JP2002200964A - シートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置

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JP2002200964A
JP2002200964A JP2001129668A JP2001129668A JP2002200964A JP 2002200964 A JP2002200964 A JP 2002200964A JP 2001129668 A JP2001129668 A JP 2001129668A JP 2001129668 A JP2001129668 A JP 2001129668A JP 2002200964 A JP2002200964 A JP 2002200964A
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webbing
anchor
width direction
sliding contact
seat belt
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JP2001129668A
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English (en)
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Yuichi Takimizu
雄一 瀧水
Kazuo Yamamoto
和夫 山本
Kiyoshi Ogawa
清志 小川
Tomoharu Igarashi
智治 五十嵐
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NSK Autoliv Co Ltd
Original Assignee
NSK Autoliv Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スルーアンカーのベルトスロット内における
緊急時のウェビングの幅方向への位置ズレを、確実に防
止できるものでありながら、ベルトスロットのウェビン
グ幅方向両端部付近におけるスルーアンカーとウェビン
グとの摺接面圧の高まり等を確実に防止できるシートベ
ルト装置を提供する。 【解決手段】 本発明のシートベルト装置は、スルーア
ンカー10の被覆樹脂13が、ウェビング摺接面15近
傍の厚み方向寸法の最大値(図中符号Cで示す寸法)と
略等しい厚み方向寸法の部位を含む厚肉部分13aを、
ウェビング挿通間隙16におけるウェビング幅方向両端
部近傍の所定の範囲内に成形されることで、スルーアン
カー10のウェビング挿通間隙16内における緊急時の
ウェビングの幅方向への位置ズレを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や航空機等
のシートに着座した乗員の身体を、例えば緊急時にシー
トに拘束するシートベルト装置に関し、詳しくはスルー
アンカー等のウェビングガイドのウェビング挿通間隙内
において、緊急時にウェビングが横滑りして片寄る所謂
ジャミング現象を防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車輛等の乗員をシートに拘束する
ためのシートベルト装置として、連続ウェビングを用い
た三点式シートベルト装置(以下、シートベルト装置と
いう)がある。
【0003】図19に、従来自動車に搭載されている3
点式シートベルト装置100を示す。シートベルト装置
100において、ウェビング101は、一端部をリトラ
クター102に引出し可能に巻回されるとともに、他端
部をセンターピラー103の下部に軸支されたアンカー
プレート104に、ウェビングガイドであるスルーアン
カー105を介して係止される。ウェビング101は、
アンカープレート104及びスルーアンカー105間に
配設されたスルータング106に挿通されている。スル
ータング106が、車体におけるシート107近傍に立
設されたバックル108に係合されることで、ウェビン
グ101は、乗員109をシート107に拘束する。
【0004】シートベルト装置100には、ウェビング
101を案内するためのウェビングガイドとして、上記
スルーアンカー105及びスルータング106の他に、
図示しないベルトガイド、スルーベルト等が設けられ
