JP2002200247A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2002200247A
JP2002200247A JP2002001315A JP2002001315A JP2002200247A JP 2002200247 A JP2002200247 A JP 2002200247A JP 2002001315 A JP2002001315 A JP 2002001315A JP 2002001315 A JP2002001315 A JP 2002001315A JP 2002200247 A JP2002200247 A JP 2002200247A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大入賞口が閉口する条件となる入賞球数を変
動させることにより、遊技の興趣を高めることができる
パチンコ機を実現する。 【解決手段】 ステップ718でカウントスイッチ52
aがONしたと判定した場合、つまり遊技球が大入賞口
内の3つの入賞領域のうち、左右の入賞領域に入賞した
と判定した場合は、ステップ720で大入賞口への入賞
数を計数する計数値P2に「1」を加算し、ステップ7
22でカウントスイッチ53aがONしたと判定した場
合、つまり遊技球が大入賞口の中央の入賞領域に入賞し
たと判定した場合は、ステップ728で計数値P2に
「2」を加算する。これにより、入賞する入賞領域によ
って異なる計数値で大入賞口への入賞数を計数すること
ができるため、払い出される賞球数の合計を異ならせる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に関
し、大入賞口が閉口する条件を変化させることにより、
遊技の興趣を高めることができるパチンコ機として好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機として、たとえば、複
数の図柄を変動表示する図柄表示装置と、この図柄表示
装置によって表示される複数の図柄が所定の図柄に揃っ
た場合に開口する大入賞口とを備えたものが知られてい
る。そして上記大入賞口は、遊技球が10個入賞したと
き、あるいは、開口してから10秒間経過したときに閉
口する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のパ
チンコ機では、上述のように、大入賞口が閉口する条件
が、入賞した遊技球の個数および開口時間によって一定
であるため、遊技が単調になり易く、遊技の興趣を高め
ることが難しいという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、大入賞口が閉口するた
めの条件である遊技球の入賞数を変化させることによ
り、遊技の単調化を防止して遊技の興趣を高めることが
できるパチンコ機を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、図柄を変動表
示する図柄表示手段と、この図柄表示手段によって表示
される図柄が所定の図柄になったことを条件として開口
するとともに、所定の入賞球数が計数された場合に閉口
する大入賞口とを有するパチンコ機において、前記大入
賞口は、複数の入賞領域を有しており、前記各入賞領域
に入賞した入賞球を前記各入賞領域に対応付けて検出す
る検出手段と、この検出手段により検出された前記入賞
球を計数するとともに、所定の入賞領域に入賞した入賞
球については、入賞球1個当たりの計数値を他の入賞領
域に入賞した場合の入賞球1個当たりの計数値とは異な
る数で計数する計数手段とを備えており、前記計数手段
の計数値が前記所定の入賞球数に達した場合は、実際に
入賞した入賞球数が前記所定の入賞球数より少ない場合
でも前記大入賞口が閉口するという技術的手段を採用す
る。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のパチンコ機において、前記計数手段は、前記入賞球
が前記所定の入賞領域に入賞した際に、前記計数値を複
数の計数値の中から選択するとともに、その選択された
計数値に基づいて前記所定の入賞領域に入賞した入賞球
を計数するという技術的手段を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載のパチンコ機において、前記大入賞口が開口した場合
に、前記所定の入賞領域に入賞した入賞球1個当たりの
計数値を変更する変更手段が備えられたという技術的手
段を採用する。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項2また
は請求項3に記載のパチンコ機において、前記計数値を
表示する表示手段が設けられたという技術的手段を採用
する。
【0009】
【作用】請求項1ないし請求項4に記載の発明では、上
記大入賞口は、複数の入賞領域を有しており、それら各
入賞領域に入賞した入賞球は、上記検出手段によって上
記各入賞領域に対応付けて検出される。そして、その検
出手段により検出された入賞球は、上記計数手段によっ
て計数され、所定の入賞領域に入賞した入賞球について
は、入賞球1個当たりの計数値を他の入賞領域に入賞し
た場合の入賞球1個当たりの計数値とは異なる数で計数
される。そして、計数手段の計数値が上記所定の入賞球
数に達した場合は、実際に入賞した入賞球数が上記所定
の入賞球数より少ない場合でも上記大入賞口が閉口す
る。
【0010】たとえば、後述する発明の実施の形態に記
載するように、大入賞口を3つの入賞領域に分け、中央
の入賞領域に入賞した場合は、入賞球1個を2個と計数
し、左右の入賞領域に入賞した場合は、入賞球1個を1
個と計数する。そして、大入賞口が10個の入賞で閉口
するとすると、たとえば、中央の入賞領域に1個入賞
し、左右の入賞領域に8個入賞した場合は、入賞の計数
値の合計は、(1個×2+8個×1)=10個となるた
め、実際に入賞した入賞球の数は、1個+8個=9個で
