JP2002202081A - 密閉型ロータリ圧縮機 - Google Patents

密閉型ロータリ圧縮機

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JP2002202081A
JP2002202081A JP2000402899A JP2000402899A JP2002202081A JP 2002202081 A JP2002202081 A JP 2002202081A JP 2000402899 A JP2000402899 A JP 2000402899A JP 2000402899 A JP2000402899 A JP 2000402899A JP 2002202081 A JP2002202081 A JP 2002202081A
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discharge
refrigerant
wall
rotary compressor
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Masashi Miyougahara
将史 茗ヶ原
Kenji Suzuki
賢志 鈴木
Katsumi Endo
勝巳 遠藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のマフラとの取付位置関係を問題とせ
ず、また単なるコストアップを防止しつつ、潤滑油量の
低下を良好に抑制することを可能にした密閉型ロータリ
圧縮機を得ること。 【解決手段】 吐出マフラ11が、ガス抜き孔10の軸
3外周面側開口を吐出マフラ11の内側空間内に開口さ
せるように、ガス抜き孔10を覆うことにより、ガス抜
き孔10から噴出された、冷媒ガスが混入した潤滑油
が、密閉容器8内に直接噴出するのを防止し、密閉容器
8外に、潤滑油が流出するのを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉型ロータリ圧
縮機に関し、詳細には、圧縮機構部から冷媒が吐出され
る空間を覆う、一部に吐出孔が形成された吐出マフラを
改良した密閉型ロータリ圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷凍機や空調機等の冷却サイ
クルには、たとえば、図6に示すような密閉型ロータリ
圧縮機が用いられている。この密閉型ロータリ圧縮機
は、外部から導入された冷媒を密閉容器8の内部で高温
高圧の冷媒ガスに圧縮して、外部に吐出させるものであ
り、密閉容器8内には、冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
この圧縮機構部を駆動させる電動部とが備えられてい
る。
【0003】電動部には、固定子2と回転子1とからな
る電動モータが用いられ、電動モータの軸(クランクシ
ャフト)3は、圧縮機構部のローリングピストン6に連
結されている。軸3の、ローリングピストン6が連結さ
れている部分は、軸心に対して偏心しているクランク部
であり、ローリングピストン6は、電動モータの回転に
連動して軸3の回りを回動する。圧縮機構部は主とし
て、上述した回動するローリングピストン6と、密閉容
器8に固定されたシリンダ5とからなり、外部から吸入
パイプ4を通じて、シリンダ5とローリングピストン6
との間の圧縮室に導入された冷媒を圧縮する。
【0004】ここで、圧縮された冷媒は、高温高圧の冷
媒ガスとなって、圧縮機構部上方に配設された軸受け
(上軸受け)3Aを通過して密閉容器8の内部に吐出さ
れるが、この吐出時の衝撃音を緩和すべく、上軸受け3
Aの上方には、吐出された冷媒ガスを覆う吐出マフラ7
が設けられている。そして、この吐出マフラ7の壁の一
部には、吐出マフラ7の内側空間と外側空間である密閉
容器8内部とを連通させる吐出孔7aが形成されてお
り、吐出マフラ7内に吐出された冷媒ガスは、この吐出
孔7aを通過して、密閉容器8内部に吐出され、密閉容
器8の上部に設けられた吐出パイプ9から、外部に流出
される。
【0005】一方、軸3の内部には、密閉容器8の底部
に貯留された潤滑油を汲み上げて、上述した上軸受け3
Aや、圧縮機構部の下方に設けられた下軸受け3B、あ
るいは圧縮機構部等の摺動部分に、潤滑油を供給するた
