JP2002197600A - 飛行場管制支援システム - Google Patents

飛行場管制支援システム

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JP2002197600A JP2000395202A JP2000395202A JP2002197600A JP 2002197600 A JP2002197600 A JP 2002197600A JP 2000395202 A JP2000395202 A JP 2000395202A JP 2000395202 A JP2000395202 A JP 2000395202A JP 2002197600 A JP2002197600 A JP 2002197600A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】航空機の地上走行経路を策定し、それを管制官
に提示して地上走行管制業務を支援する飛行場管制支援
システムを提供する。 【解決手段】飛行場の滑走路、誘導路および車両の走行
路の位置、長さ等、管制に必要な経路形状情報を格納す
る経路形状情報格納手段と、飛行場の滑走路および誘導
路を走行する航空機および車両の位置を検出する位置検
出手段と、位置検出手段により得られた航空機や車両の
位置情報から速度を算出する移動体速度算出手段と、滑
走路離脱位置から目的スポットまでの航空機が走行する
経路を策定する経路策定手段と、位置検出手段による位
置情報と移動体速度算出手段による速度情報に基づき経
路策定手段によって策定された経路における航空機およ
び車両の時刻ごとの位置を予測する将来位置予測手段
と、経路策定手段によって策定された経路と管制の対象
に関する情報を表示すると共に経路確定入力を行う経路
確定入出力処理手段とを備えている。従って、管制官は
航空機や車両の位置が簡単に把握できて安全確保業務に
専念できるので、安全性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛行場の効率的運
用と安全性の向上が可能な飛行場管制支援システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】現状の飛行場における地上走行の管制
は、管制官が航空機や走行する車両を目視し、それらと
無線を介して音声通信を行うことにより、進行許可、経
路指定、待機などの指示を発し、管制を行っている。通
常は、無線の周波数は一つであり、一時に一機に対して
指示を行っている。また、夜間や霧など、見通しが悪い
場合、誘導路の中心線灯等の灯火類を点灯して誘導路の
存在を示し、表示板などにより誘導路の識別を行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、飛行
場における地上走行の管制が行われているため、管制官
は目視確認を行い、さらに航空機や走行車両との交信を
行い、安全かつ円滑な交通を考慮して経路を策定し、各
種の誘導機器類の操作を行うなど、負担が大きく、飛行
場の運用効率の向上を見込んだ管制を行うには限界があ
る。
【0004】特に、混雑時には管制の対象となる航空機
数が多く、目視確認や交信の回数が増える上に、速やか
に指示する必要性が増し、効率的な運用に関しては考慮
する時間が限られ、一層この問題点が顕著になる。ま
た、夜間や霧など視程が悪いときには、目視にも時間が
かかり、飛行場の運用効率は低くならざるを得ない。
【0005】本発明(請求項1対応)は、上記状況に対
処するためになされたもので、その目的は、混雑時や低
視程時においても飛行場の運用効率を高める航空機の地
上走行経路を策定し、それを管制官に提示して地上走行
管制業務を支援する飛行場管制支援システムを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の飛行場管制支援システムの発明は、
飛行場の滑走路、誘導路および車両の走行路の位置、長
さ、駐機するスポット位置等、管制に必要な経路形状情
報を格納する経路形状情報格納手段と、飛行場の滑走路
および誘導路を走行する航空機および車両の位置を検出
する位置検出手段と、前記位置検出手段により得られた
航空機や車両の位置情報から速度を算出する移動体速度
算出手段と、滑走路離脱位置から目的スポットまでの航
空機が走行する経路を策定する経路策定手段と、前記位
置検出手段による位置情報と前記移動体速度算出手段に
よる速度情報に基づき前記経路策定手段によって策定さ
れた経路における航空機および車両の時刻ごとの位置を
予測する将来位置予測手段と、前記経路策定手段によっ
