JP2002202013A - 燃料補給表示システム - Google Patents

燃料補給表示システム

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JP2002202013A
JP2002202013A JP2000400367A JP2000400367A JP2002202013A JP 2002202013 A JP2002202013 A JP 2002202013A JP 2000400367 A JP2000400367 A JP 2000400367A JP 2000400367 A JP2000400367 A JP 2000400367A JP 2002202013 A JP2002202013 A JP 2002202013A
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refueling
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Fumiaki Kitamura
文章 北村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低公害車の燃料タンク内に蓄えられた低公害
車用の燃料の残量を検知して補給時期を知らせる燃料補
給表示システムにおいて、低公害車用の燃料補給所の情
報を適時表示する。 【解決手段】 車両10の現在位置を測定する車両位置
測定部12と、上記車両10の燃料タンク11内に蓄え
られた残燃料を検知する燃料検知部13と、上記車両1
0の燃料消費率を算出する燃費算出手段(17)と、上
記検知した残燃料と上記算出した燃料消費率とに基づい
て車両10が到達し得る範囲を算出する走行可能範囲算
出手段(17)と、該算出した範囲内に存在する低公害
車用の燃料補給所を検索する検索部18と、該燃料補給
所の位置情報及び該燃料補給所までの到達経路を表示す
る表示部16と、を備えて構成した。これにより、上記
燃料補給所の情報を適時表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低公害車におい
て、燃料タンク内に蓄えられている低公害車用の燃料の
残量を検知して該燃料を補給する時期を運転者に知らせ
る燃料補給表示システムに関し、特に、低公害車用の燃
料補給所の情報を適時表示する燃料補給表示システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、圧縮天然ガス(以下
「CNG」という)、液化天然ガス(以下「LNG」と
いう)や液化石油ガス(以下「LPG」という)等のよ
うな燃料によって走行する低公害車は、ガソリンや軽油
等を燃料として走行するガソリン車やディーゼル車と比
べて走行可能距離が短いため、上記CNG、LNGやL
PG等の燃料を頻繁に補給しなければならなかったが、
このような低公害車用の燃料の補給は、通常、利用者が
契約した特定の契約店でのみ行われていた。
【0003】そして、このような低公害車用の燃料によ
って走行する低公害車には、例えば図4に示すように、
燃料タンク内に蓄えられている燃料の残量を表示する燃
料表示器1と、該燃料の残量が所定量よりも少なくなる
とそれを警告表示する警告灯2とが、運転席の計器板3
内に備えられていた。そして、上記低公害車の運転者
は、上記燃料表示器1及び警告灯2で燃料タンク内の残
燃料を確認して燃料を補給する時期を判断し、車両を上
記特定の契約店まで運転して低公害車用の燃料を補給し
なければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の低公害車においては、該低公害車用の燃料を補給で
きる燃料補給所が限られているため、運転者が燃料の補
給時期の判断を誤って上記契約店に到着する前に燃料タ
ンク内の燃料が無くなると、そこで車両の運行をするこ
とができなくなることがあった。また、上記契約店まで
車両を運行することができたとしても、該契約店の営業
時間内に到着しなければ上記車両に低公害車用の燃料を
補給することができなかった。
【0005】そして、上記低公害車は、原則として特定
の契約店でのみ低公害車用の燃料を補給するようになっ
ていたため、上記特定の契約店から遠く離れた地域を目
的地として運行する用途には適さないという問題点があ
った。
【0006】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、低公害車用の燃料を補給できる燃料補給所の情報
を適時表示し、燃料を確実に補給することができる燃料
補給表示システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による燃料補給表示システムは、車両の現在
位置を測定する車両位置測定手段と、上記車両の燃料タ
ンク内に蓄えられている低公害車用の燃料の残量を検知
