JP2002201599A - 表面に図柄、文字等を設けたパルプモールド製品の製造方法 - Google Patents

表面に図柄、文字等を設けたパルプモールド製品の製造方法

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JP2002201599A
JP2002201599A JP2000395966A JP2000395966A JP2002201599A JP 2002201599 A JP2002201599 A JP 2002201599A JP 2000395966 A JP2000395966 A JP 2000395966A JP 2000395966 A JP2000395966 A JP 2000395966A JP 2002201599 A JP2002201599 A JP 2002201599A
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buried
mold
work
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Yasunari Sugiyama
康成 杉山
Ki Chin
▲き▼ 陳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】図柄、文字等の付着性が優れ、製造コスト並び
に美観上優れており、かつ自然環境の保護に好ましいパ
ルプモールド製品を得ること。 【解決手段】本発明は、パルプモールドの製造工程で、
キャビティー3に設けられた網型2に、パルプを漉き上
げた後、得られた漉上体4を加熱プレスするパルプモー
ルド製品の製造方法において、前記網型2またはパルプ
漉上体4又は加熱プレス用型5に被埋設体1を固定した
後、オス型6で加熱プレスすることを特徴とする。パル
プモールド製品や被埋設体は微生物により容易に分解す
る性質を有する材料からなる。また被埋設体が、印刷物
又は形状物でああり、これらには少なくとも一部に多数
の均一または不均一の貫通孔を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルプモールド製
品に図柄、文字等を設けるパルプモールド製品の製造方
法に関し、更に詳しくは、本発明は、パルプモールド製
品の製造工程中に図柄、文字等を設けることにより付着
性に優れ、製造コスト並びに美観上優れたモールド製品
が得られ、かつ自然環境の保護に好ましいパルプモール
ド製品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙製の容器類において表面に図柄や文字
などを表示する場合には、容器として成形される以前の
シート状態の段階で、あらかじめ印刷などの方法で図柄
や文字を施し、その後に容器の形状に組み立てる方法が
一般的に行われている。一方、パルプモールド製品の製
造においては、製品形状をした網型でパルプを漉き上げ
た後、加熱プレスすることにより成形を行うため、出発
材料として、途中にシート状態を経ることがない。した
がって、このようなパルプモールド製品の表面に図柄や
文字などを設ける場合には、製品を成型し、得られた表
面にスクリーン印刷などの方法を用いて直接印刷を施す
か、あるいは、あらかじめ印刷されたシールを製品に貼
りつける等により表示を施す方法がとられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如くパルプモールド製品の成型後に印刷する場合には、
立体物である容器等に印刷することになるので、シート
状のものに印刷する場合に比べて非常に手間がかかる。
印刷のためには、製品を所定の位置に固定する必要があ
り、個々の製品の形状に合わせて適当な治具を作る必要
がある。しかも、印刷機もシート状のものに印刷する場
合と異なり特殊なものとなるため、平面状のものと比べ
て著しく生産性が低く、しかも非常にコストがかかると
いう問題がある。更にカラー印刷においては、各色の版
の位置決めに精度を要する反面、デスポーザブル的に使
用される製品であるため、そのサイズの精度が十分に高
くないパルプモールド製品においてはいっそう困難であ
る。しかも、パルプモールド製品が、食品容器などの衛
生上の管理を厳しく行わなければならない用途に用いら
れる場合には、なおさら、その管理費用がコスト増の原
因となるという問題がある。
【0004】パルプモールド製品の成型後にシールを貼
る方法においては、まず、シールは容器表面に貼着する
ため印刷と比較して美観上の問題があり、また、剥がれ
やすいため、信頼感やブランド感などにも問題がある。
