JP2002200262A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002200262A
JP2002200262A JP2001000771A JP2001000771A JP2002200262A JP 2002200262 A JP2002200262 A JP 2002200262A JP 2001000771 A JP2001000771 A JP 2001000771A JP 2001000771 A JP2001000771 A JP 2001000771A JP 2002200262 A JP2002200262 A JP 2002200262A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノーマルリーチからの遊技展開における興趣
性を向上させる。 【解決手段】 遊技機1では、ノーマルリーチの状態に
おいて、誘導図柄から低速変動表示状態となる割合は、
スーパーリーチとなる場合(リーチとなる場合の25
%)のうちの40%およびノーマルリーチから大当たり
となる場合(0.67%)の合計、10.67%とな
る。即ち、誘導図柄から低速変動表示状態となる割合
は、他の図柄それぞれから低速変動表示状態となる割合
とほぼ同一である。したがって、従来の遊技機に比べ、
ノーマルリーチの状態において、誘導図柄から低速変動
表示状態となる割合が高くなる。そのため、遊技者は、
誘導図柄から低速変動表示されることによって大当たり
の期待を抱く機会が多くなり、遊技の興趣性が増す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抽選によって遊技
者に有利な状態が発生した場合に、表示装置に特定の図
柄を表示させるパチンコ機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機等の遊技機において、
予め行われる抽選の結果に応じて、複数の図柄群に含ま
れる図柄を各図柄群ごとに変動表示し、順に図柄を停止
表示した後、抽選結果が大当たり(遊技者が遊技球等を
獲得しやすい状態)の場合には、最終的に特定の図柄の
組み合わせを表示するように各図柄群の図柄を停止表示
する遊技機が知られている。また、このような遊技機に
おいて、ノーマルリーチ(最後に停止表示される図柄群
の図柄が低い確率で大当たりの図柄となるリーチ)か
ら、一定の割合でスーパーリーチ(最後に停止表示され
る図柄群の図柄が、より高い確率で大当たりの図柄とな
るリーチ)に移行する方式のものがある。
【0003】この方式の遊技機では、ノーマルリーチの
場合、最後に変動表示が停止される図柄群を高速変動表
示状態(高速に表示図柄が切り換えられる状態)から低
速変動表示状態(低速に表示図柄が切り換えられる状
態)に移行させ、所定図柄数(例えば、5図柄)変動表
示を進行した後に、図柄を停止表示させる方式が一般的
である。
【0004】そして、大当たりとなるための図柄(既に
停止表示されている他の図柄と同一の図柄)から、前記
5図柄といった所定図柄数前に表示される特定の図柄
(以下、「誘導図柄」と言う。)で低速表示状態とした
場合、スーパーリーチに発展させないときには、変動表
示を所定図柄数進行して大当たりの演出を行う。一方、
ノーマルリーチからスーパーリーチに発展させるときに
は、低速変動表示状態から変動表示を所定図柄数進行し
た後スーパーリーチの表示状態に変化させ、再度、低速
変動表示状態とした後、抽選結果に基づいて、大当たり
の演出あるいははずれの演出を行う。
【0005】また、同様に、誘導図柄以外の図柄で低速
表示状態となった場合、スーパーリーチに発展させない
ときには、変動表示を所定図柄数進行してはずれの演出
を行い、ノーマルリーチからスーパーリーチに発展させ
るときには、低速変動表示状態からスーパーリーチの表
示状態に変化させ、再度、低速変動表示状態とした後、
抽選結果に基づいて、大当たりの演出あるいははずれの
演出を行う。
【0006】ここで、リーチあるいは大当たりが発生す
る場合の各処理における割合について説明する。従来の
遊技機において、大当たりの確率は、1/300程度、
大当たりに至るリーチの種類の割合は、ノーマルリーチ