する燃料検知手段と、上記車両の現時点の走行状態にお
ける燃料消費率を算出する燃費算出手段と、上記燃料検
知手段で検知した燃料タンク内の残燃料と上記燃費算出
手段で算出した現時点の燃料消費率とに基づいて上記車
両が到達し得る範囲を算出する走行可能範囲算出手段
と、この走行可能範囲算出手段で算出した範囲内に存在
する低公害車用の燃料補給所を検索する燃料補給所検索
手段と、上記燃料補給所検索手段で検索した燃料補給所
の位置情報及び該燃料補給所までの到達経路を表示する
表示手段と、を備えたものである。
【0008】このような構成により、車両位置測定手段
で車両の現在位置を測定し、燃料検知手段で上記車両の
燃料タンク内に蓄えられている低公害車用の燃料の残量
を検知し、燃費算出手段で上記車両の現時点の走行状態
における燃料消費率を算出し、上記燃料検知手段で検知
した燃料タンク内の残燃料と上記燃費算出手段で算出し
た現時点の燃料消費率とに基づいて上記車両が到達し得
る範囲を走行可能範囲算出手段で算出し、上記走行可能
範囲算出手段で算出した範囲内に存在する低公害車用の
燃料補給所を燃料補給所検索手段で検索し、上記燃料補
給所検索手段で検索した燃料補給所の位置情報及び該燃
料補給所までの到達経路を表示手段に表示する。これに
より、低公害車用の燃料を補給できる燃料補給所の情報
を適時表示し、燃料を車両に確実に補給することができ
る。
【0009】また、上記表示手段は、低公害車用の燃料
補給所の営業時間を表示するものである。これにより、
低公害車用の燃料補給所の営業時間内に車両が到着でき
るか否かが判断される。
【0010】さらに、上記表示手段は、上記走行可能範
囲算出手段で算出された車両の到達範囲に基づいて該車
両が燃料を確実に補給できる安全圏を表示するものであ
る。これにより、車両が低公害車用の燃料を確実に補給
できる安全圏内を走行しているか否かが上記表示部に表
示される。
【0011】そして、上記表示手段は、低公害車用の燃
料補給所が上記安全圏内に存在しなくなった場合、ある
いは現在の走行速度で車両が燃料補給所に到着する予定
時刻が上記燃料補給所の営業終了時刻の所定時間前にな
った場合に車両を該燃料補給所まで誘導する画面に切り
換わるようになっている。これにより、車両に低公害車
用の燃料を補給する適切な時期に、該車両を低公害車用
の燃料補給所まで誘導する画面が上記表示部に表示され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明による
燃料補給表示システムの実施の形態を示すブロック図で
ある。この燃料補給表示システムは、例えばCNG、L
NGやLPG等のような低公害車用の燃料によって走行
する低公害車において、その車両10に備えられた燃料
タンク11内に蓄えられている低公害車用の燃料の残量
を検知して運転者に低公害車用の燃料を補給する時期を
知らせるもので、車両位置測定部12と、燃料検知部1
3と、速度計測部14と、電子制御ユニット(以下「E
CU」と略記する)15と、表示部16と、を備えて成
る。
【0013】上記車両位置測定部12は、多数の移動衛
星から送信された電波を利用して地上における任意の三
次元位置を計測するグローバル・ポジショニング・シス
テム(以下「GPS」という)から成る。また、上記車
両位置測定部12は、GPSに限られず、例えば方位セ
ンサ及び車速センサに基づいて車両10の現在位置を検
出するものでもよい。
【0014】上記燃料検知部13は、上記車両10に備
えられた燃料タンク11内に蓄えられている低公害車用
の燃料の残量を検知する燃料検知手段となるもので、例
えば上記燃料タンク11内における低公害車用の燃料の
圧力を検出して検知信号を生成する圧力センサを含んで
成る。この圧力センサは、例えば、圧力が加わる部分の
変形を圧電素子等で検出するもの、燃料の性質の圧力依
存性を利用するもの、圧力による周辺媒質の熱伝導度の
変化を検出するもの等によって実現される。
【0015】上記速度計測部14は、車両10の現時点
における走行速度を計測し、該走行速度に基づいて速度
信号を生成するものである。
【0016】上記ECU15は、上記車両位置測定部1
2からの現在位置信号と、燃料検知部13からの残燃料
の検知信号と、速度計測部14からの速度信号とを入力
し、これらの信号に基づいて生成された制御信号を後述
の表示部16に出力するもので、その内部に中央演算処
理部(以下「CPU」という)17と、検索部18とを
含んで構成されている。
【0017】そして、上記ECU15に内蔵されたCP
U17は、上記燃料検知部13からの検知信号に基づい
て算出された単位時間あたりの燃料の消費量とその間に
車両10が走行した距離とから現時点の走行状態におけ
る燃料消費率を算出する燃費算出手段と、上記燃料検知
部13で検知した燃料タンク11内の残燃料と上記燃費
算出手段で算出した現時点の燃料消費率とに基づいて上
記車両10が到達し得る走行可能範囲20(図2参照)
を算出する走行可能範囲算出手段と、を構成するもので
ある。
【0018】また、上記ECU15に内蔵された検索部
18は、上記CPU17で算出された走行可能範囲20
内に存在する低公害車用の燃料補給所について検索する
燃料補給所検索手段となるもので、例えば燃料補給所の
位置情報等の情報を格納する記憶媒体を含んで成る。
【0019】上記表示部16は、上記検索部18で検索
した低公害車用の燃料補給所の位置情報及び該燃料補給
所までの到達経路等を表示する表示手段となるもので、
運転者に燃料の補給時期を知らせて燃料補給所まで誘導
する画面が表示されるようになっており、例えばTVモ
ニタ又は液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、ホ
ログラムを用いたディスプレイ等から成っている。この
表示部16には、図2に示すように、走行中の車両10
の周辺地図とその車両10の位置とが表示されると共
に、該地図上に上記検索部18で検索された走行可能範
囲20及び該走行可能範囲20内に存在する燃料補給所
に関する情報、例えば燃料補給所A及びBの位置情報や
該燃料補給所A及びBまでの到達経路等が表示される。
【0020】また、上記表示部16は、図2に示すよう
に、上記低公害車用の燃料補給所A及びBのそれぞれの
営業時間Ta及びTbを表示するようになっている。こ
こでは、例えば上記低公害車用の燃料補給所Aの営業時
間Taは9時から19時までであり、また燃料補給所B
の営業時間Tbは7時から21時までであると表示され
ているとする。これにより、運転者は、車両10が低公
害車用の燃料補給所の営業時間内に到着できるか否かを
判断することができる。なお、上記燃料補給所A及びB
の表示は、例えば営業時間中を青色、営業終了時刻の1
時間前から営業終了時刻までの時間を黄色、又は営業時
間外を赤色のように、燃料補給所A及びBの営業時間帯
によって表示色を変えるようにしてもよい。
【0021】さらに、上記表示部16は、図2に示すよ
うに、上記走行可能範囲算出手段で算出された車両10
の到達し得る走行可能範囲20に基づいて、走行中の車
両10が低公害車用の燃料を確実に補給できる安全圏2
1を表示するようになっている。ここでは、例えば上記
走行可能範囲20の80%の大きさを安全圏21として
表示する。これにより、運転者は、車両10が低公害車
用の燃料を確実に補給できる地域内を走行しているか否
かを判断することができる。なお、上記安全圏21は、
走行可能範囲20の大きさの80%に限られず、任意の
値に設定してもよい。また、ここでは上記走行可能範囲
20及び安全圏21を円形として表示したが、実際には
道路の状況や種類等に対応した形状として表示してもよ
い。
【0022】そして、上記表示部16は、上記安全圏2
1内に低公害車用の燃料補給所A及びBが存在しなくな
った場合、あるいは車両10が現在の走行速度で走行す
ると燃料補給所A又はBに到着する予定時刻が該燃料補
給所A又はBの営業終了時刻の所定時間前より遅い時
刻、例えば1時間前よりも遅い時刻になると予測された
場合に、車両10を上記燃料補給所A又はBまで誘導す
る画面に切り換えるようになっている。これにより、車
両10に低公害車用の燃料を補給する適切な時期におい
て、該車両10を低公害車用の適切な燃料補給所まで誘
導する画面が上記表示部16に表示されるため、前記燃
料タンク11内の燃料が無くなる前に車両10を低公害
車用の燃料補給所まで運行することができる。
【0023】なお図1において、入力部19は、上記各
構成要素の動作制御の情報を入力するための入力手段と
なるもので、リモコン操作や音声指示により入力操作を
行うことができるようになっている。これにより、車両
10の基本性能や低公害車用の燃料補給所に関する初期
設定、又は目的地の決定や上述の表示部16の画面切り
換え操作等の操作が行われる。
【0024】次に、以上のように構成された燃料補給表
示システムの動作について、図3を参照して説明する。
はじめに、図1に示す入力部19を操作して初期設定を
入力するか否かを判断する(ステップS1)。第1回目
の運行をする場合には、上記ステップS1は“YES”
側に進む。これにより、例えば、図1に示す燃料タンク
11の容積や車両10の標準的な燃料消費率等の車両1
0の基本性能、低公害車用の燃料補給所の営業時間や該
燃料補給所が契約店であるか否か等の燃料補給所に関す
る情報、又はシステムが動作を開始する時期等の初期設
定が入力される。ここでは、図2に示す低公害車用の燃
料補給所Aは契約店であり、また燃料補給所Bは契約店
でないとし、そのように設定されたとする。また、この
燃料補給表示システムの動作は、上記燃料タンク11内
の残燃料が所定量、例えば1/2より少なくなったとき
に開始するように設定されたとする。
【0025】これにより、初期テーブルが書き換えられ
る(ステップS2)。なお、上記初期テーブルは一旦設
定されるとそのまま保持されるようになっているので、
