JP2002201535A - 繊維束から紡績された糸を製造する方法及び装置 - Google Patents

繊維束から紡績された糸を製造する方法及び装置

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JP2002201535A
JP2002201535A JP2001392747A JP2001392747A JP2002201535A JP 2002201535 A JP2002201535 A JP 2002201535A JP 2001392747 A JP2001392747 A JP 2001392747A JP 2001392747 A JP2001392747 A JP 2001392747A JP 2002201535 A JP2002201535 A JP 2002201535A
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fiber
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Peter Anderegg
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Maschinenfabrik Rieter AG
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
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    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H4/00Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques
    • D01H4/02Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques imparting twist by a fluid, e.g. air vortex

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維束から紡績された糸を製造する装置であ
って、繊維が1つ若しくは複数のノズル21を備えたノ
ズルブロック20内で回転する空気流によって負荷され
て、これによってスピンドル32の糸通路の入口開口内
で回転されて糸を形成するようになっており、この場
合、繊維がノズルブロックに向けて個別の各繊維束の繊
維の案内のための各繊維搬送通路14,15によって繊
維引き渡し箇所とスピンドル入口開口との間の所定の構
成手段を介して搬送されるようになっている形式のもの
において、最適な数の繊維と最適な巻き付け長さとが得
られるようにコア繊維と外周繊維とを維持する。 【解決手段】 通路14が通路15の中心の搬送長さ2
4.14よりも長い中心の搬送長さ24.13を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1及び請求
項6の上位概念に記載の形式の、繊維束から紡績された
糸を製造する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記形式の装置は、ドイツ連邦共和国特
許第4431761C2号明細書(米国特許第5528
895号明細書)により公知であり、図1及び図1aで
示してある。この場合、繊維が繊維案内通路13の繊維
案内面4bに沿って端部縁部4cを越えていわゆるニー
ドル5をめぐっていわゆるスピンドル6の糸通路7内へ
導かれ、繊維の後側の部分がノズル3からの渦流によっ
て繊維の既に繊維通路内に位置する前側の部分を起点と
して回転(旋回)させられ、これによって糸が形成され
る。ニードルの先端が糸通路7の入口開口6cの近傍若
しくは入口開口内に位置していて、いわゆる仮の糸コア
として役立ち、繊維案内通路内での繊維の過度な撚りを
防止して、糸形成を妨げないようにしている。
【0003】図1bには、ドイツ連邦共和国特許第44
31761C2号明細書に記載の手段と比較して、ドイ
ツ連邦共和国特許第4131059C2号明細書(米国
特許第5211001号明細書)の公知技術が示してあ
り、この場合には繊維は、図1aに示すようにニードル
の周囲を一貫して導かれるのではなく、ニードルの両側
を糸通路の入口開口に向けて案内されており、これによ
って繊維の結合が妨げられ、紡績された糸の強度が減少
することになる。
【0004】図1cには図1の構造の改善を示してお
り、この場合、繊維案内面がらせん状に形成されてお
り、繊維が糸案内面の経路に沿って締め付け間隙Xから
らせん状の繊維案内面の端部e5まで同じくらせん状に
案内され、さらに図1の繊維案内ピンに類似の繊維案内
ピンの周囲にらせん状に巻かれ、次いで繊維が回転する
空気流によって捉えて回転されて、糸Yを形成する。繊
維f11の自由端部が回転する空気流によって捉えられ