めの潤滑油給油孔15が形成されている。この潤滑油給
油孔15の内部には、たとえば、螺旋状のフィン等が形
成されており、軸3の回転による遠心ポンプ作用によ
り、密閉容器8の下部に貯留された潤滑油を、その下端
開口から上方に汲み上げ、潤滑油給油孔15の途中に穿
孔された給油孔15a,15bを通じて、各軸受け3
A,3Bに供給している。
【0006】さらに、潤滑油給油孔15の上端近傍に
は、軸3の外周面に開口するガス抜き孔10が形成され
ている。このガス抜き孔10は、圧縮機構部等において
冷媒が溶け込んだり、冷媒が細かい気泡として混じる等
して、冷媒が混入した潤滑油が潤滑油給油孔15内部を
上昇すると、この潤滑油給油孔15内部において、冷媒
ガスが次第に潤滑油から分離し、潤滑油給油孔15の上
部に冷媒ガスが溜まって、潤滑油の揚程量を確保するこ
とができなくなり、摺動部分の焼付きが発生するのを防
止する目的で形成されており、潤滑油給油孔15を略上
端まで上昇した、冷媒ガスが混入した潤滑油を、軸3の
回転による遠心力を利用して、潤滑油給油孔15の外部
に噴出し、潤滑油自体の自重により、密閉容器8の下部
の油溜めに回収するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガス抜き孔
10から噴出される潤滑油は、軸3の高速回転による強
い遠心力や冷媒ガスの気泡混入などの影響を受けて、小
粒化していたり、飛沫化した状態となっているため、吐
出マフラ7の吐出孔7aから勢いよく吐出する冷媒ガス
によって巻き上げられ易く、冷媒ガスとともに上方へ流
され、冷媒ガスとともに上昇した潤滑油のうち一部はさ
らに、冷媒ガスとともに吐出パイプ9から、この圧縮機
の外部に排出される。この結果、密閉容器8の内部に貯
留する潤滑油量が減少して、各摺動部分への十分な潤滑
を行うことが困難になり、摺動部分の焼付きが発生する
など、製品全体の信頼性の低下を招くことになる。
【0008】そこで、このような潤滑油量の低下を防止
するため、ガス抜き孔から排出された潤滑油が密閉容器
8内で飛散するのを防止するための、オイルカバーを設
ける提案(特開平2−215990号)がなされてい
る。この提案によれば、上軸受けの上方に、吐出マフラ
を覆うオイルカバーを設け、上軸受けとシャフト(軸)
との間の隙間から流出した潤滑油は、このオイルカバー
に沿って下方に流れ落ちるため、冷媒ガスによる巻上げ
が低減される。
【0009】しかし、この提案の技術は、吐出マフラの
上部に、さらに新たな構成要素であるオイルカバーを追
加するため、コストアップや既存のマフラとの取付位置
関係が複雑になるなどの問題がある。
【0010】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
既存のマフラとの取付位置関係を問題とせず、また単な
るコストアップを防止しつつ、潤滑油量の低下を良好に
抑制することを可能にした密閉型ロータリ圧縮機を得る
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる密閉型ロータリ圧縮機は、密閉容
器内に、軸を回転させる電動部と、前記軸に連結され、
導入された冷媒を前記軸の回転に連動して圧縮する圧縮
機構部と、前記圧縮機構部によって圧縮された冷媒が吐
出される空間を覆い、かつ一部に吐出孔が形成された吐
出マフラとを備え、前記軸の外周面と該軸の内部に形成
された潤滑油給油孔とを連通するガス抜き孔を形成した
密閉型ロータリ圧縮機において、前記吐出マフラは、前
記ガス抜き孔の軸外表面側開口に該吐出マフラの内側空
間に開口するような形状を有していることを特徴とする
ものである。
【0012】ここで、潤滑油給油孔とは、前述したよう
に、軸を軸支する軸受けに潤滑油(冷凍機油)を供給す
るために、軸の内部に形成された孔であり、螺旋状に連
なるフィンなどを形成することによって、遠心力を利用
した遠心ポンプとして作用させるなどの方法を採ること
ができる。また、潤滑油給油孔に連通するガス抜き孔と
は、潤滑油給油孔の上部に溜まる冷媒ガス等を排出する
ために設けられた孔であり、潤滑油によって潤滑される
軸受けよりも、上方位置に形成されるのが好ましい。こ
れは、軸受けよりも下方にガス抜き孔を形成すると、冷
媒ガスが混入した潤滑油が軸受けに供給され易くなり、
混入した冷媒ガスによって軸と軸受けとの間の潤滑油量