が20%程度、スーパーリーチが80%程度である。ま
た、リーチとなった後に、ノーマルリーチとなる割合は
75%程度、スーパーリーチに発展する割合は25%程
度である。なお、各図柄群に含まれる図柄数は10図柄
とする。
【0007】このとき、リーチとなる割合は、1番目に
停止表示された図柄と2番目に停止表示された図柄が同
一図柄となる場合であるため1/10である。さらに、
大当たりはリーチの後に発生することから、リーチ後に
大当たりとなる割合は、大当たりとなる割合をリーチと
なる割合で除算した値となり、1/300÷1/10=
1/30である。
【0008】すると、リーチ後の大当たりおよびはずれ
の内訳は、以下のようになる。ノーマルリーチから大当
たりとなる割合は、1/30×(20/100)×10
0=0.67%、スーパーリーチから大当たりとなる割
合は、1/30×(80/100)×100=2.67
%、ノーマルリーチからはずれとなる割合は、75−
0.67=74.33%、スーパーリーチからはずれと
なる割合は、25−2.67=22.33%となる。
【0009】また、このとき、ノーマルリーチの場合
に、誘導図柄から低速変動表示状態となる割合は、スー
パーリーチにおける誘導図柄当たりとノーマルリーチか
ら大当たりとなる場合の合計であるから、25/10+
0.67=3.17%となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方式の遊技機において、ノーマルリーチから大当たり
が発生するためには、誘導図柄で低速変動表示状態とな
らなければならない。例えば、各図柄群を構成する
“0”から“9”までの図柄をそれぞれ順に表示する遊
技機で、高速変動表示状態から低速変動表示状態に移行
した後、5図柄進行して停止するものとすると、他の図
柄群が“7”で停止している場合(いわゆる“7”のリ
ーチの場合)、大当たりが発生するためには、最後に停
止される図柄群では、誘導図柄である“2”で低速変動
表示状態となる必要がある。
【0011】ここで、上述の通り、ノーマルリーチの場
合に、誘導図柄から低速変動表示状態となる割合は、各
図柄で均等に低速変動表示される場合(10%)と比べ
て、3.17%と低いものになっている。一方、このよ
うな遊技機において、誘導図柄で低速変動表示状態に移
行しなかった場合、ノーマルリーチからの大当たりとは
ならないことが早い段階で明らかになってしまうため、
遊技者は、スーパーリーチに発展するか否かにのみ興味
を注ぎ、興趣性に欠けることとなっていた。
【0012】本発明の課題は、ノーマルリーチからの遊
技展開における興趣性を向上させることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、複数図柄を定常表示状態
(例えば、発明の実施の形態中の高速変動表示状態)で
表示し、該定常表示状態と異なる特殊表示状態(例え
ば、発明の実施の形態中の低速変動表示状態)を経た
後、図柄を停止表示する複数の図柄表示領域(例えば、
図1の図柄表示領域11a〜11c)を備え、予め行わ
れた抽選結果に基づいて、遊技者に有利な状態(例え
ば、大当たり)を発生させる場合には所定の図柄の組み
合わせ(例えば、各図柄表示領域に“7”を表す図柄が
表示された状態)となるように、前記複数の図柄表示領
域に図柄を停止表示させる遊技機であって、最後に図柄
を停止表示する前記図柄表示領域に対して、前記所定の
図柄の組み合わせを完成する図柄(例えば、“7”を表
す図柄)と一定の表示図柄枚数の関係(例えば、5図柄
前に表示される図柄)を有する特定図柄(例えば、
“2”を表す図柄)から前記特殊表示状態を開始する割
合を制御する制御手段(例えば、発明の実施の形態中の
CPU)を備えることを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊
技機であって、前記制御手段は、前記割合が、他の複数
の図柄それぞれから前記特殊表示状態を開始する割合に
近づくように制御を行うことを特徴としている。請求項
3記載の発明は、請求項1または2記載の遊技機であっ
て、前記定常表示状態は、一定速度で図柄がスクロール
する表示状態であり、前記特殊表示状態は、該一定速度
より低速で図柄がスクロールする表示状態であることを
