JP2002197767A - ディスクチェンジャー装置 - Google Patents

ディスクチェンジャー装置

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JP2002197767A
JP2002197767A JP2000390944A JP2000390944A JP2002197767A JP 2002197767 A JP2002197767 A JP 2002197767A JP 2000390944 A JP2000390944 A JP 2000390944A JP 2000390944 A JP2000390944 A JP 2000390944A JP 2002197767 A JP2002197767 A JP 2002197767A
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JP2000390944A
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Masahisa Kato
真央 加藤
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの誤収納をユーザに早く気付かせ、
誤収納したディスクを迅速に取り除くことができるディ
スクチェンジャー装置を提供することである。 【解決手段】 ロータリートレイ31に複数のディスク
状記録媒体を載置して収納するディスクチェンジャー装
置20において、収納された複数のディスクの中から再
生すべきディスクを所定の再生位置に移動させた状態で
ディスク交換がなされると、ロータリートレイ31に収
納された各ディスクの有無をセンサ群34A,34B,
34Cによって検出し、再生位置に移動させたディスク
の収納位置に別のディスクが収納されている場合は、自
動的にロータリートレイ31を回転させて、その別のデ
ィスクを正面センター位置に搬送し、ディスク開閉扉2
4を開放してイジェクト棒31Cによって強制的に排出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状の記録
媒体を複数収納するディスク収納部を備え、このディス
ク収納部から所定のディスクを抜き出し、再生するディ
スクチェンジャー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、CD(Compact Disc)、MD(Mi
ni Disc)、DVD(Digital Video Disc)等の音楽デ
ータ記録用のディスク状記録媒体(以下、ディスクとい
う)を複数収納し、これら収納された複数のディスクの
中から特定のディスクを抜き出して再生するディスクチ
ェンジャー装置が開発されている。
【0003】この種のディスクチェンジャー装置におい
て、ディスクの収納形式は様々ある。例えば、回転自在
のトレイ上にディスク収納位置として、動径方向に伸び
る複数の溝(以下、ストッカという)を形成し、このス
トッカにディスクを立脚させることによってディスクを
保持して収納する回転式ドーナツ型ディスクトレイ(以
下、ロータリートレイという)が考案されている。ま
た、複数段設けられた保持棚に夫々ディスクの記録面が
平行になるように積層状に載置するエレベータ式ディス
クトレーも考案されている。
【0004】ロータリートレイを有するディスクチェン
ジャー装置において、ディスクを交換する際は、このデ
ィスクチェンジャー装置の前面に設けられる前倒し式、
或いは引き違い式に開閉されるディスク交換扉を介して
行われる。また、ロータリートレイを回転させるために
ユーザにより操作されるジョグダイヤル等の操作子が設
けられている。
【0005】また、この種のディスクチェンジャー装置
には、ロータリートレイ上の各ストッカに夫々ディスク
が収納されているか否かを検出するためのセンサ群が設
けられている。このセンサ群によってロータリートレイ
上の何れの位置(アドレス)にディスクが収納されてい
るかを検出し、その検出データであるディスク有無デー
タがディスクチェンジャー装置に内蔵されたマイクロコ
ンピュータによって記憶され、管理されている。このセ
ンサ群によるディスクの有無検出動作は、一般に、ディ
スク交換がなされた後、即ち、ディスク交換扉が閉じら
れた際に行われ、その都度、マイクロコンピュータ内の
ディスク有無データが更新される。
【0006】以上のような従来のディスク交換可能なデ
ィスクチェンジャー装置において、ディスクを再生する
際は、ロータリートレイを回転させるモータによって、
指定されたディスクが所定の再生位置に対向するように
ロータリートレイを回転し、ディスクアームによってそ
のディスクをクランプし、上記再生位置に搬送する。再
生位置には、ディスクを回転するモータやディスクに記
録された情報を読取るピックアップユニット等のディス
ク再生装置がディスクの記録面に対向するように設けら
れており、再生動作中は、サーボコントローラによって
モータの回転及びピックアップの位置が制御され、記録
面の所定の情報読取り位置にピックアップが移動され
て、記録された情報が読取られ、再生される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
再生中のディスクはロータリートレイから抜き出されて
いる。そのため、ディスクの再生中にユーザがディスク
を交換する場合には、誤ってディスクが抜き出された位
置(再生中のディスクを収納する位置)に別のディスク
が収納されることがある。
