JPH07176908A - 誘電体共振部品およびその特性調整方法 - Google Patents

誘電体共振部品およびその特性調整方法

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JPH07176908A
JPH07176908A JP5316768A JP31676893A JPH07176908A JP H07176908 A JPH07176908 A JP H07176908A JP 5316768 A JP5316768 A JP 5316768A JP 31676893 A JP31676893 A JP 31676893A JP H07176908 A JPH07176908 A JP H07176908A
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JP
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dielectric
inner conductor
molded body
resin molded
conductor
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JP5316768A
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Inventor
Takashi Maruyama
貴司 丸山
Hideyuki Kato
英幸 加藤
Yukihiro Kitaichi
幸裕 北市
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/205Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities
    • H01P1/2056Comb filters or interdigital filters with metallised resonator holes in a dielectric block

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  • Electromagnetism (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小型、面実装可能、かつ安価で、しかも設計
期間を短縮する。 【構成】 誘電体ブロック1Aは、端面11a,11b
と、端面11aから端面11bにわたる複数の側面11
cと、その内部を貫通し端面11a及び11bで開口す
る内導体形成孔12a,12bとを有する。内導体14
は、内導体形成孔12a,12bの内部に形成される。
樹脂成型体2Aは、ピン挿入孔22a,22bを有し、
内導体形成孔12a,12bに装着される。入出力端子
21a,21bは、内導体14および外導体15と絶縁
された状態で樹脂成型体2Aに形成される。金属ピン3
は、入出力端子21a,21bと導通するとともに、内
導体14との間で外部結合容量を形成する。シールド手
段としての外導体15は、第2の端面に形成され、電磁
波が外部に漏れるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体共振部品および
その特性調整方法に関し、より特定的には、単一または
複数の誘電体同軸共振器を有する誘電体共振部品および
その特性調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の他の誘電体共振部品の構
造を示す外観図であり、図11は図10の誘電体共振部
品の分解斜視図である。なお、図11においては、誘電
体ブロック100を一部切り欠いて図示する。図10、
図11の誘電体共振部品は、3段の帯域通過フィルタと
して動作するよう設計されている。図10および図11
に示すように、誘電体共振部品は、概略的に、誘電体材
料で形成されたほぼ直方体形状の誘電体ブロック100
と、樹脂成型体110と、金属ピン120と、磁気シー
ルドするための上金属ケース130および下金属ケース
140とを備える。
【0003】誘電体ブロック100には、3本の内導体
形成孔102a,102b,102cが形成される。ま
た、内導体形成孔102aと102bとの間には結合孔
103aが形成され、内導体形成孔102bと102c
との間には結合孔103bが形成される。内導体形成孔
102a,102b,102c、結合孔103a,10
3bは、それぞれ誘電体ブロック100の内部を貫通
し、誘電体ブロック100の第1および第2の端面10
1aおよび101bにおいて開口部を形成している。内
導体形成孔102a,102b,102cの内周面に
は、内導体104が形成される。内導体104は、その
一方端部が内導体形成孔102a,102b,102c
の一端開口部まで延びており、その他方端部が内導体形