特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の遊技機であって、前記複数の図柄表示
領域のうち、最後に図柄が停止表示される図柄表示領域
について前記特定図柄から前記特殊表示状態を開始する
場合、前記所定の図柄の組み合わせとなる図柄を表示す
る前に、前記特殊表示状態から異なる図柄表示状態へ移
行することを特徴としている。
【0016】請求項1から4記載の発明によれば、定常
表示状態において、特定図柄から特殊表示状態を開始す
る割合が制御される。したがって、特定図柄から特殊表
示状態を開始する割合を高めることによって、遊技者
に、大当たりの期待をより多く抱かせることが可能とな
る。また、特定図柄から特殊表示状態を開始する割合を
適切に変化させることで、特殊表示状態となった図柄か
ら抽選結果が予想され、遊技の興趣性が欠けるという問
題を解決することができる。
【0017】また、請求項5記載の発明によれば、複数
図柄を定常表示状態(例えば、発明の実施の形態中の高
速変動表示状態)で表示し、該定常表示状態と異なる特
殊表示状態(例えば、発明の実施の形態中の低速変動表
示状態)を経た後、図柄を停止表示する複数の図柄表示
領域(例えば、図1の図柄表示領域11a〜11c)を
備え、予め行われた抽選結果に基づいて、遊技者に有利
な状態(例えば、大当たり)を発生させる場合には所定
の図柄の組み合わせ(例えば、各図柄表示領域に“7”
を表す図柄が表示された状態)となるように、前記複数
の図柄表示領域に図柄を停止表示させる遊技機であっ
て、前記複数の図柄表示領域のうち、最後に図柄が停止
表示される図柄表示領域について前記特殊表示状態で図
柄を表示している場合、所定の図柄枚数分変動表示を行
いつつ、前記特殊表示状態から異なる図柄表示状態(例
えば、スーパーリーチの演出表示)へ移行する場合に
は、前記所定の図柄の組み合わせを表示しないように、
前記特殊表示状態中に前記所定の図柄枚数よりも少ない
数の変動表示を行うことを特徴としている。
【0018】請求項4および5記載の発明によれば、異
なる図柄表示状態へ移行する場合、特殊表示状態におい
ては、遊技者に有利な状態となる図柄の組み合わせを表
示する前に、所定図柄数(例えば、5図柄)より少ない
図柄数(例えば、4図柄)でスーパーリーチに移行す
る。したがって、特殊表示状態が開始された場合、特
に、遊技者に有利な状態となる図柄の組み合わせを完成
する図柄に対して所定図柄数前の図柄から特殊変動表示
状態が開始された場合にも、遊技者は、最終的に図柄が
停止するまで持続して興奮することとなり、遊技の興趣
性が高まる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
遊技機の実施の形態を詳細に説明する。図1から図3
は、本発明を適用したパチンコ機1を示す図である。ま
ず、構成を説明する。図1は、本発明に係るパチンコ機
1の遊技盤面10を示す図である。図1において、パチ
ンコ機1は、遊技盤面10に、図柄表示部11と、入賞
口12a〜12eと、始動口13と、風車14,15
と、大入賞口16と、アウト口17とを備えている。
【0020】また、パチンコ機1は、内部に不図示のC
PU(Central Processing Unit)およびROM(Read
Only Memory)を備えている。図1において、入賞口1
2a〜12e、始動口13、風車14,15、大入賞口
16、アウト口17の構成は、それぞれ従来と同様であ
るため説明を省略する。
【0021】図柄表示部11は、液晶表示装置等から構
成され、第1〜第3の図柄群をそれぞれ変動表示(図柄
群に含まれる複数の図柄を一定順序でスクロール表示す
ること)する図柄表示領域11a〜11cを備えてい
る。図柄表示部11は、CPUからの指示信号に従っ
て、図柄表示領域11a〜11cそれぞれに、所定の図
柄(図2参照)を変動表示する。また、図柄表示部11
は、CPUからの指示信号に従って、ノーマルリーチ、
スーパーリーチ、大当たりおよびはずれの場合の演出表
示を行う。
【0022】ここで、図柄表示領域11a〜11cに表
示される図柄について説明する。図2は、図柄表示部1
1が表示する第1〜第3の図柄群に含まれる図柄を示す
図である。図2に示すように、各図柄群には、“0”か
