JP2002199842A - ダイズタンパク質のチーズへの組込み - Google Patents

ダイズタンパク質のチーズへの組込み

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    • A23J3/00Working-up of proteins for foodstuffs
    • A23J3/14Vegetable proteins
    • A23J3/16Vegetable proteins from soybean

Abstract

(57)【要約】 【課題】 著しいレベルのダイズタンパク質を含有する
チーズ、好ましくはナチュラルチーズを調製する方法を
提供すること。 【解決手段】 この方法は酵素(好ましくはプロテイナ
ーゼ)を用いてダイズ成分を処理し、ダイズタンパク質
加水分解物を形成する。この酵素処理ダイズ成分は、カ
ゼインミセルと複合可能である。酵素を不活性化するた
めの熱処理段階の後、ダイズタンパク質加水分解物を乳
基質に加え、次にそれを、好ましくは通常のレンネット
を用い、凝固させてカード、およびホエーを形成する。
カードとホエーとを分離した後、通常のチーズ製造手順
を用いて、カードをチーズに変える。最初の酵素処理が
なければ、未処理ダイズ成分は乳凝固を妨げ、それによ
って通常のチーズカードの形成を妨げることになる。本
発明に用いられる部分加水分解ダイズタンパク質は、乳
凝固機構を著しく妨げることがない。ダイズ成分を約3
0%まで含有するチーズを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、著しいレベ
ルのダイズタンパク質を含有するチーズ、好ましくはナ
チュラルチーズを調製する方法に関する。この方法は、
酵素(好ましくはプロテイナーゼ)を用いてダイズ成分
を処理し、ダイズタンパク質加水分解物を形成する。こ
の酵素処理ダイズ成分は、カゼインミセルと複合可能で
ある。酵素を不活性化するための熱処理段階の後、ダイ
ズタンパク質加水分解物を乳基質に加え、次にそれを、
好ましくは直接酸性化または乳酸生成培養菌と組み合わ
せた通常のレンネットを用い、凝固させてカード、およ
びホエーを形成する。カードとホエーとを分離した後、
通常のチーズ製造手順を用いて、カードをチーズに変え
る。最初の酵素処理がなければ、未処理ダイズ成分は乳
凝固を妨げ、それによって通常のチーズカードの形成を
妨げることになる。さらに、最初の酵素処理がなけれ
ば、未処理ダイズ成分のかなりの部分がホエーと共に失
われることになる。本発明に用いられる部分加水分解ダ
イズタンパク質は、乳凝固機構を著しく妨げることがな
い。本発明に用いられる部分加水分解ダイズタンパク質
はさらに、カゼインと複合し、それによってカード中の
ダイズタンパク質の保持を向上させる傾向がある。ダイ
ズ成分を約30%まで含有するチーズを得ることができ
る。
【0002】
【従来の技術】ナチュラルチーズは一般に、乳中に酸度
を発現させ、レンネットなどの凝固剤を用いて乳を凝固
させる、またはそのタンパク質の等電点まで酸度を発現
させることによって製造する。この凝固乳を切断、また
は攪拌、好ましくは加熱しながら攪拌し、生じたカード
からホエーを分離する。このカードを加圧してチーズブ
ロックを提供することができる。典型的に、熟成は制御
条件下で非常に長い期間かけて行われる。
【0003】ダイズの健康上の利点は、ここしばらくの
間知られている。コレステロールレベルを下げる傾向に
加えて、ダイズは最近、癌性または腫瘍細胞を阻害する
役割を果たす可能性と関連付けられ、あるいはその役割
を果たす可能性があると示唆されている。それゆえ、多
岐にわたる食品にダイズを組み込むための努力がなされ
てきた。乳製品成分を用いて、または用いずに調製され