て策定された経路と管制の対象に関する情報を表示する
と共に経路確定入力を行う経路確定入出力処理手段とを
備えたことを特徴とする。請求項1記載の発明による
と、航空機や車両の位置が簡単に把握できるので、管制
官は注意を安全確保業務に振り向けることができ、安全
性も向上する。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の飛
行場管制支援システムにおいて、経路策定手段は、飛行
場の誘導路のネットワークを複数の区域に区分して、各
区域ごとの標準経路あるいは各区域ごとに求めた経路を
組合わせて、一つの経路を構成することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明によると、経路策定部
に経路ネットワークを分割して各区域の経路の組合わせ
として構成することにより、システムが経路策定や評価
に要する時間が短縮され、状況の変化に素早く対応で
き、緊急事態への対応も短時間で可能となる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の飛
行場管制支援システムにおいて、誘導路の中心線や誘導
表示板等の灯火を制御することによって、指示経路を与
える地上側経路指示手段を備えることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明によると、管制官の決
定経路の入力に応じて、地上側経路指示制御部による制
御で必要な部分の灯火類が点消灯され、管制官が決定し
た経路が明らかに示される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態(請求
項1及び請求項2対応)の飛行場管制支援システムのブ
ロック構成図である。
【0012】図1に示すように、本実施形態の飛行場管
制支援システムは、飛行場の滑走路および誘導路を走行
するすべての航空機および車両の特性を格納する移動体
特性データ格納部1と、飛行場の滑走路、誘導路および
車両の走行路の位置、長さ、駐機するスポット位置等、
管制に必要な経路形状情報を格納する経路形状情報格納
部2と、飛行場の滑走路および誘導路を走行するすべて
の航空機および車両の位置を検出する位置検出部3と、
位置検出部3によって検出された対象を特定する検出対
象特定部4と、位置検出部3により得られた航空機や車
両の位置情報と検出対象特定部4の識別情報から、検出
対象それぞれの速度を算出する移動体速度算出部5と、
位置検出部3による航空機や車両の位置情報と、検出対
象特定部4による識別情報と、速度算出部5によるそれ
らの速度情報と、移動体特性データ格納部1に格納され
た移動体の走行特性に基づいて、経路策定部7によって
策定された経路における航空機および車両の時刻ごとの
位置を予測する将来位置予測部6と、滑走路離脱位置か
ら目的スポットまで、あるいは滞在スポットから滑走路
進入待機位置まで、または滞在スポットから他のスポッ
トまでの間における航空機の現在位置と、目標位置を結
ぶ経路を策定する経路策定部7と、航空機の発着便数、
発着時刻、航空機の走行距離、走行時間等の情報に基づ
き、飛行場全体の運用効率を評価する運用効率評価部8
と、経路策定部7によって策定された経路案と、対象を
特定するコールサインなどの識別情報をはじめとする管
制の対象に関する情報を表示するとともに、管制官によ
る経路確定入力を行う経路確定入出力処理部9とから構
成されている。
【0013】次に、本実施形態の各部の作用について説
明する。移動体特性データ格納部1には、飛行場の滑走
路および誘導路を走行するすべての航空機および車両の
加減速性能、最高速度、旋回半径などの走行特性や、機
体寸法、ジェットブラストの長さ等の特性が格納され、
必要に応じて対象とする航空機および車両ごとに、検出
対象特定部4、移動体速度算出部5、将来位置予測部
6、経路策定部7、経路確定入出力処理部9にその特性
情報が呼び出される。
【0014】経路形状情報格納部2には、飛行場の滑走
路、誘導路および車両の走行路の位置、長さ、駐機する
スポット位置等、管制に必要な経路の位置・形状に関す
る情報が格納され、経路策定時や、将来位置予測時、経
路情報表示時などに必要に応じて、検出対象特定部4、
移動体速度算出部5、将来位置予測部6、経路策定部
7、経路確定入出力処理部9に情報が呼び出される。
【0015】位置検出部3では、飛行場の滑走路および
誘導路を走行するすべての航空機および車両の位置を検
出する。この検出には通過センサのような一点のみで検
出するセンサを多数設置するほか、レーダによる電波の
反射、音波や磁気を利用したセンサなどが用いられ得
