JP2002198558A - 光学装置およびフォトインタラプタ - Google Patents

光学装置およびフォトインタラプタ

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JP2002198558A
JP2002198558A JP2000396783A JP2000396783A JP2002198558A JP 2002198558 A JP2002198558 A JP 2002198558A JP 2000396783 A JP2000396783 A JP 2000396783A JP 2000396783 A JP2000396783 A JP 2000396783A JP 2002198558 A JP2002198558 A JP 2002198558A
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optical device
shaped edge
light
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JP2000396783A
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Nobuaki Suzuki
伸明 鈴木
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学装置の各部品の全体の寸法精度を高めなく
ても、光学素子の位置決め精度を高くすることができる
ようにする。 【解決手段】発光用または受光用の光学素子20Aが透
光性を有する樹脂パッケージ21Aによって封止された
モジュール2Aと、樹脂パッケージ21Aを収容し、か
つ光学素子20Aの正面に透光用の開口窓15aを形成
しているケース1と、を具備している、光学装置Aであ
って、開口窓15aの縁部として、V字状の縁部16が
形成されているとともに、樹脂パッケージ21Aには、
開口窓15a内に進入し、かつV字状の縁部16の奥部
に当接する凸部22Aが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、発光素子や受光
素子などの光学素子を具備して構成される光学装置、お
よび光学装置の一例としてのフォトインタラプタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のフォトインタラプタの一例を図9
に示す。このフォトインタラプタは、透過型と称される
ものであり、ケース8と、一対のモジュール9A,9B
と、カバー体80とを具備して構成されている。一対の
モジュール9A,9Bは、透光性を有する樹脂パッケー
ジ90A,90Bによって発光素子91Aと受光素子9
1Bとをそれぞれ封止したものであり、樹脂パッケージ
90A,90Bの底面部からは発光素子91Aや受光素
子91Bとの電気的導通が図られた端子92A,92B
が突出している。樹脂パッケージ90A,90Bは、ケ
ース8に形成された底部開口状の収容室81a,81b
にそれぞれ収容されており、カバー体80がケース8に
装着されていることにより、ケース外部への抜け外れが
阻止されている。ケース8には、発光素子91Aから発
せられた光を受光素子91Bに導くためのスリット状の
一対の開口窓82a,82bが設けられている。
【0003】このような構成によれば、一対の開口窓8
2a,82bの間に検知対象物が進入し、発光素子91
Aから発せられた光が遮られると、受光素子91Bによ
る受光状態が中断される。これにより、上記検知対象物
の存在が検出される。また、上記構成によれば、ケース
8に対するモジュール9A,9Bの組み付け作業が容易
となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、次のような不具合があった。
【0005】すなわち、フォトインタラプタは、その使
用用途如何では、検知対象物を検知する位置の精度を高
くすることが要求される場合がある。このような場合、
発光素子91Aや受光素子91Bをケース8内の所定箇
所に正確に配置しなければならない。
【0006】ところが、従来のフォトインタラプタで
は、ケース8内における発光素子91Aや受光素子91
Bの配置は、収容室81a,81bと樹脂パッケージ9
0A,90Bとの嵌め合い関係によって規定されるに過
ぎない。したがって、収容室81a,81bや樹脂パッ
