JP2002201463A - 撥水剤組成物 - Google Patents

撥水剤組成物

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JP2002201463A JP2001293600A JP2001293600A JP2002201463A JP 2002201463 A JP2002201463 A JP 2002201463A JP 2001293600 A JP2001293600 A JP 2001293600A JP 2001293600 A JP2001293600 A JP 2001293600A JP 2002201463 A JP2002201463 A JP 2002201463A
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匡一 金子
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隆茂 前川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた撥水性およびその耐久性を繊維等に付与
しうる、撥水剤組成物の提供。 【解決手段】重合体(A)と重合体(B)とを含み、か
つ両成分が同一の粒子内に存在しない撥水剤組成物。 重合体(A):ポリフルオロアルキル基含有(メタ)ア
クリレート(a)の重合単位を60質量%以上、長鎖ア
ルキル基含有(メタ)アクリレート(b)の重合単位を
40質量%以下含み、かつ(a)と(b)の重合単位の
合計が70質量%以上である付加重合体。 重合体(B):前記(a)の重合単位を60質量%未
満、SP値<10の単量体(c)の重合単位を30質量
%以上含み、かつ(a)と(c)の重合単位の合計が5
0質量%以上である付加重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撥水剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】撥水加工が一般的になるにつれて、繊維
に要求される性能は高くなっている。近年では登山、ス
キー等のアウトドア用途における過酷な条件下でも、繊
維に高いレベルの撥水性を持続して発現することが求め
られている。このような要求に対しては、以下のような
繊維を処理する方法が提案されている。
【0003】(1)含フッ素共重合体および水溶性のア
ミノ樹脂(N−メチロール化メラミン樹脂等)を含む水
分散液を用いて繊維を処理する方法(特開昭56−16
5072)。 (2)含フッ素共重合体およびイソシアネート化合物を
含む処理剤を用いて繊維を処理する方法(特開昭61−
19684)。
【0004】(3)イソシアネート基と水酸基とを有す
る含フッ素共重合体、および、ブロックされたイソシア
ネート化合物を含む水性分散物を用いて繊維を処理する
方法(USP4834764)。しかしこれらの方法
は、実用レベルで繊維に要求される優れた撥水性および
その耐久性を実現するには不充分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた撥水
性およびその耐久性を繊維等の物品に付与しうる撥水剤
組成物の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記重合体
(A)と下記重合体(B)とを含み、かつ、重合体
(A)と重合体(B)が同一の粒子内に存在しないこと
を特徴とする撥水剤組成物を提供する。 重合体(A):下記重合性単量体(a)の重合単位を6
0質量%以上、下記重合性単量体(b)の重合単位を4
0質量%以下(0質量%である場合を含む)含み、必要
により、重合性単量体(a)、(b)以外の重合性単量
体(x)の重合単位を含み、かつ、重合性単量体(a)
の重合単位と重合性単量体(b)の重合単位の合計が7
0質量%以上である付加重合体。 重合体(B):重合性単量体(a)の重合単位を60質
量%未満(0質量%である場合を含む)、重合性単量体
(c)の重合単位を30質量%以上含み、必要により、
重合性単量体(a)、(c)以外の重合性単量体(y)
の重合単位を含み、かつ、重合性単量体(a)の重合単
位と重合性単量体(c)の重合単位の合計が50質量%
以下である付加重合体。 重合性単量体(a):ポリフルオロアルキル基を有する
(メタ)アクリレート。 重合性単量体(b):長鎖アルキル基を有し、ポリフル
オロアルキル基を有しない(メタ)アクリレート。 重合性単量体(c):SP値が10未満である重合性単
量体であり、かつ、重合性単量体(a)または重合性単
量体(b)以外の単量体。また、本発明は該撥水剤組成
物を用いて処理された物品を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本明細書においては、アクリル酸
とメタクリル酸とを総称して(メタ)アクリル酸と記
す。(メタ)アクリレートなどの表記についても同様で
ある。また、ポリフルオロアルキル基をR基と記す。
【0008】重合体(A)は、重合性単量体(a)の重
合単位を60質量%以上、重合性単量体(b)の重合単
位を40質量%以下(0質量%である場合を含む)含
み、必要により、重合性単量体(a)、(b)以外の重
合性単量体(x)の重合単位を含み、かつ、重合性単量
体(a)の重合単位と重合性単量体(b)の重合単位の
合計が70質量%以上である付加重合体である。すなわ
ち、重合体(A)には、重合性単量体(b)の重合単位
は含まれなくてもよい。重合性単量体(a)は、R
を有する(メタ)アクリレート[以下、単量体(a)と
記す。]である。R基を有する(メタ)アクリレート
とは、R基が(メタ)アクリル酸エステルのアルコー
ル残基部分に存在する化合物をいう。