る。
【0005】ウェビングガイドにはそれぞれ、長孔状の
ベルトスロット(ウェビング挿通間隙)が設けられてい
る。ウェビング101は、ベルトスロットの下縁部と摺
接して所定の方向へ案内される。ウェビング101の良
好な巻取り性、及びウェビング101の引出し時の良好
な操作感を確保するには、ベルトスロットとウェビング
101との摺接部分における摩擦抵抗を可能な限り低く
抑えることが必要である。そこで、被覆樹脂により摺接
部分の表面形状を滑らかにしたり、前記摺接部分に表面
処理を施したりしている。
【0006】図20にウェビングガイドであるスルーア
ンカー105の平面図を示す。スルーアンカー105
は、例えばインサート金具110に、POM又はナイロ
ン等の被覆樹脂111をモールド成形することにより構
成される。
【0007】スルーアンカー105の下部には、被覆樹
脂111で形成されたベルトスロット112が設けられ
ている。ベルトスロット112は、ウェビング101を
挿通させることにより、ウェビング101と摺接してウ
ェビング101を所定の方向へ案内する。図20に、ベ
ルトスロット112内に、ウェビング101が挿通さ
れ、ベルトスロット112の下縁部112aと摺接する
様子を図中二点鎖線で示す。スルーアンカー105のベ
ルトスロット112は、図20に示すように、平面視に
おいて凹状となる緩やかな略円弧状に成形される。これ
によりウェビング101がベルトスロット112の下縁
部112aに摺接する際には、ウェビング101の張力
がウェビング幅方向中央付近に集中し、ウェビング10
1の片寄り(ウェビング幅方向への位置ズレ)、所謂ジ
ャミング現象を防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシート
ベルト装置100のスルーアンカー105では、ベルト
スロット112が平面視において略円弧状であるため、
ウェビング101のウェビング幅方向両端部付近におい
て、ベルトスロット112との摺接面圧が高くなる。し
たがって、ウェビング幅方向両端部付近におけるスルー
アンカー105の被覆樹脂111及びウェビング101
の双方で、摺接による傷みが比較的大きいという問題が
あった。
【0009】ところで、上述のように従来のウェビング
ガイド105では、ウェビング挿通間隙の下縁部112
aを構成するウェビングとの摺接面が樹脂で成形されて
いた。このようなウェビングガイド105では、緊急
時、ウェビング101にテンションがかかり、さらにウ
ェビング101が引出されることで、ウェビング101
との摺接に伴う摩擦熱が生じる。このとき、ウェビング
101及び摺接面(下縁部112aの表面)双方の表面
が溶けて抵抗を生じ、ウェビング101の幅方向への位
置ズレをある程度阻止していた。しかし、近年ウェビン
グとの摺接面を金属で形成されたウェビングガイドが多
く見られる。このようなウェビングガイドでは、通常の
使用の際に、ウェビングがスルーアンカーの摺動面上を
円滑に案内され、ウェビングの良好な巻取り性又はウェ
ビングの引出し時の良好な操作感を確保することができ
る。しかし、ウェビングとの摺接に伴う摩擦抵抗が大幅
に減少することから、摩擦熱による表面の溶けも生じな
い。したがって、緊急時のウェビングの幅方向への位置
ズレが生じ易くなる。
【0010】本発明は、スルーアンカーのベルトスロッ
ト内における緊急時のウェビングの幅方向への位置ズレ
を、確実に防止できるものでありながら、ベルトスロッ
トのウェビング幅方向両端部付近におけるスルーアンカ
ーとウェビングとの摺接面圧の高まり等を確実に防止で
きるシートベルト装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、乗
員の身体をシートに拘束するウェビングと、該ウェビン
グをウェビング挿通間隙に挿通させ、前記ウェビングに
摺接して案内するウェビングガイドとを備えたシートベ
ルト装置において、前記ウェビングガイドは、前記ウェ
ビングとの摺接面が平面視直線状であり、前記ウェビン
グ挿通間隙におけるウェビング幅方向両端部近傍におい
て、前記摺接面近傍にある厚み方向寸法の最大部位と、
前記摺接面と対向する前記ウェビング挿通間隙の上縁部
よりも上方の部位との間を、縦断面視直線状に結んだ形
状の厚み方向寸法以上の厚さからなる厚肉部分を有して
いるシートベルト装置によって達成される。ここで「厚
み方向寸法」とは、ウェビング挿通間隙内に挿通された