て、スピンドル6の開口部分の周囲に曲げられ、既に繊
維経路の中央に位置して繊維束内に結合された端部の周
囲に巻き付けられ、これによって糸が形成される。図1
cはドイツ連邦共和国特許出願公開第19603291
A号明細書(米国特許第5647197号明細書)に基
づくものであり、構成部分には同じ符号が付けてあり、
該明細書の対応する説明が参照され、従って本明細書で
は該構成部分の説明を省略する。もっぱら図1のスピン
ドル6、糸通路7及び排気中空室8がここで採用されて
おり、図1乃至図1bのニードルと類似の機能を有する
部材e2はそのままにされている。
【0005】前述の図面から明らかなように、公知技術
の目的はスピンドルから後へ締め付け点Xまでの繊維束
の撚りを避けることであり、しかしながら、他方で繊維
流れは、走行方向で見て有利には後側の自由端部を用い
て、既にスピンドルの糸通路内に位置する繊維部分の周
りに巻く付けて、これによって糸Yを形成するように構
成されていなければならない。
【0006】スピンドルの入口開口で自由分に長い自由
端部を得て、該自由端部をコア内に結合された端部の周
りに巻き付けて、これによって十分な品質の糸を形成す
ることは、前記公知技術の対象ではない。
【0007】さらに先行技術がドイツ連邦共和国特許出
願公開第4225243号明細書(米国特許第5295
349号明細書)に記載してあり、図2乃至図2cに示
してあり、繊維の(後側の)自由端部を回転する空気流
による回転のために良好に分離する処置が講じられてい
る。このことは、繊維束が少なくとも2つの部分(繊維
ストリップとも呼ぶ)に分割され、このために各部分に
通路を設けてあり、該通路が図2及び図2aに示してあ
るように、ニードル5若しくは円錐部4の前で終わって
いることによって達成される。図2b及び図2cに例と
して2つの通路を示してあり、該通路は、通路20a,
20b間に結合部の設けられた図2b及び図2cと異な
って閉じた通路であってよい。
【0008】先述の公知技術においては欠点として、ド
ラフト装置の出口ローラから供給された繊維束のコア繊
維と巻き付け繊維との区別が不十分であるので、巻き付
けのために十分な巻き付け繊維若しくは十分な自由端部
を保証することができない。
【0009】さらに、日本国特許出願J7−17372
7号及びJ7−173728号に紡績装置を開示してあ
り(図3及び図3a)、該紡績装置が2つの通路、それ
もコア繊維のための通路と該通路に対して平行に巻き付
け繊維のための通路を有している。この場合特徴とし
て、コア繊維がスピンドルの繊維通路内に設けられた撚
り発生器(空気)によって後方へ、繊維束を供給するロ
ーラの締め付け点まで仮撚りされ、しかしながらある量
の繊維が仮撚りによって捉えられず、並列通路内をスピ
ンドルの入口開口に向けて供給される。
【0010】前記公知の紡績装置においては欠点とし
て、仮撚りされた繊維束の形成のための純然たる撚りを
与えて周囲繊維の正確な数を維持するることが困難であ
り、かつ仮撚りされた繊維の端部、結合された端部の回
りに巻き付けるために解放することができず、その結
果、糸の形成のための周囲繊維を正確に規定することが
できない。
【0011】ドイツ連邦共和国特許第4131059C
2号明細書にはさらに、スピンドル6の入口開口と締め
付け間隙Xとの間の間隔(図1cの符号B)を平均の繊
維長さの半分より大きく、しかしながら平均の繊維長さ
の1.5倍よりも小さくして、一面で巻き付けのための
十分に長い繊維端部を得るようにし、かつ他面で該繊維
端部を締め付け間隙X内での締め付けから過度に早く解
放しないようにすることが開示されている。しかしなが
ら欠点として、平均の繊維長さの概念が曖昧であり、か
つ平均の繊維長さの半分と1.5倍との間の範囲は大き
すぎるものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、コア繊維と外周繊維とを、最適な数の繊維と最適な
巻き付け長さとが得られるように維持することである。
【0013】
【発明の効果】前記課題が、請求項1に記載の本発明に
基づく手段及び請求項6に記載の本発明に基づく構成に
よって解決される。本発明の有利な実施態様が請求項2
乃至5及び請求項7乃至14に記載してある。
【0014】本発明の利点として、出口ローラ対の締め
付けライン若しくは吸引ドラムの繊維放出ラインとスピ
ンドルの入口開口との間の複数の間隔で、複数の繊維の
先行の端部を、まだ結合されていない有利には後側の自
由端部が締め付けライン若しくは繊維放出ラインを離れ
る前に結合領域に到達させることができ、これによって
巻き付け長さが良好に適合される。
【0015】公知技術についてさらに付言すると、図3
に示すように紡績装置が第1の繊維案内通路5a及び第
2の繊維案内通路5bを備えている。繊維案内通路5a
内において、渦流空気N1及び撚りノズルNaによって
助成された仮撚りがコア繊維ストランド内に生ぜしめら
れ、コア繊維ストランドがスピンドル(中空スピンドル
とも呼ぶ)4への入口から両方の締め付けローラ2間の
