JP2002198645A - プリント基板及びその製造方法 - Google Patents

プリント基板及びその製造方法

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JP2002198645A
JP2002198645A JP2000392801A JP2000392801A JP2002198645A JP 2002198645 A JP2002198645 A JP 2002198645A JP 2000392801 A JP2000392801 A JP 2000392801A JP 2000392801 A JP2000392801 A JP 2000392801A JP 2002198645 A JP2002198645 A JP 2002198645A
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JP
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conductive layer
layer
surface conductive
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circuit board
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JP2000392801A
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English (en)
Inventor
Shigeru Nishida
茂 西田
Jun Kindaichi
純 金田一
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、一般に流通しているプリント基板
を接着層を用いて積層圧着させ、大容量の電流を供給で
きるようにすることを目的とする。 【解決手段】 本発明によるプリント基板及びその製造
方法は、表面導電層(4)と裏面導電層(10)が銅箔よりな
り、コア材(8)の両面に形成された銅箔部(6,7)を有する
中間層体(9)が前記各導電層(4,10)との間に接着層(5)を
介して一体にプレス成形された多層基板(20)で形成され
た構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板及び
その製造方法に関し、特に、市場で流通している銅箔厚
さのプリント基板を接着層及び銅箔からなる表面導電層
及び裏面導電層と共に接着層を介してプレス成形により
一体化して多層基板とし、プリント回路に対する高い電
流密度を確保するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のプリント
基板としては、一般に、薄い銅箔(例えば、70ミクロ
ン厚)の表面導電層4と裏面導電層10を両面に形成し
たプリント基板30が採用され、このプリント基板30
で電流容量が足りない場合は、モータのマグネットワイ
ヤー(ステータ巻線)にリード線を直接接続する方法、
もしくは、プリント基板の銅箔の厚さを特別の175μ
m以上として製作していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のプリント基板
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、従来、一般に流通している
プリント基板は、銅箔の厚さが70μm位であるため、
一枚による一層ではプリント回路に流す許容電流値が限
られていた。そのため、前述のように、特注によって1
75μm厚以上の銅箔を形成すると、コストアップとな
り、大量に生産するDCモータ等に適用することは極め
て困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、市場で流通している銅箔厚
さのプリント基板を接着層及び銅箔からなる表面導電層
及び裏面導電層と共に接着層を介してプレス成形により
一体化して多層基板とし、プリント回路に対する高い電
流密度を確保するようにしたプリント基板及びその製造
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるプリント基
板は、表面と裏面に表面導電層と裏面導電層を有するプ
リント基板において、前記表面導電層と裏面導電層は銅
箔よりなり、コア材の両面に形成された銅箔部を有する
中間層体が前記表面導電層と裏面導電層との間に接着層
を介して一体にプレス成形された多層基板で構成され、
また、前記多層基板にはスルーホールが形成され、前記
スルーホール及び前記表面導電層と裏面導電層には銅メ
ッキ層が形成されている構成であり、また、本発明によ
るプリント基板の製造方法は、表面と裏面に表面導電層
と裏面導電層を有するプリント基板の製造方法におい
て、前記表面導電層と裏面導電層との間に、接着層と、
コア材の両面に形成された銅箔部を有する中間層体とを
積層させ、前記表面導電層、裏面導電層、接着層及び中
間層体をプレス成形して一体化した多層基板を得る方法
であり、また、前記多層基板にスルーホールを形成し、
前記スルーホールに形成した銅メッキ層を前記表面導電
層及び裏面導電層に一体形成し、前記銅メッキ層は前記
コア材の前記銅箔部に導通させる方法であり、また、前
記接着層として、半硬化状態のガラスエポキシを用いる
方法である。さらに、他の形態のプリント基板は、両面
に銅箔部を有する第1基板と片面のみに銅箔部を有する
第2基板とからなる上層と下層を積層させ、前記第2基
板同志を直接接合させた構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるプ
リント基板及びその製造方法の好適な実施の形態につい
て説明する。図1は本発明によるプリント基板及びその
製造方法を示すものである。すなわち、図1の上段に示
す状態は積層前を示しており、上層1と下層2及び中間
の接着層3から構成されている。
【0007】前記上層1は、例えば、18μm厚の銅箔
からなる表面導電層4、半硬化状態の極めて柔軟な材質
であるガラスエポキシからなる二層の接着層5及び両面
に70μm厚の銅箔部6、7を有するコア材8からなる
中間層体9とから構成されている。なお、この中間層体
9は一般に流通している両面導電層を有するプリント基
板である。前記中間の接着層3は、前記接着層5と同じ
材質で構成された三層よりなり、前記下層2は、前述の
中間層体9、接着層5及び18μm厚の裏面導電層10
とから構成されている。
【0008】次に、前述の状態で、積層前の上層1、中
間の接着層3及び下層2を図示しないプレス成形機によ
って、前述の上層1、中間の接着層3及び下層2をプレ
ス加圧することにより、図1の下段で示すように圧縮さ
れ、積層圧着される。前述のプレス成形時に、前記各接
着層5は、図1の下段位置の図示では厚さがあるように
示されているが、実際にはシート状に変形しており、各
導電層4、10、6、7によって所望とする175μm
