JP2001250200A - 空港面誘導システム - Google Patents

空港面誘導システム

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JP2001250200A
JP2001250200A JP2000062342A JP2000062342A JP2001250200A JP 2001250200 A JP2001250200 A JP 2001250200A JP 2000062342 A JP2000062342 A JP 2000062342A JP 2000062342 A JP2000062342 A JP 2000062342A JP 2001250200 A JP2001250200 A JP 2001250200A
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aircraft
vehicle
airport surface
guidance system
airport
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Yukio Takahashi
幸夫 鷹箸
Akitomo Okabe
明納 岡部
Hidenori Goto
秀範 後藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】空港運用の効率向上を図ると共に、管制官の管
制業務を軽減すること。 【解決手段】空港面に存在している航空機および車両の
現在位置を検出する位置検出手段33と、位置検出手段
33によって検出された航空機および車両の現在位置と
その目的地とに基づいて、当該航空機および車両の現在
位置から目的地までの走行経路を設定する走行経路設定
手段35と、走行経路設定手段35によって設定された
走行経路に基づいて、走行路面上に設けられた航空標識
灯44、表示板45または音声46のうちのいずれか1
つにより、対応する航空機または車両に対して進行方向
あるいは停止の指示を与える誘導手段40、41、42
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空港の滑走路、誘
導路またはエプロンを走行あるいは駐機/駐車している
航空機および車両の位置を検出し、航空機および車両を
目的地まで航空標識灯、表示板などを用いて誘導する空
港面誘導システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空港面での航空機の誘導は、管制
塔にある管制室の管制官が滑走路または誘導路にある航
空機を目視確認しながら、パイロットとの無線交信およ
び誘導路、滑走路などに設置した航空標識灯を点灯また
は消灯させることによる指示で目的地まで航空機を誘導
している。
【0003】このような従来から行われている航空機の
誘導方法の一例を、図11を用いて説明する。図11
は、ターミナル3脇のエプロン5に駐機している航空機
13を離陸させるために、滑走路Aまで誘導する場合を
想定している。
【0004】まず、航空機13のパイロットに対して、
管制官は管制塔2から無線交信によって、誘導路TB
(1)への進入指示がなされ、誘導路TB(1)に埋め
込まれた誘導路中心線灯LCL−B(1)が点灯され
る。その指示に従い航空機13は誘導路TB(1)に進
入する。
【0005】次に、航空機13が誘導路TB(1)を通
過し、滑走路Bを横断しようとする場合には、滑走路B
の手前で航空機13を一旦停止させるために、管制塔2
にある停止線灯運用卓が操作されて、滑走路Bの手前の
停止線灯SBL-B(1)が点灯される。
【0006】更に、航空機13の滑走路Bへの進入を許
可する場合には、滑走路Bへの進入指示が無線で送信さ
れると共に停止線灯SBL-B(1)が消灯されること
によって、航空機13の進入が促され、誘導路TAへの
進入指示が与えられる。
【0007】次に、誘導路TAに埋め込まれた誘導路中
心線灯LCL−A、LCL−A(4)が点灯されること
によって、航空機13が誘導路TA(4)へ導かれ、更
に誘導路TA(4)から滑走路Aへの進入が指示され
る。航空機13が滑走路Aへ進入する場合においては、
先ず、停止線灯SBL-A(4)が点灯されて一時停止
が指示される。そして、進入許可と共に停止線灯SBL
-A(4)が消灯され、滑走路Aへの進入が促される。
【0008】また、着陸からエプロン5の指定スポット
ヘの誘導も、管制官からパイロットヘの無線交信と各種
航空標識灯の点灯・消灯を用いた誘導によって行なわれ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の航空機13の誘導方法では、以下のような問
題がある。
【0010】すなわち、上述した従来の航空機13の誘
導方法では、管制官の判断によってなされるものが多
く、目視確認、判断、指示等を行なう管制官の管制業務
は多大である。このため、航空機13の運用量が多くな
ると、管制官の判断だけでは、過密化した空港の運用を
効率的に行うには限界があるという問題があった。
【0011】また、管制官から航空機13への指示は無
線交信で行われるが、無線交信時の情報伝達において、
言葉の誤解が発生する可能性もあり、空港運用上好まし
いといえる状況では無いという問題もあった。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、航空機または空港内を走行する車両の検出
と、目的地までの走行経路の設定と、航空標識灯、表示