【0008】この場合、別のディスクの再生指示を入力
すると、現在再生中のディスクが元の位置に収納できな
いため、ディスクチェンジャー装置の動作が停止される
が、ユーザは、なぜ動作が停止したのか確認する術がな
く、様々な要因を考えなければならなかった。
【0009】本発明の課題は、ディスクの誤収納をユー
ザに早く気付かせ、使い勝手のよいディスクチェンジャ
ー装置を提供することである。また、本発明の課題は、
誤収納したディスクを迅速に取り除くことができるディ
スクチェンジャー装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、請求項1記載の発明は、ディスク収納部(例え
ば、図2に示すロータリートレイ31)に収納された複
数のディスク状記録媒体(例えば、図2に示すディスク
D)の中から、再生すべき記録媒体を所定の再生位置に
移動させ、その再生位置でその記録媒体に記録されたデ
ータを再生する(例えば、図2及び図6に示すディスク
アーム33、図6に示すDSP46、ピックアップユニ
ット47)ディスクチェンジャー装置において、前記デ
ィスク収納部に収納された各記録媒体の有無を検出する
有無検出手段(例えば、図2〜4に示す突起A,B、セ
ンサ群34A,34B,34C)と、この有無検出手段
による検出結果に基づいて、前記再生位置に移動させた
記録媒体を収納する収納位置に、別の記録媒体が収納さ
れているか否かを判別する判別手段(例えば、図6に示
すマイクロコンピュータ40)と、この判別手段によっ
て別の記録媒体が収納されていると判別された場合に、
その別の記録媒体を排出する排出手段(例えば、図5に
示すイジェクト棒31C)と、を備えることを特徴とし
ている。
【0011】ここで、記録媒体の有無検出は、ディスク
収納部へのディスク交換作業がなされた後、即ちディス
ク収納部に設けられる扉が閉じられた後に自動的に行わ
れることが望ましい。
【0012】請求項1記載の発明によれば、有無検出手
段によってディスク収納部に収納された各記録媒体の有
無を検出し、判別手段によって、再生位置に移動させた
記録媒体を収納する収納位置に別の記録媒体が収納され
ていると判別された場合に、排出手段によって、その別
の記録媒体を自動的に排出するので、ユーザは、記録媒
体の誤収納に早く気付くことができるのみならず、その
記録媒体は自動的に排出されるため、除去作業も迅速に
行える。従って、使い勝手のよいディスクチェンジャー
装置を提供できる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載のデ
ィスクチェンジャー装置において、前記ディスク収納部
は、前記記録媒体を挿脱する際に開閉される扉(例え
ば、図1及び図2に示すディスク交換扉24)と、この
扉の開放に連動して、所定の排出位置に収納された記録
媒体を外方へ押し出す排出機構(例えば、図5に示すイ
ジェクト棒31C)と、を備え、前記排出手段は、前記
判別手段によって、前記再生位置に移動させた記録媒体
を収納する収納位置に別の記録媒体が収納されていると
判別された場合に、その別の記録媒体を前記排出位置に
搬送し、この状態で前記扉を開放し、前記排出機構によ
ってその別の記録媒体を排出することを特徴としてい
る。
【0014】請求項2記載のディスクチェンジャー装置
によれば、再生位置に移動させた記録媒体を収納する収
納位置に別の記録媒体が収納されている場合に、その別
の記録媒体を排出位置に搬送し、この状態で前記扉を開
放し、扉の開放に連動する排出機構によって、その記録
媒体を外方へ押し出すので、誤収納された記録媒体は強
制的に排出され、ユーザは記録媒体の誤収納に早く気付
くことができる。特に、排出された記録媒体は外方へ押
し出されているので、ディスクチェンジャー装置の側面
からでも記録媒体が排出されていることが確認でき、扉
が側方を向くようにディスクチェンジャー装置を置いた
場合にも、ユーザは記録媒体の誤収納に早く気付く。ま
た、ユーザが記録媒体の誤収納に気付いた時点で、記録
媒体は排出されているので、その後の記録媒体の交換作
業が容易に行える。
【0015】請求項3記載の発明は、ディスク収納部に
収納された複数のディスク状記録媒体の中から、再生す
べき記録媒体を所定の再生位置に移動させ、その再生位
置でその記録媒体に記録されたデータを再生するディス
クチェンジャー装置において、前記ディスク収納部に収
納された各記録媒体の有無を検出する有無検出手段と、
この有無検出手段による検出結果に基づいて、前記再生
位置に移動させた記録媒体を収納する収納位置に、別の
記録媒体が収納されているか否かを判別する判別手段
と、この判別手段によって別の記録媒体が収納されてい
ると判別された場合に、その旨を報知する報知手段(例
えば、図6に示すマイクロコンピュータ40、表示部2
3、図1に示す双方向リモコン装置10の表示部11、
放音部12)と、を備えることを特徴としている。
【0016】ここで、前記報知手段は、記録媒体の誤収
納を視覚的に報知するため、表示部(例えば、図1に示
すディスクチェンジャー装置20の表示部23、双方向
リモコン装置10の表示部11)に対する表示や、LE
D(例えば、図2(B)に示すLED37)の点灯によ
るもの、或いは記録媒体の誤収納を聴覚的に報知するた
め、放音部(例えば、図1に示す双方向リモコン装置1
0の放音部12)による放音により報知するものの何れ
であってもよい。
【0017】請求項3記載の発明のディスクチェンジャ
ー装置によれば、有無検出手段によってディスク収納部
に収納された各記録媒体の有無を検出し、判別手段によ