たダイズ含有チーズを製造するために、多くの努力が払
われてきた。乳製品をベースとしたチーズ製品に著しい
レベルのダイズタンパク質を組み込むことは一般に困難
であった。たとえば、米国特許Re.28810(19
76年5月11日)は、アルドン酸ラクトン、またはウ
ロン酸ラクトン凝析剤を用いて、乳固形分を用いずに調
製したダイズチーズを提供している。風味生成タンパク
質分解酵素(すなわち、プロテアーゼ)を、エマルジョ
ンの形成前に生成物に、発酵の前にエマルジョンに、ま
たはクッキングしたカードに組み込むことができた。結
果として生じるダイズチーズは、ナチュラルチーズに類
似の質感、および量感を有すると報告されている。
【0004】米国特許第3,982,025号(197
6年9月12日)は、ダイズチーズに、食用油または脂
肪、チーズ乳化溶解塩、および水を高温で混合して、成
分を液化し、均質に乳化することによって調製されるダ
イズチーズスプレッドを提供している。このダイズチー
ズは、ダイズ乳を乳酸形成チーズスターターカルチャー
と共に発酵することによって調製される。このダイズチ
ーズはまた、タンパク質分解酵素で処理して、ダイズグ
ロブリンの酵素的分解を促進することができ、このタン
パク質分解酵素は、発酵前、またはダイズチーズカード
のクッキング後に添加することができる。米国特許第
4,080,477号(1978年3月21日)は、
(1)動物乳由来のカゼイン含有物質、(2)チーズ乳
化塩、および(3)ダイズチーズを高剪断下で混合する
ことによる、ダイズチーズ含有プロセスチーズ様生成物
を提供している。このカゼイン含有物質には、カゼイン
塩、乳製品チーズ、乳製品チーズカード、全乳固形分、
脱脂乳固形分、およびそれらの混合物が含まれる。
【0005】米国特許第4,284,656号(198
1年8月18日)は、脱脂ダイズからタンパク質を水抽
出し、続いてそのタンパク質を凝析してカード、および
ホエイを形成し、そのカード生成物を分離、洗浄するこ
とによる、高タンパク質、低脂肪食品の製造方法を提供
している。このカード生成物は、チーズと混合する、ま
たはチーズに組み込むことができる。米国特許第4,3
03,691号(1981年12月1日)は、(1)ダ
イズ分離物、低温不溶性ダイズ画分、またはそれらの混
合物からなるグループから選択されたダイズタンパク
質、(2)ゼラチン、(3)親水コロイドガム、(4)
脂肪、および(5)水を配合することによる、タンパク
性食品生成物(模造チーズ)を提供している。
【0006】米国特許第4,349,576号(198
2年9月14日)、および第4,345,438号(1
984年3月6日)は、模造チーズ製品に組み込むこと
のできる、ダイズタンパク質分離物を含む植物タンパク
質分離物を提供している。この植物分離物は、カゼイン
塩の親水コロイド特性を模倣するタンパク質凝集体に熱
処理で変換することのできるようにタンパク質をあらか
じめ処理する条件下で調製されることが報告されてい
る。より詳細には、溶融特性に不利な影響を及ぼすこと
なく、模造チーズ製品中の約20から60%のカゼイン
塩を代替するために、ダイズ分離物を用いることが報告
されている。このダイズ分離物は、ダイズタンパク質加
水分解物を含まないことが報告されている。
【0007】米国特許第4,556,569号(198
5年12月3日)は、植物タンパク質(たとえばダイズ
タンパク質)を用いるチーズ類似製品を提供している。
この製品は、ダイズ乳、植物油、乳製品ホエー、カゼイ
ン塩、および水から作られる。米国特許第5,858,
449号(1999年1月12日)は、チーズ製品(な
らびに他の食品)の成分として用いることのできる、イ
ソフラボン強化タンパク質生成物を提供している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法は一般に