成孔102a,102b,102cの他端開口部まで延
びている。誘電体ブロック100の外周面には、第2の
端面101bを除く部分に外導体105が形成されてい
る。したがって、内導体104は、その一方端部(短絡
端部)が誘電体ブロック100の第1の端面101aに
おいて外導体105と導通し、その他方端部(開放端
部)が誘電体ブロック100の第2の端面101bにお
いて外導体105と絶縁している。
【0004】樹脂成型体110は、樹脂製誘電体材料で
成型加工される。樹脂成型体110には、入出力端子1
11がインサートモールドされる。また、樹脂成型体1
10には、金属ピン120を挿入するためのピン挿入孔
112が設けられる。樹脂成型体110は、内導体形成
孔102a,102cに装着される。金属ピン120
は、ピン挿入孔112に挿入される。これにより、金属
ピン120は、入出力端子111と導通するとともに、
内導体104との間で外部結合容量Ceを形成する。下
金属ケース140には、接地するための複数のタブ端子
(図示5つ)141と、誘電体ブロック100を固定す
るための固定部142が設けられる。タブ端子141
は、所定の回路が形成された基板(図示せず)上におい
て、接地用のランドに半田付けされる。また、上金属ケ
ース130,下金属ケース140には、両金属ケースを
係合固定するための係合孔133、係合舌片143がそ
れぞれ設けられる。ところで、誘電体ブロック100の
第2の端面101bには外導体105が形成されていな
いため、第2の端面101bから出力された電磁波が外
部に漏れるおそれがある。しかしながら、上金属ケース
130、下金属ケース140により、第2の端面から出
力された電磁波が外部に漏れるのが防止される。
【0005】上記のような構成を有する図10および図
11の誘電体共振部品は、単一の誘電体ブロック1の内
部に3つの誘電体同軸共振器を備える。3つの誘電体同
軸共振器は、結合孔103a,103bにより磁界結合
される。各誘電体同軸共振器間の結合度は、結合孔10
3a,103bの径,長さ,位置等を変えることによっ
て調整される。また、入出力電極112すなわち金属ピ
ン120と内導体104との間で外部結合容量Ceがそ
れぞれ形成され、内導体形成孔102a,102cの各
誘電体同軸共振器は、外部結合容量Ceおよび金属ピン
120を介して、入出力電極206,207にそれぞれ
接続される。これにより、誘電体共振部品は、3段の帯
域通過フィルタとして動作する。なお、各外部結合容量
Ceの容量値は、金属ピン120のピン挿入孔112へ
の挿入量を変えることによって調整される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1
0,図11の誘電体共振部品では、上金属ケース13
0、下金属ケース140を設けるようにしているため、
誘電体共振部品の厚み、幅、長さがそれぞれ大きくな
り、タブ端子141が上金属ケース130、下金属ケー
ス140から突出するとともに部品点数が増加する。こ
のため、誘電体共振部品が大型化し、面実装に適さず、
高価になるという問題点があった。
【0007】一方、図10,図11の誘電体共振部品の
問題点を解決する図12,図13に示す誘電体共振部品
が従来から提案されている。図12は従来の他の誘電体
共振部品の構成を示す外観斜視図であり、図13は図1
2の誘電体共振部品の信号入出力電極形成面を下にし、
線A−A’に沿って切断、分離した状態を示す分解断面
図である。図12、図13の誘電体共振部品は、2段の
帯域通過フィルタ(BPF)として動作するよう設計さ
れている。図12および図13に示すように、誘電体材
料で構成されたほぼ直方体形状の誘電体ブロック201
には、2本の内導体形成孔202a,202bが形成さ
れる。内導体形成孔202a,202bは、それぞれ誘
電体ブロック201の内部を貫通し、誘電体ブロック2
01の第1および第2の端面201aおよび201bに
おいて開口部を形成している。内導体形成孔202a,
202bの内周面には、内導体204がそれぞれ形成さ
れる。内導体204の一方端部は内導体形成孔202
a,202bの一端開口部まで延びており、内導体20
4の他方端部は内導体形成孔202a,202bの他端
開口部の手前まで延びている。誘電体ブロック201の
外周面には、第1の端面201a、第2の端面201b
および内導体形成孔202a,202bの他端開口部を
含めて、外導体205が形成される。したがって、内導
体204は、その一方端部(短絡端部)が誘電体ブロッ
ク201の第1の端面201aにおいて外導体205と
導通しており、その他方端部(開放端部)が誘電体ブロ
ック201の内導体形成孔202a,202bの他端開
口部において外導体205と絶縁している。すなわち、
内導体形成孔202a,202bにおいて、内導体20
4と外導体205との間には、導体非成形部208が形
成される。また、誘電体ブロック201の外周面には、