ウェビングの摺動方向に成形されるウェビングガイドの
厚さのことをいう。
【0012】また、この場合、厚肉部分が、ウェビング
幅方向両端部近傍の所定の範囲内に設けられていること
が好ましい。ここで、「所定の範囲」とは、ウェビング
挿通間隙の両側部を構成する部分の厚み方向寸法が増加
されるように、スルーアンカーに厚肉部分が成形される
範囲であればよい。また、前記厚肉部分は、ウェビング
幅方向両端部近傍に部分的に形成されてもよい。例え
ば、前記厚肉部分は、前記ウェビング挿通間隙のウェビ
ング幅方向両端部近傍の少なくとも一方の、表面側又は
裏面側の少なくとも一方に形成された、ウェビング案内
方向に沿って延在する突起である。
【0013】以上のようなシートベルト装置によれば、
ウェビングガイドに摺接して案内されるウェビングが、
緊急時、ウェビングガイドのウェビング挿通間隙内にお
いて、ウェビング幅方向に位置ズレを生じそうになった
場合でも、ウェビング挿通間隙におけるウェビング幅方
向両端部近傍の厚肉部分が、ウェビングの幅方向への位
置ズレを物理的に阻止する。すなわち、ウェビング挿通
間隙の側部が厚肉になることで、ウェビングが当接する
部分が広くなり、ウェビングが幅方向へ位置ズレを起こ
そうとしても厚肉の側部によってその移動が阻止され
る。
【0014】また、本発明のシートベルト装置におい
て、ウェビングガイドのウェビングとの摺接面が、ウェ
ビング幅方向両端部を除いて、平面視略一直線状に成形
されるので、ウェビングがウェビングガイドと摺接した
際のウェビングの摺接面圧がウェビングの幅方向で均一
になっている。したがって、例えば、湾曲形状であるウ
ェビング挿通間隙のウェビング幅方向両端部付近におけ
るウェビングとの摺接面圧の高まりが生じることがな
い。
【0015】本発明のシートベルト装置においてウェビ
ングガイドのウェビングとの摺接面が、金属面であるこ
とが好ましい。こうすることで、通常の使用の際にウェ
ビングがスルーアンカーの摺動面上を円滑に走行すると
ともに、緊急時にウェビングが摺動面上でウェビング幅
方向に片寄せされることがない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図示実施形態により、本発
明を説明する。図1は、本発明の第1実施形態であるシ
ートベルト装置のスルーアンカー10を示す全体斜視図
であり、図2は、図1のスルーアンカーの平面図、図3
は、図2のスルーアンカーのIII−III縦断面図で
ある。
【0017】図1に示すスルーアンカー10は、1枚の
金属板12を所要形状に加工されてなるインサート金具
11に、被覆樹脂13をモールド成形により一体化して
構成される。
【0018】図3に示すように、スルーアンカー10に
は、インサート金具11に穿設された開口部14周囲
を、所要形状にモールド成形される被覆樹脂13によっ
て被覆されており、ベルトスロット16が形成される。
スルーアンカー10は、開口部14の下縁部周囲の被覆
樹脂13上にウェビングとの摺接面15(以下、ウェビ
ング摺接面15という)が形成される。
【0019】インサート金具11の図1中上部には、ス
ルーアンカー10を車体のセンターピラーに回動自在に
支持させるためのボルト等(図示しない)を嵌挿するボ
ルト嵌挿孔12aが穿設される。インサート金具11
は、例えば鋼板等の金属板12の打ち抜き加工により、
所要形状に成形されており、スルーアンカー10の耐荷
重性能を確保する。金属板12の材質としては、所定の
荷重に耐えられるように、例えば所定の板厚の炭素鋼鋼
材(JIS SC材)が挙げられる。
【0020】被覆樹脂13は、機械的強度の高い樹脂か
らなる。被覆樹脂13の具体例としては、ポリアミド6
等のポリアミド系樹脂、ポリアセタール及びポリプロピ
レンに強化剤を入れた樹脂、又はポリカーボネート等が
挙げられる。
【0021】被覆樹脂13は、インサート金具11に、
所要形状となるようにモールド成形されることにより、
スルーアンカー10のベルトスロット16を、ウェビン
グ幅方向両端部を除いて平面視略一直線状に形成させる
(図2参照)。ベルトスロット16を形成する被覆樹脂
13の周縁部は、ベルトスロット16の内周側に凸とな
る湾曲面が形成されている。被覆樹脂13と前記湾曲面
との境界部分を図中2点鎖線で示す。図3に示すよう
に、被覆樹脂13は、ベルトスロット16におけるウェ
ビング幅方向(図2中左右方向、図3中紙面に垂直な方
向)両端部近傍の厚み方向寸法の最大値が、ウェビング