締め付け間隙Kまで延びている。コア繊維ストランドか
ら離された繊維fbが別個の並列な通路5b内をスピン
ドル4の入口開口に向けて案内され、かつそこで循環す
る空気流N1によって捉えられて、前記仮撚りされたコ
ア繊維ストランドfa、即ち仮撚りされた糸コアを中心
として回転させられ、即ち糸コアの周囲に巻き付けら
れ、これによって符号Yで示す糸が形成される。
【0016】
【発明の実施の形態】図4に示すドラフト装置は、4つ
のドラフトローラ及び2つのドラフト装置ベルト対を備
えており、ドラフト装置ベルト対が繊維を上側の締め付
けローラ2と下側の締め付けローラ3との間に搬送す
る。締め付けローラ2,3が繊維ストリップ7を繊維搬
送通路8へ送り、ブローノズル9によるインゼクタ効果
に基づき、前記繊維搬送通路を介して空気が吸い込まれ
て、繊維ストリップ7が該繊維搬送通路8内を移動させ
られる。
【0017】繊維ストリップの繊維の先行の端部が繊維
搬送通路8の出口において公知の形式で、渦流空気によ
って回転する後側の自由端部によって捉えられて、巻き
付けられ、これによって所定の引っ張り速度で糸が形成
されて、引き出される。本明細書では、「前側若しくは
先行」及び「後側若しくは後続」の端部なる表現は繊維
の走行方向に関連して用いてある。繊維搬送通路は繊維
搬送部材10の一部分であり、該繊維搬送部材が支持部
材37内に差し込まれていて、交換可能である。
【0018】図4aに示す変化例においては、下側の締
め付けローラ3の代わりに吸引ローラ4が設けられてお
り、該吸引ローラを用いて繊維が上側の締め付けローラ
2と該吸引ローラ4との間の締め付け間隙から繊維スト
リップ7として繊維搬送通路8に向けて送られて、そこ
で前述のように、空気流によって捉えられる。糸を形成
するための引き続く過程は、図4で述べた過程に相応し
ている。
【0019】吸引ローラ4内に吸引領域5が設けられて
おり、該吸引領域を介して空気が吸引ローラ4の外側か
ら吸い込まれて、繊維が吸引ローラの表面に保持され、
かつ吸引ローラ4の回転によって繊維搬送通路に向けて
送られて、吸引領域の端部の繊維引き渡し箇所Pで再び
放たれる。吸引領域5の空気は吸い出し開口6を介して
吸い出される。
【0020】図5乃至図5cは、スイス国特許出願第2
000/1845/00号明細書(2000年9月22
日付け提出)の図2乃至図2b及び図2.1乃至図2
b.1にほぼ相応している。
【0021】図5には、図4aの吸引ローラ4に類似し
て実線で吸引ローラ39を概略的に示してあり、該吸引
ローラは図4aの吸引ローラと逆に糸を下方から上方に
向けて繊維搬送通路26内へ引き渡すようになってい
る。該繊維搬送通路内を繊維が搬送方向25で繊維案内
面28に沿って繊維引き渡し縁部29(図5c)まで搬
送される。繊維引き渡し縁部29を通過した後に、繊維
の前側若しくは先行の端部がスピンドル入口開口35内
の符号N(図5b)で示す領域内で集められて、糸案内
通路45内を搬送されるのに対して、繊維の後側若しく
は後続の端部49はノズル21によって形成された回転
する空気流によって、図5及び図5bに示してあるよう
に、スピンドル32の開口部分の周囲に当て付けられ
て、回転若しくは旋回せしめられ、その結果、該端部
(自由端部)の回転若しくは旋回によって糸46が所定
の撚りで形成される。
【0022】繊維搬送通路26は繊維搬送部材27の部
分であり、繊維搬送部材が支持部材37内に交換可能に
差し込まれている。支持部材37がノズルブロック20
内に堅く差し込まれている。
【0023】図5aに、図5の横断面が示してあり、図
5aから明らかなように、4つのノズル21が繊維の自
由端部の回転のための回転する空気流を形成するように
なっている。
【0024】図5bに示してあるように、繊維は繊維受
容縁部31から繊維引き渡し縁部29(図5c)まで次
第に締め付けられ、それというのは繊維が移動(搬送)
されながら糸案内通路45内の符号Nで示す点に集めら
れるからである。
【0025】スイス国特許出願第2000/1845/
00号明細書に開示してあるように、紡績過程は繊維の
先行の端部を実質的にスピンドル入口通路35内に受容
する始紡方法によって開始される。繊維の後側の自由端
部49がスピンドルフロント面34(図5c)に当て付
けられて、回転され、これによって結束プロセスが開始
される。
【0026】図10には、結束された前側の繊維端部5
2と巻き付けられた後側の繊維端部51を有する糸46
の区分が概略的に示してあり、後側の繊維端部が糸本体
55を巻き付け長さ54にわたって巻き付けている。符
号53の矢印が糸46の走行方向を表している。このよ
うなプロセス自体は既に前記出願明細書に開示してあ
り、従って詳細な説明は省略する。
【0027】十分に長い自由端部の保持は、一面では個
別の繊維の長さに左右され、かつ他面では、図4に示し
てある2つの出口ローラの締め付けラインK若しくは図
4aに示してある吸引ローラの繊維引き渡し箇所Pとス
ピンドル入口開口35との間の間隔に左右される。該間