2回目以降の運行をする場合には、初期設定の変更を希
望しない限り、上記ステップS1は“NO”側に進み、
上記ステップS1を省略してもよい。そして、車両10
の運行が開始される(ステップS3)。これにより、上
記車両10の燃料タンク11内に蓄えられている低公害
車用の燃料は徐々に消費されていく。
【0026】次に、車両10に設けられた燃料タンク1
1内に蓄えられた燃料が所定量より少ないか否かを燃料
検知部13で判断する(ステップS4)。ここで、上記
ステップS1の設定により、上記燃料タンク11内に蓄
えられている燃料が1/2以上残っている場合は、ステ
ップS4は“NO”側に進むが、該燃料タンク11内の
残燃料が1/2より少なくなると、上記ステップS4は
“YES”側に進む。これにより、燃料補給表示システ
ムが動作を開始する。
【0027】まず、図1に示す車両位置測定部12は、
車両10の現在位置を測定し(ステップS5)、該車両
10の三次元位置を認識する。次に、図1に示すCPU
17は、上記車両10の現時点の走行状態における燃料
消費率を算出し、該燃料消費率と上記燃料タンク11内
の残燃料とに基づいて走行可能範囲20を算出する(ス
テップS6)。次に、例えば、5分前から現在時刻まで
の走行速度の平均値を算出し(ステップS7)、これを
平均走行速度とする。これにより、該平均走行速度で走
行中の車両10が目的地に到着する時刻を予測すること
ができる。
【0028】また、図1に示す検索部18は、上記走行
可能範囲20内に存在する燃料補給所であって、かつ該
燃料補給所の営業時間内に上記車両10が到着可能な全
ての燃料補給所を検索する(ステップS8)。ここで
は、上記の条件に該当する燃料補給所として、契約店で
ある燃料補給所Aと、契約店でない燃料補給所Bとが検
索されたとする。そして、上記算出された車両10の走
行可能範囲20と上記検索された燃料補給所A及びBと
が図1に示す表示部16の画面上に表示され、さらに上
記走行可能範囲20の例えば80%の大きさの安全圏2
1が表示される(ステップS9)。
【0029】次に、上記安全圏21内に低公害車用の燃
料補給所が存在するか否か、あるいは燃料補給所の営業
終了時刻の所定時間前に車両10が到着できるか否かを
判断する(ステップS10)。このとき、上記表示部1
6に表示された安全圏21内に契約店である燃料補給所
Aが存在しており、該燃料補給所Aの営業終了時刻まで
1時間以上の余裕がある場合には、ステップS10は
“YES”側に進み、所定時間毎に、例えば数分毎に上
記ステップS5〜ステップS9を繰り返し実行して表示
部16の表示画面を更新する。これにより、現時点にお
ける残燃料で走行できる範囲等の情報を得ることができ
るため、運転者は、これを見て車両10に燃料を補給す
る時期を判断すればよい。
【0030】ここで、運転者がそのまま車両10の運転
を続けたため、燃料タンク11内の残燃料が少なくな
り、上記表示部16に表示された安全圏21内に燃料補
給所が存在しなくなった場合、あるいは現在の走行速度
で走行すると車両10が燃料補給所Aに到着する予定時
刻が該燃料補給所Aの営業終了時刻の例えば1時間前、
ここでは18時までに到着できないと判断された場合に
は、上記ステップS10は“NO”側に進む。これによ
り、上記表示部16は、燃料補給を促す警告を表示する
と共に、運行中の車両10を上記燃料補給所Aまで誘導
する画面に切り換わり(ステップS11)、上記車両1
0の現在位置から燃料補給所Aまでの到達経路が表示さ
れるようになる。したがって、運転者は、低公害車用の
燃料を補給する適切な時期に、車両10を低公害車用の
燃料補給所Aまで確実に運転することができる。
【0031】そして、燃料補給所Aの終了時刻前に車両
10が到着し、低公害車用の燃料が補給されると(ステ
ップS12)、上記表示部16の表示画面は、通常のナ
ビゲーション表示に復帰する(ステップS13)。
【0032】なお、上記車両10の到着予定時刻が上記
燃料補給所Aの営業終了時刻を過ぎており、該燃料補給
所Aでは車両10に低公害車用の燃料を補給できないと
判断された場合には、上記表示部16には契約外の燃料
補給所Bまでの到達経路が表示される。これにより、上
記安全圏21内の契約店である燃料補給所Aでは低公害
車用の燃料を補給できない時間帯においても、上記走行
可能範囲20内に低公害車用の燃料補給所Bがあれば、
そこで燃料を補給することができる。また、ここでは、
上記ステップS1において、燃料タンク11内の残燃料
が1/2より少なくなったときに燃料補給表示システム
が動作を開始するように設定されたものとして説明した
が、これに限られず、この燃料補給表示システムが常に
動作するように設定してもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
請求項1に係る発明によれば、車両の現在位置を測定
し、上記車両の燃料タンク内に蓄えられている低公害車
用の燃料の残量を検知し、上記車両の現時点の走行状態
