JP2002197265A - 知的財産経済価値算出方法および知的財産経済価値算出システム - Google Patents
知的財産経済価値算出方法および知的財産経済価値算出システムInfo
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Abstract
き、評価対象となる商品が有する知的財産について、前
記知的財産の経済価値を算出する知的財産経済価値算出
方法および知的財産経済価値算出システムを提案する。 【解決手段】評価対象となる商品全体の機能・性能に基
づく経済効果をもとに、前記商品に係わる知的財産の経
済価値を寄与度に応じて算出するように構成されてい
る。
Description
経済価値を的確に把握し、知的財産が有する経済価値を
算出する知的財産経済価値算出方法および知的財産経済
価値算出システムに関する。
行使により得られた金額、またはライセンスを許諾して
これから得られた金額により、知的財産権の評価が行わ
れていた。しかしながら前記内容に該当しない知的財産
権に関しては、確立した評価方法が無く、数多くの知的
財産権を保有している企業は、知的財産の維持に係わる
費用と、それらから得られる収入および係争・ライセン
ス許諾受け等に支払われる支出から収支を計算し全体と
しての評価を行うのみであった。このため、一件ごとの
評価を適切に行うことが出来ず、発明者に対しても適切
な報償が行われないと言う問題もあった。
本発明においては、評価対象となる商品の機能・性能に
基づき、評価対象となる商品が有する知的財産につい
て、前記知的財産の経済価値を算出する知的財産経済価
値算出方法および知的財産経済価値算出システムを提案
するものである。
請求項1の知的財産経済価値算出方法は、評価の対象と
なる商品全体の機能・性能に基づく経済効果をもとに、
前記商品に係わる知的財産の経済価値を寄与度に応じて
算出することを特徴とする。これにより、評価対象商品
全体における知的財産の経済価値を定量的に把握するこ
とができる。
法は、請求項1に記載の知的財産経済価値算出方法であ
って、前記経済効果は競合商品と対象商品とを比較し算
出することを特徴とする。これにより、競合製品と対象
製品の比較結果が明確となり的確な知的財産経済価値を
算出することが可能となる。
法は、請求項1に記載の知的財産経済価値算出方法であ
って、前記経済効果は競合商品に対する価格優位性によ
り算出することを特徴とする。これにより、競合製品と
対象製品の価格面での優位性が明確となり的確な知的財
産経済価値を算出することが可能となる。
法は、請求項1に記載の知的財産経済価値算出方法であ
って、前記寄与度は評価対象となる商品の経済価値を1
つ以上のセーリングポイントに分配することを特徴とす
る。これにより、個々の商品が有するセーリングポイン
トに、個々の知的財産が関連つけられるので、個々の知
的財産の経済価値を的確に算出できる。この結果を用い
れば発明者に対する報償も的確に行うことが出来る。
法は、請求項4に記載の知的財産経済価値算出方法であ
って、前記寄与度は、前記セーリングポイントの分配
に、セーリングポイントに係わる知的財産の寄与度を乗
じて算出されることを特徴とする。これにより、セーリ
ングポイントについて重み付けができるので、重要なセ
ーリングポイントに関連する知的財産経済価値は大き
く、さほど重要でないセーリングポイントに関連する知
的財産経済価値は小さく、個々の知的財産の経済価値を
より細かく算出することができる。この結果を用いれば
発明者に対する報償も的確に行うことが出来る。
ステムは、評価対象となる商品の機能・性能に基づく経
済効果金額または係数を記憶する経済効果記憶手段と、
前記商品の生産・販売額を記憶する生産・販売額記憶手
段と、前記商品に係わる知的財産の寄与度係数を記憶す
る知的財産係数記憶手段と、前記、各記憶手段から取り
込まれた値を演算する演算手段を有することを特徴とす
る。これによれば、請求項1から3記載の作用効果と同
様の作用効果を奏することができる。
ステムは、評価対象となる商品の機能・性能に基づく経
済効果金額または係数を記憶する経済効果記憶手段と、
前記商品の生産・販売額を記憶する生産・販売額記憶手
段と、前記商品に係わる知的財産の寄与度係数を記憶す
る知的財産係数記憶手段と、前記商品に係わる知的財産
を、前記商品のセーリングポイントに対応して記憶する
知的財産記憶手段と、前記、各記憶手段から取り込まれ
た値を演算する演算手段を有することを特徴とする。こ
れによれば、請求項1から請求項4記載の作用効果と同
様の作用効果を奏することができる。
ステムは、請求項6または7に記載の知的財産経済価値
算出システムであって、前記経済効果記憶手段は、前記