板等による誘導指示とを自動化し、もって、空港運用の
効率向上を図ると共に、管制官の管制業務を軽減するこ
とが可能な空港面誘導システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0014】すなわち、請求項1の発明では、空港面に
おける存在している航空機および車両の現在位置を検出
する位置検出手段と、位置検出手段によって検出された
航空機および車両の現在位置とその目的地とに基づい
て、当該航空機および車両の現在位置から目的地までの
走行経路を設定する走行経路設定手段と、走行経路設定
手段によって設定された走行経路に基づいて、走行路面
上に設けられた航空標識灯、表示板または音声のうちの
いずれか1つにより、対応する航空機または車両に対し
て進行方向あるいは停止の指示を与える誘導手段とを備
える。
【0015】従って、請求項1の発明の空港面誘導シス
テムにおいては、航空機または車両の走行経路を設定す
るとともに、その走行経路に従って航空機または車両を
誘導することができる。
【0016】請求項2の発明では、請求項1の発明の空
港面誘導システムにおいて、走行経路設定手段によって
設定された走行経路を外れて走行する航空機または車両
があった場合に、当該航空機または車両に対して警報を
発する警告手段を備える。
【0017】従って、請求項2の発明の空港面誘導シス
テムにおいては、航空機または車両が、設定された走行
経路を外れた場合には警報によりそれを報知することが
できる。
【0018】請求項3の発明では、請求項2の発明の空
港面誘導システムにおいて、警告手段は、走行経路設定
手段によって設定された走行経路から外れて走行する航
空機または車両に加えて、他の航空機との衝突の危険性
がある航空機または車両に対しても警報を発する。
【0019】従って、請求項3の発明の空港面誘導シス
テムにおいては、空港面を走行する航空機または車両
が、他の航空機と衝突する危険を回避することができ
る。
【0020】請求項4の発明では、請求項1乃至3のう
ちいずれか1項の発明の空港面誘導システムにおいて、
位置検出手段によって検出された航空機および車両の現
在位置を表示する表示手段を備える。
【0021】従って、請求項4の発明の空港面誘導シス
テムにおいては、航空機および車両の位置を表示するこ
とができる。
【0022】請求項5の発明では、航空機の現在位置を
表示する表示手段は、位置検出手段によって検出された
航空機の位置とともに、当該航空機の識別番号を表示す
る。
【0023】従って、請求項5の発明の空港面誘導シス
テムにおいては、航空機の位置とともに識別番号を表示
することができる。
【0024】請求項6の発明では、請求項1乃至5のう
ちいずれか1項の発明の空港面誘導システムにおいて、
航空機の現在位置を検出する位置検出手段として、二次
監視レーダー、空港面探査レーダー、航空機検出セン
サ、ITVカメラのうちの少なくともいずれか1つを用
いる。
【0025】従って、請求項6の発明の空港面誘導シス
テムにおいては、二次監視レーダー、空港面探査レーダ
ー、航空機検出センサ、ITVカメラのうちの少なくと
もいずれか1つを用いて航空機の位置を検出することが
できる。
【0026】請求項7の発明では、請求項1乃至6のう
ちいずれか1項の発明の空港面誘導システムにおいて、
車両の位置を検出する位置検出手段として、GPS装置
を用いる。
【0027】従って、請求項7の発明の空港面誘導シス
テムにおいては、GPS装置を用いて車両の位置を検出
することができる。
【0028】請求項8の発明では、請求項1乃至7のう
ちいずれか1項の発明の空港面誘導システムにおいて、
走行経路設定手段は、航空機および車両の走行経路とし
て、他の航空機の走行を妨害しない最短距離の経路を設
定する。
【0029】従って、請求項8の発明の空港面誘導シス
テムにおいては、航空機または車両の走行経路が、現在
位置から目的地までの距離が最短になるように設定する
ことができる。
【0030】請求項9の発明では、請求項1乃至7のう
ちいずれか1項の発明の空港面誘導システムにおいて、
走行経路設定手段は、航空機および車両の走行経路とし
て、走行時間が最短になるような経路を設定する。
【0031】従って、請求項9の発明の空港面誘導シス
テムにおいては、航空機または車両の走行経路が、現在
位置から目的地までの所要時間が最短になるように設定
することができる。
【0032】請求項10の発明では、請求項1乃至9の
うちいずれか1項の発明の空港面誘導システムにおい
て、空港面のエプロンにおける航空機の位置を検出する
位置検出手段として、エプロンに設置されたITVカメ
ラ、赤外線カメラのうちの少なくともいずれか1つを用
いる。
【0033】従って、請求項10の発明の空港面誘導シ
ステムにおいては、エプロンに設置されたITVカメ
ラ、赤外線カメラのうちの少なくともいずれか1つを用
いることによって、エプロンにおける航空機を検出する
ことができる。
【0034】請求項11の発明では、請求項1乃至10
のうちいずれか1項の発明の空港面誘導システムにおい
て、空港面のエプロンにおいて航空機を駐機させる所定
の位置である指定スポットヘ航空機を誘導する誘導手段
として、エプロンに設置された表示板、音声アナウンス
のうちの少なくともいずれか1つを用いる。
【0035】従って、請求項11の発明の空港面誘導シ
ステムにおいては、エプロンに設置した表示板、音声ア
ナウンスのうちの少なくともいずれか1つを用いること
によって、航空機を指定スポットへ誘導することができ
る。
【0036】請求項12の発明では、請求項4乃至11