が低下し、部分的に油ぎれを生じて焼付き等を発生する
可能性があるからである。
【0013】この発明によれば、吐出マフラの外壁がガ
ス抜き孔の軸外表面側開口を覆うように形成されている
ため、潤滑油給油孔の上部まで到達した潤滑油は、ガス
抜き孔から吐出マフラの内側空間内に噴出し、密閉容器
内に直接噴出することがない。密閉容器外に持ち去られ
る潤滑油は、密閉容器内に漂う潤滑油であるため、潤滑
油が、密閉容器内に直接噴出しないこの発明によれば、
圧縮機の外部に持ち去られる潤滑油量を大幅に抑制する
ことができる。
【0014】また、この発明によれば、ガス抜き孔を覆
うために吐出マフラの容積を大きくすることになるが、
この容積を大きくすることは、より大きな消音効果を得
ることができ、マフラの大型化によってたとえコストア
ップが生じた場合にも、潤滑油の低減抑制という単一の
効果しか奏しない先行技術(特開平2−215990
号)よりも優れた作用・効果を奏する。さらに、吐出マ
フラ自体を拡張するため、既存の吐出マフラとの配置関
係を考慮して設計する必要がない。
【0015】つぎの発明にかかる密閉型ロータリ圧縮機
は、上記の発明において、吐出マフラの壁面は、前記ガ
ス抜き孔から排出される前記潤滑油が衝突するように形
成されていることを特徴とするものである。
【0016】この発明によれば、ガス抜き孔の軸外表面
側開口から噴出した潤滑油が、吐出マフラの壁面の内面
に衝突するため、この衝突による衝撃によって、潤滑油
に混入した冷媒ガスが潤滑油から分離し、潤滑油は自重
によって、吐出マフラの内面を伝って吐出マフラの内側
空間内を下方に滴下し、一方、冷媒ガスは、上昇して、
吐出マフラの吐出孔から密閉容器外に吐出し、潤滑油と
冷媒ガスとを有効に分離させることができる。
【0017】つぎの発明にかかる密閉型ロータリ圧縮機
は、上記の発明において、前記吐出孔は、前記吐出マフ
ラ内部から該吐出孔を通過して吐出した前記冷媒が、前
記電動部の電動モータにおける固定子のコイル部に衝突
する位置に形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0018】この発明によれば、吐出孔から密閉容器内
部に吐出する冷媒ガスが、吐出マフラ内部に噴出した潤
滑油を巻き上がらせて、その巻き上げられた潤滑油の一
部が、その吐出孔から密閉容器の内部に、冷媒ガスとと
もに吐出された場合にも、その吐出された冷媒ガスおよ
び巻き上げられた潤滑油は、電動モータにおける固定子
のコイル部に衝突するため、衝突したコイル部におい
て、潤滑油は凝集し、下方に滴下するため、冷媒ガスと
ともに密閉容器の外部に吐出される潤滑油量を、さらに
低減することができる。
【0019】つぎの発明にかかる密閉型ロータリ圧縮機
は、上記の発明において、前記吐出マフラは、その内側
に、前記圧縮機構部から吐出された冷媒を包囲する、一
部に吐出孔が形成された内側壁をさらに備えたことを特
徴とするものである。
【0020】この発明によれば、吐出マフラの内側空間
に噴出されて吐出マフラの下部に流れ落ちる潤滑油が、
内側壁を底壁として滴下するため、このマフラの略最下
部(底部)に形成された、冷媒ガスの吐出バルブに潤滑
油が直接滴下したり、潤滑油に浸るのを防止することが
でき、潤滑油浸漬による吐出バルブの作動不良発生を防
止することができる。なお、この内側壁に吐出孔を形成
しているのは、最初に、この内側壁の内側空間に吐出さ
れた冷媒ガスを、内側壁と外側の壁(外側壁)との間の
空間に、冷媒ガスを吐出するためである。
【0021】つぎの発明にかかる密閉型ロータリ圧縮機
は、上記の発明において、前記内側壁の吐出孔と、前記
吐出マフラの外側壁の吐出孔とは、前記軸回りの、互い
に異なる位相位置に形成されていることを特徴とするも
のである。
【0022】この発明によれば、内側壁の吐出孔から吐
き出された冷媒ガスは、外側壁の吐出孔が存在しない外
側壁の内面に当たるため、冷媒ガスの吐出速度が減殺さ
れ、これにより、内側壁と外側壁との間の空間に噴出し
た潤滑油が冷媒ガスによってその空間内で巻き上げられ
る勢いが低下し、外側壁の吐出孔から密閉容器内に吐出
される潤滑油の量をさらに低減させることができる。
【0023】つぎの発明にかかる密閉型ロータリ圧縮機
は、上記の発明において、前記内側壁は、前記ガス抜き
孔から前記外側壁と前記内側壁との間の空間に噴出され