あり、10個より少ないが、入賞の計数値の合計が10
個となるため大入賞口は閉口する。この場合、たとえ
ば、1つの入賞についての賞球数が13個であるとする
と、払い出される賞球数の合計は、13個×9=117
個となる。
【0011】これに対して、中央の入賞領域に3個入賞
し、左右の入賞領域に4個入賞した場合は、入賞の計数
値の合計は、(3個×2+4個×1)=10個となるた
め、実際に入賞した入賞球の数は、3個+4個=7個で
あり、10個より少ないが、入賞の計数値の合計が10
個となるため大入賞口は閉口する。この場合の賞球数の
合計は、13個×7=91個となり、前者の場合の賞球
数よりも26個少なくなる。このように、大入賞口の複
数の入賞領域のうち、入賞する領域によって入賞球1個
当たりの入賞の計数値が異なるため、賞球数を変化させ
ることができる。したがって、従来のパチンコ機のよう
に、一定の入賞数によって大入賞口が閉口するものより
も、遊技の単調化を防止して遊技の興趣を高めることが
できる。
【0012】特に、請求項2に記載の発明では、上記計
数手段は、入賞球が上記所定の入賞領域に入賞した際
に、計数値を複数の計数値の中から選択するとともに、
その選択された計数値に基づいて上記所定の入賞領域に
入賞した入賞球を計数する。つまり、入賞球が所定の領
域に入賞するごとに、計数値を変化させることができる
ため、入賞領域ごとに予め計数値を一定値に設定してお
く場合よりも、変化に富んだ遊技をすることができる。
したがって、遊技の興趣をより一層高めることができ
る。
【0013】また、請求項3に記載の発明では、上記大
入賞口が開口した場合に、上記所定の入賞領域に入賞し
た入賞球1個当たりの計数値を変更する変更手段が備え
られているため、大入賞口が開口するごとに、計数値を
変更することができる。したがって、入賞領域ごとに予
め計数値を一定値に設定しておく場合よりも、遊技の興
趣をより一層高めることができる。
【0014】さらに、請求項4に記載の発明では、上記
計数値を表示する表示手段が設けられているため、上記
所定の入賞領域に入賞した場合の計数値を遊技者に表示
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機の
一実施形態について図を参照して説明する。なお、以下
の実施の形態では、本発明に係るパチンコ機として、第
3種のパチンコ機を代表に説明する。まず、本第1実施
形態のパチンコ機の主要構成について図1を参照して説
明する。図1は、本第1実施形態のパチンコ機を正面か
ら見た説明図である。
【0016】パチンコ機10の左側面には、プリペイド
カードによって遊技球の貸し出しを行うプリペイドカー
ドユニット27が設けられている。また、パチンコ機1
0には、内枠11が開閉可能に備えられており、その内
枠11には、金枠12が開閉可能に取付けられており、
さらに金枠12には、ガラス枠26が開閉可能に取付け
られている。ガラス枠26の内部には、遊技盤13が設
けられており、この遊技盤13の左方には、発射された
遊技球を案内するガイドレール14が設けられている。
内枠11の右側には、ガラス枠26開閉用の鍵を差し込
む鍵穴15を備えた鍵穴飾り16が設けられおり、内枠
11の上方には、枠ランプ17が設けられている。
【0017】ガラス枠26の下には、前面板18が設け
られており、この前面板18の左側上部には、賞球が排
出される上皿賞球排出口19が形成されており、この上
皿賞球排出口19の排出側には、その上皿賞球排出口1
9から排出された賞球を溜めておくための上皿20が取
り付けられている。上皿20の下方には、その上皿20
で収容しきれなくなった賞球を排出するための下皿賞球
排出口21が形成されており、この下皿賞球排出口21
の排出側には、その下皿賞球排出口21から排出された
賞球を溜めておくための下皿22が設けられている。さ
らに、上皿20の右方には、上皿20に溜められた賞球
を下皿22へ抜くための上皿球抜きレバー25がスライ
ド可能に取付けられている。
【0018】下皿22の右方には、上皿20から供給さ
れた遊技球を遊技盤13へ発射する発射モータ制御装置
(図4に符号81で示す)を操作するための発射ハンド
ル23が、回転可能に取付けられており、その発射ハン
ドル23には、発射途中で発射を停止するための発射停
止ボタン24が設けられている。また、発射ハンドル2
3の握り部には、遊技者が発射ハンドル23を操作して
いることを検出するタッチスイッチの電極となる導通部
(図示省略)が形成されており、タッチスイッチの検出
時には、鍵穴飾り16に設けられたタッチLED(図示
省略)が点灯するようになっている。また、パチンコ機
10には、コーナー飾りランプ62a,62aと、入賞
時に点灯する入賞ランプ63と、球切れ時に点灯する球
切れランプ64とが設けられている。
【0019】次に、遊技盤13の主要構成についてそれ
を示す図2を参照して説明する。遊技盤13の略中央に
は、センターケース30が備えられている。センターケ
ース30には、天入賞口31と、普通図柄表示装置32
と、この普通図柄表示装置32の始動される回数を表示
する4個のLEDからなる普通図柄記憶表示LED33
とが備えられている。普通図柄表示装置32は、第1表
示部32a、第2表示部32bおよび第3表示部32c
の3個の表示部から構成されており、各表示部は、遊技
球が普通図柄始動口40に入賞した際に、それぞれ0〜
6の7種類の図柄を変動表示する。以下、第1表示部3
2aによって表示される図柄をA、第2表示部32bに
よって表示される図柄をB、第3表示部32cによって
表示される図柄をCと称する。また、センターケース3
0の下方には、普通図柄表示装置32を始動させるため
の普通図柄始動口40が設けられており、この普通図柄
始動口40の下方には普通図柄表示装置32の停止図柄
が所定の当たり図柄となった場合に開放される普通電動
役物77が設けられている。
【0020】普通電動役物77には、普通電動役物77
に入賞した遊技球を検出するカウントスイッチ77aが
設けられており、カウントスイッチ77aの下方には、