って、再生位置に移動させた記録媒体を収納する収納位
置に、別の記録媒体が収納されていると判別された場合
に、報知手段によって、その旨を報知するので、ユーザ
は、記録媒体の誤収納を容易に確認できる。従って、使
い勝手のよいディスクチェンジャー装置を提供できる。
【0018】請求項4記載は、請求項3記載のディスク
チェンジャー装置において、前記報知手段は、前記再生
位置に移動させた記録媒体を収納する収納位置に、別の
記録媒体が収納されていると判別された場合に、その旨
の出力情報を当該ディスクチェンジャー装置を遠隔操作
する遠隔操作端末(例えば、図1に示す双方向リモコン
装置10)に出力することを特徴としている。
【0019】請求項4記載の発明によれば、再生位置に
移動させた記録媒体を収納する収納位置に、別の記録媒
体が収納されていると判別された場合に、その旨の出力
情報を当該ディスクチェンジャー装置を遠隔操作する遠
隔操作端末に出力し、手元の遠隔操作端末で報知させる
ことができる。従って、ユーザはディスクチェンジャー
装置が見えない状態であっても、遠隔操作端末側で記録
媒体の誤収納を確認できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態におけるディスクチェンジャーシステム1につい
て詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態にお
けるディスクチェンジャーシステム1の全体構成を示す
概略図である。
【0021】ディスクチェンジャーシステム1は、ディ
スクチェンジャー装置20と、このディスクチェンジャ
ー装置20を遠隔操作する双方向リモコン装置10と、
によって構成される。
【0022】双方向リモコン装置10は、LCD(Liqu
id Crystal Display)等により構成される表示部11、
ビープ音や所定パターンの音を放音する圧電ブザ等によ
り構成される放音部12、及び各種操作を入力するため
のキー群やスイッチにより構成される操作部13を備え
るとともに、ディスクチェンジャー装置20との間で双
方向の赤外線通信を行なうための受光部及び発光部を含
む赤外線通信インターフェイス、及びこれら各部を制御
する制御部を備える。
【0023】双方向リモコン装置10は、上記発光部を
発光させて操作部13から入力された各種操作信号をデ
ィスクチェンジャー装置20に送信し、また、ディスク
チェンジャー装置20から送信される赤外線信号を受光
部にて受光して、その受光信号を解読し、その受光信号
に従った動作を行う。例えばディスクチェンジャー装置
20から送信された所定の表示データを受信して表示部
11に表示させたり、或いは放音制御信号を受信して放
音部12からビープ音等を放音するといった動作を行
う。
【0024】なお、この双方向リモコン装置10はディ
スクチェンジャー装置20を遠隔操作する遠隔操作端末
の一例であり、遠隔操作端末としては、例えば、ディス
クチェンジャー装置20にケーブル、赤外線通信、近距
離無線通信により通信接続され、或いはインターネット
等の公衆回線網を介して接続されたパーソナルコンピュ
ータやPDAやゲーム装置、或いは、移動体通信網を介
して接続される携帯電話端末等としてもよい。
【0025】ディスクチェンジャー装置20は、前面の
操作パネル21に操作部22、表示部23、及びディス
ク交換扉24を備え、本体内部には、例えば、最大20
0枚のディスク状記録媒体(以下、ディスクという)の
収納が可能なロータリートレイ31(図2参照)を備え
る。
【0026】操作部22は、ディスク交換扉24の開閉
を操作するオープンキー及びクローズキー、或いはディ
スクの再生や停止等を操作するプレイキー、ストップキ
ー、サーチキー、ディスクのアドレス番号を入力する際
に操作される数値キー等の各種操作キー群を備え、押下
されたキーの押下信号をマイクロコンピュータ40へ出
力する。
【0027】表示部23は、LCD等により構成され、
マイクロコンピュータ40から出力される各種表示デー
タを表示する。例えば、ロータリートレイ31の回転動
作の動作モード(回転移動中、ディスク検索中等)、デ
ィスク交換扉24の開閉状態、再生中のディスクのアド
レス番号や再生中の曲のトラック番号等の表示、ディス
クの有無表示、またはディスクの誤収納の報知表示等を
行う。
【0028】ディスク交換扉24は、前方(外方)に倒
れる前倒し式扉、或いは左右に引き違い式に開閉される
引き違い式扉等の開閉自在の扉であり、扉を開いた状態
で本体前面の一部が開口して内部のロータリートレイ3
1が露出するようになっている。ディスク交換扉24を
開放した状態でロータリートレイ31に対するディスク
の交換作業を行うことができる。このディスク交換扉2
4は扉開閉モーター49(図2参照)によって駆動され
るものであり、扉開閉モーター49はマイクロコンピュ
ータ40から供給される開閉制御信号に応じて動作す
る。
【0029】図2は、ディスクチェンジャー装置20に
内設されるディスク収納部30の概略構成を示す図であ
り、(A)は上面図、(B)はディスク収納部30の側
面図である。
【0030】図2(A)に示すように、ディスク収納部
30は、ロータリートレイ31、ロータリートレイモー
ター32、ディスクアーム33、センサ群34A,34
B,34Cが基板35上に配設され、各部は図6に示す
マイクロコンピュータ40、またはこれらを駆動制御す
る各ドライバ43,44,45に接続される。
【0031】図2(A)に示すように、ロータリートレ
イ31は、中心から動径方向に伸びる複数の溝の形成さ
れた回転盤上に、この溝に合わせてディスクDを立脚さ
