JP2002197394A - 財務管理システム - Google Patents

財務管理システム

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JP2002197394A
JP2002197394A JP2000398853A JP2000398853A JP2002197394A JP 2002197394 A JP2002197394 A JP 2002197394A JP 2000398853 A JP2000398853 A JP 2000398853A JP 2000398853 A JP2000398853 A JP 2000398853A JP 2002197394 A JP2002197394 A JP 2002197394A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、所定伝票への入力のみによ
って、企業グループ内外に応じた支払処理及び入金処理
を行なうと共に、企業としての連結決算処理を行なうよ
うにした財務管理システムを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 本発明の課題は、グループ内の複数の部
門から入力された所定の伝票に基づいて、該部門に代わ
って資金を管理する資金管理部門にて会計処理を行なう
財務管理システムにおいて、伝票に支払情報が入力され
た支払伝票の支払先に基づいて、上記グループ内の部門
への支払であるかを判断するグループ内判断手段と、上
記グループ内判断手段による判断結果に基づいて、上記
資金管理部門が支払元の代わりに上記支払先へ仮払いを
するように仕訳する仕訳手段と、上記仕訳手段による仕
訳に基づいて、入金情報を入力した入金伝票を上記支払
先へ通知するグループ内入金処理手段とを有し、グルー
プ内にて債権債務の相殺処理を行なうようにした財務管
理システムによって達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定伝票への入力
のみによって、企業グループ内外に応じた支払処理及び
入金処理を行なうと共に、企業としての連結決算処理を
行なうようにした財務管理システムを提供するものであ
る。
【0002】また、本発明は、グループ内の複数の部門
から入力された所定の伝票に基づいて支払処理を行なう
支払処理システム、及び、グループ内の複数の部門への
入金処理を行なう入金処理システムに関する。
【0003】
【従来の技術】本社と子会社等を含む関係会社等とで成
る大企業構成において、従来より会計処理方法は、各子
会社で日々発生する伝票を処理し、伝票等の勘定記録に
基づいて、期末毎に損益計算書及び貸借対照表等の財務
諸表の作成を行なっている。また、本社に対して、必要
に応じて、例えば、期末毎に損益計算書及び貸借対照表
等の財務諸表を提出している。本社は、子会社から報告
を受けた財務諸表に基づいて、企業全体として作成した
連結損益計算書及び連結貸借対照表等に基づいた連結財
務諸表を作成する等をして決算整理を行なっている。
【0004】これら会計処理を簡素化するために、近年
のコンピュータ化によって、多くの企業で、会計ソフト
を導入し、伝票処理等の日々の処理を自動化するように
なってきた。例えば、各関係会社が、業務に適した独自
の会計ソフトを開発し、又は、市販されている会計ソフ
トを導入し、必要に応じて担当者によって表計算等を使
用して計算データを加工する等の工夫によって、煩雑な
会計処理をこなしている。
【0005】このようなコンピュータ化によって、関係
会社は、会社内での伝票処理をデータとして管理するこ
とが可能となり、本社への報告のための損益計算書及び
貸借対照表等を、例えば、本社が指定する形式での表計
算シートへの加工を容易とすることができ、また、本社
への報告もネットワークを介してデータ転送することに
よって、迅速に行なうことが可能となった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来における会計処理方法においては、以下に述べる問題
点がある。
【0007】伝票処理によって、本社と関係会社間又は
関係会社間同士のグループ間で発生する売掛金及び買掛
金による入金処理及び支払処理は、所定の銀行を介して
行なわれる。通常、例えば、本社への支払処理を簡素化
するために、つまり、支払伝票への消し込み処理を簡素
化するために、勘定科目の数を少なくする等を行なって
いる。しかしながら、会計法規に従った勘定科目の設定
に基づく以上、勘定科目を少なくするには限度があり、
手間のかかる消し込み処理を大幅に削減することができ
ない。また、各関係会社は、期日までに支払いを完了さ
せるために、銀行へ出向き、銀行に指定の取引先に支払
いを依頼するために、支払伝票に基づいた依頼書を提
出、又は、銀行で支払伝票に基づいたデータを入力する
等の労力を要する。更に、グループ間でありながら、本
社のみならず各関係会社において、少なくとも支払いに
必要な資金を、預金残高として管理しておかなければな
らない。そして、銀行を介して支払いが行なわれるた
め、手数料を支払わなければならない等の問題がある。
【0008】また、通常、各関係会社にて独自の会計処
理を行なっているため、本社が連結決算報告を行なうた
めには、決算整理を各関係会社の財務知識を有する担当
者によって行なわなければならない。本社は、短い期間
内に、各関係会社から報告される大量のデータを処理し
なければならず、連結決算を完了させるための労力は相
当なものである。関係会社においても、決算整理を行な
う労力は大変なものであるが、通常、人手を介して、決
算報告が作成されるため、本社への報告前後において、
見直し及び修正が発生する等の問題がある。
【0009】そこで、本発明の課題は、所定伝票への入
力のみによって、企業グループ内外に応じた支払処理及
び入金処理を行なうと共に、企業としての連結決算処理
を行なうようにした財務管理システムを提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、請求項1に記載されるように、グループ
内の複数の部門から入力された所定の伝票に基づいて、
該部門に代わって資金を管理する資金管理部門にて会計
処理を行なう財務管理システムにおいて、伝票に支払情
報が入力された支払伝票の支払先に基づいて、上記グル
ープ内の部門への支払であるかを判断するグループ内判
断手段と、上記グループ内判断手段による判断結果に基
づいて、上記資金管理部門が支払元の代わりに上記支払
先へ仮払いをするように仕訳する仕訳手段と、上記仕訳
手段による仕訳に基づいて、入金情報を入力した入金伝
票を上記支払先へ通知するグループ内入金処理手段とを
有し、グループ内にて債権債務の相殺処理を行なうよう
に構成される。
【0011】このような財務管理システムでは、グルー
プ内への支払伝票に対して、資金管理部門が仮払いでき
るように仕訳を作成し、グループ内への支払伝票から、
支払先への入金伝票を作成することができる。
【0012】従って、銀行を介することなく、グループ
内で債権債務の相殺処理をすることによって、資金を内
部で動かすことができるため、銀行との間での資金の授
受を不要とし、銀行手続き等も不要となる。
【0013】上記グループ内の複数の部門は、例えば、
1つの企業グループに属する子会社、関連会社、又は、
1つの企業組織を目的に応じて分類した単位を示す。
【0014】上記資金管理部門は、例えば、本社機構、
又は、本社によって管理されるグループ全体の資金運用
を行なう部門等である。
【0015】資金を集中させるという観点において、本
発明は、請求項2に記載されるように、請求項1記載の
財務管理システムにおいて、グループ外から上記部門へ
の入金を、該部門から上記資金管理部門への貸付金とし
て入金処理を行なうグループ外入金処理手段を有し、該
資金管理部門の口座にグループ外からの入金を集中させ
るように構成することができる。
【0016】このような財務管理システムでは、グルー
プ外からの入金を、入金先の部門から資金管理部門への
貸付金として入金処理が行なわれるため、入金額を資金
管理部門の口座に集中させて管理することができる。従
って、各部門の口座に資金を遊ばせておくといった無駄
を無くすことができる。
【0017】グループ全体としての預金を最小限にする
という観点において、本発明は、請求項3に記載される
ように、請求項1又は2記載の財務管理システムにおい
て、上記資金管理部門の口座を所定残高に基づいて管理
する残高管理手段を有するように構成することができ
る。
【0018】このような財務管理システムでは、資金を
集中させている資金管理部門の口座を所定残高に基づい
て管理する。従って、所定残高を超えた預金を運用資
金、又は、借入返済に充当すること(余資吸上)がで
き、また、金利を稼ぐことが可能となる。
【0019】グループ内の部門からグループ外の取引先
への支払を代行するという観点において、本発明は、請
求項4に記載されるように、請求項1乃至3のいずれか
一項記載の財務管理システムにおいて、上記グループ内
判断手段によって、上記支払先がグループ外の取引先で
ある場合、上記資金管理部門から上記支払元への貸付金
として支払処理を行なうグループ外支払処理手段を有
し、上記支払元の代わりに上記資金管理部門の口座から
該支払先に支払代行を行なうように構成することができ
る。
【0020】このような財務管理システムでは、グルー
プ外の取引先へ支払が行なわれる場合、資金管理部門か
らグループ内の支払元への貸付金として支払処理を行な
うことができる。よって、資金管理部門による支払代行
が可能となり、各部門における資金繰りの調整が不要と
なり、資金繰りの不安を無くすことができる。
【0021】預金を超える資金が一時的に必要な場合に
対応するという観点において、本発明は、請求項5に記
載されるように、請求項1乃至4のいずれか一項記載の
財務管理システムにおいて、上記部門からの伝票に入力
された資金の回送を依頼する貸方科目に応じて、該部門
の口座に、上記資金管理部門から資金を回送する資金回
送手段を有するように構成することができる。
【0022】このような財務管理システムでは、伝票に
入力された資金の回送を依頼する貸方科目に応じて、グ
ループ内の部門の口座に、資金管理部門から資金を回送
するため、部門での資金繰りが容易に行なうことができ
る。
【0023】また、入力された所定の伝票に基づいて連
結決算処理を行なうという観点から、本発明は、請求項
6に記載されるように、請求項1乃至5のいずれか一項
記載の財務管理システムにおいて、部門毎に連結会社で
あるか否かを示すテーブルと、上記各部門から入力され
た伝票の仕訳データに基づいて、上記テーブルで示され
る連結会社間での売掛金及び買掛金を示すマトリクスを
作成するマトリクス作成手段と、上記マトリクス作成手
段によって作成されたマトリクスに基づいて、連結会社
間での売掛金及び買掛金の一致を消去する消去手段と、
上記消去手段によって全て消去した際に、連結財務諸表
を生成する連結財務諸表生成手段とを有するように構成
することができる。
【0024】このような財務管理システムでは、各部門
によって入力された伝票の仕訳データに基づいて、各部
門のうちの連結会社間における売掛金及び買掛金の一致
を自動的に消去することができるため、連結財務諸表の
作成を容易に行なうことができる。
【0025】また、グループ内の債務相殺を行なうとい
う観点において、本発明は、請求項7に記載されるよう
に、グループ内の複数の部門から入力された所定の伝票
に基づいて、支払処理を行なう支払処理システムにおい
て、指定された期日に基づいて、支払処理される支払伝
票を抽出する抽出手段と、上記抽出手段によって抽出さ
れた支払伝票の支払先が上記グループ内の部門であるか
を判断した判断結果と勘定科目とに基づいて、グループ
内支払に対する債務消し込みの仕訳を作成する第一仕訳
作成手段と、上記グループ内支払に対する金利情報に基
づいて、仕訳を作成する第二仕訳作成手段と、上記第一
仕訳作成手段と上記第二仕訳作成手段とによって作成さ
れた仕訳によって、財務データを更新する財務データ更
新手段とを有するように構成することができる。
【0026】このような支払処理システムでは、グルー
プ内支払に対する債務消し込みの仕訳を作成し、グルー
プ内支払に対する金利情報に基づいて仕訳を作成するた
め、グループ内への支払を銀行を介することなく、全て
の仕訳を自動的に作成することができる。
【0027】更に、資金繰りを効率的に行なうため、本
発明は、請求項9に記載されるように、グループ内の複
数の部門への入金処理を行なう入金処理システムにおい
て、各部門にて入力された入金予定を管理する入金予定
管理手段と、入金の通知を入金実績として管理する入金