る前記潤滑油を前記空間の外部に排出する排出口に向け
て低くなるように、少なくともその一部が傾斜して形成
されていることを特徴とするものである。
【0024】この発明によれば、内側壁が排出口に向か
って低く傾斜しているため、外側壁と内側壁との間の空
間に噴出されて内側壁の上面に滴下した潤滑油が、排出
口に速やかに流れ落ちて、吐出マフラの外部に排出され
るため、外側壁と内側壁との間の空間に潤滑油が溜まる
のが抑制され、潤滑油が、内側壁の吐出孔から内側壁の
内側空間に滴下するのを、効果的に抑制することができ
る。
【0025】つぎの発明にかかる密閉型ロータリ圧縮機
によれば、前記冷媒は、HFC系冷媒であり、前記潤滑
油は、前記HFC系冷媒と相溶性を有するものであるこ
とを特徴とするものである。
【0026】この発明によれば、冷媒としてオゾン層を
破壊することがないHFC系冷媒を用いているため、環
境保全の面で有効であり、また潤滑油として、HFC系
冷媒と相溶性を有する、たとえば、エステル系合成油や
エーテル系合成油を用いて、HFC系冷媒にこの潤滑油
が溶け込んでも、冷媒と潤滑油を有効に分離しつつ、密
閉容器内から潤滑油が持ち去られるのを抑制することが
できる。なお、この発明の密閉型ロータリ圧縮機は、潤
滑油としてHFC系冷媒と相溶性を有しない、たとえ
ば、鉱油やアルキルベンゼン系合成油などの非相溶性の
潤滑油を用いたものであっても、潤滑油と冷媒との分離
が、一層容易であり、非相溶性の潤滑油の適用を排除す
るものではない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、空気調和
装置に搭載される本発明の密閉型ロータリ圧縮機の具体
的な実施の形態について詳細に説明する。
【0028】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1を示す密閉型ロータリ圧縮機の縦断面図である。
図示の密閉型ロータリ圧縮機は、外部から導入された冷
媒を密閉容器8の内部で高温高圧の冷媒ガスに圧縮し
て、外部に吐出させるものであり、密閉容器8内には、
冷媒を圧縮する圧縮機構部と、この圧縮機構部を駆動さ
せる電動部とが備えられている。
【0029】電動部には、固定子2とこの固定子2が発
生する回転磁界により回転する回転子1とからなる電動
モータが用いられ、回転子1に焼き嵌められた電動モー
タの軸(クランクシャフト)3は、圧縮機構部のローリ
ングピストン6が嵌合されている。軸3の、ローリング
ピストン6が嵌合されている部分は、軸心に対して偏心
しているクランク部であり、ローリングピストン6は、
電動モータの回転に連動して軸3の回りを回動する。圧
縮機構部は主として、上述した回動するローリングピス
トン6と、密閉容器8に固定されたシリンダ5とからな
り、外部から吸入パイプ4を通じて、シリンダ5とロー
リングピストン6との間の圧縮室に導入された冷媒を圧
縮する。
【0030】ここで、圧縮された冷媒は、高温高圧の冷
媒ガスとなって、圧縮機構部上方に配設された軸受け
(上軸受け)3Aの孔a1を通過して密閉容器8の内部
に吐出されるが、この吐出時の衝撃音を緩和すべく、上
軸受け3Aの上方には、吐出された冷媒ガスを覆う吐出
マフラ11が設けられている。そして、この吐出マフラ
11の壁の上部には、図2にその詳細を示すように、吐
出マフラ11の内側空間と外側空間である密閉容器8内
部とを連通させる吐出孔11aが形成されており、吐出
マフラ11内に吐出された冷媒ガスは、この吐出孔11
aを通過して、密閉容器8内部に吐出され、密閉容器8
の上部に設けられた吐出パイプ9から、外部に流出され
る。なお、従来の密閉型ロータリ圧縮機における吐出マ
フラ7を、破線で示す。
【0031】一方、軸3の内部には、密閉容器8の底部
に貯留された潤滑油(冷凍機油)を汲み上げて、上述し
た上軸受け3Aや、圧縮機構部の下方に設けられた下軸
受け3B、あるいは圧縮機構部等の摺動部分に、潤滑油
を供給するための潤滑油給油孔15が形成されている。
この潤滑油給油孔15の内部には、たとえば、螺旋状の
フィン等が形成されており(図示せず)、軸3の回転に
よる遠心ポンプ作用により、密閉容器8の下部に貯留さ
れた潤滑油を、潤滑油給油孔15の下端開口から上方に
汲み上げ、潤滑油給油孔15の途中に穿孔された給油孔
15a,15bを通じて、各軸受け3A,3Bに供給し