のうちいずれか1項の発明の空港面誘導システムにおい
て、表示手段は、位置検出手段によって検出された航空
機および車両の現在位置から、走行経路設定手段によっ
て設定された目的地までの走行経路を表示する。
【0037】従って、請求項12の発明の空港面誘導シ
ステムにおいては、航空機および車両の現在位置と、設
定された目的地までの経路を表示することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0039】なお、以下の実施の形態の説明に用いる図
中の符号は、図11と同一部分については同一符号を付
して示すことにする。
【0040】本発明の実施の形態を図1から図10を用
いて説明する。
【0041】図1は、本発明の実施の形態に係る空港面
誘導システムの全体構成の一例を示すブロック図であ
る。
【0042】本実施の形態に係る空港面誘導システム1
は、空港面探査レーダ4と、送受信器10と、航空機検
出センサ11と、ITVカメラ&画像処理装置12と、
識別番号抽出装置30と、データ受信アンテナ31と、
受信回路32と、航空機&車両位置検出装置33と、信
号統合装置34と、走行経路設定装置35と、飛行計画
情報システム36と、比較回路37と、CRT38と、
空港面地図データベース39と、航空標識灯制御回路4
0と、表示板制御回路41と、音声合成制御回路42
と、警報発生装置43と、航空標識灯44と、表示板4
5と、送信器46と、データ送信アンテナ47とを備え
ている。
【0043】また、図2は、空港面における空港面探査
レーダ4、送受信器10、航空機検出センサ11等の配
置例を示す模式図である。
【0044】空港面探査レーダ4は、ターミナル3の脇
に備えられ、空港面に航空機13が存在するか否かを探
知して、その探知結果データを航空機&車両位置検出装
置33に出力する。
【0045】送受信器10は、ある間隔をおいて滑走路
A、Bの路側に沿って設置され、滑走路A、Bを走行す
る航空機13に向けて質問信号を送信する。また、質問
信号に対して航空機13から応答される応答データを受
信し、受信した応答データを識別番号抽出装置30に出
力する。図2に示す例では、滑走路Aに沿ってある間隔
をおいて4器の送受信器10(A〜D)を備えており、
また、滑走路Bに沿ってある間隔をおいて3器の送受信
器10(E〜G)をそれぞれ備えている。
【0046】航空機検出センサ11は、特願平11−2
08386号公報に開示された構成と同様のものであ
り、誘導路TA(1〜4)、TB(1〜3)の、滑走路
A、Bとの交差点あたりに設置され、誘導路TA(1〜
4)、TB(1〜3)から滑走路A、Bに向かう航空機
13を検出して、検出結果データを航空機&車両位置検
出装置33に出力する。図2に示す例では、誘導路TA
(1)の脇であって滑走路Aとの交差点付近に航空機検
出センサ11(A)を、誘導路TA(2)の脇であって
滑走路Aとの交差点付近に航空機検出センサ11(B)
を、誘導路TA(3)の脇であって滑走路Aとの交差点
付近に航空機検出センサ11(C)を、誘導路TA
(4)の脇であって滑走路Aとの交差点付近に航空機検
出センサ11(D)を、誘導路TB(1)の脇であって
滑走路Bとの交差点付近に航空機検出センサ11(E)
を、誘導路TB(2)の脇であって滑走路Bとの交差点
付近に航空機検出センサ11(F)を、誘導路TB
(3)の脇であって滑走路Bとの交差点付近に航空機検
出センサ11(G)を、それぞれ設置している。
【0047】ITVカメラ&画像処理装置12は、空港
面に適宜備えられ、航空機13や車両6等の撮影を行
い、撮影データまたは画像データを航空機&車両位置検
出装置33に出力する。
【0048】識別番号抽出装置30は、送受信器10か
ら出力された応答データに基づいて、航空機13固有に
予め定められている識別番号を抽出し、抽出結果として
識別番号抽出データを信号統合装置34および走行経路
設定装置35に出力する。
【0049】データ受信アンテナ31は、空港面を走行
する車両6に備えられたデータ送受信用アンテナ52か
ら送信された車両位置データを受信し、受信した車両位
置データを受信回路32に出力する。
【0050】なお、各車両6は、GPS用受信アンテナ
50と、GPS装置51と、データ送受信用アンテナ5
2と、送受信器53と、入出力装置54とを備えてお
り、GPS用受信アンテナ50を介してGPS衛星から
取得したGPS信号に基づいてGPS装置51において
車両位置の検出を行い、車両位置を示す車両位置データ
を送受信器53を介してデータ送受信用アンテナ52か
ら、空港面誘導システム1のデータ受信アンテナ31へ
と送信する。また、この車両位置データに基づいて自分
自身の位置を入出力装置54において表示することも可
能なようにしている。
【0051】受信回路32は、データ受信アンテナ31
から出力された車両位置データを受信し、航空機&車両
位置検出装置33に出力する。
【0052】航空機&車両位置検出装置33は、空港面
探査レーダ4、航空機検出センサ11、および受信回路
32から得られる各データに基づいて、航空機13や車
両6の空港面における位置を特定し、位置を特定した結
果を位置特定データとして、信号統合装置34と、走行
経路設定装置35とに出力する。また、航空機13や車
両6が、許可されている以外の場所に位置している場合
には、警報発生信号と警報理由情報とを警報発生装置4
3に出力する。
【0053】信号統合装置34は、識別番号抽出装置3
0から出力される識別番号抽出データと、航空機&車両
位置検出装置33から出力される位置特定データとの入