隔はここでは締め付け長さとも呼ばれる。十分に長い自
由端部の保持を改善し、かつ締め付け長さを小さくする
ために、本発明に基づき図6乃至図7cに示してあるよ
うに、繊維流が少なくとも2つの部分に分割若しくは分
離されており、この場合、一方の部分をショート若しく
はコア繊維部分と呼び、他方の部分をロング若しくは巻
き付け繊維部分と呼ぶことにし、締め付け長さ及び巻き
付け長さ54への改善された適合によって糸の均一性及
び強度が改善される。繊維束の分割は吸引ローラ4の使
用に場合に、領域16(図6、図6b),17,18
(図7、図7b)で空気を吸引しないようにして行われ
る。
【0028】前述の始紡過程では、スピンドルを通して
後ろへドラフト装置の出口ローラ若しくは吸引ローラに
向けて案内された糸端部が、コア繊維部分内に導入され
る。通常はコア繊維部分は実質的に伸ばされた通路、即
ち湾曲していない通路であり、巻き付け繊維の大部分は
湾曲の通路、即ち巻き付け繊維部分内を案内される。湾
曲の外側の両方の通路が、中心(中間)の異なる搬送長
さ(24乃至24.11)及び異なる衝突角度α若しく
はβを維持するために同じ若しくは異なる湾曲を有して
いる。この場合、図6.1、6c.1、7b.1及び7
c.1には、中心の搬送長さの交差する集合点から中心
の湾曲した搬送長さに接する接線Tとスピンドルの中心
線47との成す角度αが示してある。角度βが中心線4
7と1つの中心の搬送長さ24若しくは集合点Nで中心
の1つの搬送長さに接する接線T.1によって規定され
ている。この4つの図面で、中心の異なる搬送長さに全
て符号24が付けられている。
【0029】前述の湾曲によって、中心の伸ばされた搬
送長さに対して増大された搬送長さが生じ、従って、同
時に対応する通路内に進入した長さの同じ繊維の前側若
しくは先行の端部が、速度の同じ場合に異なる搬送長さ
に基づき集合点Nに同時には到達しない。即ち、短い経
路を経た繊維の前側の端部が、長い経路を経た別の繊維
よりも早く結合される。付加的に異なる通路横断面に基
づき異なる速度を得ることも可能であり、これによって
両方の繊維の結合領域の到達のための時間的な差異を得
ることも可能である。換言すれば、締め付けラインK若
しくは吸引ローラの繊維引き渡し点(繊維放出点)Pと
集合点Nとの間に並んで位置する複数の距離を得ること
が可能である。即ち、前記距離によって繊維束の繊維の
長さの混合に良好に適合させることが可能である。さら
に、自由に浮遊する繊維が少なくなり、即ち後側をもは
や保持されずかつ前側をまだ結合されない繊維が少なく
なり、従って漏出しによる繊維損失が改善される。さら
に、衝突角度α若しくはβによって後側の端部が解放す
る傾向にあり、それというのは幾何学形状に基づき後側
の端部の解放作用が生ぜしめられるからである。
【0030】さらに別の可能性として、通路の横断面を
次のように形成し、即ち通路の横断面を通路の端部に向
かって、即ち集合点Nに向かって拡大して、空気の減速
を生ぜしめ、その結果、繊維が搬送方向に対して横方向
へ移動する傾向にあり、これによって、後側の端部が角
度α若しくはβよりも大きな角度で集合点若しくは結合
領域に達する。
【0031】図6乃至図7cには、前述の観点に対応し
て構成された種々の実施例が示してある。図6に示す吸
引ローラ4においては、中間部材16が吸引ローラを、
搬送方向11で見て、左側の吸引部分12と右側の吸引
部分13とに区分けしており、その結果、繊維束が締め
付けラインKから搬送方向11で2つの部分に、それも
後続の繊維通路14,15のそれぞれの入口幅に相応し
た幅で分割される。
【0032】通路14内に中心の搬送長さ24.12が
示してあり、搬送通路15内に中心の搬送長さ24.1
3が示してあり、この場合、明らかに搬送長さ24.1
2が搬送長さ24.13よりも長くなっている。両方の
搬送長さは集合点Nで合流しており、集合点は常にスピ
ンドル入口開口35内に、実質的に同じ領域に位置して
いる。
【0033】始紡のためには、糸端部が通路15を通し
て後ろへ吸引ローラ4へ導かれる。通路14内の繊維が
できるだけ損失なく目的箇所に達するために、ガイド壁
33が繊維引き渡し縁部29まで設けられている。
【0034】同じように図6aでもガイド壁33.1が
設けられている。変化例として図6bに示す角度αは図
6の角度よりも大きくなっており、即ち、いわゆる角度
作用が図6の場合よりも増大されている。
【0035】繊維通路を備える繊維搬送部材27は交換
可能であり、即ち繊維通路が対応する繊維材料に適合さ
れ得る。
【0036】すべての実施例にとって、一方の通路と他
方の通路との間の最適な幅比、中心の搬送長さの最適な
比、若しくは集合点Nの最適な位置、最適な角度α及び
βが繊維混合物に応じて規定されてよい。
【0037】図6、図6a及び図6cの通路はすべて次
のように形成されており、即ち、空気若しくは繊維が始
端部から終端部まで所定の加速を得るのに対して、図6
bの通路14.2内ではまず空気の加速が中間壁38.