【0009】R基は、アルキル基の水素原子の2個以
上がフッ素原子に置換された基である。R基の炭素数
は2〜20が好ましく、特に6〜16が好ましい。炭素
数が2未満の場合には撥水性が低下する傾向があり、2
0超の場合には単量体(a)が常温で固体となり、昇華
性も大きく取扱いが困難になる傾向がある。
【0010】またR基は、直鎖構造または分岐構造で
あるが、直鎖構造が好ましい。分岐構造である場合に
は、分岐部分がR基の末端部分に存在し、かつ分岐部
分が炭素数1〜4程度の短鎖であるのが好ましい。
【0011】またR基は、フッ素原子以外の他のハロ
ゲン原子を含んでいてもよい。他のハロゲン原子として
は塩素原子が好ましい。さらに、R基中の炭素−炭素
結合間には、エーテル性の酸素原子またはチオエーテル
性の硫黄原子が挿入されていてもよい。R基の末端部
分の構造としては、CFCF−、(CFCF
−、CHF−、CHF−、CClF−等が挙げら
れ、CFCF−が好ましい。
【0012】R基中のフッ素原子数は、[(R基中
のフッ素原子数)/(R基と同一炭素数の対応するア
ルキル基中に含まれる水素原子数)]×100(%)で
表現した場合、60%以上が好ましく、特に80%以上
が好ましい。R基としては、ペルフルオロアルキル基
(以下R基と記す。)が好ましい。さらにR基は、
直鎖構造のR基、すなわちF(CF−(iは2
〜20の整数。)で表される基が好ましく、特にiが6
〜16の整数である基が好ましい。
【0013】R基の具体例を以下に挙げる。なお以下
の例においては、同一分子式を有する構造の異なる基で
ある、構造異性の基を含む。C−[F(CF
−、(CFCFCF−、(CF
−]、C11−[F(CF−、(CF
CCF−等]、C 13−[F(CF
等]、C15−、C17−、C19−、C
1021−、Cl(CF−、H(CF
(tは2〜20の整数。)、(CFCF(C
−(yは1〜17の整数。)等。
【0014】R基が、炭素−炭素結合間に、エーテル
性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子が挿入された
基である場合の具体例を以下に挙げる。ただし、rは1
〜5の整数、zは1〜6の整数、wは1〜9の整数であ
る。F(CFOCF(CF)−、F[CF(C
)CFO]CF(CF)CFCF−、F
[CF(CF)CFO]CF(CF)−、F
[CF(CF)CFO]CFCF−、F(C
CFCFO) CFCF−、F(CF
O)CFCF−等。F(CFSCF
(CF)−、F[CF(CF)CFS]CF
(CF)CFCF−、F[CF(CF)CF
S]CF(CF)−、F[CF(CF)CF
S]CFCF−、F(CFCFCFS)
CFCF−、F(CFCFS)CFCF
−等。
【0015】単量体(a)としては、下式1で表される
化合物が好ましい。ただし、式1においてRはR
基、Qは2価有機基、Rは水素原子またはメチル基
を示す。 R−Q−OCOCR=CH・・・式1 式1におけるQとしては、−(CHp+q−、−
(CHCONH(CH−、−(CH
OCONH(CH−、−(CHSO NR
(CH−、−(CHNHCONH(CH
−、−(CHCH(OH)(CH
等が好ましい。ただし、Rは水素原子またはアルキル
基を示す。また、pおよびqは0以上の整数を示し、p
+qは1〜22の整数である。
【0016】これらのうち、−(CHp+q−、−
(CHCONH(CH−または−(C
SONR(CH−であり、かつ、q
が2以上の整数であって、p+qが2〜6である場合が
好ましい。特に、p+qが2〜6である場合の−(CH
p+q−、すなわち、ジメチレン基、トリメチレン
基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基が好ましい。
また、Qと結合するRの炭素原子には、フッ素原子が
結合しているのが好ましい。
【0017】単量体(a)の具体例としては、下記化合
物が好ましく挙げられる。ただし、Rは水素原子また
はメチル基を示す。 F(CF2)2(CH2)2OCOCR1=CH2、 F(CF2)4(CH2)2OCOCR1=CH2、 F(CF2)5CH2OCOCR1=CH2、 H(CF2)6CH2OCOCR1=CH2、 F(CF2)6(CH2)2OCOCR1=CH2、 H(CF2)8CH2OCOCR1=CH2、 H(CF2)8(CH2)2OCOCR1=CH2、 F(CF2)8(CH2)3OCOCR1=CH2、 F(CF2)8(CH2)4OCOCR1=CH2、 F(CF2)9(CH2)2OCOCR1=CH2、 H(CF2)10CH2OCOCR1=CH2、 F(CF2)10(CH2)2OCOCR1=CH2、 F(CF2)12(CH2)2OCOCR1=CH2、 (CF3)2CF(CF2)4(CH2)2OCOCR1=CH2、 (CF3)2CF(CF2)6(CH2)2OCOCR1=CH2、 (CF3)2CF(CF2)8(CH2)2OCOCR1=CH2、 F(CF2)8SO2N(CH3)(CH2)2OCOCR1=CH2、 F(CF2)8SO2N(C2H5)(CH2)2OCOCR1=CH2、 F(CF2)8SO2N(C3H7)(CH2)2OCOCR1=CH2、 F(CF2)8CONH(CH2)2OCOCR1=CH2、 F(CF2)9CONH(CH2)2OCOCR1=CH2、 (CF3)2CF(CF2)5(CH2)3OCOCR1=CH2、 (CF3)2CF(CF2)5CH2CH(OCOCH3)OCOCR1=CH2、 (CF3)2CF(CF2)5CH2CH(OH)CH2OCOCR1=CH2、 (CF3)2CF(CF2)7CH2CH(OH)CH2OCOCR1=CH2
【0018】単量体(a)は、R基を有する(メタ)
アクリレートの2種以上であってもよく、その場合に