ら“9”を示す図柄が含まれており、図柄表示領域11
a〜11cのそれぞれに、これらの図柄が一定順序で循
環してスクロール表示される。
【0023】CPUは、始動口13への遊技球の入賞を
契機として、後述する図柄変動処理を行う。そして、C
PUは、図柄変動処理において、図柄表示部11に所定
の図柄表示を行わせるための指示信号を出力する。ま
た、ROMは、CPUが実行する図柄変動処理のための
プログラムを記憶する。次に、動作を説明する。
【0024】本発明を適用したパチンコ機1では、遊技
が開始され遊技球が入賞口13に入ると、CPUが図柄
変動処理を開始する。すると、図柄表示部11において
第1〜第3の図柄群が変動表示状態となり、所定の割合
でリーチ(ノーマルリーチあるいはスーパーリーチ)が
発生する。さらに、第3の図柄群の表示図柄が高速変動
表示状態から低速変動表示状態へと移行した後、所定の
確率で大当たりが発生する。なお、第3の図柄群の表示
図柄が高速変動表示状態から低速変動表示状態へと移行
した場合、5図柄分変動表示が進行して停止表示される
ものとする。また、リーチの後、大当たりとならない場
合、はずれとなる。
【0025】以下、図柄変動処理について、図3を参照
して説明する。図3は、CPUが実行する図柄変動処理
を示すフローチャートである。ここで、CPUは、図柄
変動処理を実行する際、前処理として大役の抽選を行
う。大役の抽選に当選した場合、大当たりの権利を獲得
することとなり、大役フラグがONにセットされる。ま
た、大役に当選する確率は、1/300に設定されてい
るものとする。
【0026】なお、大役フラグがONにセットされてい
る場合、自動的にリーチが発生される。また、大役の当
選権は、一定の条件(例えば、大当たりの連続回数)に
従って解除され、大役フラグがOFFとされる。図3に
おいて、初めに、CPUは、大役フラグがONであるか
否かの判定を行い(ステップS1)、大役フラグがON
であると判定した場合、CPUは、ステップS4に移行
する。
【0027】ステップS1において、大役フラグがOF
Fであると判定した場合、CPUは、所定の割合に応じ
て、リーチ演出(ノーマルリーチおよびスーパーリーチ
の演出)を行うか否かの判定を行う(ステップS2)。
このとき、CPUは、リーチとなる割合が1/10とな
るように判定を行う。そして、リーチ演出を行わないと
判定した場合、CPUは、はずれの場合の演出を行い
(ステップS3)、ステップS17に移行する。
【0028】ステップS2において、リーチ演出を行う
と判定した場合およびステップS1において大役フラグ
がONであると判定した場合、CPUは、所定の割合に
応じて、スーパーリーチに発展させるか否かの判定を行
う(ステップS4)。このとき、CPUは、75%の割
合でスーパーリーチに発展させないと判定し、25%の
割合でスーパーリーチに発展させると判定する。そし
て、スーパーリーチに発展させないと判定した場合、C
PUは、大役フラグがONであるか否かの判定を行う
(ステップS5)。
【0029】ステップS5において、大役フラグがON
であると判定した場合、CPUは、ノーマルリーチの演
出を行う。このとき、CPUは、大当たりとなる図柄の
5図柄前の図柄(以下、「誘導図柄」と言う。)から低
速変動表示状態とする(ステップS6)。次いで、CP
Uは、5図柄分、変動表示を進行させ、大当たりの演出
を行った後(ステップS7)、ステップS17に移行す
る。
【0030】ステップS5において、大役フラグがOF
Fであると判定した場合、CPUは、ノーマルリーチの
演出を行う。このとき、CPUは、誘導図柄以外の図柄
から低速変動表示状態とする(ステップS8)。次い
で、CPUは、5図柄分変動表示を進行させ、はずれの
場合の演出を行った後(ステップS9)、ステップS1
7に移行する。
【0031】ステップS4において、スーパーリーチに
発展させると判定した場合、CPUは、所定の割合に応
じて、ノーマルリーチの演出の際、誘導図柄から低速変
動表示状態とするか否かの判定を行う(ステップS1
0)。このとき、CPUは、40%の割合で誘導図柄か
ら低速変動表示状態とするように判定し、60%の割合
で誘導図柄以外の図柄から低速変動表示状態とするよう
に判定する。
【0032】ここで、誘導図柄から低速変動表示状態と