また、成型後にシールを貼るため、パルプモールドの成
形工場で成形された製品を他の場所へ輸送し、そこでシ
ールを貼るような場合には、それぞれの場所が異なるの
で、輸送コストがかかり、また、輸送に際し梱包した製
品を再び開封してシート乃至ラベルを貼る必要があるな
ど、非常に効率が悪い。しかも、印刷の場合と同様に、
パルプモールド製品が食品容器などの衛生上の管理を厳
しく行わなければならない用途に用いられる場合には、
その管理費用がコスト増の原因となるという問題が多々
ある。更に自然環境の保護の観点からも好ましい製品の
開発が望まれている。
【0005】そこで、本発明者等は、上記の問題点につ
き、種々検討した結果、図柄や文字等をパルプモールド
製品の製造工程中に設けることにより、製品コストを軽
減し、かつ美観上も優れたパルプモールド製品を得るこ
とができることを見出した。したがって、本発明が解決
しようとする課題は、製品に設けられた図柄、文字等の
付着性が優れ、製造コスト並びに美観上優れたモールド
製品が得られ、かつ自然環境の保護に好ましいパルプモ
ールド製品を得ることができるパルプモールド製品の製
造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、以
下の各発明によってそれぞれ達成される。
【0007】(1)パルプモールドの製造工程で、キャ
ビティーに設けられた網型に、パルプを漉き上げた後、
得られた漉上体を加熱プレスするパルプモールド製品の
製造方法において、前記網型またはパルプ漉上体又は加
熱プレス用型に被埋設体を固定した後、加熱プレスする
ことを特徴とするパルプモールド製品の製造方法。 (2)パルプモールド製品が微生物により容易に分解す
る性質を有することを特徴とする前記(1)に記載のパ
ルプモールド製品の製造方法。 (3)被埋設体が、印刷物であることを特徴とする前記
(1)または(2)に記載のパルプモールド製品の製造
方法。 (4)被埋設体が、形状物であることを特徴とする前記
(1)または(2)に記載のパルプモールド製品の製造
方法。 (5)被埋設体表面の少なくとも一部に多数の均一また
は不均一の貫通孔を有することを特徴とする前記(1)
乃至(4)のいずれかに記載のパルプモールド製品の製
造方法。 (6)被埋設体が、微生物により容易に分解する材料か
らなることを特徴とする前記(1)乃至(5)のいずれ
かに記載のパルプモールド製品の製造方法。
【0008】上記(1)に記載の発明であるパルプモー
ルド製品の製造方法は、パルプモールドの製造工程で、
キャビティーに設けられた網型に、パルプを漉き上げた
後、得られた漉上体を加熱プレスするパルプモールド製
品の製造方法において、前記網型またはパルプ漉上体又
は加熱プレス用型に被埋設体を固定した後、加熱プレス
することにより、該製品に設けられた図柄、文字等の被
埋設体の付着性が優れ、製造コスト並びに美観上優れた
モールド製品を得ることができる。また前記(2)に記
載の発明又は前記(6)に記載の発明は、それぞれパル
プモールド製品が微生物により容易に分解する性質を有
することにより、使用後、短期間で分解するので、自然
環境の保護という点からも好ましい。
【0009】前記(3)に記載の発明は、上記の被埋設
体が、印刷物であることにより、パルプモールド製品の
表面に図柄、文字等を直接印刷するのに比べて容易であ
り、付着性にも優れており、美観上好ましい。特に製品
の内面にも容易に設けられる。前記(4)に記載の発明
は、被埋設体が、形状物であることにより、パルプモー
ルド製品の表面に埋設して設けることができ、パルプモ
ールド製品と一体的に得られるので、美観上極めて優れ
ている。更に前記(5)に記載の発明は、被埋設体表面
の少なくとも一部に多数の均一または不均一の貫通孔を
有することにより成形が被埋設体と共に一体的に良好に
行えるという優れた効果を奏するものである。
【0010】
【発明の実施形態】以下に、本発明のパルプモールドの
製造工程を詳しく説明しながら、工程のどの部分で発明
が実施されるかを述べる。本発明のパルプモールドの製
法は、まず製品の形状をした網型(1次型)でパルプを
漉き上げてパルプ漉上体(以後、パルプ漉上体をワーク
と呼ぶ)を形成し、その後、高温に熱せられた2次型で
加熱プレスするものである。本発明は、前期パルプモー
ルドの製造工程において、前記網型またはワーク又は加
熱プレス用型に被埋設体を固定した後、加熱プレスする
ことを特徴とするパルプモールド製品の製造方法であ
る。また、前記パルプモールドの製造方法において、例
えば紙力増強剤を十分に少なくすることにより、出来あ