は、炭素数の異なるR基を有する(メタ)アクリレー
トであるのが好ましい。
【0019】重合性単量体(b)は、長鎖アルキル基を
有し、R基を有しない(メタ)アクリレート[以下、
単量体(b)と記す。]である。長鎖アルキル基を有す
る(メタ)アクリレートとは、長鎖アルキル基が(メ
タ)アクリル酸エステルのアルコール残基部分に存在す
る化合物をいう。長鎖アルキル基としては、炭素数12
以上の直鎖構造のアルキル基が好ましい。
【0020】単量体(b)の具体例としては、ドデシル
(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレ
ート、オクタデシル(メタ)アクリレート、イコシル
(メタ)アクリレート、ドコシル(メタ)アクリレー
ト、テトラコシル(メタ)アクリレートが好ましく挙げ
られる。単量体(b)は、長鎖アルキル基を有し、R
基を有しない重合性単量体の2種以上であってもよい。
【0021】重合体(A)において、単量体(b)の重
合単位が含まれる場合は、単量体(a)の重合単位/単
量体(b)の重合単位の質量比は2以上が好ましい。
【0022】重合体(A)には、必要により、重合性単
量体(a)、(b)以外の重合性単量体(x)[以下、
単量体(x)と記す。]の重合単位を含んでもよい。該
単量体(x)の重合単位の少なくとも1種は、重合性単
量体(c)の重合単位が好ましい。重合性単量体(c)
[以下、単量体(c)と記す。]は、SP値が10未満
である重合性単量体であり、かつ、単量体(a)または
単量体(b)以外の単量体である。
【0023】SP値の計算方法としては、Fedors
(1974)の方法を用いる。すなわち、単量体の各構
成単位の凝集エネルギーをe、モル体積をvとしたと
き、単量体の凝集エネルギーEはE=Σe、モル体積V
はV=Σvによって計算され、SP値δはδ=√(E/
V)で計算される。
【0024】単量体(c)の具体例としては、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート[8.6]、メチル
(メタ)アクリレート[8.9]、n−ブチル(メタ)
アクリレート[8.8]、t−ブチル(メタ)アクリレ
ート[8.4]、2−(ジメチルアミノ)エチル(メ
タ)アクリレート[8.9]、シクロヘキシル(メタ)
アクリレート[9.6]、イソボルニル(メタ)アクリ
レート[9.8]、ポリオキシプロピレンモノ(メタ)
アクリレート[8.7]、塩化ビニル[8.5]等が好
ましく挙げられる。なお[ ]内はSP値である。単量
体(c)は、2種以上の単量体を用いてもよい。
【0025】重合体(A)における単量体(c)の重合
単位の割合は、30質量%以下が好ましく、単量体
(a)の重合単位と単量体(b)の重合単位と単量体
(c)の重合単位の合計が90質量%以上であるのが好
ましい。
【0026】重合体(A)は、単量体(a)、単量体
(b)、単量体(c)以外の重合性単量体[以下、単量
体(e)と記す。]の重合単位を含んでいてもよい。単
量体(e)としては、重合性不飽和基を1個または2個
有する重合性単量体が好ましく、特に重合性不飽和基を
1個有する重合性単量体が好ましい。
【0027】単量体(e)の具体例としては、ジアセト
ン(メタ)アクリルアミド[10.9]、N,N−ジメ
チル(メタ)アクリルアミド[10.5]、ベンジル
(メタ)アクリレート[10.1]、塩化ビニリデン
[10.3]等が好ましく挙げられる。なお[ ]内は
SP値である。重合体(A)の質量平均分子量は5×1
〜5×10が好ましい。
【0028】重合体(A)を得る重合方法としては、乳
化重合または懸濁重合が好ましく、特に乳化重合が好ま
しい。乳化重合は、水、または、水とアルコール類との
混合媒体等の水系媒体を用いて、重合性単量体を乳化し
た後に重合させる方法が好ましい。乳化重合等により、
重合体(A)が水系媒体中に粒子として分散した状態
(分散体ともいう)で得られる。乳化方法としては、ホ
モジナイザによる高圧乳化を用いてもよい。
【0029】水系媒体におけるアルコール類としては、
エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノ
メチルエーテル、トリプロピレングリコール、ヘキシレ
ングリコールが好ましく挙げられる。
【0030】重合体(A)を得る重合反応においては、
油溶性重合開始剤を用いるのが好ましい。油溶性重合開
始剤としては、過酸化物またはアゾ系化合物が好まし
く、特にアゾ系化合物が好ましい。アゾ系化合物として
は、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−
カルボニトリル)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−
メチルプロピオネート)等が好ましく挙げられる。
【0031】また、重合反応においては得られる重合体
(A)の分子量を制御する目的で、ドデシルメルカプタ
ン、オクタデシルメルカプタン、2−ヒドロキシエチル
メルカプタン等のメルカプタン類、α−メチルスチレン
ダイマー等の分子量調節剤を添加してもよい。
【0032】重合体(A)の分散体中には、乳化剤が存
在していてもよい。乳化剤としては、ノニオン性乳化
剤、カチオン性乳化剤または両性乳化剤が好ましく、特
にノニオン性乳化剤が好ましい。
【0033】ノニオン性乳化剤としては、ポリオキシエ
チレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンポリオキシアルキレン、アル
キルアミンポリオキシエチレン、アルキルアミドポリオ
キシエチレン、アルキルアミンオキシド等が挙げられ
る。なお、上記化合物におけるアルキル部位としては、
炭素数4〜26の直鎖構造または分枝構造のアルキル基