せることによってディスクDを保持して収納するもので
あり、基板35中央部に装着される。以下、ディスクD
を収納する各溝をストッカ31Aという。また、ロータ
リートレイ31は、このストッカ31Aの全てにディス
クDを保持させると、例えば200枚のディスクDを収
納することが可能である。
【0032】また、図2(B)に示すように、ロータリ
ートレイ31の中央部には、ディスクDをストッカ31
Aに載置した際の位置決め用のストッパ36が立設して
おり、このストッパ36の正面側の側面には、収納され
たディスクDをライトアップするためのLED37が設
けられている。
【0033】ロータリートレイ31は、ロータリートレ
イモーター32による動力により、回転動作を行う。ロ
ータリートレイモーター32は、ロータリートレイ制御
モータードライバ44(図6参照)から出力される駆動
制御信号に応じてロータリートレイ31を回転駆動し、
ロータリートレイ31上の各ストッカ31Aを正確な搬
送位置に搬送する。
【0034】ディスクアーム33は、ディスクアーム制
御モータードライバ45(図6参照)から出力される制
御信号に応じて、選択されたディスクDをロータリート
レイ31から一枚抜き出し、このディスクDを再生位置
にセットする。また、再生動作が終了すると、再びロー
タリートレイ31の元のストッカ31Aに収納する。
【0035】センサ群34A,34B,34Cは、フォ
トカプラによって構成され、ロータリートレイ31の各
ストッカ31Aに載置されたディスクDの有無を検出す
る。即ち、各ストッカ31Aに割当てられているアドレ
ス番号を検出するとともに、各ストッカ31Aにおける
ディスクDの有無を検出する。
【0036】図3及び図4は、ロータリートレイ31に
形成される突起A,B、及びセンサ群34A,34B,
34Cの配置を説明する図であり、図3はディスクDが
載置されたロータリートレイ31の側断面図を示し、図
4(A)はロータリートレイ31を裏面を示す図であ
り、図4(B)はロータリートレイ31の裏面の一部に
形成された突起A,突起Bを示す図である。
【0037】ロータリートレイ31には,図3及び図4
に示すように、ロータリートレイ31の裏面側の予め定
められた半径上に位置し、かつ各ディスクDが載置され
る位置に対応して突起Aが形成してあり、更にロータリ
ートレイ31の裏面側であって突起Aが設けられている
半径より外周側の予め定められた半径上に位置するよう
に突起Bが形成してある。突起Bは突起Aの、例えば2
0個間隔毎に形成してあり、更に突起Aの20個間隔毎
に突起数が+1されて、互いに識別可能に形成されてい
る。
【0038】具体的には、例えば、ロータリートレイ3
1上に200枚のディスクDが載置可能に構成されてい
るときは、突起Aの数は200個であり、突起B0(突
起数1個)、突起B0を挟んでその半時計方向側位置に
突起B1(突起数2個)、突起B0を挟んでその時計方
向側位置に突起B9(突起数9個)、突起B1の半時計
方向側位置に突起B2(突起数3個)、突起B9の時計
方向側位置に突起B8(突起数8個)、…のように形成
されている。ここで、突起Bの語は、各突起B0,B
1,…,B9の夫々または総称として使用する。
【0039】突起B0と突起B1との間には20個の突
起Aが形成され、各ストッカ31Aのアドレス番号とし
て、突起B0側から突起B1側へアドレス番号1〜20
の番号が付番され、突起B1と突起B2との間には20
個の突起Aが形成されて各ストッカ31Aのアドレス番
号として、突起B1側から突起B2側へアドレス番号2
1〜40の番号が付番され、同様にして、各突起Aの位
置、即ち、各ストッカ31Aにアドレス番号41〜20
0が夫々付番される。
【0040】更に、図3に示すように、ロータリートレ
イ31の上方向であってディスクDのサイズ以上離れた
位置にセンサ支持板34が設けられ、このセンサ支持板
34にはロータリートレイ31に載置されたディスクD
によって遮光される位置に発光ダイオード34Cが設け
られている。
【0041】また、基板35上には、ロータリートレイ
31の半径方向に突起Aによって遮光される第1フォト
カプラ34Aと、突起Bによって遮光される第2フォト
カプラ34Bと、発光ダイオード34Cに対向する位置
にフォトトランジスタ34cとが設けられており、発光
ダイオード34Cとフォトトランジスタ34cとは第3
フォトカプラを構成している。
【0042】ロータリートレイ31の回転駆動により、
第1フォトカプラ34Aによって突起Aが検出され、第
2フォトカプラ34Bによって突起Bが検出され、これ
ら第1及び第2のフォトカプラ34A、34Bの出力の
協働によって、各ストッカ31Aのアドレス番号が検出
される。また、ストッカ31AにディスクDが載置され
ているときは、発光ダイオード34Cの光がディスクD
によって遮られ、第3フォトカプラ3によってディスク
Dが載置されていること(ディスク有)が検出される。
【0043】これらセンサ群34A,34B,34Cに
よって検出されたアドレス番号と、そのアドレス番号に
対応するディスクDの有無検出データは、マイクロコン
ピュータ40のRAMに格納される。また、このディス
ク有無検出動作は、ディスクを交換した際、即ち、電源
投入時やディスク交換扉24の開閉時になされる。ま
た、ディスクDの再生時には、RAMに記憶したアドレ
ス番号によって、何れのディスクDを再生位置に搬送
し、再生するかを指定できる。
【0044】図5は、ディスクチェンジャー装置20の
ディスク排出機構の一例を説明する図であり、(A)は