る。
【0016】位置検出部3の処理の一例を図2のフロー
図を参照して説明する。位置検出対象を設定し(S
1)、個別のセンサからの入力信号があると(S2)、
検出したセンサの設置位置情報とセンサからの距離情報
から検出位置を求め、経路上の位置に変換し(S3)、
レーダ処理装置から信号入力の場合にはレーダからの距
離・方位を経路上の位置に変換し(S4)、GPS情報
のような全地球座標系として得た場合はそれを経路上の
位置に変換し(S5)、検出対象特定部4、移動体速度
算出部5、将来位置予測部6、経路策定部7、経路確定
入出力処理部9の必要とされるところへ出力する(S
6)。
【0017】また、位置検出部3のみでは存在を検出す
ることが可能でも、どの航空機あるいは車両であるかを
特定することができない。したがって、トランスポンダ
のような無線による自動応答装置あるいは航空機や車両
を写して画像を処理して対象を特定する検出対象特定部
4を備え、対象を特定し、識別する。
【0018】検出対象特定部4の処理の一例を図3のフ
ロー図を参照して説明する。移動体すべての最新の時
刻、位置、速度、方向、特性、識別情報を把握し(S
1)、検出対象を設定する(S2)。各々の航空機また
は車両について、トランスポンダやレーダシステムによ
る識別情報があれば(S3)、その情報を移動体速度算
出部5、将来位置予測部6、経路策定部7、経路確定入
出力処理部9に出力する(S7)。識別情報がなければ
(S3)、直前の情報を求め(S4)、直前の情報から
求めた現時点の予測位置と実際の位置を比較し(S
5)、最も近くかつ方向や速度が逆になっているなどの
物理的に矛盾を生じないものを同一対象と特定し(S
6)、移動体速度算出部5、将来位置予測部6、経路策
定部7、経路確定入出力処理部9に出力する(S7)。
【0019】移動体速度算出部5は、位置検出部3によ
り得られた航空機や車両の位置情報と検出対象特定部4
による対象の識別情報から、検出された対象全てについ
て検出位置と検出時刻の直前の値と最新の値の差分を取
って速度を算出し、経路策定部7に出力する。
【0020】将来位置予測部6の処理内容の一例を図4
のフロー図に示す。将来位置予測対象を設定(S1)、
位置検出部3による航空機や車両の位置情報と、検出対
象特定部4からの識別情報、速度算出部5によるそれら
の速度情報および移動体特性データ格納部1に格納され
た移動体走行特性データに基づいて(S2)、経路策定
部7によって策定された経路における航空機および車両
の時刻ごとの位置を計算し(S3)、区間・交差点ごと
の占有時間帯を算出する(S4)。
【0021】経路策定部7は、滑走路離脱位置から目的
スポットまで、あるいは滞在スポットから滑走路進入待
機位置まで、または滞在スポットから他のスポットまで
の間における航空機の現在位置と目標位置を結ぶ経路を
立案構成するとともに、将来位置予測部6による航空機
や車両の時刻ごとの予測位置を照合して、経路を選択・
構成し、運用効率評価部8による評価結果に応じて経路
の選択・構成を修正する。
【0022】この経路の策定には飛行場の誘導路の形状
に応じて様々な方法が取られ得る。例えば、図5に示す
ような滑走路101とエプロン102の間に比較的単純
な形状の経路ネットワーク103がある場合には、すべ
ての経路を網羅して標準とする経路から優先順に記憶し
ておくことも可能であるが、複雑な経路の場合には経路
のネットワークを複数の区域に分割し、各区域内の標準
とする経路あるいはその他の経路の組合わせとして経路
を構成する。
【0023】例えば、図6に示すような飛行場を例とし
て説明すると、滑走路101とエプロン102の間にエ
プロン誘導路を含めて、破線で示す経路ネットワーク1
03がある。単純にA地点からC地点へ向かう経路を、
同じ交差点を2度通らないとして長短合せて全て数えれ
ば1,369本あるので、他のネットワーク入口と出口
についての全てを記憶しておくことは困難である。ま
た、全てを評価するのは時間がかかり、リアルタイムに
移動に追従することすら困難である。
【0024】そこで、図6に示すように誘導路の経路ネ
ットワーク103を複数の区域103A,103B,1
03Cに分割して各区域について順次、経路評価を行
い、それらを統合して経路を策定する。
【0025】図7は経路策定部7の処理の一例を示した
フロー図であり、図8は出発機が滑走路に向かう場合の
経路策定部7の経路策定処理を説明するための空港の経
路形状を示す図、図9は到着機が到着地点に向かう場合
の経路策定部7の経路策定処理を説明するための空港の
経路形状を示す図である。
【0026】今、図8および図9に示すように、出発機