力を受ける。更に、空港面の地図情報が格納された空港
面地図データベース39から空港面地図データの入力も
受ける。
【0054】信号統合装置34は、これらのデータに基
づいて、空港面における航空機13と車両6との位置を
示す航空機車両表示データを作成し、比較回路37とC
RT38とにそれぞれ出力する。そして、CRT38上
に、空港面における航空機13の位置とその認識番号、
空港面における車両6の位置とその識別番号を、それぞ
れCRT38上に表示させる。
【0055】図3は、空港面を表す地図上に航空機13
と車両6とが表示されたCRT38の画面表示の一例を
示す模式図であり、滑走路Aの前方側に位置している識
別番号XYZ−123の航空機13と、誘導路TA
(4)上に位置している識別番号CAR−5の車両6が
表示されている状態を示している。
【0056】走行経路設定装置35は、航空機&車両位
置検出装置33から航空機13の位置特定データと、識
別番号抽出装置30から識別番号抽出データと、航空機
13の飛行計画情報(フライトプラン)が格納されてい
る飛行計画情報システム36から航空機13の飛行計画
情報の入力を受ける。更に、離陸滑走路を決定するため
の判定材料となる風向きなどの気象情報Wと、補修工事
などで通行不可となっている滑走路あるいは誘導路の空
港面情報Pなどの入力も受ける。
【0057】また、走行経路設定装置35は、管制官が
走行経路を設定する場合におけるノウハウがデータ化さ
れた走行経路データベースDを内蔵している。そして、
航空機13の走行経路を設定する場合においては、ま
ず、飛行計画情報システム36から入力される飛行計画
情報から航空機13の目的地を求めた後、走行経路を作
成する。走行経路を作成する場合には、まず、走行経路
が管制官による人的設定か、または自動設定かの判定を
行ない、人的設定の場合には、走行経路設定装置35を
使用しない。
【0058】一方、走行経路の自動設定を行う場合に
は、管制官の走行経路の設定のためのノウハウを蓄積し
た走行経路データベースDから、優先度の高い順番に走
行経路を抽出する。ここで、優先度の高い走行設定と
は、待ち時間や走行距離の短いなどを考慮した走行経路
である。次に、航空機&車両位置検出装置33から入力
される位置特定データに基づいて、他の航空機13およ
び車両6の位置特定データとの比較を行ない、他の航空
機13や車両6との交錯が有るか無いかの判定を行う。
そして、交錯の可能性がある場合には、優先度が高い走
行経路であっても破棄され、次の走行経路の抽出を行な
う。このような手法で決定された走行経路は、走行経路
データベースDに新たに蓄積されるようにしている。
【0059】走行経路設定装置35は、このようにして
設定した走行経路データを、比較回路37、CRT3
8、航空標識灯制御回路40、表示板制御回路41、音
声合成制御回路42にそれぞれ出力する。
【0060】比較回路37は、信号統合装置34から入
力される航空機車両表示データと、走行経路設定装置3
5から入力される走行経路データとを比較し、走行経路
データにて設定した走行経路上を航空機13または車両
6が走行、駐機または駐車していない場合には、警報理
由情報とともに警報発生信号を警報発生装置43に出力
する。また、航空機&車両位置検出装置33に航空機1
3間の接近危険距離を予め設定し登録しておくことで、
その接近距離以下となり航空機13同士の衝突の危険性
があると判定された場合にも、警報理由情報とともに警
報発生信号を警報発生装置43に出力する。
【0061】CRT38は、信号統合装置34から航空
機車両表示データの入力を、走行経路設定装置35から
走行経路データの入力を、比較回路37から警報発生信
号と警報理由情報との入力をそれぞれ受け、これらのデ
ータに基づいて、空港面に駐機している航空機13や、
駐車している車両6の位置表示や、走行経路の表示や、
走行経路に沿って走行している航空機13や車両6の走
行状態の表示を行う。また、比較回路37より警報理由
情報の入力を受けた場合には、警報理由情報を表示す
る。
【0062】航空標識灯制御回路40は、走行経路設定
装置35から走行経路データの入力を受け、この走行経
路データに基づいて、走行経路として指定された走行路
面上の誘導路中心線灯LCL−A、LCL−B、停止線
灯SBL−A、SBL−Bなどといった航空標識灯44
の点灯を制御する。このように、誘導路中心線灯LCL
−A、LCL−B、停止線灯SBL−A、SBL−Bな
どといった航空標識灯44の点灯を制御することによっ
て、航空機13のパイロットに進入、停止の指示を与え
る。
【0063】表示板制御回路41は、走行経路設定装置
35から入力される走行経路データに基づいて、図4に
その一例を示すように、矢印などを用いて表示する表示
板45を制御する。このような表示板45を、誘導路T
A、TBや滑走路A、Bまたはその交差点に配置するこ
とによって、航空機13または車両6に対して進むべき
方向または停止等の指示を与える。また、走行速度の指
示などを行う。
【0064】音声合成制御回路42は、走行経路設定装
置35から入力される走行経路データに基づいて、航空
標識灯44や表示板45を用いた指示内容を送信器46
に出力し、送信器46は、データ送信アンテナ47を介
して航空機13および車両6に無線で音声指示を与え
る。
【0065】警報発生装置43は、航空機&車両位置検
出装置33または比較回路37から警報発生信号と警報
理由情報とが入力された場合には、警報発生信号と警報
理由情報とに基づいて、無線によって航空機13または