ロータリートレイ31に形成される一つのストッカ31
Aの上面図、(B)及び(C)はディスクDが載置され
たストッカ31Aの側断面図である。
【0045】図5(A)に示すようにロータリートレイ
31のストッカ31Aには、内周寄りの所定位置にスリ
ット31Bが形成されている。また、図5(B)に示す
ように、ロータリートレイ31の裏面側には各ストッカ
31Aに載置されたディスクDを押し上げるイジェクト
棒31Cが設けられている。イジェクト棒31Cはスリ
ット幅より小さい幅を持つ略L字状の板により形成さ
れ、両端部の間のいずれかの位置に設けられた回動軸に
よって回動自在に支持されており、一端はロータリート
レイ31の外延部側へ延び、他端は一端を下側へ回動さ
せた際にスリット31Bを貫通し、ディスクDを押し上
げるようになっている。
【0046】また、上述の他端はディスクDの外延の形
状に合うような弧状または斜状に切り取られており、デ
ィスクDを押し上げた際に、ディスクDの一部がストッ
カ31Aから外方(図中右側)へ突出するようになって
いる。
【0047】また、イジェクト棒31Cは、ストッカ3
1Aの数に対応する数だけ設けられており、ロータリー
トレイ31が回転されてディスク排出の対象となるスト
ッカ31Aがディスク交換扉24のセンター位置(排出
位置)に搬送された際に、上述の一端が図示しないギア
を介してディスク交換扉24に接するようになってい
る。ディスク交換扉24の開放に連動してギアが回動
し、その一端が図5(C)に示すように下側に移動さ
れ、これに伴ってイジェクト棒31Cが回動軸を中心に
回動し、他端がスリット31Bを貫通して、ディスクD
を押し上げ、排出する。
【0048】図6は、ディスクチェンジャー装置20の
内部回路を示す概略ブロック図である。図6に示すよう
に、ディスクチェンジャー装置20は、マイクロコンピ
ュータ40、操作部22、表示部23、センサ群34
A,34B,34C、LED37、扉開閉モータ49を
駆動制御する扉開閉モータードライバ43、ロータリー
トレイモータ32を駆動制御するロータリートレイ制御
モータードライバ44、ディスクアーム33を駆動制御
するディスクアーム制御モータードライバ45、ディス
クDの再生系であるDSP46及びピックアップユニッ
ト47、及びリモコン通信部51によって構成される。
【0049】マイクロコンピュータ40は、操作部22
またはリモコン通信部51から入力される操作信号に従
って、当該ディスクチェンジャー装置20の各部の動作
を制御し、処理結果をRAMに記憶するとともに、表示
部23に表示させ、或いはLED37にて報知し、或い
はリモコン通信部51を介して双方向リモコン装置10
に出力する。マイクロコンピュータ40の制御対象に
は、ロータリートレイ31の回転動作、ディスク交換扉
24の開閉動作、ディスクアーム33のディスク搬送動
作、ディスクDの再生動作、センサ群34A,34B,
34CによるディスクDのアドレス検出動作、ディスク
Dの有無検出動作、表示部23の駆動、及び、双方向リ
モコン装置10との通信動作等が含まれる。
【0050】また、マイクロコンピュータ40は、電源
投入時、またはディスク交換扉24を閉じた際に、セン
サ群34A,34B,34Cにアドレス検出及びディス
クの有無検出を行わせ、センサ群34A,34B,34
Cから入力される各検出信号に基づき、アドレス番号
と、そのアドレス番号に対応するディスク有無データと
を、マイクロコンピュータ40内のRAM(図示略)に
記憶する。
【0051】また、マイクロコンピュータ40は、リモ
コン通信部51から供給される各種操作制御信号に基づ
いて、ディスクチェンジャー装置20の各部を制御す
る。
【0052】また、ディスクチェンジャー装置20は、
図示しない外部インターフェイスを介してパーソナルコ
ンピュータ等の外部機器や、外部記録装置と接続するこ
とも可能である。パーソナルコンピュータに接続された
場合は、パーソナルコンピュータに対してディスクDの
再生データやインデックスデータ、または各ディスクD
のアドレス番号データ等を送信し、パーソナルコンピュ
ータにてこれらのデータを管理したり、また、パーソナ
ルコンピュータにて管理しているデータをディスクチェ
ンジャー装置20にダウンロードしたり、パーソナルコ
ンピュータ側の操作によってディスクチェンジャー装置
20の再生動作等を遠隔制御したりできる。
【0053】また、外部記録装置と接続する場合には、
マイクロコンピュータ40は、ディスクDの再生データ
を接続された外部記録装置に出力し、この外部記録装置
の備える所定の記録媒体に記録させることができる。
【0054】扉開閉モータードライバ43は、マイクロ
コンピュータ40から出力される開閉制御信号に基づい
て、扉開閉モーター49を駆動し、ディスクチェンジャ
ー装置20の操作パネル21に設けられるディスク交換
扉24の開閉を行う。
【0055】ロータリートレイ制御モータードライバ4
4は、マイクロコンピュータ40から出力される駆動制
御信号に基づいて、ロータリートレイモーター32を駆
動し、ロータリートレイ31の回転動作を行う。
【0056】ディスクアーム制御モータードライバ45
は、マイクロコンピュータ40から出力された制御信号
に基づいてディスクアーム33を駆動し、ディスクアー
ム33によるディスクDのクランプ、及び再生位置への
ディスクDの搬送といった動作を行う。
【0057】DSP(Digital Signal Processor)46
は、後述するピックアップユニット47から出力される
符号化デジタルデータを、ディスクDの記録方式に対応