する割合は従来より高く設定されている。即ち、従来、
スーパーリーチに移行する場合にも、全ての図柄から均
等な割合で低速変動表示状態とされていたのに対し、遊
技機1においては、誘導図柄から低速変動表示状態とさ
れる割合が高く設定されている。したがって、遊技者
は、ノーマルリーチからの大当たりの期待をより大きく
抱くことができることとなる。
【0033】ステップS10において、ノーマルリーチ
の演出の際、誘導図柄から低速変動表示状態とすると判
定した場合、CPUは、ノーマルリーチの演出を行い、
誘導図柄から低速変動表示状態とする(ステップS1
1)。ステップS10において、ノーマルリーチの演出
の際、誘導図柄から低速変動表示状態としないと判定し
た場合、CPUは、ノーマルリーチの演出を行い、誘導
図柄以外の図柄から低速変動表示状態とする(ステップ
S12)。
【0034】ステップS11およびステップS12の
後、CPUは、低速変動表示状態からスーパーリーチに
発展させ、スーパーリーチの演出を行う(ステップS1
3)。ステップS12の場合は、5図柄前以外から低速
変動を開始し、その後、所定図柄数(4図柄)変動表示
を行った後、スーパーリーチの演出を行う。また、ステ
ップS11の場合は、5図柄前(誘導図柄)から低速変
動を開始し、その後、所定図柄数(4図柄)変動表示を
行った後、CPUは、スーパーリーチの演出を行う。つ
まり、CPUは、大当たりとなる図柄が低速変動表示さ
れる以前に(1図柄前に)、スーパーリーチに発展させ
る。そのため、遊技者に、大当たりの期待を抱かせつ
つ、大当たりの図柄を表示させることなくスーパーリー
チの演出が行われることとなり、遊技者が不快感を抱く
という問題が解消される。
【0035】次いで、CPUは、大役フラグがONであ
るか否かの判定を行い(ステップS14)、大役フラグ
がONでないと判定した場合、はずれの場合の演出を行
い、ステップS17に移行する。ステップS14におい
て、大役フラグがONであると判定した場合、CPU
は、大当たりの演出を行い、ステップS17に移行す
る。
【0036】そして、CPUは、変動表示処理の終了が
指示されたか否かの判定を行い(ステップS17)、変
動表示処理の終了が指示されていないと判定した場合、
ステップS1に移行する。一方、変動表示処理の終了が
指示されたと判定した場合、CPUは、変動表示処理を
終了する。以上のように、本発明を適用した遊技機1に
よれば、ノーマルリーチの状態において、誘導図柄から
低速変動表示状態となる割合は、スーパーリーチとなる
場合(リーチとなる場合の25%)のうちの40%およ
びノーマルリーチから大当たりとなる場合(0.67
%)の合計、10.67%となる。即ち、誘導図柄から
低速変動表示状態となる割合は、他の図柄それぞれから
低速変動表示状態となる割合とほぼ同一である。
【0037】したがって、従来の遊技機に比べ、ノーマ
ルリーチの状態において、誘導図柄から低速変動表示状
態となる割合が高くなる。そのため、遊技者は、誘導図
柄から低速変動表示されることによって大当たりの期待
を抱く機会が多くなり、遊技の興趣性が増す。また、遊
技機1では、ノーマルリーチからスーパーリーチとなる
場合、誘導図柄から低速変動表示状態となった後、大当
たりの図柄が表示される以前にスーパーリーチに発展す
る。
【0038】したがって、遊技者は、一時的に大当たり
の図柄表示状態となった後、変動表示が進行してしまう
ことによって、大当たりとなる期待を裏切られるといっ
た不快感を抱くという問題を解消することができる。な
お、本実施の形態において、大当たりとなる確率や図柄
変動処理における各ステップの割合を上述のように設定
して説明したが、ノーマルリーチの状態において、誘導
図柄から低速変動表示状態となる割合が高くなる設定で
あれば、種々の数値を採用することが可能である。
【0039】また、本実施の形態においては、本発明を
パチンコ機に適用することとして説明したが、表示する
図柄を変動させてリーチあるいは大当たりといった動作
を行う遊技機であれば他のものに適用することとしても
よい。
【0040】
【発明の効果】請求項1から4記載の発明によれば、定
常表示状態において、特定図柄から特殊表示状態を開始
する割合が制御される。したがって、特定図柄から特殊