が挙げられ、具体的には、オクチル基、ドデシル基、テ
トラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、ベヘ
ニル基等が挙げられる。
【0034】ポリオキシエチレンアルケニルエーテルの
具体例としては、ポリオキシエチレンオレイルエーテル
が挙げられる。ポリオキシエチレンアルキルエーテルの
具体例としては、ポリオキシエチレンオクチルエーテル
が挙げられる。ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテルの具体例としては、ポリオキシエチレンオクチル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテルが挙げられる。
【0035】カチオン性乳化剤としては、アミン塩、4
級アンモニウム塩、オキシエチレン付加型4級アンモニ
ウム塩等が挙げられる。具体的には、トリメチルアルキ
ルアンモニウムクロリド、ジメチルジアルキルアンモニ
ウムクロリド、モノアルキルアミン酢酸塩、アルキルメ
チルジ(ポリオキシエチレン)アンモニウムクロリドが
挙げられ、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロリ
ドが好ましい。
【0036】両性乳化剤としては、アラニン類、イミダ
ゾリニウムベタイン類、アミドベタイン類、酢酸ベタイ
ン等が好ましい。具体的には、ドデシルベタイン、オク
タデシルベタイン、ドデシルカルボキシメチルヒドロキ
シエチルイミダゾリニウムベタイン、ドデシルジメチル
アミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルア
ミノ酢酸ベタイン等が挙げられる。
【0037】乳化剤は、1種または2種以上を使用でき
る。イオン性の異なる乳化剤を併用する場合には、ノニ
オン性乳化剤とカチオン性乳化剤、またはノニオン性乳
化剤と両性乳化剤の組み合わせが好ましい。また、乳化
剤の量は重合体(A)の100質量部に対して1〜20
質量部が好ましい。ただし、重合体(A)が自己乳化性
のある重合性単量体を含む場合には、乳化剤の量を減ら
してもよい。
【0038】重合体(A)の平均粒子径は0.03〜
0.3μmが好ましい。平均粒子径が0.03μm未満
の場合、安定な分散体を得るために乳化剤または自己乳
化性のある重合性単量体が多量に必要となり、撥水性が
低下するおそれがある。また、0.3μm超の場合、粒
子が沈降するおそれがある。
【0039】重合体(B)は、単量体(a)の重合単位
を60質量%未満(0質量%である場合も含む)、単量
体(c)の重合単位を30質量%以上含み、必要によ
り、重合性単量体(a)、(c)以外の重合性単量体
(y)の重合単位を含み、かつ、重合性単量体(a)の
重合単位と重合性単量体(c)の重合単位の合計が50
質量%以上である付加重合体である。重合体(B)にお
いて、単量体(a)の重合単位は40質量%以下が好ま
しく、単量体(a)の重合単位は含まれなくてもよい。
重合体(B)が単量体(a)の重合単位を含んでいる場
合における単量体(a)は、重合体(A)における単量
体(a)と同じ意味を示す。重合体(B)における単量
体(a)は、重合体(A)の単量体(a)と同じでもよ
く、異なっていてもよく、また、2種以上の単量体
(a)を用いてもよい。
【0040】重合体(B)における単量体(c)は、重
合体(A)における単量体(c)と同じ意味を示す。重
合体(B)における単量体(c)は、重合体(A)の単
量体(c)と同じでもよく、異なっていてもよく、ま
た、2種以上の単量体(c)を用いてもよい。
【0041】重合体(B)には、必要により、重合性単
量体(a)、(c)以外の重合性単量体(y)[以下、
単量体(y)と記す。]の重合単位を含んでもよい。該
単量体(y)の重合単位の少なくとも1種は、重合性単
量体(d)の重合単位が好ましい。重合性単量体(d)
[以下、単量体(d)と記す。]は、架橋可能な官能基
を有する(メタ)アクリル酸誘導体化合物であり、か
つ、単量体(b)以外の単量体である。
【0042】単量体(d)における架橋可能な官能基と
しては、エポキシ基、カルボシキル基、アミノ基、シリ
ル基、イソシアネート基、ブロックドイソシアネート
基、N−メチロール基、水酸基等が挙げられる。
【0043】単量体(d)としては、グリシジル(メ
タ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、コハク
酸モノ−2−(メタ)アクリロイルオキシエチル[CH
=C(CH)COOCHCHOCOCHCH
COOH]、2−イソシアナトエチル(メタ)アクリ
レートのオキシムブロック体、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド、N−ブチロール(メタ)アクリルアミ
ド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−
ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ジアセトン
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)ア
クリルアミド等が好ましく挙げられる。重合体(B)
は、単量体(d)の重合単位を2種以上含んでいてもよ
い。重合体(B)の質量平均分子量は5×10〜5×
10が好ましい。
【0044】重合体(B)を得る重合方法としては、乳
化重合、懸濁重合等が好ましく、特に乳化重合が好まし
い。乳化重合等により、重合体(B)が水系溶媒中に粒
子として分散した状態(分散体ともいう)で得られる。
【0045】乳化重合は、重合開始剤を用いて行うのが