した復号化方式で復号し、マイクロコンピュータ40が
処理可能なデータ形式に変換してマイクロコンピュータ
40に出力する。
【0058】ピックアップユニット47は、再生位置に
セットされたディスクDに記録された符号化デジタルデ
ータを読み取り、DSP46に出力する。
【0059】次に動作の説明をする。図7は、ディスク
チェンジャーシステム1においてディスク再生中にディ
スク交換がなされる場合の処理を説明するフローチャー
トである。
【0060】まず、ディスクチェンジャー装置20の操
作部22、或いは双方向リモコン装置10の操作部13
から、再生するディスクDの選択を指示する選択指示信
号、及びそのディスクDの再生開始を指示する再生開始
信号が入力されると、ディスクチェンジャー装置20の
マイクロコンピュータ40は、再生動作を開始する(ス
テップS1)。再生動作において、マイクロコンピュー
タ40は、ロータリートレイ制御モータードライバ44
に搬送制御信号を供給し、選択されたディスクDの収納
位置がディスクアーム33に対向する位置にくるように
ロータリートレイ31を回転移動させる。
【0061】また、ロータリートレイ31の選択された
ディスクDの収納位置がディスクアーム33に対向する
位置に回転されると、ディスクアーム制御信号をディス
クアーム制御モータードライバ45に供給し、ディスク
アーム33によって、その位置に収納されたディスクD
をクランプさせ、所定の再生位置へ搬送させる。その
後、ピックアップユニット47によってディスクDに記
録されたデータを読取らせ、DSP46によってそのデ
ータを復号再生させる。
【0062】ここで、選択されたディスクDはロータリ
ートレイ31上のアドレス番号「x」に載置されたディ
スクDであるものとする。
【0063】アドレス番号「x」のディスクDが再生さ
れている間、ディスクチェンジャー装置20の操作部2
2、或いは双方向リモコン装置10の操作部13から、
ディスク交換扉24の開放指示が入力され(ステップS
2)、更にジョグダイヤル等の操作子が操作されると
(ステップS3)、マイクロコンピュータ40は各操作
に応じて、扉開閉モータードライバ43に開放制御信号
を出力してディスク交換扉24を開放させ、また、ロー
タリートレイ制御モータードライバ44に駆動制御信号
を出力してロータリートレイ31を回転させる。ここ
で、ユーザによってなされるディスク交換作業により、
現在再生中のディスクDを収納するストッカ31Aに別
のディスクDが載置されるものとする。
【0064】その後、ディスクチェンジャー装置20の
操作部22、或いは双方向リモコン装置10の操作部1
3から、ディスク交換扉24の閉鎖指示が入力される
と、マイクロコンピュータ40は扉開閉モータードライ
バ43に開閉制御信号を供給してディスク交換扉24を
閉じさせる。その後、マイクロコンピュータ40はセン
サ群34A,34B,34CにディスクDの有無検出動
作を行わせる。
【0065】ディスクDの有無検出動作において、マイ
クロコンピュータ40はロータリートレイ制御モーター
ドライバ44を駆動してロータリートレイ31を回転さ
せるとともに、センサ群34A,34B,34Cを駆動
させ、各ストッカ31Aのアドレスと、そのストッカ3
1AにおけるディスクDの有無を検出させ、その検出結
果であるディスク有無データを取得する(ステップS
4)。
【0066】その後、マイクロコンピュータ40はディ
スク有無データに基づき、現在再生中のアドレス番号
「x」のストッカ31AにディスクDが収納されている
か否かを判別する(ステップS5)。アドレス番号
「x」のストッカ31AにディスクDが収納されていな
ければ(ステップS5;No)、そのままディスク有無
検出動作を終了し、再生中のディスクDの再生動作を続
行する。
【0067】アドレス番号「x」のストッカ31Aに別
のディスクD'が収納されている場合は(ステップS
5;Yes)、マイクロコンピュータ40はディスクが
誤収納されている旨を報知する(ステップS6)。ここ
で、ディスクの誤収納の報知の具体例を図8〜図9に示
す。
【0068】図8に示すように、ディスクチェンジャー
装置20の表示部23、或いは双方向リモコン装置10
の表示部11に、例えば「REMOVE DISC 10
0」といった文字表示111を行い、誤収納されたディ
スクのアドレス番号を示し、かつ、これを取り除くよう
指示するメッセージ110aを表示したり、または図9
に示す図形表示112のように、ロータリートレイ31
全体を上面から模式的に示すロータリートレイ表示11
2aを表示し、このロータリートレイ表示112a内
に、ディスクが誤収納された位置を線112bで示し、
点滅させて、警告を出すものとしたりする。
【0069】また、図2(B)に示すディスク収納部3
0内部に設けられたLED37を点滅させるようにして
もよい。また、ディスクチェンジャー装置20の放音
部、或いは双方向リモコン装置10の放音部12からビ
ープ音や所定パターンの音を放音させ、聴覚的にディス
クの誤収納を報知するものとしてもよい。
【0070】その後、マイクロコンピュータ40は、ロ
ータリートレイ31を回転させて、ディスクDが誤収納
されたアドレス番号「x」のストッカ31Aが正面セン
ター位置、即ち、ディスク排出位置まで移動させる(ス
テップS7)。この状態で、アドレス番号「x」のスト
ッカ31Aに設けられたイジェクト棒31Cの一端がデ
ィスク交換扉24にギアを介して接する。その後、マイ
クロコンピュータ40は、扉開閉モータードライバ43
に開閉制御信号を供給し、ディスク交換扉24を開放さ