チーズタイプ製品を提供するが、乳製品から調製された
チーズにさらに近似している、ダイズタンパク質を含有
するチーズ、特にナチュラルチーズを提供することが依
然として望まれている。本発明は、著しいレベルのダイ
ズタンパク質を有する、ナチュラルチーズを含む、官能
的に満足できるチーズ製品を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は一般に、著しい
レベルのダイズタンパク質を含有するチーズ、好ましく
はナチュラルチーズを調製する方法に関する。この方法
は酵素(好ましくはプロテイナーゼ)を用いてダイズ成
分を処理し、ダイズタンパク質加水分解物を形成する。
この酵素処理ダイズ成分は、カゼインミセルと複合可能
である。酵素を不活性化するための熱処理段階の後、ダ
イズタンパク質加水分解物を乳基質に加え、次にそれ
を、好ましくは直接酸性化または乳酸生成培養菌と組み
合わせた通常のレンネットを用い、凝固させてカード、
およびホエーを形成する。カードとホエーとを分離した
後、通常のチーズ製造手順を用いて、カードをチーズに
変える。最初の酵素処理がなければ、未処理ダイズ成分
は乳凝固を妨げ、それによって通常のチーズカードの形
成を妨げることになる。さらに、最初の酵素処理がなけ
れば、未処理ダイズ成分のかなりの部分がホエーと共に
失われることになる。本発明に用いられる部分加水分解
ダイズタンパク質は、乳凝固機構を著しく妨げることが
ない。本発明に用いられる部分加水分解ダイズタンパク
質はさらに、カゼインと複合し、それによってカード中
のダイズタンパク質の保持を向上させる傾向がある。ダ
イズ成分を約30%まで含有するチーズを得ることがで
きる。
【0010】本発明は、ダイズタンパク質を含有するチ
ーズを調製する方法を提供し、前記方法は、(1)ダイ
ズ粉を水と混合してダイズペーストを製造する段階、
(2)ダイズペーストをタンパク質分解酵素で処理して
加水分解ダイズ成分を形成する段階、(3)タンパク質
分解酵素を不活性化するのに十分な温度に、加水分解ダ
イズ成分を加熱する段階、(4)乳と不活性化加水分解
ダイズ成分とを含む乳基質を形成する段階、(5)乳基
質を処理してカード、およびホエーを形成する段階、
(6)カードをホエーから分離する段階、および(7)
カードを処理してダイズタンパク質を含有するチーズを
生成する段階を含む。好ましくは、この乳基質は約4.
0から約6.8のpHを有し、カード、およびホエーを
形成するために凝析剤で処理される。適切な凝析剤に
は、これに限定されるものではないが、レンネット、非
動物源由来のキモシン、および他の乳凝固プロテアーゼ
が含まれる。
【0011】本発明はさらに、ダイズタンパク質を含有
するチーズを調製する方法を提供し、前記方法は、
(1)加水分解ダイズタンパク質を乳と混合して乳基質
を形成する段階、および(2)ダイズタンパク質を含有
するチーズを生成するのに十分な時間、十分な温度で乳
基質を処理する段階を含む。好ましくは、この乳基質は
さらに、酸性化剤および/または凝固剤を含有する。
【0012】本発明はさらに、約30%までのダイズタ
ンパク質を含有する、ナチュラルチーズを含むチーズを
提供し、このチーズは、(1)ダイズ粉を水と混合して
ダイズペーストを製造する段階、(2)ダイズペースト
をタンパク質分解酵素で処理して加水分解ダイズ成分を
形成する段階、(3)タンパク質分解酵素を不活性化す
るのに十分な温度に、加水分解ダイズ成分を加熱する段
階、(4)乳と不活性化加水分解ダイズ成分とを含む乳
基質を形成する段階、(5)乳基質を処理してカード、
およびホエーを形成する段階、(6)カードをホエーか
ら分離する段階、および(7)カードを処理してダイズ
タンパク質を含有するチーズを生成する段階を含む方法
によって調製される。好ましくは、この乳基質は約4.
