JP2002201612A - 架設鋼材定着用治具 - Google Patents
架設鋼材定着用治具Info
- Publication number
- JP2002201612A JP2002201612A JP2000399969A JP2000399969A JP2002201612A JP 2002201612 A JP2002201612 A JP 2002201612A JP 2000399969 A JP2000399969 A JP 2000399969A JP 2000399969 A JP2000399969 A JP 2000399969A JP 2002201612 A JP2002201612 A JP 2002201612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- steel material
- jig
- bridge
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Abstract
構造であり、かつ、施工が容易である架設鋼材定着用治
具を提供する。 【課題手段】 ベースプレート11と、前記ベースプレ
ートに立設しているPC総ネジ棒鋼Nの定着部12と、
前記定着部に前記PC総ネジ棒鋼を定着させる定着金具
15と、前記ベースプレートをコンクリート上床版Cに
固定するためのせん断ピン18及び高力ボルト19とか
ら構成される架設鋼材定着用治具1とした。
Description
設工法によりプレストレストコンクリート橋を構築する
際において、橋桁の落下を防止するために使用する架設
鋼材定着用治具に関する。
て両側へ釣り合いを保ちながら、所定長のブロックに分
割した橋体コンクリートを打設し(以下、分割して構築
された橋体の部分を「橋体ブロック」という)、所定の
強度に達した後にプレストレスを導入するという作業を
繰り返すことにより、順次、橋体ブロックを施工してい
く、張出架設工法が存在している。この張出架設工法に
おいて、プレストレスを導入する際に、大容量の外ケー
ブルを各ブロックに少数本ずつ(多くの場合は2本)、
定着突起により定着する方法が採用される場合があり、
この工法を特に、外ケーブル張出架設工法と称してい
る。
少数本の外ケーブルを使用して、橋体にプレストレスを
導入するため、1本の外ケーブルの破断または1箇所の
定着突起の損傷は、架設時における橋梁の全体構造の安
定性に重大なる影響を及ぼし、最悪の場合には落橋につ
ながる恐れもある。そのため、外ケーブル張出架設工法
を採用する場合には、フェールセーフシステムを備えて
おくことが一般的となっている。ここで、外ケーブル張
出架設工法におけるフェールセーフシステムとは、施工
された最先端部の橋体ブロックと、当該最先端部の橋体
ブロックに隣接する橋体ブロックとを、架設鋼材(フェ
ールセーフ鋼材)により定着する作業を行うことによ
り、外ケーブルの破断時等において橋体の損傷などを防
ぐことをいう。
架設工法におけるフェールセーフシステムにおいて、架
設鋼材を橋体ブロックに定着するには、以下のような方
法で行うことが代表的であった。 (1)第1の方法は、図6(a)に示すように、架設鋼
材81を定着させる隣接する橋体ブロックB1’,B
2’におけるコンクリート上床版80A,80B(以
下、「上床版」という)に所定寸法の凹部82,83を
2箇所形成し、当該両凹部82,83の壁面82a,8
3aを貫通する貫通孔80aを形成する。そして、当該
貫通孔80aに架設鋼材81を挿通し、緊張力を導入し
た後に、アンカープレート84を介して定着用ナット8
5により、凹部82,83の壁面82a,83aに定着
させる方法である(符号は、緊張用ナット86を示して
いる)。
うに、架設鋼材91を定着させる隣接する橋体ブロック
における上床版90の上面に鋼材定着ブロック92を設
け、当該鋼材定着ブロック92の水平方向の挿通孔92
aに架設鋼材91を挿通して、緊張力を導入した後に、
アンカープレート93を介して定着用ナット94により
定着させる方法である。前記鋼材定着ブロック92は、
上床板90の下面まで貫通して設けられている鋼棒95
の両端部に、プレート部材96を介してナット97を締
結することにより、前記上床版90に固定されている。
A,80Bの上面に大寸法の凹部82,83を形成しな
ければならないため、架設中の橋体における応力状態が
悪くなり構造物の品質に悪影響が生じてしまう可能性が
高かった。また、架設鋼材81の撤去後に凹部82,8
3の穴埋め補修を行うことが必要であり、加えて、挿通
孔80aの形成及び架設鋼材81の挿通作業を行わなけ