がったパルプモールド製品に、微生物により容易に分解
する、所謂、自然分解性を付与するパルプモールド製品
の製造方法である。
【0011】また、前記被埋設体として、主に印刷物、
あるいは形状物を用いたパルプモールド製品の製造方法
である。更に前記被埋設体表面の少なくとも一部に多数
の均一または不均一の貫通孔を有することを特徴とする
パルプモールド製品の製造方法である。更には、前記被
埋設体が、微生物により容易に分解する材料からなるこ
とを特徴とするパルプモールド製品の製造方法である。
【0012】本発明の実施形態は、大きく分けて、パル
プモールドの製造工程中、以下の4つの異なる時点にお
いて実施される。
【0013】(A)パルプを漉き上げる網型(1次型)
の所定の位置に、あらかじめ「被埋設体」を設置し、そ
の後、パルプを漉き上げ、加熱プレスする方法。 (B)1次型でパルプを漉き上げた後、2次型で加熱プ
レスを施す前に、漉き上げられたパルプ即ちワークの表
面、あるいは2次型に、例えば印刷された紙などの「被
埋設体」を設置し、その後、加熱プレスする方法。 (C)パルプを漉き上げた後、ワークを漉き網型より取
り外し、ワークに被埋設体を固定してから加熱プレスす
る方法。 (D)2次型に被埋設体を固定した後、ワークを設置
し、加熱プレスする方法 ここで、加熱プレスとは、2次型において、メス型とオ
ス型の組合せからなるプレス方法であり、これらのいず
れかまたは両方が加熱されていてもよい。
【0014】以下に、(A),(B),(C)及び
(D)について詳細に述べる。(A)の方法において、
(i)図1に示されるように、水抜きのための穴の開い
たキャビティー3に漉き網型(1次型)2をセットし、
この漉き網型2の所定の位置に、被埋設体1を設置し、
キャビティー3の裏側より真空吸引する。この際の漉き
網型2への被埋設体1の固定方法としては、以下のよう
な方法が挙げられる。まず、漉き網型2の裏側からは図
1に示されるようにパルプを真空吸引できるので、その
陰圧により被埋設体1を漉き網型2に固定することが可
能である。その際、被埋設体1の固定を目的とするの
で、パルプを漉き上げる場合に比較し、被埋設体1が吸
いつく程度に吸引の圧力を弱くすることが好ましい。
【0015】また、漉き網型2へ被埋設体1を固定する
他の方法としては、該被埋設体1の網型に接触する面
(被埋設体1の裏面)に接着剤もしくは貼着剤、あるい
は感圧剤等を施す方法が挙げられる。いずれの方法にお
いても、網型への被埋設体1の固定は一時的なものであ
るから、成形後、被埋設体1はワーク4の側に埋設され
なければならないので、固定強度は十分に弱いことが望
ましい。また、それらの接着剤、貼着剤、感圧剤として
は、塗布面が成形後にパルプモールド製品の表面に露出
するため、成形後には固定効果がなくなるものが望まし
い。例えば、接着剤として熱硬化性あるいは乾燥により
硬化する性質のものを用いれば、加熱プレスにより硬化
し、成形後には表面の接着性をなくすことができる。ま
た固定方法における物理的手段としては、漉き網型2の
網に引っかかるような鉤状の構造によって固定すること
も可能である。
【0016】(ii)ついで、図1に示されるように真空
吸引しながら、キャビティー3上に設置した漉き網型2
に所定量のパルプを導入すると、水分はキャビティーの
下に吸い込まれ、該網型2に被埋設体1および漉き上げ
られたワーク4が残る。この際、被埋設体1によりパル
プの水分の逃げ道が塞がれないように、パルプの水分が
抜けるものを用いることが必要である。もし水分の通り
道が塞がれると、その部分ではパルプの水分が抜けず、
十分うまく漉き上げられなくなる。そこで、被埋設体1
として、図9に示されるように、被埋設体1には、水分
が通過し得る貫通孔7を設ける。特に表面被覆率の大き
なものを用いる場合には、適当な大きさの貫通孔7を設
け、水分を逃すような工夫をする必要がある。この際、
被埋設体1に設けた貫通孔7が、被埋設体1の意匠性に
悪影響を及ぼさないように気をつける必要がある。しか
し、被埋設体1として網状のもの、あるいは輪郭部のみ
から形成される図柄のように水を良く通し、表面被覆率
の十分小さいものを用いた場合には、特に水抜き用の孔
を設ける必要はないことはいうまでもない。
【0017】また、被埋設体1のパルプ側の面には、加
熱プレス後、被埋設体1とワーク4が接着されるよう
に、一般的には接着剤あるいは貼着剤などを塗布する必
要がある。その際、接着剤や貼着剤としては、加熱プレ
ス後、パルプと良好な固着が得られるものを用いる必要
がある。加熱プレス前のワーク4は水分を含んでいるの
で、エマルジョンタイプなど、親水性の接着剤、貼着剤