実績管理手段と、上記入金予定と上記入金実績とを対応
させる入金予定実績対応手段と、上記入金予定実績対応
手段によって対応した入金実績の消し込みを行なう入金
実績消し込み手段とを有するように構成することができ
る。
【0028】このような入金処理システムでは、各部門
にて入力された入金予定が管理されるため、資金繰りを
正確に把握することができ、また、入金実績と対応させ
ることによって、売掛金の消し込みを容易に行なうこと
ができる。
【0029】更に、上記の課題を解決するため、本発明
は、請求項16に記載されるように、グループ内の複数
の部門から入力された所定の伝票に基づいて、該部門に
代わって資金を管理する資金管理部門にて会計処理を行
なう財務管理システムに接続され、該所定の伝票への入
力を行なう伝票処理装置において、支払情報を上記所定
の伝票に入力する支払伝票入力手段と、上記支払伝票入
力手段によって入力された支払情報を支払伝票として、
上記財務管理システムに転送する伝票転送手段と、上記
伝票転送手段によって転送した上記支払伝票が仕訳けら
れた仕訳伝票を受信する仕訳受信手段と、上記仕訳受信
手段によって受信した仕訳伝票に基づいて、財務情報を
更新する財務処理手段とを有するように構成することが
できる。
【0030】このような伝票処理装置では、支払情報が
入力された所定の伝票を財務管理システムへ転送し、財
務管理システムから支払伝票が仕訳けられた仕訳伝票を
受信し、その仕訳伝票に基づいて、財務情報を更新する
ことができる。従って、このような伝票処理装置を有す
る各部門は、部門内での仕訳作業をすることなく、財務
処理を自動的に行なうことができる。
【0031】支払先毎に一括して支払うようにするとい
う観点から、本発明は、請求項17に記載されるよう
に、請求項16記載の伝票処理装置において、支払先毎
に支払伝票を名寄せするための名寄せに関する名寄せ情
報を管理する名寄せ管理手段を有し、上記支払伝票入力
手段によって入力された支払伝票を、上記管理手段によ
って管理される名寄せ情報に基づいて、1つの支払伝票
を生成するように構成することができる。
【0032】このような伝票処理装置では、支払先毎に
名寄せ情報を管理することができるため、名寄せ情報に
基づいて、1つの支払伝票を生成することができる。
【0033】入金の仕訳伝票に基づいて財務情報を自動
的に更新するという観点から、本発明は、請求項18に
記載されるように、請求項16又は17記載の伝票処理
装置において、入金予定を上記所定の伝票に入力する入
金予定入力手段を有し、上記伝票転送手段は、上記入金
予定入力手段によって入力された入金予定を入金予定伝
票として、上記財務管理システムに転送する入金伝票転
送手段を有し、上記仕訳受信手段は、上記伝票転送手段
によって転送した上記入金予定伝票に対応する入金実績
の仕訳伝票を受信し、上記財務処理手段は、支払伝票と
入金実績に対応する入金予定伝票とが仕訳けられた仕訳
伝票に基づいて、財務情報を更新するように構成するこ
とができる。
【0034】このような伝票処理装置では、入力した入
金予定に対応する入金実績の仕訳伝票を受信し、支払伝
票と入金実績に対応する入金予定伝票とが仕訳けられた
仕訳伝票に基づいて、財務情報を更新する。従って、各
部門にて、支払伝票及び入金実績に基づいて、財務情報
を自動的に更新することができ、また、部門内での入金
予定に基づいた財務管理を行なうことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0036】本発明の実施の一形態に係る財務管理シス
テムのネットワーク構成及び機能構成は、例えば、図1
に示すようになっている。
【0037】図1に示す財務管理システムおいて、受信
した伝票データに基づいて財務管理処理を行なう会計セ
ンター100と、本社での伝票処理に必要なデータを入
力するための本社端末101と、子会社を含む関係会社
での伝票処理に必要なデータを入力する関係会社端末2
0とが、ネットワーク30で接続される。更に、会計セ
ンター100は、日々(又は所定日毎)の支払処理及び
入金処理を行なう銀行システム40と専用回線31等で
接続される。専用回線31は、例えば、NTTアンサー
回線等である。
【0038】会計センター100は、主に、出力依頼に
応じて、出力データをプリンター93への出力を制御す
る出力制御処理部103と、キーボード又はマウス等か
らの入力データを制御する入力制御処理部104と、デ
ィスプレー95への表示データを制御する表示制御処理
部105と、本社及び関係会社(以下、グループ内と言
う)に代わって支払を行なう支払代行処理を制御する支
払代行処理部110と、グループ内及び本社及び関係会
社以外の外部取引先50等のグループ外からの入金を管
理する入金管理部120と、グループ内会社毎の財務を
管理する財務管理部140とを有する。
【0039】会計センター100において、支払代行処
理部110は、更に、支払関係データ抽出部111と、
支払関係ファイル作成部112と、グループ入金データ
作成部113と、債務消し込み仕訳ファイル作成部14
2と、仕訳変換部143とを有し、また、基本情報DB
(データベース)116と、銀行情報DB117と、支
払先情報DB118とによって、支払処理に必要な登録
データを管理する。上記データベース116から118
は、本社及び関係会社で登録した全データを管理するよ
うにしてもよい。または、本社及び関係会社で共通に必
要とされる登録データのみを管理するようにし、各会社
のみで必要なデータは、各会社の端末で上記データベー
ス116から118と同様の構成を成すデータベースを
有するようにしてもよい。
【0040】支払関係データ抽出部111は、各社から
転送された伝票データに基づいて、指定された支払期日
の伝票データを抽出する。
【0041】支払関係ファイル作成部112は、支払関
係データ抽出部111によって抽出された伝票データに
設定された仕訳に基づいて、グループ外の銀行に支払う
ための銀行仕様に従ったグループ外銀行支払ファイル
(全銀行ファイル)と、グループ内の銀行に支払うため
のグループ用のメインバンクの仕様に従ったグループ内
銀行支払ファイルと、グループ外の債務を消し込んだグ
ループ外債務消し込み仕訳ファイルと、グループ内の債
務を消し込んだグループ内債務消し込み仕訳ファイル
と、グループ間の入金を消し込んだグループ内部入金フ
ァイルの5つのファイルを作成する。
【0042】これら5つのファイルは、例えば、グルー
プ外銀行支払ファイルの場合、先頭にGを付加した所定
の会社コード等で示されるCSV形式のファイルであ
る。グループ内銀行支払ファイルは、例えば、先頭にN
を付加した所定の会社コード等で示されるCSV形式の
ファイルである。グループ外債務消し込み仕訳ファイル
は、例えば、先頭にSGを付加した所定の会社コード等
で示されるデータ形式のファイルである。グループ内債
務消し込み仕訳ファイルは、例えば、先頭にSNを付加
した所定の会社コード等で示されるデータ形式のファイ
ルである。グループ内入金ファイルは、例えば、先頭に
Fを付加した所定の会社コード等で示されるデータ形式
のファイルである。
【0043】支払代行処理部110は、支払関係ファイ
ル作成113が作成した上記グループ外債務消し込み仕
訳ファイル(SGで始まるファイル)と、グループ内債
務消し込み仕訳ファイル(SNで始まるファイル)と、
グループ内部入金ファイル(Fで始まるファイル)とを
財務管理部140の債務消し込み仕訳ファイル作成部1
42へ渡す。一方、支払代行処理部110は、グループ
外銀行支払ファイル(Gで始まるファイル)及びグルー
プ内銀行支払ファイル(Nで始まるファイル)を、銀行
システム40へ専用回線31を介して送信する。これに
よって、会計センター100は、本社及び各関係会社に
代わって銀行へ一括して支払う支払代行を行う。
【0044】グループ入金データ作成部113は、支払
伝票がグループ内の場合、グループ入金データとして作
成する。作成された入金データは、入金管理部120で
処理される。
【0045】債務消し込み仕訳ファイル作成142は、
支払代行処理部110から受けたファイルのうち、グル
ープ内債務消し込み仕訳ファイル(SNで始まるファイ
ル)を抽出し、仕訳変換部143は、銀行システム40
から金利情報を取得して、その金利情報に基づいて仕訳
変換を行う。債務消し込み仕訳ファイル作成142によ
って抽出されたグループ内債務消し込み仕訳ファイル
と、仕訳変換部143によって変換された金利情報に基
づく仕訳とは、財務データ即時更新部141(後述され
る)によって、財務データを更新するために処理され
る。
【0046】また、会計センター100の入金管理部1
20は、更に、入金予定データ連結部121と、得意先
管理部122と、入金予定管理部123と、入金実績デ
ータ連結部124と、銀行入出金明細処理部125と、
入金消込処理部126と、仕訳伝票作成部127とを有
し、また、得意先DB(データベース)131と、入金
予定DB132と、入金実績DB133とによって、入
金管理に必要な登録データを管理する。上記データベー
ス131から133は、本社及び関係会社で登録した全
データを管理するようにしてもよい。または、本社及び
関係会社で共通に必要とされる登録データのみを管理す
るようにし、各会社のみで必要なデータは、各会社の端
末で上記データベース116から118と同様の構成を
成すデータベースを有するようにしてもよい。
【0047】入金予定データ連結部121は、関係会社
の販売部門の販売管理処理部70からの売上による入金
データを連結する処理を行う。
【0048】得意先管理部122は、各関連会社で登録
された入金が予定される得意先を、得意先DB131で
管理する。
【0049】入金予定管理部123は、各関連会社から
入力された入金予定データを入金予定DB132で管理
すると共に、必要に応じて指定の得意先へ請求書を発行
することができる。
【0050】入金実績データ連結部124は、グループ
内外からの入金実績データを連結する。つまり、ネット
ワーク30を介して、グループ内の入金実績を集中させ
ると共に、専用回線30を介して、メインバンクの銀行
システム40及び指定銀行41からのグループ外の入金
実績を集中させることができる。よって、会計センター
に資金を集中させることができる。
【0051】銀行入出金明細処理125は、銀行からの
入金及び銀行への出金の明細を入金実績DB133で管
理する。
【0052】入金消込処理部126は、入金予定データ
連結部121及び入金予定管理部123で管理される入
金予定データと入金実績データ連結部124で管理され
る入金実績データとをマッチングすることによって、一
致した入金実績データへの消し込み処理を行う。
【0053】仕訳伝票作成部127は、入金予定データ
に対して仕訳伝票を作成する。
【0054】更に、会計センター100の財務管理部1
40は、各会社から残高を示す残高情報を集約する各残
高の集約部1411及び各種帳票印刷部1412とを有
する財務データ即時更新処理部141とを有する。
【0055】財務管理部140において、財務データ即
時更新処理部141は、各残高の集約部1411と各種
帳票印刷部1412とを有する。
【0056】財務データ即時更新処理部141の各残高
の集約部1411は、本社及び各関連会社20の伝票入
力部221からの支払伝票データと、支払及び入金の消
し込み仕訳データなどに基づいて、各社の残高を集約す
る。よって、グループ全体の残高を知ることができる。
また、各種帳票印刷部1412は、選択された帳票の出
力を行う。
【0057】会計センター100において、支払代行処
理部110、入金管理部120、及び、財務管理部14
0は、独立したソフトウェア製品又は独立したサーバで
あって、夫々を連結することによって、構成するように
してもよい。
【0058】本社端末101は、主に、連結決算処理部
150と、支払処理を行なうための情報を管理する支払
情報管理部210と、財務処理を行なう財務処理部22
0と、支払伝票の処理を行なう伝票入力部221と、支
払期日に応じて、支払処理を管理する支払期日管理部2
23と、グループ内外への入金を行なう入金処理部22
4と、会計センター100へ会計関連ファイルを転送す
るファイル転送処理部230とを有し、会計センター1
00と同様の出力制御処理部1031と、入力制御処理
部1041と、表示制御処理部1051と、通信インタ
ーフェース1081とを有する。連結決算処理部150
は、会計センター100に構成されるようにしても良
い。
【0059】支払情報管理部210は、支払情報名寄せ
部211と、集中口座設定部212と、グループ内外選
択部213と、手数料計算設定部214とを有する。
【0060】支払情報管理部210は、支払処理を行う