ればならないため、その作業が非常に繁雑であった。さ
らに、架設鋼材81の緊張に特殊なジャッキを使用しな
ければならず、施工費が増大することになっていた。
ック92を鋼棒95により固定しており、架設鋼材91
の緊張力に抵抗させるために鋼棒95の摩擦抵抗を利用
している構造であることから、所定の摩擦力を得るため
に大きな締め込み力が必要となるため、施工上の効率が
悪かった。
なされたものであり、構造物に悪影響を及ぼすことがな
く、簡易な構造であり、かつ、施工が容易である架設鋼
材定着用治具を提供することを目的とする。
に、本発明の架設鋼材定着用治具は、コンクリート版の
上面に付設され、少なくとも2体1組で架設鋼材の両端
部を定着させるために用いられる架設鋼材定着用治具で
あって、底板と、前記底板に立設している前記架設鋼材
の定着部と、前記定着部に前記架設鋼材を定着させる定
着具(定着金具等)と、前記底板を前記コンクリート版
に固定するためのピン部材及びボルト部材とから構成さ
れることを特徴としている。また、前記定着部は、前記
架設鋼材の長手方向と直行する向きに対向して並設され
ている定着板と、前記両定着板に接合されているリブ部
材とから形成されているものであってもよい。
定着させるために用いられる」とは、架設鋼材定着用治
具を架設鋼材の両端部に1体づつ設けることをいう。
着部には、架設鋼材の緊張力に起因する水平力と曲げモ
ーメントによる引抜力が作用することになるが、本発明
によれば、定着部を備える底板をピン部材とボルト部材
とで固定するため、定着部に作用する水平力に対しては
ピン部材により抵抗させ、引抜力に対してはボルト部材
により抵抗させる構造とすることができる。そのため、
簡易な構造により所定の強度を発揮させることができ
る。
ある前記架設鋼材の定着部材と、前記定着部材を両側か
ら挟持する少なくとも2つのリブ部材とを備え、前記定
着部材は、前記コ字形状である開口部の向きを変更可能
となるように構成されているものであってもよい。ここ
で、定着部材はピン接合により、前記少なくとも2つの
リブ部材に支持(固定)される構造とすることが好適で
ある。
る場合において、本発明の架設鋼材定着用治具は、架設
鋼材の両端部に設けることになる。そのため、後記する
ように、架設鋼材定着用治具における架設鋼材の定着方
向は、橋体ブロックの施工の進行に伴い、最初の場合と
は逆側に変わることになる。しかし、本発明によれば、
定着部材は、コ字形状である開口部の向きが変更可能と
なるように構成されていることから、定着部材のみを回
動させ、それ以外の要素は固定したままで動かすことな
く、定着部材の向きを変更することが可能となることか
ら、二方向から容易に架設鋼材の定着を行うことができ
る。
て、図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態
の架設鋼材定着用治具1,2は、上床版Cの上面に付設
され、2体1組でPC総ネジ棒鋼N(架設鋼材)の両端
部を定着させるために用いられるが、それぞれの架設鋼
材定着用治具1,2は同一構造であるため、一方のみに
ついて説明を行う。また、各実施形態の説明において、
同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した
説明は省略するものとする。
1実施形態)は、ベースプレート11(底板)と、前記
ベースプレート11上に溶接されている定着部12と、
当該定着部12にPC総ネジ棒鋼Nを定着させるための
定着金具15(定着具)と、前記ベースプレート11を
上床版Cに固定するためのせん断ピン18(高強度鋼材
(ピン部材))及び高力ボルト19(ボルト部材)とを
主要部として構成されている。
隅に高力ボルトの挿通孔11a(長孔)が穿設され、ま
た、長辺の略中間部には、2つのせん断ピンの挿通孔1
1b(円孔)が短辺方向に対称に穿設されている。この
ベースプレート11の略中央部には定着部12が溶接さ
れている。この定着部12は、2枚のアンカープレート
13(定着板)と、2枚の定着リブ14(リブ部材)と
から形成されており、両部材13,14は、ともにベー
スプレート11に溶接されている。アンカープレート1
3はPC総ネジ棒鋼Nの長手方向と直行する向きに対向
して並設されている。また、2枚のアンカープレート1
3の相対する各端部には、PC総ネジ棒鋼Nの長手方向
と平行となる向きに各定着リブ14が溶接されており、
定着部12は平面視で略ロ字形状に形成されている。な
お、各アンカープレート13は、その中央部にPC総ネ
ジ棒鋼Nの挿通孔13aが穿設されている。
