JP2002199592A - 分散電源システム - Google Patents

分散電源システム

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JP2002199592A JP2000398017A JP2000398017A JP2002199592A JP 2002199592 A JP2002199592 A JP 2002199592A JP 2000398017 A JP2000398017 A JP 2000398017A JP 2000398017 A JP2000398017 A JP 2000398017A JP 2002199592 A JP2002199592 A JP 2002199592A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのインバータ回路で交流電力に変換する
構成であっても、逆潮流を行なわない直流電力供給手段
の供給電力が商用系統電源に逆潮流することなく、逆潮
流を行なう直流電力供給手段の供給電力が逆潮流を行な
うことができる分散電源システムを提供する。 【解決手段】 逆潮流を行なう太陽電池1からの出力電
力と逆潮流を行なわない燃料電池2からの出力電力を結
合してインバータ主回路3で交流電力に変換し、交流負
荷5に供給する。逆潮流を行なわない燃料電池2の出力
電力の合計と交流負荷5の消費電力とを電力比較手段8
で比較し、燃料電池2の出力の合計が交流負荷5の消費
電力の合計より大きくならないように燃料電池2の出力
制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は分散電源システム
に関し、特に、商用系統電源に連系した複数の直流電力
供給手段の供給する直流出力をインバータ回路により交
流に変換して交流電力を供給する分散電源システムの出
力制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小規模ながら太陽電池や燃料電池
などのクリーンな発電方式が脚光を浴びており、その直
流出力を交流電力に変換し、商用系統電源と連系して運
転する分散電源システムが一部実用化されている。ま
た、これらの新しい直流電力供給手段を組合せた分散電
源システムが注目されるようになった。
【0003】太陽電池1を利用した分散電源システム1
00は、図4に示すように、太陽電池1の出力が、DC
/DCコンバータ11に与えられて電圧が調整され、イ
ンバータ主回路3によって交流電力に変換され、商用系
統電源20へと連系運転される。太陽電池1の出力電力
は直流電力計測手段6によって計測され、制御部13に
送出され、該制御部13によって太陽電池1が最大動作
点で動作するように制御される。
【0004】一方、燃料電池2を利用した分散電源シス
テム200は、燃料電池2の出力がDC/DCコンバー
タ12に与えられて電圧が調整され、インバータ主回路
4にて交流電力に変換され、商用系統電源20と連系運
転される。インバータ主回路4の出力電力は交流負荷5
へ供給され、商用系統電源20へ逆潮流を行なわないよ
うに交流電力計測手段9において電力が計測されて制御
部14に送出され、インバータ主回路4の出力を制御す
るように構成されている。燃料電池2の出力電力は直流
電力計測手段7によって計測され、制御部14に送出さ
れ、制御部14によって燃料電池2が最適な動作点で動
作するように制御される。
【0005】また、図5に示すような複数の太陽電池1
a,1bを商用系統電源20と逆潮流ありの連系を行な
うシステムが知られている。このシステムでは、複数の
太陽電池1a,1bの出力が設置場所などにより異なる
システムに適用されている。各太陽電池1a,1bの出
力はそれぞれDC/DCコンバータ11a,11bによ
って電圧が調整され、インバータ主回路4の入力側にて
結合され、インバータ主回路4によって交流電力に変換
され、商用系統電源20と連系し、逆潮流を行なう構成
となっている。
【0006】各々の太陽電池1a,1bの出力電力は、
各々の直流電力計測手段6a,6bにおいて計測され、
制御部15に送出されて各々の太陽電池1a,1bが最
大動作点で動作するように制御される。このシステムで
は複数の太陽電池1a,1bに対して、1つのインバー
タ主回路4での交流電力供給が可能となる。
【0007】さらに、複数の電力供給システムよりエネ
ルギ需要家の負荷に電力を供給するシステムが特開平8
−186937号公報に開示されている。このシステム