104が経路ネットワーク103B内の確定経路105
Bと経路ネットワーク103C内の確定経路105Cを
持ち、滑走路に向かう場合に、到着機106がA地点か
らC地点に向かう場合の経路策定部7の経路策定処理に
ついて説明する。
【0027】なお、A1,A2,A3は区域103Aの
各経路の出口、B1,B2,B3は区域103Bの各経
路の出口、a1,a2,a3は区域103A内の経路候
補、b1,b2,b3は区域103B内の経路候補、c
1,c2,c3は区域103C内の経路候補である。
【0028】今、経路策定対象を設定し(S1)、対象
機の現在位置と目的位置、到着予定時間等の情報を取得
し(S2)、到着機の走行の妨害となる出発機の存在す
る区域103B内の経路105Bでの出発機の走行予定
時間帯を求め、同様に区域103C内の経路105Cに
関する走行予定時間帯を求める(S3)。次に、到達機
が区域103A内での最短通過経路(S4)を通過する
時刻、図9の例では出口A1,A2,A3での時刻を求
め、区域103Bの経路について出発機と経路が重なる
もの、図9の例では経路候補b2について出発機と必要
間隔が取れるようになるまでの待ち時間を求める(S
5)。さらに、他の区域内の経路、図9の例では区域1
03C内の経路候補c1について、出発機をやり過ごす
ための待ち時間、出発機を待たせる場合の待ち時間、あ
るいは出発機に影響しない走行時間帯を求める(S
6)。
【0029】区域103A、103B、103C内の経
路を組合わせ(S7)、上記のとおりにして得られた情
報を運用効率評価部8に出力し、運用効率評価部8で待
ち時間、方向転換回数、その他の運用効率評価を行い
(S8)、その結果により最も適切なものを全体経路と
する(S9)。
【0030】運用効率評価部8では、航空機の発着便
数、発着時刻、航空機の走行距離、走行時間等の情報に
基づき、飛行場全体の運用効率を評価する。この評価方
法は、飛行場ごとにどういった要素を優先するかが異な
り、その飛行場ごとに決められるべきものであるが、例
えば1日に飛行場を離発着する全飛行機の遅れ時間を合
計し評価するなどの方法がある。その処理内容の例を図
10に示す。
【0031】図10は運用効率評価部8の処理フロー図
である。対象となる全ての航空機について(S1)、特
性、現在位置情報、策定経路、の情報を得て(S2,S
3)、離発着予想時刻の遅れをとって総和を求め(S
4,S5)、全対象が終了すると(S6)、経路策定部
7に出力する(S7)。
【0032】経路確定入出力処理部9では、経路策定部
7が策定した経路と、対象の識別符号や速度などの情報
を管制官に提示して、管制官の指示決定の補助とすると
ともに、管制官の決定した経路に次の経路策定の条件と
して入力する。例えば、タッチパネルに飛行場経路地図
と航空機や車両の位置、識別符号、速度その他の情報と
策定経路を表示し、管制官によって選択された経路をキ
ーボードあるいはタッチスイッチによって入力する。
【0033】本実施形態によれば、目視確認や交信のた
めの時間が取られて飛行場の効率向上に関して考慮する
時間が限られる場合でも、飛行場の効率を勘案した誘導
経路案を管制官に提供でき、飛行場の効率的運用を行う
ことができる。さらに、航空機や車両の位置が簡単に把
握できるので、管制官は注意を安全確保業務に振り向け
ることができ、安全性も向上する。
【0034】また、経路策定部に経路ネットワークを分
割して各区域の経路の組合わせとして構成することによ
り、システムが経路策定や評価に要する時間が短縮さ
れ、状況の変化に素早く対応でき、緊急事態への対応も
短時間で可能となる。
【0035】図11は本発明の第2実施形態(請求項3
対応)の飛行場管制支援システムのブロック構成図であ
り、図1の第1実施形態と相違する構成は、地上側経路
指示制御部10及び地上設置経路表示機器類11と対機
上経路通信部12及び機上側経路表示部13を追加した
点であり、その他共通する構成には同一符号を付して重
複説明は省略する。
【0036】本実施例は、管制官による経路決定入力に
基づき、誘導路上の中心線灯や表示板、並びに停止線灯
などを制御し、指示経路を灯火で指示する地上側経路指
示制御部10と、地上設置経路表示機器類11を備えて
おり、機上に対して無線によって経路を与える対機上経
路指示部12と、機上において指定された経路を表示す
る機上側指示経路表示部13を備えている。さらに、経
路策定部7は運用効率評価部8の結果に基づき策定経路
を自律的に高効率な経路に修正する。
【0037】本実施例は上記のように構成されているの
で、管制官の決定経路の入力に応じて、地上側経路指示
制御部10による制御で必要な部分の灯火類が点消灯さ