1の頂点まで行われ、次いで通路の終端部まで通路の拡
大に基づき空気が減速されて、前述の作用効果が得ら
れ、即ち繊維が通路に対して横方向に運動させられる。
繊維の加速の利点として、繊維が伸ばされて、伸ばされ
たまま結合点に到達できる。
【0038】図6、図6b、図7及び図7bには吸引ロ
ーラ4が示してある。しかしながら、繊維束をドラフト
装置から引き渡すことも可能であり、この場合、繊維束
が既にドラフト装置内で所望の2つの部分に分割され
る。このことは、吸引ローラの示してない図6a、図6
c、図7a及び図7cにも当てはまる。
【0039】図7及び図7cには、3つの通路を有する
変化例が示してあり、通路14,15のための進入角度
α,βは繊維材料に応じて選択的に互いに同じ若しくは
異なっていてよいのに対して、中間の通路は通常はスピ
ンドル32の中心線47と同じ平面内に位置する中心の
搬送長さを有している。前記平面(仮想平面)は、図平
面に対して垂直に延びるのものである。
【0040】図7及び図7bでは3つの通路に対応し
て、吸引ローラ4が付加的に中間の吸引部分19を備え
ている。吸引部分12,13,19が中間部材17,1
8によって区分けされている。
【0041】ガイド壁33.4,33.5,33.6,
33.7が繊維引き渡し縁部29まで延びていて、繊維
を案内するようになっており、その結果、繊維が前に述
べたように実質的に損失なしに結合領域に送られる。
【0042】図7及び図7aでは繊維搬送通路が次のよ
うに形成されており、即ち、空気ひいては繊維が始端部
から終端部まで加速を得るのに対して、図7bの搬送通
路では中間の通路内の空気が加速され、外側の通路内の
空気は終端部領域で減速される。
【0043】図7cでは通路14.7及び23.3内の
空気が加速を得るのに対して、通路15.7内の空気は
終端部領域で減速される。
【0044】本発明は、図6乃至図7cに示す実施例に
限定されるものではなく、種々の変化例が考えられる。
【0045】図6.1乃至7c.1に、角度α,β及び
通路横断面A,B,Cが示してある。図6.1では通路
14(図6)が横断面Aよりも横断面Bを狭められた後
に横断面Cを拡大されている。このことは、通路14.
6,15.6(図7b)及び通路15.7(図7c)に
も当てはまる。
【0046】角度αと角度βとの間の差異が図6.1及
び図6c.1に明確に示してあり、図7b.1では角度
αと角度βがほぼ同じ大きさであり、図7c.1では角
度αが角度βよりも小さくなっている。
【0047】図面は、効果的な値が場合場合に応じて規
定されることを示している。さらに付言すれば、各繊維
束の中心の繊維長さを異ならせるために、複数の繊維束
をドラフト装置若しくは吸引ローラから引き渡すことが
できる。
【0048】複数の繊維束をドラフト装置若しくは吸引
ローラから引き渡す場合には、異なる繊維長さだけでは
なく、繊維束毎に異なる種類の繊維を引き渡すことが可
能であり、即ち例えば長い合成繊維が最も長い搬送長さ
の通路内に引き渡されるのに対して、ステープルファイ
バーが短い搬送長さの通路内に引き渡される。
【0049】合成繊維を最も短い搬送長さ(搬送経路)
の通路内に引き渡して、コア繊維を長い搬送長さの通路
内のステープルファイバーよりも早く供給し、ステープ
ルファイバーが周囲繊維の機能を持ち、その結果、実質
的にコアに合成繊維をかつ周壁にステープルファイバー
を備えた糸が形成される。
【0050】3つの通路を用いることによって、中間の
通路で合成繊維を供給しかつ外側の通路でステープルフ
ァイバーを供給することが可能である。この場合、外側
の通路の搬送長さがステープルファイバーに適合した値
を有しているとよい。
【0051】図8には図4の変化例が示してあり、該変
化例では、付加的に圧着ローラ43を設けてあり、圧着
ローラがローラ部分43.1及びローラ部分43.2を
備えており、この場合、ローラ部分43.1がローラ部