外導体205と絶縁した状態で、入出力電極206,2
07が形成される。なお、外導体205は、基板(図示
せず)上において、接地用のランドに半田付けされる。
【0008】上記のような構成を有する図12および図
13の誘電体共振部品は、単一の誘電体ブロック201
の内部に2つの誘電体同軸共振器を備えている。2つの
誘電体同軸共振器は、2つの導体非成形部208により
容量性結合される。また、入出力電極206と内導体2
04との間および入出力電極207と内導体204との
間で外部結合容量Ceがそれぞれ形成され、各誘電体同
軸共振器は、外部結合容量Ceを介して入出力電極20
6,207にそれぞれ接続される。これにより、誘電体
共振部品は、2段の帯域通過フィルタとして動作する。
なお、各外部結合容量Ceの容量は、入出力電極20
6,207の面積、配置位置や内導体形成孔202a,
202bの径等を変えることによって調整される。
【0009】しかしながら、図12,図13の誘電体共
振部品では、誘電体ブロック201の外周面に形成され
た入出力電極206,207と内導体204との間で外
部結合容量Ceを形成するようにしていたので、周波数
特性等の調整や、変更等のため、外部結合容量Ceの容
量値を変えるには、入出力電極206,207の面積
や、配置位置等を一から設計し直す必要がある。このた
め、誘電体共振部品の設計期間が長くなるという問題点
があった。
【0010】本発明は、上述の技術的課題を解決し、小
型、面実装可能、かつ安価で、しかも設計期間を短縮で
きる誘電体共振部品およびその特性調整方法を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
誘電体同軸共振器を有する誘電体共振部品であって、誘
電体材料で形成され、第1および第2の端面と、第1の
端面から第2の端面にわたる複数の側面と、その内部を
貫通し第1および第2の端面で開口する内導体形成孔と
を有する誘電体ブロック、内導体形成孔の内部に形成さ
れた内導体、誘電体ブロックの少なくとも側面および第
1の端面に形成された外導体、樹脂製誘電体材料で成型
加工され、ピン挿入孔を有し、内導体形成孔に装着され
る樹脂成型体、内導体および外導体と絶縁された状態で
樹脂成型体に形成される入出力端子、ピン挿入孔に挿入
されることにより、入出力端子と導通するとともに、内
導体との間で外部結合容量を形成する金属ピン、および
第2の端面および樹脂成型体の少なくともいずれか一方
に形成され、電磁波が外部に漏れるのを防止するシール
ド手段を備える。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、シールド手段は、第2の端面に形成され
る第1の導体膜である。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、シールド手段は、樹脂成型体の外周面に
形成される第2の導体膜である。
【0014】請求項4に係る発明は、誘電体同軸共振器
を有する誘電体共振部品の特性調整方法であって、誘電
体共振部品は、誘電体材料で形成され、第1および第2
の端面と、第1の端面から第2の端面にわたる複数の側
面と、その内部を貫通し第1および第2の端面で開口す
る内導体形成孔とを有する誘電体ブロック、内導体形成
孔の内部に形成された内導体、誘電体ブロックの少なく
とも側面および第1の端面に形成された外導体、樹脂製
誘電体材料で成型加工され、ピン挿入孔を有し、内導体
形成孔に装着される樹脂成型体、内導体および外導体と
絶縁された状態で樹脂成型体に形成される入出力端子、
ピン挿入孔に挿入されることにより、入出力端子と導通
するとともに、内導体との間で外部結合容量を形成する
金属ピン、および第2の端面および樹脂成型体の少なく
ともいずれか一方に形成され、電磁波が外部に漏れるの
を防止するシールド手段を備え、金属ピンのピン挿入孔
への挿入量を調節することにより外部結合容量を調整す
ることを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1および4に係る発明においては、誘電
体ブロックの第2の端面および樹脂成型体の少なくとも
いずれか一方に、シールド手段を形成するようにしてい
る。このため、上金属ケース,下金属ケースの必要がな
いため、厚み、幅、長さのサイズをそれぞれ小型化で
き、部品点数が減少し、小型化することができ、面実装
も容易になり、しかも安価になる。また、樹脂成型体の
ピン挿入孔に金属ピンを挿入することにより、入出力端
子と導通するとともに、内導体との間で外部結合容量を
形成し、金属ピンのピン挿入孔への挿入量により外部結
合容量を調整するようにしている。このため、入出力電
極の面積や、配置位置等を一から設計し直す必要がなく
なり、誘電体共振部品の設計期間が必要ない。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の第1の実施例の誘電体共振部品の
