JP2002197854A - 強誘電体メモリ装置 - Google Patents

強誘電体メモリ装置

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JP2002197854A JP2000390764A JP2000390764A JP2002197854A JP 2002197854 A JP2002197854 A JP 2002197854A JP 2000390764 A JP2000390764 A JP 2000390764A JP 2000390764 A JP2000390764 A JP 2000390764A JP 2002197854 A JP2002197854 A JP 2002197854A
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sense amplifier
memory device
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1T1Cメモリセル構造の強誘電体メモリ装
置において、ダミーセルを用いることなくリファレンス
レベルの発生を可能とする。 【解決手段】 センスアンプ20Aの制御端子であるノ
ードSAP1とノードSAP2の間に、P型MOSトラ
ンジスタ30を付加接続し、センスアンプ20Aにオフ
セットを発生させる。ノードSAP2には、センスアン
プ制御信号SAPが直接接続され、ノードSAP1に
は、P型MOSトランジスタ30を介してセンスアンプ
制御信号SAPが接続される。また、センスアンプ20
Aのオフセットレベルの設定はP型MOSトランジスタ
30のゲート入力であるオフセット制御信号OFSの電
位の設定によって行なう。ダミーセルを用いることな
く、リファレンスレベルを発生できるため、高速かつ信
頼性の高い強誘電体メモリ装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は強誘電体メモリ装置
において、特に1トランジスタ1キャパシタ(1T1
C)メモリセル構造の強誘電体メモリ装置の読み出しに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】1トランジスタ1キャパシタ(1T1
C)メモリセル構造の強誘電体メモリ装置では、読み出
し時にメモリセルのデータ‘0’,‘1’を判別するた
めに、リファレンスレベルを発生する必要がある。リフ
ァレンスレベルを発生させる方法の1つにダミーセルを
用いる方法がある。この方法では、例えば特開平2−3
01093号公報に開示されたものが挙げられる。ここ
では、特開平2−301093号公報で開示されている
方法について、図14を用いて説明する。
【0003】図14は従来の強誘電体メモリ装置の回路
図である。図14において、強誘電体メモリ装置は、デ
ータを記憶するメモリセルMC、リファレンスレベルを
発生させるダミーセルDMC、そしてメモリセルのデー
タ‘0’,‘1’を判別するセンスアンプ10Cより構
成される。メモリセルMCはワード線WLにより選択さ
れ、プレート線PLを駆動することによりビット線BL
1に信号電位を発生させる。また、ダミーセルDMCは
ワード線DWLにより選択され、プレート線DPLを駆
動することによりビット線BL2にリファレンス電位を
発生させる。
【0004】ダミーセルDMCの強誘電体キャパシタD
Cのキャパシタサイズは、メモリセルMCの強誘電体キ
ャパシタCよりも小さいものを用いる。つまり、ダミー
セルDMCの強誘電体キャパシタDCのサイズをメモリ
セルMCと異なる大きさにすることより、メモリセルM
Cのデータ‘0’と‘1’の中間レベルを発生させてい
る。リファレンスレベルの調節は、ダミーセルDMCの
強誘電体キャパシタDCのサイズを調節することによっ
て行う。
【0005】また、図14ではメモリセルMCが1つの
場合を示しているが、通常はビット線BL1に複数のメ
モリセル、例えば64〜256個のメモリセルが接続さ
れている。それに対して、ダミーセルDMCは1つであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の強誘電体メモリ
装置では、ダミーセルを用いることにより、リファレン
スレベルの発生を実現している。
【0007】しかしながら、上記従来の強誘電体メモリ
装置では、1つのビット線に接続されるメモリセルMC
の個数がダミーセルDMCのそれと異なるため、ダミー
セルのアクセス頻度がメモリセルMCのそれよりも多く
なり、ダミーセルDMCの劣化が早く進行するという問
題があった。ダミーセルDMCが劣化すると、リファレ
ンスレベルが当初の設定レベルと異なってしまい、メモ
リセルMCのデータを正しく読み出すことができなくな
る。
【0008】また、上記従来の強誘電体メモリ装置で
は、一定のリファレンスレベルを発生させるために、読
み出し動作を行う前にダミーセルDMCに所定のデータ
を書き込む必要がある。この所定のデータは、メモリセ
ルMCのデータに関わらず毎回同じデータを書き込まな
ければならないため、メモリセルMCの書き込み期間と
は別にダミーセルDMCの書き込み期間が必要となる。
【0009】また、上記従来の強誘電体メモリ装置で
は、メモリセルMCの読み出し信号‘0’と‘1’の中
間レベルを発生させるように、ダミーセルDMCのキャ
パシタサイズの設計を行う。しかし、このダミーセルD
MCのキャパシタサイズの設計では、メモリセルMCの
‘0’と‘1’の読み出し信号のレベルと、ダミーセル
DMC用にキャパシタサイズを変えたときの読み出し信
号のレベルをあらかじめ見積もる必要があり、その設計
が困難であるという問題があった。
【0010】また、上記従来の強誘電体メモリ装置で
は、ダミーセルDMCのキャパシタサイズは設計時に決
定し、設計後はその変更を容易に行えないので、量産化
等におけるサンプルの特性ばらつきに対して、常に読み
出し動作のマージンを確保することが困難であるという
問題があった。
【0011】本発明の目的は、ダミーセルを用いること
なくリファレンスレベルの発生を可能とし、高速かつ信
頼性の高い強誘電体メモリ装置を提供することである。
【0012】また、本発明の他の目的は、強誘電体メモ
リ装置の設計段階において、リファレンスレベルの設計
が容易となる強誘電体メモリ装置を提供することであ
る。
【0013】さらに、本発明の他の目的は、強誘電体メ
モリ装置の設計後においても容易にリファレンスレベル
を変更することが可能となる強誘電体メモリ装置を提供
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
強誘電体メモリ装置は、第1および第2のビット線と、
第1のメモリセルアレイを構成するように第1のビット
線に第1のメモリセルトランジスタを介して接続された
第1の強誘電体キャパシタと、第1および第2のビット
線に接続され、第1および第2のビット線に対応した第
1および第2の制御端子を有するセンスアンプと、第1
の制御端子と第2の制御端子の間に接続されてセンスア
ンプにオフセットを与えるトランジスタとを備えてい
る。
【0015】この構成によれば、センスアンプの第1お
よび第2の制御端子間にトランジスタを付加接続するこ
とにより、ダミーセルを用いることなくリファレンスレ
ベルを発生させることができる。その結果、高速かつ信
頼性の高い強誘電体メモリ装置が可能となる。
【0016】本発明の請求項2記載の強誘電体メモリ装
置は、請求項1記載の強誘電体メモリ装置において、セ
ンスアンプは、ゲートが第2のビット線に、ドレインが
第1のビット線に、ソースが第1の制御端子に接続され
る第1のP型MOSトランジスタと、ゲートが第1のビ
ット線に、ドレインが第2のビット線に、ソースが第2
の制御端子に接続される第2のP型MOSトランジスタ
と、ゲートが第2のビット線に、ドレインが第1のビッ
ト線に、ソースが第3の制御端子に接続される第1のN
型MOSトランジスタと、ゲートが第1のビット線に、
ドレインが第2のビット線に、ソースが第3の制御端子
に接続される第2のN型MOSトランジスタとから構成
されている。
【0017】また、トランジスタは、ソース・ドレイン
が第1および第2の制御端子に接続される第3のP型M
OSトランジスタからなり、第2の制御端子にセンスア
ンプの制御信号が入力される。
【0018】この構成によれば、請求項1記載の強誘電
体メモリ装置と同様の作用を有する。
【0019】本発明の請求項3記載の強誘電体メモリ装
置は、請求項1記載の強誘電体メモリ装置において、セ
ンスアンプは、ゲートが第2のビット線に、ドレインが
第1のデータ線に、ソースが第1の制御端子に接続され
る第1のP型MOSトランジスタと、ゲートが第1のビ
ット線に、ドレインが第2のデータ線に、ソースが第2
の制御端子に接続される第2のP型MOSトランジスタ
とから構成されている。
【0020】また、トランジスタは、ソース・ドレイン
が第1および第2の制御端子に接続される第3のP型M
OSトランジスタからなり、第2の制御端子にセンスア
ンプの制御信号が入力される。
【0021】この構成によれば、請求項1記載の強誘電
体メモリ装置と同様の作用を有する。
【0022】本発明の請求項4記載の強誘電体メモリ装
置は、請求項1記載の強誘電体メモリ装置において、セ
ンスアンプは、ゲートが第2のビット線に、ドレインが
第1のビット線に、ソースが第1の制御端子に接続され
る第1のN型MOSトランジスタと、ゲートが第1のビ
ット線に、ドレインが第2のビット線に、ソースが第2
の制御端子に接続される第2のN型MOSトランジスタ