分43.2よりも小さい直径を有している。ローラ部分
43.2が周面で繊維搬送通路8.1の繊維案内底部に
接触しているのに対して、ローラ部分43.1はローラ
部分43.1の周面と繊維搬送通路8.1の繊維案内底
部との間に直径差に相応する間隙を形成しており、その
結果、繊維が該領域では締め付けラインKからスピンド
ル32の入口開口まで自由に通過するようになってお
り、このことは距離Mで示してある。
【0052】ローラ部分43.2は繊維搬送通路8.1
の底部と締め付けラインK.1を形成しており、従って
該締め付けラインとスピンドル32の入口開口との間に
間隔M.1が生じている。該実施例によって、後側の端
部がまだ締め付けラインK.1内に締め付けられていて
かつ前側の端部が既にスピンドル32の入口開口内で結
合されているような比較的短い繊維を引き渡して紡績す
ることが可能である。さらに、図8に示す構成を図6乃
至図7cに示す変化例に実施することも可能である。
【0053】圧着ローラ43が伝達装置44を介して締
め付けローラ2の軸によって駆動されるようになってお
り、この場合、圧着ローラのローラ部分43.2の周速
度が締め付けローラ2の周速度に相応している。
【0054】ローラ部分43.1,43.2の直径の差
異は、締め付けラインKとスピンドル32の入口開口と
の間で繊維搬送通路の底部に沿った繊維流れが妨げられ
ないように規定されている。
【0055】図9は図4aの変化例を示しており、この
場合も同じ部材には同じ符号が付けてある。この場合、
圧着ローラ43.1を設けてあり、該圧着ローラが吸引
ローラ4の周囲に向けて押圧されており、圧着ローラの
周囲と吸引ローラの周面との間の締め付けラインが形成
され、これによって吸引ローラ4から繊維搬送通路8.
1内への繊維の分離が規定して行われる。
【0056】圧着ローラ43.1が概略的に示すばね5
0.1によって支えられている。このことは図8の圧着
ローラ43にとっても当てはまり、図8にはばねが符号
50で示してある。図9に示す構成が図6乃至図7に示
す実施例と組み合わされてよい。
【0057】圧着ローラ43.1の駆動が、吸引ローラ
4によって吸引ローラ4の表面に摩擦接触する繊維束と
ローラ43.1の表面との間の摩擦に基づき行われる。
【0058】図8の圧着ローラ43は、ノズル9によっ
て生ぜしめられる吸引空気が繊維搬送通路8.1を通っ
て通過できるように縦溝を備えていてよい。
【0059】圧着ローラ43をパーフォレーション付き
の中空ローラとして形成することも可能であり、これに
よって空気がローラ2,3間の空間からパーフォレーシ
ョンを通って繊維搬送通路8.1内に達し得る。
【0060】このようなローラの利点として、ローラの
内部からパーフォレーションを経て繊維搬送通路8.1
内に達する空気によって繊維が表面から効果的に分離さ
れる。
【0061】さらに、ローラ部分43.2の表面に細か
い周方向溝を備えることも可能であり、該周方向溝が同
じく空気通過を可能にする。
【0062】コア繊維及び巻き付け繊維なる用語の概念
について補足的に説明すると、コア繊維と巻き付け繊維
との間に明確な境界が存在するものではなく、それとい
うのは糸の繊維の回転は糸の内部の「回転しない」若し
くは「ほとんど回転しない」繊維部分から糸の周囲の
「強く回転する」繊維若しくは繊維部分へ次第に増大す
るからである。コア繊維及び巻き付け繊維の代わりに、
糸の内部に位置する繊維若しくは繊維部分及び糸の周囲
に位置する繊維若しくは繊維部分とも呼ばれる。
【0063】糸の内部若しくは周囲に位置する繊維若し
くは繊維部分の長さは限定されるものではない。
【0064】走行方向で見て繊維の前側の部分が糸の内
側の領域に位置し、繊維の後側の部分が糸の外側の領域
に位置している。糸のこのような構造若しくはいわゆる
マイグレーション(Migration)が糸の有利な品質を生ぜ
しめる。