車両6に向けて警報を発するとともに、警報理由も音声
によりアナウンスする。これによって、誤誘導を防止す
る。
【0066】上述したように、本発明の実施の形態に係
る空港面誘導システムは、航空標識灯44、表示板4
5、送信器46を用いた指示によって航空機13および
車両6を、走行経路データに沿って目的地まで誘導す
る。
【0067】また、図5は、エプロン5内のターミナル
3の脇であって、航空機13を駐機させるスポットに設
けられたスポット誘導システム70の一例を示すブロッ
ク図である。
【0068】スポット誘導システム70は、本発明の実
施に係る空港面誘導システム1の一部として必要に応じ
て備えるものであり、赤外線カメラ71と、ITVカメ
ラ72と、航空機機種データベース73と、画像処理装
置74と、表示板45とを備えている。
【0069】赤外線カメラ71は、図6に示すように、
航空機13の進入方向の正面のターミナル3の外壁に、
航空機13のエンジンE1、E2を撮影可能な高さに設
置する。そして、撮影した画像データを画像処理装置7
4に出力する。
【0070】ITVカメラ72は、図6に示すように、
航空機13の進入方向と平行な壁に、航空機13の側面
部を撮影可能な位置に設置する。そして、撮影した画像
データを画像処理装置74に出力する。
【0071】航空機機種データベース73は、航空機1
3の機種毎の外形画像データを格納しているデータベー
スであり、航空機13の識別番号に基づいて、該当する
機種の外形画像データを画像処理装置74に出力する。
【0072】画像処理装置74は、航空機機種データベ
ース73から入力される航空機13の外形画像データ
と、赤外線カメラ71およびITVカメラ72から入力
される画像データとを比較して、スポットに駐機する航
空機13の誘導方向を求めて、その結果を表示板45に
出力する。
【0073】表示板45は、画像処理装置74から出力
される誘導方向を、スポットへ駐機する航空機13へ示
すものであり、図6に示すように、航空機13の進入方
向の正面のターミナル3の外壁に、パイロットが視認し
やすい高さに設置する。
【0074】次に、以上のように構成した本発明の実施
の形態に係る空港面誘導システムの作用について、図2
に示す航空機13が、滑走路Aからエプロン5に向かっ
て図中の矢印に沿った経路を移動する際の位置を検出す
る場合を例にとって説明する。
【0075】まず、航空機13の第1の位置検出手段で
ある空港面探査レーダ4から探査電波が発射され、航空
機13の機体で反射された電波は、再度空港面探査レー
ダ4に受信される。受信された電波は、探知結果データ
として航空機&車両位置検出装置33に出力され、航空
機&車両位置検出装置33において、探知結果データの
受信角度および電波発射から受信に要する時間などか
ら、空港面における航空機13の位置が検出される。
【0076】次に、航空機13の第2の位置検出手段で
ある滑走路Aの脇に設置された送受信器10(B)によ
って滑走路A方向に向けて質問信号が送信される。この
質問信号は、滑走路Aを走行する航空機13によって受
信され、この航空機13からは、質問信号に対する応答
信号が送受信器10(B)に送信される。送受信器10
(B)側では、この応答信号の有無から航空機13の有
無が判定される。更に、この航空機13が滑走路Aから
誘導路TA(1)に進入する時には、送受信器10
(A)に応答信号が返信される。
【0077】また、航空機13の第3の位置検出手段で
ある誘導路TA(1)の誘導路入口に設置された航空機
検出センサ11(A)によって、航空機13の通過が検
出される。
【0078】更に、航空機検出センサ11(A)を通過
した航空機13は、誘導路TAに進入した後、滑走路B
に一度進入し、しかる後に誘導路TB(1)に進入し
て、エプロン5のエリアに到達する。この移動中にも、
空港面探査レーダ4、送受信器10および航空機検出セ
ンサ11などによって、航空機13の有無と位置とが検
出される。
【0079】また、第4の検出手段であるITVカメラ
12を、航空機検出センサ11と同様にして、各誘導路
TA、TBと滑走路A、Bとの交差点や、誘導路TA、
TBの脇に設置することで、航空機13の通過が検出さ
れる。
【0080】次に、車両6を検出する場合における作用
について図1および、図2を用いて説明する。
【0081】車両6では、GPS用受信アンテナ50に
おいて、図示しないGPS衛星から発信されるGPS信
号が受信される。このGPS信号は、GPS用受信アン
テナ50からGPS装置51へと出力され、そこで車両
6の現在位置が検知される。
【0082】車両6の現在位置が検知された結果は、車
両位置データとして入出力装置54に入力され、入出力
装置54の図示しない付属モニター上で現在位置が表示
される。また、この車両位置データは、送受信器53に
も入力され、送受信器53からは、車両6の車両番号
(例えばCAR−5)と共にデータ送受信用アンテナ5
2を介して、空港面誘導システム1のデータ受信アンテ
ナ31に向けて送信される。
【0083】また、車両6の検出は、航空機13の場合
と同様にして、空港面探査レーダ4およびITVカメラ
12によってもなされる。
【0084】次に、送受信器10によって受信された応
答データ、空港面探査レーダ4、航空機検出センサ1
1、車両6に搭載されたGPS装置51、およびITV
カメラ12によって取得された航空機13および車両6
の位置データに基づいて、航空機13および車両6の位
置がCRT38上で表示される場合の作用について説明
する。
【0085】送受信器10によって受信された応答デー