ケージ90A,90Bの各部の寸法に誤差があると、発
光素子91Aや受光素子91Bが容易に位置ずれし、こ
れらを所定の箇所に正確に配置させることが難しくなっ
ていた。また、従来では、発光素子91Aや受光素子9
1Bの位置ずれを無くし、あるいは少なくするには、ケ
ース8や樹脂パッケージ90A,90Bの全体の寸法精
度を高める必要がある。したがって、それらの製造コス
トが高くなる不具合もあった。
【0007】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、光学装置の各部品全体の寸法精
度を高めなくても、光学素子の位置決め精度を高くする
ことができるようにすることをその課題としている。
【0008】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0009】本願発明の第1の側面によって提供される
光学装置は、発光用または受光用の光学素子が透光性を
有する樹脂パッケージによって封止されたモジュール
と、上記樹脂パッケージを収容し、かつ上記光学素子の
正面に透光用の開口窓を形成しているケースと、を具備
している、光学装置であって、上記ケースの上記開口窓
の縁部として、V字状の縁部が形成されているととも
に、上記樹脂パッケージには、上記開口窓内に進入し、
かつ上記V字状の縁部の奥部に当接する凸部が設けられ
ていることを特徴としている。
【0010】このような構成によれば、上記樹脂パッケ
ージの凸部が上記ケースの開口窓の縁部に当接する作用
を利用して、上記ケースに対する上記樹脂パッケージの
位置決めを図ることが可能となる。とくに、本願発明に
おいては、上記開口窓の縁部をV字状に形成し、その奥
部に樹脂パッケージの凸部を当接させるようにしている
ために、上記の位置決めを安定的なものにすることがで
きるとともに、それらが互いに当接する面積を小さくす
ることが可能となる。したがって、本願発明において
は、上記樹脂パッケージや上記ケースの全体の寸法管理
をさほど厳しくしなくても、上記した当接作用に関係す
る小面積部分の寸法管理を適切に行なうことによって、
上記光学素子を上記ケース内の所定箇所に正確に配置さ
せることができる。その結果、上記ケースや上記モジュ
ールの製造を容易にしつつ、上記光学素子による発光位
置や受光位置の精度を高めることができる。
【0011】本願発明の好ましい実施の形態において
は、上記凸部は、上記V字状の縁部の奥部に当接可能な
V字状に尖った角部を有しており、または全体が上記V
字状の縁部の奥部に接近可能なサイズとされている。
【0012】このような構成によれば、上記凸部の一部
を上記V字状の縁部の奥部に対して適切に当接させるこ
とができる。
【0013】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記ケースからの上記樹脂パッケージの脱出を防
止するように上記ケースに装着されたカバー体をさらに
具備しており、かつこのカバー体には突起が設けられて
いることにより、この突起と上記V字状の縁部との間に
上記樹脂パッケージの凸部が挟み込まれている。
【0014】このような構成によれば、上記樹脂パッケ
ージの凸部が上記ケースのV字状の縁部の奥部に当接し
た状態を上記カバー体によって維持させることができ
る。したがって、上記凸部の位置ずれを防止し、上記上
記樹脂パッケージを上記ケースに簡単に固定することが
できる。
【0015】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記凸部は、互いに反対方向を向き、かつそれぞ
れがV字状に尖った形状とされた第1および第2の角部
を有しているとともに、上記カバー体の突起には、V字
状の縁部を形成する凹部が設けられており、上記第1お
よび第2の角部の先端は、上記ケースおよび上記カバー
体の各V字状の縁部の奥部に当接している。
【0016】このような構成によれば、上記凸部と上記
カバー体の突起とが当接する部分の構造が、上記ケース
と上記樹脂パッケージの凸部とが当接する部分と同様
に、互いに当接し合う部分が位置ずれし難く、かつ小さ
い面積で接触する構造となる。したがって、上記樹脂パ
ッケージの凸部の位置決め固定、ひいては上記光学素子
の位置決め固定をより適切に行うことができる。
【0017】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記第1の角部の角度は、上記ケースのV字状の