商品の経済価値を構成するセーリングポイントに係わる
寄与度の係数が記憶されていることを特徴とする。これ
によれば、請求項1から請求項5記載の作用効果と同様
の作用効果を奏することができる。
に基づいて説明する。 [システムの概要]図1は本実施形態に係わる知的財産経
済価値算出1の概略全体を模式的に示す図である。知的
財産経済価値算出システム1はサーバー2内に、経済効
果記憶手段3、生産・販売額記憶手段4、知的財産係数
記憶手段5、知的財産記憶手段6がそれぞれ記憶されて
おり、このサーバー2に外部端末7によりアクセスし、
必要なデーターを順次取り込み知的財産経済価値を演算
する演算手段8が、前記外部端末7に設けられている。
商品毎に競合商品とのセーリングポイント力の相対評価
を行い、その優位性から商品毎に6段階に層別されてい
る。また、この6段階に層別された評価内容に対して、
図3に示すようなセーリングポイント力における効果係
数10がつけられ、この効果係数10をさらに重要度ラ
ンキング係数11とした一覧表形式でセーリングポイン
ト力効果係数表としてデータ−が記憶されている。この
重要度ランキング係数11は効果係数10を母数とし
て、重要度ランキングの順位に応じて振り分けた係数と
なっている。
数表として一覧表形式になっているが、データ-として
記憶できる形であれば他の形式でも問題ない。生産・販
売額記憶手段4は、各商品の年間または月間の生産・販
売額が記憶されている。
うに知的財産の寄与する割合が係数として記憶されてお
り、この中から当該商品への寄与度に応じて任意に選択
し取り込めるしくみとなっている。知的財産記憶手段6
は、図5に示すように各商品のセーリングポイントごと
に該当する知的財産の番号が記憶されている。図5に示
す例では効果金額欄に数値が入っているが、これは演算
処理した結果を示した例であり、知的財産記憶手段6で
記憶している内容では前記効果金額欄は空欄となってい
る。
テップを説明する。まず、最初に外部端末5によりサー
バー2にアクセスし、評価対象となる商品の経済効果を
経済効果記憶手段3から競合商品とのセーリングポイン
ト力相対評価表を読み込み、該当商品を指定することに
より経済効果データを外部端末7内に取り込む。経済効
果データは図2に示す経済効果記憶手段3から競合商品
とのセーリングポイント力相対評価表を読み込み、商品
名を指定すると図3に示す効果係数10を経済効果デー
タとして取り込む。つまり、経済効果記憶手段でブルド
ーザBが評価対象商品である場合、この商品の競合商品
とのセーリングポイント力の相対評価はA(強い)とな
り、図3に示すセーリングポイント力効果係数表よりA
に該当する効果係数0.08を取り込むことになる。次
に前記評価対象となる商品の生産・販売額を生産・販売
額記憶手段4より該当データを外部端末7内に取り込
む。商品の生産・販売額については特に新たなデーター
ベースを設けずとも、業務処理で行われている通常の業
務システムに生産・販売額データがあればそれを取り込
んでも差し支えない。ここでは、特に生産・販売額記憶
手段の詳細は図示しないが、評価対象商品とその月間ま
たは年間の販売金額がデータとして記憶されているもの
であれば良い。ここで、前記経済効果記憶手段でブルド
ーザBが評価対象商品となっているので、ブルドーザB
の生産・販売額を取り込むことになる。
間50億円であった場合、50億円が生産・販売額のデ
ータとして外部端末に取り込まれる。次に知的財産係数
記憶手段5から、前記評価対象となる商品に該当する知
的財産の寄与度係数を選択し外部端末7に取り込む。知
的財産係数記憶手段5は評価対象商品における知的財産
の寄与度の割合から、その係数を選択し、外部端末7に
取り込むものである。ここで、例として使用しているブ
ルドーザBにおける知的財産の寄与度が60%とした場
合、係数0.7を外部端末に取り込むことになる。外部
端末7は前記取り込まれた各データについて演算処理を
行い、その結果を数値で知的財産経済価値としてディス
プレイ上に表示する。ここで、外部端末7はセーリング
ポイントにおける効果係数0.08、生産・販売額50
億円、知的財産寄与度係数0.7を演算し、2億8千万
円という結果が算出される。つまり、評価対象商品ブル
ドーザBに関しての知的財産価値は2億8千万円とみる
ことができる。この結果、当該評価対象となる商品に係
わる知的財産の価値を定量的に把握できる。
の算出は、外部端末5によりサーバー2にアクセスし、
評価対象となる商品の経済効果を経済効果記憶手段3よ
り経済効果データを外部端末7内に取り込む。次に前記
評価対象となる商品の生産・販売額を生産・販売額記憶
手段4より該当データを外部端末7内に取り込む。次に