好ましい。重合開始剤としては、過酸化物またはアゾ系
化合物が好ましく、特にアゾ系化合物が好ましい。アゾ
系化合物の例としては、重合体(A)において説明した
油溶性重合開始剤、2,2’−アゾビス(2−メチルプ
ロピオナミジン)塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−
(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]塩酸塩、
2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イ
ル)プロパン]硫酸塩水和物等の水溶性重合開始剤が好
ましく挙げられる。
【0046】また、得られる重合体(B)の分子量を制
御する目的で、重合反応の際に分子量調節剤を添加して
もよい。分子量調節剤としては、重合体(A)の説明に
おいて挙げた分子量調節剤が好ましく使用できる。
【0047】重合体(B)の分散体中には、乳化剤が存
在していてもよい。乳化剤としては、重合体(A)にお
いて説明したノニオン性乳化剤、カチオン性乳化剤また
は両性乳化剤が好ましく、特にノニオン性乳化剤が好ま
しい。
【0048】乳化剤は、1種または2種以上を使用でき
る。イオン性の異なる乳化剤を併用する場合には、ノニ
オン性乳化剤とカチオン性乳化剤、または、ノニオン性
乳化剤と両性乳化剤の組み合わせが好ましい。また、乳
化剤の量は重合体(B)の100質量部に対して1〜2
0質量部が好ましい。ただし、重合体(B)が自己乳化
性のある重合性単量体を含む場合には、乳化剤の量を減
らしてもよい。
【0049】重合体(B)の平均粒子径は0.03〜
0.3μmが好ましい。平均粒子径が0.03μm未満
の場合、安定な分散体を得るために乳化剤または自己乳
化性のある重合性単量体が多量に必要となり、撥水性が
低下するおそれがある。また、0.3μm超の場合、粒
子が沈降するおそれがある。
【0050】本発明の撥水剤組成物において、重合体
(A)と重合体(B)は、同一の粒子内に存在せず、そ
れぞれ別々の粒子を形成している。本発明の撥水剤組成
物は、重合体(A)と重合体(B)を得るためにそれぞ
れについて別々に重合反応を行って、別々の粒子を形成
して分散体を得た後に、それぞれの分散体を混合して調
製するのが好ましい。
【0051】撥水剤組成物において、重合体(A)と重
合体(B)の質量比は(A)/(B)=10/90〜9
0/10が好ましく、特に20/80〜80/20が好
ましい。重合体(A)または重合体(B)の比率が上記
の範囲内にあると、撥水性に優れ、撥水性の耐久性にも
優れる。また、固形分濃度は、0.1〜50質量部が好
ましい。
【0052】本発明の撥水剤組成物には、繊維製品等の
物品に種々の物性を発現させるため、必要に応じて、重
合体(A)または重合体(B)以外の他の重合体、撥水
剤、撥油剤、架橋を促進させる触媒、風合い調節剤、帯
電防止剤、浸透剤、防虫剤、難燃剤、防しわ防縮剤、染
料安定剤、pH調整剤等を配合してもよい。
【0053】本発明の撥水剤組成物は、目的や用途等に
応じて、任意の濃度に希釈して物品に適用される。物品
への撥水加工方法は、物品の種類や組成物の調製形態等
に応じて任意の方法が採用される。たとえば、浸漬また
は塗布等の被覆加工方法により物品の表面に付着させ乾
燥する方法が採用される。また、必要ならば適当な架橋
剤とともに適用し、熱処理を行ってもよい。
【0054】物品への撥水加工方法としては、物品を重
合体(A)と重合体(B)とを含む撥水剤組成物に浸漬
する方法が好ましい。また、重合体(B)を含み重合体
(A)を含まない組成物に物品を浸漬した後、重合体
(A)を含み重合体(B)を含まない組成物に浸漬する
撥水加工方法も、同等の効果が得られるため好ましい。
【0055】本発明の撥水剤組成物を用いて処理される
物品としては、特に限定されず、繊維、繊維織物、繊維
編物等が好ましい。繊維としては、綿、麻、羊毛、絹等
の動植物性天然繊維、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
ビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビ
ニル、ポリプロピレン等の合成繊維、レーヨン、アセテ
ート等の半合成繊維、ガラス繊維、炭素繊維等の無機繊
維、またはこれらの混合繊維が挙げられる。本発明の撥
水剤組成物を用いて処理された物品は、優れた撥水性を
有し、その耐久性にも優れる。
【0056】
【実施例】以下、合成例(例1〜4、24、25(重合
体(A)の合成例)、例6〜8、26(重合体(B)の
合成例))、比較合成例(例5(重合体(A)の比較合
成例)、例9、10(重合体(B)の比較合成例))、
実施例(例11〜16、23、27〜29)、比較例
(例17〜22)によって本発明を説明する。
【0057】[例1]1リットルのガラス製容器に、ペ
ルフルオロアルキルエチルアクリレート[F(CF
(CHOCOCH=CH:nが6〜16の整
数であり、nの平均が9である化合物の混合物。以下F
Aと記す。]を130.0g、オクタデシルアクリレー
ト(以下STAと記す。)を62.0g、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート(以下HEAと記す。)を4.0
g、4−ヒドロキシブチルアクリレート(以下HBAと
記す。)を4.0g、ドデシルメルカプタン(以下DM
Cと記す。)を0.6g、ポリオキシエチレンオレイル
エーテル(HLB値=16。以下POEと記す。)を1
0.0g、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロリ
ド(以下ODTと記す。)を1.0g、ジプロピレング