【0065】図8に示す装置に、平均の繊維長さの異な
る平行な2つのストリップが同じドラフト装置を通して
導かれ、この場合、短い繊維の繊維ストリップがローラ
43.2によって締め付けラインK.1で締め付けられ
るのに対して、長い繊維の繊維ストリップがローラ4
3.1と繊維搬送部材10.1との間の間隙内を案内さ
れる。図8及び図9に示す装置においても、図16、図
6b、図7及び図7bで行われる繊維束の分割が行われ
てよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドイツ連邦共和国特許出願公開第443176
1C2号明細書に開示の紡績装置の縦断面図。
【図1a】ドイツ連邦共和国特許第4431761C2
号明細書に開示の公知技術の斜視図。
【図1b】ドイツ連邦共和国特許第4431761C2
号明細書に開示の公知技術の斜視図。
【図1c】ドイツ連邦共和国特許出願公開第19603
291A号明細書に開示の公知技術の概略斜視図。
【図2】ドイツ連邦共和国特許出願公開第422524
3号明細書に開示の公知技術の縦断面図。
【図2a】ドイツ連邦共和国特許出願公開第42252
43号明細書に開示の公知技術の詳細図。
【図2b】ドイツ連邦共和国特許出願公開第42252
43号明細書に開示の公知技術の詳細図。
【図2c】ドイツ連邦共和国特許出願公開第42252
43号明細書に開示の公知技術の詳細図。
【図3】日本国特許出願JP-173727号及びJP-
173728号明細書に開示の紡績装置の縦断面図。
【図3a】日本国特許出願JP-173727号及びJ
P-173728号明細書に開示の別の紡績装置の縦断
面図。
【図4】後続の図6乃至図6c及び図7乃至図7cに示
す本発明の実施例のベースとしての紡績装置及びドラフ
ト装置の縦断面図。
【図4a】後続の図6乃至図6c及び図7乃至図7cに
示す本発明の実施例のベースとしての別の紡績装置及び
ドラフト装置の縦断面図。
【図5】スイス国特許出願第2000/1845/00
号明細書に開示の、後続の図6乃至図6c及び図7乃至
図7cに示す本発明の実施例のベースとしての紡績装置
の縦断面図。
【図5a】図5の断面線II−IIに沿った横断面図。
【図5b】図5の断面線I−Iに沿った断面図。
【図5c】図5の断面の一部分を示す図。
【図6】本発明に基づく紡績装置の実施例の縦断面図。
【図6a】本発明に基づく紡績装置の別の実施例の縦断
面図。
【図6b】本発明に基づく紡績装置のさらに別の実施例
の縦断面図。
【図6c】本発明に基づく紡績装置のさらに別の実施例
の縦断面図。
【図6.1】本発明に基づく紡績装置の実施例の特性を
示す縦断面図。
【図6c.1】本発明に基づく紡績装置の実施例の特性
を示す縦断面図。
【図7】本発明に基づく紡績装置のさらに別の実施例の
縦断面図。
【図7a】本発明に基づく紡績装置のさらに別の実施例
の縦断面図。
【図7b】本発明に基づく紡績装置のさらに別の実施例
の縦断面図。
【図7c】本発明に基づく紡績装置のさらに別の実施例
の縦断面図。
【図7b.1】本発明に基づく紡績装置の実施例の特性
を示す縦断面図。
【図7c.1】本発明に基づく紡績装置の実施例の特性
を示す縦断面図。
【図8】図4のドラフト装置の変化例を示す図。
【図8a】図8の詳細図。
【図9】図4aのドラフト装置の変化例を示す図。
【図10】本発明に基づく糸の縦断面図。
【符号の説明】
2 締め付けローラ、4 吸引ローラ、8.1 繊維搬
送通路、11 搬送方向、12,13 吸引部分、1
4,15 繊維通路(搬送通路)、16,17,18
中間部材、19 吸引部分、20 ノズルブロック、2
1 ノズル、24搬送長さ(搬送ライン)25 搬送方
向、26 繊維搬送通路(繊維搬送溝)、27 繊維搬
送部材、28 繊維案内面、29 繊維引き渡し縁部
(繊維放出縁部)、32 スピンドル、33 ガイド
壁、35 スピンドル入口開口、37支持部材、38.