知的財産記憶手段6から、前記評価対象となる商品のセ
ーリングポイントごとの知的財産データを外部端末7内
に取り込む。ここで、前記知的財産データは、図5に示
すような一覧表形式で取り込まれ、セーリングポイント
ごとに知的財産の番号が入力されている。このため、後
述する演算手段では知的財産の番号が入力されている部
分のみの演算が行われる。取り込まれた知的財産データ
の順位の欄に知的財産の内容に応じて順位付けが行われ
ると、セーリングポイント力効果係数表から、前記順位
にあった重要度ランキング11の係数が取り込まれる。
るので、セーリングポイント力の効果係数10は判明し
ており、この効果係数にあった重要度ランキング11の
係数が取り込まれることになる。次に知的財産係数記憶
手段から、前記評価対象となる商品に該当する知的財産
の寄与度係数を選択し外部端末7に取り込む。前記全て
のデータの取り込みが完了すると、外部端末7の演算手
段8により演算が行われその結果が、評価対象となる商
品の個々のセーリングポイントごとに表示される。これ
により個々の知的財産の経済効果を定量的に把握するこ
とができるとともに、セーリングポイントにおける知的
財産のガード状況も把握することが可能となる。
は、評価対象商品の生産・販売額データが含まれている
ので、演算結果をそのまま知的財産経済効果金額として
用いることも可能である。
出システム全体を示す構成図である。
済効果データーベース内の商品別・セーリングポイント
力相対評価を示す模式図である。
済効果データーベース内のセーリングポイント力を表す
効果係数を示す模式図である。
的財産係数データーベースを示す模式図である。
的財産権データーベースを示す模式図である。
Claims (8)
- 【請求項1】評価対象となる商品全体の機能・性能に基
づく経済効果をもとに、前記商品に係わる知的財産の経
済価値を寄与度に応じて算出することを特徴とする知的
財産経済価値算出方法。 - 【請求項2】前記経済効果は競合商品と対象商品とを比
較し算出することを特徴とする請求項1記載の知的財産
経済価値算出方法。 - 【請求項3】前記経済効果は競合商品に対する価格優位
性により算出することを特徴とする請求項1記載の知的
財産経済価値算出方法。 - 【請求項4】前記寄与度は評価対象となる商品の経済価
値を1つ以上のセーリングポイントに分配することを特
徴とする請求項1記載の知的財産経済価値算出方法。 - 【請求項5】前記寄与度は、前記セーリングポイントの
分配に、セーリングポイントに係わる知的財産の寄与度
を乗じて算出されることを特徴とする請求項4記載の知
的財産経済価値算出方法。 - 【請求項6】評価対象となる商品の機能・性能に基づく
経済効果金額または係数を記憶する経済効果記憶手段
と、前記商品の生産・販売額を記憶する生産・販売額記
憶手段と、前記商品に係わる知的財産の寄与度係数を記
憶する知的財産係数記憶手段と、前記、各記憶手段から
取り込まれた値を演算する演算手段を有することを特徴
とする知的財産経済価値算出システム。 - 【請求項7】評価対象となる商品の機能・性能に基づく
経済効果金額または係数を記憶する経済効果記憶手段
と、前記商品の生産・販売額を記憶する生産・販売額記
憶手段と、前記商品に係わる知的財産の寄与度係数を記
憶する知的財産係数記憶手段と、前記商品に係わる知的
財産を、前記商品のセーリングポイントに対応して記憶
する知的財産記憶手段と、前記、各記憶手段から取り込
まれた値を演算する演算手段を有することを特徴とする
知的財産経済価値算出システム。 - 【請求項8】前記経済効果記憶手段は、前記商品の経済
価値を構成するセーリングポイントに係わる寄与度の係
数が記憶されていることを特徴とする請求項6または7
記載の知的財産経済価値算出システム。
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JP2000396700A JP2002197265A (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 知的財産経済価値算出方法および知的財産経済価値算出システム |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=18861943
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-
2000
- 2000-12-27 JP JP2000396700A patent/JP2002197265A/ja active Pending
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