ている。
【0032】さらに、潤滑油給油孔15の上端近傍に
は、軸3の外周面に開口するガス抜き孔10が形成され
ている。このガス抜き孔10は、圧縮機構部等において
冷媒が溶け込んだり、冷媒が細かい気泡として混じる等
して、冷媒が混入した潤滑油が、潤滑油給油孔15内部
を上昇すると、この潤滑油給油孔15内部において、冷
媒ガスが次第に潤滑油から分離し、潤滑油給油孔15の
上部にこの冷媒ガスが溜まって、潤滑油の揚程量を確保
することができなくなり、摺動部分の焼付きが発生する
のを防止する目的で形成されており、潤滑油給油孔15
を略上端まで上昇した、冷媒ガスが混入した潤滑油を、
軸3の回転による遠心力を利用して、潤滑油給油孔15
の外部に噴出し、潤滑油自体の自重により、密閉容器8
の下部の油溜めに回収するものである。
【0033】ここで、従来の密閉型ロータリ圧縮機で
は、図2の破線に示すように、吐出マフラ7の外側空間
に、ガス抜き孔10が開口していたが、本実施の形態1
である密閉型ロータリ圧縮機では、ガス抜き孔10が吐
出マフラ11の内側空間に開口するように、上軸受け3
Aをも完全に覆うように、吐出マフラ11が拡張したも
のとなっている。
【0034】図2において、破線で吐出マフラ7を示し
た従来の密閉型ロータリ圧縮機では、ガス抜き孔10が
吐出マフラ7の外側空間にあるため、潤滑油は密閉容器
8内に直接吹き出され、この結果、吐出マフラ7の吐出
孔7aから勢いよく吐出された冷媒ガスによって、潤滑
油は密閉容器8内で巻き上げられ、冷媒ガスとともに吐
出パイプ9を通って、密閉容器8の外部に持ち去られて
しまう油量が多く、密閉容器8内における摺動部分への
供給潤滑油量が減少するという問題があったが、本実施
の形態1の密閉型ロータリ圧縮機では、吐出マフラ11
が、ガス抜き孔10を覆っているため、ガス抜き孔10
から噴出された、冷媒ガスが混入した潤滑油は、吐出マ
フラ11の内側空間内に噴出され、密閉容器8内に直接
噴出することがない。
【0035】そして、この噴出された潤滑油は、吐出マ
フラ11の内壁面に衝突し、この衝突の衝撃によって、
潤滑油から、混入していた冷媒ガスが分離され、冷媒ガ
スが分離された潤滑油は、吐出マフラ11の壁面の内面
で凝集して下方に流れ落ち、油逃がし孔(排出口)13
から、吐出マフラ11の外部に排出されて、密閉容器8
下部の油溜まりに戻り、一方、潤滑油から分離した冷媒
ガスは、圧縮機構部によって圧縮されて吐出マフラ11
内に吐出された冷媒ガスとともに、吐出マフラ11内を
上昇して、吐出マフラ11の上部に形成された吐出孔1
1aから、密閉容器8内に吐出され、吐出パイプ9を通
じて密閉容器8の外部に吐出される。
【0036】このように、本実施の形態1である密閉型
ロータリ圧縮機によれば、圧縮機の外部に持ち去られる
潤滑油量を大幅に抑制することができるため、従来のも
のと比べて、圧縮機の摺動部分における油切れによる焼
付きが生じるおそれが、極めて低くなり、信頼性の高い
ものとなる。
【0037】なお、本実施の形態1では、ガス抜き孔1
0を覆うために、吐出マフラ11の容積を大きくしてい
るが、吐出マフラ11の容量を拡張することによって、
単に潤滑油の流出を抑制するのみならず、消音効果も大
きくすることができるという優れた効果をも併せて奏す
る。
【0038】また、本実施の形態1の密閉型ロータリ圧
縮機は、環境保全効果を有するHFC系冷媒と、このH
FC系冷媒に対して相溶性を有する潤滑油とを用いるも
のにおいて、特に有効である。すなわち、HFC系冷媒
に対して相溶性を有する潤滑油には、冷媒が溶け込み易
く、冷媒が溶け込んだ潤滑油から冷媒を効果的に分離す
る必要があり、この点、本実施の形態1の密閉型ロータ
リ圧縮機は、ガス抜き孔10から噴出された潤滑油(冷
媒が溶け込んだ潤滑油)を、吐出マフラ11の内面に衝
突させることによって、冷媒を効果的に分離させること
ができるからである。
【0039】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2を示す密閉型ロータリ圧縮機の要部断面図であ
り、図2と対応するものである。図1および図2に示し
た実施の形態1である密閉型ロータリ圧縮機では、吐出
マフラ11を拡張して、ガス抜き孔10を吐出マフラ1
1の内側空間に開口させるようにしたものであるが、こ