0から約6.8のpHを有し、カード、およびホエーを
形成するために凝析剤で処理される。適切な凝析剤に
は、これに限定されるものではないが、レンネット、非
動物源由来のキモシン、および他の乳凝固プロテアーゼ
が含まれる。
【0013】本発明はさらに、約30%までのダイズタ
ンパク質を含有する、ナチュラルチーズを含むチーズを
提供し、このチーズは、(1)加水分解ダイズタンパク
質を乳と混合して乳基質を形成する段階、および(2)
ダイズタンパク質を含有するチーズを生成するのに十分
な時間、十分な温度で乳基質を処理する段階を含む方法
によって調製される。好ましくは、この乳基質はさら
に、酸性化剤および/または凝固剤を含有する。好まし
くは、本発明のダイズタンパク質含有チーズは、約3か
ら約30%のダイズタンパク質を含有するナチュラルチ
ーズである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、著しいレベルのダイズ
タンパク質を含有するチーズ、好ましくはナチュラルチ
ーズを調製する方法に関する。本発明はさらに、30%
までのダイズタンパク質を含有する、ナチュラルチーズ
を含むチーズに関する。本発明の成功にとって重要なの
は、ダイズタンパク質加水分解物を形成するためにタン
パク質分解酵素で処理されたダイズタンパク質を用いる
ことである。このダイズタンパク質加水分解物はカゼイ
ンミセルと複合して、ダイズが組み込まれたナチュラル
チーズを生成する。未処理のまま(すなわち、加水分解
なし)の場合、未処理ダイズタンパク質は乳凝固を妨
げ、それによってチーズカードの形成を妨げることにな
る。
【0015】本発明の目的において、「通常のチーズ製
造手順」は、ナチュラルチーズを製造するために用いら
れる1つまたは複数の工程を指す。一般に、そのような
工程は、乳中に酸度を発現させ、レンネットなどの凝固
剤を用いて乳をセッティングする段階、またはタンパク
質の等電点まで酸度を発現させる段階を含む。この凝固
した乳を切断し、得られたカードからホエーを分離す
る。このカードを加圧してチーズブロックを提供するこ
とができる。典型的に、熟成は制御条件下で非常に長い
期間かけて行われる。たとえば、チェダーチーズは、少
なくとも4ヵ月の期間熟成し、チェダーチーズに所望の
熟成した風味を得るために1年を超える期間熟成するこ
とができる。
【0016】本明細書では、「ダイズ粉」は一般に、ダ
イズ粉および粒子などの脱脂ダイズフレーク、ダイズタ
ンパク質濃縮物、ダイズタンパク質分離物、および/ま
たはダイズ乳濃縮物から製造された任意のダイズタンパ
ク質源を指す。
【0017】本明細書では、「タンパク質分解酵素」
は、より単純で可溶性の生成物を形成するために、タン
パク質またはペプチドの加水分解に用いられる酵素を指
す。そのようなタンパク質分解酵素の例には、たとえ
ば、SP 446(Novo Nordisk、デンマ
ーク)、Promod 24L(Biocatalys
ts Ltd.、英国ミッドグラモーガン)、Flav
ozyme(Novo Nordisk、デンマーク)
などが含まれる。
【0018】本明細書では、「酸性化剤」は、通常のチ
ーズ製造に用いられる任意の食用酸、または酸生成剤を
指す。好ましくは、この酸生成剤は、乳酸生成細菌性培
養物である。
【0019】本明細書では、「凝析剤」は、通常のチー
ズ製造に用いられる任意の動物由来、または合成の乳凝
析剤を指す。好ましい凝析剤はレンネットである。キモ
シンを含有する伝統的なチーズレンネットは、子牛の胃
の内壁から取られた抽出物に由来する。チーズレンネッ
トの代用品も広く入手可能であり、典型的に他の形態の
酵素キモシン、またはペプシンなど他の乳凝固プロテア
ーゼを含有する。
【0020】本発明のダイズ含有ナチュラルチーズを調
製するために、ダイズペースト、またはダイズタンパク
質懸濁液を調製し、タンパク質分解酵素で処理して、カ
ゼインミセルと複合体を形成することのできるダイズタ
ンパク質を生成する。次にこの酵素処理タンパク質を加
熱して酵素を変性し、乳に添加し、次にこれを処理して
カード、およびホエーを形成する。次いでホエーを分離
し、通常のチーズ製造手順によってカードを加圧してチ
ーズとする。このホエーもまた、所望であれば、チーズ
製品を調製するために用いる、またはチーズ製品に組み
込むことができる。
【0021】ダイズペースト、またはダイズタンパク質
懸濁液は、単純にダイズ粉を水に混合することによって
調製できる。好ましくは、このダイズペーストは、約5
0から約95%のダイズ粉、より好ましくは、約65か
ら約75%のダイズ粉を含有する。このダイズタンパク