遊技球を停留する停留装置76が設けられている。停留
装置76は、カウントスイッチ77aが3個目の遊技球
を検出した際に時計方向へ回動して上記3個目の遊技球
を停留させ、普通電動役物77が閉口状態になった際に
反時計方向へ回動する。これにより、停留されていた遊
技球が特別装置作動領域76aを通過し、この通過した
遊技球は、特別装置作動・停止検出スイッチ(図4に符
号76bで示す)によって検出され、この検出によって
大入賞口(図2に符号51で示す)を開口させる権利が
発生する。
【0021】また、遊技盤13の右方には、第3種始動
口55が設けられており、第3種始動口55の下方に
は、第3種特別電動役物50が設けられている。ここ
で、第3種特別電動役物50の構成について図3および
図4を参照して説明する。図3は、第3種特別電動役物
50の構成を示す説明図であり、図4は、パチンコ機1
0の電気的構成をブロックで示す説明図である。図3に
示すように、第3種特別電動役物50には、図4に示す
大入賞口開放ソレノイドによって開閉する扉方式の大入
賞口51が設けられている。開放した大入賞口51の内
部は、3つの入賞領域52,53,54に区分されてお
り、左右の入賞領域52,54へ入賞した入賞球は、図
4に示すカウントスイッチ52aによってカウントさ
れ、中央の入賞領域53へ入賞した入賞球は、カウント
スイッチ53aによってカウントされる。その他、遊技
盤13には、風車60,60と、普通入賞口61,6
1,61,61,61と、サイド飾りランプ62bと、
入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト
口65とが設けられている。また、遊技盤13には、多
くの釘(図示省略)が打ち込まれている。
【0022】次に、パチンコ機10の電気的構成につい
てそれをブロック図で示す図4を参照して説明する。パ
チンコ機10には、主制御基盤36が設けられており、
この主制御基盤36には、大当たりの判定などを行うC
PU86を有するマイクロコンピュータ85と、RAM
87と、ROM88とが設けられている。ROM88に
は、後述する各種テーブル(図5)が格納されている。
また、主制御基盤36には、役物集中基盤66が接続さ
れており、役物集中基盤66には、普通図柄表示装置3
2と、役物飾りLED62とが接続されている。それら
装置およびLEDは、主制御基盤36から役物集中基盤
66を介して出力される信号によって駆動および点灯さ
れる。また、主制御基盤36には、役物集中基盤67が
接続されており、この役物集中基盤67には、普通図柄
始動口40(図2参照)に入賞した遊技球を検出する普
通図柄始動口スイッチ40aと、6個払出検出スイッチ
39と、各種飾りLED(風車60、各種入賞口および
普通図柄始動口40を飾るために設けられたLED)7
5とが接続されている。
【0023】役物集中基盤67には、大入賞口集中基盤
68が接続されており、この大入賞口集中基盤68に
は、普通電動役物開放ソレノイド77bと、普通電動役
物77に入賞した遊技球を検出するカウントスイッチ7
7aと、特別装置作動・停止検出スイッチ76bと、第
3種始動口55を通過する遊技球を検出する第3種始動
口スイッチ55aと、大入賞口開放ソレノイド43と、
前述のカウントスイッチ52a,53aと、が接続され
ている。また、主制御基盤36には、役物集中基盤6
6,67および大入賞口集中基盤68から送出された入
賞および大当たりに関する情報をパチンコホールの管理
室などに設けられたコンピュータへ送信するための遊技
盤情報端子57が接続されている。なお、役物集中基盤
66,67、大入賞口集中基盤68から出力される各種
信号は、主制御基盤36のCPU86によって検出さ
れ、その検出結果は、RAM87に一時的に格納され
る。
【0024】さらに、主制御基盤36には、払出制御基
盤37が接続されており、この払出制御基盤37には、
マイクロコンピュータ70が搭載されている。マイクロ
コンピュータ70には、賞球払出モータ56aの駆動制
御、入賞球切りソレノイド46の駆動制御など、払出制
御基盤37に接続されている装置の制御を行うCPU7
1と、CPU71によって実行されるコンピュータプロ
グラムが格納されたROM72と、ROM72から読出
されたコンピュータプログラムや後述する各種データを
一時的に格納するRAM73とが内蔵されている。ま
た、払出制御基盤37には、発射ハンドル23から出力
される信号にしたがって発射モータ38を制御する発射
モータ制御装置81と、入賞球を検出するための入賞球
検出スイッチ45と、下皿22(図1参照)が満杯にな
ったことを検出する満杯検出スイッチ82と、金枠12
の開閉を検出する金枠検出スイッチ83と、入賞球の流
下樋に並んだ入賞球を1個ずつ送り出すための入賞球切
りソレノイド46と、入賞時および大当たり発生時など
に効果音を再生するスピーカ79を駆動する上皿スピー
カ用基盤78と、賞球払出モータ56aと、賞球払出セ
ンサ56eとが接続されている。さらに、払出制御基盤
37には、外部接続端子基盤69が接続されており、こ
の外部接続端子基盤69には、コーナー飾りランプ62
a(図1参照)と、サイド飾りランプ62b(図2参
照)と、入賞ランプ63と、球切れスイッチ80によっ
て球切れが検出された際に点灯する球切れランプ64
と、プリペイドカードユニット27と、主電源89とが
接続されている。
【0025】ここで、ROM88の記憶内容について、
それを示す図5を参照して説明する。ROM88には、
図5(A)に示す普通図柄乱数テーブル88aと、図5
(B)に示すリーチ乱数テーブル88bと、図5(C)
に示すリーチパターンテーブル88cとが記憶されてい
る。普通図柄乱数テーブル88aは、普通図柄の当たり
かハズレかを決定するための0〜151の計152コマ
の普通図柄乱数値から構成されており、リーチ乱数テー
ブル88bは、リーチのパターンを決定するための0〜
15の計16コマのリーチ乱数値から構成されており、
リーチパターンテーブル88cは、リーチ乱数テーブル