れ、管制官が決定した経路が明らかに示される。さら
に、対機上経路指示部12によって機上に対して管制官
の決定した経路が指示される。また、策定される経路が
運用効率が高いものとなる。
【0038】通常、無線を用いた音声によって経路指示
などを行っているが、交信に要する時間が短縮され、管
制官のみならずパイロットに対しても目視確認など安全
のために要する時間と注意力が確保され、安全性が向上
する。なお、本発明は、その本旨を逸脱しない範囲で適
宜変更して実施されるもので、上記実施例の他に、これ
と同様な装置でも利用できることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
目視確認や交信のための時間が取られて飛行場の効率向
上に関して考慮する時間が限られた場合でも、飛行場の
効率を勘案して誘導経路案を管制官に提供でき、飛行場
の効率的運用を行うことができる。さらに、航空機や車
両の位置が簡単に把握できるので、管制官は注意を安全
確保業務に振り向けることができ、安全性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である飛行場管制支援シ
ステムのブロック構成図。
【図2】図1の位置検出部の処理を示すフローチャー
ト。
【図3】図1の検出対象特定部の処理を示すフローチャ
ート。
【図4】図1の将来位置予測部の処理を示すフローチャ
ート。
【図5】単純な空港の経路形状の例を示す図。
【図6】複雑な空港の経路形状の例を示す図。
【図7】図1の経路策定部の処理を示すフローチャー
ト。
【図8】図1の経路策定部(出発機が滑走路に向かう場
合)の動作を説明するための空港の経路形状を示す図。
【図9】図1の経路策定部(到着機が到着地点に向かう
場合)の動作を説明するための空港の経路形状を示す
図。
【図10】図1の運用効率評価部の処理を示すフローチ
ャート。
【図11】本発明の第2実施形態である飛行場管制支援
システムのブロック構成図。
【符号の説明】
1…移動体特性データ格納部、2…経路形状情報格納
部、3…位置検出部、4…検出対象特定部、5…移動体
速度算出部、6…将来位置予測部、7…経路策定部、8
…運用効率評価部、9…経路確定入出力処理部、10…
地上側経路指示制御部、11…地上設置経路表示機器
類、12…対機上経路通信部、13…機上側指示経路表
示部、101…滑走路、102…エプロン、103…経
路ネットワーク、103A,103B,103C…区分
された経路ネットワーク、104…出発機、105B,
105C…出発機の確定経路、106…到着機。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛行場の滑走路、誘導路および車両の走
    行路の位置、長さ、駐機するスポット位置等、管制に必
    要な経路形状情報を格納する経路形状情報格納手段と、
    飛行場の滑走路および誘導路を走行する航空機および車
    両の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段
    により得られた航空機や車両の位置情報から速度を算出
    する移動体速度算出手段と、滑走路離脱位置から目的ス
    ポットまでの航空機が走行する経路を策定する経路策定
    手段と、前記位置検出手段による位置情報と前記移動体
    速度算出手段による速度情報に基づき前記経路策定手段
    によって策定された経路における航空機および車両の時
    刻ごとの位置を予測する将来位置予測手段と、前記経路
    策定手段によって策定された経路と管制の対象に関する
    情報を表示すると共に経路確定入力を行う経路確定入出
    力処理手段とを備えたことを特徴とする飛行場管制支援
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の飛行場管制支援システム
    において、経路策定手段は、飛行場の誘導路のネットワ
    ークを複数の区域に区分して、各区域ごとの標準経路あ
    るいは各区域ごとに求めた経路を組合わせて、一つの経
    路を構成することを特徴とする飛行場管制支援システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の飛行場管制支援システム
    において、誘導路の中心線や誘導表示板等の灯火を制御
    することによって、指示経路を与える地上側経路指示手
    段を備えることを特徴とする飛行場管制支援システム。
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