質は任意の源から抽出することができるが、好ましくは
低脂肪ダイズ粉である。適したダイズタンパク質成分
は、たとえばIowaSoyなどの製造業者から容易に
入手可能である。
【0022】約0.02から約2%、より好ましくは約
0.1から約1%のタンパク質分解酵素を、ダイズペー
スト混合物に添加する。本発明と共に用いることのでき
るタンパク質分解酵素の例は、SP446(Bacil
lus licheniformisから得られたグル
タミルエンドペプチダーゼ、Novo Nordis
k、デンマーク)、CorolasePN−L(ROH
M GmbH、ダルムシュタット)、Promod24
L(Biocatalysts Ltd.、英国ミッド
グラモーガン)、Papain6000(Valley
Research Inc.、インディアナ州ハモン
ド)、およびFlavozyme(Novo Nord
isk、デンマーク)である。Flavozymeを用
いて調製された部分加水分解ダイズタンパク質を使用し
て調製したチーズは、優れた質感、および優れたカード
中のダイズタンパク質保持性を示すことが見出されたた
め、一般に、好ましいタンパク質分解酵素はFlavo
zymeである。酵素とダイズペーストとの混合物を、
約20℃と約70℃の間の温度、好ましくは約50℃
で、ダイズタンパク質の約5から約20%の加水分解を
もたらすのに十分な時間インキュベートする。この加水
分解度は、参照により本明細書の一部とするAdler
−Nissen、「Enzymatic Hydrol
ysis ofProteins for Incre
ased Solubility」、J.Agric.
Food Chem.、24、1090〜96、197
6年に記載の技法を用いて測定できる。このインキュベ
ーション期間が、ダイズタンパク質加水分解物の形成を
可能にする。一般に、十分なインキュベーション期間
は、約0.5から約6時間、好ましくは約2.5時間で
ある。タンパク質分解を停止するために、この混合物を
約65℃から約95℃、好ましくは約80℃の温度に、
約5から約30分間、好ましくは約10分間、酵素を変
性、または不活性化するために加熱する。
【0023】約3から約30%(好ましくは、約5から
約15%)の不活性化加水分解ダイズ成分を、約0.1
から約0.3%の乳酸生成培養菌を含有する乳基質混合
物に添加する。好ましくは、この乳基質は、約98から
約98.8%の乳、約0.02から約0.1%の塩化カ
ルシウム、および約0.1から約0.3%の乳酸生成培
養菌を含有する。次にこの混合物を、約10から60分
の間、好ましくは約30分、約30℃から37℃の間の
温度、好ましくは約31℃から約32℃の温度でインキ
ュベートする。次に、レンネット(一般に約0.02か
ら約0.1%)を添加し、この試料をさらに、約10か
ら60分の間、好ましくは約30分、約30℃と37℃
の間、好ましくは約31℃から約32℃の温度でインキ
ュベートする。凝析剤、好ましくはレンネットの添加に
よって、乳はカードに凝析する。カードが形成された
ら、カードを切断し、その混合物を、温度を上昇させ
(すなわち、約30℃から約42℃に、好ましくは約3
1℃から約39℃に)、約10から約60分の間、好ま
しくは約30分間インキュベートする。次にホエーを分
離する。約1から約4%の塩(好ましくは、約1.5か
ら約2.5)を添加した後、通常のチーズ製造手順を用
いてカードを加圧してチーズとする。
【0024】結果として生じるチーズは、Lowry検
定、または当分野で知られる他のタンパク質検出法によ
って試験したとき、30%までのダイズタンパク質を含
有する。(このLowry検定は、参照により本明細書
の一部とする、Lowry等の「Protein Me
asurement with Folin Phen
ol Reagent」、J.Biol.Chem.1
93、265〜275、1951年に記載されてい
る。)好ましくは、結果として生じるチーズは、約5か
ら約15%のダイズを含有する。
【0025】(実施例)以下の実施例は、本発明を例示
するために含まれ、本発明を限定するものではない。他
に記述のない限り、すべてのパーセントは重量による。
【0026】実施例1 この実施例は、本発明のナチュラルチーズにおけるダイ
ズ成分組込みに対する異なる酵素の影響を例示する。低
脂肪ダイズ粉(100g、Iowa Soyの20PD
I)を、約50℃で水300gと混合してダイズペース
トを製造した。次に種々のプロテアーゼ酵素(表1を参
照)を、ダイズペーストの分取(90g)に添加し、こ
の試料を約2.5時間、50℃でインキュベートした。
インキュベーションの後、酵素を不活性化するために、