リコールモノメチルエーテル(以下DPGMMEと記
す。)を20gおよびイオン交換水を300g入れた。
これを60℃に保持しながら、高圧乳化機を用いて40
MPaで乳化した。
【0058】つぎに、これを1リットルのガラス製オー
トクレーブに移し、2,2’−アゾビス(2−メチルブ
チロニトリル)(以下AVMと記す。)を0.6g加え
た後、オートクレーブを窒素置換した。撹拌しながら7
0℃に昇温して15時間重合反応を行い、乳白色のエマ
ルションを得た。エマルションは固形分濃度38.7質
量%、平均粒子径0.12μmであった。エマルション
を固形分濃度が20質量%となるようにイオン交換水で
希釈して分散液(E1)を得た。
【0059】[例2]1リットルのガラス製容器に、F
Aを180.0g、シクロヘキシルメタクリレート(以
下CHMAと記す。)を20.0g、DMCを0.6
g、POEを10.0g、ODTを1.0g、プロピレ
ングリコール(以下PGと記す。)を20gおよびイオ
ン交換水を300g入れた。これを60℃に保持しなが
ら、高圧乳化機を用いて40MPaで乳化した。
【0060】つぎに、これを1リットルのガラス製オー
トクレーブに移し、AVMを0.6g加えた後、オート
クレーブを窒素置換した。撹拌しながら70℃に昇温し
て15時間重合反応を行い、乳白色のエマルションを得
た。エマルションは固形分濃度38.6質量%、平均粒
子径0.11μmであった。エマルションを固形分濃度
が20質量%となるようにイオン交換水で希釈して分散
液(E2)を得た。
【0061】[例3]1リットルのガラス製容器に、F
Aを142.0g、ジオクチルマレート(以下DOMと
記す。)を12.0g、N−メチロールアクリルアミド
(以下NMAAと記す。)を4.0g、DMCを0.6
g、POEを10.0g、ODTを1.0g、PGを2
0gおよびイオン交換水を300g入れた。これを60
℃に保持しながら、高圧乳化機を用いて40MPaで乳
化した。
【0062】つぎに、これを1リットルのガラス製オー
トクレーブに移し、AVMを1.2g加えた後、オート
クレーブを窒素置換した。さらに塩化ビニル(以下VC
と記す。)を42.0g加えた。撹拌しながら70℃に
昇温して15時間重合反応を行い、乳白色のエマルショ
ンを得た。エマルションは固形分濃度38.4質量%、
平均粒子径0.10μmであった。エマルションを固形
分濃度が20質量%となるようにイオン交換水で希釈し
て分散液(E3)を得た。
【0063】[例4]1リットルのガラス製容器に、F
Aを170.0g、メチルメタクリレート(以下MMA
と記す。)を16.0g、スチレン(以下STと記
す。)を14.0g、DMCを0.6g、POEを1
0.0g、ODTを1.0g、PGを20gおよびイオ
ン交換水を300g入れた。これを60℃に保持しなが
ら、高圧乳化機を用いて40MPaで乳化した。
【0064】つぎに、これを1リットルのガラス製オー
トクレーブに移し、AVMを0.6g加えた後、オート
クレーブを窒素置換した。撹拌しながら70℃に昇温し
て15時間重合反応を行い、乳白色のエマルションを得
た。エマルションは固形分濃度38.6質量%、平均粒
子径0.11μmであった。エマルションを固形分濃度
が20質量%となるようにイオン交換水で希釈して分散
液(E4)を得た。
【0065】[例5]1リットルのガラス製容器に、F
Aを120.0g、DOMを6.0g、MMAを20.
0g、塩化ビニリデン(以下VDCと記す。)を20.
0g、DMCを0.6g、POEを10.0g、ODT
を1.0g、PGを20gおよびイオン交換水を300
g入れた。これを60℃に保持しながら、高圧乳化機を
用いて40MPaで乳化した。
【0066】つぎに、これを1リットルのガラス製オー
トクレーブに移し、AVMを1.2g加えた後、オート
クレーブを窒素置換した。さらにVCを30.0g添加
した。撹拌しながら70℃に昇温して15時間重合反応
を行い、乳白色のエマルションを得た。エマルションは
固形分濃度38.5質量%、平均粒子径0.12μmで
あった。エマルションを固形分濃度が20質量%となる
ようにイオン交換水で希釈して分散液(E5)を得た。
【0067】[例6]1リットルのガラス製容器に、F
Aを80.0g、CHMAを60.0g、グリシジルメ
タクリレート(以下GMAと記す。)を60.0g、D
MCを1.2g、POEを8.0g、ポリオキシエチレ
ンオレイルエーテル(HLB値=14。)を2.0g、
ODTを1.0g、PGを20gおよびイオン交換水を
360g入れた。これを60℃に保持しながら、高圧乳
化機を用いて40MPaで乳化した。
【0068】つぎに、これを1リットルのガラス製オー
トクレーブに移し、AVMを0.6g加えた後、オート
クレーブを窒素置換した。撹拌しながら70℃に昇温し
て15時間重合反応を行い、乳白色のエマルションを得
た。エマルションは固形分濃度35.0質量%、平均粒
子径0.11μmであった。エマルションを固形分濃度
が20質量%となるようにイオン交換水で希釈して分散
液(E6)を得た。
【0069】[例7]1リットルのガラス製容器に、F
Aを60.0g、CHMAを100.0g、GMAを3
6.0g、HBAを4.0g、DMCを1.2g、PO
Eを10.0g、アルキルトリメチルアミン酢酸塩(ア
ルキル基:ココナット。以下ATMと記す。)を1.0
g、PGを20gおよびイオン交換水を360g入れ
た。これを60℃に保持しながら、高圧乳化機を用いて
40MPaで乳化した。
【0070】つぎに、これを1リットルのガラス製オー
トクレーブに移し、2,2’−アゾビス(2−アミジノ
プロパン)二塩酸塩(以下AVAと記す)を0.6g加
えた後、オートクレーブを窒素置換した。撹拌しながら
50℃に昇温して15時間重合反応を行い、乳白色のエ