が望ましいがそれに限られるものではない。ここでは被
埋設体1として、パルプを漉き上げる際に、パルプとの
物理的な絡み合いを利用して固定する方法もある。例え
ば、被埋設体1が表面の毛羽立った繊維で出来ている場
合、導入されたパルプと被埋設体1の表面が絡み合い、
ワーク4に固定されることになる。
【0018】(iii)図2に示されるように、漉き取ら
れたパルプの繊維即ちワーク4を、漉き網型2ごと加熱
プレス用の2次型のメス型5に移し、高温(100℃〜
200℃の温度範囲の、所望の温度)に熱せられたオス
型6で、メス型5にセットされたワーク4をプレスし、
同時に加熱することにより成形する。この際、ワーク4
の水分は加熱されるため、気化して蒸気となり、急激に
膨張する。従って、メス型5にはこの蒸気を逃がすため
の孔が設けられているが、被埋設体1がこの蒸気の通り
道を塞がないように気をつける必要がある。ただし、通
常は、被埋設体1は網型2による漉上げの際に、水が抜
けるような構造のものを用いているので、そこから蒸気
が抜けることになる。
【0019】(iv)被埋設体1の片面はワーク4の表面
に露出した状態で、かつ他面はワーク4の中に埋めこま
れ、一体化する。漉き網型2に接したワーク表面と被埋
設体1のいずれの表面にも、漉き網型2の跡が模様とし
て残る場合には、被埋設体1はワーク4に対し、より一
体感のある状態で埋め込まれることになり美観上極めて
好ましい。
【0020】B.パルプを漉き上げた後、加熱プレスを
施す前に、漉き上げられたパルプの表面に、「被埋設
体」を設置し、その後、加熱プレスする方法。
【0021】(i)図3に示されるように、製品形状に
近い形の、穴の開いたキャビティー3に漉き網型2をセ
ットし、キャビティー3の裏側より真空吸引しながらキ
ャビティー3上に所定量のパルプを導入すると、水分は
キャビティー3の下に吸い込まれ、漉き網型2に繊維が
漉き取られ、ワーク4が形成される。
【0022】(ii)ついで図4に示されるように、キャ
ビティー3から漉き網型2を取り外し、漉き網型2の内
側に形成されたワークの内面、即ちワーク4の、網型と
は反対側の面の所定の位置に、被埋設体1を設置する。
この際、被埋設体1のパルプ側の面には、加熱プレス
後、被埋設体1とワーク4が接着されるように、一般的
には接着剤あるいは貼着剤などを塗布する必要がある。
その際、接着剤や貼着剤としては、加熱プレス後、パル
プと良好な固着が得られるものを用いる必要がある。加
熱プレス前のワーク4は水分を含んでいるので、エマル
ジョンタイプなど、親水性の接着剤、貼着剤が望ましい
がそれに限定されるものではない。また被埋設体1とし
て、パルプを漉き上げる際に、パルプとの物理的な絡み
合いを利用して固定する方法もある。例えば、被埋設体
1が表面の毛羽立った繊維で出来ている場合、導入され
たパルプと被埋設体1の表面が絡み合い、ワークに固定
されることになる。更に別の一次固定手段としては、被
埋設体1を設置した後、再び、真空吸引することによ
り、被埋設体1は吸引されてワークに強く押し付けら
れ、しっかりと固定される方法もある。
【0023】(iii)図5に示されるように、被埋設体
1を固定した後、ワーク4を網型2ごと加熱プレス用の
メス型5に移す。(iv)高温(100℃〜200℃の温
度範囲の所望の温度)に熱せられたオス型6で、メス型
5にセットされたワーク4をプレスし、同時に加熱する
ことにより成形する。(v)得られたパルプモールド製
品は、ワーク4の表面に露出した状態で被埋設体1は、
ワーク4の中に埋めこまれ、ワーク4と一体化されて美
観上極めて優れた製品が得られる。
【0024】(C)パルプを漉き上げた後、ワークを漉
き網型より取り外し、ワークに被埋設体を固定してから
加熱プレスする方法。
【0025】(i)図3に示されるように、製品形状に
近い形状の、穴の開いたキャビティー3に固定された漉
き網型2に、キャビティー3の裏側より真空吸引しなが
ら、該網型2に所定量のパルプを導入すると、水分はキ
ャビティー3の下に吸い込まれ、網型2にパルプ繊維が
漉き取られてワーク4が形成される。
【0026】(ii)図6に示されるように、ワーク4を
網型2から取り外し、該ワーク4を形状保持用治具8に
被せて固定する。この際、ワーク4を前記治具8に設置
する前に、ワーク4を予備乾燥することが好ましい。つ
いで、このワーク4の表面に被埋設体1を固定する。被
埋設体1とワーク4との接触面には、加熱プレス後、こ
れらが接着されるように、一般的には接着剤あるいは貼
着剤など塗布することが必要であるが、その際、接着剤
や貼着剤としては、加熱プレス後、ワーク4の表面と良