では、太陽電池と商用系統電源が連系されており、燃料
を使用する発電装置は商用系統電源とは分離されてい
る。エネルギ需要家の負荷の消費電力が燃料を使用する
発電装置の最大発電量以下の場合、このシステムは燃料
を使用する発電装置を稼動し、エネルギ需要家の負荷の
電力は燃料を使用する発電装置により供給し、太陽電池
で発電される電力はエネルギ需要家の負荷には接続せ
ず、すべて商用系統電源に逆潮流するような制御が行な
われる。
【0008】また、エネルギ需要家の負荷の消費電力が
燃料を使用する発電装置の最大発電量より大きい場合、
このシステムは太陽電池で発電される電力と商用系統電
源からの電力をエネルギ需要家の負荷に供給するように
制御を行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、太陽電池や燃料
電池などのさまざまな直流電力供給手段の普及に伴な
い、複数の直流電力供給手段を用いた分散電源システム
が開発されている。上述の特開平8−186937号公
報に記載されたシステムにおいては、燃料を使用する発
電装置が直流出力であり、エネルギ需要家の負荷が交流
負荷の場合、燃料を使用する発電装置の出力電力を交流
に変換するインバータ回路が必要となる。燃料を使用す
る発電装置は、太陽電池や商用系統電源と分離されてい
るため、燃料を使用する発電装置用のインバータ回路
は、太陽電池用のインバータ回路を用いることができな
い。
【0010】また、複数の直流電力供給手段を図4に示
すように、太陽電池1と燃料電池2の出力をそれぞれ別
のインバータ主回路3,4で交流に変換し、商用系統電
源20と連系しても、インバータ主回路4は太陽電池と
燃料電池の台数分必要になる。
【0011】そこで、図5に示すような1つのインバー
タ主回路4で交流電力に変換する構成としてコストダウ
ンおよび小型化を図ることが可能である。
【0012】しかしながら、太陽電池1と燃料電池2の
混成システムは、図5に示すような1台のインバータ主
回路4を用いるようなシステム構成にすると、燃料電池
2の出力が商用系統電源に逆潮流してしまう可能性があ
る。
【0013】それゆえに、この発明の主たる目的は、1
つのインバータ回路で交流電力に変換する構成であって
も、逆潮流を行なわない直流電力供給手段の供給電力が
商用系統電源に逆潮流することなく、逆潮流を行なう直
流電力供給手段の供給電力は逆潮流を行なうことができ
る分散電源システムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の直流
電力供給手段を有する分散電源システムにおいて、複数
の直流電力供給手段のうち、商用系統電源への逆潮流を
行なわない直流電力供給手段の出力電力の合計と交流負
荷の消費電力とを比較する電力比較手段と、電力比較手
段の比較出力に基づいて、逆潮流を行なわない各直流電
力供給手段の出力電力の合計が交流負荷の消費電力より
大きくならないように、該逆潮流を行なわない直流電力
供給手段の出力を制御する出力制御手段とを含む。
【0015】さらに、逆潮流を行なわない直流電力供給
手段の出力に接続され、直流電力供給手段から出力され
る電力を所定の電力に調整する電力調整手段を含むこと
を特徴とする。
【0016】さらに、逆潮流を行なわない直流電力供給
手段の出力電力の合計を計測する第1の計測手段および
交流負荷の消費電力を計測する第2の計測手段と、逆潮
流を行なう直流電力供給手段の出力電力の合計を計測す
る第3の計測手段および商用系統電源への逆潮流電力を
計測する第4の計測手段とのいずれか一方を備え、電力
比較手段は各計測手段からの計測値を用いて逆潮流を行
なわない各直流電力供給手段の出力電力の合計と交流負
荷の消費電力との比較を行なうことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施形態
の太陽電池と燃料電池を有する分散電源システムの構成
を示すブロック図である。このシステムは、逆潮流を行
なう太陽電池1と、逆潮流を行なわない燃料電池2と、
これらの直流出力を商用周波数の交流電力に変換して商
用系統電源20と接続する系統連系インバータ16と、
この系統連系インバータ16の出力側に接続される一般
家庭などの交流負荷5と、交流負荷5の消費電力P4
検出する交流電力計測手段9と、燃料電池2の燃料や空
気の流量を制御し、燃料電池出力電力P2を制御する燃
料電池出力制御手段10とから構成される。
【0018】系統連系インバータ16について詳細に説
