JP2002201919A - バルブタイミング可変機構付内燃機関 - Google Patents

バルブタイミング可変機構付内燃機関

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JP2002201919A
JP2002201919A JP2001000995A JP2001000995A JP2002201919A JP 2002201919 A JP2002201919 A JP 2002201919A JP 2001000995 A JP2001000995 A JP 2001000995A JP 2001000995 A JP2001000995 A JP 2001000995A JP 2002201919 A JP2002201919 A JP 2002201919A
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cam
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JP2001000995A
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Shinichi Murata
真一 村田
Tomo Yokoyama
友 横山
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブタイミング可変機構付内燃機関におい
て、十分なシール性を確保してオイル漏洩を確実に防止
すると共にバルブ開閉タイミングの制御性及び応答性の
向上を図る。 【解決手段】 シリンダヘッド11にカム軸12,13
を配設してビームカムキャップ14を装着することで複
数のカムキャップ18によりこのカム軸12,13を回
転自在に支持し、吸気弁用カム軸12に開閉タイミング
を可変とする油圧式バルブタイミング可変機構21を設
け、ビームカムキャップ14の上面にバルブタイミング
可変機構21の駆動油圧を分配する制御弁23を設ける
と共に、この制御弁23を除いた部分にロッカカバー5
1,52を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの吸気弁
や排気弁を機関の運転状態に応じたタイミングで開閉制
御するバルブタイミング可変機構を有する内燃機関に関
する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの動弁系において、吸排気弁の
開閉タイミングや開放時間を、カム特性を変えずに変更
できるようにした装置が各種提案されている。このよう
なバルブタイミング可変機構を有する内燃機関では、タ
イミングプーリに一体回転可能なハウジングを装着する
一方、カムシャフトの端部に一体回転可能なベーン部材
を装着してハウジング内に収容し、このハウジングとベ
ーン部材との間に進角用油室及び遅角用油室を形成し、
制御弁によりこの進角用油室と遅角用油室の一方の油室
に作動油を供給すると同時に他方の油室から作動油を排
出することで、タイミングプーリとカムシャフトとの相
対位置を変更してバルブ開閉タイミング及び開放時間を
調整できるようにしている。
【0003】一般的なDOHCエンジンでは、シリンダヘッ
ドの上面部に2本のカム軸を配設し、シリンダヘッドに
複数のカムキャップをボルトにより固定することで、各
カム軸を回転自在に支持し、シリンダヘッドにガスケッ
トを介してロッカカバーがボルトにより固定されてい
る。このようなエンジンに前述したバルブタイミング可
変機構を適用する場合、制御性を高めるために制御弁を
カム軸のジャーナル近傍に配設したいが、この制御弁は
電気部品であるためにオイルに対して十分にシールされ
た位置に配設することが望ましい。
【0004】このようなバルブタイミング可変機構を有
する内燃機関には、例えば、特開平4−109007号
公報に記載されたものがある。この公報に記載された
「エンジンのバルブタイミング制御装置」は、シリンダ
ヘッドの上面部に2本のカムシャフトを配設し、複数の
カムキャップをボルトにより固定して各カムシャフトを
回転自在に支持すると共に、このカムシャフトの軸端部
にバルブタイミング可変機構を装着し、シリンダヘッド
にカムシャフトや各カムキャップを覆うようにガスケッ
トを介してヘッドカバーを固定する一方、このヘッドカ
バーの上部に制御弁を配置し、パイプをヘッドカバー及
びカムシャフトを貫通して設け、上端部を制御弁に接続
して下端部をカムシャフトのオイル通路に接続してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の「エンジン
のバルブタイミング制御装置」では、シリンダヘッドに
ガスケットを介してヘッドカバーを固定することで、エ
ンジン内部のオイルの漏洩を防止しているが、ヘッドカ
バーの上側に制御弁を配置しているため、外部からヘッ
ドカバーにパイプを貫通させて制御弁とカムシャフトの
オイル通路とを接続することとなり、ヘッドカバーにお
けるパイプの貫通部分にも別途シール部材が必要にな
る。そのため、オイルの漏洩防止のためのシール箇所が
増加し、確実なシールが困難となる虞がある。また、制
御弁とバルブタイミング可変機構を接続するためにパイ
プが必要となり、組付作業が面倒なものとなり、高い組
付精度が確保できないときにはオイル給排における圧力
損失が発生し、バルブタイミングの可変制御の応答性が
低下してしまうという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、十分なシール性を確保してオイル漏洩を確実に
防止すると共にバルブ開閉タイミングの制御性及び応答
性を向上させるバルブタイミング可変機構付内燃機関を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のバルブタイミング可変機構付内燃
機関では、シリンダヘッドにカム軸を配設し、シリンダ
ヘッドにビームカムキャップを装着することで複数のカ
ムキャップによりカム軸を回転自在に保持し、吸気弁及
び排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを可変とす
る油圧式バルブタイミング可変機構の駆動油圧を分配す
る制御弁をビームカムキャップに設けると共に、制御弁
を除いてビームカムキャップにロッカカバーを設けてい
る。
【0008】従って、シリンダヘッドにビームカムキャ
ップを装着してカム軸を回転自在に保持し、このビーム
カムキャップにバルブタイミング可変機構の駆動油圧を
分配する制御弁を設けると共に、制御弁を除いた部分に
ロッカカバーを装着することで、エンジン内部のオイル
の漏洩が確実に防止されると共に、制御弁とバルブタイ
ミング可変機構とのオイル通路を容易に確保することが
でき、別途接続用パイプ等が不要となり、圧力損失が防
止されて制御性、応答性を向上できる。
【0009】また、請求項2の発明のバルブタイミング
可変機構付内燃機関では、シリンダヘッドの内部にカム
軸を装着し、このカム軸に吸気弁及び排気弁の少なくと
も一方の開閉タイミングを可変とする油圧式バルブタイ
ミング可変機構の駆動油圧を分配する制御弁をシリンダ
ヘッドに設けると共に、制御弁を除いてシリンダヘッド
にロッカカバーを設けている。
【0010】従って、カム軸が装着されたシリンダヘッ
ドにバルブタイミング可変機構の駆動油圧を分配する制
御弁を設けると共に、制御弁を除いた部分にロッカカバ
ーを装着することで、エンジン内部のオイルの漏洩が確
実に防止されると共に、制御弁とバルブタイミング可変
機構とのオイル通路を容易に確保することができ、圧力
損失が防止されて制御性、応答性を向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0012】図1に本発明の第1実施形態に係るバルブ
タイミング可変機構付内燃機関における制御弁の装着部
を表す要部平面視、図2に本実施形態の内燃機関の要部
正面視、図3に図2のIII−III断面、図4にビームカム
キャップの平面視、図5にバルブタイミング可変機構の
概略を示す。
【0013】本実施形態のバルブタイミング可変機構付
内燃機関は4気筒DOHCエンジンであって、図1乃至図5
に示すように、図示しないシリンダブロックの上部には
シリンダヘッド11が締結されており、このシリンダヘ
ッド11の上面部には互いに平行をなす吸気弁用カム軸
12と排気弁用カム軸13がそれぞれ配設され、ビーム
カムキャップ14により回転自在に支持されている。こ
の各カム軸12,13にはそれぞれ各気筒毎に所定のリ
フト量をもつ図示しない吸気カム及び排気カムが一体に
形成されると共に、一端部にカムスプロケット15,1
6が装着され、図示しないクランクスプロケットとの間
にタイミングベルト17が掛け回されている。
【0014】ビームカムキャップ14は枠状をなし、吸
気側及び排気側に対応して複数のカムキャップ18,1
9が4つの吸気ポート20を挟んで両側に一体に形成さ
れており、この各カムキャップ18,19により左右の
カム軸12,13が回転自在に支持されている。そし
て、この吸気弁用カム軸12の端部に吸気弁の開閉タイ
ミングを可変とする油圧式バルブタイミング可変機構2
1が設けられている。
【0015】油圧式バルブタイミング可変機構21に近
接して、ビームカムキャップ14の上面には、吸気弁用
カム軸12のカムスプロケット15側の上方に位置して
平坦部22が形成されており、この平坦部22に油圧式
バルブタイミング可変機構21の駆動油圧を分配する制
御弁23がシールリング24を介して固定されている。
この制御弁23は、オイルパン25に貯留されているオ
イルを油圧ポンプ26によって油圧式バルブタイミング
可変機構21における後述する進角側油室34及び遅角
側油室35に給排するものであって、平坦部22と対向
する下面に進角送給路27と遅角送給路28と排出路2
9が開口している。
【0016】一方、エンジン側にて、吸気弁用カム軸1
2の軸端に装着されたカムスプロケット15には十字形
の収容部を有するハウジング30が一体に固定されてお
り、このハウジング30内には十字形のベーンロータ3
1が収容され、中心部がカム軸12の軸端部にボルト3
2によって固定されている。このベーンロータ31は先
細形状をなす4つのベーン33を有しており、各ベーン
33の先端部がハウジング30の収容部の内周面に摺接
することで、対向する4組の進角側油室34及び遅角側
油室35を区画している。
【0017】カム軸12の軸端には中心部に沿って第1
オイル孔36が形成され、この第1オイル孔36の一端
部はボルト32の中心部に沿って形成された第2オイル
孔37を介して前述した遅角側油室35に連通し、他端
部は径方向貫通孔38に連通している。また、カム軸1
2の軸端には第1、第2オイル孔36,37と平行をな
して第3オイル孔39が形成され、この第3オイル孔3
9の一端部は径方向に沿って形成された第4オイル孔4
0を介して進角側油室34に連通し、他端部は径方向貫
通孔41に連通している。そして、ビームカムキャップ
14には上下方向に沿って進角連通路42と遅角連通路
43と排出連通路44が形成され、上端部は油圧式バル
ブタイミング可変機構21の進角送給路27と遅角送給
路28と排出路29に連通するように、それぞれ上面に
開口している。また、進角連通路42と遅角連通路43
の各下端部は各貫通孔38,41に連通し、排出連通路
44の下端部はシリンダヘッド11内に連通している。
【0018】この制御弁23は、円筒形状のケーシング
45の端部にアクチュエータ46が装着されており、ケ
ーシング45内に延出された作動ロッド47には、進角
送給路27と遅角送給路28と排出路29を閉塞する第
1、第2作動弁48,49が取付けられると共に、この
作動ロッド47は圧縮ばね50により一方方向に付勢さ
れている。
【0019】従って、アクチュエータ46の非通電時に
は、作動ロッド47が圧縮ばね50により図5にて左方
に位置しており、油圧ポンプ26によりオイルパン25
内のオイルがケーシング45内に供給され、通路28,
43,38,36,37を介して遅角側油室35に供給
される。すると、ハウジング30に対してベーンロータ
31が図5にて反時計回り方向(遅角側)に回動し、カ
ムスプロケット15とカム軸12との位相を遅角側に変
更できる。このとき、進角側油室34内のオイルは通路
40,39,41,42からケーシング45内に押し出
され、各通路29,44からシリンダヘッド11内に放
出され、オイルパン25に戻される。
【0020】一方、アクチュエータ46の通電時には、
作動ロッド47が圧縮ばね50の付勢力により図5にて
右方に移動し、油圧ポンプ26によりオイルがケーシン
グ45内に供給され、通路27,42,41,39,4
0を介して進角側油室34に供給される。すると、ハウ
ジング30に対してベーンロータ31が図5にて時計回
り方向(進角側)に回動し、カムスプロケット15とカ
ム軸12との位相を進角側に変更できる。このとき、遅
角側油室35内のオイルは通路37,36,38,43
からケーシング45内に押し出され、各通路29,44
からシリンダヘッド11内に放出され、オイルパン25
に戻される。
【0021】そして、ビームカムキャップ14の上面に
は、前述したように、吸気弁用カム軸12のカムスプロ
ケット15側の上方に位置した平坦部22に制御弁23
がシールリング24を介して固定されると共に、この制
御弁23を除いた部分に左右一対のロッカカバー51,
52がガスケット53を介して締結されている。
【0022】このように本実施形態のバルブタイミング
可変機構付内燃機関にあっては、シリンダヘッド11に
カム軸12,13を配設し、このシリンダヘッド11に
ビームカムキャップ14を装着することで複数のカムキ
ャップ18によりこのカム軸12,13を回転自在に支
持し、吸気弁用カム軸12に開閉タイミングを可変とす
る油圧式バルブタイミング可変機構21を設け、このバ
ルブタイミング可変機構21の駆動油圧を分配する制御
弁23をビームカムキャップ14の上面にバルブタイミ
ング可変機構21に近接して設けると共に、この制御弁
23を除いてビームカムキャップ14にロッカカバー5
1,52を設けている。
【0023】従って、ビームカムキャップ14の上平面
にシールリング24を介して制御弁23を締結すると共
に、制御弁23を除いた部分にガスケット53を介して
ロッカカバー51,52を締結することで、ロッカカバ
ー51,52のシール面が同一平面で構成され、エンジ
ン内部のオイルの漏洩が確実に防止されると共に、メン
テナンス性が向上し、また、この制御弁23とバルブタ
イミング可変機構21とが近接しているため、両者間の
オイル通路をビームカムキャップ14に形成することで
容易に確保することができ、別途接続用パイプ等を不要
として構造の簡素化が図れる。
【0024】そして、制御弁23とビームカムキャップ
14との締結面にオイル通路として各通路27〜29,
42〜44を形成することで、設計の自由度が高くなる
と共に、このオイル通路を短縮することができ、この場
合、排出路29,44をカム軸12から離して設けるこ
とでエンジン内部でのブローバイガスの増大を防止でき
る。また、各オイル通路27〜29,42〜44を囲繞
するようにシールリング24を設けることで、オイルの
漏洩防止が容易となり、その結果、圧力損失が防止され
て応答性を向上できる。
【0025】図6(a)に本発明の第2実施形態に係るバ
ルブタイミング可変機構付内燃機関の概略平面視、図6
(b)にこのバルブタイミング可変機構付内燃機関の概略
側面視を示す。
【0026】本実施形態のバルブタイミング可変機構付
内燃機関は4気筒SOHCエンジンであって、図6に示すよ
うに、図示しないシリンダブロックの上部にはシリンダ
ヘッド61が締結されており、このシリンダヘッド61
にはカム軸62が軸方向に挿入されて回転自在に支持さ
れている。このカム軸62には各気筒毎に所定のリフト
量をもつ図示しない吸気カム及び排気カムが一体に形成
されると共に、一端部にカムスプロケット63が装着さ
れ、図示しないクランクスプロケットとの間にタイミン
グベルトが掛け回されている。そして、このカム軸62
の端部に吸気弁の開閉タイミングを可変とする油圧式バ
ルブタイミング可変機構64が設けられている。
【0027】このシリンダヘッド61の上面には、カム
軸62のカムスプロケット63側の上方に位置して平坦
部65が形成されており、この平坦部65に油圧式バル
ブタイミング可変機構64の駆動油圧を分配する制御弁
66がこの油圧式バルブタイミング可変機構64に近接
して図示しないシールリングを介して固定され、この制
御弁66と油圧式バルブタイミング可変機構64の図示
しない進角側油室及び遅角側油室とを接続するオイル通
路が制御弁66本体及びシリンダヘッド61に形成され
ている。なお、この油圧式バルブタイミング可変機構6
4は油圧式バルブタイミング可変機構21とほぼ同様で
あるため、詳細な説明は省略する。また、シリンダヘッ
ド61の上面には、制御弁66を除く部分にロッカカバ
ー67が図示しないガスケットを介して締結されてい
る。
【0028】このようにカムキャップを用いずにカム軸
62をシリンダヘッド61に挿入して回転自在に支持さ
れた、所謂、カムインヘッド型のエンジンであっても、
シリンダヘッド61の上面に平坦部65を設け、この平
坦部65にバルブタイミング可変機構64の制御弁66
を固定し、それ以外の部分にロッカカバー67を固定す
ることで、ロッカカバー67のシール面が同一平面で構
成され、エンジン内部のオイルの漏洩を確実に防止でき
ると共に、制御弁66とバルブタイミング可変機構64
とが近接しているため、両者間にオイル通路を容易に確
保でき、別途接続用パイプ等を不要として圧力損失が防
止されて応答性を向上できる。
【0029】なお、上述した実施形態にあっては、ビー
ムカムキャップ14の上面に左右一対のロッカカバー5
1,52を締結したが、このロッカカバー51,52を
一体に形成してもよい。また、油圧式バルブタイミング
可変機構21,64をベーン式としたが、ヘリカルス式
やテンショナ式などを適用してもよい。更に、吸気弁用
カム軸12に油圧式バルブタイミング可変機構21を設
けて説明したが、排気弁用カム軸13に設けても同様の
作用効果を奏することができる。
【0030】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明のバルブタイミング可変機構付内
燃機関によれば、シリンダヘッドにビームカムキャップ
を装着してカム軸を回転自在に保持し、吸気弁及び排気
弁の少なくとも一方の開閉タイミングを可変とする油圧
式バルブタイミング可変機構を設け、ビームカムキャッ
プにバルブタイミング可変機構の駆動油圧を分配する制
御弁を設けると共に、制御弁を除いたビームカムキャッ
プにロッカカバーを設けたので、エンジン内部のオイル
の漏洩を確実に防止することができると共に、制御弁と
バルブタイミング可変機構とのオイル通路を容易に確保