試料を約10分間、80℃に加熱した。表1の全反応時
間は、酵素の添加から不活性化期間の開始までを測定し
たが、しかしながら、タンパク質分解反応は、完全な不
活性化が起こるまで継続したと思われる。このようにし
て生成された加水分解ダイズ成分試料は、ナチュラルチ
ーズの製造に用いることができた。
【0027】
【表1】
【0028】全乳(4.0kg)、0.25mlのCa
l−Sol(45%CaCl、Chr.Hansen
Inc.、ウィスコンシン州ミルウォーキー)、およ
び0.52gの乳酸培養菌(CH−N22、Chr.H
ansen Inc.、ウィスコンシン州ミルウォーキ
ー)を31℃で混合して、乳基質を得た。次に加水分解
ダイズ成分(45g)を400gの乳基質試料に混合
し、30分間、31℃でインキュベートした。レンネッ
ト(50ml、100%非希釈キモシン溶液、Chr.
Hansen Inc.)を混合しながら各試料に添加
し、さらに30分間、31℃でインキュベートした。セ
ッティング後、カードを切断し、30分かけて温度を3
1℃から39℃に上昇させ、インキュベーションを継続
した。ホエーをデカントした後、カードを集め、チーズ
クロスを用いて排液した。ホエーのタンパク質含量を、
Lowry検定を用いて測定した。
【0029】結果を表2に示す。ダイズタンパク質加水
分解物を調製するために用いた酵素は、カード形成工
程、およびチーズカードへのダイズタンパク質の組込み
に著しく影響を及ぼす。実際、ダイズペースト(何も処
理をしないもの)の添加は、60分後であってもカード
が形成されない程度にまでレンネットカード形成工程を
妨げた(試料No.2)。したがって、ダイズペースト
は、乳への添加前に処理されるべきである。
【0030】
【表2】
【0031】1.加圧せず 2.80%出力で動作させたマイクロ波乾燥機で求めた
もの
【0032】試験を行なった5種のプロテアーゼの中
で、Flavozymeが最良のカードの質感をもたら
し、カード湿分含量は最小であり、もっとも多くのタン
パク質をカード中に保持した。ダイズ添加試料中に保持
されたホエーのタンパク質が、対照試料とほぼ同じであ
ると(2.54%)推定すると、flavozymeで
処理した試料の場合、約2.40gのみのダイズタンパ
ク質がホエーに失われたことになり、したがって、約5
9%のダイズタンパク質がチーズカードに保持されてい
るはずである。ダイズタンパク質および/またはタンパ
ク質加水分解物の組込みに加えて、他の非タンパク質成
分もチーズカードに組み込まれた。したがって、カード
固形分の増加は、ダイズタンパク質加水分解物、ならび
にダイズペーストからの他の非タンパク質成分、その両
方の組込みに起因するものであった。
【0033】実施例2 この実施例は、本発明の方法によって生成されたナチュ
ラルチーズに対する酵素添加量の影響、したがってタン
パク質加水分解度の影響を例示するものである。
【0034】様々なレベルのFlavozyme(No
vo Nordisk、デンマーク)を用いて、本質的
に実施例1に記載のとおり、種々のダイズタンパク質加
水分解物を調製した。レンネットを添加する前に、乳お
よびダイズタンパク質加水分解物試料を約2分間均質化
したことを除いて、本質的に実施例1に記載したとお
り、ダイズタンパク質加水分解物を用いてダイズ組込み
チーズを調製した。結果を表3に示し、図1にプロット
する。
【0035】
【表3】
【0036】1.ダイズペーストおよび酵素の全重量を
基準 2.加圧せず 3.80%出力で動作させたマイクロ波乾燥機で求めた
もの 4.Kjedahl検定
【0037】これらの結果は、部分加水分解ダイズタン
パク質をチーズカードに組み込むことができることを示
している。回収されたホエー中のタンパク質を基準にし
て、45%までのダイズタンパク質がチーズカードに組
み込まれた。しかしながら、大幅なタンパク質分解は、
チーズカードに組み込まれるダイズタンパク質のレベル
の低減をもたらす可能性がある。図1に示したように、
カードへのダイズタンパク質の組込みが最大になるに
は、酵素とダイズタンパク質(ダイズ全粉末ではない)
の比が、これらの反応条件下で約99未満であるべきで
ある。
【0038】ダイズタンパク質の組み込まれたカード
は、通常のカードに類似の離液特性を有した。したがっ
て、通常の方法によって容易にホエーを除去し、最終生
成物の目標湿分に到達することができる。しかしなが
ら、ダイズタンパク質の組み込まれたカードは、豆腐様
の質感を有する(組み込まれたダイズタンパク質の量に
応じて)。
【0039】図2は、異なる処理から回収されたホエー
試料のタンパク質プロファイルを示す。レーン1は、酵