て、当該PC総ネジ棒鋼Nの先端側に位置することにな
るアンカープレート13の外面部には、PC総ネジ棒鋼
Nを定着させるための定着金具15である、球面座金1
6と定着ナット17が設けられている。
との間で、円滑な応力伝達を行うことができるように、
ピン受け管23(ガス管)が埋設されている。このピン
受け管23は、上床版Cにおける被りコンクリートC1
内に残らないように、当該被りコンクリートC1の下部
位置(上床版Cの上面から50mm程度内側に入った部
分)から設置されている。なお、本実施形態に示すよう
に、必要に応じて、ピン受け管23の上面部から上床版
Cの上面部に至る部位には、縁切材24を設けてもよ
い。
ト19を挿入するための凹部21が形成されており、高
力ボルト19と螺合するインサート22の開口部が前記
凹部21の底面からわずかに突出するように設けられて
いる。前記凹部21は、上床版Cの被りコンクリートC
1の部分に設けられており、インサート22も前記ピン
受け管23と同様に、被りコンクリートC1より下方に
埋設されている。なお、この凹部21は、高力ボルト1
9を挿入するために設けるものであるため、従来の方法
に使用した凹部と比較して、非常に小さい寸法に形成す
ればよい。また、上床版Cと架設鋼材定着用治具1のベ
ースプレート11との間には、石膏などの均し材料25
を敷設することにより不陸対策が施されている。
1は、前記凹部21及び縁切材24に対応する位置に合
わせて配置され、4本の高力ボルト19及び2本のせん
断ピンに18より固定されている。なお、架設鋼材定着
用治具1は2体が一組であり、定着金具15が外側にな
るように対向して配置されるとともに、PC総ネジ棒鋼
Nをアンカープレート13の挿通孔13aに挿通させ、
緊張力を付与した後に、定着金具15によって、PC総
ネジ棒鋼Nの先端部側におけるアンカープレート13に
定着させることになる。
張出架設工法 以下、前記架設鋼材定着用治具1を用いた外ケーブル張
出架設工法を採用して、橋梁の架設を行う方法について
簡単に説明する。なお、以下の説明では、既に、橋脚P
の両側において、当該橋脚Pに隣接する橋体ブロック
(第1橋体ブロックB1)が構築されている場合を想定
している(図2(a)参照、符号K1は第1PC外ケー
ブルを示す)。また、橋体ブロックは、橋脚Pを中心と
して、バランスをとりながら、順次、その両側に架設さ
れることになるが、左右の橋体ブロックの構築方法は同
一であるため、便宜上、片側の橋体ブロックについての
み説明を行う。
示せず)を吊り下げ、第1橋体ブロックB1に隣接する
第2橋体ブロックB2のコンクリート打設を行う(図2
(b)参照)。コンクリートが所定の強度に達した後、
前記架設鋼材定着治具1A,1Bを、第1橋体ブロック
B1及び第2橋体ブロックB2のブロック先端部近傍の
上面に固定し、PC総ネジ棒鋼Nを緊張させた後に、ア
ンカープレート13に定着させる(図2(c)参照)。
そして、第2橋体ブロックB2に第2PC外ケーブルK
2を定着させる(図2(d)参照)ことにより、第2橋
体ブロックB2の施工を終了する。続いて、移動式作業
車を前進させて、前記と同様の作業を繰り返して行い、
順次、第2橋体ブロックB2に隣接する第3橋体ブロッ
クB3以降の橋体ブロックを施工していくことになる。
第3橋体ブロックB3を施工する際には、資機材を有効
に利用するために、第1橋体ブロックB1と第2橋体ブ
ロックB2との間に架設されていたPC総ネジ棒鋼Nを
取り外し、第2橋体ブロックB2と第3橋体ブロックB
3との間に架設鋼材Nを架設することになる。その際、
第2橋体ブロックB2に固定されている架設鋼材定着用
治具1Bをそのままの状態にしておき、第1橋体ブロッ
クB1に固定されていた架設鋼材定着用治具1Aを第3
橋体ブロックB3に固定することになる。その場合に
は、第2橋体ブロックB2に固定されている架設鋼材定
着用治具1BにおけるPC総ネジ棒鋼Nの定着方向は、
図2に示す右側から、図3に示す左側に変わることにな
る。そのため、本実施形態の架設鋼材定着用治具1で
は、相対する2枚のアンカープレート13を設け、それ
ぞれのアンカープレート13に、その向きを変えた定着
金具15を用いてPC総ネジ棒鋼Nを定着させることに
より対応している。
ート13に接合しているベースプレート11をせん断ピ
ン18と高力ボルト19により上床版Cに固定し、アン
カープレート13に作用する水平力に対してはせん断ピ
ン18により抵抗させ、曲げモーメントに起因する引抜
力に対しては高力ボルト19により抵抗させる構造とす
ることができる。従って、従来用いられていた、架設鋼