表示状態を開始する割合を高めることによって、遊技者
に、大当たりの期待をより多く抱かせることが可能とな
る。また、遊技者は、特定図柄から特殊表示状態が開始
されるか否かといったところに新たな遊技の興趣を持つ
ことができる。
【0041】請求項4および5記載の発明によれば、異
なる図柄表示状態へ移行する場合、特殊表示状態におい
ては、遊技者に有利な状態となる図柄の組み合わせを表
示する前に、所定図柄数(例えば、5図柄)より少ない
図柄数(例えば、4図柄)でスーパーリーチに移行す
る。したがって、特殊表示状態が開始された場合、特
に、遊技者に有利な状態となる図柄の組み合わせを完成
する図柄に対して所定図柄数前の図柄から特殊変動表示
状態が開始された場合にも、遊技者は、最終的に図柄が
停止するまで持続して興奮することとなり、遊技の興趣
性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ機1の遊技盤面10を示
す図である。
【図2】図柄表示部11が表示する第1〜第3の図柄群
に含まれる図柄を示す図である。
【図3】CPUが実行する図柄変動処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 10 遊技盤面 11 図柄表示部 11a〜11c 図柄表示領域 12a〜12e 入賞口 13 始動口 14,15 風車 16 大入賞口 17 アウト口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数図柄を定常表示状態で表示し、該定
    常表示状態と異なる特殊表示状態を経た後、図柄を停止
    表示する複数の図柄表示領域を備え、予め行われた抽選
    結果に基づいて、遊技者に有利な状態を発生させる場合
    には所定の図柄の組み合わせとなるように、前記複数の
    図柄表示領域に図柄を停止表示させる遊技機であって、 最後に図柄を停止表示する前記図柄表示領域に対して、
    前記所定の図柄の組み合わせを完成する図柄と一定の表
    示図柄枚数の関係を有する特定図柄から前記特殊表示状
    態を開始する割合を制御する制御手段を備えることを特
    徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記割合が、他の複数
    の図柄それぞれから前記特殊表示状態を開始する割合に
    近づくように制御を行うことを特徴とする請求項1記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記定常表示状態は、一定速度で図柄が
    スクロールする表示状態であり、前記特殊表示状態は、
    該一定速度より低速で図柄がスクロールする表示状態で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記複数の図柄表示領域のうち、最後に
    図柄が停止表示される図柄表示領域について前記特定図
    柄から前記特殊表示状態を開始する場合、前記所定の図
    柄の組み合わせとなる図柄を表示する前に、前記特殊表
    示状態から異なる図柄表示状態へ移行することを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 複数図柄を定常表示状態で表示し、該定
    常表示状態と異なる特殊表示状態を経た後、図柄を停止
    表示する複数の図柄表示領域を備え、予め行われた抽選
    結果に基づいて、遊技者に有利な状態を発生させる場合
    には所定の図柄の組み合わせとなるように、前記複数の
    図柄表示領域に図柄を停止表示させる遊技機であって、 前記複数の図柄表示領域のうち、最後に図柄が停止表示
    される図柄表示領域について前記特殊表示状態で図柄を
    表示している場合、所定の図柄枚数分変動表示を行いつ
    つ、前記特殊表示状態から異なる図柄表示状態へ移行す
    る場合には、前記所定の図柄の組み合わせを表示しない
    ように、前記特殊表示状態中に前記所定の図柄枚数より
    も少ない数の変動表示を行うことを特徴とする遊技機。
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