素処理ダイズタンパク質加水分解物を添加した試料から
回収されたホエーであり(試料5)、レーン2は、非酵
素処理ダイズタンパク質加水分解物を添加した対照試料
から回収されたホエーであり(試料1)、レーン3は、
ダイズタンパク質を添加しない通常のホエー試料であ
る。非酵素処理ダイズタンパク質を含む試料から回収さ
れたホエーは(レーン2)、プロテアーゼで処理したも
の(レーン1)に比べて、より多くのタンパク質のバン
ドを含む。この試料負荷量において、レーン2はまた、
レーン1に比べてより多くのタンパク質を含む。回収さ
れたホエーに、検出可能な低分子量ダイズタンパク質加
水分解物は存在しなかった。このSDS−PAGEはさ
らに、ダイズタンパク質の部分加水分解によって、ホエ
ーへのタンパク質損失が減少することを確認する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本明細書の表3のデータに基づいて、ダイズタ
ンパク質レベルの関数として、生成されたカード固形
分、およびカードに組み込まれたダイズタンパク質加水
分解物の量に対する酵素投与量または濃度の影響を示す
グラフである。酵素のパーセントは、ダイズペーストの
ダイズタンパク質、および酵素の全重量を基準とする。
【図2】トリシン−SDS−PAGEゲルを用いて、回
収されたホエーのタンパク質プロファイルを提供する図
である。レーン1は表3の試料5(酵素処理ダイズタン
パク質)であり、レーン2は表3の試料1(ダイズペー
ストを添加するが酵素を用いない対照)であり、レーン
3は乳のみ(ダイズも酵素成分も添加しない)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 501360131 Three Lakes Drive, Northfield, Illinoi s 60093 United States of America (72)発明者 リチャード エイチ.リンコート アメリカ合衆国 60025 イリノイ州 マ ンデリン ロマンド ドライブ 801 Fターム(参考) 4B001 AC08 AC20 AC25 BC08

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイズタンパク質を含有するチーズを調
    製する方法であって、 (1)ダイズ粉を水と混合してダイズペーストを製造す
    る段階と、 (2)ダイズペーストをタンパク質分解酵素で処理して
    加水分解ダイズ成分を形成する段階と、 (3)タンパク質分解酵素を不活性化するのに十分な温
    度に、加水分解ダイズ成分を加熱する段階と、 (4)乳と不活性化加水分解ダイズ成分とを含む乳基質
    を形成する段階と、 (5)乳基質を処理してカード、およびホエーを形成す
    る段階と、 (6)カードをホエーから分離する段階と、 (7)カードを処理してダイズタンパク質を含有するチ
    ーズを生成する段階とを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 乳基質が約4.0から約6.8のpHを
    有し、その乳基質を凝析剤で処理することによってカー
    ド、およびホエーが形成されることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 チーズが約3から約30%のダイズタン
    パク質を含有することを特徴とする請求項2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 チーズがナチュラルチーズであることを
    特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 チーズがナチュラルチーズであることを
    特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 凝析剤がレンネットであり、乳基質がそ
    の凝析剤で約10から約60分間、約30℃と約37℃
    の間の温度で処理されることを特徴とする請求項2に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 凝析剤がレンネットであり、乳基質がそ
    の凝析剤で約10から約60分間、約30℃と約37℃
    の間の温度で処理されることを特徴とする請求項3に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 凝析剤がレンネットであり、乳基質がそ
    の凝析剤で約10から約60分間、約30℃と約37℃