材により作用する応力に対して、摩擦接合により抵抗す
る方法ではなく、高強度鋼材である高力ボルト19とせ
ん断ピン18のせん断抵抗力を利用して抵抗する構造と
することができるため、所定の摩擦力を得るための大き
な締め込み力が必要なく、非常に簡易な構造とすること
ができる。そのため、架設鋼材定着用治具1を軽量化す
ることができ、施工性を格段に向上させることができ
る。
る必要がないため、架設中における橋体の応力状態(上
側引張)が悪化することもなく、橋体の耐久性に及ぼす
影響を非常に小さくすることができる。なお、本発明の
架設鋼材定着用治具1を使用する場合にも高力ボルト1
9を挿通するための凹部21が形成されるが、当該凹部
21は微小寸法であるため、後埋め補修する際において
も上床版Cの上側から対処することができ、また、特別
な設備も必要ないため、その作業を容易に行うことがで
きる。さらに、PC総ネジ棒鋼Nを緊張させる作業を既
存のジャッキを使用して行うことができる。
治具2(第2実施形態)の最も大きな特長は、可変式ア
ンカープレート31(架設鋼材の定着部材)を使用して
いる点にある。
は、ベースプレート11’と、前記ベースプレート1
1’上に溶接されている定着部30と、当該定着部30
にPC総ネジ棒鋼Nを定着させるための定着金具15
と、前記ベースプレート11’を上床版Cに固定するた
めの1本のせん断ピン18’及び4本の高力ボルト19
とを主要部として構成されている。
4隅に高力ボルト19の挿通孔11a’(円孔)が穿設
され、また、長辺の略中間部には、1箇所のせん断ピン
18’の挿通孔11b’が穿設されている。
プレート31と、当該可動式アンカープレート31をピ
ン41,42により両側から挟持する2体の定着リブ3
5とから形成されている。可動式アンカープレート31
は、基板32とその両側の同一形状の側板33とを備
え、基板32と対向する向きに開口部34が形成されて
おり、平面視でコ字形状を呈している。前記相対する側
板33には、中央部近傍の上下位置と、当該上下位置の
貫通孔(以下、それぞれ「上部貫通孔33a」及び「下
部貫通孔33b」という)の中間高さであり、基板32
と反対側に突出している貫通孔(以下、「先端貫通孔3
3c」という)の3箇所に貫通孔33a〜33cが穿設
されており、前記3箇所の貫通孔33a〜33cを結線
した三角形は先端貫通孔33cを頂点とした二等辺三角
形になっている。また、可動式アンカープレート31の
コ字形状の開口部34と対向する基板32には、上下に
PC総ネジ棒鋼Nを挿通するための貫通孔32aが穿設
されている。
その下面がベースプレート11’に溶接されている。定
着リブ35においても、3箇所の貫通孔35a,35
b,35cが穿設されており、当該3箇所の貫通孔35
a〜35cを結線した三角形は上部貫通孔35aを頂点
とした二等辺三角形になっている。この二等辺三角形
は、前記可動式アンカープレート31の側板33におけ
る二等辺三角形と同一の三角形である。
2は、2枚の定着リブ35の間隔と略同一であり、可動
式アンカープレート31は2枚の定着リブ35の間に2
本のピン41,42により支持されている。2本のピン
41,42は、可動式アンカープレート31の側板にお
ける貫通孔(図4における下部貫通孔33bと先端貫通
孔33c)と、定着リブ35の貫通孔(図4における左
側貫通孔35bと上側貫通孔35a)が重なり合うよう
に位置させた状態で挿設されている。なお、第1実施形
態の場合と異なり、本実施形態では、可動式アンカープ
レート31は、ベースプレート11’に溶接されていな
い。
2では、前記2本のピン41,42のうち下方のピン
(以下、「下方ピン41」という)を抜脱し、中央部の
ピン(以下、「中央ピン42」という)を残した状態
で、中央ピン42を中心として、可動式アンカープレー
ト31を180度回転させることにより、その向きを反
転させ、開口部34の向きを変更することができるよう
になっている(図5参照)。なお、可動式アンカープレ
ート31を回転させた状態で使用する場合には、可変式
アンカープレート31の側板33における貫通孔(図5
における下部の貫通孔33a)と、定着リブ35の貫通
孔(図5における右側貫通孔35c)とに、抜脱した下
方ピン41を挿通することにより(中央ピン42はその
ままの状態)、可変式アンカープレート31を定着リブ
35により支持固定し、図4と比較して反対向きになっ
た基板32の貫通孔32aにPC総ネジ棒鋼Nを挿通し
て定着させることになる。
入するためのカプラ43(長ナット)が埋設されてお
り、ベースプレート11’の上面から高力ボルト19を