ための必要な情報を登録し管理する。必要な情報のみが
設定され、その情報を管理するためのデータベースは、
会計センター100の支払代行処理部110で管理する
ようにしてもよい。また、関係会社のみで必要な情報
は、関係会社端末20でデータベースを有し、独自に管
理するようにしてもよい。
【0061】財務処理部220は、会計センター100
での財務管理部140と同様に、財務データ即時更新処
理部141を有し、本社での残高の集約を行うと共に、
所定期間毎に、本社での日々の伝票データに基づいて、
財務諸表を自動作成する。また、本社端末101での財
務処理部220は、各関連会社から集約された財務諸表
に基づいて本社での連結決算処理を行い、その処理にて
得られた連結決算書を監査システム60にネットワーク
30を介して提供する。財務処理部220は、市販され
ている財務管理するパッケージソフトウェア製品でもよ
い。
【0062】伝票入力部221は、本社及び関係会社で
日々入力される伝票を仕訳する。
【0063】支払期日管理部223は、伝票に入力され
た期日に基づいて、支払可能な期日であるか否かをチェ
ックする。
【0064】入金処理部224は、会計センター100
での入金管理部120の入金消込処理部126と同様の
処理部を有し、入金を示す入金データを受けると、勘定
消し込みを行う。また、予め入力しておいた予定される
入金伝票と実績の入金伝票をマッチングさせる。この入
金処理部224によって、正しい入金があったか否かを
チェックすることが可能となる。また、資金繰りの予測
を容易に行うことが可能となる。つまり、資金回収を予
測することができる。
【0065】ファイル転送処理部230は、仕訳された
支払伝票及び入金伝票等を会計センターへ日々転送す
る。
【0066】また、各関係会社端末20は、連結決算処
理部150を除き、本社端末101と同様の機能を有す
る。ただし、データの参照及び登録、及び、処理の権限
は、システムへのアクセス時に入力されるユーザ名及び
パスワード等によって制限される。
【0067】各関係会社端末20では、所定期末毎に、
或いは、月末毎に、財務処理部220によって、伝票に
基づいた数値情報及び財務諸表等を生成し、本社端末1
01へ転送する。
【0068】上記財務管理システムのネットワーク構成
及び機能構成によって、本社又は関係会社は、グループ
外に分類される外部取引先からの「入金連絡」に基づい
て、入金処理部224より伝票入力しておく。その伝票
入力が、ネットワーク30を介して、会計センターに呼
び込まれ、該外部取引先の指定銀行41の銀行口座に入
金があると、直ちに、例えば、専用回線31を介して、
資金が会計センターへ吸収される。つまり、資金集中を
実現することができる。このような資金集中において、
該関係会社から会計センターへの貸付金となる。この貸
付金は、日々処理される。よって、従来のように、入金
された資金を多少の期間、寝かせておくことがない。
【0069】また、グループ内に分類される関係会社2
2が売掛金(対本社)を、本社が買掛金(対関係会社)
を、夫々決算伝票として入力すると、該売掛金と該買掛
金の情報が会計センター100に呼び込まれ、会計セン
ター100のグループ入金データ作成部113によっ
て、本社の買掛金が該関係会社22の入金処理部224
へ入金データを転送する。関係会社22の入金消し込み
処理によって、金額、支払期日、及び、相手先で判断
し、自動的に消し込み仕訳ファイルが作成されるため、
該売掛金が相殺される。また、本社の該買掛金は、会計
センター100の財務管理部140の債務消し込み仕訳
ファイル作成142によって、消し込み仕訳ファイルが
作成されることによって、該買掛金が相殺される。これ
は、関係会社22から会計センター100への貸付金と
して、また、本社から会計センター100への借入金と
して認識される。よって、資金を銀行経由で授受する必
要がなくなるため、銀行への手続きが不要となる。
【0070】グループ内に分類される関係会社23が、
事前に、外部支払先への「支払依頼」を伝票入力してお
く。その伝票入力が、会計センター100に呼び込ま
れ、銀行システム40から当該支払先の銀行口座へ支払
われる。その際、資金は、会計センター100のお金を
使用し、振込人名義は、関係会社23となる。その支払
代行においては、会計センター100から関係会社23
への(日々処理される)貸付金となる。勘定消し込みは
各社で行なう。不測の支払いに備えた資金を寝かせてお
く必要がなく、かつ、各社での資金繰りの必要がなくな
る。
【0071】本発明の実施の一形態に係る財務管理シス
テムを構成する会計センター100のハードウェア構成
は、例えば、図2に示すようになっている。
【0072】図2において、この会計センター100
は、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ
ユニット12、出力ユニット13、入力ユニット14、
表示ユニット15、補助記憶装置16、CD−ROM(C
ompact Disc Read Only Memory)ドライブユニット17
及び通信ユニット18を有している。これらの各ユニッ
ト11、12、13、14、15、16、17及び18
は、バスBに接続されている。
【0073】CPU11は、メモリユニット12に格納
されたプログラムに従って当該会計センター100を制
御すると共に、上述された支払代行処理、預金管理処
理、及び、財務管理処理を行う。メモリユニット12
は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read O
nly Memory)にて構成され、CPU11にて実行される
プログラム、CPU11での処理に必要なデータ、CP
U11での処理にて得られたデータ等を格納する。ま
た、メモリユニット12の一部の領域が、CPU11で
の処理に利用されるワークエリアとして割り付けられて
いる。
【0074】入力ユニット14は、マウス、キーボード
等を有し、上記会計センター100での処理を行なうた
めのデータ入力や入力したデータの変更等、必要な各種
情報を入力するために用いられる。表示ユニット15
は、CPU11の制御のもとに該会計センター100の
管理者等に必要な各種情報を表示する。
【0075】補助記憶装置16は、例えば、ハードディ
スクユニットにて構成され、各種ファイル、テーブル、
プログラム等を格納する。
【0076】該会計センター100での処理に係る各プ
ログラムは、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read
Only Memory)19によって当該システムに提供され
る。即ち、該会計センター100での処理に係るプログ
ラムが保存されたCD−ROM19がCD−ROMドラ
イブユニット17にセットされると、CD−ROMドラ
イブユニット17がCD−ROM19から当該プログラ
ムを読み出し、その読み出されたプログラムがバスBを
介して補助記憶装置16にインストールされる。そし
て、この該会計センター100での処理が起動される
と、補助記憶装置16にインストールされた当該プログ
ラムに従ってCPU11がその処理を開始する。尚、当
該プログラムを格納する媒体としてCD−ROM19に
限定するものではなく、コンピュータが読み取り可能な
媒体であればよい。
【0077】通信ユニット18は、銀行システム40及
び他指定銀行41とのデータ送受信を行い、通信インタ
ーフェース108によって制御される。
【0078】また、本社端末101及び関係会社端末2
1、22、23、...(以下、総称して関係会社端末
20とする)のハードウェア構成は上記同様である。
【0079】図3は、財務管理処理の例を示す図であ
る。
【0080】図3より、財務管理システムで行う財務管
理処理において、各関係会社端末20の利用者は、支払
伝票を入力する際に、支払情報の登録を行う(ステップ
S110)。必要な支払情報が登録されていない場合、
ステップS111にて、支払情報の事前登録を行う。事
前登録は、必要に応じて、支払情報の名寄せ(ステップ
S112)、集中口座の設定(S113)、グループ内
外の選択(S114)、手数料計算(S115)を行
う。これらステップS112からS115は、図1の関
係会社端末20における支払情報管理部210によって
実行される。これら事前登録は、同じ案件に対しては1
度行えばよい。
【0081】次に、関係会社の利用者が、伝票入力部2
21によって支払伝票を入力すると、入力された支払伝
票が会計センター100へ転送される(ステップS12
0)。転送された支払伝票は、会計センター100の財
務管理部140の財務データ即時更新処理部141によ
って、財務データを更新する。また、該関係会社端末2
0においても、財務処理部220にて財務データが即時
更新される。
【0082】更新された財務データに基づいて、例え
ば、期末毎に、本社の連結決算処理部150によって、
連結データが作成される(ステップS124)。
【0083】入力された支払伝票に基づいて、支払期日
がチェックされる(ステップS130)。支払期日のチ
ェックでエラーが出た場合、例えば、臨時支払処理(詳
細は後述される)が必要な場合等でエラーが発生した場
合、臨時支払処理を行うことでそのエラーを取り除くこ
とによって修正ができる(ステップS131)。その臨
時支払処理によって修正された支払伝票は、財務処理部
220にて財務データを即時更新する。
【0084】ステップS130によって支払期日が通常
処理で可能であると判断された場合、及び、ステップS
131によって、臨時支払処理が完了した場合、支払伝
票は、ファイル転送処理部230によって、会計センタ
ー100へ転送される。
【0085】次に、会計センター100にて、管理者
は、各社から受信した支払伝票に基づいて、支払関係デ
ータ抽出を行う(ステップS140)。例えば、管理者
は、11月30日を期日として入力すると、支払代行処
理部110の支払関係データ抽出部111がその期日に
支払処理がなされるべき支払伝票データを抽出し、ディ
スプレー95に表示する。
【0086】続けて、抽出された期日での支払伝票デー
タから上述した5つの支払関係ファイルが支払関係ファ
イル作成112によって作成される(ステップS15
0)。
【0087】作成された5つのファイルのうち、グルー
プ外の債務を消し込んだグループ外債務消し込み仕訳フ
ァイル(SGで始まるファイル)と、グループ内の債務
を消し込んだグループ内債務消し込み仕訳ファイル(S
Nで始まるファイル)と、グループ間の入金を消し込ん
だグループ内部入金ファイル(Fで始まるファイル)と
に基づいて、グループにおける入金実績データが作成さ
れる(ステップS151)。
【0088】ステップS151で作成された入金実績デ
ータは、各社に転送され、各社端末の入金処理部224
にて処理される。
【0089】支払代行処理部110は、ステップS15
0で作成された支払関係ファイルから、銀行システム4
0へ送信すべきファイルを振り分ける(ステップS16
0)。グループ外銀行支払ファイル(Gで始まるファイ
ル)とグループ内銀行支払ファイル(Nで始まるファイ
ル)とを銀行システム40へ送信する(YES)。一
方、グループ外の債務を消し込んだグループ外債務消し
込み仕訳ファイル(SGで始まるファイル)と、グルー
プ内の債務を消し込んだグループ内債務消し込み仕訳フ
ァイル(SNで始まるファイル)とについては、ステッ
プS161にて債務消し込みの処理が行なわれる(N
O)。
【0090】以下、ステップS201から終了までは、
銀行システム40での処理である。
【0091】銀行システム40は、会計センター100
からグループ外銀行支払ファイル(Gで始まるファイ
ル)とグループ内銀行支払ファイル(Nで始まるファイ
ル)とを受信すると、会計センターによる支払の残高処
理を行なう(ステップS201)。
【0092】会計センター100にて支払が処理される
グループ内の支払の金利計算を行なう(ステップS20
2)。グループ内銀行支払ファイル(Nで始まるファイ
ル)に基づいてステップS202で計算された金利は、
月末毎に、会計センター100の財務管理部140の仕
訳変換部143によって、取り込まれる。
【0093】ステップS162において、仕訳変換部1
43は、銀行システム40から取り込んだ金利情報に基
づいて、支払利息及び受取利息を計算して、利息に関す
る仕訳ファイルを作成する。つまり、これら利息は、会
計センター100への借入金となる。例えば、関係会社
が支払利息を払う場合、借入金が増え、関係会社が受取
利息を受ける場合、貸付金の返済となる。
【0094】ステップS161で作成された債務消し込
み仕訳ファイルと、ステップS162で作成された仕訳
ファイルは、所定期間毎に、仕訳ファイルが統合され
(ステップS163)、会計センター100の財務管理