好な固着が得られるものを用いる必要がある。加熱プレ
ス前のワーク4は水分を含んでいるので、エマルジョン
タイプなど、親水性の接着剤、貼着剤が望ましいがそれ
に限られるものではない。また被埋設体1としては、パ
ルプを漉き上げる際に、パルプとの物理的な絡み合いを
利用して固定する方法もある。例えば、被埋設体1が表
面の毛羽立った繊維で出来ている場合、導入されたパル
プと被埋設体1の表面が絡み合い、ワーク4に固定され
る。
【0027】(iii)被埋設体1が設けられたワーク4
を治具8から取り外し、該ワーク4を2次型のメス型5
に設置する。
【0028】(iv)図8に示されるように、2次型のメ
ス型5に設置されたワーク4をオス型6によりプレス
し、同時に加熱することにより成形する。この際、ワー
ク4の水分は加熱され、2次型のオス型6あるいはメス
型5に設けられた蒸気抜き孔(図示されていない)より
蒸気となって2次型の外に逃がされる。ここで、被埋設
体1がその蒸気孔を塞ぐと、加熱により気化し、急激に
膨張した蒸気が逃げ場を失い、被埋設体1およびワーク
4に損傷を与える可能性がある。従って、蒸気孔が設け
られた2次型(オス型6かメス型5)に被埋設体1が設
置される場合には、被埋設体1に蒸気抜きの孔を設ける
必要がある。この場合、被埋設体1に設けた孔7(図9
参照)が、印刷に悪影響を及ぼさないように気をつける
必要がある。本発明に用いられる被埋設体1として、例
えば和紙のように蒸気が通り抜けられるような素材を用
いた場合には、特に蒸気抜きのための孔を設ける必要は
ない。本発明においては、(iii)の如く被埋設体1を
ワーク4に設ける代わりに、2次型のメス型5に直接被
埋設体1を固着し(図7参照)、ついで、ワーク4をメ
ス型5にはめ込み、オス型6により加熱プレスする。ま
た、ワーク4にオス型6を挿入した後、これをメス型5
との間で加熱プレスしてもよい。この際、ワーク4を2
次型に設置する前に、ワーク4の予備乾燥を行う場合の
が好ましい。
【0029】(v)本発明のパルプモールド製品は、被
埋設体1は該表面をワーク4の表面に露出した状態で、
ワークの中に埋めこまれ、一体化する。ワーク4の表面
に、網型2の模様が残る場合には、被埋設体1にも、網
型2の模様が残り、被埋設体1はワーク4に、さらに一
体感のある状態で埋め込まれることを意味する。なお、
ここで、網型2の模様が残るとは、網型2と一緒に加熱
プレスするか又はメス型5の表面に網型等の模様を設け
た場合に得られる模様をいう。
【0030】(D)2次型に被埋設体を固定した後、ワ
ークを設置し、加熱プレスする方法
【0031】(i)図3に示されるように、製品形状に
近い形状の、孔の開いたキャビティー3に固定された漉
き網型2に、キャビティー3の裏側より真空吸引しなが
ら、該網型2に所定量のパルプを導入すると、水分はキ
ャビティー3の下に吸い込まれ、網型2にパルプ繊維が
漉き取られてワーク4が形成される。
【0032】(ii)本発明において、2次型のオス型、
あるいはメス型(図7参照)、あるいはその両方の所定
の位置に被埋設体1を設置する。被埋設体1を2次型の
所定の場所に固定するためには、例えば、被埋設体1の
2次型に接触する面又は被埋設体面に接着剤もしくは貼
着剤、あるいは感圧剤を施す。いずれの方法において
も、漉き網型2への固定は一時的なもので、成形後、被
埋設体1は漉き取られた繊維の側、即ちワーク4に埋設
されると共に、漉き網殻2からは分離するので、固定強
度は十分に弱いことが望ましい。また、それらの接着
剤、貼着剤、感圧剤としては、塗布面が成形後にパルプ
モールド製品の表面に露出する場合には、成形後には露
出表面は固定効果がなくなるものが望ましい。例えば、
接着剤として熱硬化性あるいは乾燥により硬化する性質
のものを用いれば、加熱プレスにより硬化し、成形後に
は表面の接着性乃至粘着性をなくすことができる。被埋
設体1を2次型の所定の場所に固定するために、真空吸
着を利用することも可能である。2次型には、加熱プレ
スの際に発生する蒸気を逃がすために、多数の孔が網目
状に設けられている。従って、2次型の外側から真空吸
引することにより、2次型の内側に陰圧が生じ、被埋設
体1を吸引固定することが可能となる。
【0033】上記の実施の形態において、パルプモール
ド製品として微生物により容易に分解する性質を有する
ものを用いることも可能である。パルプモールド製品に
おいては、製造工程において紙力増強剤を十分に減らす
ことにより、微生物により容易に分解する、所謂、自然
分解性を有する場合がある。このようなパルプモールド
製品においては、堆肥化装置を用いた場合、24時間以
内と非常に短時間に分解させることも可能であり、土中