構造を示す外観図であり、図2は図1の誘電体共振部品
の分解斜視図であり、図3は図1の誘電体共振部品の線
A−A’に沿う断面図である。なお、図2においては、
誘電体ブロック1を一部切り欠いて図示する。図1〜図
3の誘電体共振部品は、2段の帯域通過フィルタとして
動作するよう設計されている。図1〜図3において、誘
電体共振部品は、概略的に、誘電体材料(例えば、比誘
電率εr=90程度のセラミック等)で形成されたほぼ
直方体形状の誘電体ブロック1Aと、樹脂成型体2A
と、2つの金属ピン3とを備える。
【0017】誘電体ブロック1Aには、2本の内導体形
成孔12a,12bが形成される。内導体形成孔12
a,12bは、それぞれ誘電体ブロック1Aの内部を貫
通し、誘電体ブロック1Aの第1および第2の端面11
aおよび11bにおいて開口部を形成している。内導体
形成孔12a,12bの内周面には、内導体14が形成
される。内導体14は、その一方端部が内導体形成孔1
2a,12bの一端開口部まで延びており、その他方端
部が内導体形成孔12a,12bの他端開口部手前まで
延びている。誘電体ブロック1の第1の端面11aと、
側面11cとには、外導体15が形成されている。した
がって、内導体14の一方端部(短絡端部)は、誘電体
ブロック1Aの第1の端面11aにおいて外導体15と
導通する。また、誘電体ブロック1の第2の端面11b
には、シールド手段、特に第1の導体膜としての外導体
15が形成されている。さらに、内導体形成孔12a,
12bの他端開口部には、内導体14と所定の間隔を開
けて外導体15が形成されている。このため、内導体1
4の他方端部(開放端部)が誘電体ブロック1Aの内導
体形成孔12a,12bにおいて外導体15と絶縁して
いる。すなわち、内導体形成孔12a,12bの他端開
口部近傍において、内導体14と外導体15との間に
は、リング状の導体非成形部18が形成される。
【0018】この誘電体ブロック1Aでは、導体非成形
部18を除き、誘電体ブロック1の外周、特に第2の端
面11bには、外導体15が形成されている。このた
め、第2の端面11bから外部に出ようとする電磁界
は、第2の端面11bに形成された外導体15によりシ
ールドされるため、外部に漏れることはない。したがっ
て、図10,図11の誘電体共振部品のような上金属ケ
ース130,下金属ケース140を使用する必要がない
ため、厚み、幅、長さのサイズをそれぞれ小型化でき、
部品点数が減少し、小型化することができ、面実装も容
易になり、しかも安価になる。このような誘電体ブロッ
ク1Aは、例えば、内導体形成孔12a,12bを形成
後、導体非成形部18にメッキ不可能な樹脂等を塗布
し、誘電体ブロック1全体に銅メッキを膜状に施すこと
により形成される。なお、外導体15は、所定の回路が
形成された基板(図示せず)上において、接地用のラン
ドに半田付けされる。
【0019】ところで、外導体15を銀メッキにより形
成することも考えられる。外導体15を銀メッキにより
形成した場合には、銀が半田中にとけ込むいわゆる銀く
われが発生する。この銀くわれが発生した場合には、外
導体15が薄くなり、外導体15の強度が低下し、振動
等により誘電体ブロック1Aが基板から脱落するおそれ
がある。しかしながら、この誘電体共振部品では、外導
体15が銅メッキにより形成されているので、外導体1
5が半田中にとけ込んで外導体15が薄くなることがな
い。このため、外導体15の強度の低下がなく、振動等
により誘電体ブロック1Aが基板から脱落するおそれも
ない。
【0020】樹脂成型体2Aは、内導体形成孔12a,
12bとほぼ同径の2つの筒部2aと、ヒンジ部2zと
を備えるように、樹脂製誘電体材料(例えば、比誘電率
εr=2〜3程度の耐熱性の高い液晶ポリマー、高融点
ポリエステル、高周波特性のよいTPX(登録商標)
等)で成型加工される。樹脂成型体2のヒンジ部2zに
は、各筒部2aに対応して、2つの入出力端子21a,
21bがインサートモールドされる。入出力端子21
a,21bは、図3に示すように、J型に屈曲されてい
る。このため、入出力端子21a,21bの突出量が少
なくなり、基板への表面実装しやすくなる。また、樹脂
成型体2Aの各筒部2aには、各金属ピン3をそれぞれ
挿入するため、各金属ピン3とほぼ同径のピン挿入孔2
2a,22bがそれぞれ設けられる。樹脂成型体2Aの
筒部2aを内導体形成孔12a,12bに嵌入すること
により、樹脂成型体2Aが誘電体ブロック1に装着され
る。ところで、筒部2aが内導体形成孔12a,12b
とほぼ同径で、しかも樹脂成型体2Aに筒部2aが2つ
設けられている。このため、樹脂成型体2Aを誘電体ブ
ロック1Aに接着しなくとも、樹脂成型体2Aが誘電体
ブロック1Aから脱落したり、樹脂成型体2Aが誘電体
ブロック1A上で回転するのが防止される。なお、入出
力端子21a,21bは、基板上において、入出力用の
ランドに半田付けされる。金属ピン3の長さ、径は、必
要な外部結合容量Ceの容量値が得られるように設定さ
れる。金属ピン3は、ピン挿入孔22a,22bに挿入
される。これにより、各金属ピン3は、入出力端子21
a,21bとそれぞれ導通するとともに、内導体14と
の間で外部結合容量Ce(図3参照)を形成する。
【0021】上記のような構成を有する図1〜図3の誘
電体共振部品は、単一の誘電体ブロック1Aの内部に2
つの誘電体同軸共振器を備える。2つの誘電体同軸共振
器は、2つの導体非成形部18により容量性結合され
る。また、入出力端子21a,21bすなわち金属ピン
3と内導体14との間で外部結合容量Ceがそれぞれ形
成され、各誘電体同軸共振器は、外部結合容量Ceおよ
び金属ピン3を介して入出力端子21a,21bにそれ
ぞれ接続される。これにより、誘電体共振部品は、2段
の帯域通過フィルタとして動作する。なお、各外部結合
容量Ceの容量値は、金属ピン3のピン挿入孔22a,
22bへの挿入量を変えることによって調整される。し
たがって、図12,図13の誘電体共振部品のように外
部結合容量Ceの容量値を変えるために、入出力電極の
面積や、配置位置等を一から設計し直す必要がないた
め、誘電体共振部品の設計期間が必要なくなる。
【0022】図4は、本発明の第2の実施例の誘電体共
振部品の構成を一部切り欠いて示す分解斜視図である。
図1〜図3の誘電体共振部品と対応する部分には同一の
番号を付し、説明を省略する。図4の誘電体共振部品
は、例えば、自動車電話や、移動体通信器の1つのアン
テナを送信側と受信側とで共用できるようにしたデュー
プレクサとして動作するよう設計されている。このた
め、誘電体ブロック1Bには、送信側用に4本、受信側
用に5本、合計9本の内導体形成孔12a〜12iが形
成される。各内導体形成孔12a〜12iには、図1〜
図3と同様に、内導体14、導体非成形部18、外導体
15が形成される。4つの内導体形成孔12a〜12d
に形成される誘電体同軸共振器は、導体非成形部18に
より順次容量性結合する。5つの内導体形成孔12e〜
12iに形成される誘電体同軸共振器も、同様に導体非
成形部18により順次容量性結合する。
【0023】樹脂成型体2Bは、内導体形成孔12a〜
12f,12iに対応して、内導体形成孔12a〜12
f,12iとほぼ同径の8つの筒部2aと、ヒンジ部2
zとを備えるように、樹脂製誘電体材料で成型加工され
る。樹脂成型体2Bのヒンジ部2zには、3つの入出力
端子21a,21b,21cと、接続端子23a〜23
fとがインサートモールドされる。入出力端子21aと
接続端子23aとは、導通している。入出力端子21b
と、各接続端子23b〜23dとは、相互に導通してい
る。接続端子23eと23fとは、導通している。入出
力端子21a,21cと、接続端子23a〜23fとの
部分には、金属ピン3とほぼ同径のピン挿入孔22a〜
22hが形成される。ピン挿入孔22a〜22hには、
金属ピン3がそれぞれ挿入される。なお、入出力端子2
1aは、送信側端子として用いられ、基板上において送
信器用ランドに接続される。入出力端子21bは、アン
テナ端子として用いられ、基板上においてアンテナ用ラ
ンドに接続される。入出力端子21cは、受信側端子と
して用いられ、基板上において受信器用ランドに接続さ
れる。
【0024】上記のような構成を有する図4の誘電体共
振部品は、単一の誘電体ブロック1Bの内部に9つの誘
電体同軸共振器を備える。送信側の4つの誘電体同軸共
振器は、4つの導体非成形部18により容量性結合され
る。受信側の5つの誘電体同軸共振器は、5つの導体非
成形部18により容量性結合される。なお、接続端子2
3aと接続端子23bとの間、接続端子23dと接続端
子23eとの間、および接続端子23fと入出力端子2
1cとの間は、それぞれ遮断している。これは、送信側
および受信側において、それぞれ有極性コードとし、特
定の周波数の信号を減衰させるためである。これによ
り、送信側からアンテナに送られた信号が受信側に回り
込むのが防止されるとともに、またアンテナから受信側
に送られる信号が送信側に回り込むのが防止される。こ
れにより、図4の誘電体共振部品は、入出力端子21
a,21b,21c間でデュープレクサとして動作す
る。したがって、このように構成された誘電体共振部品
においても、図1〜図3の誘電体共振部品と同様の効果
を得ることができる。
【0025】図5は、本発明の第3の実施例の誘電体共
振部品の構成を一部切り欠いて示す分解斜視図である。
図1〜図4の誘電体共振部品と対応する部分には同一の
番号を付し、説明を省略する。図5の誘電体共振部品
は、図1〜図3の誘電体共振部品と同様に、2段の帯域
通過フィルタとして動作するよう設計されている。図5
の誘電体共振部品においては、図1〜図3の誘電体共振
部品と同様の樹脂成型体2A、金属ピン3が用いられ
る。図5の誘電体共振部品で注目すべき点は、誘電体ブ
ロック1Cの第1の端面11a側の特性インピーダンス
と第2の端面11b側の特性インピーダンスとを異なら
せるために、断面半円形状の溝17a,17bが誘電体
ブロック1に設けられていることである。溝17aは、
誘電体ブロック1の上面であって内導体形成孔12aと
12bとの間に設けられる。また、溝17bは、誘電体
ブロック1の下面であって内導体形成孔12aと12b
との間に設けられる。各溝17a,17bは、それぞれ
内導体形成孔12aおよび12bと平行に延びており、
誘電体ブロック1の第2の端面11bから始まって第2
の端面11bと第1の端面11aとの間の略中央付近で
止まっている。各溝17a,17bの表面は、外導体1
5によって覆われている。誘電体ブロック1Cの他の構
成は、誘電体ブロック1Aと同様である。
【0026】上記のような構成を有する図5の誘電体共
振部品は、単一の誘電体ブロック1Cの内部に2つの誘
電体同軸共振器を備える。2つの誘電体同軸共振器は、
溝17a,17bにより誘導性結合され、誘電体共振部
品の通過帯域が広くなる。なお、溝17a,17bの長
さ,幅,深さ,位置,断面形状等を変えることにより、
誘電体同軸共振器間の誘導性結合の度合いを変えること
ができる。これにより、誘電体共振部品は、入出力端子
21a,21b間で2段の帯域通過フィルタとして動作
する。したがって、上記のように構成された誘電体共振
部品においても、図1〜図4の誘電体共振部品と同様の
効果を得ることができる。
【0027】図6は、本発明の第4の実施例の誘電体共
振部品の構成を一部切り欠いて示す分解斜視図である。
図1〜図5の誘電体共振部品と対応する部分には同一の
番号を付し、説明を省略する。図6の誘電体共振部品
は、図1〜図3,図5の誘電体共振部品と同様に、2段
の帯域通過フィルタとして動作するよう設計されてい
る。図6の誘電体共振部品で注目すべき点は、まず第1
に樹脂成型体2Cのヒンジ部2zの外面に、シールド手
段、特に第2の導体膜としての導体膜26が形成される
ことである。これにより、誘電体ブロック1Cの第2の
端面11bから外部に漏れる電磁波が導体膜26により
シールドされ、電磁波が外部に漏れるのが防止される。
なお、このような樹脂成型体2Cは、例えば、ヒンジ部
2zおよび筒部2aをメッキ不可能な樹脂性誘電体材料
で成型後、ヒンジ部2zの必要な部分にメッキ可能な樹
脂製誘電体材料を被せてさらに成型し、樹脂成型体2C
全体に銅メッキを膜状に施すことにより形成される。
【0028】図6の誘電体共振部品で第2に注目すべき
点は、樹脂成型体2Cの導体膜26により電磁波が外部
に漏れないため、誘電体ブロック1Dの第2の端面11
bおよび内導体形成孔12a,12bに外導体15が形
成されないことである。このため、内導体形成孔12
a,12bに導体非成形部18も形成されず、内導体形
成孔12a,12bには、第1の端面11aから第2の
端面11bにわたって、内導体14が形成される。ここ
で、内導体形成孔12a,12bには、導体非成形部1
8が形成されていない。このため、内導体形成孔12
a,12b形成される同軸共振器を結合させるため、誘
電体ブロック1Dの内導体形成孔12aと12bとの間
には、結合孔13が形成される。結合孔13は、誘電体
ブロック1Dの内部を貫通し、誘電体ブロック1Dの第
1および第2の端面11aおよび11bにおいて開口部
を形成している。
【0029】上記のような構成を有する図6の誘電体共
振部品は、単一の誘電体ブロック1Dの内部に2つの誘
電体同軸共振器を備える。2つの誘電体同軸共振器は、
結合孔13によって磁界結合される。なお、各誘電体同
軸共振器間の結合度は、結合孔3aの径,長さ,位置等
を変えることによって調整される。これにより、誘電体
共振部品は、入出力端子21a,21b間で2段の帯域
通過フィルタとして動作する。したがって、上記のよう
に構成された誘電体共振部品においても、図1〜図5の
誘電体共振部品と同様の効果を得ることができる。
【0030】なお、樹脂成型体2Cの導体膜26は、誘
電体ブロック1Dの外導体15と同電位にする必要があ
る。このため、例えば、図6のαで示す導体膜26の部
分と基板上の接地用のランドとを半田付けするようにす
ればよい。これにより、外導体15が基板上で接地され
ているので、基板上の配線を介して導体膜26と外導体
15とを同電位にすることができる。また、図6のβで
示す導体膜26の部分と図6のγで示す誘電体ブロック
1Dの部分とを直接半田付けするようにしてもよい。こ
れによっても、導体膜26と外導体15とを同電位にす
ることができる。
【0031】図7は、本発明の第5の実施例の誘電体共
振部品の構成を一部切り欠いて示す分解斜視図である。
図1〜図6の誘電体共振部品と対応する部分には同一の
番号を付し、説明を省略する。図7の誘電体共振部品
は、3段の帯域通過フィルタとして動作するよう設計さ
れている。このため、誘電体ブロック1Eには、3つの