部140にて財務データが更新される。また、各社の財
務処理部220へ転送され、財務データへの更新が行な
われる(ステップS121)。
【0095】ステップS201にて、残高処理終了する
と、グループ外銀行支払ファイル(Gで始まるファイ
ル)とグループ内銀行支払ファイル(Nで始まるファイ
ル)からグループ外銀行支払ファイル(Gで始まるファ
イル)のみが抽出される(ステップS203)。
【0096】抽出されたグループ外銀行支払ファイル
(Gで始まるファイル)は、銀行システム40にてグル
ープ外総合振込みデータが作成される(S204)。つ
まり、振込みを行なうための依頼書が自動生成される。
【0097】ステップS204において、振込データ作
成時にエラーが発生した場合(ステップS205)、会
計センター100の支払代行処理部110へエラーにな
ったグループ外銀行支払ファイル(Gで始まるファイ
ル)が返送される。戻されたグループ外銀行支払ファイ
ルは、修正することによって(ステップS141)、ス
テップS140から処理が繰り返される。
【0098】一方、エラーが発生しなかったグループ外
銀行支払ファイルについては、作成された振込データ
(依頼書)に基づいて、メインバンクから各外部取引先
50へ支払金額が振り込まれる(ステップS206)。
財務管理処理を終了する。
【0099】会計センター100の支払代行処理部11
0によって実行される上記財務管理処理によって、グル
ープ内での支払は、銀行を経由することがないため、銀
行への手数料をその度毎に支払う必要がない。
【0100】また、クループ外への支払の場合、依頼書
が自動生成されるため、担当者がメインバンクへ出向き
作成した依頼書を提出する必要がない。又は、依頼書デ
ータをメインバンクで入力する必要がない。
【0101】各関係会社での支払担当者は、各端末20
から支払伝票を入力するのみで、会計センターにて上記
財務管理処理が実行されることとなる。 [支払代行]次に、各社で使用される伝票入力について
説明する。
【0102】図4は、支払代行処理を行なうための伝票
の例を示す図である。
【0103】図4(A)は、関係会社で使用される統一
された伝票の例を示す図である。
【0104】図4(A)において、伝票300は、検索
番号を示す検索NOと、伝票番号を示す伝票NOと、起
票日を示す月日と、科目コード、部門名称、部門名に付
けられた借方科目とを示す借方科目と、科目コード、貸
方科目、補助科目名称とを示す貸方科目と、内税又は外
税を示す消費税コードと、支払期日を示す期日/番号
と、支払金額を示す金額と、摘要を示す摘要等の項目を
有する。
【0105】図4(A)の例では、11月10日に、1
1月15日に日の丸鉄鉱に買掛金1,000,000円
の支払があることを示す。補助科目名称301が日の丸
鉄鉱となる。
【0106】図4(B)は、伝票の補助科目名称に関連
付けされる支払情報の例を示す。
【0107】図4(B)において、支払情報310は、
支払先を識別する支払先コードと、伝票の補助科目名称
301と関連付けられる支払先名称と、振込依頼銀行
と、振込依頼銀行を識別するコードと、カタカナで示さ
れる振込先銀行と、振込先支店を識別するコードと、カ
タカナで示される振込先支店と、口座種別を示す種別
と、口座NOと、振込先名と、手数料計算と、振込方法
を示す方法と、手数料の負担元を示す負担と、整理番号
と、確認等との項目を有する。
【0108】支払先コードは、例えば7桁で示され、下
4桁の番号によって、グループ内又はグループ外かを示
す。例えば、7000から9999番までをグループ内
に割り当て、0から6999番までをグループ外に割り
当てる。更に、7101番を本社番号とする。また、上
3桁は、例えば、未払金等で同一支払先コードで複数の
伝票が発行される場合に、未払金伝票毎に番号が振られ
る。例えば、補助科目名称301が日の丸鉄鉱である買
掛金1(支払金額50万円)、買掛金2(支払金額20
0万円)、未払い金(支払金額20万円)の伝票が発行
された場合、夫々上3桁に番号が振られる。例えば、買
掛金1に対して支払コード「0007000」、買掛金
2に対して支払コード「0007000」、未払金に対
して支払コード「0017000」が振られる。図3の
ステップS112において、買掛金1へ支払先の名寄せ
を行なうように名寄せ情報を登録すると、支払金額27
0万円の買掛金1の伝票が作成される。
【0109】支払先名称は、図4(A)に示す伝票の補
助科目名称301と関連付けされている。支払先名称
「日の丸鉄鉱」は、支払先コードにより本社であること
を示す。よって、グループ内での支払伝票であることを
示す。
【0110】振込先銀行及び振込先支店によって、集中
口座が指定される。この例では、振込先銀行「サクラバ
シ」銀行の振込先支店「トウキョウ」支店が集中口座で
あることを示す。会計センター100での支払代行処理
によって、資金がこの銀行口座に集中することを示す。
【0111】種別は、普通口座を「0普」で示し、当座
口座を「1当」で示す。
【0112】口座NOは、会計センター100の口座番
号「9990003」が設定される。
【0113】ただし、振込先名は、「ヒノマルテッコウ
(カ)」、すなわち日の丸鉄鉱が設定される。
【0114】負担は、手数料分が自社負担の場合「0自
社」が設定され、相手先負担にする場合「1他社」が設
定される。
【0115】上記、補助科目名称301に関連付けされ
た支払情報310によって、振込先はグループ内各社の
名前であって、会計センター100の口座が指定され
る。
【0116】次に、伝票300が支払情報310に基づ
いて、図3のステップS161にて債務消し込み仕訳フ
ァイル作成部142によって行なわれる債務消し込み及
び仕訳について説明する。[グループ内債権債務相殺]
図5は、グループ内支払伝票の仕訳処理の例を示す図で
ある。
【0117】図5(A)は、グループ内支払伝票の消し
込みの例を示す図である。
【0118】図5(A)において、グループ内支払伝票
の消し込みの例を示す図である。
【0119】伝票300に対する消し込みは、伝票30
5のように、借方科目に買掛金が付き、その補助科目名
称は「日の丸鉄鉱」となり、借方科目には仮勘定が付
く。会計センター100が支払代行を行なうので、預金
勘定ではなく仮勘定で消し込まれる。摘要は、支払伝票
の摘要がそのまま残る。このようなグループ内での債務
消し込みは、支払期日の夜間に実行される。
【0120】図5(B)及び図5(C)は、仮勘定で消
し込まれた伝票の仕訳の例を示す。
【0121】図5(B)において、仮勘定借方残の場合
は、仕訳伝票320の借方科目に短期貸付金が付く。
【0122】図5(C)において、仮勘定貸方残の場合
は、仕訳伝票330の貸方科目に短期借入金がつく。
【0123】図5(B)及び図5(C)において、仮勘
定の仕訳は、月末処理後に行なわれるため、伝票の月日
321及び331は共に月末日付、例えば、11月30
日となる。
【0124】次に、図3に示すステップS163でのデ
ータ結合について説明する。
【0125】図6は、グループ内支払伝票の仕訳データ
の結合の例を示す図である(取引残高が預り金残高にあ
る場合)。
【0126】図6(A)は、関係会社側の仕訳の例を示
す図である。
【0127】図6(A)の仕訳データ結合400におい
て、仕訳401は、図3のステップS162にて仕訳変
換された仕訳であり、仕訳402は、図3のステップS
151にて債務消し込みの仕訳を示す。
【0128】図6(B)は、会計センター側の仕訳の例
を示す図である。
【0129】図6(B)仕訳データ結合410におい
て、図6(A)に対する会計センター側への仕訳を示し
ており、仕訳411は、図3のステップS162にて仕
訳変換された仕訳であり、仕訳412は、図3のステッ
プS151にて債務消し込みの仕訳を示す。
【0130】例えば、関係会社名が日の丸テクノである
場合、日の丸テクノへの仕訳データ結合400におい
て、借方科目に仮勘定が付き、貸方科目に受取利息が付
く場合(仕訳401)、会計センター100への仕訳デ
ータ結合410において、借方科目に支払利息が付き、
貸方科目に仮勘定が付く(仕訳411)。また、日の丸
テクノへの仕訳データ結合400において、借方科目に
短期貸付金が付き、貸方科目に仮勘定が付く場合(仕訳
402)、会計センター100への仕訳データ結合41
0において、借方科目に仮勘定が付き、貸方科目に短期
借入金が付く(仕訳412)。
【0131】図7は、グループ内支払伝票の仕訳データ
の結合の例を示す図である(取引残高が貸付金残高にあ
る場合)。
【0132】図7(A)は、関係会社側の仕訳の例を示
す図である。
【0133】図7(A)の仕訳データ結合405におい
て、仕訳406は、図3のステップS162にて仕訳変
換された仕訳であり、仕訳407は、図3のステップS
151にて債務消し込みの仕訳を示す。
【0134】図7(B)は、会計センター側の仕訳の例
を示す図である。
【0135】図7(B)仕訳データ結合415におい
て、図7(A)に対する会計センター側への仕訳を示し
ており、仕訳416は、図3のステップS162にて仕
訳変換された仕訳であり、仕訳417は、図3のステッ
プS151にて債務消し込みの仕訳を示す。
【0136】例えば、関係会社名が日の丸テクノである
場合、日の丸テクノへの仕訳データ結合405におい
て、借方科目に支払利息が付き、貸方科目に仮勘定が付
く場合(仕訳406)、会計センター100への仕訳デ
ータ結合415において、借方科目に仮勘定が付き、貸
方科目に受取利息が付く(仕訳416)。また、日の丸
テクノへの仕訳データ結合405において、借方科目に
仮勘定が付き、貸方科目に借入金が付く場合(仕訳40
7)、会計センター100への仕訳データ結合415に
おいて、借方科目に短期貸付金が付き、貸方科目に仮勘
定が付く(仕訳417)。
【0137】上記のような仕訳処理によって、グループ
内の債務相殺が可能となる。 [期日管理]次に、図3のステップS130にて、関係
会社端末20の支払期日管理部223が実行する期日チ
ェック処理について説明する。
【0138】図8は、期日チェック処理を説明するフロ
ーチャート図である。
【0139】図8より、検査する日付を入力する(ステ
ップS11)。検査する日付(チェック日付)は、本社
側と関係会社側で夫々設定され自動的に表示されるよう
にしても良い。例えば、初期設定として、当日から3日
後(中2日)の日付を自動表示する。更に、銀行休日を
管理する銀行休日マスタから算出することによって、3
日後に、銀行休日の日を含まないようにする。又は、期
日を予め設定する期日管理設定画面(図示せず)などに
おいて、数値を設定しておくことによって、初期値設定
値から該数値を引いた値の日付を初期表示させるように
しても良い。
【0140】i=1から会社数になるまで(全社につい
て)以下の処理を実行する(ステップS12)。
【0141】ステップS13において、各社の仕訳抽出
パラメータを自動作成する。例えば、会社コードが「9
001」である場合、会社コードと会社名を含むExp
9001.txtのような仕訳ファイルを作成する。
【0142】ステップS14において、4月1日から次
年度3月31までの1年間分の仕訳をエクスポートす
る。
【0143】ステップS15において、エクスポートし
た仕訳からステップS11で設定したチェック日付が期
日として入力されているデータをDBに取り込む。
【0144】ステップS14において、処理済の仕訳、
期日が銀行休日である仕訳などは、エラーと判断し、該
仕訳を印刷する(ステップS18)。一方、エラーでな
い仕訳は、DBの正規テーブルに追加する(ステップS
17)。
【0145】次の会社がまだあるか否かを判断し、ある
場合にはステップS12へ戻り、ない場合は、期日チェ
ック処理を終了する。
【0146】上記より、例えば、所定の期日が11月3
0日である場合、29日の支払期日を入力するとエラー
となる。また、銀行休日、及び、2日営業日前などのチ
ェックが可能となる。期日チェック処理によって、会計
センター100においても、各社が管理している期日に
基づいて、支払処理を管理することが可能となる。 [臨時支払]しかしながら、初期設定された期日とは無
関係に、臨時に支払が発生する場合がある。その場合、
図3のステップS131にて、臨時支払のための伝票を
作成する。次に、臨時支払伝票について説明する。
【0147】図9は、内税の場合の臨時支払伝票の例を
示す図である。
【0148】図9において、臨時支払伝票420は、担
当者によって入力された所定期日以外で支払うための伝
票である。関係会社端末20の支払期日管理部223で
の期日チェック後、作成された臨時支払伝票420は、
担当者が確定すると、会計センター100へ転送され