に埋設した場合にも、1〜6ヶ月を目処に形状分解し堆
肥化する。このようなパルプモールド製品を用いること
は、ごみ問題の解決と自然環境保全に有効である。ここ
で、紙力増強剤のパルプへの添加量は、微生物の分解性
との関係で、適宜試験により最適量を決めることができ
る。
【0034】上記の実施の形態において、被埋設体1と
しては、主に印刷物、形状物などが用いられる。印刷物
としては、紙、布、不織布、プラスチック、金属などの
基材に図柄や文字等を印刷したものが用いられる。ま
た、印刷物として金属を用いた場合には、特に箔が望ま
しく、例えば金箔、銀箔、アルミ箔等が挙げられる。印
刷内容としては、文字、図柄、写真などが一般的である
が、バーコードなどの機能情報を印刷することも可能で
あることはいうまでもない。
【0035】本発明に用いられる形状物としては、材質
は紙、植物(例えば、木の葉等)、プラスチックス、金
属(例えば金箔、銀箔、アルミ箔等)、布、蓄光物、蛍
光物などが挙げられ、これらの表面に図柄、文字を有し
ていてもよい。あるいは、形状物として、加熱プレスに
より溶融し、ワークに浸透することで着色を施し、模様
など描くもの、加熱プレスにより軟化し、その後冷却す
ることによってワークに固着するもの、あるいは化学反
応によりワークに固着するようなものを用いることも可
能である。以上は一例であり、被埋設体1として用いる
ことができるものは、上記のものに限られるものではな
い。
【0036】被埋設体1としては、更にパルプモールド
製品と同様に、微生物により分解する性質を持ったもの
を用いることができる。パルプモールド製品は、その製
造方法により、土中の微生物の働きにより形状分解し堆
肥化する、所謂、自然分解性を有する場合がある。その
場合には、微生物により分解しやすい性質の被埋設体1
を用いることにより、被埋設体1を埋設した後も、前記
パルプモールド製品の自然分解性を損なうことがない。
微生物により分解しやすい被埋設体1としては、生分解
性プラスチック、でんぷん性形状物、タンパク質性形状
物、あるいは、自然分解性のパルプモールド自体などが
挙げられる。以上はもちろん一例であり、微生物により
分解しやすい被埋設体1として用いることができるもの
は、上記のものに限られるものではない。
【0037】〔発明の作用〕本発明のパルプモールド製
品の製造方法により、被埋設体として印刷を施された紙
を用いた場合、パルプモールド製品の表面に、印刷され
た紙が埋め込まれるので、シート上の紙に印刷した場合
と同等の品質の図柄や文字をパルプモールド製品の表面
に表示することができる。また、「被埋設体」はパルプモ
ールド製品と一体化するので、製品が出来上がってから
シールを貼る場合と比べ、印刷並みの信頼感とブランド
感を持たせることができる。さらに、上記の発明の実施
形態の(A)および(B)のように、網型の模様が被埋
設体にも着く場合には、被埋設体の表面にも、パルプモ
ールド製品との一体感を増す独自の風合いを付与するこ
とが可能となる。
【0038】また、被埋設体として、印刷を施された紙
以外のものを用いる場合には、パルプモールドの表面に
印刷とはまったく異なる風合いの意匠を容易に、低コス
トで施すことができる。例えば印刷インクの代りとして
木の葉を用いて、紙製品の表面に意匠を施す場合には、
一般的には紙の表面に木の葉を接着する以外に方法がな
いが、紙との一体感がなく、取ってつけたような不自然
さが残る。一方、本発明の方法において、木の葉を被埋
設体とし用いた場合、木の葉はパルプモールド製品と一
体化し、工業製品として非常に完成度の高いものとな
る。しかも、通常のパルプモールドの製造工程に大きな
変更を加える必要がないため、非常に低コストで意匠を
施すことが可能となる。また、パルプモールド製品が自
然分解性を持つ場合、被埋設体として、微生物により分
解しやすい性質の物を用いた場合には、被埋設体を埋め
込んだ後も、製品の自然分解性を損う事がないため、被
埋設体ごと堆肥化装置で堆肥化することが可能であり、
自然環境保全の観点から好ましい。
【0039】
【実施例】以下に、本発明について実施例を挙げて更に
詳しく説明するが、本発明は、これらの例によって限定
されるものではない。
【0040】〔実施例1〕ここでは、(D)のパルプモ
ールド製品の製造方法について、説明する。被埋設体と
しては、印刷を施された紙を用い、パルプモールド製品
としてはカップ型のものを形成する。
【0041】 図3に示されるように、孔の開いたキ
ャビティー(孔は図示されていない)3に固定されたカ
ップ型の漉き網型2に、キャビティー3の裏側より真空
吸引しながら、該網型2に所定量のパルプを導入する
と、水分はキャビティー3の周囲から下に吸い込まれ、
網型2にワーク4が漉き取られる。
【0042】 ついで、図7に示されるように、蒸気
を抜くための孔(図示されていない)が設けられた2次
型のメス型5に、被埋設体である印刷を施された紙1
を、印刷面がメス型5側になるように設置する。印刷を
施された紙1には、あらかじめ印刷面の裏側にエマルジ
ョンタイプの接着剤を塗布し、接着剤の乾燥後、図9の
ように200μmφ程度の孔7を一面に開けておく。た
だし、この孔の大きさと数、位置は、印刷による意匠に
悪影響を及ぼさず、しかも、十分蒸気を逃すことが可能
なように定める。また、紙に塗布された接着剤で孔7が
塞がれないように、この孔7は接着剤を塗布してから開
けた。
【0043】 ワーク4を網型2から取り外し、図8
に示されるように、あらかじめ印刷された紙1が設置さ
れた2次型のメス型5に設置し、オス型6(2次型)に
よりワーク4をプレスし、同時に加熱することにより成
型する。この結果、印刷を施された紙1は、図8に拡大
図を示すように、印刷面とワークの表面を同一面とし
て、紙はその厚さ分だけワーク4の中に埋めこまれ、ワ
ーク4と一体化する。
【0044】〔実施例2〕本実施例においては、パルプ
モールド製品として微生物により容易に分解する性質、
所謂、自然分解性を有するものを用いた場合について、
実例を挙げて詳しく説明する。
【0045】 自然分解性のパルプモールド製品の製
造方法は、実施例1の方法に準じ、パルプモールド製品
のパルプの原料としては、非木材である葦、バガス(サ
トウキビの絞り粕)および竹をブレンドして用いた。ま
た、被埋設体1としては、水により速やかに離解する、
所謂、完全離解紙に印刷を施したものを用いた。
【0046】 以上の方法で作製された自然分解性の
パルプモールド製品を土中に埋めて、土壌菌の働きによ
り形状が分解していく様子を観察した。比較の為に、古
紙を原料にしてパルプモールド製法で作製された植木鉢
も同時に土中に埋めて観察した。
【0047】 以上のサンプルを土中に埋めて、6ヶ
月後に掘り返してみたところ、自然分解性のパルプモー
ルド製品は、被埋設体の部分を含め、形状が完全に分解
し堆肥化していることが観察された。一方、古紙で作製
したパルプモールド製品は、まだ、原型をとどめてい
た。
【0048】〔実施例3〕ここでは、(C)のパルプモ
ールド製品の製造方法について、ワークの外周に被埋設
体を設ける実施例を挙げ詳しく説明する。被埋設体1と
しては、形状物である木の葉を用い、パルプモールド製
品としてはカップ型のものを用いた。
【0049】 図3に示されるように、孔の開いたキ
ャビティー3(孔は図示されていない)に固定されたカ
ップ型の網型2に、キャビティー3の裏側より真空吸引
しながら、網型2に所定量のパルプを導入すると、水分
はキャビティーの周囲から下に吸い込まれ、網型2にワ
ーク4が漉き取られる。
【0050】 前記網型2からワーク4を取りはず
し、図6に示されるように、治具8にワーク4を固定
し、ワーク4の外側表面に被埋設体である木の葉1を接
着する。木の葉1には、あらかじめ印刷面の裏側にエマ
ルジョンタイプの接着剤を塗布し、接着剤の乾燥後、2
00μmφ程度の蒸気抜き孔を一面に開けておく。ワー
ク4を治具より取り外し、2次型に設置し、加熱プレス
することにより成型する。この結果、木の葉1は、図1
0に示されるようにワーク4の中に埋めこまれ、ワーク
4と一体化する。
【0051】〔実施例4〕ここでは、(A)のパルプモ
ールド製品の製造方法について、説明する。被埋設体と
しては、印刷を施された紙を用い、パルプモールド製品
としてはカップ型のものを形成する。
【0052】 図1に示されるように、孔の開いたキ
ャビティー(孔は図示されていない)3に固定されたカ
ップ型の漉き網型2に、キャビティー3の裏側より真空
吸引(吸引圧力をワーク形成時より弱い圧力で行う)し
ながら、被埋設体である印刷ラベル1を設け、この吸引
力により印刷ラベル1を保持する。印刷ラベル1は、ワ
ーク形成時に水分が抜けるように和紙を用いた。つい
で、該網型2に所定量のパルプを導入すると、水分はキ
ャビティー3の周囲から下に吸い込まれ、網型2にワー
ク4が漉き取られる。
【0053】 上記で得られたワーク4を強度及び形
状を整えるための成形を行う。図2に示されるように、
ワーク4を有する網型2を共に、蒸気を抜くための孔
(図示されていない)が設けられた2次型のメス型5
に、設置し、オス型6により160℃で加熱プレスし
た。得られたパルプモールド製品は、印刷ラベル1は、
印刷面とワーク4の表面を同一面として、紙はその厚さ