の内側空間内に噴出された潤滑油が、吐出マフラ11の
底部すなわち上軸受け3Aの上面に、直接流れ落ちるた
め、この上軸受け3Aに形成された、冷媒ガスの吐出バ
ルブ(図示せず:孔a1の上端部)に潤滑油が浸漬し
て、吐出バルブが作動不良を起こすおそれがある。
【0040】本実施の形態2の密閉型ロータリ圧縮機
は、実施の形態1の密閉型ロータリ圧縮機において、吐
出マフラ11の内側に、圧縮機構部から吐出された冷媒
を包囲する、一部に吐出孔12aが形成されたディスク
状の内側壁12をさらに備えた構成であり、この内側壁
12は、従来の密閉型ロータリ圧縮機における吐出マフ
ラ7(図6参照)と略同様のものである。
【0041】このように、吐出マフラ11の内部を二重
構造としたことにより、吐出マフラ11の内側空間に噴
出されて吐出マフラ11の下部に流れ落ちる潤滑油は、
内側壁12を底壁として滴下するため、吐出マフラ11
の最下部(底部)に設けられた吐出バルブに潤滑油が直
接滴下したり、吐出バルブが潤滑油に浸るのを防止する
ことができ、潤滑油浸漬による吐出バルブの作動不良の
発生を防止することができる。
【0042】なお、この内側壁12にも吐出孔12aを
形成しているのは、この内側壁12の内側空間に吐出さ
れた冷媒ガスを、内側壁12と外側壁(吐出マフラ11
の外壁)との間の空間に、冷媒ガスを吐出するためであ
る。また、内側壁12は、図示右半分に示すように、油
逃がし孔13に向けて低くなるように、少なくともその
一部を傾斜して形成するのが好ましい。内側壁12が油
逃がし孔13に向かって低く傾斜していることにより、
外側壁と内側壁12との間の空間に噴出されて内側壁1
2の上面に滴下した潤滑油が、油逃がし孔13に速やか
に流れ落ちて、吐出マフラ11の外部に排出されるた
め、外側壁と内側壁12との間の空間に潤滑油が溜まる
のが抑制され、潤滑油が、内側壁12の吐出孔12aか
ら内側壁12の内側空間に滴下するのを、効果的に抑制
することができるからである。
【0043】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3を示す密閉型ロータリ圧縮機の要部断面図であ
り、図2,3と対応するものである。図1〜3に示した
実施の形態1,2である密閉型ロータリ圧縮機では、吐
出マフラ11の吐出孔11aを、吐出マフラ11の上端
部に形成していたが、この実施の形態3の密閉型ロータ
リ圧縮機は、吐出孔11aを、この吐出孔11aから吐
出された冷媒ガスが、電動モータにおける固定子2のコ
イル部、特にコイルエンド部14に衝突する位置に形成
されているものである。
【0044】このように吐出孔11aが形成された密閉
型ロータリ圧縮機によれば、吐出孔11aから密閉容器
8内に吐出する冷媒ガスが、吐出マフラ11内部に噴出
した潤滑油を巻き上がらせて、その巻き上げられた潤滑
油の一部が、吐出孔11aから密閉容器8内部に、冷媒
ガスとともに吐出された場合にも、その吐出された冷媒
ガスおよび巻き上げられた潤滑油は、コイルエンド部1
4に衝突するため、衝突したコイルエンド部14におい
て、潤滑油は凝集し、下方に滴下するため、冷媒ガスと
ともに密閉容器8の外部に吐出される潤滑油量を、さら
に低減することができる。
【0045】実施の形態4.図5は、この発明の実施の
形態4を示す密閉型ロータリ圧縮機の要部断面図であ
り、(2)は図2〜4と対応するものであり、(1)
は、(2)の平面図である。この実施の形態4の密閉型
ロータリ圧縮機は、吐出マフラ11の外側壁の吐出孔1
1aと、内側壁12の吐出孔12aとが、軸3回りに、
位相αだけずれて形成されているものである。
【0046】このように、外側壁の吐出孔11aと内側
壁12の吐出孔12aとの相対的な位相位置がずれて形
成された密閉型ロータリ圧縮機によれば、内側壁12の
吐出孔12aから吐き出された冷媒ガスは、外側壁の吐
出孔11aが存在しない外側壁の内面に当たるため、冷
媒ガスの吐出速度が減殺され、これにより、内側壁12
と外側壁との間の空間に噴出した潤滑油が冷媒ガスによ
ってその空間内で巻き上げられる勢いが低下し、外側壁
の吐出孔11aから密閉容器8内に吐出される潤滑油の
量をさらに低減させることができる。
【0047】なお、上記実施の形態4においては、外側
壁の吐出孔11aおよび内側壁12の吐出孔12aはそ
れぞれ、180度の位相間隔で二つずつ形成されている