る。臨時支払伝票420の伝票番号には、例えば、90
00番台が使用される。同月で同じ番号の使用を不可と
し、年間を通して9001から9999を順に使い回し
をする。
【0149】会計センター100において、支払代行処
理部110の臨時支払伝票仕訳部114によって、確定
された臨時支払伝票420が仕訳けられ、臨時仕訳伝票
425が自動生成される。
【0150】この例において、関係会社が「日の丸AB
C」であって、臨時支払伝票420の借方科目に売上原
価が付き、貸方科目に未払費用が付いた場合(仕訳42
1)、臨時仕訳伝票425では、仕訳421に対して借
方科目に未払費用が付き、借方科目に借受消費税が付い
た消し込み仕訳422が自動的に作成される。
【0151】図10は、外税の場合の臨時支払伝票の例
を示す図である。
【0152】図10において、臨時支払伝票430は、
担当者によって入力された所定期日以外で支払うための
伝票である。関係会社端末20の支払期日管理部223
での期日チェック後、作成された臨時支払伝票430
は、担当者が確定すると、会計センター100へ転送さ
れる。臨時支払伝票430の伝票番号は、内税の場合と
同様に、9000番台が使用される。
【0153】会計センター100において、支払代行処
理部110の臨時支払伝票仕訳部114によって、確定
された臨時支払伝票430が仕訳けられ、臨時仕訳伝票
435が自動生成される。
【0154】この例において、関係会社が「日の丸AB
C」であって、臨時支払伝票430の借方科目に売上原
価が付き、貸方科目に未払費用が付いた場合(仕訳43
1)、臨時仕訳伝票435では、仕訳431に対して仕
訳436から439の4つの仕訳が自動生成される。金
額100,000円の仕訳436において、借方科目に
売上原価が付き、貸方科目に複合が付く。更に、消費税
5,000円の仕訳437において、借方科目に仮払消
費税が付き、貸方科目に複合が付く。そして、消費税が
加算された金額105,000円の仕訳438におい
て、借方科目に複合が付き、貸方科目に未払費用が付
く。更に、仕訳439において、借方科目に未払費用が
付き、貸方科目に仮勘定が付く。
【0155】よって、会計センター100の支払代行処
理部110の臨時支払伝票仕訳部114は、内税又は外
税に応じた仕訳を行なうことができるため、関係会社の
担当者は、臨時支払伝票を入力するのみで、期日外の支
払処理を容易に行なうことができる。
【0156】次に、図3のステップS151での会計セ
ンター100における支払代行処理部110のグループ
入金データ作成部113での処理を説明する。
【0157】図11は、支払管理マトリクスの例を示す
図である。
【0158】図11より、グループ内で支払われる金額
をマトリクス440にして、入金の合計を取得する。日
の丸鉄鉱は、日の丸ABCへ35,000円の支払伝
票、及び、日の丸テクノへ5,000円の支払伝票を発
行し、日の丸ABCは、日の丸鉄鉱へ30,000円の
支払伝票、及び、日の丸テクノへ3,500円の支払伝
票を発行し、日の丸テクノは、日の丸鉄鉱へ15,00
0円の支払伝票、及び,日の丸ABCへ500円の支払
伝票を発行したとすると、図11に示すマトリクス44
0により、日の丸鉄鉱に45,000円の入金(入金デ
ータ441)、日の丸ABCに35,500円の入金
(入金データ442)、及び、日の丸テクノに8,50
0円の入金(入金データ443)となることがわかる。
よって、グループ入金作成部113は、マトリックス4
40に基づいて、入金データ441から443を取得す
ることができる。そして、このようにして作成された入
金データは、各社の、つまり日の丸鉄鉱、日の丸AB
C、及び、日の丸テクノの入金処理部244へ入金実績
データとして転送される。
【0159】従って、マトリクス440を用いることに
よって、支払伝票から入金データを取得することができ
るので、銀行システム40を介することなくグループ内
にて支払処理を行なうことができる。 [資金回送]次に、グループ内で資金回送を行なう場合
について説明する。
【0160】通常、会社は、定額の預金しか銀行にない
ため、社員への給料の支払等で預金を超える大量の資金
が一時的に必要な場合がある。
【0161】図12は、資金回送伝票の例を示す図であ
る。
【0162】図12(A)に示される資金回送伝票45
0の例において、資金が一時的に必要な関係会社の担当
者は、借方科目に預金を付け、貸方科目に資金を付け、
補助科目名称452に自社で資金が必要となる銀行名を
設定する。ここで、資金451は、資金回送専用の科目
である。摘要には、例えば、資金回送が設定される。よ
って、資金回送伝票450は、11月25日に会計セン
ター100から自社の五和銀行に1,000,000円
の資金を回送してもらう場合を示す。
【0163】図12(B)は、資金回送伝票に対する仕
訳の例を示す図である。
【0164】会計センター100は、図12(A)に示
す資金回送伝票450が転送されると、11月25日に
五和銀行に1,000,000円の資金を振り込む。そ
して、資金回送期日の夜間、例えば、11月26日の早
朝等に、自動的に、図12(B)に示されるような仕訳
伝票455を作成する。
【0165】図12(B)に示すように、仕訳伝票45
5は、借方科目に資金が付き、補助科目名称に五和銀行
が設定され、貸方科目に仮勘定が付く。会計センター1
00が資金を融通したので、預金勘定ではなく仮勘定で
消しこまれる。
【0166】この資金回送伝票によって、公共料金の自
動引き落とし、給与支払等で資金が必要は場合に、会計
センター100によって資金が融通されるため、資金繰
りが非常に容易に行なえるようになる。 [余資吸上]図13は、グループ内外との取引の例を示
す図である。図13(A)は、支払代行処理が行なわれ
た場合の預金通帳の記載の例を示す図である。図13
(B)は、インハウスバンク内関係会社勘定の例を示す
図である。図13(C)は、仕訳票の例を示す。
【0167】グループ内への支払があった場合、図13
(B)に示すように、関係会社勘定470のグループ内
会社「グループナイ01」への11月20日の支払勘定
471は、支払代行処理によって、会計センター100
の口座から各会社の振込人名で振り込まれるため、自社
預金口座には記載されない。よって、図13(A)に示
すように、預金通帳460には、グループ内からの預入
額及びグループ内への引出額が記載されない。この場
合、会計センター100が、関係会社に貸付けたことに
なり、会計センター100は、グループ内会社「グルー
プナイ01」に対しては借入れとなる。
【0168】また、グループ内からの入金があった場
合、図13(B)に示すように、グループ内会社「グル
ープナイ02」からの11月20日の入金勘定472
は、資金集中によって、自社預金口座に振り込まれず、
インハウスバンク内関係会社勘定で管理されるため、会
計センター100の口座には記載されない。この場合、
会計センター100が、関係会社から借入れたことにな
り、会計センター100は、グループ内会社「グループ
ナイ01」に対しては貸付けとなる。
【0169】図13(A)での残高データ461は、2
000年11月16日に100,123円が会計センタ
ー100へ引き出されたことを示している。これは、図
13(B)に示す関係会社勘定470の11月20日の
100,123円の余資吸上げを示す支払勘定475に
対応する。また、図13(C)の仕訳表480の仕訳4
86に対応する。つまり、一定額500,000円を預
金残高とし、余資吸上げた100,123を運用資金と
する仕組みである。
【0170】余資吸上げを会計センター100によって
自動的に行なわれるため、資金繰りが容易に行なえると
共に、無駄に資金を残高として寝かせて置く必要がな
い。
【0171】また、図13(C)において、仕訳487
は、グループ内部入金ファイル(Fで始まるファイル)
によって示され、仕訳488は、グループ内債務消し込
み仕訳ファイル(SNで始まるファイル)によって示さ
れ、仕訳489は、グループ外債務消し込み仕訳ファイ
ル(SGで始まるファイル)によって示される。
【0172】従って、支払代行処理において作成された
支払関係ファイルによって、グループ内の仕訳が自動的
に生成されると共に、預金通帳へ記載されないグループ
内の仕訳表を生成することが可能となる。 [資金集中]会計センター100での入金管理部120
による入金管理処理を説明する。
【0173】図14は、入金管理処理の例を示す図であ
る。
【0174】図14において、図1に示す営業部門等の
販売管理処理部70から売上予定データを入金予定デー
タとして受信すると、入金予定データ連結部121が起
動し、入金管理部120で処理されるデータとして連結
し、その連結結果1210を出力する。
【0175】入金予定実績管理部123は、各関係会社
端末20から入力された入金予定データに基づいて、得
意先等に請求書1230を発行する。
【0176】入金予定データ連結部121によって連結
された入金予定データと、入金予定管理部123によっ
て連結された入金予定データとは、入金予定DBにて管
理される。
【0177】また、銀行システム40及び指定銀行41
からは外部取引先50からの入金実績データを、また、
支払代行処理部110のグループ入金データ作成部11
3からのグループ内での入金実績データを受信すると、
入金実績データ連結部124が起動し、入金管理部12
0で処理されるデータとして連結し、得意先DB131
を参照しつつ、その得意先情報に基づく連結結果124
0を出力する。
【0178】得意先管理部122は、入金予定データの
入力の際に、各関係会社端末20にて登録された得意先
情報の修正、削除等を得意先DB131で管理する。
【0179】銀行入出金明細処理部125は、銀行から
の入金及び銀行への出金の明細を入金実績DB133で
管理する。
【0180】入金消し込み処理部126は、入金予定D
Bの入金予定データと、入金実績DBの入金実績データ
とを、期日を指定することによってマッチングさせ、一
致する入金データの消し込み処理を行なう。この処理に
よって、期日を指定するのみで、入金予定に対する入金
実績を容易に把握することができるため、資金運用を効
率的に行なうことができる。
【0181】一方、入金予定DB132に日々蓄積され
た入金予定データは、仕訳伝票作成部127によって、
夜間に仕訳処理が実行され、作成された仕訳伝票データ
は、仕訳リスト1270として出力されると共に、各関
係会社の入金処理部223へ転送される。
【0182】図15は、各社での入金処理のメインメニ
ューの例を示す図である。
【0183】図15(A)は、ログイン画面の例を示す
図である。
【0184】図15(A)に示すログイン画面501
は、担当者のログインIDを入力する入力域502と、
パスワードを入力する入力域503と、ログインを実行
するためのOKボタン504と、ログインをキャンセル
するための505ボタンとを有する。
【0185】担当者がログインID及びパスワードを入
力し、OKボタンを押すと図15(B)に示されるよう
なメニュー画面が表示される。このメニュー画面からの
選択によって参照できるデータは、担当者のログインI
D及びパスワードの権限レベルによって、制限される。
例えば、本社担当者は、全ての情報を登録、修正、削除
が可能であるが、関係会社の担当者は、それら情報への
アクセスが制限される。
【0186】図15(B)において、メニュー510
は、入金処理選択511と、各種データ連結選択512
と、月次処理513と、マスター登録選択514と、財
務処理関連選択515と、その他処理選択516等を有
する。
【0187】例えば、入金リスト517を選択すると、
図14に示す入金消込処理部126が起動し、図16に
示されるような入金リスト画面520が表示される。
【0188】表示された入金リスト画面520にて、例
えば、担当者が、決定条件を指定する決済条件入力域5
21に「0」、入金予定日を入力する入金予定日入力域
522に「2000/02/28」〜「2000/02/28」、得意先コー
ドを入力する得意先入力域523に「000001」〜「Z999
999」、出力範囲を選択する選択域524で「全て」を
設定する。ここで、決定条件521は、例えば、「0」
は全て、「1」は振込、「2」は現金、「3」は手形、
「4」は小切手の選択を可能とする。また、出力範囲5
24は、「全て」の選択によって、全てのデータを対象
とし、「マッチ」の選択によって、入金予定金額と入金
実績金額が合致しているデータを出力し、「アンマッ
チ」の選択によって、入金予定金額と入金実績金額が合
致していないデータを出力する。
【0189】図17は、入金消込処理画面の例を示す図
である。
【0190】図15(B)のメニュー510から入金消
込処理518を選択すると、図17に示すような入金消
