でき、請求項2の
発明に係るアンテナ装置に比べ、同等のアンテナ性能
で、アンテナ装置20の長さを、短くすることができ
る。
【0060】請求項4の発明によれば、携帯無線機2か
ら1本のアンテナエレメントを突出させるだけで、携帯
無線機2を、携帯電話機とPHSに兼用できる。
ら1本のアンテナエレメントを突出させるだけで、携帯
無線機2を、携帯電話機とPHSに兼用できる。
【0061】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置
1が取り付けられた携帯無線機2の要部断面図である。
1が取り付けられた携帯無線機2の要部断面図である。
【図2】アンテナ装置1の(a)は、正面図、(b)
は、側面図である。
は、側面図である。
【図3】アンテナ装置1の周波数特性を示す特性図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置
の(a)は、縦断面図、(b)は、側面図である。
の(a)は、縦断面図、(b)は、側面図である。
【図5】アンテナ装置の周波数特性を示す特性図であ
る。
る。
【図6】ホイップアンテナのインピーダンス線図であ
る。
る。
【図7】従来のアンテナ装置100を示す一部省略正面
図である。
図である。
【図8】アンテナ装置100の等価回路図である。
【図9】アンテナ装置100の周波数特性を示す特性図
である。
である。
【図10】異なる周波数帯域f1、f2で共振するヘリ
カルアンテナを備えたアンテナ装置110の(a)は、
正面図、(b)は、等価回路図である。
カルアンテナを備えたアンテナ装置110の(a)は、
正面図、(b)は、等価回路図である。
1、20 アンテナ装置 2 携帯無線機 3 筺体 4 給電金具 8 アンテナエレメント 9、23 プリント配線基板 10、22 下部アンテナエレメント 10a 基端(基端部) 14a 基端 11、21 上部アンテナエレメント 22a 基端(基端部) f1 第1周波数 f2 第2周波数
Claims (4)
- 【請求項1】 携帯無線機(2)の筺体(3)に取り
付けられた給電金具(4)と、 給電金具(4)上に直線状に延長配置され、直列に電気
接続された上部アンテナエレメント(11)と下部アン
テナエレメント(10)からなり、下部アンテナエレメ
ント(10)の基端(10a)が、給電金具(4)に電
気接続されたアンテナエレメント(8)を備え、 アンテナエレメント(8)を、1/4波長の接地アンテ
ナとして、第1周波数f1に共振させるとともに、 上部アンテナエレメント(11)の直線状の延長方向に
沿った単位長さあたりのインダクタンスを、下部アンテ
ナエレメント(10)の該方向に沿った単位長さあたり
のインダクタンスより大きくすることによって、アンテ
ナエレメント(8)を、3/4波長の接地アンテナとし
て、第1周波数f1の3倍より低い第2周波数f2に共
振させることを特徴とするアンテナ装置。 - 【請求項2】 上部アンテナエレメント(11)と下部
アンテナエレメント(10)を、プリント配線基板
(9)上に屈曲形状に印刷配線したアンテナパターンで
形成したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装
置。 - 【請求項3】 上部アンテナエレメント(21)を、ロ
ーディングコイルで形成し、 下部アンテナエレメント(22)をプリント配線基板
(23)上に屈曲形状に印刷配線したアンテナパターン
で形成し、 ローディングコイルの基端(22a)を、アンテナパタ
ーンの先端に接続したことを特徴とする請求項1記載の
アンテナ装置。 - 【請求項4】 第1周波数f1が、携帯電話機で用いる
900MHz近傍の帯周波数帯域に含まれ、第2周波数
f2が、PHSで用いる1900MHz近傍の周波数帯
域に含まれることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
か1項記載のアンテナ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019324A JP2000223928A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | アンテナ装置 |
US09/431,693 US6232925B1 (en) | 1994-01-28 | 1999-11-01 | Antenna device |
SE0000182A SE523725C2 (sv) | 1999-01-28 | 2000-01-21 | Antennanordning |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019324A JP2000223928A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | アンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000223928A true JP2000223928A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=11996239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11019324A Pending JP2000223928A (ja) | 1994-01-28 | 1999-01-28 | アンテナ装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6232925B1 (ja) |
JP (1) | JP2000223928A (ja) |
SE (1) | SE523725C2 (ja) |
Cited By (1)
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KR100518035B1 (ko) * | 2002-05-15 | 2005-09-29 | (주) 코산아이엔티 | 외장형 마이크로 칩 듀얼밴드 안테나 |
AU2003252503A1 (en) * | 2002-11-27 | 2004-06-18 | Taiyoyuden Co., Ltd. | Antenna, dielectric substrate for antenna, radio communication card |
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JP2004328694A (ja) * | 2002-11-27 | 2004-11-18 | Taiyo Yuden Co Ltd | アンテナ及び無線通信カード |
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