せる(ステップS8)。ディスク交換扉24の開放に連
動して、イジェクト棒31Cの一端が下方に押され、そ
れに伴って、他端が上方へ押し上げられて、ディスクD
を外側へ押し出し、ディスクは排出(イジェクト)され
る(ステップS9)。
【0071】なお、ディスクDが排出された状態では、
ディスクDの破損を防止するため、ロータリートレイ3
1の回転動作や、ロータリートレイ31の回転動作を伴
う再生中ディスクの収納動作、または再生動作等が制限
される。
【0072】以上説明したように、ロータリートレイ3
1からディスクDが抜き出されて再生するディスクチェ
ンジャー装置20において、ディスクが再生されている
間に、ユーザの操作によってディスク収納部30へのデ
ィスク交換がなされ、再生中のディスクDが収納される
べき位置に別のディスクD'が収納されてしまった場合
は、ディスクが誤収納されている旨を、ディスクチェン
ジャー装置20、或いは双方向リモコン装置10に表示
或いは放音により、視覚的、或いは聴覚的に報知する。
【0073】従って、ユーザは、ディスクが誤収納され
たことに早く気付くことができる。特に、双方向リモコ
ン装置10にて報知する場合には、ディスクチェンジャ
ー装置20をラックに収納したり、表示部23が隠れる
ように置いた場合にも手元の双方向リモコン装置10
で、ディスクが誤収納されたことを確認できる。
【0074】また、ディスクが誤収納されている場合に
は、ロータリートレイ31を自動的に回転させ、誤収納
されたディスクD'をディスク交換扉24のセンター位
置に移動させ、この状態でディスク交換扉24を自動的
に開放して、誤収納されたディスクの交換を促す。ま
た、ディスク交換扉24の開放と連動するイジェクト棒
31C(ディスク排出機構)によって、誤収納されたデ
ィスクを強制的に排出する。
【0075】また、ディスクが排出された状態では、デ
ィスクチェンジャー装置20自体の使用できる機能が制
限されるため、ユーザはディスクの誤収納に早く気付く
ことができる。また、誤収納したディスクが強制的にイ
ジェクトされ、外方へ突出しているので、ユーザはディ
スクチェンジャー装置20を横から眺めた場合にも、デ
ィスクが誤収納されていることに早く気付くことができ
る。
【0076】また、ディスク交換扉24の開放動作に連
動してディスクを排出するディスク排出機構を備えるた
め、視覚的または聴覚的な報知や、強制的なディスクの
排出により、ユーザがディスクの誤収納に気付いた時点
で、既にディスクが排出されているので、ユーザは誤収
納されたディスクを取り除くために、ディスク交換扉2
4の開放操作等を行う必要なく、誤収納されたディスク
の除去作業を容易に行うことができる。
【0077】なお、本発明は、上記実施の形態の内容に
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で適宜変更可能である。例えば、ディスク収納部30
は、複数のディスクを積層状に収納し、この積層状に載
置された各ディスク収納位置の高さまで昇降可能なエレ
ベータ式の搬送機構によって、選択されたディスクを所
定の再生位置や排出位置に搬送するエレベータ式ディス
ク収納部としてもよい。
【0078】また、ディスクの再生動作を行う再生位置
は、ロータリートレイ31の中央部に設けられるものと
してもよいし、ロータリートレイ31の外部に設けられ
るものとしてもよい。
【0079】また、ディスクチェンジャー装置20で収
納、再生されるディスクDは、CD、MD、DVD、そ
の他のディスク状の記録媒体であればいかなるものでも
よい。
【0080】また、ディスク排出機構は、例えば、ロー
タリートレイ31の中央部に設けられたストッパ36の
ディスク交換扉24に対向するセンター位置(排出位
置)にスリットを設け、また、ストッパ36内部のスリ
ットに対応する位置にディスク交換扉24のロックスイ
ッチと連動するイジェクト棒を設け、ディスク交換扉2
4のロックを解除して開放した際、イジェクト棒が前方
に突出し、スリットを貫通してディスクを外方へ排出す
るようにしてもよい。
【0081】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、有無検出
手段によってディスク収納部に収納された各記録媒体の
有無を検出し、判別手段によって、再生位置に移動させ
た記録媒体を収納する収納位置に別の記録媒体が収納さ
れていると判別された場合に、排出手段によって、その
別の記録媒体を自動的に排出するので、ユーザは、記録
媒体の誤収納に早く気付くことができるのみならず、そ
の記録媒体は自動的に排出されるため、除去作業も迅速
に行える。従って、使い勝手のよいディスクチェンジャ
ー装置を提供できる。
【0082】請求項2記載の発明によれば、再生位置に
移動させた記録媒体を収納する収納位置に別の記録媒体
が収納されている場合に、その別の記録媒体を排出位置
に搬送し、この状態で前記扉を開放し、扉の開放に連動
する排出機構によって、その記録媒体を外方へ押し出す
ので、誤収納された記録媒体は強制的に排出され、ユー
ザは記録媒体の誤収納に早く気付くことができる。特
に、排出された記録媒体は外方へ押し出されているの
で、ディスクチェンジャー装置の側面からでも記録媒体
が排出されていることが確認でき、扉が側方を向くよう
にディスクチェンジャー装置を置いた場合にも、ユーザ
は記録媒体の誤収納に早く気付く。また、ユーザが記録
媒体の誤収納に気付いた時点で、記録媒体は排出されて
いるので、その後の記録媒体の交換作業が容易に行え
る。
【0083】請求項3記載の発明によれば、有無検出手