螺合することにより、上床版Cに架設鋼材定着用治具2
が固定されている。なお、カプラ43の下面には、プレ
ート部材44を介して他の高力ボルト45を設け、上床
版Cを構成するコンクリート中に埋設することにより、
架設鋼材定着用治具2を強固に固定している(符号46
は、上床版を補修するための微小寸法の凹部を示してい
る)。
具2によっても、前記と同様の作用効果が得られるとと
もに、可変式アンカープレート31における開口部34
の向きを変更可能であることから、可変式アンカープレ
ート31のみを回動させ、それ以外の要素は固定したま
まで動かすことなく、2方向からPC総ネジ棒鋼Nの定
着を行うことができる。
ついての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限
られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更
が可能である。なお、架設鋼材はPC総ネジ棒鋼に限ら
れるものではない。また、定着具についても、架設鋼材
を確実に定着できるものであればよく、球面座金と定着
ナット等に限られるものではない。さらに、ボルト部材
及びピン部材の本数等についても適宜定めうるものであ
る。
すことがなく、簡易な構造であり、かつ、施工が容易で
ある架設鋼材定着用治具を提供することが可能となる。
を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)にお
けるW−W断面図、(c)は(a)におけるX−X断面
図である。
具を用いた外ケーブル張出架設工法の施工手順を示す側
面図である。
具を用いた外ケーブル張出架設工法の施工手順を示す側
面図である。
を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)にお
けるY−Y断面図、(c)は(a)におけるZ−Z断面
図である。
180度回転させた場合を示す図である。
に架設鋼材を定着する方法を示す側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 コンクリート版の上面に付設され、少な
くとも2体1組で架設鋼材の両端部を定着させるために
用いられる架設鋼材定着用治具であって、 底板と、前記底板に立設している前記架設鋼材の定着部
と、前記定着部に前記架設鋼材を定着させる定着具と、
前記底板を前記コンクリート版に固定するためのピン部
材及びボルト部材とから構成されることを特徴とする架
設鋼材定着用治具。 - 【請求項2】 前記定着部は、前記架設鋼材の長手方向
と直行する向きに対向して並設されている定着板と、前
記両定着板に接合されているリブ部材とから形成されて
いることを特徴とする請求項1に記載の架設鋼材定着用
治具。 - 【請求項3】 前記定着部は、平面視でコ字形状である
前記架設鋼材の定着部材と、前記定着部材を両側から挟
持する少なくとも2つのリブ部材とを備え、 前記定着部材は、前記コ字形状である開口部の向きを変
更可能となるように構成されていることを特徴とする請
求項1に記載の架設鋼材定着用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000399969A JP4391011B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 架設鋼材定着用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000399969A JP4391011B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 架設鋼材定着用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002201612A true JP2002201612A (ja) | 2002-07-19 |
JP4391011B2 JP4391011B2 (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=18864640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000399969A Expired - Fee Related JP4391011B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 架設鋼材定着用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4391011B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001262513A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Nippon Steel Corp | スラブ付き複合合成鋼管桁材を備えた斜長橋およびその桁材の架設方法 |