タからは、識別番号抽出装置30において航空機13固
有の識別番号が抽出され、抽出されたデータが識別番号
抽出データとして信号統合装置34に入力される。ま
た、空港面探査レーダ4、航空機検出センサ11、車両
6搭載のGPS装置51、およびITVカメラ12によ
って取得された航空機13/車両6の位置データは、航
空機&車両位置検出装置33に入力され、滑走路A、誘
導路TAなどにおける空港面での位置が特定される。
【0086】航空機&車両位置検出装置33の出力信号
である位置特定データは、航空機13や車両6の識別信
号と同様に信号統合装置34に入力される。また、信号
統合装置34には、空港面地図データベース39から、
空港面地図データも入力がなされる。
【0087】信号統合装置34では、空港面地図データ
ベース39から入力される空港面地図データ上に、位置
が検出された航空機13および車両6の位置とそれらの
認識番号(例えばXYZ−123、CAR−5)とが重ね
合わされ、図3に示すように、空港面のどの位置に航空
機13と車両6とが走行あるいは駐機または駐車してい
るかがCRT38上に表示される。
【0088】このようにして、航空機13と車両6との
位置が正確に、かつリアルタイムに確認される。
【0089】次に、エプロン5エリア内のターミナル3
脇の指定スポットヘ航空機13を駐機させる場合におけ
る航空機13の検出および誘導時における作用について
説明する。
【0090】図6に示すように、航空機13が駐機する
ために指定されたスポットへ接近すると、その航空機1
3の正面画像が、正面のターミナル3の外側に設置され
た赤外線カメラ71によって撮影される。また、その側
面画像が、航空機13の進入方向と平行な壁に設置され
たITVカメラ72によって撮影される。
【0091】図7は、航空機機種データベース73から
入手した、スポットへ接近している航空機13の識別番
号に該当する機種の正面画像Fと、赤外線カメラ71で
撮影された航空機13のエンジンE1、E2の赤外線画
像である。これは画像処理装置74によって作成された
ものである。
【0092】図7中に示すズレGL、GRは、指定スポ
ットヘ航空機13を駐機するにあたって、航空機機種デ
ータベース73から出力された正面画像Fのエンジン位
置e1、e2を基準としたときにおける航空機13の横
方向のズレの量を示すものである。
【0093】また、図8は、航空機機種データベース7
3から入手した、スポットへ接近している航空機13の
識別番号に該当する機種の側面画像S0と、ITVカメ
ラ72で撮影された航空機13の側面画像S1とを合わ
せて示すものであり、これは画像処理装置74によって
作成されたものである。
【0094】図8に示す進入不足量Lは、指定スポット
ヘ航空機13を駐機するにあたって、航空機機種データ
ベース73から出力された側面画像S1に対する進入不
足量を示すものである。
【0095】このように、指定スポットヘ駐機する航空
機13の横方向のズレGL、GR、および進行方向の進
入不足量Lは、図4にその一例を示すような表示板45
を用いて航空機13に伝えられる。
【0096】図4に示す「XYZ123」は、識別番号
から得た航空機13の便名であり、横方向の矢印は、航
空機13の駐機位置が右方向にズレていることを表し、
縦方向の矢印は駐機位置へ進入が不足していることを表
す。航空機13のパイロットは、表示板45のこのよう
な表示内容を確認しながら航空機13の方向および進入
の操縦補正を行なうことができる。
【0097】操縦補正によってズレGL、GRや進入不
足量Lが減少すると、図9に示すように各矢印の長さを
短くすることで、操縦補正による補正効果が、パイロッ
トによって認識される。
【0098】なお、表示板45への表示手段は、図4や
図9に示すような矢印表示に限定するものではなく、方
向を文字で表示したり、あるいは音声合成した音声を用
いてパイロットに無線で指示を与えるようにしてもよ
い。
【0099】次に、滑走路、誘導路における航空機13
および車両6の走行経路設定時における作用について説
明する。
【0100】図1に示す走行経路設定装置35には、上
述した航空機&車両位置検出装置33から航空機13の
位置特定データと、識別番号抽出装置30からの識別番
号抽出データと、飛行計画情報システム36からの航空
機13の飛行計画情報と、離陸滑走路を決定するための
判定材料となる風向きなどの気象情報Wと、補修工事な
どで通行不可となっている滑走路あるいは誘導路の空港
面情報Wなどが入力される。
【0101】また、走行経路設定装置35には、管制官
が走行経路を設定する場合のノウハウがデータ化された
走行経路データベースDが内蔵されている。走行経路が
設定される場合においては、まず、走行経路設定装置3
5が飛行計画情報から航空機13の目的地を求めた後、
図10に示すフローチャートに従って、走行経路が作成
される。
【0102】まず、走行経路の設定が管制官による人的
な設定か、または走行経路設定装置35を用いた自動設
定かの判定を行ない、人的設定の場合(S1:No)に
は、走行経路設定装置35を使用しないので終了する。
【0103】自動設定が設定された場合(S1:Ye
s)には、走行経路データベースDから、優先度の高い
順番に走行経路が抽出される(S2、S3)。
【0104】ここで優先度の高い走行経路とは、待ち時
間や走行距離などを考慮した経路である。次に、他の航
空機13および車両6の位置特定データとの比較が行な
われ(S4)、更に、他の航空機13や車両6との交錯
が有るか無いかの判定が行われる(S5)。