摺接面15近傍の厚み方向寸法の最大値に略等しい。
【0022】すなわち被覆樹脂13は、ベルトスロット
16におけるウェビング幅方向両端部近傍の所定の範囲
内に厚肉部分13aを成形する。厚肉部分13aは、ウ
ェビング摺接面15近傍で、その厚み方向寸法の最大値
(図3中符号Cで示す寸法)と略等しい厚み方向寸法の
部位を形成し、スルーアンカー10の下方から上方へ行
くに従って、角Rを介して、その厚み方向寸法が減少し
ている構成をしている。角Rは、被覆樹脂13の表面が
滑らかな湾曲を形成するように構成されている。所定の
範囲は、図2及び図3中符号Aで示す図2及び図3中上
下方向の範囲と、図2中符号Bで示す図2中左右方向の
範囲との重なりで示される。
【0023】本実施形態の作用を説明する。シートベル
ト装置において、乗員をシートに拘束するウェビング
は、スルーアンカー10のベルトスロット16に挿通さ
れ、ウェビング摺接面15との間で摺接されることによ
り、スルーアンカー10に案内される。
【0024】この際、スルーアンカー10のベルトスロ
ット16が、ウェビング幅方向両端部を除いて略一直線
状であり、従来のような湾曲形状でないため、ベルトス
ロット16の両端部(図2中両端部)付近において、ウ
ェビングとの摺接面圧が高くなることはない。
【0025】図4は、本発明の第2実施形態であるシー
トベルト装置のスルーアンカー20を示す要部縦断面図
である。図4に示すスルーアンカー20おいて、被覆樹
脂21は、インサート金具11の開口部14におけるウ
ェビング幅方向(図4中紙面に垂直な方向)両端部近傍
に成形された厚肉部分21aを有する。
【0026】厚肉部分21aは、厚み方向寸法(図4中
左右方向寸法)の最大値(符号Dで示す寸法)が、ウェ
ビング摺接面15近傍の厚み方向寸法(図4中左右方向
寸法)の最大値(符号Cで示す寸法)より所定量大き
く、図4中左右に所定量突出している。こうすること
で、上述した第1実施形態のシートベルト装置のスルー
アンカー10よりもより確実に緊急時のウェビングの幅
方向の位置ズレが阻止される。その他の構成及び作用に
ついては、上記第1実施形態と同様である。
【0027】図5は、本発明の第3実施形態であるシー
トベルト装置のスルーアンカー30を示す要部縦断面図
である。図5に示すスルーアンカー30において、被覆
樹脂31の厚肉部分31aは、厚み方向寸法(図5中左
右方向寸法)が、ウェビング摺接面15近傍の厚み方向
寸法(図5中左右方向寸法)の最大値(符号Cで示す寸
法)と略同じ大きさに構成されており、さらに、符号A
で示す図5中上下方向に沿う範囲において同一幅とさ
れ、縦断面視において略矩形状をしている。こうするこ
とで、上述した第1実施形態及び第2実施形態のシート
ベルト装置のスルーアンカー10,20よりも、厚肉部
分21bの強度が向上されている。その他の構成及び作
用については、上記第2実施形態と同様である。
【0028】図6は、本発明の第4実施形態であるシー
トベルト装置のスルーアンカー40を示す要部縦断面図
である。図6に示すスルーアンカー40において、被覆
樹脂41の厚肉部分41aのある所定の範囲は、図3に
示す第1実施形態のスルーアンカー10の所定の範囲に
比較して、符号Eで示す図6中上下方向に沿う範囲が、
上述した符号Aで示す範囲より図6中上方に拡大されて
おり、第1実施形態よりも被覆樹脂41の断面積が大き
い。こうすることで、本実施形態の厚肉部分41aは、
上述した第1実施形態の厚肉部分13aと略同様な形状
を保ちながらも、その強度が向上している。その他の構
成及び作用については、上記第1実施形態と同様であ
る。
【0029】図7は、本発明の第5実施形態であるシー
トベルト装置のスルーアンカー50を示す要部縦断面図
である。図7に示すスルーアンカー50において、被覆
樹脂51の厚肉部分51aの所定の範囲は、図4に示す
第2実施形態のスルーアンカー20の所定の範囲に比較
して、符号Eで示す図7中上下方向に沿う範囲が、図7
中上方に拡大されている。したがって、第2実施形態よ
りも被覆樹脂51の断面積が大きい。こうすることで、
本実施形態の厚肉部分51aは、上述した第2実施形態
の厚肉部分23aと略同様な形状を保ちながらも、その
強度が向上している。その他の構成及び作用について
は、上記第2実施形態と同様である。
【0030】図8は、本発明の第6実施形態であるシー
トベルト装置のスルーアンカー60を示す要部平面図で
あり、図9は、図8のスルーアンカーのIX−IX断面