段によってディスク収納部に収納された各記録媒体の有
無を検出し、判別手段によって、再生位置に移動させた
記録媒体を収納する収納位置に、別の記録媒体が収納さ
れていると判別された場合に、報知手段によって、その
旨を報知するので、ユーザは、記録媒体の誤収納を容易
に確認できる。従って、使い勝手のよいディスクチェン
ジャー装置を提供できる。
【0084】請求項4記載の発明によれば、再生位置に
移動させた記録媒体を収納する収納位置に、別の記録媒
体が収納されていると判別された場合に、その旨の出力
情報を当該ディスクチェンジャー装置を遠隔操作する遠
隔操作端末に出力し、手元の遠隔操作端末で報知させる
ことができる。従って、ユーザはディスクチェンジャー
装置が見えない状態であっても、遠隔操作端末側で記録
媒体の誤収納を確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるディスクチェン
ジャーシステム1の全体構成を示す概略図である。
【図2】ディスクチェンジャー装置20に内設されるデ
ィスク収納部30の概略構成を示す図である。
【図3】ロータリートレイ31に形成される突起A,
B、及びセンサ群34A,34B,34Cの配置を説明
する図である。
【図4】ロータリートレイ31に形成される突起A,
B、及びセンサ群34A,34B,34Cの配置を説明
する図である。
【図5】ディスクチェンジャー装置20のディスク排出
機構の一例を説明する図である。
【図6】ディスクチェンジャー装置20の内部回路を示
す概略ブロック図である。
【図7】ディスクチェンジャーシステム1においてディ
スク再生中にディスク交換がなされる場合の処理を説明
するフローチャートである。
【図8】ディスクの誤収納の報知表示例を示す図であ
る。
【図9】ディスクの誤収納の報知表示例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスクチェンジャーシステム 10 双方向リモコン装置 11 表示部 12 放音部 13 操作部 20 ディスクチェンジャー装置 21 操作パネル 22 操作部 23 表示部 24 ディスク交換扉 30 ディスク収納部 31 ロータリートレイ 31A ストッカ 31B スリット 31C イジェクト棒 32 ロータリートレイモーター 33 ディスクアーム 34 センサ支持板 34A,34B,34C センサ群 35 基板 36 ストッパ 37 LED 40 マイクロコンピュータ 43 扉開閉モータードライバ 44 ロータリートレイ制御モータードライバ 45 ディスクアーム制御モータードライバ 46 DSP 47 ピックアップユニット 49 扉開閉モーター 51 リモコン通信部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク収納部に収納された複数のディス
    ク状記録媒体の中から、再生すべき記録媒体を所定の再
    生位置に移動させ、その再生位置でその記録媒体に記録
    されたデータを再生するディスクチェンジャー装置にお
    いて、 前記ディスク収納部に収納された各記録媒体の有無を検
    出する有無検出手段と、 この有無検出手段による検出結果に基づいて、前記再生
    位置に移動させた記録媒体を収納する収納位置に、別の
    記録媒体が収納されているか否かを判別する判別手段
    と、 この判別手段によって別の記録媒体が収納されていると
    判別された場合に、その別の記録媒体を排出する排出手
    段と、 を備えることを特徴とするディスクチェンジャー装置。
  2. 【請求項2】前記ディスク収納部は、 前記記録媒体を挿脱する際に開閉される扉と、 この扉の開放に連動して、所定の排出位置に収納された
    記録媒体を外方へ押し出す排出機構と、を備え、 前記排出手段は、前記判別手段によって、前記再生位置
    に移動させた記録媒体を収納する収納位置に別の記録媒
    体が収納されていると判別された場合に、その別の記録
    媒体を前記排出位置に搬送し、この状態で前記扉を開放
    し、前記排出機構によってその別の記録媒体を排出する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスクチェンジャー
    装置。
  3. 【請求項3】ディスク収納部に収納された複数のディス
    ク状記録媒体の中から、再生すべき記録媒体を所定の再
    生位置に移動させ、その再生位置でその記録媒体に記録
    されたデータを再生するディスクチェンジャー装置にお
    いて、 前記ディスク収納部に収納された各記録媒体の有無を検
    出する有無検出手段と、 この有無検出手段による検出結果に基づいて、前記再生
    位置に移動させた記録媒体を収納する収納位置に、別の
    記録媒体が収納されているか否かを判別する判別手段
    と、 この判別手段によって別の記録媒体が収納されていると
    判別された場合に、その旨を報知する報知手段と、 を備えることを特徴とするディスクチェンジャー装置。
  4. 【請求項4】前記報知手段は、前記再生位置に移動させ
    た記録媒体を収納する収納位置に、別の記録媒体が収納
    されていると判別された場合に、その旨の出力情報を当
    該ディスクチェンジャー装置を遠隔操作する遠隔操作端
    末に出力することを特徴とする請求項3記載のディスク
    チェンジャー装置。
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