【0105】判定の結果、他の航空機13や車両6との
交錯の可能性がある場合(S5:No)には、優先度が
高い走行経路であっても破棄され、次の走行経路の抽出
が行なわれる(S3)。
【0106】このようなルーチンを繰り返すことによっ
て走行経路が決定され(S6)、決定された走行経路
は、走行経路データベースDに新たに蓄積される。さら
に、CRT38上に表示されている航空機13と車両6
との走行経路として表示がなされる。
【0107】次に、決定された走行経路に基づいて航空
機13および車両6を誘導する場合における作用につい
て説明する。
【0108】走行経路設定装置35によって設定された
走行経路データは、航空標識灯制御回路40、表示板制
御回路41、音声合成制御回路42にそれぞれ入力され
る。
【0109】そして、航空標識灯制御回路40によっ
て、走行経路に該当する走行路面上の誘導路中心線灯、
停止線灯などの航空標識灯44の点灯制御がなされ、航
空機13に対して進入や停止等の指示がなされる。
【0110】また、表示板制御回路41によって、図4
に示すように矢印表示などによる表示板45が制御さ
れ、進むべき方向または停止等の指示がパイロットに対
して与えられる。更に、走行速度の指示なども行なわれ
る。
【0111】更に、音声合成制御回路42によって、上
述した航空標識灯44や表示板45を用いた指示を、送
信器46からデータ送信アンテナ47を介して送信する
ことによって、航空機13および車両6に対して、音声
で指示が与えられる。
【0112】このように、航空標識灯44、表示板45
および音声アナウンスによって、航空機13および車両
6は目的地まで誘導される。
【0113】次に、決定された走行経路から外れて走行
する場合、あるいは、他の航空機13との衝突の危険性
がある場合のときの作用について説明する。
【0114】図1において、信号統合装置34によって
出力された航空機車両表示データと、走行経路設定装置
35によって出力された走行経路データとが比較回路3
7において比較される。
【0115】比較回路37における比較の結果、設定し
た走行経路上を航空機13または車両6が走行、駐機ま
たは駐車していない場合には、警報発生装置43から無
線を通じて関連する航空機13または車両6に警報が発
せられる。
【0116】更に、警報発生装置43からは警報理由も
音声アンウンスがなされる。この時、航空機&車両位置
検出装置33に航空機13間の接近危険距離を予め設定
しておき、航空機13同士の距離が、この接近危険距離
以下となり、航空機13同士の衝突の危険性があると判
定された場合においても、警報を発生させるようにして
もよい。
【0117】上述したように、本発明の実施の形態に係
る空港面誘導システム1においては、上記のような作用
により、航空機13または空港内を走行する車両6の検
出と、目的地までの走行経路の設定と、航空標識灯4
4、表示板45等による誘導指示とを自動化することが
できる。
【0118】その結果、空港運用の効率向上を図ると共
に、管制官の管制業務を軽減することが可能となる。
【0119】以上、本発明の好適な実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技
術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空港面誘
導システムによれば、航空機または空港内を走行する車
両の検出と、目的地までの走行経路の設定と、航空標識
灯、表示板等による誘導指示とを自動化することができ
る。
【0121】以上により、空港運用の効率向上を図ると
共に、管制官の管制業務を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る空港面誘導システム
の全体構成の一例を示すブロック図。
【図2】空港面における空港面探査レーダ、送受信器、
航空機検出センサ等の配置例を示す模式図。
【図3】空港面を表す地図上に航空機と車両とが表示さ
れたCRT画面表示の一例を示す模式図。
【図4】表示板の一例を示す模式図。
【図5】航空機を駐機させるスポットに備えたスポット
誘導システムの一例を示すブロック図。
【図6】赤外線カメラおよびITVカメラの設置場所の
一例を示す模式図。
【図7】航空機の識別番号に該当する機種の正面画像
と、赤外線カメラで撮影された航空機のエンジンの赤外
線画像とを重ねた画像の一例を示す模式図。
【図8】航空機の識別番号に該当する機種の側面画像
と、ITVカメラで撮影された航空機の側面画像とを重
ねた画像の一例を示す模式図。
【図9】表示板の一例を示す模式図。
【図10】走行経路を設定するプログラムのフローチャ
ート。
【図11】従来から行われている航空機の誘導方法の一
例を説明するための模式図。
【符号の説明】
1…空港面誘導システム、 2…管制塔、 3…ターミナル、 4…空港面探査レーダ、 5…エプロン、 6…車両、 10…送受信器、 11…航空機検出センサ、 12…画像処理装置&ITVカメラ、 13…航空機、 30…識別番号抽出装置、 31…データ受信アンテナ、 32…受信回路、 33…車両位置検出装置、 34…信号統合装置、 35…走行経路設定装置、 36…飛行計画情報システム、 37…比較回路、 38…CRT、 39…空港面地図データベース、 40…航空標識灯制御回路、 41…表示板制御回路、 42…音声合成制御回路、 43…警報発生装置、 44…航空標識灯、 45…表示板、 46…送信器、 47…データ送信アンテナ、 50…GPS用受信アンテナ、 51…GPS装置、 52…データ送受信用アンテナ、 53…送受信器、 54…入出力装置、 70…スポット誘導システム、 71…赤外線カメラ、 72…ITVカメラ、 73…航空機機種データベース、 74…画像処理装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 秀範 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 5H180 AA26 AA30 CC04 CC14 FF05 FF13 JJ03 LL04 LL07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空港面における存在している航空機およ