縁部の夾角よりも小さくされており、かつ上記第2の角
部の角度は、上記カバー体のV字状の縁部の夾角よりも
小さくされている。
【0018】このような構成によれば、上記凸部の第1
および第2の角部のいずれの先端をも、上記ケースおよ
び上記カバー体の各V字状の縁部の奥部に対して線接触
またはそれに近い状態で接触させることができ、その接
触面積を非常に小さくすることができる。したがって、
このような小面積部分の寸法管理は容易となり、上記ケ
ースに対する上記樹脂パッケージの位置決め精度を高
め、かつ上記樹脂パッケージや上記ケースの製造の容易
化を図るのにより好ましいものとなる。たとえば、面と
面との接触によって所定部材の位置決めを図ろうとする
場合には、それらの面の全体を高い寸法精度に仕上げる
必要があるが、上記構成によれば、そのような必要を無
くすことができるのである。
【0019】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記カバー体の突起は、上記開口窓に嵌入してい
る。
【0020】このような構成によれば、上記カバー体の
突起を上記開口窓との嵌合作用によって位置決めするこ
とが可能となる。したがって、上記カバー体の突起を併
用した上記樹脂パッケージの位置決め固定をより適切に
行うことが可能となる。
【0021】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記ケースには、上記樹脂パッケージに係合する
ことにより、上記樹脂パッケージの凸部を上記ケースの
上記V字状の縁部の奥部に当接保持させるように、上記
樹脂パッケージを固定させる少なくとも1つの係合片が
設けられている。
【0022】このような構成によれば、上記カバー体を
用いることなく、上記樹脂パッケージを上記ケース内に
おいて固定させることができる。したがって、部品総数
を少なくし、製造コストを安くするのに一層好適とな
る。
【0023】本願発明の第2の側面によって提供される
フォトインタラプタは、発光素子および受光素子のそれ
ぞれが透光性を有する樹脂パッケージによって封止され
た第1および第2のモジュールと、これら第1および第
2のモジュールのそれぞれの樹脂パッケージを収容し、
かつ上記発光素子および上記受光素子の正面に透光用の
一対の開口窓を形成しているケースと、を具備してい
る、フォトインタラプタであって、上記ケースの上記一
対の開口窓の少なくとも一方の縁部として、V字状の縁
部が形成されており、かつ上記第1および第2のモジュ
ールの少なくとも一方の樹脂パッケージには、上記一対
の開口窓の少なくとも一方の内部に進入し、かつ上記V
字状の縁部の奥部に当接する凸部が設けられていること
を特徴としている。
【0024】このような構成によれば、上記凸部が上記
V字状の縁部の奥部に当接する作用によって、上記第1
および第2のモジュールの少なくとも一方の樹脂パッケ
ージと上記ケースとの正確な位置決めを図ることができ
る。したがって、上記各樹脂パッケージや上記ケースの
うち、上記凸部と上記開口窓との当接に関係する部分以
外については比較的ラフな寸法精度にしつつ、上記発光
素子および上記受光素子の少なくともいずれか一方を上
記ケース内の所定箇所に正確に配置させることができ
る。その結果、上記ケースや上記第1および第2のモジ
ュールの製造を容易にしつつ、検知対象物の検知位置を
所望の正確な位置に設定することが可能となる。
【0025】本願発明のその他の特徴および利点につい
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかになるであろう。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0027】図1〜図5は、本願発明に係る光学装置の
一例としてのフォトインタラプタを示している。本実施
形態のフォトインタラプタAは、ケース1と、第1およ
び第2のモジュール2A,2Bと、カバー体3とを具備
して構成されている。
【0028】図4によく表われているように、ケース1
は、たとえば光を遮断可能な黒色の合成樹脂製であり、
第1および第2のモジュール2A,2Bの樹脂パッケー
ジ21A,21Bを収容する一対の収容室10a,10
bを有している。これらの収容室10a,10bは、ケ
ース1の高さ方向に深さを有する下端開口状であり、一
対の天井壁11および複数の側壁12によって規定され
ている。複数の側壁12のうち、一対の側壁12a,1
2bは、適当な間隔を隔てて対向するとともに、それら