明すると、太陽電池1の出力はDC/DCコンバータ1
1によって商用系統電源と連系するために、所定の電圧
に調整される。燃料電池2の出力も同様にしてDC/D
Cコンバータ12によって電圧の調整が行なわれる。D
C/DCコンバータ11,12は、たとえば昇圧チョッ
パで構成され、昇圧チョッパ内のスイッチング素子のオ
ン時間とオフ時間とのデューティによって電力の調整が
行なわれる。
【0019】DC/DCコンバータ11の出力とDC/
DCコンバータ12の出力は並列接続して結合され、イ
ンバータ主回路3に入力される。インバータ主回路3は
結合された電力を商用周波数の交流電力に変換して商用
系統電源20に接続する。
【0020】図2は図1に示したシステムの動作を説明
するためのフローチャートである。次に、図2を参照し
て図1の動作について説明する。燃料電池2の出力電力
2は直流電力計測手段6によって出力電圧と電流が検
出される。直流電力計測手段6では、この検出値をもと
に燃料電池出力電力P2を算出し、燃料電池出力電力デ
ータD2として電力比較手段8へ出力する。複数の燃料
電池が接続されたシステムにおいては、各燃料電池出力
電力P2の合計を燃料電池出力データD2とする。
【0021】また、交流電力計測手段9は交流負荷5の
消費する電圧と電流を検出し、この検出値をもとに交流
負荷消費電力P4を算出し、交流負荷消費電力データD4
として電力比較手段8へ出力する。電力比較手段8は燃
料電池出力電力データD2と交流負荷の消費電力データ
4とを比較するため、交流負荷5の消費電力から燃料
電池2の出力電力を減算し、電力比較結果S1を制御信
号発生手段17に出力する。
【0022】ここで、電力比較結果S1は第(1)式で
示される。 S1=D4−D2……(1) 制御信号発生手段17は電力比較結果S1が負であるか
否かを判別し、負でない場合燃料電池2の出力を現在の
状態に保ち、負の場合には出力を抑制するように、燃料
電池出力制御手段10に対して燃料電池出力制御信号S
2を出力する。
【0023】上述の一連の動作において、図1に示した
太陽電池1の出力は1kWであり、燃料電池2の出力は
1kWであり、交流負荷5の消費電力が3kWの場合、
系統連系インバータ16において直流電力計測手段6は
燃料電池2の出力1kWを計測し、電力比較手段8に送
出する。
【0024】太陽電池1の出力1kWと燃料電池2の出
力1kWが結合され、2kWの電力となり、インバータ
主回路3によって商用周波数の交流電力に変換される。
この変換された2kWの電力は商用系統電源20に連系
され、交流負荷5に供給される。交流負荷5は3kWの
電力を消費するため、不足分の1kWについては、商用
系統電源20から供給を受ける。このとき、交流電力計
測手段9は交流負荷5の消費電力3kWを計測し、電力
比較手段8に送出する。電力比較手段8においては、各
電力計測手段6,9で計測された燃料電池2の出力電力
1kWと交流負荷5の消費電力3kWを用いて、電力比
較結果S1=3−1=2を得る。
【0025】制御信号発生回路17において、この電力
比較結果S1が負でないと判断され、燃料電池出力調整
回路10に対して現在の出力を維持するように燃料電池
出力制御信号S2が送出される。燃料電池出力調整回路
10は燃料電池出力制御信号S2を受け、出力を維持す
るように運転する。
【0026】次に、上述の運転条件において、交流負荷
5の消費電力が1.5kWに減少した場合、太陽電池1
の出力1kWと燃料電池2の出力1kWは、上述の説明
と同様に2kWの交流電力に変換される。この変換され
た2kWの電力は商用系統電源20に連系され、交流負
荷5に供給される。
【0027】交流負荷5は1.5kWの電力しか消費し
ないため、余剰分の0.5kWについては、商用系統電
源20へ逆潮流を行なう。交流電力計測手段9は交流負
荷5の消費電力が1.5kWに減少したことを検出し、
電力比較手段8に送出する。電力比較手段8では、電力
比較結果S1=1.5−1=0.5が得られ、燃料電池
2は上述の説明と同様にして現在の出力を維持する。
【0028】次に、上述の運転条件において、交流負荷
5の消費電力が0.5kWに減少した場合、太陽電池1
の出力1kWと燃料電池2の出力1kWが、同様にして
2kWの交流電力に変換される。変換された2kWの電
力は商用系統電源20に連系され、交流負荷5に供給さ
れる。交流負荷5は0.5kWの電力しか消費しない。
【0029】このとき、交流電力計測手段9は交流負荷
5の消費電力が0.5kWに減少したことを検出し、電