CN100335728C (zh) * | 2006-03-30 | 2007-09-05 | 建研科技股份有限公司 | 钢筋锚固装置及其施工方法 |
KR101268375B1 (ko) * | 2010-12-22 | 2013-05-28 | 진승영 | 임시 결합재를 이용한 교량의 시공방법 |
CN103215894A (zh) * | 2013-04-26 | 2013-07-24 | 中铁第一勘察设计院集团有限公司 | 移动式临时预应力张拉锚块 |
CN103374883A (zh) * | 2012-04-13 | 2013-10-30 | 中铁十局集团第五工程有限公司 | 一种挂篮行走牵引装置 |
KR101393497B1 (ko) * | 2012-03-09 | 2014-05-13 | 이창남 | 계단형 강선정착블록 |
CN108677729A (zh) * | 2018-06-19 | 2018-10-19 | 中国铁路总公司 | 一种用于节段预制拼装梁的临时预应力装置 |
CN111779170A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-10-16 | 天津洪晟基业建材有限公司 | 一种密肋免支单元模板装置及安装方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103572701A (zh) * | 2013-10-08 | 2014-02-12 | 中铁十八局集团有限公司 | 扣锚体系组合式岩锚 |
KR101752224B1 (ko) * | 2014-06-16 | 2017-06-30 | 삼성물산 주식회사 | 폼 트레블러 및 이를 이용한 다단 긴장 방식으로 fcm 교량을 시공하는 방법 |
CN111706073B (zh) * | 2020-06-29 | 2022-02-22 | 天津洪晟基业建材有限公司 | 单向密肋模板以及安装方法 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000399969A patent/JP4391011B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001262513A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Nippon Steel Corp | スラブ付き複合合成鋼管桁材を備えた斜長橋およびその桁材の架設方法 |
CN100335728C (zh) * | 2006-03-30 | 2007-09-05 | 建研科技股份有限公司 | 钢筋锚固装置及其施工方法 |
KR101268375B1 (ko) * | 2010-12-22 | 2013-05-28 | 진승영 | 임시 결합재를 이용한 교량의 시공방법 |
KR101393497B1 (ko) * | 2012-03-09 | 2014-05-13 | 이창남 | 계단형 강선정착블록 |
CN103374883A (zh) * | 2012-04-13 | 2013-10-30 | 中铁十局集团第五工程有限公司 | 一种挂篮行走牵引装置 |
CN103374883B (zh) * | 2012-04-13 | 2016-05-25 | 中铁十局集团第五工程有限公司 | 一种挂篮行走牵引装置 |
CN103215894A (zh) * | 2013-04-26 | 2013-07-24 | 中铁第一勘察设计院集团有限公司 | 移动式临时预应力张拉锚块 |
CN108677729A (zh) * | 2018-06-19 | 2018-10-19 | 中国铁路总公司 | 一种用于节段预制拼装梁的临时预应力装置 |
CN111779170A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-10-16 | 天津洪晟基业建材有限公司 | 一种密肋免支单元模板装置及安装方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4391011B2 (ja) | 2009-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4649250B2 (ja) | 耐震補強用接合構造 | |