することができ、圧力損失が防止されて制御性及び応答
性を向上することができる。
【0031】また、請求項2の発明のバルブタイミング
可変機構付内燃機関によれば、シリンダヘッドの内部に
カム軸を装着し、吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の
開閉タイミングを可変とする油圧式バルブタイミング可
変機構を設け、シリンダヘッドにバルブタイミング可変
機構の駆動油圧を分配する制御弁を設けると共に、制御
弁を除いたシリンダヘッドにロッカカバーを設けたの
で、エンジン内部のオイルの漏洩を確実に防止すること
ができると共に、制御弁とバルブタイミング可変機構と
のオイル通路を容易に確保することができ、圧力損失が
防止されて制御性及び応答性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るバルブタイミング
可変機構付内燃機関における制御弁の装着部を表す要部
平面図である。
【図2】本実施形態の内燃機関の要部正面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】ビームカムキャップの平面図である。
【図5】バルブタイミング可変機構の概略図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るバルブタイミング
可変機構付内燃機関の概略図である。
【符号の説明】
11 シリンダヘッド 12 吸気弁用カム軸 14 ビームカムキャップ 18,19 カムキャップ 21 油圧式バルブタイミング可変機構 23 制御弁 34 進角側油室 35 遅角側油室 51,52 ロッカカバー 61 シリンダヘッド 62 カム軸 64 油圧式バルブタイミング可変機構 66 制御弁 67 ロッカカバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02F 1/24 F02F 1/24 Q Fターム(参考) 3G016 AA08 AA12 AA19 BA28 BA30 BA31 BB26 CA03 CA05 CA12 CA17 CA19 CA22 CA23 CA24 CA31 CA36 CA44 CA51 CA57 DA06 DA17 DA23 DA26 EA02 FA40 GA01 3G018 AA05 AB02 AB16 BA33 CA20 DA67 DA68 DA69 DA73 DA85 DA86 FA07 GA02 GA14 GA17 GA25 3G024 AA72 DA10 DA18 FA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドのシリンダブロックとは
    反対側の面に配設されるカム軸と、前記シリンダヘッド
    に装着されて前記カム軸を回転自在に保持する複数のカ
    ムキャップを一体にしたビームカムキャップと、吸気弁
    及び排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを可変と
    する油圧式バルブタイミング可変機構と、前記ビームカ
    ムキャップの前記シリンダヘッドとは反対側の面に設け
    られて前記バルブタイミング可変機構の駆動油圧を分配
    する制御弁と、該制御弁を除いて前記ビームカムキャッ
    プの前記シリンダヘッドとは反対側の面を覆うロッカカ
    バーとを具えたことを特徴とするバルブタイミング可変
    機構付内燃機関。
  2. 【請求項2】 シリンダヘッドの内部に装着されるカム
    軸と、吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の開閉タイミ
    ングを可変とする油圧式バルブタイミング可変機構と、
    前記シリンダヘッドの前記シリンダブロックとは反対側
    の面に設けられて前記バルブタイミング可変機構の駆動
    油圧を分配する制御弁と、該制御弁を除いて前記シリン
    ダヘッドの前記シリンダブロックとは反対側の面を覆う
    ロッカカバーとを具えたことを特徴とするバルブタイミ
    ング可変機構付内燃機関。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101815850B (zh) * 2007-07-20 2013-06-12 丰田自动车株式会社 发动机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101815850B (zh) * 2007-07-20 2013-06-12 丰田自动车株式会社 发动机

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