力比較手段8に送出する。電力比較手段8においては、
各電力計測手段6,9で計測された燃料電池2の出力電
力1kWと交流負荷5の消費電力0.5kWを用いて、
電力比較結果S1=0.5−1=−0.5を得る。
【0030】制御信号発生手段17において、この電力
比較結果S1は負であると判別され、燃料電池出力制御
手段10に対して電力比較結果S1の0.5kW分だけ
出力を減少するように、燃料電池出力制御信号S2を送
出する。
【0031】燃料電池出力制御手段10はその燃料電池
出力制御信号S2を受け、出力を0.5kWに減少して
運転する。その結果、太陽電池1が1kWを出力し、燃
料電池2が0.5kWを出力し、交流負荷5が0.5k
Wの電力を消費する状態となる。太陽電池1の出力1k
Wと燃料電池2の出力0.5kWは、上述の説明と同様
にして1.5kWの交流電力に変換される。この変換さ
れた1.5kWの電力は商用系統電源20に連系され、
交流負荷5に供給される。
【0032】交流負荷5は0.5kWの電力しか消費し
ないため、余剰分の1kWについては、商用系統電源2
0へ逆潮流を行なう。交流電力計測手段9は交流負荷5
の消費電力が0.5kWであることを検出し、電力比較
手段8に送出する。電力比較手段8では電力比較結果S
1=0.5−0.5=0が得られ、燃料電池2は上述と
同じように現在の出力0.5kWを維持する。
【0033】これにより、燃料電池2の出力は商用系統
電源20に逆潮流することなく、交流負荷5で消費され
なかった太陽電池1の出力は商用系統電源20に逆潮流
を行なうことができる。
【0034】図3はこの発明の第2の実施形態の分散電
源システムの構成を示すブロック図である。このシステ
ムでは、直流電力計測手段6と交流電力計測手段9が検
出電力および燃料電池2の出力を調整する手段が、図1
と異なっている。すなわち、このシステムでは、直流電
力計測手段6が太陽電池1の出力電力P1を検出し、交
流電力計測手段9が商用系統電源20への逆潮流電力P
3を検出する。ここで、検出された太陽電池出力電力P1
は太陽電池出力電力データD1として、逆潮流電力P3
逆潮流電力データD3として電力比較手段8へ出力され
る。
【0035】電力比較手段8は太陽電池出力電力データ
1と逆潮流電力データD3を比較するため、商用系統電
源20への逆潮流電力から太陽電池1の出力電力を減算
し、電力比較結果S1を制御信号発生手段17に出力す
る。
【0036】ここで、電力比較S1は第(2)式で表わ
される。 S1=D1−D3……(2) ここで、第(1)式と第(2)式とにおいて、電力比較
結果S1は太陽電池出力電力データD1と逆潮流電力デー
タD3の比較結果と、燃料電池出力電力データD2と交流
負荷消費電力データD4の比較結果となるが、各電力間
には次の第(3)式の関係があるため、比較対象が異な
るだけで値は同じなる。
【0037】P1+P2=P3+P4……(3) 制御信号発生手段17は電力比較結果S1が負であるか
否かを判別し、負でない場合には太陽電池2の出力を現
在の状態に保ち、負の場合には出力を抑制するようにD
C/DCコンバータ制御信号S3をDC/DCコンバー
タ11に出力し、電力を調整する。
【0038】第1の実施形態において、直流電力計測手
段6が太陽電池1の出力電力P1を検出し、かつ交流電
力計測手段9が商用系統電源20への逆潮流電力P3
電力を検出するような構成とすることもできる。
【0039】また、図3に示したシステムは、第1の実
施形態に記載の燃料電池出力制御手段10を備えるよう
にしてもよく、制御信号発生手段17は燃料電池出力制
御手段10に対して燃料電池出力制御信号S2を出力
し、燃料電池2の出力制御を行なうこともできる。
【0040】また、インバータ主回路3にDC/DCコ
ンバータを備え、結合された電力をDC/DCコンバー
タ制御信号S3によって制御することもできる。
【0041】また、太陽電池1は複数の太陽電池アレイ
を含むようにしてもよく、燃料電池2は複数接続するこ
ともでき、燃料電池出力制御手段10を各燃料電池ごと
に設けてもよい。
【0042】また、系統連系インバータ16は直流電力
計測手段6と電力比較手段8とDC/DCコンバータ1
1と制御信号発生手段17をそれぞれ独立して外部に設
けるようにしてもよい。
【0043】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、逆潮
流を行なわない直流電力供給手段の出力電力の合計と交
流負荷の消費電力とを直接もしくは間接的に計測し、そ