以上の厚さの導電層を得ることができ、プレス成形によ
る多層基板20を得ることができる。
【0009】前述の多層基板20は、図1では分かりや
すいように厚さがある状態として拡大して示している
が、実際にはこの多層基板20がプリント基板を構成し
ており、図2に示されるように一般のプリント基板と同
じ厚さで、この多層基板20を貫通したスルーホール2
1が形成される。
【0010】前記スルーホール21内に形成された銅メ
ッキ層40は、多層基板20の表裏の表面導電層4及び
裏面導電層10と積層状態で導通すると共に、スルーホ
ール21内では前述の各銅箔部6、7と導通している。
なお、スルーホール21を形成しないで、多層基板20
の側部に銅メッキ層を形成することにより、表面導電層
4、裏面導電層10及び各銅箔部6、7の導通を得るこ
とができる。従って、前記各中間層体9は、通常流通し
ている安価なプリント基板を用いて構成することがで
き、安価で大容量の電流に対応できるプリント基板20
を得ることができる。
【0011】次に、図3の構成は、本発明の他の形態を
示す構成図である。すなわち、図3において符号50、
51で示されるものは第1基板52の両面に形成された
銅箔部であり、符号53で示される第2基板53の表面
53aのみには銅箔50が形成されていると共に、その
裏面53bには銅箔部50が形成されている。
【0012】前述のように一対の第1基板52及び1個
の第2基板53からなる上層100に対し、この上層1
00と全く同一構成の下層101を用意し、これらの上
層100と下層101とを各第2基板53の各裏面53
bが互いに対向して接合するように配設し、図示しない
前記接着層(図1の構成と同一)によって接着され(図
3の下段で示す)、一体化される。従って、前述の図3
で示される多層基板20は、前述の図1の多層基板20
と同様の所望とする大電流容量を有する銅箔によるプリ
ント回路(パターン)を得ることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によるプリント基板及びその製造
方法は、以上のように構成されているため、次のような
効果を得ることができる。すなわち、一般に流通してい
る薄肉状の銅箔を両面に有するプリント基板を中間層体
として利用し、接着層を介して表面導電層と裏面導電層
を一体状に積層圧着しているため、従来のプリント基板
を用いて安価に大電流容量のプリントパターンを有する
プリント基板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリント基板及びその製造方法を
示す構成図である。
【図2】図1のプリント基板にスルーホールを形成させ
る状態を示す工程図である。
【図3】図1の他の形態を示す構成図である。
【図4】従来のプリント基板を示す構成図である。
【符号の説明】
4 表面導電層 5 接着層 6、7 銅箔部 8 コア材 9 中間層体 10 裏面導電層 21 スルーホール 20 多層基板 40 銅メッキ層 50、51 銅箔部 52 第1基板 53 第2基板 100 上層 101 下層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E317 AA24 BB01 BB02 BB11 CC31 CD32 GG11 5E346 AA05 AA06 AA12 AA15 AA16 AA32 AA42 BB03 BB04 CC08 CC09 CC32 CC41 DD02 DD12 EE02 EE06 EE12 EE13 FF12 GG15 GG17 GG28 HH01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面と裏面に表面導電層(4)と裏面導電
    層(10)を有するプリント基板において、前記表面導電層
    (4)と裏面導電層(10)は銅箔よりなり、コア材(8)の両面
    に形成された銅箔部(6,7)を有する中間層体(9)が前記表
    面導電層(4)と裏面導電層(10)との間に接着層(5)を介し
    て一体にプレス成形された多層基板(20)で構成されてい
    ることを特徴とするプリント基板。
  2. 【請求項2】 前記多層基板(20)にはスルーホール(21)
    が形成され、前記スルーホール(21)及び前記表面導電層
    (4)と裏面導電層(10)には銅メッキ層(40)が形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のプリント基板。
  3. 【請求項3】 表面と裏面に表面導電層(4)と裏面導電
    層(10)を有するプリント基板の製造方法において、前記
    表面導電層(4)と裏面導電層(10)との間に、接着層(5)
    と、コア材(8)の両面に形成された銅箔部(6,7)を有する
    中間層体(9)とを積層させ、前記表面導電層(4)、裏面導
    電層(10)、接着層(5)及び中間層体(9)をプレス成形して
    一体化した多層基板(20)を得ることを特徴とするプリン
    ト基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記多層基板(20)にスルーホール(21)を
    形成し、前記スルーホール(21)に形成した銅メッキ層(4
    0)を前記表面導電層(4)及び裏面導電層(10)に一体形成
    し、前記銅メッキ層(40)は前記コア材(8)の前記銅箔部
    (6,7)に導通させることを特徴とする請求項3記載のプ
    リント基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記接着層(5)として、半硬化状態のガ
    ラスエポキシを用いることを特徴とする請求項3又は4
    記載のプリント基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 表面と裏面に表面導電層(4)と裏面導電
    層(10)を有するプリント基板において、両面に銅箔部(5
    0,51)を有する第1基板(52)と片面のみに銅箔部(50)を
    有する第2基板(53)とからなる上層(100)と下層(101)を
    積層させ、前記第2基板(53)同志を直接接合させたこと
    を特徴とするプリント基板。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0377398A (ja) * 1989-08-19 1991-04-02 Fujitsu Ltd スミア除去処理の検査用基板の製造方法
JPH04345085A (ja) * 1991-05-23 1992-12-01 Hitachi Chem Co Ltd フッ素樹脂多層積層板
JPH07221449A (ja) * 1994-02-01 1995-08-18 Hitachi Chem Co Ltd 多層配線板の製造法

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