88bによって選択されたリーチ乱数値と各種リーチパ
ターンとが対応付けられて構成されている。
【0026】また、ROM88には、図5(D)に示す
当たり普通図柄乱数テーブル88dと、図5(E)に示
すハズレ普通図柄乱数テーブル88eとが記憶されてい
る。当たり普通図柄乱数テーブル88dは、普通図柄の
当たりの場合の停止図柄を選択するための0〜6の計7
コマの乱数値と停止図柄とが対応付けられて構成されて
おり、ハズレ普通図柄乱数テーブル88eは、0〜6の
計7コマの乱数値とハズレの場合の停止図柄とが対応付
けられて構成されている。なお、全部は図示しないが、
実際には、ハズレ普通図柄乱数テーブル88eは、第1
表示部32a〜第3表示部32cによって表示される普
通図柄のうち、ハズレ普通図柄を選択するための3組の
ハズレ普通図柄乱数テーブルが記憶されている。以下、
普通図柄A・B・Cそれぞれの停止図柄を決定するため
の乱数値をそれぞれハズレ普通図柄A乱数値、ハズレ普
通図柄B乱数値、ハズレ普通図柄C乱数値と称する。ま
た、本第1実施形態では、普通図柄乱数テーブル88a
の中から普通図柄乱数値「7」が抽出された場合を大当
たりとし、「7」以外の普通図柄乱数値が抽出された場
合をハズレとする。また、「22,37,52,67,
82,97,112,127,142」の中のいずれか
の普通図柄乱数値が抽出された場合をリーチパターンで
ハズレとなるハズレリーチとし、それら以外の普通図柄
乱数値が抽出された場合を通常のハズレとする。
【0027】次に、パチンコ機10の一連の動作につい
て、CPU86の処理内容を中心にして説明する。図6
は、CPU86によって実行される主な処理内容を示す
メインフローチャートである。図7は、図6のステップ
400で実行される普通図柄始動口処理の内容を示すフ
ローチャートであり、図8は、図6のステップ500で
実行される普通図柄変動処理の内容を示すフローチャー
トであり、図9は、図6のステップ600で実行される
普通電動役物処理の内容を示すフローチャートであり、
図10は、図6のステップ700で実行される大入賞口
処理の内容を示すフローチャートである。
【0028】最初に、パチンコホールの者が、パチンコ
機10の電源を立ち上げると、CPU86は、電源投入
時であると判定し(ステップ100:Yes)、初期設
定を行い(ステップ102)、最初のルーチンを終了す
る。そして、パチンコ機10を用いて遊技を行う者(以
下、遊技者と称する)が、上皿20(図1)に遊技球を
入れると、その遊技球は、遊技球発射装置へ導かれ、遊
技者が、発射ハンドル23をつかむと、タッチスイッチ
がONし、発射モータ制御装置81からモータ駆動信号
が発射モータ38へ出力され、この発射モータ38が駆
動して遊技球が発射される。この発射された遊技球は、
ガイドレール14に沿って遊技盤13内へ導かれ、その
遊技盤13に打ち込まれた釘の間を乱舞しながら落ちて
行く。
【0029】そして、遊技球が、普通図柄始動口40
(図2)を通過すると、その通過によって普通図柄始動
口スイッチ40a(図4)がONし、このONによって
発生したスイッチング信号は、役物集中基盤67から主
制御基盤36のCPU86に入力される(ステップ20
0)。続いて、CPU86は、そのスイッチング信号の
入力に基づいて普通図柄始動口処理を実行する(ステッ
プ400)。ここで、CPU86によって実行される普
通図柄始動口処理の内容について図7のフローチャート
を参照して説明する。まず、CPU86は、上記スイッ
チング信号の入力により、普通図柄始動口スイッチ40
aがONしたと判定し(ステップ402:Yes)、普
通図柄始動記憶数U1が4未満であるか否かを判定する
(ステップ404)。
【0030】ここでは、初めて遊技球が普通図柄始動口
40を通過しており、普通図柄始動記憶数U1=0であ
るため、ステップ406へ進み(ステップ404:Ye
s)、RAM87に格納されている普通図柄始動記憶数
U1に「1」を加算する(ステップ406)。続いて、
CPU86は、ROM88に記憶されている普通図柄乱
数テーブル88aから普通図柄乱数値を1個抽出し(ス
テップ408)、その抽出した普通図柄乱数値をRAM
87に格納する(ステップ410)。続いて、CPU8
6は、普通図柄表示装置32によって普通図柄を変動表
示する普通図柄変動処理を実行する(ステップ50
0)。
【0031】ここで、CPU86によって実行される普
通図柄変動処理の内容について図8のフローチャートを
参照して説明する。まず、CPU86は、普通図柄表示
装置32によって普通図柄が変動表示されているか否か
を判定するが(ステップ502)、ここでは、初めて普
通図柄を変動表示するのでステップ504へ進み(ステ
ップ502:No)、RAM87に記憶されている普通
図柄始動記憶数U1が1以上であるかを判定する(ステ
ップ504)。ここでは、上記ステップ406において
普通図柄始動記憶数U1=1となっているため、肯定判
定され(ステップ504:Yes)、普通図柄表示装置
32によって普通図柄を変動表示する時間である変動固
定時間T1をセットする(ステップ506)。なお、本
第1実施形態では、変動固定時間T1は、3.3秒〜
5.8秒である。
【0032】続いて、CPU86は、RAM87に記憶
されている普通図柄始動記憶数U1から「1」を減算し
(ステップ508)、普通図柄変動開始コマンドを普通
図柄表示装置32へ出力する(ステップ510)。これ
により、普通図柄表示装置32は、図柄の変動表示を開
始する。続いて、CPU86は、上記ステップ410で
RAM87に格納した普通図柄乱数値が「7」であるか
否か、つまり大当たりか否かを判定し(ステップ51
2)、大当たりの場合は(ステップ512:Yes)、
大当たりフラグを立てる(ステップ514)。続いて、
CPU86は、ROM88に記憶されているリーチ乱数
テーブル88b(図5(B))からリーチ乱数値を1個
抽出し、その抽出したリーチ乱数値に対応するリーチパ
ターンをROM88に記憶されているリーチパターンテ
ーブル88cから選択し、その選択したリーチパターン
をRAM87にセットする(ステップ516)。たとえ
ば、抽出したリーチ乱数値が「8」の場合は、ABC変
動リーチパターンがRAM87にセットされる。
【0033】続いて、CPU86は、ROM88に記憶
されている当たり普通図柄乱数テーブル88d(図5
(D))から当たり普通図柄乱数値を1個抽出し、その
抽出された当たり普通図柄乱数値に対応付けて記憶され
ている図柄を停止図柄として選択し、RAM87に格納
する(ステップ518)。たとえば、抽出した当たり普
通図柄乱数値が「3」の場合は、図柄「333」が停止
図柄として格納される。また、CPU86は、ステップ
512において、大当たりではないと判定した場合は
(ステップ512:No)、ステップ410でRAM8
7に格納された普通図柄乱数値が前述したハズレリーチ
となる普通図柄乱数値であるか否かを判定し(ステップ
530)、ハズレリーチとなる普通図柄乱数値である場
合は(ステップ530:Yes)、リーチ乱数テーブル
88bからリーチ乱数値を1個抽出し、その抽出したリ
ーチ乱数値に対応するリーチパターンをリーチパターン
テーブル88cから選択し、その選択したリーチパター
ンをRAM87にセットする(ステップ516)。
【0034】たとえば、抽出したリーチ乱数値が「1
3」の場合は、BC同期リーチパターンがRAM87に
セットされる。また、CPU86は、ステップ530に
おいて、ハズレリーチとなる普通図柄乱数値ではないと
判定した場合は(ステップ530:No)、通常停止パ
ターンをセットする。続いて、CPU86は、ROM8
8に記憶されているハズレ普通図柄乱数テーブル88e
(図5(E))からハズレ普通図柄乱数値を1個抽出
し、その抽出されたハズレ普通図柄乱数値に対応付けて
記憶されている図柄を停止図柄として選択し、RAM8
7に格納する(ステップ518)。たとえば、抽出した
ハズレ普通図柄乱数値が「2」の場合は、図柄「2」が
停止図柄として格納される。なお、前述のように、実際
にはハズレ普通図柄乱数テーブルは、3組記憶されてお
り、第1表示部32a〜第3表示部32cによって表示
される3つの停止図柄がそれぞれ選択されて格納され
る。
【0035】そして、CPU86は、ステップ502へ
戻るが、ここでは既に普通図柄は変動中であるため、ス
テップ520へ進み(ステップ502:Yes)、変動
固定時間T1が経過するまで待機する。続いて、CPU
86は、変動固定時間T1が経過した場合は(ステップ
520:Yes)、普通図柄変動停止処理を実行する
(ステップ522)。たとえば、RAM87にABC変
動リーチパターンおよび停止図柄「333」が格納され
ている場合は、ROM88に記憶されているABC変動
リーチパターンプログラムにしたがって普通図柄の変動
表示を行い、普通図柄「333」が揃った時点で変動表
示を停止する。
【0036】続いて、CPU86は、大当たりフラグが
立っているか否かを判定し(ステップ524)、大当た
りフラグが立っている場合は(ステップ524:Ye
s)、普通電動役物77を開放する時間を設定するため
の普通電動役物開放タイマT2をセットする(ステップ
526)。続いて、CPU86は、普通電動役物77へ
の入賞数をカウントするための普通電動役物入賞カウン
タP1をリセットする(ステップ528)。
【0037】次にCPU86は、普通電動役物処理(図
6のステップ600)を実行する。ここで、CPU86
により実行される普通電動役物処理について図9を参照
して説明する。まず、CPU86は、普通電動役物77
が作動中であるか否かを判定するが(ステップ60
2)、ここでは初めて普通電動役物77が作動する段階
であるためステップ604へ進み(ステップ602:N
o)、大当たりフラグが立っているか否かを判定する。
ここでは、上記ステップ514において大当たりフラグ
が立っているためステップ606へ進み(ステップ60
4:Yes)、普通電動役物77を開放する時間である
開放固定時間T2をセットする(ステップ606)。続
いて、CPU86は、普通電動役物開放ソレノイド77
bへ作動指令コマンドを出力する(ステップ608)。
これにより、普通電動役物開放ソレノイド77bが作動
し、普通電動役物77が開放する。なお、本第1実施形
態では、開放固定時間T2は、6秒である。
【0038】そして、CPU86は、ステップ602へ
戻り、普通電動役物77が作動中であるかを判定する
が、ここでは既に普通電動役物77は作動中であるた
め、ステップ610へ進み(ステップ602:Ye
s)、開放固定時間T2が経過したか否かを判定する。
ここで、CPU86は、開放固定時間T2が経過してい
ない場合はステップ612へ進み(ステップ610:N
o)、普通電動役物77への入賞数P1が3以上になっ
たか否かを判定する。普通電動役物77への入賞数は、
カウントスイッチ77aから出力されるスイッチング信
号によって計数される。そして、CPU86は、開放固
定時間T2が経過した場合(ステップ610:Ye
s)、あるいは、普通電動役物77への入賞数P1が3
以上になった場合(ステップ612:Yes)は、ステ
ップ614へ進み、普通電動役物開放ソレノイド77b
へ作動停止指令コマンドを出力する(ステップ61
4)。
【0039】これにより、普通電動役物77が閉鎖され
る。続いて、CPU86は、特別装置作動・停止検出ス
イッチ76bのONを検出すると(ステップ616:Y
es)、権利発生フラグを立て(ステップ618)、大
入賞口51を開放する時間である大入賞口開放固定時間
T3をセットし(ステップ620)、大当たりフラグを
リセットする(ステップ622)。なお、本第1実施形
態では、大入賞口開放固定時間T3は、10秒である。
【0040】次にCPU86は、大入賞口処理(図6の
ステップ700)を実行する。ここで、CPU86によ
り実行される、本発明の特徴である大入賞口処理につい
て図10を参照して説明する。まず、CPU86は、権
利発生フラグが立っているか否かを判定するが(ステッ
プ702)、ここではステップ618において権利発生
フラグが立っているため、ステップ704へ進み(ステ
ップ702:Yes)、大入賞口51が開放中であるか
否かを判定する。ここでは、まだ大入賞口51は開放し
ていないため、ステップ706へ進み、第3種始動口ス
イッチ55aがONしたか否か、つまり遊技球が第3種
始動口55を通過したか否かを判定する。ここで、遊技
者が右打ちを行い、遊技球が第3種始動口55を通過し
たとすると、CPU86は、ステップ708へ進み(ス
テップ706:Yes)、大入賞口51が開口する回数
を示すラウンド数Nに「1」を加算する。
【0041】続いて、CPU86は、ラウンド数Nが1
6になったか否かを判定するが(ステップ710)、こ
こでは第1ラウンドであり、N=1であるため、ステッ
プ714へ進み、大入賞口開放ソレノイド43へ大入賞
口開放コマンドを出力する。これにより、大入賞口開放
ソレノイド43が作動し、大入賞口51が開口する。そ
して、CPU86は、ステップ702へ戻り、ステップ
704へ進むが、既に大入賞口51は開放されているた
め、ステップ716へ進み(ステップ704:Ye
s)、大入賞口開放固定時間T3が経過したか否かを判
定する。続いて、CPU86は、大入賞口開放固定時間
T3が経過していない場合は(ステップ716:N
o)、カウントスイッチ52aがONしたか否か、つま
り大入賞口51に入賞した入賞球が左右の入賞領域5
2,54(図3)を通過したか否かを判定する(ステッ
プ718)。そして、CPU86は、入賞球が左右の入
賞領域52,54を通過した場合は(ステップ718:
Yes)、大入賞口51への入賞数を示す計数値P2に
「1」を加算する(ステップ720)。
【0042】また、CPU86は、ステップ718にお
いて、カウントスイッチ52aがONしていないと判定
した場合はステップ722へ進み(ステップ718:N
o)、カウントスイッチ53aがONしたか否か、つま
り大入賞口51に入賞した入賞球が中央の入賞領域53
(図3)を通過したか否かを判定する。そして、CPU
86は、入賞球が中央の入賞領域53を通過した場合は
(ステップ722:Yes)、大入賞口51への入賞数
を示す計数値P2に「2」を加算する(ステップ72
8)。つまり、大入賞口51へ入賞した入賞球のうち、
左右の入賞領域52,54を通過した場合は、入賞球1
個当たりの計数値P2を1個と計数し、中央の入賞領域
53を通過した場合は、入賞球1個当たりの計数値P2
を2個と計数する。
【0043】そして、CPU86は、計数値P2が10
個以上になったか否かを判定し(ステップ730)、計
数値P2が10個以上になった場合(ステップ730:
Yes)、あるいは、大入賞口開放固定時間T3が経過
した場合(ステップ716:Yes)に大入賞口開放ソ
レノイド43へ大入賞口停止コマンドを出力する(ステ
ップ732)。これにより、大入賞口51が閉口する。
たとえば、中央の入賞領域53に1個入賞し、左右の入
賞領域52,54に計8個入賞した場合は、入賞数の計
数値の合計は、(1個×2+8個×1)=10個とな
り、大入賞口51が閉口する。この場合、実際の入賞数
は、1個+8個=9個であり、入賞球1個当たりの賞球
数を13個であるとすると、払い出される賞球数の合計
は、13個×9=117個となる。これに対して、中央
の入賞領域53に3個入賞し、左右の入賞領域52,5
4に計4個入賞した場合は、入賞数の計数値の合計は、
(3個×2+4個×1)=10個となり、大入賞口51
が閉口する。この場合、実際の入賞数は、3個+4個=
7個であり、賞球数の合計は、13個×7=91個とな
り、前者の場合の賞球数よりも26個少なくなる。
【0044】そして、CPU86は、ステップ710に
おいて、ラウンド数Nが16になったと判定するまで上
記のようにステップ702〜ステップ732を繰り返し
実行し、ステップ710において、ラウンド数Nが16
になったと判定するとステップ712へ進み(ステップ
710:Yes)、権利発生フラグをリセットする(ス
テップ712)。
【0045】以上のように、本第1実施形態のパチンコ
機10を用いれば、大入賞口51の内部を区分する3つ
の入賞領域52〜54のうち、左右の入賞領域52,5
4に入賞した場合と、中央の入賞領域53に入賞した場
合とで、入賞球1個当たりの計数値が異なるため、払い
出される賞球数を変化させることができる。したがっ
て、従来のパチンコ機のように、一定の入賞数によって
大入賞口が閉口するものよりも、遊技の単調化を防止し
て遊技の興趣を高めることができる。
【0046】次に本発明第2実施形態のパチンコ機につ
いて説明する。本第2実施形態のパチンコ機は、中央の
入賞領域に入賞した場合の計数値を変動させることがで
きることを特徴とする。なお、CPU86により実行さ
れる大入賞口処理の内容以外の処理、およびパチンコ機
の構成は、上記第1実施形態と同じであるため説明を省
略する。図11は、CPU86により実行される大入賞
口処理を示すフローチャートである。ROM88には、
図5(F)に示す計数値決定乱数テーブル88fが記憶
されている。この計数値決定乱数テーブル88fは、中
央の入賞領域53に入賞した際にその入賞領域53の入
賞数に対する計数値を決定するためのものであり、0〜
3の計4コマの計数値決定乱数値と、0〜3の計数値と
を対応させて構成されている。
【0047】CPU86は、大入賞口開放固定時間T3
が経過していない場合は(ステップ716:No)、カ
ウントスイッチ52aがONしたか否か、つまり大入賞
口51に入賞した入賞球が左右の入賞領域52,54
(図3)を通過したか否かを判定する(ステップ71
8)。そして、CPU86は、入賞球が左右の入賞領域
52,54を通過した場合は(ステップ718:Ye
s)、大入賞口51への入賞数を示す計数値P2に
「1」を加算する(ステップ720)。
【0048】また、CPU86は、ステップ718にお
いて、カウントスイッチ52aがONしていないと判定
した場合はステップ722へ進み(ステップ718:N
o)、カウントスイッチ53aがONしたか否か、つま
り大入賞口51に入賞した入賞球が中央の入賞領域53
(図3)を通過したか否かを判定する。そして、CPU
86は、入賞球が中央の入賞領域53を通過した場合は
(ステップ722:Yes)、計数値決定乱数テーブル
88fから計数値決定乱数値を1個抽出し、その抽出さ
れた計数値決定乱数値に対応する数値を中央の入賞領域
に入賞した場合の加算値αに決定する(ステップ72
4)。たとえば、抽出された計数値決定乱数値が「3」
の場合は、加算値αは「3」に決定される。つまり、中
央の入賞領域に1個入賞するごとに「3」が加算され
る。そして、CPU86は、加算値αをセットし(ステ
ップ726)、計数値P2に加算値αを加算し(ステッ
プ728)、計数値P2が10以上になると(ステップ
730:Yes)、大入賞口を閉じる(ステップ73
2)。
【0049】以上のように、本第2実施形態のパチンコ
機を用いれば、大入賞口51の内部を区分する中央の入
賞領域に入賞するごとに、その中央の入賞領域に入賞し
た場合の計数値を変動させることができるため、各入賞
領域ごとに予め計数値を一定値に設定しておく場合より
も、変化に富んだ遊技をすることができる。したがっ
て、遊技の興趣をより一層高めることができる。
【0050】次に本発明第3実施形態のパチンコ機につ
いて説明する。本第3実施形態のパチンコ機は、遊技球
が第3種始動口55を通過するごとに中央の入賞領域に
入賞した場合の計数値を変動させることができるととも
に、その変動した計数値を表示できることを特徴とす
る。なお、上記計数値を表示する計数値表示装置以外の
パチンコ機の構成、CPU86により実行される大入賞
口処理の内容以外の処理は、上記第1実施形態と同じで
あるため説明を省略する。図12は、第3種特別電動役
物50の構成を示す説明図であり、図13は、CPU8
6により実行される大入賞口処理を示すフローチャート
である。
【0051】図12に示すように、第3種特別電動役物
50の中央の入賞領域53を構成する背面には、入賞領
域53に入賞した場合の計数値を表示するための計数値
表示装置50aが設けられている。この計数値表示装置
50aは、たとえば、7セグメントのLEDにより構成
される。また、ROM88には、図5(G)に示す計数
値決定乱数テーブル88gが記憶されている。この計数
値決定乱数テーブル88gは、中央の入賞領域53に入
賞した際にその入賞領域53の入賞数に対する計数値を
決定するためのものであり、0と1の計2コマの計数値
決定乱数値と、0と1の計数値とを対応させて構成され
ている。
【0052】CPU86は、遊技球の第3種始動口55
の通過を検出すると(ステップ705:Yes)、計数
値決定乱数テーブル88gから計数値決定乱数値を1個
抽出し、その抽出された計数値決定乱数値に対応する数
値を中央の入賞領域に入賞した場合の計数値として加算
する加算値αに決定し(ステップ706)、その加算値
αをセットする(ステップ707)。また、その加算値
αは、計数値表示装置50aによって表示される。たと
えば、抽出された計数値決定乱数値が「0」の場合は、
加算値αは「1」に決定され、計数値決定乱数値が
「1」の場合は、加算値αは「2」に決定される。
【0053】そして、CPU86は、大入賞口開放固定
時間T3が経過していない場合は(ステップ716:N
o)、カウントスイッチ52aがONしたか否か、つま
り大入賞口51に入賞した入賞球が左右の入賞領域5
2,54(図3)を通過したか否かを判定する(ステッ
プ718)。そして、CPU86は、入賞球が左右の入
賞領域52,54を通過した場合は(ステップ718:
Yes)、大入賞口51への入賞数を示す計数値P2に
「1」を加算する(ステップ720)。
【0054】また、CPU86は、ステップ718にお
いて、カウントスイッチ52aがONしていないと判定
した場合はステップ722へ進み(ステップ718:N
o)、カウントスイッチ53aがONしたか否か、つま
り大入賞口51に入賞した入賞球が中央の入賞領域53
(図3)を通過したか否かを判定する。そして、CPU
86は、入賞球が中央の入賞領域53を通過し(ステッ
プ722:Yes)、計数値表示装置50aにより数値
「1」が表示されている場合は、計数値P2に「1」を
加算し、計数値表示装置50aにより数値「2」が表示
されている場合は、計数値P2に「2」を加算する(ス
テップ723)。そして、CPU86は、計数値P2が
10以上になると(ステップ730:Yes)、大入賞
口を閉じる(ステップ732)。
【0055】以上のように、本第3実施形態のパチンコ
機を用いれば、遊技球が第3種始動口55を通過するご
とに、遊技球が中央の入賞領域53に入賞した場合の計
数値を変更することができる。したがって、入賞領域ご
とに予め計数値を一定値に設定しておく場合よりも、遊
技の興趣をより一層高めることができる。しかも、上記
変更された計数値を表示する計数値表示装置50aが設
けられているため、中央の入賞領域53に入賞した場合
の計数値を遊技者に知らせることができる。
【0056】なお、上記各実施形態では、大入賞口51
内の入賞領域を3つに区分し、中央の入賞領域53に入
賞した場合の計数値を左右の入賞領域52,54に入賞
した場合の計数値よりも多くなるように構成したが、そ
の逆で左右の入賞領域52,54に入賞した場合の計数
値を中央の入賞領域53に入賞した場合の計数値よりも
多くなるように構成することもできる。また、3つの入
賞領域のそれぞれの計数値が異なるように構成すること
もできる。さらに、入賞領域の数は、2つ、あるいは、
4つ以上でもよい。また、計数値を変動させるタイミン
グは、大当たりフラグや権利発生フラグが立ったタイミ
ングでもよい。
【0057】さらに、上記各実施形態では、本発明のパ
チンコ機を第3種のパチンコ機に適用した場合を代表に
説明したが、本発明は、第1種のパチンコ機にも適用す
ることができる。この場合、計数値の決定タイミング
は、たとえば、1回目は、特別図柄が停止して大当たり
が確定した時点であり、2回目以降は、前回、遊技球が