    の間の温度で処理されることを特徴とする請求項4に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 ダイズタンパク質を含有するチーズを調
    製する方法であって、前記方法が、 (1)加水分解ダイズタンパク質を乳と混合して乳基質
    を形成する段階と、 (2)ダイズタンパク質を含有するチーズを生成するの
    に十分な時間、十分な温度で乳基質を処理する段階とを
    含むことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 乳基質がさらに、酸性化剤、および凝
    固剤を含有することを特徴とする請求項9に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 ダイズタンパク質を含有するチーズ
    が、約3から約30%のダイズタンパク質を含有するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ダイズタンパク質を含有するチーズ
    が、ナチュラルチーズであることを特徴とする請求項1
    1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 (1)ダイズ粉を水と混合してダイズ
    ペーストを製造する段階と、 (2)ダイズペーストをタンパク質分解酵素で処理して
    加水分解ダイズ成分を形成する段階と、 (3)タンパク質分解酵素を不活性化するのに十分な温
    度に、加水分解ダイズ成分を加熱する段階と、 (4)乳と不活性化加水分解ダイズ成分とを含む乳基質
    を形成する段階と、 (5)乳基質を処理してカード、およびホエーを形成す
    る段階と、 (6)カードをホエーから分離する段階と、 (7)カードを処理してダイズタンパク質含有チーズを
    生成する段階とを含む方法によって調製されることを特
    徴とするダイズタンパク質含有チーズ。
  14. 【請求項14】 乳基質が約4.0から約6.8のpH
    を有し、その乳基質を凝析剤で処理することによってカ
    ード、およびホエーが形成されることを特徴とする請求
    項13に記載のダイズタンパク質含有チーズ。
  15. 【請求項15】 チーズが約3から約30%のダイズタ
    ンパク質を含有することを特徴とする請求項14に記載
    のダイズタンパク質含有チーズ。
  16. 【請求項16】 チーズがナチュラルチーズであること
    を特徴とする請求項14に記載のダイズタンパク質含有
    チーズ。
  17. 【請求項17】 チーズがナチュラルチーズであること
    を特徴とする請求項15に記載のダイズタンパク質含有
    チーズ。
  18. 【請求項18】 凝析剤がレンネットであり、乳基質が
    その凝析剤で約10から約60分間、約30℃と約37
    ℃の間の温度で処理されることを特徴とする請求項14
    に記載のダイズタンパク質含有チーズ。
  19. 【請求項19】 凝析剤がレンネットであり、乳基質が
    その凝析剤で約10から約60分間、約30℃と約37
    ℃の間の温度で処理されることを特徴とする請求項15
    に記載のダイズタンパク質含有チーズ。
  20. 【請求項20】 凝析剤がレンネットであり、乳基質が
    その凝析剤で約10から約60分間、約30℃と約37
    ℃の間の温度で処理されることを特徴とする請求項16
    に記載のダイズタンパク質含有チーズ。
  21. 【請求項21】 (1)加水分解ダイズタンパク質を乳
    と混合して乳基質を形成する段階と、 (2)ダイズタンパク質含有チーズを生成するのに十分
    な時間、十分な温度で乳基質を処理する段階とを含む方
    法によって調製されることを特徴とするダイズタンパク
    質含有チーズ。
  22. 【請求項22】 乳基質がさらに、酸性化剤、および凝
    固剤を含有することを特徴とする請求項21に記載のダ
    イズタンパク質含有チーズ。
  23. 【請求項23】 ダイズタンパク質含有チーズが、約3
    から約30%のダイズタンパク質を含有することを特徴
    とする請求項22に記載のダイズタンパク質含有チー
    ズ。
  24. 【請求項24】 ダイズタンパク質含有チーズが、ナチ
    ュラルチーズであることを特徴とする請求項23に記載
    のダイズタンパク質含有チーズ。
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