マルションを得た。エマルションは固形分濃度35.0
質量%、平均粒子径0.13μmであった。エマルショ
ンを固形分濃度が20質量%となるようにイオン交換水
で希釈して分散液(E7)を得た。
【0071】[例8]1リットルのガラス製容器に、C
HMAを120.0g、GMAを60.0g、MMAを
20.0g、DMCを1.2g、POEを8.0g、ノ
ニオン性乳化剤(エアープロダクツ社製、商品名「サー
フィノール465」。HLB値=13。)を2.0g、
ATMを1.0g、PGを20gおよびイオン交換水を
360g入れた。これを60℃に保持しながら、高圧乳
化機を用いて40MPaで乳化した。
【0072】つぎに、これを1リットルのガラス製オー
トクレーブに移し、AVMを0.6g加えた後、オート
クレーブを窒素置換した。撹拌しながら70℃に昇温し
て15時間重合反応を行い、乳白色のエマルションを得
た。エマルションは固形分濃度35.1質量%、平均粒
子径0.11μmであった。エマルションを固形分濃度
が20質量%となるようにイオン交換水で希釈して分散
液(E8)を得た。
【0073】[例9]1リットルのガラス製容器に、F
Aを100g、STAを20.0g、MMAを80.0
g、DMCを0.6g、POEを10.0g、ODTを
1.0g、PGを20gおよびイオン交換水を360g
入れた。これを60℃に保持しながら、高圧乳化機を用
いて40MPaで乳化した。
【0074】つぎに、これを1リットルのガラス製オー
トクレーブに移し、AVMを0.6g加えた後、オート
クレーブを窒素置換した。撹拌しながら70℃に昇温し
て15時間重合反応を行い、乳白色のエマルションを得
た。エマルションは固形分濃度35.0質量%、平均粒
子径0.12μmであった。エマルションを固形分濃度
が20質量%となるようにイオン交換水で希釈して分散
液(E9)を得た。
【0075】[例10]1リットルのガラス製容器に、
FAを140g、CHMAを40.0g、MMAを1
0.0g、HBAを10.0g、DMCを1.2g、P
OEを10.0g、ATMを1.0g、PGを20gお
よびイオン交換水を360g入れた。これを60℃に保
持しながら、高圧乳化機を用いて40MPaで乳化し
た。
【0076】つぎに、これを1リットルのガラス製オー
トクレーブに移し、AVAを0.6g加えた後、オート
クレーブを窒素置換した。撹拌しながら50℃に昇温し
て15時間重合反応を行い、乳白色のエマルションを得
た。エマルションは固形分濃度35.2質量%、平均粒
子径0.10μmであった。エマルションを固形分濃度
が20質量%となるようにイオン交換水で希釈して分散
液(E10)を得た。
【0077】[例11〜22]例1〜10で調製した分
散液E1〜E10を、表1に示す割合(質量%)で混合
し、固形分濃度が15質量%となるようにイオン交換水
で希釈した後、メラミン樹脂(住友化学社製商品名「M
−3」)およびメラミン触媒(住友化学社製商品名「A
CX」)をそれぞれ0.3質量%になるように加えて、
処理液を調製した。
【0078】ナイロンタフタ布を試験布として、処理液
に試験布を浸漬し、2本のゴムローラの間で試験布を絞
ってウェットピックアップを60質量%とした。つぎに
該試験布を110℃で90秒間乾燥し、さらに170℃
で60秒間熱処理した。処理後の試験布について、以下
に示す方法により撥水性を評価した。また、試験布の耐
久試験(HL80と記す。)は、JIS−L0217別
表103の水洗い法にて洗濯を80回繰り返し、熱風乾
燥したものについて評価した。結果を表3に示す。
【0079】[例23]例1で調製した分散液E1が1
0.0質量%、メラミン樹脂「M−3」が0.15質量
%、メラミン触媒「ACX」が0.15質量%となるよ
うに、イオン交換水で希釈して処理液(A液)を調製し
た。また、例6で調製した分散液E6が5.0質量%、
メラミン樹脂「M−3」が0.15質量%、メラミン触
媒「ACX」が0.15質量%となるように、イオン交
換水で希釈して処理液(B液)を調製した。
【0080】ナイロンタフタを試験布として、B液に試
験布を浸漬し、2本のゴムローラの間で試験布を絞って
ウェットピックアップを60質量%とした。つぎに該試
験布をA液に浸漬し、2本のゴムローラの間で試験布を
絞った。これを110℃で90秒間乾燥し、さらに17
0℃で60秒間熱処理した。処理後の試験布について、
例11と同様にして撥水性を評価した。結果を表3に示
す。
【0081】[例24]1リットルのガラス製容器に、
F(CF(CHOCOCH=CH を12
2.0g、H(CH24OCOC(CH)=CH
を70.0g、HEAを3.0g、HBAを2.0
g、NMAAを3.0g、DMCを0.6g、POEを
10.0g、ODTを1.0g、DPGMMEを20g
およびイオン交換水を300g入れた。これを60℃に
保持しながら、高圧乳化機を用いて40MPaで乳化し
た。
【0082】つぎに、これを1リットルのガラス製オー
トクレーブに移し、AVMを0.6g加えた後、オート
クレーブを窒素置換した。撹拌しながら70℃に昇温し
て15時間重合反応を行い、乳白色のエマルションを得
た。エマルションは固形分濃度38.0質量%、平均粒
子径0.13μmであった。エマルションを固形分濃度
が20質量%となるようにイオン交換水で希釈して分散
液(E24)を得た。
【0083】[例25]F(CF(CH
COCH=CHの122.0gの代わりに、F(CF
(CHOCOCH=CH(以下FBと記
す。)の100.0g、F(CF12(CH
OCOCH=CHの22.0gおよびH(CH
18OCOCH=CHの70.0gを用いる以外は、
例24と同様にして乳白色のエマルションを得た。エマ
ルションは固形分濃度38.2質量%、平均粒子径0.