内導体形成孔12a,12b,12cが設けられる。各
内導体形成孔12a,12b,12cには、内導体1
4、導体非成形部18、外導体15が形成される。図7
の誘電体共振部品で注目すべき点は、樹脂成型体2Dが
2つに分離されていることである。なお、樹脂成型体2
Dのヒンジ部2bには、L型に屈曲された2つの入出力
端子21d,21eがインサートモールドされる。この
場合には、樹脂成型体2Dが誘電体ブロック1E上で回
転するおそれがある。このため、各樹脂成型体2Dのヒ
ンジ部2bに係合突起24が設けられ、誘電体ブロック
1Eに係合突起24に係合する2つの係合溝19が設け
られる。係合突起24と係合溝19とを係合させること
により、樹脂成型体2Dが誘電体ブロック1D上で回転
するのが防止される。
【0032】上記のような構成を有する図7の誘電体共
振部品は、単一の誘電体ブロック1Eの内部に3つの誘
電体同軸共振器を備える。3つの誘電体同軸共振器は、
導体非成形部18により順次容量性結合する。これによ
り、誘電体共振部品は、入出力端子21d,21e間で
3段の帯域通過フィルタとして動作する。したがって、
上記のように構成された誘電体共振部品においても、図
1〜図6の誘電体共振部品と同様の効果を得ることがで
きる。
【0033】図8は、本発明の第6の実施例の誘電体共
振部品の構成を示す外観図である。図1〜図7の誘電体
共振部品と対応する部分には同一の番号を付し、説明を
省略する。図8の誘電体共振部品は、2段の帯域通過フ
ィルタとして動作するよう設計されており、誘電体ブロ
ックとして上述した誘電体ブロック1Aが用いられる。
一方、樹脂成型体2Eは、図7の誘電体共振部品の場合
と同様に、2つに分離されている。この樹脂成型体2E
のヒンジ部2bには係合突起24が形成されておらず、
誘電体ブロック1Aに係合溝19が形成されていない。
この場合には、樹脂成型体2Eが誘電体ブロック1A上
で回転するおそれがある。このため、例えば、図8のε
で示すヒンジ部2bと誘電体ブロック1Aの当接部を接
着剤4で接着するようにしている。これにより、樹脂成
型体2Eが誘電体ブロック1A上で回転するのを防止す
ることができる。また、接着剤4により、樹脂成型体2
Eが誘電体ブロック1Aから抜け落ちるのも防止するこ
とができる。
【0034】上記のような構成を有する図8の誘電体共
振部品は、単一の誘電体ブロック1Aの内部に2つの誘
電体同軸共振器を備える。2つの誘電体同軸共振器は、
導体非成形部18により順次容量性結合する。これによ
り、誘電体共振部品は、入出力端子21d,21e間で
2段の帯域通過フィルタとして動作する。したがって、
上記のように構成された誘電体共振部品においても、図
1〜図7の誘電体共振部品と同様の効果を得ることがで
きる。
【0035】なお、図9に示すように、円筒部2aにス
リ割り25を形成するようにしてもよい。この場合に
は、金属ピン3をピン挿入孔22a等に挿入することに
より、円筒部2aが円周方向に押し広げられ、樹脂成型
体と誘電体ブロックとの密着性が増加する。これによ
り、樹脂成型体が誘電体ブロック上で回転するのを防止
することができるとともに、樹脂成型体が誘電体ブロッ
クから抜け落ちるのも防止することができる。なお、こ
のようなスリ割り25を、図1〜図3,図5の樹脂成型
体2A、図4の樹脂成型体2B、図6の樹脂成型体2
C、図7の樹脂成型体2D、図8の樹脂成型体2Eのい
ずれの円筒部2aに形成するようにしてもよい。
【0036】また、2段、3段の帯域通過フィルタとし
て説明したが、4段以上の帯域通過フィルタについて実
施するようにしてもよく、複数段の帯域除去フィルタに
ついて実施するようにしてもよい。また、単一の誘電体
共振器として実施するようにしてもよい。さらに、樹脂
成型体2A〜2EにJ型およびL型に屈曲された入出力
端子21a,21b,21c、21d,21eをインサ
ートモールドするようにしたが、他の形状の入出力端子
をインサートモールドするようにしてもよく、樹脂成型
体2A〜2Eに部分立体メッキすることにより入出力端
子を形成するようにしてもよい。さらに、第2の端面1
1bに外導体15を形成することによりシールドする
か、ヒンジ部2zに導体膜26を形成することによりシ
ールドするかのいずれか一方で実施するようにしたが、
この両方で実施するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1および4に係る発明にあって
は、誘電体ブロックの第2の端面および樹脂成型体の少
なくともいずれか一方に、シールド手段を形成するよう
にしているので、上金属ケース,下金属ケースの必要が
ないため、厚み、幅、長さのサイズをそれぞれ小型化で
き、部品点数が減少し、小型化することができ、面実装
も容易になり、しかも安価にすることができる。また、
樹脂成型体のピン挿入孔に金属ピンを挿入することによ
り、入出力端子と導通するとともに、内導体との間で外