JP5306922B2 (ja) | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合装置及び鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合構造 | |
JP2002201612A (ja) | 架設鋼材定着用治具 | |
Aninthaneni et al. | Conceptual development: Low loss precast concrete frame building system with steel connections | |
JP2003184184A (ja) | 建物ユニットの接合構造および接合方法 | |
JP5189775B2 (ja) | 建物用制震装置、建物ユニット、建物用制震装置の設置方法、及び建物ユニットの設置方法 | |
KR101770988B1 (ko) | 구조물 내진 보강패널 및 이를 이용한 구조물 보수보강공법 | |
JP3924192B2 (ja) | 橋梁の上部工と下部工の連結構造及びその施工方法 | |
JPH111924A (ja) | 差し込み形式鋼管柱の建込み施工方法及び装置 | |
KR20040101919A (ko) | 콘크리트 구조물에 있어서의 프리캐스트 콘크리트 기둥과프리캐스트 보와의 접합방법 | |
JP5613466B2 (ja) | コンクリート壁取付構造 | |
JP2005188243A (ja) | 既存建物における梁・スラブの補強構造 | |
JP2019007134A (ja) | 既設フーチングの補強方法 | |
JP2007239270A (ja) | Pc箱桁橋 | |
KR101585072B1 (ko) | 교량 구조물의 보강구조체를 이용한 성능개선 및 내진보강 공법 | |
JPH0579017A (ja) | 複合橋脚 | |
KR100370177B1 (ko) | 거더의 외부강선 보강을 위한 압축형 단부브라켓 | |
JP2009293198A (ja) | 柱脚構造およびその施工方法 | |
KR200268160Y1 (ko) | 콘크리트 구조물 보강용 외부강선 정착장치 | |
JP2003064621A (ja) | 吊床版橋及び吊床版の補強方法 | |
KR102699574B1 (ko) | 교각 주두부 수평이동구조, 이를 이용한 교량시공방법 및 이에 의해 시공된 교량 | |
JP4767617B2 (ja) | 構造物の接合構造 | |
KR102337874B1 (ko) | 지진 피해를 입은 건축물에서 2차 피해를 막기 위한 h형강 기둥의 급속 보강 서포트 | |
JPH04371635A (ja) | 床スラブと柱の接合方法 | |
JP7195175B2 (ja) | アンカー設置フレーム、アンカー組立体及び梁施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070730 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090623 |
|
RD13 | Notification of appointment of power of sub attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433 Effective date: 20090805 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090817 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20090807 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090929 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091007 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4391011 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151016 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |