JP2002200438A - 電気集塵装置 - Google Patents

電気集塵装置

Info

Publication number
JP2002200438A
JP2002200438A JP2000402760A JP2000402760A JP2002200438A JP 2002200438 A JP2002200438 A JP 2002200438A JP 2000402760 A JP2000402760 A JP 2000402760A JP 2000402760 A JP2000402760 A JP 2000402760A JP 2002200438 A JP2002200438 A JP 2002200438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
discharge electrode
hammer
ground
spark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000402760A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Nagakura
健太郎 永倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000402760A priority Critical patent/JP2002200438A/ja
Publication of JP2002200438A publication Critical patent/JP2002200438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵極からのダストの剥離特性を改善して集
塵効率を高めるようにする。 【解決手段】複数の集塵極の間に配置される放電極と、
集塵極を槌打してダストを払い落とすハンマーと、を備
えた電気集塵装置100において、放電極に対して電気
的に接続される放電極側接点195、196と、ハンマ
ーの落下より早いタイミングで落下し、落下の最中に放
電極側接点195、196に近接して放電極を地落させ
ることが可能な地落側接点189A〜189Eと、を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
【従来の技術】この種の電気集塵装置は、放電極と集塵
極の間に生じる電場により各種気体中のダストを集塵極
に捕集させて浄化するものであり、火力発電用ボイラ
ー、製鉄所、セメント製造設備、ゴミ焼却炉等に数多く
設置されている。
【0003】従来の電気集塵装置として特開2000−
189843号公報に記載されるものがあり、それにつ
いて以下説明する。
【0004】電気集塵装置に設けられる複数の荷電区分
室の内の1室は、図9(a)及び図9(b)に示すよう
に、複数枚の接地された集塵極51〜55と、その間に
配置される放電極A1〜D4とを備えており、この集塵
極51〜55には槌打装置69(図9(a)では図示省
略)が設けられている。
【0005】放電極A1〜D4は、隣り合う集塵極51
〜55の間に形成されるガス流路に複数本配置され、支
持枠65により鉛直方向に支持されている。なお、ここ
では便宜上、1室について5枚の集塵極51〜55と、
計16本の放電極A1〜A4,B1〜B4,C1〜C
4,D1〜D4が配置されている場合を示す。又、電気
集塵装置の上部には碍子室66が設けられており、この
碍子室66内に、上記支持枠65を非通電状態で保持可
能な支持碍子67等が収容されている。
【0006】槌打装置69は、図10に示されるように
複数のハンマー60を備える。この各ハンマー60は各
集塵極51〜55に対応するように配置され、共通のシ
ャフト61に対してフォークエンド62とピン63とで
回転自在に取り付けられている。シャフト61の回転
(図中矢印方向)によりハンマー60が最高点まで引き
上げられると、重力により落下して各集塵極51〜55
に設けられた叩き座64を叩く。その衝撃力により、集
塵極51〜55に電気的に捕集されているダストが落下
し、下方に配置されるホッパーを介して回収される。
【0007】図11に示されるように、荷電区分1室を
単位として、共通の電源装置70から上記放電極A1〜
A4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4に対して直
流高電圧が供給される。この電源装置70は高圧直流電
源回路であり、交流電源ACに接続される変圧器71
と、この変圧器71の二次出力側に接続されて交流を直
流に整流(変換)する整流ブリッジ回路72と、電気集
塵装置でのスパークの有無を検出するスパーク検出用分
圧器15と、を備えている。
【0008】この変圧器71の一次入力側には、2つの
制御用サイリスタ75が接続される。この制御用サイリ
スタ75には制御装置10が接続され、この制御装置1
0がスパーク検出用分圧器15の検出結果を参考にして
制御用サイリスタ75の導通角を制御し、2次出力側の
電圧値等を調節している。
【0009】槌打装置69により集塵極51〜55から
払い落とされるダストは、大部分は塊となって下方のホ
ッパーへ落下するが、一部はガス流に持ち去られる。こ
のホッパーに捕集されずにダストがガス流に乗って後方
に飛散する現象は「槌打再飛散」と呼ばれ、集塵の性能
向上にとって障害となっている。また、槌打装置69に
よってしても、集塵極51〜55に捕集されたダストを
完全に払い落とせない場合があり、この集塵極51〜5
5にダストが残ってしまうと、槌打装置69の運転に関
わらず、ダストが自然に再飛散してしまう。
【0010】そこで、この電気集塵装置は下記のような
手法により解決を図っている。
【0011】図10に戻って、複数のハンマー60の総
てはシャフト61に対して同一の取付角度で取り付けら
れおり、総てのハンマー60が同時に落下し、対応する
叩き座64を同時に槌打するようになっている。なお、
総てのハンマー60を同時に落下させる為に、連結棒2
2によって総てのハンマー60が連結されている。
【0012】総てのハンマー60のうちの1個のハンマ
ーは、頭部60aを両側に有するように構成され、後述
するスパーク用電極21との間でスパークが生じやすく
なっている。ハンマー60及びシャフト61は金属等の
導電性材料によって製造され、全体がアースに接続(接
地)されている。
【0013】上記頭部60aを有するハンマー60に対
応して、1個のスパーク用電極(地絡装置)21が設け
られる。このスパーク用電極21は金属部材46を介し
て支持枠65(或いは放電極A1〜D4)に接続される
と共に、ハンマー60の頭部60aが落下する通過路か
ら数cm(例えば5cm)以内の距離に位置決めされ
る。従って、頭部60aがスパーク用電極21の近傍を
通過すると、このスパーク用電極21とハンマー60と
の間でスパークが発生する。なお、このように落下する
通過路にスパーク用電極21を設けたのは、ハンマー6
0が集塵極51〜55を槌打する直前に確実にスパーク
を発生させる為である。勿論、スパーク用電極21と頭
部60aとを接触させても構わない。
【0014】電気集塵装置は、更に、ハンマー60とス
パーク用電極21との間のスパーク光を検出する光セン
サ32を備える。この光センサ32は、放電極A1〜D
4と集塵極51〜55との間で発生する通常のスパーク
(スパーク電極21を介さないスパーク)は検出せず、
ハンマー60とスパーク用電極21との間で発生するス
パークのみを検出する。この光センサ32は制御装置1
0に接続されるので、光検出信号が地落検出信号として
制御装置10に入力される。
【0015】制御装置10に対して上記光センサ32か
ら地絡検出信号が入力されると、制御装置10が、上記
スパーク用電極21を介して放電極A1〜D4がスパー
クしたと判別し、少なくともハンマー60による集塵極
51〜55に対する槌打が実行されるまで(例えば約
0.1秒〜約0.3秒間)放電極A1〜D4に対する給
電を停止する。
【0016】一方、スパーク検出用分圧器15のみによ
りスパークが検出されると、放電極A1〜D4と集塵極
51〜55との間で通常のスパークが発生したと判断し
て、0.01秒間程度の極く短い時間に限って放電極A
1〜D4に対する給電を停止する。このようにすると、
スパークがアークに移行することを防止することができ
る。
【0017】以上のように、スパーク検出用分圧器15
によって検出されたスパークに基づく給電停止時間と、
光センサ32によって検出された地落信号に基づく給電
停止時間とを異ならせているのは下記の理由による。
【0018】ハンマー60は、スパーク用電極21との
間でスパークを発生させた後、叩き座64を槌打する。
スパーク用電極21によるスパークによって、一時的に
放電極A1〜D4が地絡されて電位が零となり、且つ放
電極A1〜D4に対する給電がカットされるので、放電
極A1〜D4の電圧が大幅に低下する。従って、その後
の槌打時に捕集ダストが放電極A1〜D4に向かって飛
び出さずに、集塵極51〜55面に沿って落下するので
捕集ダストの再飛散が低減される。これを実現するに
は、スパークから少なくとも槌打完了までの時間(例え
ば、約0.1〜0.3程度)は給電を停止しておく必要
がある。
【0019】又、スパーク検出用分圧器15のみでスパ
ークが検出された場合は、そのスパークがアークに移行
するのを瞬時的に防止できれば十分である。そして、そ
の後はダストの捕集を速やかに再開させる方が集塵効率
を高める観点からも望まく、必要最小限の給電停止時間
(1例として約0.01秒)であればよい。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、スパー
ク用電極21を設けることで、槌打直前に放電極A1〜
D4を地落させ且つ給電をカットすれば、放電極A1〜
D4の電気的吸引力が低下するので、ダストの槌打再飛
散量が低減して集塵性能が改善される。しかしながら、
本発明者が更なる検討を重ねた結果、下記のような問題
点が残されていることが解った。
【0021】(1)集塵効率の向上を目指して各部を入
念にチェックしたところ、槌打後の集塵極51〜55の
表面に捕集ダストが残留している状態が確認された。こ
の残留ダストの量が徐々に増大すると、表層のダストが
自然に飛散してガス流に持ち去れてしまい、集塵効率が
低下してしまうという問題があった。
【0022】(2)本電気集塵装置では、ハンマー60
の頭部60aやスパーク用電極21が付着ダストによっ
て覆われてスパークが発生し難くなり、給電の停止タイ
ミングが遅れるという問題がある。給電停止タイミング
が遅れると、集塵極51〜55の表面に付着したダスト
に多くの電荷が残留している状態で槌打が実行されるこ
とになり、集塵極51〜55にダストが引きつけられて
十分に払い落とされない。
【0023】(3)本電気集塵装置においては複数のハ
ンマー60が複数の集塵極51〜55を同時に槌打する
ので総合的な給電停止時間が短くなり集塵効率を高める
ことができるが、使用者側にとっては、一度に多量の再
飛散ダストが発生して煙突から再飛散パフ(目視される
煙の塊)が出るかもしれないという不安があった。
【0024】実際は、上記公報でも言及されているよう
に、スパーク用電極21を用意して槌打時に給電をカッ
トしているので、各集塵極51〜55での再飛散現象が
低減される結果、複数のハンマー60がまとめて槌打し
ても従来の給電しながら槌打するものと比較して再飛散
パフ量は格段に少なくなる。
【0025】しかしながら、槌打を行う場合は多少なり
ともパフが発生するため、「複数のハンマー60が同時
に槌打する」ことに対して消極的に考えることが多く、
一般的には、各集塵極51〜55を1つずつ順番に槌打
する構造を基本思想として計画を進めているのが実情で
ある。そこで例えば、位相をずらして複数のハンマー6
0を駆動シャフト61に取り付けて、1つずつ集塵極5
1〜55を槌打するようにすると、各ハンマー60に設
けられたスパーク用電極21の各スパークを検出する為
に複数の光センサー32等を設置しなれればならず、益
々設備コストが増大するという問題があった。
【0026】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、集塵極におけるダストの残留量が低減されると
共に、より高いレベルで槌打時の再飛散量が低減された
電気集塵装置を得ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の集塵極
と、該集塵極の間に配置される放電極と、前記集塵極を
槌打して該集塵極に捕集されたダストを払い落とすハン
マーと、を備えた電気集塵装置において、前記放電極に
対して電気的に接続される放電極側接点と、前記ハンマ
ーの落下より早いタイミングで落下し、該落下の最中に
前記放電極側接点に近接して前記放電極を地落させるこ
とが可能な地落側接点と、を設けたことにより上記目的
を達成するものである。
【0028】本発明者は、従来の電気集塵装置におい
て、槌打後の集塵極にダストが残留してしまう原因につ
いて詳細に検討した。その結果を図1に示す。
【0029】図1は、(放電極を負極とした場合におけ
る)ダストの挙動を模式的に示している。集塵極に付着
したダスト層の放電極のコロナ発生部に対面するA部で
は、放電極近傍で生じた負イオンが大量に衝突して負電
荷が蓄積され、集塵極側に強く吸引されている。つま
り、槌打によっても剥離し難くい状態である。
【0030】一方、集塵極表面に形成されたダスト層の
うちの放電極のコロナ発生部に対面するA部より離れた
B部は負イオンの衝突が少ない。この場合は、放電極と
集塵極の間に印加されている電圧が作る電界によって、
集塵極(金属部分)よりダスト表面に向かって正電荷が
引き出されて蓄積される。B部は、外部空間からの負イ
オンの衝突が少ないので、このダスト層表面の正電荷が
中和されずに残る。このため、B部でのダスト層は、放
電極側に吸引される力が作用している。つまり、槌打で
剥離し易く且つ再飛散し易い状態である。
【0031】このA部及びB部の双方の状態は、集塵極
と放電極の間に電圧が印加されていることが前提となっ
ている。従って、集塵極と放電極との間の電圧を零にす
れば、それと同時に上記ダスト内の正電荷及び負電荷が
消失して問題が解消すると一般的に考えられる。
【0032】しかし、本発明者の考察によれば、凝集し
たダストがいわゆるコンデンサのように機能してしま
い、蓄積される電荷が消失するには一定の時間が必要と
なる。従来のようにハンマーそのものを接点として利用
したのでは、スパーク〜槌打までの時間が短すぎるため
(例えば0.1秒)、ダスト内に電荷が残っている状態
で集塵極を槌打していることになり、これが、十分にダ
ストが払い落とされていなかった原因であると推察され
た。
【0033】以上の解析を踏まえて本発明においては、
地落用接点をハンマーとは別体に用意し、これをハンマ
ーより早いタイミングで落下させて放電極側接点を介し
て放電極を地落させるようにしている。
【0034】この結果、スパーク〜槌打までの時間が従
来よりも長く確保されるので、槌打前に、ダストに蓄積
されている電荷を十分に消失させる事が出来る。その結
果、例えば図1の状態におけるA部においては、負電荷
が消失するので集塵極から容易に付着ダストの剥離が可
能となり、残留ダストが集塵極上に蓄積されることを抑
制できる。集塵極の表面が残留ダストで覆い隠されず、
安定した荷電状態を確保できるため、集塵効率を高める
ことができる。又B部においては正電荷が消失するので
放電極側に引きつけられことが防止され、槌打による再
飛散現象がより高いレベルで低減される。
【0035】上記発明では、前記地落側接点が、自身の
落下タイミングと前記ハンマーの落下タイミングとの相
対差を調節可能に設けられていることが望ましい。
【0036】このようにすると、地落側接点の落下タイ
ミングを(ハンマーの落下タイミングとは独立して)適
宜設定できることから、スパーク〜槌打までの時間を自
在に設定可能となる。この結果、流入ガスに含まれるダ
ストの成分、槌打間隔等に併せて上記時間を調節するこ
とが出来、そのダスト等に適した電荷消失時間を確保す
ることが可能になる。
【0037】なお、例えば、スパーク〜槌打までの時間
は少なくとも0.5秒程度確保することが好ましい。
又、上記落下タイミングの相対差を調節可能とするため
に、具体的には、前記地落側接点が、前記ハンマーを駆
動する駆動シャフトに揺動自在且つ自身の前記落下タイ
ミングを調節可能に設けられていることが好ましい。
【0038】更に上記発明では、前記放電極側接点が、
第1放電極側接点及び該第1放電極側接点に並設される
第2放電極側接点を備えて構成され、落下中の前記地落
側接点が、前記第1及び第2放電極側接点に順次近接し
て前記放電極を少なくとも2度地落させるようにする事
が望ましい。
【0039】このようにすると、第1放電極側接点を介
した放電極の地落によって十分な電圧降下を得ることが
出来なかった場合に、第2放電極側接点によって再度地
落されるので、極間の電圧を零により近づけることが出
来る。しかも、これらの地落がハンマーの落下タイミン
グに先行して実施されるので、ダスト内の電荷を確実に
消失させることが出来る。
【0040】この極間電圧が略零であることと、ダスト
内の電荷の消失が合理的に組み合わさることで、槌打の
際に集塵極からスムーズにダストが落下し、このダスト
がホッパーを介して効率よく回収される。なお、上記各
発明では放電極側接点を介した放電極の地落を何らかの
手段によって検出し、これをトリガー信号として放電極
に対する給電をほぼ同時に停止することが望ましい。
【0041】又上記のように地落側接点がハンマーに先
んじて落下するようにする際には、前記ハンマーが、互
いに落下タイミングが異なるようにして複数設けられて
いると共に、該複数のハンマーに対応して前記地落側接
点が複数設けられ、該複数の地落側接点を一部の領域に
集約的に配置すれば、部品点数が少なくなるため、コス
ト的、メンテナンス的にも好ましい。
【0042】本発想は、複数のハンマーの落下タイミン
グが互いに異なる場合であっても、地落側接点を該ハン
マーと別体に設けた場合には、これらを対応するハンマ
ーに併設しなくても機能を満足できることに着目し、一
部の領域に集約配置したものである。このようにすると
具体的には例えば下記のようなメリットが得られる。
【0043】(1)複数の地落側接点を1カ所にまとめ
て配置できることから、これらが1或いは少数の放電極
側接点を共有することが可能になり、地落を検出する手
段(例えば光センサ)等の数も低減されて低コストでの
設備計画が可能となる。
【0044】(2)落下タイミングを微妙に設定しなけ
ればならない地落側接点が集約されているので、タイミ
ングの調節作業が容易となりメンテナンス性も向上す
る。
【0045】(3)これらを、流入ガスの通過領域の外
部に配置することが出来るようになり、ダストの付着が
回避されて常に清潔に維持することが出来るようにな
る。この結果、落下タイミングやスパークタイミングが
常に安定するので、長時間に亘って無調整で継続運転が
可能になる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施の形態の例について詳細に説明する。
【0047】図2に、本発明の第1実施形態に係る電気
集塵装置100を示す。なお、以下に具体的に説明する
部分を除いては、図9で示した従来の電気集塵装置とほ
ぼ同様の構成であるので、同一又は類似する部分・部材
については、従来の電気集塵装置の符号と下二桁を一致
させることにより構成・作用等の説明は省略する。
【0048】この電気集塵装置100は、複数の集塵極
151〜155と、この集塵極151〜155の間に配
置される放電極A1〜D4と、集塵極151〜155を
槌打して集塵極151〜155に捕集されたダストを払
い落とすための槌打装置169を備える。
【0049】槌打装置169は、ハンマー機構部180
と地落機構部182とを有している。集塵極151〜1
55、放電極A1〜D4及びハンマー機構部180は、
ガスが流入する外殻184の内部に収容されており、流
入したガスがこれらの周囲を通過するようになってい
る。つまり、ガス通過領域184a内に集塵極151〜
155、放電極A1〜D4、ハンマー機構部180が位
置していることになる。
【0050】一方、地落機構部182は、外殻184の
外側に設けられる地落用ケース186の内部に収容され
る。この地落用ケース186は、連通口186aを介し
て外殻184と繋がっている。ダクト188を介して地
落用ケース186に導入される熱風が、連通口186a
を介して外殻184に流れ込むので、外殻184側のガ
スは地落用ケース184側に流入することが出来ない。
つまり、上記ガス通過領域184aは連通口186aで
遮断され、地落機構部182はその領域184aの外部
に設けられていることになる。
【0051】図3に示されるように、電源装置170の
2次出力側の電圧を制御する給電制御装置110には、
スパーク検出用分圧器115が接続されており、放電極
A1〜D4に何らかのスパークが発生したこと電圧変動
によって検出可能となっている。
【0052】ハンマー機構部180は、図4に拡大して
示されるように、各集塵極151〜155の下端の設け
られる叩き座164を槌打するハンマー160を複数備
える。この複数のハンマー160は、ピン163及びブ
ラケット162を介して、駆動シャフト161に互いに
位相がずれるようにして設置される。駆動シャフト16
1は駆動モータ124のモータ軸に連結されることで回
転し、この回転によって、ハンマー160が1つずつ順
番に落下する。なお、このハンマー機構部180には従
来例で示したようなスパーク用電極等は設けられていな
い。又、5つのハンマー160は互いに45度の角度位
相差で駆動シャフト161に連結される。
【0053】図5及び図6に拡大して示されるように、
地落機構部182は、放電極A1〜D4に対して導電体
121aを介して電気的に接続された第1及び第2放電
極側接点195、196と、この放電極側接点195、
196を介して前記放電極A1〜D4を地落させること
が可能な地落側接点189A〜189Eと、を備える。
【0054】地落側接点189A〜189Eは回転軸1
92に対してフォークエンド190aとピン190bを
介して揺動自在に設けられる。この回転軸192は、カ
ップリング192aを介して駆動シャフト161と連結
されて該駆動シャフト161と一緒に回転する(つまり
駆動シャフト161の一部となる)。又、カップリング
192aと回転軸192はボルト192bを利用して固
定されているので、このボルト192bを緩めれば、駆
動シャフト161に対する回転軸192の位相を調節す
ることが出来る。なお、回転軸192は軸受194によ
って保持されている。
【0055】従って、駆動シャフト161と同時に回転
軸192が回転すると、各地落側接点189A〜189
Eのそれぞれが順次最高点まで引き上げられて重力によ
り落下する。
【0056】これらの地落側接点189A〜189E
は、落下タイミングの異なる上記複数のハンマー160
に対応して設けられているので、ハンマー160と同様
に互いに位相が異なるように設定され、その位相差はこ
こでは45度である。但し、地落側接点189A〜18
9Eは各ハンマー160に併設されておらず、地落機構
部182という一部の領域に集約して配置される。
【0057】各地落側接点189A〜189Eの落下タ
イミングは、ハンマー160の各落下タイミングより多
少早いタイミングに設定される。ハンマー160と地落
側接点189A〜189Eの落下タイミング差は、上記
カップリング192aに設けられるボルト192bによ
り駆動シャフト161と回転軸192の位相を変化させ
ることで調節可能となっている。
【0058】第1及び第2放電極側接点195、196
は、地落側接点189A〜189Eの落下軌跡Yの近傍
に配置される。具体的に第1放電極側接点195の配置
場所は、落下中の地落側接点189A〜189Eと数ミ
リ程度隙間が確保されるように設定され、該地落側接点
189A〜189Eと第1放電極側接点195が近接し
た際に第1放電極側接点195を介して放電極A1〜D
4が地落するようになっている。この地落によって生じ
たスパーク(光)は、光センサ197によって検出され
て給電制御装置110に入力される。
【0059】第2放電極側接点196の配置場所は、落
下中の地落側接点189A〜189Eと接触可能であっ
て、且つ、第1放電極側接点195よりも後のタイミン
グで地落側接点189A〜189Eが近接するように設
定される。従って、地落側接点189A〜189Eが第
2放電極側接点196に近接(接触)すると、放電極A
1〜D4が該第2放電極側接点196を介して地落する
ようになっている。
【0060】又、既に説明したようにこの槌打装置16
9では複数の地落側接点189A〜189Eが集約配置
されており、これらが、1つの第1放電極側接点195
と1つの第2放電極側接点196を共有している。
【0061】次に、本電気集塵装置100における槌打
及び給電制御について説明する。
【0062】図7のタイムチャートに示されるように、
給電制御装置110の給電ON信号によって放電極A1
〜D4と集塵極151〜155の間に電圧が印加される
と(ステップ300)、ガス中のダストが集塵極151
〜155に捕集される。その後、駆動モータ124のO
Nによって駆動シャフト161及び回転軸192が一緒
に回転すると(ステップ302)、先ず地落側接点18
9A〜189Eの落下が開始される(ステップ30
4)。この地落側接点189A〜189Eが第1放電極
側接点121に近接して両者が所定距離内になるとスパ
ークし(ステップ306)、放電極A1〜D4が地落さ
れる。スパークにより発生する光は、光センサ197に
よって検出されて強制地落信号として給電制御装置11
0に入力され、これと同時に、スパークによって放電極
A1〜D4と集塵極151〜155間の電圧が急激に低
下するので、スパーク検出用分圧器115によってその
電圧低下情報が給電制御装置110に入力される。
【0063】給電制御装置110は、上記双方の信号が
ほぼ同時に入力された場合に限り、放電極A1〜D4が
第1放電極側接点195を介してスパークしたと判断
し、放電極A1〜D4と集塵極151〜155に対する
電圧の印加を停止する(ステップ308)。この結果、
放電極A1〜D4と集塵極151〜155間には制御遅
れにより多少の残留電圧が残るものの、殆ど零に等しく
なる。
【0064】その後、地落側接点189A〜189Eが
第2放電極側接点196に接触することで放電極A1〜
D4が再度地落されて(ステップ310)、放電極A1
〜D4と集塵極151〜155間の電圧は完全に零とな
る。この接触の際は、既に電圧が低下しているのでスパ
ークが全く発生しない。
【0065】本第1実施形態では、ステップ310が完
了して0.2秒程度経過した後にハンマー160の落下
が開始するように設定される(ステップ312)。ハン
マー160の落下開始から約0.3秒後、このハンマー
160によって低電圧状態の集塵極151〜155が槌
打され(ステップ314)、集塵極151〜155の表
面に捕集されたダストが払い落とされる。従って、放電
極A1〜D4の一回目の地落(ステップ306)〜槌打
(ステップ314)までの時間は約0.5秒以上確保さ
れる。
【0066】後に給電制御装置110により給電が再開
されて(ステップ316)流入ガスのダストが集塵極1
51〜155に捕集される。以降は上記ステップを繰り
返すことで集塵作業と槌打作業が交互に実施される。
【0067】なお、放電極A1〜D4の電圧低下を検査
対象とする上記スパーク用分圧器115は、第1放電極
側接点195を介してなされたスパーク(強制スパー
ク)の他に、放電極A1〜D4と集塵極151〜155
の間に生じるスパーク(自然スパーク)も検出する。こ
れらを識別する為に、給電制御装置110では光センサ
197からの地落信号と電圧低下とが一致した合いに限
って強制スパークと判断している。しかしこの手法以外
にも、駆動モータ124がONとされて駆動シャフト1
61が回転している間におけるスパークを、第1放電極
側接点195における強制スパークと判断し、それ以外
を自然スパークと判断するようにしてもよい。
【0068】次に作用について説明する。
【0069】この電気集塵装置100においては、ハン
マー160と別体の地落側接点189A〜189Eを用
意し、これをハンマー160より早いタイミングで落下
させるようにしている。この結果、第1回目の地落(給
電カット)〜槌打までの時間が従来よりも長く確保され
るので、ダストに蓄積されている電荷を十分に消失させ
た状態で集塵極151〜155を槌打する事が出来る。
【0070】例えば負電荷を有するダストに関しては、
その負電荷が十分に消失するのでダストが集塵極151
〜155から容易に剥離可能となり、ダストの回収効率
が高められる。又集塵極151〜155の表面が残留ダ
ストで覆い隠されないので、集塵効率も高められる。反
対に正電荷を有するダストに関しては、その正電荷が消
失するのでダストが放電極A1〜D4側に引きつけられ
ことが防止され、槌打による再飛散現象がより高いレベ
ルで低減される。
【0071】又地落側接点189A〜189Eの落下タ
イミングを(ハンマー160の落下タイミングとは独立
して)適宜設定できることから、地落〜槌打までの時間
を自在に調整する事が出来る。この結果、流入ガスに含
まれるダストの成分、槌打間隔等を考慮して、最適な電
荷消失時間を設定することが出来る。なお、この電荷消
失時間を長くしすぎると(即ち地落側接点189A〜1
89Eの落下タイミングが早すぎると)、給電停止時間
が長期化して全体的な集塵効率が低下してしまうので、
例えば、スパーク〜槌打までの時間は0.5秒〜3.0
秒の範囲内とすることが好ましい。より望ましくは1.
0秒〜2.0秒の範囲内に設定する。
【0072】更に本電気集塵装置100では、放電極側
接点として第1放電極側接点195及び第2放電極側接
点196を備えているので、第1放電極側接点195を
介して放電極を地落させても多少の電圧が残留した場合
に、第2放電極側接点196によって再度地落させて極
間の電圧を略零にすることが出来る。しかも、これらの
地落がハンマー160の落下タイミングに先行して実施
されるのでダスト内の電荷をより確実に消失させること
が出来る。
【0073】従って、極間電圧が略零になることと、電
荷消失時間が十分に確保されることが合理的に組み合わ
さるので、槌打の際に集塵極151〜155からスムー
ズにダストを落下させ、このダストを効率よく回収する
ことができるようになる。
【0074】本電気集塵装置100のように、複数のハ
ンマー160の落下タイミングに位相差を設けた場合で
あっても、これに対応する複数の地落側接点189A〜
189Eを1カ所にまとめて配置して1組の放電極側接
点195、196を共有しているので、光センサ197
等の数も低減されて設備コストが安く済む。又、落下タ
イミングの微調整が要求される地落側接点189A〜1
89Eが集約されているので、タイミングの調節作業が
容易となりメンテナンス性も向上する。
【0075】更に、地落側接点189A〜189Eと放
電極側接点195、196とが、流入ガスの通過領域1
84aの外部に配置されるので、ダストの付着が回避さ
れて常に清潔に維持することが出来る。この結果、落下
タイミングやスパークタイミングが常に安定するので、
長時間に亘って無調整で運転可能になる。
【0076】次に、本発明の第2実施形態に係る電気集
塵装置200について図8を参照して説明する。なお、
以下に具体的に説明する部分を除いては、図2等で示し
た第1実施形態の電気集塵装置100とほぼ同様の構成
であるので、同一又は類似する部分・部材については、
この電気集塵装置100の符号と下二桁を一致させるこ
とにより構成・作用等の説明及び全体図示は省略する。
【0077】この電気集塵装置200では、地落側接点
289A〜289Eと第1及び第2放電極側接点29
5、296とが外殻284の内部に設けられている。具
体的には、各地落側接点289A〜289Eが対応する
ハンマー260と隣り合うようにして駆動シャフト26
1に設置される。なお、この地落側接点289A〜28
9Eは第1実施形態と同様に、対応するハンマー260
よりも多少早いタイミングで落下するように調整されて
いる。
【0078】電気集塵装置200においては、第1実施
形態と同様に、第1回目の地落(給電カット)〜槌打ま
での時間を従来よりも長く確保することができる。従っ
て、ダストに蓄積されている電荷を十分に消失させた状
態で集塵極を槌打する事が出来る。
【0079】なお、上記実施形態においては第1及び第
2放電極側接点が用意されている場合を示したが、本発
明はそれに限定されず、従来例で示したように1つの放
電極側接点であっても構わない。又、複数のハンマーが
同時のタイミングで落下しても各々のハンマが個別のタ
イミングで落下しても構わない。
【0080】以上計2つの実施形態をを示したが、今回
示した形態以外の各種実施形態も存在し、又明細書全文
に表れてくる部材の形容(機能・形状)もあくまで例示
であって、これらの記載に限定されるものではない。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、集塵効率を高く維持し
た状態で、槌打後に集塵極に残留してしまうダストの量
を低減させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における電気集塵装置の集塵極上のダス
トの状態を示す模式図
【図2】本発明の第1実施形態に係る電気集塵装置を示
す断面図
【図3】同電気集塵装置における給電構成を示す電気配
線図
【図4】同電気集塵装置におけるハンマー機構を拡大し
て示す斜視図
【図5】同電気集塵装置の地落機構部を部分的に示す拡
大図
【図6】図5のVI−VI矢視断面図
【図7】同電気集塵装置の槌打及び給電制御を示すタイ
ムチャート
【図8】本発明の第2実施形態に係る電気集塵装置を部
分的に拡大して示す斜視図
【図9】(a)は従来の電気集塵装置の全体構成を示す
上面図、(b)は(a)におけるb−b断面図
【図10】同電気集塵装置における槌打装置を拡大して
示す斜視図
【図11】同電気集塵装置における給電構成を示す電気
配線図
【符号の説明】
100、200…電気集塵装置 195、295…第1放電極側接点 196、296…第2放電極側接点 151〜155、251〜255…集塵極 160、260…ハンマー 161、261…駆動シャフト 169…槌打装置 184…外殻 184a…ガス通過領域 189A〜189E、289A〜289E …地落側接
点 192…回転軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の集塵極と、該集塵極の間に配置され
    る放電極と、前記集塵極を槌打して該集塵極に捕集され
    たダストを払い落とすハンマーと、を備えた電気集塵装
    置において、 前記放電極に対して電気的に接続される放電極側接点
    と、前記ハンマーの落下より早いタイミングで落下し、
    該落下の最中に前記放電極側接点に近接して前記放電極
    を地落させることが可能な地落側接点と、を設けたこと
    を特徴とする電気集塵装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記地落側接点が、自身の落下タイミングと前記ハンマ
    ーの落下タイミングとの相対差を調節可能に設けられて
    いることを特徴とする電気集塵装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記地落側接点が、前記ハンマーを駆動する駆動シャフ
    トに揺動自在且つ自身の前記落下タイミングを調節可能
    に設けられていることを特徴とする電気集塵装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、 前記放電極側接点が、第1放電極側接点及び該第1放電
    極側接点に並設される第2放電極側接点を備えて構成さ
    れ、 落下中の前記地落側接点が、前記第1及び第2放電極側
    接点に順次近接して前記放電極を少なくとも2度地落さ
    せるようにしたことを特徴とする電気集塵装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記ハンマーを、互いに落下タイミングが異なるように
    して複数設けると共に、該複数のハンマーに対応して前
    記地落側接点を複数設け、更に、該複数の地落側接点を
    一部の領域に集約的に配置したことを特徴とする電気集
    塵装置。
JP2000402760A 2000-12-28 2000-12-28 電気集塵装置 Pending JP2002200438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000402760A JP2002200438A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 電気集塵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000402760A JP2002200438A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 電気集塵装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002200438A true JP2002200438A (ja) 2002-07-16

Family

ID=18866997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000402760A Pending JP2002200438A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 電気集塵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002200438A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014196310A1 (ja) * 2013-06-06 2014-12-11 東京博善株式会社 火葬システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014196310A1 (ja) * 2013-06-06 2014-12-11 東京博善株式会社 火葬システム
JP5735188B1 (ja) * 2013-06-06 2015-06-17 東京博善株式会社 火葬システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2599556B1 (en) A method for cleaning an electrostatic precipitator
DK2508264T3 (en) Method and system for discharging an electrostatic separator
JPH1170344A (ja) 電気集塵装置及びそれに使用される集塵極
JP2002200438A (ja) 電気集塵装置
JPH0910628A (ja) 空気清浄装置
JP3410377B2 (ja) 電気集塵装置
JP2002248376A (ja) 電気集塵装置
JP3527690B2 (ja) 電気集塵装置
JP3400368B2 (ja) 電気集塵装置
JP2002143720A (ja) 電気集塵装置
JP2002200440A (ja) 電気集塵装置
JP2002200439A (ja) 電気集塵装置
JP2002210387A (ja) 電気集塵方法、及び電気集塵装置
JP2000189843A (ja) 電気集塵装置
JP2000189842A (ja) 電気集塵装置
JP2000189844A (ja) 電気集塵装置
JP3020797B2 (ja) 再飛散防止型の電気集塵装置
JP2001259475A (ja) 電気集塵装置
KR100711477B1 (ko) 전기집진기에 있어서 탈진제어장치
JPH0938524A (ja) 風力静電選別装置
JP2687268B2 (ja) 乾式電気集塵装置
JP2514411B2 (ja) 電気集麈装置の清掃方法
KR970003860B1 (ko) 전기 집진기
JPH10202144A (ja) トンネル用電気集じん機
JPH07112550B2 (ja) 電気集塵装置の運転方法