大入賞口内の特定領域を通過した時点である。また、計
数値表示装置を設けた場合は、CPUは、各時点で決定
されてRAMに格納された計数値を大入賞口が開口す
る、たとえば1秒前にRAMから読出し、その読出した
計数値を表示する。この場合、大入賞口の閉口から次回
の開口までに要する時間は、たとえば2秒である。
【0058】ところで、普通図柄表示装置32が本発明
の図柄表示手段に対応し、カウントスイッチ52a,5
3aが検出手段に対応し、計数値表示装置50aが表示
手段に対応する。また、CPU86によって実行される
図10のステップ718〜ステップ730が、本発明の
計数手段として機能する。さらに、CPU86によって
実行される図11のステップ718〜ステップ730
が、請求項2の計数手段として機能する。また、CPU
86によって実行される図13のステップ706および
ステップ707が、請求項3の変更手段として機能す
る。
【0059】
【発明の効果】以述のように本発明によれば、大入賞口
が閉口するための条件である遊技球の入賞数を変化させ
ることにより、遊技の単調化を防止して遊技の興趣を高
めることができるパチンコ機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のパチンコ機10を正面から見
た説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機10に備えられた遊技盤
13の主要構成を示す説明図である。
【図3】図2に示す遊技盤13に備えられた第3種特別
電動役物50を正面から拡大して示す説明図である。
【図4】図1に示すパチンコ機10の電気的構成をブロ
ックで示す説明図である。
【図5】図5はROM88の記憶内容を示す説明図であ
り、図5(A)は普通図柄乱数テーブル88aの説明図
であり、図5(B)はリーチ乱数テーブル88bの説明
図であり、図5(C)はリーチパターンテーブル88c
の説明図であり、図5(D)は当たり普通図柄乱数テー
ブル88dの説明図であり、図5(E)はハズレ普通図
柄乱数テーブル88eの説明図であり、図5(F)は本
発明第2実施形態で用いる計数値決定乱数テーブル88
fの説明図であり、図5(G)は本発明第3実施形態で
用いる計数値決定乱数テーブル88gの説明図である。
【図6】CPU86によって実行される主な処理内容を
示すメインフローチャートである。
【図7】CPU86によって図6のステップ400にお
いて実行される普通図柄始動口処理の内容を示すフロー
チャートである。
【図8】CPU86によって図6のステップ500にお
いて実行される普通図柄変動処理の内容を示すフローチ
ャートである。
【図9】CPU86によって図6のステップ600にお
いて実行される普通電動役物処理の内容を示すフローチ
ャートである。
【図10】CPU86によって図6のステップ700に
おいて実行される大入賞口処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【図11】本発明第2実施形態においてCPU86によ
って実行される大入賞口処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図12】本発明第3実施形態のパチンコ機に設けられ
た第3種特別電動役物50の構成を示す説明図である。
【図13】本発明第3実施形態においてCPU86によ
って実行される大入賞口処理の内容を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 パチンコ機 32 普通図柄表示装置 40 普通図柄始動口 50 第3種特別電動役物 50a 計数値表示装置 51 大入賞口 52〜54 入賞領域 55 第3種始動口 76 停留装置 76a 特別装置作動領域 77 普通電動役物 86 CPU 87 RAM 88 ROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄を変動表示する図柄表示手段と、 この図柄表示手段によって表示される図柄が所定の図柄
    になったことを条件として開口するとともに、所定の入
    賞球数が計数された場合に閉口する大入賞口と、を有す
    るパチンコ機において、 前記大入賞口は、複数の入賞領域を有しており、 前記各入賞領域に入賞した入賞球を前記各入賞領域に対
    応付けて検出する検出手段と、 この検出手段により検出された前記入賞球を計数すると
    ともに、所定の入賞領域に入賞した入賞球については、
    入賞球1個当たりの計数値を他の入賞領域に入賞した場
    合の入賞球1個当たりの計数値とは異なる数で計数する
    計数手段とを備えており、 前記計数手段の計数値が前記所定の入賞球数に達した場
    合は、実際に入賞した入賞球数が前記所定の入賞球数よ
    り少ない場合でも前記大入賞口が閉口することを特徴と
    するパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記計数手段は、前記入賞球が前記所定
    の入賞領域に入賞した際に、前記計数値を複数の計数値
    の中から選択するとともに、その選択された計数値に基
    づいて前記所定の入賞領域に入賞した入賞球を計数する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記大入賞口が開口した場合に、前記所
    定の入賞領域に入賞した入賞球1個当たりの計数値を変
    更する変更手段が備えられたことを特徴とする請求項1
    に記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記計数値を表示する表示手段が設けら
    れたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の
    パチンコ機。
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