2 中間壁、39 吸引ローラ、43 圧着ローラ、4
3.1,43.2 ローラ部分、44 伝達装置、45
糸案内通路、47 中心線、49 後側の端部、K
締め付けライン、N 集合点、P 繊維引き渡し点(繊
維放出点)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維束から紡績された糸を製造する方法
    であって、繊維束の繊維が回転する空気流によって負荷
    され、これによってスピンドル(32)の糸通路(4
    5)の入口開口(35)内で回転されて糸を形成するよ
    うになっており、この場合、繊維が少なくとも2つの繊
    維束に分離され、各繊維束が繊維引き渡し箇所(P,
    K,K.1)とスピンドル入口開口(35)との間の所
    定の方法手段を介して搬送されるようになっている形式
    のものにおいて、前記方法手段を適合させ、これによっ
    て糸の構造に影響を及ぼすことを特徴とする、繊維束か
    ら紡績された糸を製造する方法。
  2. 【請求項2】 以下の方法手段の少なくとも1つを用
    い、即ち、搬送の異なる時間、繊維の、糸通路の中心線
    に対する異なる進入角度、搬送中の繊維の異なる速度、
    搬送の終端部における繊維の異なる位置、さらに方法手
    段の次のような適合の少なくとも1つを行い、即ち、異
    なる搬送距離、糸通路の中心線に対する異なる搬送方
    向、空気による搬送中の繊維の加速及び/又は減速、長
    いステープルファイバーの使用、短いステープルファイ
    バーの使用、天然繊維の使用、人造繊維の使用、合成の
    無端繊維の使用を特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 平均の繊維長さの異なる少なくとも2つ
    の繊維束を供給し、かつ短い搬送間隔で短い繊維を案内
    する請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 短い繊維のための通路が、長い繊維のた
    めの通路よりも小さい進入角度(α,β)を有している
    請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 人造繊維及び天然繊維を用いる場合に、
    人造繊維をコア繊維として天然繊維よりも短い搬送長さ
    で案内する請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 繊維束から紡績された糸を製造する装置
    であって、繊維が1つ若しくは複数のノズル(21)を
    備えたノズルブロック(20)内で回転する空気流によ
    って負荷されて、これによってスピンドル(32)の糸
    通路(45)の入口開口(35)内で回転されて糸を形
    成するようになっており、この場合、繊維がノズルブロ
    ックに向けて個別の各繊維束の繊維の案内のための各繊
    維搬送通路(8)によって繊維引き渡し箇所(P,K,
    K.1)とスピンドル入口開口(35)との間の所定の
    構成手段を介して搬送されるようになっている形式のも
    のにおいて、前記構成手段が適切な処置によって適合さ
    れて、これによって糸の構造に影響が及ぼされるように
    なっていることを特徴とする、繊維束から紡績された糸
    を製造する装置。
  7. 【請求項7】 以下の構成手段の少なくとも1つが設け
    られており、即ち、各繊維搬送通路の異なる搬送長さ、
    繊維の、糸通路の中心線に対する異なる進入角度(α,
    β)、搬送通路内の繊維の異なる速度、繊維搬送通路の
    出口端部における繊維の異なる位置、さらに構成手段の
    適合のための以下の処置の少なくとも1つが施されてお
    り、即ち、個別の搬送通路の異なる湾曲による異なる通
    路長さ、糸通路の中心線に対する個別の搬送通路の出口
    開口の異なる方向、個別の通路の異なる通路横断面、繊
    維を次第に加速する若しくは次第に減速するような通路
    横断面、長いステープルファイバーの使用、短いステー
    プルファイバーの使用、天然繊維、人造繊維、合成の無
    端繊維の使用を特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 通路横断面が通路の終端部に向かって縮
    小していて、これによって繊維を加速し、ひいては伸ば
    すようになっている請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 通路横断面が通路の終端部に向かって拡
    大していて、これによって繊維を減速し、ひいては通路
    内で横方向へ移動させるようになっている請求項7記載
    の装置。
  10. 【請求項10】 平均の繊維長さの異なる少なくとも2
    つの繊維束が供給されるようになっており、短い搬送長
    さの通路が設けられていて短い繊維を案内するようにな
    っている請求項7記載の装置。
  11. 【請求項11】 短い繊維を案内する通路が、長い繊維
    を案内する通路よりも小さい進入角度を有している請求
    項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 人造繊維及び天然繊維を用いる場合
    に、人造繊維がコア繊維として天然繊維のための通路よ
    りも短い搬送長さの通路内を案内されるようになってい
    る請求項7記載の装置。
  13. 【請求項13】 別の手段として駆動可能な圧着ローラ
    (43)を設けてあり、該圧着ローラが直径の互いに異
    なる複数の領域(43.1,43.2)を備えており、
    この場合、直径の大きな領域(43.2)が周面で繊維
    搬送通路の底部と接触して、締め付けライン(K.1)
    とも呼ばれる繊維引き渡し箇所を形成している請求項7
    記載の装置。
  14. 【請求項14】 圧着ローラ(43)が次のように形成
    されており、即ち、繊維搬送通路の底部と接触するロー
    ラ領域(43.2)の周面が、繊維搬送通路内の繊維供
    給速度に相応する周速度で駆動可能である請求項13記
    載の装置。
JP2001392747A 2000-12-22 2001-12-25 繊維束から紡績された糸を製造する方法及び装置 Pending JP2002201535A (ja)

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