込処理画面530が表示される。入金消込処理画面53
0において、担当者は、例えば、入金日を設定する入力
域531に「2000/07/07」、得意先コートを設定する入
力域532に「0007301」(株式会社日の丸XYZ)を
設定することによって、消込データを表示させる消込デ
ータ表示域539に上記設定に応じたデータが表示され
る。この場合、入金実績を示す入金額は「100,000」、
入金予定を示す予定額は「198,000」、消込額を示す消
込額「(空欄)」、消込後の差額を示す差額「100,00
0」、請求情報を示す表示域540に該当する請求情報
が表示される。消込処理を行なう消込ボタン537をク
リックすることによって、消し込みを行なうことができ
る。消込処理を有効にするためには、更新ボタン541
をクリックし、無効にするためには、キャンセルボタン
542をクリックする。
【0191】図18は、銀行入出金明細処理画面の例を
示す図である。
【0192】図15(B)のメニュー510から銀行入
出金明細519を選択すると、図18に示すような入金
消込処理画面530が表示される。図14に示す銀行入
出金明細処理部125によって実行される銀行入出金明
細処理画面550において、例えば、担当者が、照会ボ
タン556をクリックし、決済条件を選択する選択域5
51に「グループ内決済」、出力範囲を選択する選択域
552に「全て」を選択し、入力年月日を入力する入力
域553に「2000/07/07」を入力すると、銀行入出金明
細処理部125は、入金実績DB133を検索し、該当
する入金実績情報を情報表示域560に表示する。また
は、担当者が、入力ボタン557をクリックして、同様
の入力をし、更に、情報表示域560に、入金NO、取
引区分、得意先、取引金額を入力して、更新ボタン56
1をクリックすることによって、入金実績データをマニ
ュアルで入力することもできる。入力を無効にする場合
は、キャンセルボタン562をクリックする。
【0193】図19は、入金予定入力処理画面の例を示
す図である。
【0194】図15(B)のメニュー510から入金予
定入力520を選択すると、図19に示すような入金予
定入力処理画面570が表示される。図14に示す入金
予定管理部123によって実行される入金予定入力処理
画面570は、例えば、担当者が、新規ボタン572を
クリックして、請求NOを入力する入力域571に「00
07」〜「000163」を入力する。続けて、請求情報を表示
する表示域580において、得意先を入力する入力域5
81に「0007301」(株式会社日の丸鉄鉱)、部門を入
力する入力域582に「0001」(会計センター)、入金
予定日を入力する入力域583に「2000/07/07」、発行
日付を入力する入力域585に「2000/07/07」、請求書
発行を選択する選択域586に「あり」、決済条件を入
力する入力域587に「9」(グループ内決済)を入力
する。更に、銀行支店コードを入力し、入金予定情報を
示す表示域590に必要事項を入力して、実行ボタン5
91をクリックすることによって、入力した上記データ
が入金予定データとして入金予定DB132に蓄積され
る。また、修正ボタン573をクリック後、修正すべき
請求NOを入力することによって、表示される表示域5
80内のデータを修正することができる。また、同様に
して、取消ボタン574をクリック後、取り消すべき請
求NOを入力することによって、表示される表示域58
0内のデータを取り消すことができる。更に、印刷ボタ
ン575をクリック後同様の処理にて、表示域580に
表示されたデータを印刷することができる。
【0195】入金予定管理部123によって、グループ
内で相殺された入金を、入金実績として参照することが
できる。 [連結決算]次に、図3の連結データ作成(ステップS
124)にて実行される連結決算処理の例を説明する。
【0196】図20は、連結決算処理の例を示す図であ
る。
【0197】図20より、連結決算を管理する担当者
は、連結決算期に各社から電子メールで送信される連結
調査資料を受信する(ステップS28)。受信した連結
調査資料を所定の規則に従って、フォルダ名を付けて所
定の格納域に格納する(ステップS29)。担当者が連
結決算処理部150を起動すると、格納された連結調査
資料601を開く(ステップS31)。一方、各関係会
社20の財務処理部20から転送される仕訳データ及び
試算表データの数値情報と、販売部門(関係会社21)
の販売管理処理部70から転送される取引データ及び試
算表データとからデータ抽出(ステップS32)した数
値情報とをネットワーク30を介して取り込む。担当者
は、連結決算処理部150によって提供されるコンバー
トメニュー602に従って、会社選択を行ない、会社選
択によって抽出されたデータをコンバートDB603に
よって、データを変換する(ステップS33)。例え
ば、企業内独自の勘定科目を会計法規に基づく勘定科目
に変換する連結用勘定科目変換、連結用会社コード変
換、及び、仕訳データ変換等が自動的に実行される。
【0198】それら変換データを抽出し(ステップS3
4)、所定の損益計算書及び貸借対照表等の財務諸表、
及び、伝票データの集計等の連結調査資料604を、変
換データの貼り付けによって自動作成する。担当者は、
作成された連結調査資料604の内容を確認し、印刷す
る(ステップS36)。連結決算処理部150は、作成
された連結調査資料604に基づいて、試算表データ及
び内部取引データを夫々作成し、試算表データ保存フォ
ルダ605及び内部取引データ保存フォルダとして保存
する(ステップS37)と共に、監査システム60へ該
データを転送する。連結決算処理部150は、連結調査
資料604を連結調査資料保存フォルダ607として保
存する(ステップS38)。
【0199】図21は、連結決算用グループ内取り引き
を示すマトリクスの例を示す図である。
【0200】図21より、連結決算マトリクス700
は、グループ内で取り引きされた金額をマトリクス上で
示している。説明の便宜上、金額をアルファベット1文
字で表す。同じアルファベットは、同じ金額を示す。例
えば、列7101「日の丸鉄鉱」が行7801「会計セ
ンター」に対する売掛金702がA円であって、また、
列7801「会計センター」が行7101「日の丸鉄
鉱」に対する買掛金701がA円であることを示す。
【0201】図22は、連結関係会社間の相殺処理を示
す図である。
【0202】図22(A)は、連結か非連結かを管理す
る連結会社テーブル800を示す。
【0203】図22(A)より、連結会社テーブル80
0は、会社コードを示す会社code、会社名、前記ファイ
ル名を示す前記ファイル名、部門を示すセグメント情報
を取得するための有無フラグ、連結情報ファイルを作成
するか否かを示す作成、結果などの項目を有する。
【0204】各会社が連結か非連結かは、例えば、連結
情報ファイルを作成するか否かを示す作成項目が「す
る」の場合、連結会社であることを示し、「しない」の
場合、非連結会社であることを示す。
【0205】連結決算処理部150は、図22(A)の
連結会社テーブル800から連結会社を抽出し、内部取
引を自動生成する。
【0206】図22(B)は、連結会社毎の内部取引の
例を示す図である。
【0207】図22(B)において、例えば、三日市鉄
鉱の内部取引810において、相手先会社毎の売掛金8
11の値は、図21の連結決算マトリクス700から金
額を取得し、貼り付けされる。買掛金についても同様
に、内部取引を作成することができる。従って、売掛金
と買掛金が同じになる相手先会社名に対応するデータを
消し込むことによって、全てが相殺されることを自動的
に確認することができる。従って、連結決算の担当者
は、このような相殺処理を行なう手間を一切省くことが
できる。
【0208】また、これら連結決算処理は、全て、日々
入力される伝票から自動的に実行することが可能である
ため、労力と時間を大幅に削減することができる。
【0209】また、経験と知識を必要とするグループ内
の支払伝票の仕訳や消し込み等が自動的に行なわれるこ
とによって、会計又は経理担当者の月末及び期末の労力
を大幅に削減することができる。
【0210】なお、上記例において、図3に示すステッ
プS150での処理が請求項1のグループ内判断手段及
び仕訳手段に対応する。
【0211】また、図3に示すステップS151での処
理が請求項1のグループ内入金処理手段に対応する。
【0212】
【発明の効果】以上、説明してきたように、以下の効果
を有する。
【0213】(1)グループ外の取引先へ支払が行なわ
れる場合、資金管理部門からグループ内の支払元への貸
付金として支払処理を行なうため、資金管理部門による
支払代行が可能となる。
【0214】(2)グループ内への支払伝票に対して、
資金管理部門が仮払いできるように仕訳を作成し、グル
ープ内への支払伝票から、支払先への入金伝票を作成す
ることができるため、グループ内にて債権債務の相殺処
理を行なうことができる。
【0215】(3)資金回送の貸方科目に応じて、グル
ープ内の部門の口座に資金管理部門から資金回送を行な
うことができる。
【0216】(4)資金を集中させている資金管理部門
の口座を所定残高に基づいて管理するため、所定残高を
超えた預金を運用資金、又は、借入返済に充当すること
(余資吸上)ができる。
【0217】(5)グループ外からの入金を、入金先の
部門から資金管理部門への貸付金として入金処理が行な
われるため、資金集中を行なうことができる。
【0218】(6)各部門によって入力された伝票の仕
訳データに基づいて、各部門のうちの連結会社間におけ
る売掛金及び買掛金の一致を自動的に消去することがで
きるため、連結財務諸表の作成等の連結決算処理を容易
に行なうことができる。
【0219】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、財務管理システムのネットワーク構成
及び機能構成の例を示す図である。
【図2】図2は、ハードウェア構成を示す図である。
【図3】図3は、財務管理処理の例を示す図である。
【図4】図4は、支払代行処理を行なうための伝票の例
を示す図である。
【図5】図5は、グループ内支払伝票の仕訳処理の例を
示す図である。
【図6】図6は、グループ内支払伝票の仕訳データの結
合の例を示す図である(取引残高が預り金残高にある場
合)。
【図7】図7は、グループ内支払伝票の仕訳データの結
合の例を示す図である(取引残高が貸付金残高にある場
合)。
【図8】図8は、期日チェック処理を説明するフローチ
ャート図である。
【図9】図9は、内税の場合の臨時支払伝票の例を示す
図である。
【図10】図10は、外税の場合の臨時支払伝票の例を
示す図である。
【図11】図11は、支払管理マトリクスの例を示す図
である。
【図12】図12は、資金回送伝票の例を示す図であ
る。
【図13】図13は、グループ内外との取引の例を示す
図である。
【図14】図14は、入金管理処理の例を示す図であ
る。
【図15】図15は、各社での入金処理のメインメニュ
ーの例を示す図である。
【図16】図16は、入金リストの印刷画面の例を示す
図である。
【図17】図17は、入金消込処理画面の例を示す図で
ある。
【図18】図18は、銀行入出金明細処理画面の例を示
す図である。
【図19】図19は、入金予定入力処理画面の例を示す
図である。
【図20】図20は、連結決算処理の例を示す図であ
る。
【図21】図21は、連結決算用グループ内取り引きを
示すマトリクスの例を示す図である。
【図22】図22は、連結関係会社間の相殺処理を示す
図である。
【符号の説明】
11 CPU 12 メモリユニット 13 出力ユニット 14 入力ユニット 15 表示ユニット 16 補助記憶装置 17 CD−ROMドライバ 18 通信ユニット 19 CD−ROM B バス 100 会計センター 110 支払代行処理部 120 入金管理部 140 財務管理部 150 連結決算処理部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月20日(2001.2.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】支払代行処理部110は、支払関係ファイ
ル作成11が作成した上記グループ外債務消し込み
仕訳ファイル(SGで始まるファイル)と、グループ内
債務消し込み仕訳ファイル(SNで始まるファイル)
と、グループ内部入金ファイル(Fで始まるファイル)
とを財務管理部140の債務消し込み仕訳ファイル作成
部142へ渡す。一方、支払代行処理部110は、グル
ープ外銀行支払ファイル(Gで始まるファイル)及びグ
ループ内銀行支払ファイル(Nで始まるファイル)を、
銀行システム40へ専用回線31を介して送信する。こ