と、ゲートが第2のビット線に、ドレインが第1のビッ
ト線に、ソースが第3の制御端子に接続される第1のP
型MOSトランジスタと、ゲートが第1のビット線に、
ドレインが第2のビット線に、ソースが第3の制御端子
に接続される第2のP型MOSトランジスタとから構成
されている。
【0023】また、トランジスタは、ソース・ドレイン
が第1および第2の制御端子に接続される第3のN型M
OSトランジスタからなり、第2の制御端子にセンスア
ンプの制御信号が入力される。
【0024】この構成によれば、請求項1記載の強誘電
体メモリ装置と同様の作用を有する。
【0025】本発明の請求項5記載の強誘電体メモリ装
置は、請求項1記載の強誘電体メモリ装置において、セ
ンスアンプは、ゲートが第2のビット線に、ドレインが
第1のデータ線に、ソースが第1の制御端子に接続され
る第1のN型MOSトランジスタと、ゲートが第1のビ
ット線に、ドレインが第2のデータ線に、ソースが第2
の制御端子に接続される第2のN型MOSトランジスタ
とから構成されている。
【0026】また、トランジスタは、ソース・ドレイン
が第1および第2の制御端子に接続される第3のN型M
OSトランジスタからなり、第2の制御端子にセンスア
ンプの制御信号が入力される。
【0027】この構成によれば、請求項1記載の強誘電
体メモリ装置と同様の作用を有する。
【0028】本発明の請求項6記載の強誘電体メモリ装
置は、請求項2または3記載の強誘電体メモリ装置にお
いて、第3のP型MOSトランジスタのゲート電位をV
g、しきい値電圧をVtp、センスアンプのオフセット
レベルをVoffsetとしたとき、 Voffset=Vg−Vtp の関係にもとづいて、第3のP型MOSトランジスタの
ゲート電位Vgを設定することによりセンスアンプのオ
フセットレベルVoffsetを設定することを特徴と
する。
【0029】この構成によれば、オフセット発生用のM
OSトランジスタのゲート電位を設定することによりセ
ンスアンプのオフセットレベルを設定することができる
ため、強誘電体メモリ装置の設計段階において、リファ
レンスレベルの設計を容易にすることが可能となる。
【0030】本発明の請求項7記載の強誘電体メモリ装
置は、請求項4または5記載の強誘電体メモリ装置にお
いて、第3のN型MOSトランジスタのゲート電位をV
g、しきい値電圧をVtn、センスアンプのオフセット
レベルをVoffset、電源電圧をVDDとしたと
き、 Voffset=Vg−Vtn−VDD の関係にもとづいて、第3のN型MOSトランジスタの
ゲート電位Vgを設定することによりセンスアンプのオ
フセットレベルVoffsetを設定することを特徴と
する。
【0031】この構成によれば、オフセット発生用のM
OSトランジスタのゲート電位を設定することによりセ
ンスアンプのオフセットレベルを設定することができる
ため、強誘電体メモリ装置の設計段階において、リファ
レンスレベルの設計を容易にすることが可能となる。
【0032】本発明の請求項8記載の強誘電体メモリ装
置は、請求項6記載の強誘電体メモリ装置において、第
3のP型MOSトランジスタのゲートに入力する電位を
設定するオフセット制御信号発生回路と、第3のP型M
OSトランジスタのゲートに接続されたパッドとをさら
に備えることを特徴とする。
【0033】この構成によれば、オフセット制御信号発
生回路およびパッドを設けたことにより、第3のP型M
OSトランジスタのゲート電位を調整することができ
る。これによって、センスアンプのオフセットレベルを
調整することが可能となる。その結果、強誘電体メモリ
装置の設計後においても容易にリファレンスレベルを変
更することができるため、量産化等におけるサンプルの
特性ばらつきに対して、常に読み出し動作のマージンを
確保することが可能となる。
【0034】本発明の請求項9記載の強誘電体メモリ装
置は、請求項8記載の強誘電体メモリ装置において、オ
フセット制御信号発生回路は、第1の所定の電圧と第2
の所定の電圧とが各々印加される第1および第2の端子
と、第1および第2の端子の間に直列に接続された複数
の抵抗と、複数の抵抗の各々に並列に接続された複数の
ヒューズと、複数の抵抗のいずれかの接続点よりオフセ
ット制御信号を出力する第3の端子とを備えることを特
徴とする。
【0035】この構成によれば、請求項8記載の強誘電
体メモリ装置と同様の作用を有するほか、設計後におい
ても。リファレンスレベルを調整することができるた
め、量産化等におけるサンプルの特性バラツキに対し
て、常に読み出し動作のマージンを確保することができ
る。
【0036】本発明の請求項10記載の強誘電体メモリ
装置は、請求項8記載の強誘電体メモリ装置において、
オフセット制御信号発生回路は、第1の所定の電圧と第
2の所定の電圧とが各々印加される第1および第2の端
子と、第1および第2の端子の間に直列に接続された複
数の抵抗と、複数の抵抗の各々に並列に接続された複数
のスイッチと、複数の抵抗のいずれかの接続点よりオフ
セット制御信号を出力する第3の端子と、複数のスイッ
チの設定を記憶する第2のメモリセルアレイと、第2の
メモリセルアレイのデータを読み出し、複数のスイッチ
のオン/オフを制御する手段と、第2のメモリセルアレ
イにチップ外部よりデータを書き込む手段と、第2のメ
モリセルアレイのデータをチップ外部に読み出す手段と
をさらに備えることを特徴とする。
【0037】この構成によれば、請求項8記載の強誘電
体メモリ装置と同様の作用を有するほか、切断加工を要
するヒューズを使用していないため、チップをパッケー
ジに封止したあとでも、オフセットレベルの設定するこ
とができる。
【0038】本発明の請求項11記載の強誘電体メモリ
装置は、請求項7記載の強誘電体メモリ装置において、
第3のN型MOSトランジスタのゲートに入力する電位
を設定するオフセット制御信号発生回路と、第3のN型
MOSトランジスタのゲートに接続されたパッドとをさ
らに備えている。
【0039】この構成によれば、オフセット制御信号発
生回路およびパッドを設けたことにより、第3のN型M
OSトランジスタのゲート電位を調整することができ
る。これによって、センスアンプのオフセットレベルを
調整することが可能となる。その結果、強誘電体メモリ
装置の設計後においても容易にリファレンスレベルを変
更することができるため、量産化等におけるサンプルの
特性ばらつきに対して、常に読み出し動作のマージンを
確保することが可能となる。
【0040】本発明の請求項12記載の強誘電体メモリ
装置は、請求項11記載の強誘電体メモリ装置におい
て、オフセット制御信号発生回路は、第1の所定の電圧
と第2の所定の電圧とが各々印加される第1および第2
の端子と、第1および第2の端子の間に直列に接続され
た複数の抵抗と、複数の抵抗の各々に並列に接続された
複数のヒューズと、複数の抵抗のいずれかの接続点より
オフセット制御信号を出力する第3の端子とを備えるこ
とを特徴とする。
【0041】この構成によれば、請求項11記載の強誘
電体メモリ装置と同様の作用を有するほか、設計後にお
いても。リファレンスレベルを調整することができるた
め、量産化等におけるサンプルの特性バラツキに対し
て、常に読み出し動作のマージンを確保することができ
る。
【0042】本発明の請求項13記載の強誘電体メモリ
装置は、請求項11記載の強誘電体メモリ装置におい
て、オフセット制御信号発生回路は、第1の所定の電圧
と第2の所定の電圧とが各々印加される第1および第2
の端子と、第1および第2の端子の間に直列に接続され
た複数の抵抗と、複数の抵抗の各々に並列に接続された
複数のスイッチと、複数の抵抗のいずれかの接続点より
オフセット制御信号を出力する第3の端子と、複数のス
イッチの設定を記憶する第2のメモリセルアレイと、第
2のメモリセルアレイのデータを読み出し、複数のスイ
ッチのオン/オフを制御する手段と、第2のメモリセル
アレイにチップ外部よりデータを書き込む手段と、第2
のメモリセルアレイのデータをチップ外部に読み出す手
段とを備えることを特徴とする。
【0043】この構成によれば、請求項11記載の強誘
電体メモリ装置と同様の作用を有するほか、切断加工を
要するヒューズを使用していないため、チップをパッケ
ージに封止したあとでも、オフセットレベルの設定する
ことができる。
【0044】本発明の請求項14記載の強誘電体メモリ
装置は、請求項2,3,4または5記載の強誘電体メモ
リ装置において、第1の制御端子と第2の制御端子を所
定の電圧にプリチャージする手段を備えることを特徴と
する。
【0045】この構成によれば、プリチャージ回路を設
けることにより、センスアンプの制御端子のプリチャー
ジが確実に行えるため、より高い精度で読み出し動作を
行うことができる。
【0046】本発明の請求項15記載の強誘電体メモリ
装置は、請求項1記載の強誘電体メモリ装置において、
第1のメモリセルアレイを構成するように第2のビット
線に第2のメモリセルトランジスタを介して接続された
第2の強誘電体キャパシタと、第1の強誘電体キャパシ
タのデータを読み出すときはセンスアンプの制御信号を
第2の制御端子に接続し、第2の強誘電体キャパシタの
データを読み出すときはセンスアンプの制御信号を第1
の制御端子に接続する選択回路とをさらに備えることを
特徴とする。
【0047】この構成によれば、選択回路を設けること
により、第1のビット線だけでなく第2のビット線に対
しても、メモリセルを接続してデータを読み出すことが
できるため、より高密度のメモリセルアレイを構成する
ことが可能となる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0049】図1は本発明の第1の実施の形態における
強誘電体メモリ装置の構成を示す回路図である。図1に
おいて、10Aはメモリセルアレイ、Tr1はメモリセ
ルトランジスタ、C1は強誘電体キャパシタ、MC1は
メモリセル、WL1はワード線、BL1,BL2はビッ
ト線、PL1はプレート線、20Aはセンスアンプ、2
1,22はP型MOSトランジスタ、23,24はN型
MOSトランジスタ、30はP型MOSトランジスタで
ある。
【0050】強誘電体キャパシタC1は一方の端子がプ
レート線PL1に接続され、もう一方の端子がメモリセ
ルトランジスタTr1のソース・ドレインに接続され
る。メモリセルトランジスタTr1は、ゲートがワード
線WL1に接続され、ソース・ドレインが強誘電体キャ
パシタC1とビット線BL1に接続されている。メモリ
セルMCは、強誘電体キャパシタC1とメモリセルトラ
ンジスタTr1より構成される単位を示す。また、メモ
リセルアレイ10は、複数のメモリセル、複数のワード
線、複数のビット線から構成されるブロックを示すが、
図1においてはそれらをすべて1つずつとしている。メ
モリセルMC1は、ワード線WL1により選択され、プ
レート線PL1を駆動することにより、ビット線BL1
に強誘電体キャパシタC1のデータが読み出される。
【0051】センスアンプ20Aは、クロスカップル型
のセンスアンプである。つまりP型MOSトランジスタ
21,22のゲートがそれぞれビット線BL2およびビ
ット線BL1に接続され、ドレインがそれぞれビット線
BL1およびビット線BL2に接続され、ソースがそれ
ぞれノード(第1の制御端子)SAP1およびノード
(第2の制御端子)SAP2に接続されている。ノード
SAP2にはセンスアンプ制御信号SAPが加えられ
る。
【0052】また、N型MOSトランジスタ23,24
のゲートがそれぞれビット線BL2およびビット線BL
1に接続され、ドレインがそれぞれビット線BL1およ
びビット線BL2に接続され、ソースがともにセンスア
ンプ制御信号SANが加えられるノード(第3の制御端
子)SAN0に接続されている。
【0053】そして、センスアンプ20Aは、センスア
ンプ制御信号SAPおよびSANにより、ビット線BL
1,BL2のデータを感知し、そのデータを増幅する。
【0054】P型MOSトランジスタ30は、ゲートが
オフセット制御信号OFSのラインに接続され、ソース
・ドレインがノードSAP1およびノードSAP2に接
続されている。センスアンプ制御信号SAPは、上述し
たように、ノードSAP2に接続されている。センスア
ンプ制御信号SAPの信号は、ノードSAP2には直接
伝達されるが、ノードSAP1に対しては、P型MOS
トランジスタ30を介して伝達される。
【0055】以下、本発明の第1の実施の形態における
強誘電体メモリ装置の読み出しの動作について図2を参
照しながら説明する。図2は第1の実施の形態における
強誘電体メモリ装置の動作を示すタイムシーケンス図
で、(a)は制御信号の電位、(b)はメモリセルデー
タ‘0’読み出し時のビット線BL1,BL2の電位、
(c)はメモリセルデータ‘1’読み出し時のビット線
BL1,BL2の電位である。
【0056】図2における制御信号のLow(ローレベ
ル)時の電位は接地電圧VSS、High(ハイレベ
ル)時の電位は電源電圧VDDとするが、内部電源回路
を使用している場合は、High時の電位を内部電圧V
INTにしてもよい。
【0057】また、ここでは、オフセット制御信号OF
Sの電位は接地電圧VSS一定とし、P型MOSトラン
ジスタ30のしきい値電圧Vtpの絶対値は、メモリセ
ルMC1のデータ‘0’読み出し時のビット線信号電圧
(接地電圧VSSを基準とする電位差)とデータ‘1’
読み出し時のビット線信号電圧(接地電圧VSSを基準
とする電位差)の中間値とする。
【0058】なお、本実施の形態ではビット線を接地電
圧VSSプリチャージとし、センスアンプ20AのN型
MOSトランジスタ23,24はデータ感知としては作
用しないため、センスアンプ制御信号SANの電位は接
地電圧VSS一定とする。
【0059】メモリセルMC1のデータが‘0’の場合
を説明する。制御信号のシーケンスは図2(a)、ビッ
ト線BL1,BL2のシーケンスは図2(b)である。
時間t0以前の段階で、ビット線BL1およびBL2を
接地電圧VSSにプリチャージしておく。
【0060】時間t0でワード線WL1をHighにし
て、メモリセルトランジスタTr1をオンし、時間t1
でプレート線PL1をHighにすると、強誘電体キャ
パシタC1の電荷がプレート線PL1とビット線BL1
の間で再分配されることにより、ビット線BL1に強誘
電体キャパシタC1の信号が読み出される。
【0061】つぎに、時間t2でセンスアンプ制御信号
SAPをLowからHighに遷移させる。ノードSA
P2はセンスアンプ制御信号SAPに直接接続されてい
るため、ノードSAP2の電位とセンスアンプ制御信号
SAPの電位は同じになる。一方、ノードSAP1はノ
ードSAP2の電位がP型MOSトランジスタ30のし
きい値電圧|Vtp|以上になるまで接地電圧VSSの
ままである。
【0062】センスアンプ制御信号SAPの電位が|V
tp|を超えた時点で、P型MOSトランジスタ30が
オンし、ノードSAP1の電位がセンスアンプ制御信号
SAPに追随して上昇する。このときP型MOSトラン
ジスタ21のソースであるノードSAP1は、P型MO
Sトランジスタ22のソースであるノードSAP2より
も|Vtp|低い状態であり、この差がセンスアンプ2
0Aのオフセットレベルとなる。図2(b)中の点線が
そのオフセットレベルを示し、見かけ上のビット線BL
2の電位となる。
【0063】結局、このセンスアンプ20Aのオフセッ
トレベルは、ビット線BL1に対するリファレンスレベ
ルとなる。データ‘0’読み出し時では、ビット線BL
1の電位がオフセットレベルよりも小さいため、ビット
線BL1は接地電圧VSSに、ビット線BL2は電源電
圧VDDまで増幅される。
【0064】以上のような動作により、メモリセルMC
1のデータ‘0’を読み出すことができる。
【0065】また、メモリセルMC1のデータが‘1’
である場合は、図2(c)に示すようにビット線BL1
の信号電位が点線で示されるオフセットレベルよりも大
きいため、ビット線BL1は電源電圧VDDに、ビット
線BL2は接地電圧VSSにまで増幅され、データ
‘1’を読み出すことができる。
【0066】以上のように、ノードSAP1,SAP2
の間にP型MOSトランジスタ30を付加接続し、セン
スアンプ20Aにオフセットを発生させることにより、
ダミーセルを用いることなく、リファレンスレベルを発
生させることができる。
【0067】図3は本発明の第2の実施の形態における
強誘電体メモリ装置の構成を示す回路図である。図3に
おいて、10はメモリセルアレイ、Tr1はメモリセル
トランジスタ、C1は強誘電体キャパシタ、MC1はメ
モリセル、WL1はワード線、BL1,BL2はビット
線、DL1,DL2はデータ線、PL1はプレート線、
20Bはセンスアンプ、25,26はP型MOSトラン
ジスタ、30はP型MOSトランジスタである。
【0068】メモリセルアレイ10およびP型MOSト
ランジスタ30の構成は、第1の実施の形態を示す図1
と同様のものである。図1の構成と異なるのは、データ
線DL1,DL2が追加されている点と、センスアンプ
20Bにおいて、P型MOSトランジスタ25のゲート
がビット線BL1に、ドレインがデータ線DL1に、ソ
ースがノードSAP2に接続され、P型MOSトランジ
スタ26のゲートがビット線BL2に、ドレインがデー
タ線DL2に、ソースがノードSAP1に接続されてい
る点である。
【0069】第2の実施の形態の動作についても、図3
のP型MOSトランジスタ25を図1におけるP型MO
Sトランジスタ22、図3のP型MOSトランジスタ2
6を図1におけるP型MOSトランジスタ21と対応さ
せれば、第1の実施の形態の動作を示す図2と同様とな
る。つまり、P型MOSトランジスタ30により、セン
スアンプ制御信号SAPの伝達が、ノードSAP2より
もノードSAP1の方が遅くなり、センスアンプ20B
にオフセットが発生する。
【0070】以上のように、第2の実施の形態で示した
回路構成においても、P型MOSトランジスタ30によ
り、センスアンプ20Bにオフセットを発生でき、ダミ
ーセルを用いることなく、リファレンスレベルを発生で
きる。
【0071】図4は本発明の第3の実施の形態における
強誘電体メモリ装置の構成を示す回路図である。図4に
おいて、10Aはメモリセルアレイ、Tr1はメモリセ
ルトランジスタ、C1は強誘電体キャパシタ、MC1は
メモリセル、WL1はワード線、BL1,BL2はビッ
ト線、PL1はプレート線、20Aはセンスアンプ、2
1,22はP型MOSトランジスタ、23,24はN型
MOSトランジスタ、31はN型MOSトランジスタで
ある。
【0072】メモリセルアレイ10Aの構成は、第1の
実施の形態を示す図1と同様のものである。図1の構成
と異なるのは、センスアンプ20Aにおいて、P型MO
Sトランジスタ21,22のソースがともにセンスアン
プ制御信号SAPが加えられるノード(第3の制御端
子)SAP0に接続され、N型MOSトランジスタ2
3,24のソースがそれぞれノード(第1の制御端子)
SAN1およびノード(第2の制御端子)SAN2に接
続される点と、図1におけるP型MOSトランジスタ3
0の代わりにN型MOSトランジスタ31のゲートがオ
フセット制御信号OFSのラインに接続され、ソース・
ドレインがノードSAN1およびノードSAN2に接続
され、センスアンプ制御信号SANのラインがノードS
AN2に接続されている点である。
【0073】以下、本発明の第3の実施の形態における
強誘電体メモリ装置の読み出しの動作について図5を参
照しながら説明する。図5は第3の実施の形態の強誘電
体メモリ装置の動作を示すタイムシーケンス図で、
(a)は制御信号の電位、(b)はメモリセルデータ
‘0’読み出し時のビット線BL1,BL2の電位、
(c)はメモリセルデータ‘1’読み出し時のビット線
BL1,BL2の電位である。
【0074】図5における制御信号のLow時の電位は
接地電圧VSS、High時の電位は電源電圧VDDと
するが、内部電源回路を使用している場合は、High
時の電位を内部電圧VINTにしてもよい。
【0075】また、ここでは、オフセット制御信号OF
Sの電位は電源電圧VDD一定とし、N型MOSトラン
ジスタ31のしきい値電圧Vtnは、メモリセルMC1
のデータ‘0’読み出し時のビット線信号電圧(電源電
圧VDDを基準とする電位差)の絶対値とデータ‘1’
読み出し時のビット線信号電圧(電源電圧VDDを基準
とする電位差)の絶対値の中間値とする。
【0076】なお、本実施の形態ではビット線を電源電
圧VDDプリチャージとし、センスアンプ20AのP型
MOSトランジスタ21,22はデータ感知としては作
用しないため、センスアンプ制御信号SAPの電位は電
源電圧VDD一定とする。
【0077】メモリセルMC1のデータが‘0’の場合
を説明する。制御信号のシーケンスは図5(a)、ビッ
ト線BL1,BL2のシーケンスは図5(b)である。
時間t0以前の段階で、ビット線BL1およびBL2を
電源電圧VDDにプリチャージしておく。
【0078】時間t0でワード線WL1をHighにし
て、メモリセルトランジスタTr1をオンし、時間t1
でプレート線PL1をLowにすると、強誘電体キャパ
シタC1の電荷がプレート線PL1とビット線BL1の
間で再分配されることにより、ビット線BL1に強誘電
体キャパシタC1の信号が読み出される。
【0079】つぎに、時間t2でセンスアンプ制御信号
SANをHighからLowに遷移させる。ノードSA
N2はセンスアンプ制御信号SANに直接接続されてい
るため、ノードSAN2の電位とセンスアンプ制御信号
SANの電位は同じになる。一方、ノードSAN1はノ
ードSAN2の電位がVDD−Vtn以下になるまで電
源電圧VDDのままである。
【0080】センスアンプ制御信号SANの電位がVD
D−Vtnより下がった時点で、N型MOSトランジス
タ31がオンし、ノードSAN1の電位がセンスアンプ
制御信号SANに追随して下降する。このときN型MO
Sトランジスタ23のソースであるノードSAN1は、
N型MOSトランジスタ24のソースであるノードSA
N2よりもVtn高い状態であり、この差がセンスアン
プのオフセットレベルとなる。図5(b)中の点線がそ
のオフセットレベルを示し、見かけ上のビット線BL2
の電位となる。
【0081】結局、このセンスアンプのオフセットレベ
ルは、ビット線BL1に対するリファレンスレベルとな
る。データ‘0’読み出し時では、ビット線BL1の電
位がオフセットレベルよりも小さいため、ビット線BL
1は接地電圧VSSに、ビット線BL2は電源電圧VD
Dまで増幅される。
【0082】以上のような動作により、メモリセルMC
1のデータ‘0’を読み出すことができる。また、メモ
リセルMC1のデータが‘1’である場合は、図5
(c)に示すようにビット線BL1の信号電位が点線で
示されるオフセットレベルよりも大きいため、ビット線
BL1は電源電圧VDDに、ビット線BL2は接地電圧
VSSにまで増幅され、データ‘1’を読み出すことが
できる。
【0083】以上のように、ノードSAN1,SAN2
の間にN型MOSトランジスタ31を付加接続し、セン
スアンプ20Aにオフセットを発生させることにより、
ダミーセルを用いることなく、リファレンスレベルを発
生させることができる。
【0084】図6は本発明の第4の実施の形態における
強誘電体メモリ装置の構成を示す回路図である。図6に
おいて、10Aはメモリセルアレイ、Tr1はメモリセ
ルトランジスタ、C1は強誘電体キャパシタ、MC1は
メモリセル、WL1はワード線、BL1,BL2はビッ
ト線、DL1,DL2はデータ線、PL1はプレート
線、20Cはセンスアンプ、27,28はN型MOSト
ランジスタ、31はN型MOSトランジスタである。
【0085】メモリセルアレイ10AおよびN型MOS
トランジスタ31の構成は、第3の実施の形態を示す図
4と同様のものである。図4の構成と異なるのは、デー
タ線DL1,DL2が追加されている点と、センスアン
プ20Cにおいて、N型MOSトランジスタ27のゲー
トがビット線BL1に、ドレインがデータ線DL1に、
ソースがノードSAN2に接続され、N型MOSトラン
ジスタ28のゲートがビット線BL2に、ドレインがデ
ータ線DL2に、ソースがノードSAN1に接続されて
いる点である。
【0086】第4の実施の形態の動作についても、図6
のN型MOSトランジスタ27を図4におけるN型MO
Sトランジスタ25、図6のN型MOSトランジスタ2
8を図4におけるN型MOSトランジスタ24と対応さ
せれば、第3の実施の形態を示す図5と同様のものとな
る。つまり、N型MOSトランジスタ31により、セン
スアンプ制御信号SANの伝達が、ノードSAN2より
もノードSAN1の方が遅くなり、センスアンプ20C
にオフセットが発生する。
【0087】以上のように、第4の実施の形態で示した
回路構成においても、N型MOSトランジスタ31によ
り、センスアンプにオフセットを発生でき、ダミーセル
を用いることなく、リファレンスレベルを発生できる。
【0088】つぎに、本発明の第1または第2の実施の
形態における強誘電体メモリ装置のオフセットレベル設
定について図7を参照しながら説明する。
【0089】図7は、図1または図3のP型MOSトラ
ンジスタ30のゲート入力であるオフセット制御信号O
FSの電位Vgとセンス動作時のオフセットレベルVo
ffsetの関係を示したグラフである。横軸はオフセ
ット制御信号OFSの電位Vg、縦軸はセンス動作時の
オフセットレベルVoffsetである。
【0090】オフセットレベルVoffsetは、P型
MOSトランジスタ30におけるトランジスタがオンす
るソースの電位となる。例えば、ゲート入力が接地電圧
VSSの場合は、ソース電位を−Vtpにすれば、P型
MOSトランジスタ30がオンするため、オフセットレ
ベルVoffsetは−Vtpとなる。
【0091】結局、オフセットレベルVoffset
は、P型MOSトランジスタ30のゲート電位をVg、
P型MOSトランジスタ30のしきい値電圧をVtpと
したとき、 Voffset=Vg−Vtp で表される。
【0092】上記第1または第2の実施の形態の強誘電
体メモリ装置の動作説明では、P型MOSトランジスタ
30のしきい値電圧Vtpの絶対値を、メモリセルMC
1のデータ‘0’読み出し時のビット線信号電圧(接地
電圧VSSを基準とする電位差)とデータ‘1’読み出
し時のビット線信号電圧(接地電圧VSSを基準とする
電位差)の中間値としたが、あらかじめ、メモリセルM
C1のデータ‘0’読み出し時のビット線信号電圧と、
データ‘1’読み出し時のビット線信号電圧、そしてP
型MOSトランジスタ30のしきい値電圧Vtpが分か
れば、図7に示した関係より最適なオフセット制御信号
OFSの電位Vgを設定することができる。
【0093】つぎに、本発明の第3または第4の実施の
形態における強誘電体メモリ装置のオフセットレベル設
定について図8を参照しながら説明する。
【0094】図8は、図4または図6のN型MOSトラ
ンジスタ31のゲート入力であるオフセット制御信号O
FSの電位とセンス動作時のオフセットレベルVoff
setの関係を示したグラフである。横軸はオフセット
制御信号OFSの電位Vg、縦軸はセンス動作時のオフ
セットレベルVoffsetである。
【0095】オフセットレベルVoffsetは電源電
圧VDDを基準としてある。オフセットレベルVoff
setは、N型MOSトランジスタ31におけるトラン
ジスタがオンするソースの電位をVsonとしたとき、
Vson−VDDとなる。例えば、ゲート入力が電源電
圧VDDの場合は、ソース電位をVDD−Vtnにすれ
ば、N型MOSトランジスタがオンするため、オフセッ
トレベルVoffsetは−Vtnとなる。
【0096】結局、オフセットレベルVoffset
は、N型MOSトランジスタ31のゲート電位をVg、
N型MOSトランジスタ31のしきい値電圧をVtn、
電源電圧VDDとしたとき、 Voffset=(Vg−Vtn)−VDD で表される。
【0097】上記第3または第4の実施の形態の強誘電
体メモリ装置の動作説明では、N型MOSトランジスタ
31のしきい値電圧Vtnを、メモリセルMC1のデー
タ‘0’読み出し時のビット線信号電圧(電源電圧VD
Dを基準とする電位差)の絶対値とデータ‘1’読み出
し時のビット線信号電圧(電源電圧VDDを基準とする
電位差)の絶対値の中間値としたが、あらかじめ、メモ
リセルMC1のデータ‘0’読み出し時のビット線信号
電圧と、データ‘1’読み出し時のビット線信号電圧、
そしてN型MOSトランジスタ31のしきい値電圧Vt
nが分かれば、図8に示した関係より最適なオフセット
制御信号OFSの電位Vgを設定することができる。
【0098】つぎに、本発明の第5の実施の形態におけ
る強誘電体メモリ装置について、図9を参照しながら説
明する。
【0099】図9は、本発明の第1〜第4の実施の形態
の強誘電体メモリ装置の回路図を示す図1、図3、図
4、図6におけるオフセット制御信号OFSを発生する
回路を示す回路図である。図9において、R1〜R6は
抵抗、F1〜F6はヒューズ、60Aはパッドである。
上記の抵抗およびヒューズの数は任意であるが、図9で
は6つの場合を示している。
【0100】抵抗R1〜R6は、電源電圧VDDと接地
電圧VSSの間に直列に接続されている。ヒューズF1
〜F6はそれぞれ抵抗R1〜R6に並列に接続されてい
る。オフセット制御信号OFSは抵抗R3と抵抗R4の
間、すなわち抵抗R3,R4の接続点から出力される。
パッド60Aはオフセット制御信号OFSに接続され、
チップ外部よりオフセット制御信号OFSを観測するこ
とと、チップ外部よりオフセット制御信号OFSに所定
の電圧を印加することを可能とする。
【0101】抵抗R1〜R6の抵抗をヒューズF1〜F
6の抵抗よりも大きくすることにより、ヒューズF1〜
F6を切断するか否かで、オフセット制御信号OFSの
電位を電源電圧VDDから接地電圧VSSまで任意に設
定することができる。例えば、ヒューズF1〜F4を切
断すれば、オフセット制御信号OFSの電位は、 (R4/(R1+R2+R3+R4))×VDD に設定される。
【0102】なお、図9では、電源電圧VDDと接地電
圧VSSの間に抵抗R1〜R6を直列接続しているが、
電源電圧VDDの代わりに内部電圧VINT、接地電圧
VSSの代わりに基板電圧VBB等の負の電圧を用いて
もよい。特に、接地電圧VSSの代わりに基板電圧VB
B等の負の電圧を用いた場合は、第1および第2の実施
の形態において、図7に示すオフセット制御信号OFS
とオフセットレベルの関係より、オフセットレベルを0
Vまで設定することが可能となる。また、抵抗R1〜R
6の変わりにノーマリーオンのトランジスタを用いても
同様の効果が得られる。
【0103】つぎに、図9のオフセット制御信号発生回
路の使用方法について説明する。まず、パッド60Aに
チップ外部よりさまざまな電圧を印加しながら強誘電体
メモリ装置の読み出し動作の試験を行う。その結果、試
験対象のチップに対して最適なオフセット制御信号OF
Sの設定電位を検出することができる。つぎに、その設
定電位をもとにヒューズF1〜F6をレーザーカッター
等を用いて切断すれば、その試験対象のチップに対して
最適なオフセット制御信号OFSの電圧を設定すること
ができる。そして、上記の手続きの1チップ毎に行え
ば、1チップ毎に最適なオフセット制御信号OFSの電
位を設定することができる。
【0104】なお、パッド60Aは上記ではチップ外部
から電圧を印加する手段として用いていたが、パッド6
0Aを介してオフセット制御信号OFSの電位を測定す
ることで、オフセット制御信号発生回路が所望のオフセ
ット制御信号OFSを発生しているかどうかの試験を行
うことも可能となる。
【0105】以上のように、図9のオフセット制御信号
発生回路を用いることにより、設計後においてもリファ
レンスレベルを調整することができるため、量産化等に
おけるサンプルの特性バラツキに対して、常に読み出し
動作のマージンを確保することができる。
【0106】つぎに、本発明の第6の実施の形態におけ
る強誘電体メモリ装置について、図10、図11を参照
しながら説明する。
【0107】図10は、本発明の第1〜第4の実施の形
態の強誘電体メモリ装置の回路図を示す図1、図3、図
4、図6におけるオフセット制御信号OFSを発生させ
る回路を示すブロック図である。図10において、60
Bはパッド、70はオフセット制御信号発生回路、80
はオフセット設定用メモリセルアレイ、90はオフセッ
ト設定回路、100は書き込み回路、110は読み出し
回路である。
【0108】パッド60Bの構成は、上記第5の実施の
形態の強誘電体メモリ装置を示す図9と同様のものであ
る。オフセット制御信号発生回路70は、オフセット制
御信号OFSを発生する回路である。オフセット設定用
メモリセルアレイ80は、本体メモリセルとは別に設け
られたオフセット設定データを格納するメモリセルアレ
イである。オフセット設定回路90は、オフセット設定
用メモリセルアレイ80のデータを読み出し、そのデー
タにもとづいてオフセット制御信号発生回路70の設定
を行う回路である。書き込み回路100は、チップ外部
より入力されるデータをオフセット設定用メモリセルア
レイ80に書きこむ回路である。読み出し回路110
は、オフセット設定用メモリセルアレイ80のデータを
チップ外部に読み出す回路である。なお、書き込み回路
100および読み出し回路110における、チップ外部
から入出力されるデータは、図10においてI/Oと示
してある。
【0109】図11は、図10におけるオフセット制御
信号発生回路70の具体構成を示す回路図である。図1
1において、R1〜R6は抵抗、SW71〜SW76は
スイッチ、71〜76はインバータ、71a〜76aは
N型MOSトランジスタ、71b〜76bはP型MOS
トランジスタである。上記の抵抗、スイッチ、インバー
タの数は任意であるが、図11では6つの場合を示して
いる。また、制御信号RO1〜RO6は、図10におけ
るオフセット設定回路90より出力される。
【0110】抵抗R1〜R6は、電源電圧VDDと接地
電圧VSSの間に直列に接続されている。オフセット制
御信号OFSは抵抗R3と抵抗R4の間、すなわち抵抗
R3,R4の接続点から出力される。インバータ71〜
76はそれぞれ制御信号RO1〜RO6を入力とし、制
御信号RO1〜RO6の反転データを出力する。
【0111】スイッチSW71〜SW76はそれぞれ抵
抗R1〜R6に並列に接続され、N型MOSトランジス
タ71a〜76aのゲート入力はそれぞれインバータ7
1〜76の出力とし、P型MOSトランジスタ71b〜
76bのゲート入力はそれぞれ制御信号RO1〜RO6
としている。
【0112】制御信号RO1〜RO6をHighにする
ことにより、それぞれスイッチSW71〜SW76をオ
ンすることができる。また、制御信号RO1〜RO6を
Lowにすることにより、それぞれスイッチSW71〜
SW76をオフすることができる。
【0113】抵抗R1〜R6の抵抗をスイッチSW71
〜SW76のオン抵抗よりも大きくすることにより、ス
イッチSW71〜SW76のオン/オフ状態により、オ
フセット制御信号OFSの電位を電源電圧VDDから接
地電圧VSSまで任意に設定することができる。例え
ば、制御信号RO1〜RO4をHigh、RO5〜RO
6をLowにすると、オフセット制御信号OFSの電位
は、 (R4/(R1+R2+R3+R4))×VDD に設定される。
【0114】なお、図11では、電源電圧VDDと接地
電圧VSSの間に抵抗R1〜R6を直列接続している
が、電源電圧VDDの代わりに内部電圧VINT、接地
電圧VSSの代わりに基板電圧VBB等の負の電圧を用
いてよい。特に、接地電圧VSSの代わりに基板電圧V
BB等の負の電圧を用いた場合は、第1および第2の実
施の形態において、図7に示すオフセット制御信号OF
Sとオフセットレベルの関係より、オフセットレベルを
0Vまで設定することが可能となる。また、抵抗R1〜
R6の変わりにノーマリーオンのトランジスタを用いて
も同様の効果が得られる。
【0115】つぎに、オフセット制御信号OFSの設定
および図10、図11のオフセット制御信号発生回路の
使用方法について説明する。
【0116】まず、オフセット制御信号OFSの設定に
ついて説明する。所望のオフセットレベルにもとづいた
制御信号RO1〜RO6のデータをI/O端子より、書
き込み回路100を通じて、オフセット設定用メモリセ
ルアレイ80に書き込む。オフセット設定回路90は、
そのデータをオフセット設定用メモリセルアレイ80か
ら読み出し、オフセット制御信号発生回路70に制御信
号RO1〜RO6を出力する。オフセット制御信号発生
回路70では、上で説明したように、制御信号RO1〜
RO6の信号にもとづいてオフセット制御信号OFSを
発生する。以上の方法により、外部よりオフセット制御
信号OFSを設定することができる。
【0117】つぎに、図10、図11のオフセット制御
信号発生回路の使用方法について説明する。まず、上で
説明したオフセット制御信号OFSの設定方法により、
さまざまなオフセット制御信号OFSの電位を設定しな
がら強誘電体メモリ装置の読み出し動作の試験を行う。
その結果、試験対象のチップに対して最適なオフセット
制御信号OFSの設定電位を検出することができる。つ
ぎに、その設定電位を再度設定すれば、その試験対象の
チップに対して最適なオフセット制御信号OFSの電位
を設定することができる。そして、上記の手続きの1チ
ップ毎に行えば、1チップ毎に最適なオフセット制御信
号OFSの電圧を設定することができる。
【0118】なお、読み出し回路110は、オフセット
設定用メモリセルアレイ80のデータを外部に出力する
回路である。この回路の使用により、オフセット設定用
メモリセルアレイ80に正しくデータを書き込むことが
できたか否かを試験することができる。
【0119】また、パッド60Bは、上記オフセット制
御信号OFSの設定方法を用いなくともチップ外部から
オフセット制御信号OFSの電圧を印加することを可能
とする。パッド60Bを用いて、外部よりさまざまな電
圧を印加しながら強誘電体メモリ装置の読み出し動作の
試験を行ない、最適なオフセット制御信号OFSの電位
を検出してもよい。その他に、パッド60Bを介してオ
フセット制御信号OFSの電位を測定することで、オフ
セット制御信号発生回路70が所望のオフセット制御信
号OFSの電位を発生しているか否かの試験を行うこと
も可能となる。
【0120】以上のように、図10、図11のオフセッ
ト制御信号発生回路を用いることにより、設計後におい
てもリファレンスレベルを調整することができるため、
量産化等におけるサンプルの特性バラツキに対して、常
に読み出し動作のマージンを確保することができる。
【0121】また、図10、図11の回路を用いたとき
の特徴として、切断加工を必要とするヒューズを用いて
いないため、チップをパッケージに封止したあとでも、
オフセット制御信号OFSの電位を設定することができ
る。
【0122】図12は本発明の第7の実施の形態におけ
る強誘電体メモリ装置の構成を示す回路図である。図1
2において、10Bはメモリセルアレイ、Tr1,Tr
2はメモリセルトランジスタ、C1,C2は強誘電体キ
ャパシタ、MC1,MC2はメモリセル、WL1,WL
2はワード線、BL1,BL2はビット線、PL1,P
L2はプレート線、20Aはセンスアンプ、21,22
はP型MOSトランジスタ、23,24はN型MOSト
ランジスタ、30はP型MOSトランジスタ、40はプ
リチャージ回路、41,42はN型MOSトランジス
タ、50は選択回路、SW1,SW2はスイッチ、51
はインバータ、52,55はN型MOSトランジスタ、
53,54はP型MOSトランジスタである。
【0123】メモリセルトランジスタTr1、強誘電体
キャパシタC1、メモリセルMC1、ワード線WL1、
ビット線BL1,BL2、プレート線PL1、センスア
ンプ20A、P型MOSトランジスタ21,22、N型
MOSトランジスタ23,24、P型MOSトランジス
タ30の構成は、第1の実施の形態を示す図1と同様の
ものである。
【0124】図1の構成と異なるのは、メモリセルアレ
イ10Bにおいて、メモリセルトランジスタTr2、強
誘電体キャパシタC2、メモリセルMC2、ワード線W
L2、プレート線PL2を付加した点と、プリチャージ
回路40および選択回路50を付加した点である。
【0125】メモリセルMC2がメモリセルMC1と異
なる点は、メモリセルトランジスタTr2の一方のソー
ス・ドレインがビット線BL2に接続されている点であ
る。メモリセルMC2は、ワード線WL2により選択さ
れ、プレート線PL2を駆動することにより、ビット線
BL2に強誘電体キャパシタC2のデータが読み出され
る。
【0126】プリチャージ回路40は、ノードSAP
1,SAP2を接地電圧VSSにプリチャージする回路
である。N型MOSトランジスタ41,42のゲートは
ともにプリチャージ信号SPCに接続され、ソースはと
もに接地電圧VSSに接続され、ドレインはそれぞれノ
ードSAP1およびSAP2に接続される。プリチャー
ジ信号SPCをHighにすることにより、N型MOS
トランジスタ41,42をオンして、ノードSAP1お
よびSAP2を接地電圧VSSにプリチャージする。
【0127】選択回路50は、センスアンプ制御信号S
APをノードSAP1に接続するかノードSAP2に接
続するかを選択する回路である。インバータ51は選択
信号SELを入力とし、選択信号SELの反転信号を出
力する。
【0128】スイッチSW1はN型MOSトランジスタ
52のゲートをインバータ51の出力、P型MOSトラ
ンジスタ53のゲートを選択信号SELとするトランス
ミッションゲートで、センスアンプ制御信号SAPをノ
ードSAP1に接続する。スイッチSW2はP型MOS
トランジスタ54のゲートをインバータ51の出力、N
型MOSトランジスタ55のゲートを選択信号SELと
するトランスミッションゲートで、センスアンプ制御信
号SAPをノードSAP2に接続する。
【0129】選択信号SELの入力がLowの場合はス
イッチSW1がオン、スイッチSW2がオフとなり、セ
ンスアンプ制御信号SAPをノードSAP1に接続す
る。また、選択信号SELの入力がHighの場合はス
イッチSW1がオフ、スイッチSW2がオンとなり、セ
ンスアンプ制御信号SAPをノードSAP2に接続す
る。リファレンスレベルを調整することができるため、
量産化等におけるサンプルの特性バラツキに対して、常
に読み出し動作のマージンを確保することができる。
【0130】以下、本発明の第7の実施の形態における
強誘電体メモリ装置の読み出しの動作について図13を
参照しながら説明する。図13は第7の実施の形態の強
誘電体メモリ装置の動作を示すタイムシーケンス図で、
(a)は制御信号の電位、(b)はメモリセルデータ
‘0’読み出し時のビット線BL1,BL2の電位、
(c)はメモリセルデータ‘1’読み出し時のビット線
BL1,BL2の電位である。
【0131】ここでは、メモリセルMC1のデータを読
み出す場合を説明する。図13における制御信号のLo
w時の電位は接地電圧VSS、High時の電位は電源
電圧VDDとするが、内部電源回路を使用している場合
は、High時の電位を内部電圧VINTにしてもよ
い。また、ここでは、オフセット制御信号OFSの電位
は接地電圧VSS一定とし、P型MOSトランジスタ3
0のしきい値電圧Vtpの絶対値は、メモリセルMC1
のデータ‘0’読み出し時のビット線信号電圧(接地電
圧VSSを基準とする電位差)とデータ‘1’読み出し
時のビット線信号電圧(接地電圧VSSを基準とする電
位差)の中間値とする。
【0132】なお、本実施の形態ではビット線を接地電
圧VSSプリチャージとし、センスアンプ20AのN型
MOSトランジスタ23、24はデータ感知としては作
用しないため、センスアンプ制御信号SANの電位は接
地電圧VSS一定とする。
【0133】メモリセルMC1のデータが‘0’の場合
を説明する。制御信号のシーケンスは図13(a)、ビ
ット線BL1,BL2のシーケンスは図13(b)であ
る。時間t0以前の段階で、ビット線BL1およびBL
2を接地電圧VSSにプリチャージしておく。
【0134】なお、時間t0,t1,t2の動作につい
ては、第1の実施の形態の動作を示す図2と同様である
ため、説明を簡略する。
【0135】時間t0,t1を経て、メモリセルMC1
のデータをビット線BL1に読み出したあと、時間ta
で、プリチャージ信号SPCをHighにすると、N型
MOSトランジスタ41,42がオンして、ノードSA
P1,SAP2を接地電圧VSSにプリチャージする。
【0136】つぎに、時間tbで選択信号SELをHi
ghにして、スイッチSW1をオフ、スイッチSW2を
オンにする。この選択動作により、ノードSAP2はセ
ンスアンプ制御信号SAPに接続され、ノードSAP1
はP型MOSトランジスタ30を介してセンスアンプ制
御信号SAPに接続される。その後はt2でセンスアン
プ制御信号SAPを駆動することにより、ビット線BL
1,BL2のデータを増幅する。
【0137】メモリセルMC2のデータを読み出すとき
は、ワード線の選択をWL1からWL2に、プレート線
の選択をPL1からPL2に、選択信号SELのHig
h入力をLow入力に変更すればよい。選択信号SEL
のHigh入力をLow入力に変更することによって、
選択回路50において、スイッチSW1がオン、スイッ
チSW2がオフとなり、ノードSAP1はセンスアンプ
制御信号SAPに接続され、ノードSAP2はP型MO
Sトランジスタ30を介してセンスアンプ制御信号SA
Pに接続される。また、メモリセルMC2のデータはビ
ット線BL2に読み出される。
【0138】なお、上記動作では、選択信号SELの起
動をプリチャージ信号SPCのあとに行ったが、プリチ
ャージ信号SPCに先だって行ってもよい。また、選択
信号SELの起動とプリチャージ信号SPCの起動をワ
ード線WL1の起動とプレート線PL1の起動のあとに
行ったが、ワード線WL1の起動とプレート線PL1の
起動に先だって行ってもよい。
【0139】プリチャージ回路40を設けることによ
り、第1の実施の形態の強誘電体メモリ装置に対して、
ノードSAP1およびSAP2のプリチャージが確実に
行えるため、読み出し精度の高い回路構成を実現でき
る。
【0140】また、選択回路50を設けることにより、
第1の実施の形態の強誘電体メモリ装に対して、ビット
線BL2にもメモリセルを接続してデータを読み出すこ
とができるため、より高密度のメモリセルアレイを実現
することができる。
【0141】なお、上記第7の実施の形態の強誘電体メ
モリは、上記第1の実施の形態の強誘電体メモリ装置に
プリチャージ回路40および選択回路50を付加した構
成としているが、上記第2〜第4の実施の形態の強誘電
体メモリ装置に対してもプリチャージ回路40および選
択回路50を付加することで、同様の効果が得られるこ
とは明白である。このとき、第3および第4の実施の形
態の強誘電体メモリ装置では、プリチャージ回路40の
構成として、N型MOSトランジスタ41,42の代わ
りにP型MOSトランジスタを用い、電源電圧VDDに
プリチャージする構成にする等の変更が必要である。
【0142】ここで、各実施の形態の効果について説明
する。
【0143】上記第1または第2の実施の形態の強誘電
体メモリ装置によると、P型MOSトランジスタ30に
よりセンスアンプ20Aまたは20Bにオフセットレベ
ルを発生するため、ダミーセルを用いることなくリファ
レンスレベルを発生させることができる。そのため、メ
モリセルとダミーセルのアクセス頻度の違いによる、リ
ファレンスレベルの変動の問題は発生しない。また、ダ
ミーセルに所定のデータを書き込む期間も必要としな
い。したがって、高速かつ信頼性の高い強誘電体メモリ
装置が可能となる。
【0144】上記第3または第4の実施の形態の強誘電
体メモリ装置によると、N型MOSトランジスタ31に
よりセンスアンプ20Aまたは20Cにオフセットレベ
ルを発生するため、ダミーセルを用いることなくリファ
レンスレベルを発生させることができる。そのため、メ
モリセルとダミーセルのアクセス頻度の違いによる、リ
ファレンスレベルの変動の問題は発生しない。また、ダ
ミーセルに所定のデータを書き込む期間も必要としな
い。したがって、信頼性の高い強誘電体メモリ装置が可
能となる。
【0145】また、オフセットレベルの設定について
は、オフセット制御信号OFSの電位を変えることによ
り、オフセットレベルを変更することができるため、強
誘電体メモリ装置の設計段階において、リファレンスレ
ベルの設計を容易にすることが可能となる。
【0146】上記第5または第6の実施の形態の強誘電
体メモリ装置によると、抵抗R1〜R6とヒューズF1
〜F6あるいはスイッチSW71〜SW76を用いるこ
とにより、強誘電体メモリ装置の設計後においても容易
にリファレンスレベルを変更することができるため、量
産化等におけるサンプルの特性ばらつきに対して、常に
読み出し動作のマージンを確保することが可能となる。
【0147】上記第7の実施の形態の強誘電体メモリ装
置によると、上記第1〜第4の実施の形態の強誘電体メ
モリ装置の特徴に加え、プリチャージ回路40を設ける
ことにより、ノードSAP1およびノードSAP2のプ
リチャージが確実に行えるため、より高い精度で読み出
し動作を行うことが可能となる。また、選択回路50を
設けることによりビット線BL2に対してもメモリセル
を接続してデータを読み出すことができるため、より高
密度のメモリセルアレイを構成することが可能となる。
【0148】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項5記載の強誘
電体メモリ装置によれば、センスアンプの制御端子間に
トランジスタを付加することにより、ダミーセルを用い
ることなくリファレンスレベルを発生させることができ
るため、高速かつ信頼性の高い強誘電体メモリ装置が可
能となる。
【0149】本発明の請求項6または請求項7の強誘電
体メモリ装置によれば、オフセット発生用のMOSトラ
ンジスタのゲート電位を設定することによりセンスアン
プのオフセットレベルを設定することができるため、強
誘電体メモリ装置の設計段階において、リファレンスレ
ベルの設計を容易にすることが可能となる。
【0150】本発明の請求項8記載の強誘電体メモリ装
置によれば、オフセット制御信号発生回路およびパッド
を設けたことにより、第3のP型MOSトランジスタの
ゲート電位を調整することができる。これによって、セ
ンスアンプのオフセットレベルを調整することが可能と
なる。その結果、強誘電体メモリ装置の設計後において
も容易にリファレンスレベルを変更することができるた
め、量産化等におけるサンプルの特性ばらつきに対し
て、常に読み出し動作のマージンを確保することが可能
となる。
【0151】本発明の請求項9記載の強誘電体メモリ装
置によれば、請求項8記載の強誘電体メモリ装置と同様
の効果を奏するほか、設計後においても。リファレンス
レベルを調整することができるため、量産化等における
サンプルの特性バラツキに対して、常に読み出し動作の
マージンを確保することができる。
【0152】本発明の請求項10記載の強誘電体メモリ
装置によれば、請求項8記載の強誘電体メモリ装置と同
様の効果を奏するほか、切断加工を要するヒューズを使
用していないため、チップをパッケージに封止したあと
でも、オフセットレベルの設定することができる。
【0153】本発明の請求項11記載の強誘電体メモリ
装置によれば、オフセット制御信号発生回路およびパッ
ドを設けたことにより、第3のN型MOSトランジスタ
のゲート電位を調整することができる。これによって、
センスアンプのオフセットレベルを調整することが可能
となる。その結果、強誘電体メモリ装置の設計後におい
ても容易にリファレンスレベルを変更することができる
ため、量産化等におけるサンプルの特性ばらつきに対し
て、常に読み出し動作のマージンを確保することが可能
となる。
【0154】本発明の請求項12記載の強誘電体メモリ
装置によれば、請求項11記載の強誘電体メモリ装置と
同様の効果を奏するほか、設計後においても。リファレ
ンスレベルを調整することができるため、量産化等にお
けるサンプルの特性バラツキに対して、常に読み出し動
作のマージンを確保することができる。
【0155】本発明の請求項13記載の強誘電体メモリ
装置によれば、請求項11記載の強誘電体メモリ装置と
同様の効果を奏するほか、切断加工を要するヒューズを
使用していないため、チップをパッケージに封止したあ
とでも、オフセットレベルの設定することができる。
【0156】本発明の請求項14の強誘電体メモリ装置
によれば、プリチャージ回路を設けることにより、セン
スアンプの制御端子のプリチャージが確実に行えるた
め、より高い精度で読み出し動作を行うことができる。
【0157】本発明の請求項15の強誘電体メモリ装置
によれば、選択回路を設けることにより、第1のビット
線だけでなく第2のビット線に対しても、メモリセルを
接続してデータを読み出すことができるため、より高密
度のメモリセルアレイを構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における強誘電体メ
モリ装置の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における強誘電体メ
モリ装置の動作を示すタイムシーケンス図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における強誘電体メ
モリ装置の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態における強誘電体メ
モリ装置の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態における強誘電体メ
モリ装置の動作を示すタイムシーケンス図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態における強誘電体メ
モリ装置の構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第1または第2の実施の形態における
強誘電体メモリ装置のオフセットレベル設定について、
オフセット設定信号OFSとオフセットレベルの関係を
示すグラフである。
【図8】本発明の第3または第4の実施の形態における
強誘電体メモリ装置のオフセットレベル設定について、
オフセット設定信号OFSとオフセットレベルの関係を
示すグラフである。
【図9】本発明の第5の実施の形態における強誘電体メ
モリ装置の構成を示す回路図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態における強誘電体
メモリ装置の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態における強誘電体
メモリ装置の構成を示す回路図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態における強誘電体
メモリ装置の構成を示す回路図である。
【図13】本発明の第7の実施の形態における強誘電体
メモリ装置の動作を示すタイムシーケンス図である。
【図14】従来の強誘電体メモリ装置を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
10A,10B メモリセルアレイ 20A,20B,20C センスアンプ 21,22,25,26 P型MOSトランジスタ 23,24,27,28 N型MOSトランジスタ 30 P型MOSトランジスタ 31 N型MOSトランジスタ 40 プリチャージ回路 41,42 N型MOSトランジスタ 50 選択回路 51 インバータ 52,55 N型MOSトランジスタ 53,54 P型MOSトランジスタ 60A,60B パッド 70 オフセット制御信号発生回路 71〜76 インバータ 74a〜76a N型MOSトランジスタ 74b〜76b P型MOSトランジスタ 80 オフセット設定用メモリセルアレイ 90 オフセット設定回路 100 書き込み回路 110 読み出し回路 MC,MC1,MC2 メモリセル DMC ダミーメモリセル C,DC,C1,C2 強誘電体キャパシタ Tr,DTr,Tr1,Tr2 メモリセルトランジ
スタ WL,DWL,WL1,WL2 ワード線 BL1,BL2 ビット線 DL1,DL2 データ線 PL,DPL,PL1,PL2 プレート線 SAP0,SAP1,SAP2 ノード SAN0,SAN1,SAN2 ノード SW1,SW2,SW71〜SW76 スイッチ R1〜R6 抵抗 F1〜F6 ヒューズ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のビット線と、第1のメ
    モリセルアレイを構成するように前記第1のビット線に
    第1のメモリセルトランジスタを介して接続された第1
    の強誘電体キャパシタと、前記第1および第2のビット
    線に接続され、前記第1および第2のビット線に対応し
    た第1および第2の制御端子を有するセンスアンプと、
    前記第1の制御端子と前記第2の制御端子の間に接続さ
    れて前記センスアンプにオフセットを与えるトランジス
    タとを備えた強誘電体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記センスアンプは、ゲートが前記第2
    のビット線に、ドレインが前記第1のビット線に、ソー
    スが前記第1の制御端子に接続される第1のP型MOS
    トランジスタと、ゲートが前記第1のビット線に、ドレ
    インが前記第2のビット線に、ソースが前記第2の制御
    端子に接続される第2のP型MOSトランジスタと、ゲ
    ートが前記第2のビット線に、ドレインが前記第1のビ
    ット線に、ソースが第3の制御端子に接続される第1の
    N型MOSトランジスタと、ゲートが前記第1のビット
    線に、ドレインが前記第2のビット線に、ソースが前記
    第3の制御端子に接続される第2のN型MOSトランジ
    スタとから構成され、 前記トランジスタは、ソース・ドレインが前記第1およ
    び第2の制御端子に接続される第3のP型MOSトラン
    ジスタからなり、前記第2の制御端子に前記センスアン
    プの制御信号が入力されることを特徴とする請求項1記
    載の強誘電体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記センスアンプは、ゲートが前記第2
    のビット線に、ドレインが第1のデータ線に、ソースが
    前記第1の制御端子に接続される第1のP型MOSトラ
    ンジスタと、ゲートが前記第1のビット線に、ドレイン
    が第2のデータ線に、ソースが前記第2の制御端子に接
    続される第2のP型MOSトランジスタとから構成さ
    れ、 前記トランジスタは、ソース・ドレインが前記第1およ
    び第2の制御端子に接続される第3のP型MOSトラン
    ジスタからなり、前記第2の制御端子に前記センスアン
    プの制御信号が入力されることを特徴とする請求項1記
    載の強誘電体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記センスアンプは、ゲートが前記第2
    のビット線に、ドレインが第1のビット線に、ソースが
    前記第1の制御端子に接続される第1のN型MOSトラ
    ンジスタと、ゲートが前記第1のビット線に、ドレイン
    が第2のビット線に、ソースが前記第2の制御端子に接
    続される第2のN型MOSトランジスタと、ゲートが前
    記第2のビット線に、ドレインが前記第1のビット線
    に、ソースが第3の制御端子に接続される第1のP型M
    OSトランジスタと、ゲートが前記第1のビット線に、
    ドレインが前記第2のビット線に、ソースが前記第3の
    制御端子に接続される第2のP型MOSトランジスタと
    から構成され、 前記トランジスタは、ソース・ドレインが前記第1およ
    び第2の制御端子に接続される第3のN型MOSトラン
    ジスタからなり、前記第2の制御端子に前記センスアン
    プの制御信号が入力されることを特徴とする請求項1記
    載の強誘電体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 前記センスアンプは、ゲートが前記第2
    のビット線に、ドレインが第1のデータ線に、ソースが
    前記第1の制御端子に接続される第1のN型MOSトラ
    ンジスタと、ゲートが前記第1のビット線に、ドレイン
    が第2のデータ線に、ソースが前記第2の制御端子に接
    続される第2のN型MOSトランジスタとから構成さ
    れ、 前記トランジスタは、ソース・ドレインが前記第1およ
    び第2の制御端子に接続される第3のN型MOSトラン
    ジスタからなり、前記第2の制御端子に前記センスアン
    プの制御信号が入力されることを特徴とする請求項1記
    載の強誘電体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 前記第3のP型MOSトランジスタのゲ
    ート電位をVg、しきい値電圧をVtp、前記センスア
    ンプのオフセットレベルをVoffsetとしたとき、 Voffset=Vg−Vtp の関係にもとづいて、前記第3のP型MOSトランジス
    タのゲート電位Vgを設定することにより前記センスア
    ンプのオフセットレベルVoffsetを設定すること
    を特徴とする請求項2または3記載の強誘電体メモリ装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第3のN型MOSトランジスタのゲ
    ート電位をVg、しきい値電圧をVtn、前記センスア
    ンプのオフセットレベルをVoffset、電源電圧を
    VDDとしたとき、 Voffset=Vg−Vtn−VDD の関係にもとづいて、前記第3のN型MOSトランジス
    タのゲート電位Vgを設定することにより前記センスア
    ンプのオフセットレベルVoffsetを設定すること
    を特徴とする請求項4または5記載の強誘電体メモリ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第3のP型MOSトランジスタのゲ
    ートに入力する電位を設定するオフセット制御信号発生
    回路と、前記第3のP型MOSトランジスタのゲートに
    接続されたパッドとをさらに備えることを特徴とする請
    求項6記載の強誘電体メモリ装置。
  9. 【請求項9】 前記オフセット制御信号発生回路は、第
    1の所定の電圧と第2の所定の電圧とが各々印加される
    第1および第2の端子と、前記第1および第2の端子の
    間に直列に接続された複数の抵抗と、前記複数の抵抗の
    各々に並列に接続された複数のヒューズと、前記複数の
    抵抗のいずれかの接続点よりオフセット制御信号を出力
    する第3の端子とを備えることを特徴とする請求項8記
    載の強誘電体メモリ装置。
  10. 【請求項10】 前記オフセット制御信号発生回路は、
    第1の所定の電圧と第2の所定の電圧とが各々印加され
    る第1および第2の端子と、前記第1および第2の端子
    の間に直列に接続された複数の抵抗と、前記複数の抵抗
    の各々に並列に接続された複数のスイッチと、前記複数
    の抵抗のいずれかの接続点よりオフセット制御信号を出
    力する第3の端子と、前記複数のスイッチの設定を記憶
    する第2のメモリセルアレイと、前記第2のメモリセル
    アレイのデータを読み出し、前記複数のスイッチのオン
    /オフを制御する手段と、前記第2のメモリセルアレイ
    にチップ外部よりデータを書き込む手段と、前記第2の
    メモリセルアレイのデータをチップ外部に読み出す手段
    とをさらに備えることを特徴とする請求項8記載の強誘
    電体メモリ装置。
  11. 【請求項11】 前記第3のN型MOSトランジスタの
    ゲートに入力する電位を設定するオフセット制御信号発
    生回路と、前記第3のN型MOSトランジスタのゲート
    に接続されたパッドとをさらに備えた請求項7記載の強
    誘電体メモリ装置。
  12. 【請求項12】 前記オフセット制御信号発生回路は、
    第1の所定の電圧と第2の所定の電圧とが各々印加され
    る第1および第2の端子と、前記第1および第2の端子
    の間に直列に接続された複数の抵抗と、前記複数の抵抗
    の各々に並列に接続された複数のヒューズと、前記複数
    の抵抗のいずれかの接続点よりオフセット制御信号を出
    力する第3の端子とを備えることを特徴とする請求項1
    1記載の強誘電体メモリ装置。
  13. 【請求項13】 前記オフセット制御信号発生回路は、
    第1の所定の電圧と第2の所定の電圧とが各々印加され
    る第1および第2の端子と、前記第1および第2の端子
    の間に直列に接続された複数の抵抗と、前記複数の抵抗
    の各々に並列に接続された複数のスイッチと、前記複数
    の抵抗のいずれかの接続点よりオフセット制御信号を出
    力する第3の端子と、前記複数のスイッチの設定を記憶
    する第2のメモリセルアレイと、前記第2のメモリセル
    アレイのデータを読み出し、前記複数のスイッチのオン
    /オフを制御する手段と、前記第2のメモリセルアレイ
    にチップ外部よりデータを書き込む手段と、前記第2の
    メモリセルアレイのデータをチップ外部に読み出す手段
    とを備えることを特徴とする請求項11記載の強誘電体
    メモリ装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の制御端子と前記第2の制御
    端子を所定の電圧にプリチャージする手段を備えること
    を特徴とする請求項2,3,4または5記載の強誘電体
    メモリ装置。
  15. 【請求項15】 前記第1のメモリセルアレイを構成す
    るように前記第2のビット線に第2のメモリセルトラン
    ジスタを介して接続された第2の強誘電体キャパシタ
    と、前記第1の強誘電体キャパシタのデータを読み出す
    ときは前記センスアンプの制御信号を前記第2の制御端
    子に接続し、前記第2の強誘電体キャパシタのデータを
    読み出すときは前記センスアンプの制御信号を第1の制
    御端子に接続する選択回路とをさらに備えることを特徴
    とする請求項1記載の強誘電体メモリ装置。
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