部結合容量を形成し、金属ピンのピン挿入孔への挿入量
により外部結合容量を調整するようにしているので、入
出力電極の面積や、配置位置等を一から設計し直す必要
がなくなり、誘電体共振部品の設計期間が必要なくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の誘電体共振部品の構造
を示す外観図である。
【図2】図1の誘電体共振部品の分解斜視図である。
【図3】図1の誘電体共振部品の線A−A’に沿う断面
図である。
【図4】本発明の第2の実施例の誘電体共振部品の構成
を一部切り欠いて示す分解斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施例の誘電体共振部品の構成
を一部切り欠いて示す分解斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施例の誘電体共振部品の構成
を一部切り欠いて示す分解斜視図である。
【図7】本発明の第5の実施例の誘電体共振部品の構成
を一部切り欠いて示す分解斜視図である。
【図8】本発明の第6の実施例の誘電体共振部品の構成
を示す外観図である。
【図9】本発明の第7の実施例の円筒部2aの構造を示
す外観図である。
【図10】従来の誘電体共振部品の構造を示す外観図で
ある。
【図11】図10の誘電体共振部品の分解斜視図であ
る。
【図12】従来の他の誘電体共振部品の構成を示す外観
斜視図である。
【図13】図12の誘電体共振部品の信号入出力電極形
成面を下にし、線A−A’に沿って切断、分離した状態
を示す分解断面図である。
【符号の説明】
1A〜1E…誘電体ブロック 2A〜2E…樹脂成型体 3…金属ピン 11a…第1の端面 11b…第2の端面 12a〜12h…内導体形成孔 14…内導体 15…外導体 21a〜21e…入出力端子 22a〜22h…ピン挿入孔 26…導体膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01P 7/04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体同軸共振器を有する誘電体共振部
    品であって、 誘電体材料で形成され、第1および第2の端面と、第1
    の端面から第2の端面にわたる複数の側面と、その内部
    を貫通し第1および第2の端面で開口する内導体形成孔
    とを有する誘電体ブロック、 前記内導体形成孔の内部に形成された内導体、 前記誘電体ブロックの少なくとも前記側面および前記第
    1の端面に形成された外導体、 樹脂製誘電体材料で成型加工され、ピン挿入孔を有し、
    前記内導体形成孔に装着される樹脂成型体、 前記内導体および前記外導体と絶縁された状態で前記樹
    脂成型体に形成される入出力端子、 前記ピン挿入孔に挿入されることにより、前記入出力端
    子と導通するとともに、前記内導体との間で外部結合容
    量を形成する金属ピン、および前記第2の端面および前
    記樹脂成型体の少なくともいずれか一方に形成され、電
    磁波が外部に漏れるのを防止するシールド手段を備え
    る、誘電体共振部品。
  2. 【請求項2】 前記シールド手段は、前記第2の端面に
    形成される第1の導体膜であることを特徴とする請求項
    1に記載の誘電体共振部品。
  3. 【請求項3】 前記シールド手段は、前記樹脂成型体の
    外周面に形成される第2の導体膜であることを特徴とす
    る請求項1に記載の誘電体共振部品。
  4. 【請求項4】 誘電体同軸共振器を有する誘電体共振部
    品の特性調整方法であって、 前記誘電体共振部品は、 誘電体材料で形成され、第1および第2の端面と、第1
    の端面から第2の端面にわたる複数の側面と、その内部
    を貫通し第1および第2の端面で開口する内導体形成孔
    とを有する誘電体ブロック、 前記内導体形成孔の内部に形成された内導体、 前記誘電体ブロックの少なくとも前記側面および前記第
    1の端面に形成された外導体、 樹脂製誘電体材料で成型加工され、ピン挿入孔を有し、
    前記内導体形成孔に装着される樹脂成型体、 前記内導体および前記外導体と絶縁された状態で前記樹
    脂成型体に形成される入出力端子、 前記ピン挿入孔に挿入されることにより、前記入出力端
    子と導通するとともに、前記内導体との間で外部結合容
    量を形成する金属ピン、および前記第2の端面および前
    記樹脂成型体の少なくともいずれか一方に形成され、電
    磁波が外部に漏れるのを防止するシールド手段を備え、 前記金属ピンの前記ピン挿入孔への挿入量を調節するこ
    とにより外部結合容量を調整することを特徴とする、誘
    電体共振部品の特性調整方法。
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