れによって、会計センター100は、本社及び各関係会
社に代わって銀行へ一括して支払う支払代行を行う。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】債務消し込み仕訳ファイル作成142
は、支払代行処理部110から受けたファイルのうち、
グループ内債務消し込み仕訳ファイル(SNで始まるフ
ァイル)を抽出し、仕訳変換部143は、銀行システム
40から金利情報を取得して、その金利情報に基づいて
仕訳変換を行う。債務消し込み仕訳ファイル作成14
2によって抽出されたグループ内債務消し込み仕訳ファ
イルと、仕訳変換部143によって変換された金利情報
に基づく仕訳とは、財務データ即時更新処理部141
(後述される)によって、財務データを更新するために
処理される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】入金実績データ連結部124は、グループ
内外からの入金実績データを連結する。つまり、ネット
ワーク30を介して、グループ内の入金実績を集中させ
ると共に、専用回線3を介して、メインバンクの銀行
システム40及び指定銀行41からのグループ外の入金
実績を集中させることができる。よって、会計センター
に資金を集中させることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】銀行入出金明細処理125は、銀行から
の入金及び銀行への出金の明細を入金実績DB133で
管理する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】また、グループ内に分類される関係会社2
2が売掛金(対本社)を、本社が買掛金(対関係会社)
を、夫々決算伝票として入力すると、該売掛金と該買掛
金の情報が会計センター100に呼び込まれ、会計セン
ター100のグループ入金データ作成部113によっ
て、本社の買掛金が該関係会社22の入金処理部224
へ入金データを転送する。関係会社22の入金消し込み
処理によって、金額、支払期日、及び、相手先で判断
し、自動的に消し込み仕訳ファイルが作成されるため、
該売掛金が相殺される。また、本社の該買掛金は、会計
センター100の財務管理部140の債務消し込み仕訳
ファイル作成142によって、消し込み仕訳ファイル
が作成されることによって、該買掛金が相殺される。こ
れは、関係会社22から会計センター100への貸付金
として、また、本社から会計センター100への借入金
として認識される。よって、資金を銀行経由で授受する
必要がなくなるため、銀行への手続きが不要となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】更新された財務データに基づいて、例え
ば、期末毎に、本社の連結処理部150によって、連結
データが作成される(ステップS124)。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】続けて、抽出された期日での支払伝票デー
タから上述した5つの支払関係ファイルが支払関係ファ
イル作成112によ作成される(ステップS15
0)。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】作成された5つのファイルのうち、グルー
プ外の債務を消し込んだグループ外債務消し込み仕訳フ
ァイル(SGで始まるファイル)と、グループ内の債務
を消し込んだグループ内債務消し込み仕訳ファイル(S
Nで始まるファイル)と、グループ間の入金を消し込ん
だグループ内入金ファイル(Fで始まるファイル)とに
基づいて、グループにおける入金実績データが作成され
る(ステップS151)。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正内容】
【0093】ステップS162において、仕訳変換部1
43は、銀行システム40から取り込んだ金利情報に基
づいて、支払利息及び受取利息を計算して、利息に関す
る仕訳ファイルを作成する。つまり、これら利息は、会
計センター100への借入金となる。例えば、関係会社
が支払利息を払う場合、借入金が増え、関係会社が受取
利息を受ける場合、借入金の返済となる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】ステップS161で作成された債務消し込
み仕訳ファイルと、ステップS162で作成された仕訳
ファイルは、所定期間毎に、仕訳ファイルが結合され
(ステップS163)、会計センター100の財務管理
部140にて財務データが更新される。また、各社の財
務処理部220へ転送され、財務データへの更新が行な
われる(ステップS121)。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正内容】
【0119】伝票300に対する消し込みは、伝票30
5のように、借方科目に買掛金が付き、その補助科目名
称は「日の丸鉄鉱」となり、方科目には仮勘定が付
く。会計センター100が支払代行を行なうので、預金
勘定ではなく仮勘定で消し込まれる。摘要は、支払伝票
の摘要がそのまま残る。このようなグループ内での債務
消し込みは、支払期日の夜間に実行される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】変更
【補正内容】
【0127】図6(A)の仕訳データ結合400におい
て、仕訳401は、図3のステップS162にて仕訳変
換された仕訳であり、仕訳402は、図3のステップS
1にて債務消し込みの仕訳を示す。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0129
【補正方法】変更
【補正内容】
【0129】図6(B)仕訳データ結合410におい
て、図6(A)に対する会計センター側への仕訳を示し
ており、仕訳411は、図3のステップS162にて仕
訳変換された仕訳であり、仕訳412は、図3のステッ
プS11にて債務消し込みの仕訳を示す。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0133
【補正方法】変更
【補正内容】
【0133】図7(A)の仕訳データ結合405におい
て、仕訳406は、図3のステップS162にて仕訳変
換された仕訳であり、仕訳407は、図3のステップS
1にて債務消し込みの仕訳を示す。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0135
【補正方法】変更
【補正内容】
【0135】図7(B)仕訳データ結合415におい
て、図7(A)に対する会計センター側への仕訳を示し
ており、仕訳416は、図3のステップS162にて仕
訳変換された仕訳であり、仕訳417は、図3のステッ
プS11にて債務消し込みの仕訳を示す。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0136
【補正方法】変更
【補正内容】
【0136】例えば、関係会社名が日の丸テクノである
場合、日の丸テクノへの仕訳データ結合405におい
て、借方科目に支払利息が付き、貸方科目に仮勘定が付
く場合(仕訳406)、会計センター100への仕訳デ
ータ結合415において、借方科目に仮勘定が付き、貸
方科目に受取利息が付く(仕訳416)。また、日の丸
テクノへの仕訳データ結合405において、借方科目に
仮勘定が付き、貸方科目に短期借入金が付く場合(仕訳
407)、会計センター100への仕訳データ結合41
5において、借方科目に短期貸付金が付き、貸方科目に
仮勘定が付く(仕訳417)。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0150
【補正方法】変更
【補正内容】
【0150】この例において、関係会社が「日の丸AB
C」であって、臨時支払伝票420の借方科目に売上原
価が付き、貸方科目に未払費用が付いた場合(仕訳42
1)、臨時仕訳伝票425では、仕訳421に対して借
方科目に未払費用が付き、方科目に受消費税が付い
た消し込み仕訳422が自動的に作成される。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0158
【補正方法】変更
【補正内容】
【0158】図11より、グループ内で支払われる金額
をマトリクス440にして、入金の合計を取得する。日
の丸鉄鉱は、日の丸ABCへ35,000円の支払伝
票、及び、日の丸テクノへ5,000円の支払伝票を発
行し、日の丸ABCは、日の丸鉄鉱へ30,000円の
支払伝票、及び、日の丸テクノへ3,500円の支払伝
票を発行し、日の丸テクノは、日の丸鉄鉱へ15,00
0円の支払伝票、及び,日の丸ABCへ500円の支払
伝票を発行したとすると、図11に示すマトリクス44
0により、日の丸鉄鉱に45,000円の入金(入金デ
ータ441)、日の丸ABCに35,500円の入金
(入金データ442)、及び、日の丸テクノに8,50
0円の入金(入金データ443)となることがわかる。
よって、グループ入金作成部113は、マトリックス4
40に基づいて、入金データ441から443を取得す
ることができる。そして、このようにして作成された入
金データは、各社の、つまり日の丸鉄鉱、日の丸AB
C、及び、日の丸テクノの入金処理部24へ入金実績
データとして転送される。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0169
【補正方法】変更
【補正内容】
【0169】図13(A)での残高データ461は、2
000年11月16日に100,123円が会計センタ
ー100へ引き出されたことを示している。これは、図
13(B)に示す関係会社勘定470の11月15日の
100,123円の余資吸上げを示す支払勘定475に
対応する。また、図13(C)の仕訳表480の仕訳4
86に対応する。つまり、一定額500,000円を預
金残高とし、余資吸上げた100,123を運用資金と
する仕組みである。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0171
【補正方法】変更
【補正内容】
【0171】また、図13(C)において、仕訳487
は、グループ内入金ファイル(Fで始まるファイル)に
よって示され、仕訳488は、グループ内債務消し込み
仕訳ファイル(SNで始まるファイル)によって示さ
れ、仕訳489は、グループ外債務消し込み仕訳ファイ
ル(SGで始まるファイル)によって示される。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0175
【補正方法】変更
【補正内容】
【0175】入金予定管理部123は、各関係会社端末
20から入力された入金予定データに基づいて、得意先
等に請求書1230を発行する。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0180
【補正方法】変更
【補正内容】
【0180】入金消込処理部126は、入金予定DBの
入金予定データと、入金実績DBの入金実績データと
を、期日を指定することによってマッチングさせ、一致
する入金データの消し込み処理を行なう。この処理によ
って、期日を指定するのみで、入金予定に対する入金実
績を容易に把握することができるため、資金運用を効率
的に行なうことができる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0181
【補正方法】変更
【補正内容】
【0181】一方、入金予定DB132に日々蓄積され
た入金予定データは、仕訳伝票作成部127によって、
夜間に仕訳処理が実行され、作成された仕訳伝票データ
は、仕訳リスト1270として出力されると共に、各関
係会社の入金処理部22へ転送される。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0192
【補正方法】変更
【補正内容】
【0192】図15(B)のメニュー510から銀行入
出金明細519を選択すると、図1に示すような入金
消込処理画面530が表示される。図14に示す銀行入
出金明細処理部125によって実行される銀行入出金明
細処理画面550において、例えば、担当者が、照会ボ
タン556をクリックし、決済条件を選択する選択域5
51に「グループ内決済」、出力範囲を選択する選択域
552に「全て」を選択し、入力年月日を入力する入力
域553に「2000/07/07」を入力すると、銀行入出金明
細処理部125は、入金実績DB133を検索し、該当
する入金実績情報を情報表示域560に表示する。また
は、担当者が、入力ボタン557をクリックして、同様