の下端部どうしは壁部13を介して繋がっている。これ
ら一対の側壁12a,12bおよび壁部13は、所望の
検知対象物(図示略)を進入させるための凹部14を形
成している。
【0029】側壁12a,12bには、開口窓15a,
15bが設けられている。図5によく表われているよう
に、開口窓15aの上部の縁部16は、上方に進むほど
開口窓15aの幅を狭くするV字状に形成されている。
図面には示されていないが、開口窓15bの上部の縁部
も、縁部16と同様なV字状とされている。ケース1の
底部近傍には、一対の係合片18が設けられている。各
係合片18は、図1および図5によく表われているよう
に、たとえばケース1の底部近傍に2条のスリット17
を設けることにより形成されており、図2および図4に
よく表われているように、その下端にはケース1の内方
に向けて突出する爪18aが形成されている。
【0030】第1のモジュール2Aは、2本の金属製の
リード25a,25bに電気的に接続された発光素子2
0Aが樹脂パッケージ21Aによって封止された構造を
有している。発光素子20Aとしては、たとえばLED
が用いられている。この発光素子20Aは、図3によく
表われているように、リード25aにボンディングされ
ていることにより、このリード25aに1つの電極が導
通してる。発光素子20Aの他の1つの電極は、ワイヤ
Wを介してリード25bに導通している。
【0031】樹脂パッケージ21Aは、たとえば透明な
エポキシ樹脂からなり、その全体形状は略直方体状であ
る。図2によく表われているように、この樹脂パッケー
ジ21Aは、発光素子20Aの正面に開口窓15aが位
置するように、収容室10a内にその底部開口から挿入
されている。この樹脂パッケージ21Aの一側面には、
開口窓15aに嵌入する凸部22Aが設けられている。
図5によく表われているように、この凸部22Aは、矩
形状であり、その上部および下部には、上尖りのV字状
の第1の角部23aと下尖りのV字状の第2の角部23
bとが形成されている。第1の角部23aは、開口窓1
5aの上部に嵌入させるための部分であり、その角度α
1は、V字状の縁部16の夾角β1よりも僅かに小さく
されている。第2の角部23bは、カバー体3の後述す
る所定部分と嵌合させるための部分であり、その角度α
2についても後述する。凸部22Aの中央部は、膨出曲
面状のレンズ部24として形成されている。このレンズ
部24は、発光素子20Aから発せられた光を屈折させ
て平行光線に近づける役割を果たす。
【0032】第2のモジュール2Bは、発光素子20A
に代えて受光素子20Bが用いられている点が第1のモ
ジュール2Aとは相違しており、それ以外の基本的な構
成は第1のモジュール2Aと共通している。より具体的
には、図4によく表われているように、この第2のモジ
ュール2Bは、2本の金属製のリード25c,25dに
電気的に接続されたフォトダイオードなどの受光素子2
0Bが透明な樹脂パッケージ21Bによって封止された
構造を有している。樹脂パッケージ21Bは、受光素子
20Bの正面に開口窓15bが位置するように収容室1
0b内にその底部開口から挿入されている。この樹脂パ
ッケージ21Bにも、開口窓15bに嵌入する凸部22
Bが設けられている。この凸部22Bは、樹脂パッケー
ジ21Aの凸部22Aと同様な構成とされている。ただ
し、この凸部22Bには、レンズ部24に相当する部分
は設けられていない。
【0033】カバー体3は、たとえばケース1と同様な
黒色の合成樹脂製であり、図2によく表われているよう
に、収容室10a,10bの下端開口を閉塞するように
ケース1に組み付けられている。リード25a〜25d
は、カバー体3の複数の孔30を挿通している。このカ
バー体3の組み付けには、一対の係合片18が利用され
ており、各係合片18はカバー体3が樹脂パッケージ2
1A,21Bを上方へ押圧する力Fを発揮するようにカ
バー体3に係合している。これは、たとえばカバー体3
がその弾性復元力によって上向きの力を発揮するよう
に、このカバー体3の一部を撓ませた状態でカバー体3
に各係合片18の爪18aを係合させることにより実現
されている。
【0034】カバー体3は、開口窓15a,15bの下
部に嵌入する2つの突起31a,31bを有している。
図5によく表われているように、突起31a,31bの
それぞれの上部先端には、V字状の縁部32a,32b
を形成する凹部33a,33bが設けられている。凹部
33aは、樹脂パッケージ21Aの第2の角部23bと