    び車両の現在位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段によって検出された航空機および車両
    の現在位置とその目的地とに基づいて、当該航空機およ
    び車両の現在位置から目的地までの走行経路を設定する
    走行経路設定手段と、 前記走行経路設定手段によって設定された走行経路に基
    づいて、走行路面上に設けられた航空標識灯、表示板ま
    たは音声のうちのいずれか1つにより、対応する航空機
    または車両に対して進行方向あるいは停止の指示を与え
    る誘導手段とを備えたことを特徴とする空港面誘導シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空港面誘導システムに
    おいて、 前記走行経路設定手段によって設定された走行経路を外
    れて走行する航空機または車両があった場合に、当該航
    空機または車両に対して警報を発する警告手段を備えた
    ことを特徴とする空港面誘導システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の空港面誘導システムに
    おいて、 前記警告手段は、前記走行経路設定手段によって設定さ
    れた走行経路から外れて走行する航空機または車両に加
    えて、他の航空機との衝突の危険性がある航空機または
    車両に対しても警報を発することを特徴とする空港面誘
    導システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちいずれか1項に記
    載の空港面誘導システムにおいて、 前記位置検出手段によって検出された航空機および車両
    の現在位置を表示する表示手段を備えたことを特徴とす
    る空港面誘導システム。
  5. 【請求項5】 前記航空機の現在位置を表示する表示手
    段は、前記位置検出手段によって検出された航空機の位
    置とともに、当該航空機の識別番号を表示することを特
    徴とする請求項4に記載の空港面誘導システム。
  6. 【請求項6】 航空機の現在位置を検出する前記位置検
    出手段として、二次監視レーダー、空港面探査レーダ
    ー、航空機検出センサ、ITVカメラのうちの少なくと
    もいずれか1つを用いたことを特徴とする請求項1乃至
    5のうちいずれか1項に記載の空港面誘導システム。
  7. 【請求項7】 車両の位置を検出する前記位置検出手段
    として、GPS装置を用いたことを特徴とする請求項1
    乃至6のうちいずれか1項に記載の空港面誘導システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のうちいずれか1項に記
    載の空港面誘導システムにおいて、 前記走行経路設定手段は、航空機および車両の前記走行
    経路として、他の航空機の走行を妨害しない最短距離の
    経路を設定することを特徴とする空港面誘導システム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至7のうちいずれか1項に記
    載の空港面誘導システムにおいて、 前記走行経路設定手段は、航空機および車両の前記走行
    経路として、走行時間が最短になるような経路を設定す
    ることを特徴とする空港面誘導システム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のうちいずれか1項に
    記載の空港面誘導システムにおいて、 前記空港面のエプロンにおける航空機の位置を検出する
    前記位置検出手段として、前記エプロンに設置されたI
    TVカメラ、赤外線カメラのうちの少なくともいずれか
    1つを用いたことを特徴とする空港面誘導システム。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のうちいずれか1項
    に記載の空港面誘導システムにおいて、 前記空港面のエプロンにおいて航空機を駐機させる所定
    の位置である指定スポットヘ航空機を誘導する前記誘導
    手段として、前記エプロンに設置された表示板、音声ア
    ナウンスのうちの少なくともいずれか1つを用いたこと
    を特徴とする空港面誘導システム。
  12. 【請求項12】 前記表示手段は、前記位置検出手段に
    よって検出された航空機および車両の現在位置から、前
    記走行経路設定手段によって設定された目的地までの走
    行経路を表示することを特徴とする請求項4乃至11の
    うちいずれか1項に記載の空港面誘導システム。
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