12μmであった。エマルションを固形分濃度が20質
量%となるようにイオン交換水で希釈して分散液(E2
5)を得た。
【0084】[例26]1リットルのガラス製容器に、
FBを80.0g、CHMAを60.0g、GMAを6
0.0g、DMCを1.2g、POEを10.0g、O
DTを1.0g、PGを20gおよびイオン交換水を3
60g入れた。これを60℃に保持しながら、高圧乳化
機を用いて40MPaで乳化した。
【0085】つぎに、例24と同様にして乳白色のエマ
ルションを得た。エマルションは固形分濃度34.6質
量%、平均粒子径0.12μmであった。エマルション
を固形分濃度が20質量%となるようにイオン交換水で
希釈して分散液(E26)を得た。
【0086】[例27〜29]例11と同様にして、分
散液を表1に示す割合(質量%)で混合して処理液を調
整し、試験布を製作して撥水性を評価した。結果を表3
に示す。
【0087】[撥水性の評価]JIS−L1092のス
プレー試験(ただし、スプレーの水量は0.25リット
ルまたは1リットルとした。水温は27℃。)により行
い、表2に示す撥水性等級で表した。撥水性等級に+
(−)を記したものは、それぞれの性質がわずかに良い
(悪い)ことを示す。
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】
【表3】
【0091】
【発明の効果】本発明の撥水剤組成物は、物品に優れた
撥水性およびその耐久性を付与できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H020 BA13 BA24 4J002 BG071 BG081 GF00 GH00 GH01 GH02 GK02 4L033 AA08 AB05 AC03 CA22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記重合体(A)と下記重合体(B)とを
    含み、かつ、重合体(A)と重合体(B)が同一の粒子
    内に存在しないことを特徴とする撥水剤組成物。 重合体(A):下記重合性単量体(a)の重合単位を6
    0質量%以上、および、下記重合性単量体(b)の重合
    単位を40質量%以下(0質量%である場合を含む)含
    み、必要により、重合性単量体(a)、(b)以外の重
    合性単量体(x)の重合単位を含み、かつ、重合性単量
    体(a)の重合単位と重合性単量体(b)の重合単位の
    合計が70質量%以上である付加重合体。 重合体(B):重合性単量体(a)の重合単位を60質
    量%未満(0質量%である場合を含む)、重合性単量体
    (c)の重合単位を30質量%以上含み、必要により、
    重合性単量体(a)、(c)以外の重合性単量体(y)
    の重合単位を含み、かつ、重合性単量体(a)の重合単
    位と重合性単量体(c)の重合単位の合計が50質量%
    以上である付加重合体。 重合性単量体(a):ポリフルオロアルキル基を有する
    (メタ)アクリレート。 重合性単量体(b):長鎖アルキル基を有し、ポリフル
    オロアルキル基を有しない(メタ)アクリレート。 重合性単量体(c):SP値が10未満であり、かつ、
    重合性単量体(a)、(b)以外の重合性単量体。
  2. 【請求項2】前記重合体(B)が、前記重合性単量体
    (y)の重合単位の少なくとも1種として、下記重合性
    単量体(d)の重合単位を含む付加重合体である、請求
    項1に記載の撥水剤組成物。 重合性単量体(d):架橋可能な官能基を有する(メ
    タ)アクリル酸誘導体化合物であり、かつ、重合性単量
    体(b)以外の重合性単量体。
  3. 【請求項3】前記重合体(A)において、重合性単量体
    (a)の重合単位/重合性単量体(b)の重合単位の質
    量比が2以上である、請求項1または2に記載の撥水剤
    組成物。
  4. 【請求項4】前記重合体(A)が、前記重合性単量体
    (x)の重合単位の少なくとも1種として、前記重合性
    単量体(c)の重合単位を含む付加重合体である、請求
    項1、2または3に記載の撥水剤組成物。
  5. 【請求項5】前記重合体(A)が、油溶性重合開始剤を
    用いて重合した付加重合体である、請求項1、2、3ま
    たは4に記載の撥水剤組成物。
  6. 【請求項6】前記重合性単量体(c)がシクロヘキシル
    メタクリレートである、請求項1〜5のいずれかに記載
    の撥水剤組成物。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の撥水剤組
    成物を用いて処理された物品。
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