嵌合する部分であり、V字状の縁部32aの夾角β2
は、第2の角部23bの角度θ2よりも僅かに大きくさ
れている。凹部33bと樹脂パッケージ21Bの凸部2
2Bとの関係も同様である。
【0035】次に、上記構成のフォトインタラプタAの
作用について説明する。
【0036】まず、第1のモジュール2Aとケース1と
の関係について説明すると、図1および図2に示すよう
に、樹脂パッケージ21Aの凸部22Aは、ケース1の
開口窓15aに嵌入し、かつカバー体3の突起31aに
よって上記した力Fで上向きに押圧されている。したが
って、凸部22Aの第1の角部23aの先端は、V字状
の縁部16の奥部(上部)に圧接し、ケース1の高さ方
向(図1のZ方向)における凸部22Aの位置は、V字
状の縁部16の奥部によって規定されることとなる。
【0037】凸部22Aは、ケース1の開口窓15aの
縁部とカバー体3の突起31aとの間において所定の力
でクランプされた状態にあるため、上記Z方向以外の方
向、すなわち開口窓15aの幅方向(図1のX方向)
や、一対の開口窓15a,15bが対向する方向(図1
のZ方向)への移動も規制される。凸部22Aの第1お
よび第2の角部23a,23bは、V字状の縁部16,
32aによって規定された開口窓15aの上部や凹部3
3aに嵌入しており、かつそれらと同様なV字状である
ために、凸部22Aのクランプ状態も安定したものとす
ることができる。X方向についての凸部22Aの移動規
制は、同方向に所定幅を有する開口窓15aに凸部22
Aが嵌入していることや、カバー体3の突起31aが開
口窓15aに嵌入していることによって、より確実化さ
れる。
【0038】上記したように凸部22Aが位置決めされ
ると、仮に収容室10a内において樹脂パッケージ21
Aの周囲に多少の隙間が発生したとしても、発光素子2
0Aを収容室10a内の所定位置に正確に配置させるこ
とができる。すなわち、このフォトインタラプタAにお
いては、収容室10aや樹脂パッケージ21Aの全体の
寸法精度が比較的ラフであっても、凸部22Aを位置決
めするための部分の寸法が適切であれば、発光素子20
Aを所定の箇所に精度良く位置決めすることができる。
したがって、ケース1や第1のモジュール2Aを製作す
る場合に、収容室10a内に樹脂パッケージ21Aが密
に嵌入するようにそれら全体の寸法管理を厳密にする必
要がなくなり、それらの樹脂成形が容易化される。
【0039】とくに、本実施形態においては、凸部22
Aの第1および第2の角部23a,23bの角度α1,
α2が、V字状の縁部16,32aの夾角β1,β2よ
りも小さくされているために、第1および第2の角部2
3aの先端をV字状の縁部16,32aの最奥部に対し
て点接触または線接触状態に接触させることができ、そ
の接触面積を極めて小さくすることができる。したがっ
て、本実施形態においては、そのような小面積部分の寸
法管理を行うことによって、凸部22Aの正確な位置決
めを図ることが可能となる。たとえば、本実施形態とは
異なり、角度α1,α2と夾角β1,β2とを同一とし
た場合には、第1および第2の角部23a,23bの各
側面とV字状の縁部16,32aとが広い面積で面接触
することとなるために、それら面接触を行う各面の平面
度を高め、かつそれら全体の寸法管理を厳密に行う必要
が生じる。ところが、本実施形態では、そのような必要
は無く、たとえばV字状の縁部16,32aについては
その平面度が多少劣るものであってもよいこととなる。
【0040】一方、第2のモジュール2Bについても、
その樹脂パッケージ21Bの凸部22Bとケース1の開
口窓15bの縁部およびカバー体3の突起31bとの関
係は、上述した第1のモジュール2Aの各部の関係の場
合と同様である。このため、収容室10b内に樹脂パッ
ケージ21Bが密に嵌入するようにこれらを製造しなく
ても、受光素子20Bを発光素子20Aの正面の所定箇
所に正確に配置させることができる。
【0041】以上のようなことにより、このフォトイン
タラプタAにおいては、第1および第2のモジュール2
A,2Bやケース1を製造する際の寸法管理を容易にし
つつ、検知対象物を検知可能な位置を所望の位置へ正確
に設定することができる。なお、このフォトインタラプ
タAにおいては、従来の透過型のフォトインタラプタと
同様な原理に基づいて、検知対象物の検知が可能であ
る。
【0042】図6〜図8は、本願発明の他の実施形態を
示している。なお、これらの図において、上記実施形態
