JP2002198197A - 閃光放電発光器用のトリガ−接続装置 - Google Patents

閃光放電発光器用のトリガ−接続装置

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JP2002198197A
JP2002198197A JP2000396455A JP2000396455A JP2002198197A JP 2002198197 A JP2002198197 A JP 2002198197A JP 2000396455 A JP2000396455 A JP 2000396455A JP 2000396455 A JP2000396455 A JP 2000396455A JP 2002198197 A JP2002198197 A JP 2002198197A
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transformer
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flash discharge
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Kenichi Ito
謙一 伊東
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閃光放電管の励起電極が反射傘に電気接続
されており、トリガ−トランスの出力端を反射傘に接続
して上記励起電極にトリガ−電圧を印加し閃光放電管を
発光させる閃光放電発光器において、反射傘とトリガ−
トランスとを簡単、確実に電気接続することができるト
リガ−接続装置を提供すること。 【解決手段】 導電性の弾性材で長形に形成し、かつ、
トリガ−出力端を電気接続したトリガ−接続片21をト
リガ−トランス22に設け、トリガ−接続板21の先端
部を反射傘11に圧接させる位置にトリガ−トランス2
2を配設する構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トリガ−トラン
スと閃光放電管の励起電極とを電気接続する閃光放電発
光器用のトリガ−接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】閃光放電発光器において、閃光放電管を
発光させるのに、約330V程度に充電されたコンデン
サを、(+)側をアノ−ド、(−)側をカソ−ドに接続
し、閃光放電管表面に一時的に高周波の高電圧を加え内
部のXeガス(キセノンガス)をイオン化して発光させ
る。
【0003】このイオン化することをトリガ−と言い、
この電圧をトリガ−電圧と言いトリガ−トランスの出力
から得られる。
【0004】閃光放電管表面は、アソ−ド、カソ−ドの
両極から5mm程度の部分を除き導電性物質のネサコ−
トでコ−ティングされている。
【0005】このネサコ−ト部にトリガ−電圧を加えて
イオン化するのであるが、アノ−ド、カソ−ドの両端か
ら5mmの絶縁部によりアノ−ド、カソ−ドにリ−クす
るのを防いでいる。
【0006】比較的大型の閃光放電管では、リ−ド線一
端部の芯線をネサコ−ト部に巻き付け、これに導電塗料
を塗り、さらに焼き固めて固定する。
【0007】そして、このリ−ド線の他端をトリガ−ト
ランスの出力部につなぎ、高電圧を加えるようになって
いる。
【0008】小型の閃光放電管の場合は、(1) リ
−ド線を取付けるスペ−スが無いということ、(2)
コスト的な理由、(3) この場合の反射傘はほと
んど導電性の光輝アルミニウム製であり、また、閃光放
電管は反射傘の底部に直に置かれるか、または、1mm
以下程度の反射傘からその内部に突出させた突起によっ
てささえられており、ネサコ−トと反射傘は電気的につ
ながっている。
【0009】以上、3つの理由によってネサコ−ト部を
導電体である反射傘に直接接触させ、この反射傘にトリ
ガ−電圧を加える構成として閃光放電管をイオン化する
ようになっている。
【0010】図6はこの種の閃光放電管のトリガ−接続
装置を示す。図示するように、閃光放電管10は、反射
傘11の内面に突出した球形の4個の突起(これをダボ
と呼んでいる)に乗せ、弾性のある絶縁体の透明なシリ
コンバンド12で保持されている。なお、図示する11
aは突起を突出させた凹部を示す。
【0011】これにより、反射傘11と閃光放電管10
の位置関係が定まり、閃光放電管10のネサコ−トと反
射傘11が電気的に接続されている。
【0012】また、反射傘11は、約1cm程度の銅
箔を両面テ−プで反射傘11に張り付け、これにリ−ド
線13の一端部を半田付けし、これをマイラ−テ−プ1
4等で補強して固定し、このリ−ド線13の他端部をト
リガ−トランス15の出力端子に接続している。トリガ
−トランス15と反射傘11が近い場合でもこのリ−ド
線方式を使用しているのが現状である。
【0013】トリガ−トランス15の出力端子に高電圧
が発生すれば、銅箔から接合容量を介して反射傘11に
高電圧が伝わり、ネサコ−トを通して閃光放電管内部の
Xeガスをイオン化して発光する。なお、閃光放電管1
0はリ−ド線16a、16bによってメインコンデンサ
に接続される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】発光部(閃光放電管1
0と反射傘11)とトリガ−トランス15が離れている
場合は、フレキシブル性のリ−ド線13を使用すること
が最も好ましいが、すべて手作業となるため、手数がか
かり工数的に問題があり、また、反射傘11とリ−ド線
13の密着固定性に難点があり、時として銅箔の部分が
遊離して発光が不具合となる場合がある。
【0015】本発明は上記した実情にかんがみ、反射傘
とトリガ−トランスとの電気接続を簡単、確実にするこ
とができる閃光放電発光器用のトリガ−接続装置を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、閃光放電管の励起電極が導電性の反
射傘に電気接続されており、トリガ−トランスの出力電
圧を反射傘に印加することによって、この出力電圧を反
射傘を介して上記励起電極に印加し閃光放電管をトリガ
−する構成の閃光放電発光器において、上記トリガ−ト
ランスには、導電性の弾性材で長形に形成し、かつ、ト
ランス出力端を電気接続したトリガ−接続部材を設け、
このトリガ−接続部材を上記反射傘に圧接させる位置に
上記トリガ−トランスを配設してなり、トリガ−トラン
スの出力電圧を、トリガ−接続部材と反射傘を介して励
起電極に印加し閃光放電管をトリガ−する構成としたこ
とを特徴とする閃光放電発光器用のトリガ−接続装置を
提案する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面に沿って説明する。トリガ−トランスと反射傘が
比較的に近い場合、銅箔を介さず直接にトリガ−接続部
材を反射傘に接触させ、このトリガ−接続部材にトリガ
−出力を加え閃光放電管のXeガスをイオン化する。
【0018】トリガ−トランス出力から見たネサコ−ト
部と閃光放電管のガラス管壁を通したXeガスのインピ
−ダンスは非常に高く、イオン化に要する電流は極めて
小さいので、反射傘とトリガ−接続部材の接触抵抗の大
小はさほど問題にはならず、また、確実に接触していれ
ば動作は問題がない。
【0019】したがって、トリガ−接続部材としては比
較的弱いバネ性のものでもよく、トリガ−トランスの出
力端子として導電材からなるバネ性のア−ム状のものに
形成すれば、強度的にそれほど負担をかけずに、反射傘
にこれを接触させるようにすることができる。
【0020】反射傘と閃光放電管の組み合わせの発光部
は、他のモ−ルド部材により本体ケ−スに固定され、閃
光放電管はリ−ド線により直接メインコンデンサに接続
させるか、プリント基板を介して接続させる。
【0021】或いは、閃光放電管のアノ−ド、カソ−ド
をリ−ド端子によりプリント基板に接続し、発光部とプ
リント基板とを他の保持部材によって比較的接近した状
態で固定させる。
【0022】そして、出力端子としてのトリガ−接続部
材を反射傘に接触させるようにしてトリガ−トランスを
プリント基板等に配設する。また、ア−ム状のトリガ−
接続部材を別途に形成し、従来のトリガ−トランス出力
端子にトリガ−接続部材の一方側を直接半田付けし、そ
の他方側を反射傘に接触するようにトリガ−トランスを
配設する。
【0023】これにより、リ−ド線の半田付け作業、銅
箔、マイラ−テ−プ等を削除することができる。
【0024】
【実用例】図1は第1実施例を示す斜視図である。な
お、閃光放電管10と反射傘11からなる発光部は従来
例と同じ構成となっている。本実施例では、導電性の弾
性材で細長状に形成したトリガ−接続板21をトリガ−
トランス22より直線的に延設させる構成としてある。
【0025】上記のトリガ−接続板21は、トリガ−ト
ランス22出力端子に半田付けし、出力端子として形成
してある。また、このトリガ−接続板21については、
図2に示したように、一体形成した取付板部21aに小
孔を設け、この小孔をトランスボビン22aに設けた突
部22bに嵌着してトリガ−トランス22に一体的に取
付けることができる。なお、この場合には、トリガ−ト
ランス22の出力端をトリガ−接続板21に半田付けす
る。
【0026】トリガ−接続板21を上記のように備える
ことにより、トリガ−トランス22を発光部から比較的
に近い位値に配設することにより、トリガ−接続板21
を反射傘11に圧接させることができる。
【0027】図3は第2実施例を示す斜視図である。本
実施例のトリガ−接続板23は、導電性の弾性材で細長
状に形成し、さらに、上方に折曲げ、その折曲げ先端部
を反射傘11に圧接させる構成となっている。
【0028】このようなトリガ−接続板23を備えるこ
とにより、トリガ−トランス22を発光部に近ずけて配
設させることができる。なお、このトリガ−接続板23
についてもトリガ−接続板21と同様にしてトリガ−ト
ランス22の出力端子に半田付けしてもよく、また、図
4に示すようにトリガ−トランス22に一体的に取付け
ることができる。
【0029】図5は第3実施例を示す斜視図である。本
実施例のトリガ−接続板24は、導電性の弾性板で細長
状に形成し、さらに、V字状に折曲げ、その先端部を反
射傘11に圧接させる構成としてある。
【0030】すなわち、トリガ−接続板24のV字状部
24aをプリント基板25の孔部に嵌着させることによ
り、トリガ−接続板24を支持するようになっている。
なお、このトリガ−接続板24についても上記したトリ
ガ−接続板21、23と同様にしてトリガ−トランス2
2に備える。
【0031】このように構成することによって、トリガ
−接続板24を長くすることができるので、トリガ−ト
ランス22を発光部から比較的に離した位置に配設する
ことができる。
【0032】また、このように実施する場合は、トリガ
−電圧が他の回路や部品にリ−クしないように、V字状
部24aを他の回路や部品から充分に離すか、または、
絶縁性のシリコンバ−などを塗布する。なお、図5に示
す26a、26bは閃光放電管10のアノ−ド、カソ−
ドをプリント基板25に接続するリ−ド端子である。
【0033】
【発明の効果】上記した通り、本発明によれば、手数と
工数を要せずして簡単にトリガ−トランスと反射傘とを
電気接続することができる閃光放電発光器用のトリガ−
接続装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示すトリガ−接続装置の斜視図で
ある。
【図2】第1実施例に備えたトリガ−接続板の取付例を
示したトリガ−トランスの斜視図である。
【図3】第2実施例を示すトリガ−接続装置の斜視図で
ある。
【図4】第2実施例に備えたトリガ−接続板の取付例を
示したトリガ−トランスの斜視図である。
【図5】第3実施例を示すトリガ−接続装置の斜視図で
ある。
【図6】従来例として示したトリガ−接続装置の斜視図
である。
【符号の説明】 10 閃光放電管 11 反射傘 21 トリガ−接続板 22 トリガ−トランス 23、24 トリガ−接続板 25 プリント基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光放電管の励起電極が導電性の反射傘
    に電気接続されており、トリガ−トランスの出力電圧を
    反射傘に印加することによって、この出力電圧を反射傘
    を介して上記励起電極に印加し閃光放電管をトリガ−す
    る構成の閃光放電発光器において、 上記トリガ−トランスには、導電性の弾性材で長形に形
    成し、かつ、トランス出力端を電気接続したトリガ−接
    続部材を設け、 このトリガ−接続部材を上記反射傘に圧接させる位置に
    上記トリガ−トランスを配設してなり、トリガ−トラン
    スの出力電圧を、トリガ−接続部材と反射傘を介して励
    起電極に印加し閃光放電管をトリガ−する構成としたこ
    とを特徴とする閃光放電発光器用のトリガ−接続装置。
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