分だけワーク4の中に埋めこまれ、ワーク4と印刷ラベ
ルが一体的に付着し、かつ両者とも網目がつき一体感に
よる美観上優れた製品が容易にできた。なお、この例で
は、印刷ラベル1を網型に固着する際、固着手段とし
て、吸引により圧力を用いたが、これにかえて接着剤又
は貼着剤を用いても同様に優れたパルプモールド製品が
得られた。
【0054】
【発明の効果】本発明のパルプモールド製品の製造方法
では、請求項1に記載の発明であるパルプモールド製品
の製造方法は、パルプモールドの製造工程で、キャビテ
ィーに設けられた網型に、パルプを漉き上げた後、得ら
れた漉上体を加熱プレスするパルプモールド製品の製造
方法において、前記網型またはパルプ漉上体に被埋設体
を固定した後、加熱プレスすることにより、該製品に設
けられた図柄、文字等の被埋設体の付着性が優れ、製造
コスト並びに美観上優れたモールド製品を得ることがで
きる。また請求項2に記載の発明又は請求項6に記載の
発明は、それぞれパルプモールド製品が微生物により容
易に分解する性質を有することにより、使用後、短期間
で分解するので、自然環境の保護という点からも好まし
い。
【0055】請求項3に記載の発明は、上記の被埋設体
が、印刷物であることにより、パルプモールド製品の表
面に図柄、文字等を直接印刷するのに比べて容易であ
り、付着性にも優れており、美観上好ましい。特に製品
の内面にも容易に設けられる。請求項4に記載の発明
は、被埋設体が、形状物であることにより、パルプモー
ルド製品の表面に埋設して設けることができ、パルプモ
ールド製品と一体的に得られるので、美観上極めて優れ
ている。更に請求項5に記載の発明は、被埋設体表面の
少なくとも一部に多数の均一または不均一の貫通孔を有
することにより成形が被埋設体と共に一体的に良好に行
えるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパルプモールド製品の製造方法を示す
断面図である。
【図2】本発明において、加熱プレスしたところを示す
断面図である。
【図3】図2と同様に真空吸引する状態を示す断面図で
ある。
【図4】ワークに被埋設体を固着したところを示す断面
図である。
【図5】図3と同様に加熱プレスしたところの一部拡大
図を示す断面図である。
【図6】形状保持用治具に固定したワークを示す断面図
である。
【図7】メス型に被埋設体を固定したところを示す断面
図である。
【図8】図6と同様に加熱プレスしたところの一部拡大
図を示す断面図である。
【図9】被埋設体の実施の形態をを示す平面図である。
【図10】本発明のパルプモールド製品を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 被埋設体 5 メス型 2 漉き網型 6 オス型 3 キャビティー 7 蒸気抜孔 4 ワーク 8 形状保持用
治具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルプモールドの製造工程で、キャビティ
    ーに設けられた網型に、パルプを漉き上げた後、得られ
    た漉上体を加熱プレスするパルプモールド製品の製造方
    法において、前記網型またはパルプ漉上体又は加熱プレ
    ス用型に被埋設体を固定した後、加熱プレスすることを
    特徴とするパルプモールド製品の製造方法。
  2. 【請求項2】パルプモールド製品が微生物により容易に
    分解する性質を有することを特徴とする請求項1に記載
    のパルプモールド製品の製造方法。
  3. 【請求項3】被埋設体が、印刷物であることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のパルプモールド製品の製造
    方法。
  4. 【請求項4】被埋設体が、形状物であることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のパルプモールド製品の製造
    方法。
  5. 【請求項5】被埋設体表面の少なくとも一部に多数の均
    一または不均一の貫通孔を有することを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれかに記載のパルプモールド製
    品の製造方法。
  6. 【請求項6】被埋設体が、微生物により容易に分解する
    材料からなることを特徴とする請求項1乃至請求項5の
    いずれかに記載のパルプモールド製品の製造方法。
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