と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符
号を付している。
【0043】図6に示すフォトインタラプタは、樹脂パ
ッケージ21A,21Bの下部に係合する複数の係合片
19がケース1に設けられた構成を有している。複数の
係合片19は、樹脂パッケージ21A,21Bを適当な
力F1で上方に押圧するように設けられている。好まし
くは、複数の係合片19は、樹脂パッケージ21A,2
1Bの各所を均等に上昇させる押圧力を発揮するように
設けられている。このようなことにより、樹脂パッケー
ジ21A,21Bは、収容室10a,10bからの抜け
落ちが阻止されているのに加え、それらの凸部22A,
22Bの上部は、開口窓15a,15bのV字状の縁部
16の奥部に圧接している。
【0044】このような構成によれば、カバー体3を用
いることなく、発光素子20Aおよび受光素子20Bを
ケース1内の所定箇所に正確に位置決めすることができ
る。したがって、図1〜図5で示した実施形態と比較す
ると、カバー体3を必要としない分だけ、フォトインタ
ラプタ全体の製造コストを安価にすることが可能であ
る。
【0045】図7に示すフォトインタラプタは、第1の
モジュール2Aの樹脂パッケージ21Aには凸部22A
が設けられているのに対し、第2のモジュール2Bの樹
脂パッケージ21Bには凸部22Bが設けられていない
構成とされている。
【0046】このような構成によれば、受光素子20B
の位置精度は従来技術と同様な程度になるのに対し、発
光素子20Aの位置精度は凸部22Aの存在によって従
来よりも高められる。したがって、フォトインタラプタ
全体としては、検知対象物が検知される位置の精度を従
来よりも高めることができる。このように、本願発明に
おいては、発光素子と受光素子とをそれぞれ備えた第1
および第2のモジュールがケース内に収容される光学装
置においては、第1および第2のモジュールのいずれか
一方の樹脂パッケージのみに所定の凸部が設けられてい
る構成とされていてもかまわない。
【0047】図8に示す構成においては、樹脂パッケー
ジ21Aの凸部22Aの直径または幅L1が、開口窓1
5aの最大幅L2と比較してかなり小さくされている。
このような構成によれば、同図仮想線に示すように、凸
部22Aを開口窓15aの最上部の奥深い箇所に進入さ
せることによって、V字状の縁部16の奥部に狭い面積
で当接させることが可能である。本願発明においては、
凸部22Aをこのような構成にしてもかまわない。
【0048】このように、本願発明においては、樹脂パ
ッケージの凸部や開口窓の具体的な形状はとくに限定さ
れるものではなく、上記以外の形状にも変更することが
できる。
【0049】本願発明に係る光学装置は、上述の実施形
態の内容に限定されず、各部の具体的な構成は種々に設
計変更自在である。
【0050】本願発明においては、樹脂パッケージの凸
部をケースの開口窓の縁部に向けて押圧するための手段
が具備されていない構成とすることもできる。たとえ
ば、ケース内に樹脂パッケージを収容したときに、なん
らかの手段によって樹脂パッケージの凸部を開口窓の縁
部に押圧させながら、ケース内に接着剤などを充填する
ことによって、上記凸部と縁部とが当接した状態に固定
させるといった手段を用いることもできる。
【0051】本願発明においては、透過型のフォトイン
タラプタに代えて、反射型のフォトインタラプタとする
こともできる。この反射型のフォトインタラプタは、発
光素子から発せられた光が検知対象物によって反射され
ると、その反射光が受光素子によって受光されるように
構成されるものであるから、発光素子と受光素子とは互
いに対向しないようにケース内に組み込まれることとな
る。
【0052】本願発明に係る光学装置は、たとえば光学
素子として発光素子のみを備え、かつ所定の箇所に光の
照射を行なうのに利用される光学装置として、あるいは
光学素子として受光素子のみを備え、かつ所定の位置に
おいて所望の光を感知するのに利用される光学装置とし
て構成されていてもかまわない。本願発明でいう光学素
子の具体的な種類も限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る光学装置の一例としてのフォト
インタラプタを示す斜視図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII −III 断面図である。
【図4】図1に示すフォトインタラプタの分解断面図で