が、これら吐出孔11a,12aの数は適宜変更するこ
とができる。また、吐出孔11a,12a間の位相α
は、孔の数に応じて適宜選択すればよく、たとえば、1
0度以上、好ましくは30度以上であり、図示の形態に
おいては90度である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、吐出マフラの外壁がガス抜き孔の軸外表面側開口を
覆うため、潤滑油給油孔の上部まで到達した潤滑油は、
ガス抜き孔から吐出マフラの内側空間内に噴出するた
め、密閉容器内に直接噴出することがなく、したがっ
て、圧縮機の外部に持ち去られる潤滑油量を大幅に抑制
することができる。一方、冷媒は、従来通り、吐出マフ
ラの一部に形成された吐出孔から密閉容器内に吐出され
る。
【0049】また、この発明によれば、ガス抜き孔を覆
うために吐出マフラの容積を大きくすることになるが、
この容積を大きくすることは、より大きな消音効果を得
ることができ、マフラの大型化によってたとえコストア
ップが生じた場合にも、潤滑油の低減抑制という単一の
効果しか奏しない先行技術(特開平2−215990
号)よりも優れた作用・効果を奏する。
【0050】つぎの発明によれば、ガス抜き孔の軸外表
面側開口から噴出した潤滑油が、吐出マフラの壁面の内
面に衝突するため、この衝突による衝撃によって、潤滑
油に混入した冷媒ガスが潤滑油から分離し、潤滑油は自
重によって、吐出マフラの内面を伝って吐出マフラの内
側空間内を下方に滴下し、一方、冷媒ガスは、上昇し
て、吐出マフラの吐出孔から密閉容器外に吐出し、潤滑
油と冷媒ガスとを有効に分離させることができる。
【0051】つぎの発明によれば、吐出孔から密閉容器
内部に吐出する冷媒ガスが、吐出マフラ内部に噴出した
潤滑油を巻き上がらせて、その巻き上げられた潤滑油の
一部が、その吐出孔から密閉容器の内部に、冷媒ガスと
ともに吐出された場合にも、その吐出された冷媒ガスお
よび巻き上げられた潤滑油は、電動モータにおける固定
子のコイル部に衝突するため、衝突したコイル部におい
て、潤滑油は凝集し、下方に滴下するため、冷媒ガスと
ともに密閉容器の外部に吐出される潤滑油量を、さらに
低減することができる。
【0052】つぎの発明によれば、吐出マフラの内側空
間に噴出されて吐出マフラの下部に流れ落ちる潤滑油
が、内側壁を底壁として滴下するため、このマフラの略
最下部(底部)に形成された、冷媒ガスの吐出バルブに
潤滑油が直接滴下したり、潤滑油に浸るのを防止するこ
とができ、潤滑油浸漬による吐出バルブの作動不良発生
を防止することができる。
【0053】つぎの発明によれば、内側壁の吐出孔から
吐き出された冷媒ガスは、外側壁の吐出孔が存在しない
外側壁の内面に当たるため、冷媒ガスの吐出速度が減殺
され、これにより、内側壁と外側壁との間の空間に噴出
した潤滑油が冷媒ガスによってその空間内で巻き上げら
れる勢いが低下し、外側壁の吐出孔から密閉容器内に吐
出される潤滑油の量をさらに低減させることができる。
【0054】つぎの発明によれば、内側壁が排出口に向
かって低く傾斜しているため、外側壁と内側壁との間の
空間に噴出されて内側壁の上面に滴下した潤滑油が、排
出口に速やかに流れおちて、吐出マフラの外部に排出さ
れるため、外側壁と内側壁との間の空間に潤滑油が溜ま
るのが抑制され、潤滑油が、内側壁の吐出孔から内側壁
の内側空間に滴下するのを、効果的に抑制することがで
きる。
【0055】つぎの発明によれば、冷媒としてオゾン層
を破壊することがないHFC系冷媒を用いているため、
環境保全の面で有効であり、また潤滑油として、HFC
系冷媒と相溶性を有する、たとえば、エステル系合成油
やエーテル系合成油を用いて、HFC系冷媒にこの潤滑
油が溶け込んでも、冷媒と潤滑油を有効に分離しつつ、
密閉容器内から潤滑油が持ち去られるのを抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1にかかる密閉型ロー
タリ圧縮機の縦断面を示す図である。
【図2】 図1に示した密閉型ロータリ圧縮機の要部を
示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2にかかる密閉型ロー
タリ圧縮機の要部を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3にかかる密閉型ロー