の計測値を電力比較手段において比較し、その比較結果
をもとに逆潮流を行なわない直流電力供給手段の出力の
合計が交流負荷の消費電力より大きくならないように、
逆潮流を行なわない直流電力供給手段の出力電力を制御
することができる。
【0045】これによって、逆潮流を行なわない直流電
力供給手段は、交流負荷で消費される電力より多くの電
力の供給を行なうことなく、逆潮流を行なう電力のみを
商用系統電源に逆潮流することができる。
【0046】さらに、複数の直流電力供給手段からの供
給電力を結合し、1つのインバータにて交流に変換する
ことができるため、装置の簡略化を図ることができる。
【0047】また、逆潮流を行なわない直流電力供給手
段について逆潮流を行なわない直流電力供給手段の出力
が制御できない、もしくは制御に対する応答が悪い、あ
るいは制御を行なうと電力供給効率が低下するなどの場
合に、交流負荷の消費電力に応じてインバータ主回路に
入力する電力を制御することができ、システム全体とし
ての効率を下げることなく電力の供給を行なうことがで
きる。
【0048】さらに、直流電力と交流電力の電力検出点
を複数から選択することにより、電力検出点をできるだ
け少なくするように選択でき、装置の簡略化および低コ
スト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態の分散電源システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した分散電源システムの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図3】 この発明の第2の実施形態の分散電源システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図4】 従来の太陽電池および燃料電池を用いた分散
電源システムの構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の複数の太陽電池を有する分散電源シス
テムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 太陽電池、2 燃料電池、3 インバータ主回路、
5 交流負荷、6,7直流電力計測手段、8 電力比較
手段、9 交流電力計測手段、10 燃料電池出力制御
手段、11,12 DC/DCコンバータ、13,1
4,15 制御部、16 系統連系インバータ、17
制御信号発生手段、20 商用系統電源、100,20
0 分散電源システム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の直流電力供給手段を有する分散電
    源システムにおいて、 前記複数の直流電力供給手段のうち、商用系統電源への
    逆潮流を行なわない直流電力供給手段の出力電力の合計
    と交流負荷の消費電力とを比較する電力比較手段と、 前記電力比較手段の比較出力に基づいて、前記逆潮流を
    行なわない各直流電力供給手段の出力電力の合計が前記
    交流負荷の消費電力より大きくならないように、該逆潮
    流を行なわない直流電力供給手段の出力を制御する出力
    制御手段とを備えた、分散電源システム。
  2. 【請求項2】 さらに、前記逆潮流を行なわない直流電
    力供給手段の出力に接続され、前記直流電力供給手段か
    ら出力される電力を所定の電力に調整する電力調整手段
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の分散電源シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記逆潮流を行なわない直流電力供給手
    段の出力電力の合計を計測する第1の計測手段および前
    記交流負荷の消費電力を計測する第2の計測手段と、 逆潮流を行なう直流電力供給手段の出力電力の合計を計
    測する第3の計測手段および前記商用系統電源への逆潮
    流電力を計測する第4の計測手段とのいずれか一方を備
    え、 前記電力比較手段は各計測手段からの計測値を用いて前
    記逆潮流を行なわない各直流電力供給手段の出力電力の
    合計と前記交流負荷の消費電力との比較を行なうことを
    特徴とする、請求項1または2に記載の分散電源システ
    ム。
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