における燃料消費率を算出し、これに基づいて上記車両
が到達し得る範囲を算出し、この範囲内に存在する低公
害車用の燃料補給所を検索し、該検索した燃料補給所の
位置情報及び該燃料補給所までの到達経路を表示手段に
表示することにより、低公害車用の燃料補給所の位置情
報及び該燃料補給所までの到達経路を適時表示すること
ができる。したがって、車両を上記燃料補給所まで誘導
して燃料を確実に補給することができるようになり、低
公害車を長距離運行用の用途として用いることができる
ようになる。
【0034】また、請求項2に係る発明によれば、上記
表示手段は、低公害車用の燃料補給所の営業時間を表示
するものであることにより、車両が低公害車用の燃料補
給所の営業時間内に到着できるか否かを判断することが
できる。したがって、運転者が燃料補給時期を判断し
て、燃料補給所の営業終了時刻までに車両が到着できる
ように運行することができる。
【0035】さらに、請求項3に係る発明によれば、上
記表示手段は、上記走行可能範囲算出手段で算出された
車両の到達範囲に基づいて該車両が燃料を確実に補給で
きる安全圏を表示するものであることにより、車両が低
公害車用の燃料を確実に補給できる安全圏内を走行して
いるか否かを上記表示部に表示することができる。した
がって、運転者が燃料補給時期を判断して、燃料タンク
内に蓄えられた燃料が無くなる前に車両を燃料補給所ま
で運行することができる。
【0036】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、上記表示手段は、低公害車用の燃料補給所が上記安
全圏内に存在しなくなった場合、あるいは現在の走行速
度で車両が燃料補給所に到着する予定時刻が上記燃料補
給所の営業終了時刻の所定時間前になった場合に車両を
該燃料補給所まで誘導する画面に切り換わるようになっ
ていることにより、車両に低公害車用の燃料を補給する
適切な時期に、該車両を低公害車用の燃料補給所まで誘
導する画面が上記表示部に表示することができる。した
がって、低公害車用の燃料を補給する適切な時期に、運
転者は車両を低公害車用の燃料補給所まで確実に運行す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による燃料補給表示システムの実施の
形態を示すブロック図である。
【図2】 上記燃料補給表示システムの表示部に表示さ
れた画面の実施例を示す説明図である。
【図3】 上記燃料補給表示システムの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 従来の車両の計器板を示す説明図である。
【符号の説明】
10…車両 11…燃料タンク 12…車両位置測定部 13…燃料検知部 14…速度計測部 15…電子制御ユニット 16…表示部 17…中央演算処理部 18…検索部 19…入力部 20…走行可能範囲 21…安全圏

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の現在位置を測定する車両位置測定手
    段と、 上記車両の燃料タンク内に蓄えられている低公害車用の
    燃料の残量を検知する燃料検知手段と、 上記車両の現時点の走行状態における燃料消費率を算出
    する燃費算出手段と、 上記燃料検知手段で検知した燃料タンク内の残燃料と上
    記燃費算出手段で算出した現時点の燃料消費率とに基づ
    いて上記車両が到達し得る範囲を算出する走行可能範囲
    算出手段と、 この走行可能範囲算出手段で算出した範囲内に存在する
    低公害車用の燃料補給所を検索する燃料補給所検索手段
    と、 上記燃料補給所検索手段で検索した低公害車用の燃料補
    給所の位置情報及び該燃料補給所までの到達経路を表示
    する表示手段と、を備えたことを特徴とする燃料補給表
    示システム。
  2. 【請求項2】上記表示手段は、低公害車用の燃料補給所
    の営業時間を表示することを特徴とする請求項1記載の
    燃料補給表示システム。
  3. 【請求項3】上記表示手段は、上記走行可能範囲算出手
    段で算出された車両の到達範囲に基づいて該車両が燃料
    を確実に補給できる安全圏を表示することを特徴とする
    請求項1又は2記載の燃料補給表示システム。
  4. 【請求項4】上記表示手段は、低公害車用の燃料補給所
    が上記安全圏内に存在しなくなった場合、あるいは現在
    の走行速度で車両が燃料補給所に到着する予定時刻が上
    記燃料補給所の営業終了時刻の所定時間前になった場合
    に車両を該燃料補給所まで誘導する画面に切り換えるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃
    料補給表示システム。
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