図、図10は、図8のスルーアンカーのX−X断面図で
ある。
【0031】図9において、被覆樹脂61は、ウェビン
グ摺接面15近傍にある厚み方向寸法の最大部位61a
と、ウェビング摺接面15と対向する(図8中上方)ベ
ルトスロット16の上縁部の厚み方向寸法の小さい部位
61bとの間を、縦断面視(図9参照)直線状に結んだ
形状に成形される。
【0032】射出成形では、成形時の冷却速度ムラを少
なくし、成形品の内部ひずみを各部で均一とするため、
通常3mm程度で厚み方向寸法を均一にすることが原則
である。したがって、インサート金具に被覆樹脂をモー
ルド成形されてなるスルーアンカーでは、被覆樹脂にお
けるベルトスロットの上部が、射出成形の原則に従った
厚み方向寸法とされる。
【0033】一方、スルーアンカーのウェビング摺接面
近傍の被覆樹脂の厚み方向寸法は、一般的に15〜20
mmとされる。その理由としては、ウェビング摺接面1
5の径がある程度大きい方が、ウェビングの巻取り性の
面で有利なためである。つまり、射出成形品に求められ
る特性から必然的に決まるものである。
【0034】以上のことから、スルーアンカーの被覆樹
脂は、通常の射出成形品として成形した場合には、図1
5に示す従来のスルーアンカー105のように、厚み方
向寸法の最大部位111aと、厚み方向寸法の小さい部
位111bとの間を、縦断面視曲線状に結んだ形状に成
形されることとなる。
【0035】これに対して、本実施形態では、図9に示
すようにスルーアンカー60の被覆樹脂61が、厚み方
向寸法の最大部位61aと、厚み方向寸法の小さい部位
61bとの間を、縦断面視直線状に結んだ形状とされる
ことにより、被覆樹脂61における縦断面視略中央の部
位61cが、通常の射出成形品に比較して大幅に厚肉と
なる。したがって、本実施形態のスルーアンカー60の
X−X断面図を示す図10と通常の射出成形品の断面を
示す図16を比較すると明らかなように、被覆樹脂61
における縦断面視略中央の部位61cが、通常の射出成
形品に比較して大幅に厚肉となっている。その他の構成
及び作用については、上記第4実施形態と同様である。
【0036】以下に、本発明の上記実施形態による作用
・効果をまとめる。以上のように上記第1〜第5実施形
態によれば、スルーアンカー10,20,30,40,
50は、厚み方向寸法がウェビング摺接面15近傍の厚
み方向寸法の最大値以上である部位を含む被覆樹脂1
3,21,31,41,51の厚肉部分13a,21
a,31a,41a,51aが、ベルトスロット16に
おけるウェビング幅方向両端部近傍の所定の範囲内に成
形される。また上記第6実施形態によれば、スルーアン
カー60は、ウェビング摺接面15近傍にある被覆樹脂
61の厚み方向寸法の最大部位61aと、図8中上部に
ある被覆樹脂61の厚み方向寸法の小さい部位61bと
の間を、縦断面視直線状に結んだ形状に成形されてお
り、被覆樹脂61の縦断面視略中央の部位61cが従来
よりも厚肉である。更に上記各実施形態によれば、スル
ーアンカー10,20,30,40,50、60のベル
トスロット16が、ウェビング幅方向両端部を除いて平
面視略一直線状に形成される。
【0037】したがって、スルーアンカー10,20,
30,40,50、60のベルトスロット16内におけ
る緊急時のウェビングの幅方向への位置ズレ、所謂ジャ
ミング現象を確実に防止することができるものでありな
がら、ベルトスロット16のウェビング幅方向両端部付
近におけるスルーアンカー10,20,30,40,5
0、60とウェビングとの摺接面圧の高まり等を確実に
防止することができる。これにより、スルーアンカー1
0,20,30,40,50、60及びウェビングの双
方での摺接による傷み等を確実に防止することができ、
スルーアンカー10,20,30,40,50、60及
びウェビングの長期間に渡る安定した性能を確保するこ
とができる。
【0038】図11は、本発明の第7実施形態であるシ
ートベルト装置のスルーアンカー70を示す平面図であ
る。図11に示すスルーアンカー70において、被覆樹
脂71は、インサート金具11の開口部14におけるウ
ェビング幅方向(図11中紙面に垂直な方向)両端部近
傍に成形された厚肉部分71aを有する。厚肉部分71
aの下部は、厚み方向寸法がウェビング摺接面75近傍
の厚み方向寸法(図11中左右方向寸法)の最大値(符
号Cで示す寸法)に略等しい。さらに、ベルトスロット
16の下縁部を構成する被覆樹脂71には金属部材76
が装着され、ウェビング摺接面75を形成している。図
12は、図11に示したスルーアンカー70のXII−
XII断面図である。被覆樹脂71に巻き付けられた金
属部材76の一部は、被覆樹脂71の下部に設けられた
溝77内に収納される。さらに、溝77内に固定棒78
を挿入することにより金属部材76を被覆樹脂71に固
定している。
【0039】金属板は、ステンレス、鉄系材、アルミニ
ウム合金、チタン合金等の金属からなる薄板を、所要の
湾曲形状に形成されてなる。また、金属板は、表面にメ
ッキ処理を施されることが好ましい。本実施形態によれ
ば、スルーアンカー70のウェビング摺接面75が金属
面であるので、ウェビングとウェビング摺接面75との
摺接に伴う摩擦抵抗を大幅に減少させることができる。
これにより、スルーアンカー70とウェビングとの優れ
た摺接性を確保することができ、ウェビングの良好な操
作性及び優れた耐久性を確保することができる。
【0040】スルーアンカー70のウェビング摺接面7
5が金属面であることにより、ウェビングとウェビング
摺接面75との摺接に伴う摩擦抵抗が大幅に減少する一
方で、緊急時、例えばウェビング及びウェビング摺接面
75の摺接に伴う摩擦熱による双方の表面の溶けも生じ
ないことから、ウェビングの幅方向への位置ズレが生じ
易くなる。そこで、緊急時、リトラクターから急速に引
き出されるウェビングが、スルーアンカー70のベルト
スロット16内において、摺接に伴って幅方向(図11
中左右方向)に位置ズレを生じそうになった場合でも、
被覆樹脂71の所定の範囲の厚肉部分71aによって、
スルーアンカー70のベルトスロット16内における緊
急時のウェビング幅方向への位置ズレが阻止される。す
なわち、ベルトスロット16の側部が厚肉になること
で、ウェビングが当接する部分が広くなり、ウェビング
が幅方向へ位置ズレを起こそうとしても厚肉の側部によ
ってその移動が阻止される。
【0041】ウェビングとウェビング摺接面75との摺
接に伴う摩擦抵抗が大幅に減少すると、緊急時、ウェビ
ングの幅方向への位置ズレが生じ易くなるが、上述した
ように、スルーアンカー70のベルトスロット16にお
けるウェビング幅方向両端部近傍の厚肉部分71aによ
り、ウェビングが当接する部分が広くなり、ウェビング
が幅方向へ位置ズレを起こそうとしても厚肉側部71a
によってその移動が阻止される。つまり上記各実施形態
の効果は、スルーアンカー70のウェビング摺接面75
が金属面であることにより、顕著に現れる。その他の構
成及び作用については、上記第1実施形態と同様であ
る。また、ウェビング摺接面に金属部材を配置する点に
ついては、上記第2〜6実施形態のいずれにも適用でき
る。
【0042】図13は、本発明の第8実施形態であるシ
ートベルト装置のスルーアンカー80を示す斜視図であ
り、図14は図13のスルーアンカー80の裏面(車外
側)の平面図である。前述の各実施形態は、厚肉部分1
3aが符号A及びEで示す範囲と符号Bで示す範囲の重
複部分全域に形成されたものであるが、この第8実施形
態は厚肉部分が前記範囲の重複部分内の一部に部分的に
形成された構成である。
【0043】被覆樹脂13のベルトスロット16の両端
近傍の表側(車室側)には、ウェビング案内方向に沿っ
て延在する突起13bがそれぞれ形成されている。ま
た、図14に示すように、被覆樹脂13の裏側(車外
側)にもウェビング案内方向に沿って延在する直線状の
突起13bが形成されている。図15に図14のH−H
断面図を示すように、突起13bは矩形の断面形状であ
る。
【0044】図13に想像線で示すウェビング101の
状態は、運転席側(右座席側)でのものである。この場
合、ウェビング101は摺動時に図13中左方の突起1
3bにより案内及び規制されるので、摺動時にウェビン
グ幅方向の力を受けても、走行路をウェビング幅方向外
側(図13中左上方向)に逸脱することがない。したが
って、ウェビング101の幅方向端部がベルトスロット
16の端部に乗り上がることがない。また、同様に、ス
ルーアンカー80の裏側においても、ウェビングは図1
4中左方の突起13bにより案内及び規制されるので、
走行路をウェビング幅方向外側に逸脱することがなく、
ウェビング101の幅方向端部がベルトスロット16の
端部に乗り上がることがない。
【0045】なお、図13における右側の突起13b及
び図14における右側の突起13bは、運転席側で使用
される場合には何ら機能しないので、スルーアンカー8
0を運転席側専用で使用するのであれば省略してもよ
い。
【0046】一方、図13及び図14に示すスルーアン
カー80を助手席側(左座席側)で使用する場合は、上
述とは逆に、図13中右側の突起13b及び図14中右
側の突起13bがウェビング101を案内及び規制し、
図13中左側の突起13b及び図14中左側の突起13
bは何ら機能しない。したがって、スルーアンカー80
を助手席側専用で使用するのであれば、図13及び図1
4中左側の突起13bは省略してもよい。ただし、スル
ーアンカー80に上記のような4つの突起13bを形成
することにより、同一構成のスルーアンカー80を運転
席側及び助手席側の両方で使用することができる。
【0047】図16は本発明の第9実施形態であるシー
トベルト装置のスルーアンカー90の表面(車室側)の
平面図である。この第9実施形態は、第8実施形態にお
ける突起13bの形状が変形された構成である。突起1
3cは、スルーアンカーの表面側の、ベルトスロット1
6の図16中左側である、ウェビング送り出し方向とな
る側(車の前方側)の端部の近傍だけに形成されてい
る。図17(a)に図16のJ−J断面図を示すよう
に、突起13cはウェビング側に下降した斜面を有する
形状である。また、図18に図16のK−K断面図を示
すように、突起13cはベルトスロット16の縁部から
立ち上がった形状であるが、突起13cは被覆樹脂13
の外周縁部まで延在しておらず、ベルトスロット16の
縁部から所定幅wの形状である。
【0048】スルーアンカー90に上記構成の突起13
cが形成されていることにより、ウェビング101は突
起13cの側面又は傾斜面により案内されるので、走行
路を大幅に逸脱することがない。また、突起13cの断
面形状は、図17(b)に示すように断面矩形であって
もよい。この場合、ウェビングは突起13cの側面又は
上面により案内されるので、走行路を大幅に逸脱するこ
とがない。
【0049】なお、第9実施形態では、突起13cはベ
ルトスロット16のウェビング送り出し方向となる側
(車の前方側)の端部の近傍だけに形成されているが、
スルーアンカー90の裏面側の、ベルトスロット16の
巻き取り方向となる側(車の後方側)の端部に更に同じ
突起13cを設けてもよい。更に、ベルトスロット16
のウェビング幅方向両端近傍の表裏両面に、同様の突起
13cを設けてもよい。このような構成によれば、運転
席側と助手席側の両方で同一構成のスルーアンカー90
を使用することができる。
【0050】更に、第8実施形態の突起13bの構成
と、第9実施形態の突起13cの構成とを適宜組み合わ
せてもよい。例えば、スルーアンカーの表面側を図13
に示す突起13bの構成とするとともに裏面側を図16
に示す突起13cの構成としたり、ベルトスロット16
のウェビング幅方向両端で突起の種類や形状を変えても
よい。このように、目的又はデザイン等を考慮して、ス
ルーアンカーの表裏の、ベルトスロットのウェビング幅
方向両端の4個所について、突起の種類や形状を適宜選
択して構成することができる。更に、第8実施形態の突
起13bの構成と、第9実施形態の突起13cの構成
と、第7実施形態の被覆樹脂13に金属部材76を巻き
付けた構成とを適宜組み合わせてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシートベ
ルト装置によれば、ウェビングガイドは、ベルトスロッ
トにおけるウェビング幅方向両端部近傍の所定の範囲に
設けられた厚肉部分により、スルーアンカーのベルトス
ロット内における緊急時のウェビングの幅方向への位置
ズレを、確実に防止することができる。また、ベルトス
ロットは、ウェビング幅方向両端部を除いて、平面視略
一直線状に形成されているので、ベルトスロットのウェ
ビング幅方向両端部付近におけるスルーアンカーとウェ
ビングとの摺接面圧の高まり等を確実に防止することが
でき、摺接による傷み等を確実に防止することができ
る。また、ウェビングガイドにおけるウェビングとの摺
接面が、金属面であるので、ウェビングガイドとウェビ
ングとの優れた摺接性を確保することができ、ウェビン
グの良好な操作性及び優れた耐久性を確保することがで
きる。また、前記厚肉部分が、前記ウェビング挿通間隙
のウェビング幅方向両端部近傍の少なくとも一方の、表
面側又は裏面側の少なくとも一方に形成された、ウェビ
ング案内方向に沿って延在する突起であることにより、