の入力をし、更に、情報表示域560に、入金NO、取
引区分、得意先、取引金額を入力して、更新ボタン56
1をクリックすることによって、入金実績データをマニ
ュアルで入力することもできる。入力を無効にする場合
は、キャンセルボタン562をクリックする。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0203
【補正方法】変更
【補正内容】
【0203】図22(A)より、連結会社テーブル80
0は、会社コードを示す会社code、会社名、前ファイ
ル名を示す前ファイル名、部門を示すセグメント情報
を取得するための有無フラグ、連結情報ファイルを作成
するか否かを示す作成、結果などの項目を有する。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グループ内の複数の部門から入力された
    所定の伝票に基づいて、該部門に代わって資金を管理す
    る資金管理部門にて会計処理を行なう財務管理システム
    において、 伝票に支払情報が入力された支払伝票の支払先に基づい
    て、上記グループ内の部門への支払であるかを判断する
    グループ内判断手段と、 上記グループ内判断手段による判断結果に基づいて、上
    記資金管理部門が支払元の代わりに上記支払先へ仮払い
    するように仕訳する仕訳手段と、 上記仕訳手段による仕訳に基づいて、入金情報を入力し
    た入金伝票を上記支払先へ通知するグループ内入金処理
    手段とを有し、 グループ内にて債権債務の相殺処理を行なうようにした
    財務管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の財務管理システムにおい
    て、 グループ外から上記部門への入金を、該部門から上記資
    金管理部門への貸付金として入金処理を行なうグループ
    外入金処理手段を有し、 該資金管理部門の口座にグループ外からの入金を集中さ
    せるようにした財務管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の財務管理システム
    において、 上記資金管理部門の口座を所定残高に基づいて管理する
    残高管理手段を有する財務管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項記載の財
    務管理システムにおいて、 上記グループ内判断手段によって、上記支払先がグルー
    プ外の取引先である場合、上記資金管理部門から上記支
    払元への貸付金として支払処理を行なうグループ外支払
    処理手段を有し、 上記支払元の代わりに上記資金管理部門の口座から該支
    払先に支払代行を行なう財務管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項記載の財
    務管理システムにおいて、 上記部門からの伝票に入力された資金の回送を依頼する
    貸方科目に応じて、該部門の口座に、上記資金管理部門
    から資金を回送する資金回送手段を有するようにした財
    務管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項記載の財
    務管理システムにおいて、 部門毎に連結会社であるか否かを示すテーブルと、 上記各部門から入力された伝票の仕訳データに基づい
    て、上記テーブルで示される連結会社間での売掛金及び
    買掛金を示すマトリクスを作成するマトリクス作成手段
    と、 上記マトリクス作成手段によって作成されたマトリクス
    に基づいて、連結会社間での売掛金及び買掛金の一致を
    消去する消去手段と、 上記消去手段によって全て消去した際に、連結財務諸表
    を生成する連結財務諸表生成手段とを有する財務管理シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 グループ内の複数の部門から入力された
    所定の伝票に基づいて、支払処理を行なう支払処理シス
    テムにおいて、 指定された期日に基づいて、支払処理される支払伝票を
    抽出する抽出手段と、 上記抽出手段によって抽出された支払伝票の支払先が上
    記グループ内の部門であるかを判断した判断結果と勘定
    科目とに基づいて、グループ内支払に対する債務消し込
    みの仕訳を作成する第一仕訳作成手段と、 上記グループ内支払に対する金利情報に基づいて、仕訳
    を作成する第二仕訳作成手段と、 上記第一仕訳作成手段と上記第二仕訳作成手段とによっ
    て作成された仕訳によって、財務データを更新する財務
    データ更新手段とを有する支払処理システム。
  8. 【請求項8】 請求項8記載の支払処理システムにおい
    て、 支払伝票の期日までの営業日数が、支払処理を完了する
    ための所定の営業日数以上であるか否かを判断する支払
    期日判断手段と、 上記支払期日判断手段によって上記所定の営業日数以内
    であると判断された場合、上記支払伝票の消費税の区分
    に基づいて、仕訳を作成することによって、上記期日に
    て臨時に支払を行なう臨時支払仕訳手段とを有する支払
    処理システム。
  9. 【請求項9】 グループ内の複数の部門への入金処理を
    行なう入金処理システムにおいて、 各部門にて入力された入金予定を管理する入金予定管理
    手段と、 入金の通知を入金実績として管理する入金実績管理手段
    と、 上記入金予定と上記入金実績とを対応させる入金予定実
    績対応手段と、 上記入金予定実績対応手段によって対応した入金実績の
    消し込みを行なう入金実績消し込み手段とを有する入金
    処理システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の入金処理システムにお
    いて、 上記入金予定管理手段によって管理される入金予定に基
    づいて、仕訳伝票を作成する仕訳伝票作成手段と、 上記仕訳伝票作成手段によって作成された仕訳伝票を、
    該入金予定を入力した上記部門へ配信する仕訳伝票配信
    手段とを有するようにした入金システム。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載の入金処理シス
    テムにおいて、 上記入金管理手段は、管理する入金予定の入金元に、請
    求書を発行するようにした入金処理システム。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至11のいずれか一項記載
    の入金処理システムにおいて、 上記入金予定実績対応手段は、対応させた入金予定と入
    金実績との差額を算出するようにした入金処理システ
    ム。
  13. 【請求項13】グループ内の複数の部門から入力された
    所定の伝票に基づいて、該部門に代わって資金を一括し
    て管理する資金管理部門にて会計処理を行なう財務管理
    方法において、 伝票に支払情報が入力された支払伝票の支払先に基づい
    て、上記グループ内の部門への支払であるかを判断する
    グループ内判断手順と、 上記グループ内判断手順による判断結果に基づいて、上
    記資金管理部門が支払元の代わりに上記支払先へ仮払い
    をすることを示す仮勘定科目によって仕訳する仕訳手順
    と、 上記仕訳手順による仕訳に基づいて、入金情報を入力し
    た入金伝票を上記支払先へ通知するグループ内入金処理
    手順とを有し、 グループ内にて債権債務の相殺処理を行なうようにした
    財務管理方法。
  14. 【請求項14】 グループ内の複数の部門から入力され
    た所定の伝票に基づいて、支払処理を行なう支払処理方
    法において、 指定された期日に基づいて、支払処理される支払伝票を
    抽出する抽出手順と、 上記抽出手順によって抽出された支払伝票の支払先が上
    記グループ内の部門であるかを判断した判断結果と勘定
    科目とに基づいて、グループ内支払に対する債務消し込
    みの仕訳を作成する第一仕訳作成手順と、 上記グループ内支払に対する金利情報に基づいて、仕訳
    を作成する第二仕訳作成手順と、 上記第一仕訳作成手順と上記第二仕訳作成手順とによっ
    て作成された仕訳によって、財務データを更新する財務
    データ更新手順とを有する支払処理方法。
  15. 【請求項15】 グループ内の複数の部門への入金処理
    を行なう入金処理方法において、 各部門にて入力された入金予定を管理する入金予定管理
    手順と、 上記入金予定管理手順によって管理される入金予定に基
    づいて、仕訳伝票を作成する仕訳伝票作成手順と、 上記仕訳伝票作成手順によって作成された仕訳伝票を、
    該入金予定を入力した上記部門へ配信する仕訳伝票配信
    手順と、 入金の通知を入金実績として管理する入金実績管理手順
    と、 上記入金予定と上記入金実績とを対応させる入金予定実
    績対応手順と、 上記入金予定実績対応手順によって対応した入金実績の
    消し込みを行なう入金実績消し込み手順とを有する入金
    処理方法。
  16. 【請求項16】 グループ内の複数の部門から入力され
    た所定の伝票に基づいて、該部門に代わって資金を管理
    する資金管理部門にて会計処理を行なう財務管理システ
    ムに接続され、該所定の伝票への入力を行なう伝票処理
    装置において、 支払情報を上記所定の伝票に入力する支払伝票入力手段
    と、 上記支払伝票入力手段によって入力された支払情報を支
    払伝票として、上記財務管理システムに転送する伝票転
    送手段と、 上記伝票転送手段によって転送した上記支払伝票が仕訳
    けられた仕訳伝票を受信する仕訳受信手段と、 上記仕訳受信手段によって受信した仕訳伝票に基づい
    て、財務情報を更新する財務処理手段とを有する伝票処
    理装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の伝票処理装置におい
    て、 支払先毎に支払伝票を名寄せするための名寄せに関する
    名寄せ情報を管理する名寄せ管理手段を有し、 上記支払伝票入力手段によって入力された支払伝票を、
    上記管理手段によって管理される名寄せ情報に基づい
    て、1つの支払伝票を生成するようにした伝票処理装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項16又は17記載の伝票処理装
    置において、 入金予定を上記所定の伝票に入力する入金予定入力手段
    を有し、 上記伝票転送手段は、上記入金予定入力手段によって入
    力された入金予定を入金予定伝票として、上記財務管理
    システムに転送する入金伝票転送手段を有し、 上記仕訳受信手段は、上記伝票転送手段によって転送し
    た上記入金予定伝票に対応する入金実績の仕訳伝票を受
    信し、 上記財務処理手段は、支払伝票と入金実績に対応する入
    金予定伝票とが仕訳けられた仕訳伝票に基づいて、財務
    情報を更新するようにした伝票処理装置。
  19. 【請求項19】 所定の伝票への入力を行なう伝票処理
    方法において、 支払情報を上記所定の伝票に入力する支払伝票入力手順
    と、 上記支払伝票入力手順によって入力された支払情報を支
    払伝票として、上記財務管理システムに転送する伝票転
    送手順と、 上記伝票転送手順によって転送した上記支払伝票が仕訳
    けられた仕訳伝票を受信する仕訳受信手順と、 上記仕訳受信手順によって受信した仕訳伝票に基づい
    て、財務情報を更新する財務処理手順とを有する伝票処
    理方法。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の伝票処理方法におい
    て、 入金予定を上記所定の伝票に入力する入金予定入力手順
    を有し、 上記伝票転送手順は、上記入金予定入力手順によって入
    力された入金予定を入金予定伝票として、上記財務管理
    システムに転送する入金伝票転送手順を有し、 上記仕訳受信手順は、上記伝票転送手順によって転送し
    た上記入金予定伝票に対応する入金実績の仕訳伝票を受
    信し、 上記財務処理手順は、支払伝票と入金予定伝票とが仕訳
    けられた仕訳伝票に基づいて、財務情報を更新するよう
    にした伝票処理方法。
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