タリ圧縮機の要部を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態4にかかる密閉型ロー
タリ圧縮機の要部を示す図である。
【図6】 従来における密閉型ロータリ圧縮機の縦断面
を示す図である。
【符号の説明】
1 回転子、2 固定子、3 軸(クランクシャフ
ト)、3A 上軸受け、3B 下軸受け、4 吸入パイ
プ、5 シリンダ、6 ローリングピストン、8密閉容
器、9 吐出パイプ、10 ガス抜き孔、11 吐出マ
フラ、11a,llb 吐出孔、13 油逃がし孔、1
5 潤滑油給油孔、15a,15b 給油孔、a1
孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 勝巳 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3H029 AA04 AA09 AA13 AB03 BB04 BB06 CC07 CC09 CC16 CC27 CC28 CC33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に、軸を回転させる電動部
    と、前記軸に連結され、導入された冷媒を前記軸の回転
    に連動して圧縮する圧縮機構部と、前記圧縮機構部によ
    って圧縮された冷媒が吐出される空間を覆い、かつ一部
    に吐出孔が形成された吐出マフラとを備え、前記軸の外
    周面と該軸の内部に形成された潤滑油給油孔とを連通す
    るガス抜き孔を形成した密閉型ロータリ圧縮機におい
    て、 前記吐出マフラは、前記ガス抜き孔の軸外表面側開口に
    該吐出マフラの内側空間に開口するような形状を有して
    いることを特徴とする密閉型ロータリ圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記吐出マフラの壁面は、前記ガス抜き
    孔から排出される前記潤滑油が衝突するように形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の密閉型ロータ
    リ圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記吐出孔は、前記吐出マフラ内部から
    該吐出孔を通過して吐出した前記冷媒が、前記電動部の
    電動モータにおける固定子のコイル部に衝突する位置に
    形成されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の密閉型ロータリ圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記吐出マフラは、その内側に、前記圧
    縮機構部から吐出された冷媒を包囲する、一部に吐出孔
    が形成された内側壁をさらに備えたことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか一つに記載の密閉型ロータリ圧縮
    機。
  5. 【請求項5】 前記内側壁の吐出孔と、前記吐出マフラ
    の外側の壁の吐出孔とは、前記軸回りの、互いに異なる
    位相位置に形成されていることを特徴とする請求項4に
    記載の密閉型ロータリ圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記内側壁は、前記ガス抜き孔から前記
    外側壁と前記内側壁との間の空間に噴出される前記潤滑
    油を前記空間の外部に排出する排出口に向けて低くなる
    ように、少なくともその一部が傾斜して形成されている
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の密閉型ロー
    タリ圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記冷媒は、HFC系冷媒であり、前記
    潤滑油は、前記HFC系冷媒と相溶性を有するものであ
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載
    の密閉型ロータリ圧縮機。
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