従来の構成をわずかに変更するだけで、ベルトスロット
内における緊急時のウェビングの幅方向への位置ズレ
を、確実に防止することができ、製造が容易で使用材料
の大幅な増加もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるシートベルト装置
のスルーアンカー10を示す全体斜視図である。
【図2】図1のスルーアンカー10の平面図である。
【図3】図1のスルーアンカー10の要部縦断面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態であるシートベルト装置
のスルーアンカー20を示す要部縦断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態であるシートベルト装置
のスルーアンカー30を示す要部縦断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態であるシートベルト装置
のスルーアンカー40を示す要部縦断面図である。
【図7】本発明の第5実施形態であるシートベルト装置
のスルーアンカー50を示す要部縦断面図である。
【図8】本発明の第6実施形態であるシートベルト装置
のスルーアンカー60を示す要部平面図である。
【図9】図8のスルーアンカー60のIX−IX断面図
である。
【図10】図8のスルーアンカー60のX−X断面図で
ある。
【図11】本発明の第7実施形態であるシートベルト装
置のスルーアンカー70を示す平面図である。
【図12】図11のスルーアンカー70のXII−XI
I断面図である。
【図13】本発明の第8実施形態であるシートベルト装
置のスルーアンカー80を示す全体斜視図である。
【図14】本発明の第8実施形態であるシートベルト装
置のスルーアンカー80を示す平面図である。
【図15】図14のスルーアンカー80のH−H断面図
である。
【図16】本発明の第9実施形態であるシートベルト装
置のスルーアンカー90を示す平面図である。
【図17】図16のスルーアンカー90のJ−J断面図
である。
【図18】図16のスルーアンカー90のK−K断面図
である。
【図19】従来のシートベルト装置100を示す概略側
面図である。
【図20】図19のシートベルト装置100のスルーア
ンカー105を示す平面図である。
【図21】図20のスルーアンカー105のF−F断面
図である。
【図22】図20のスルーアンカー105のG−G断面
図である。
【符号の説明】
10 スルーアンカー(ウェビングガイド) 11 インサート金具 13 被覆樹脂 13a 厚肉部分 13b,13c 突起 15 ウェビング摺接面(ウェビングとの摺接面) 16 ウェビング挿通間隙(ベルトスロット) A,B 所定の範囲 C ウェビングとの摺接面近傍の厚み方向寸法の最大値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 清志 神奈川県藤沢市桐原町12番地 エヌエスケ ー・オートリブ株式会社内 (72)発明者 五十嵐 智治 神奈川県藤沢市桐原町12番地 エヌエスケ ー・オートリブ株式会社内 Fターム(参考) 3D018 CA02 CB03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員の身体をシートに拘束するウェビン
    グと、該ウェビングをウェビング挿通間隙に挿通させ、
    前記ウェビングに摺接して案内するウェビングガイドと
    を備えたシートベルト装置において、 前記ウェビングガイドは、前記ウェビングとの摺接面が
    平面視直線状であり、前記ウェビング挿通間隙における
    ウェビング幅方向両端部近傍において、前記摺接面近傍
    にある厚み方向寸法の最大部位と、前記摺接面と対向す
    る前記ウェビング挿通間隙の上縁部よりも上方の部位と
    の間を、縦断面視直線状に結んだ形状の厚み方向寸法以
    上の厚さからなる厚肉部分を有していることを特徴とす
    るシートベルト装置。
  2. 【請求項2】 前記厚肉部分は、前記ウェビング挿通間
    隙のウェビング幅方向両端部近傍の少なくとも一方の、
    表面側又は裏面側の少なくとも一方に形成された、ウェ
    ビング案内方向に沿って延在する突起であることを特徴
    とする請求項1記載のシートベルト装置。
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