ある。
【図5】図1に示すフォトインタラプタの分解斜視図で
ある。
【図6】本願発明の他の例を示す断面図である。
【図7】本願発明の他の例を示す断面図である。
【図8】本願発明の他の例を示す要部斜視図である。
【図9】従来技術の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
A フォトインタラプタ(光学装置) 1 ケース 2A 第1のモジュール 2B 第2のモジュール 3 カバー体 15a,15b 開口窓 16 V字状の縁部 19 係合片 20A 発光素子 20B 受光素子 21A,21B 樹脂パッケージ 22A,22B 凸部 23a 第1の角部 23b 第2の角部 31a,31b 突起 32a,32b V字状の縁部 33a,33b 凹部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光用または受光用の光学素子が透光性
    を有する樹脂パッケージによって封止されたモジュール
    と、 上記樹脂パッケージを収容し、かつ上記光学素子の正面
    に透光用の開口窓を形成しているケースと、 を具備している、光学装置であって、 上記ケースの上記開口窓の縁部として、V字状の縁部が
    形成されているとともに、 上記樹脂パッケージには、上記開口窓内に進入し、かつ
    上記V字状の縁部の奥部に当接する凸部が設けられてい
    ることを特徴とする、光学装置。
  2. 【請求項2】 上記凸部は、上記V字状の縁部の奥部に
    当接可能なV字状に尖った角部を有しており、または全
    体が上記V字状の縁部の奥部に接近可能なサイズとされ
    ている、請求項1に記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 上記ケースからの上記樹脂パッケージの
    脱出を防止するように上記ケースに装着されたカバー体
    をさらに具備しており、かつ、 このカバー体には突起が設けられていることにより、こ
    の突起と上記V字状の縁部との間に上記樹脂パッケージ
    の凸部が挟み込まれている、請求項1に記載の光学装
    置。
  4. 【請求項4】 上記凸部は、互いに反対方向を向き、か
    つそれぞれがV字状に尖った形状とされた第1および第
    2の角部を有しているとともに、 上記カバー体の突起には、V字状の縁部を形成する凹部
    が設けられており、 上記第1および第2の角部の先端は、上記ケースおよび
    上記カバー体の各V字状の縁部の奥部に当接している、
    請求項3に記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の角部の角度は、上記ケースの
    V字状の縁部の夾角よりも小さくされており、かつ上記
    第2の角部の角度は、上記カバー体のV字状の縁部の夾
    角よりも小さくされている、請求項4に記載の光学装
    置。
  6. 【請求項6】 上記カバー体の突起は、上記開口窓に嵌
    入している、請求項3ないし5のいずれかに記載の光学
    装置。
  7. 【請求項7】 上記ケースには、上記樹脂パッケージに
    係合することにより、上記樹脂パッケージの凸部を上記
    ケースの上記V字状の縁部の奥部に当接保持させるよう
    に、上記樹脂パッケージを固定させる少なくとも1つの
    係合片が設けられている、請求項1または2に記載の光
    学装置。
  8. 【請求項8】 発光素子および受光素子のそれぞれが透
    光性を有する樹脂パッケージによって封止された第1お
    よび第2のモジュールと、 これら第1および第2のモジュールのそれぞれの樹脂パ
    ッケージを収容し、かつ上記発光素子および上記受光素
    子の正面に透光用の一対の開口窓を形成しているケース
    と、 を具備している、フォトインタラプタであって、 上記ケースの上記一対の開口窓の少なくとも一方の縁部
    として、V字状の縁部が形成されており、かつ、 上記第1および第2のモジュールの少なくとも一方の樹
    脂パッケージには、上記一対の開口窓の少なくとも一方
    の内部に進入し、かつ上記V字状の縁部の奥部に当接す
    る凸部が設けられていることを特徴とする、フォトイン
    タラプタ。
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